JP2001179266A - セレン含有水の処理方法 - Google Patents
セレン含有水の処理方法Info
- Publication number
- JP2001179266A JP2001179266A JP37025799A JP37025799A JP2001179266A JP 2001179266 A JP2001179266 A JP 2001179266A JP 37025799 A JP37025799 A JP 37025799A JP 37025799 A JP37025799 A JP 37025799A JP 2001179266 A JP2001179266 A JP 2001179266A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- selenium
- containing water
- precipitate
- ions
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
- Removal Of Specific Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セレン含有水中のセレンを、水質汚濁防止法
の排出基準以下に、高い除去能力とできるだけ低い処理
コストで除去せしめ、更には処理に使用する薬剤類によ
るセレン除去後の排水への影響が殆ど残らないような処
理方法を提供する。 【解決手段】 セレン含有水に2価の鉄族イオンと3
価の鉄族イオンを溶存せしめ、沈殿を生成させて除去す
るか若しくは、セレン含有水に2価の鉄族イオンを溶存
せしめ、沈殿を生成させて除去し、残液をキレート樹脂
又はイオン交換樹脂に通す。
の排出基準以下に、高い除去能力とできるだけ低い処理
コストで除去せしめ、更には処理に使用する薬剤類によ
るセレン除去後の排水への影響が殆ど残らないような処
理方法を提供する。 【解決手段】 セレン含有水に2価の鉄族イオンと3
価の鉄族イオンを溶存せしめ、沈殿を生成させて除去す
るか若しくは、セレン含有水に2価の鉄族イオンを溶存
せしめ、沈殿を生成させて除去し、残液をキレート樹脂
又はイオン交換樹脂に通す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中のセレン、と
りわけ酸化状態が+6のセレン(以降、6価のセレンと
表記する。以下、酸化状態については同様に価数で表記
する。)も含めてセレンを効率よく除去するための処理
方法に関するもので、より詳しくは、セレン含有水を水
質汚濁防止法の排出基準以下のセレン含有量にせしめ、
更には処理剤の残存影響も極力排除し、一般下水等に排
出可能な水にするための処理方法に関する。
りわけ酸化状態が+6のセレン(以降、6価のセレンと
表記する。以下、酸化状態については同様に価数で表記
する。)も含めてセレンを効率よく除去するための処理
方法に関するもので、より詳しくは、セレン含有水を水
質汚濁防止法の排出基準以下のセレン含有量にせしめ、
更には処理剤の残存影響も極力排除し、一般下水等に排
出可能な水にするための処理方法に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】一般に工場排水や廃棄物処理
で生じる廃水中には種々の重金属が、程度の差こそあれ
含まれることが多い。重金属のうち、排水(以下、廃水
も同義に扱う)中のセレンは、その大部分は4価及び6
価のセレンからなるSeO3 2-(亜セレン酸イオン)及
びSeO4 2-(セレン酸イオン)としてそれぞれ存在す
る。このような排水からセレンを除去するには、(1)
還元剤を添加し、或いは電気化学的還元を行って、セレ
ン金属等に還元して除去する還元法。(2)水酸化鉄や
硫酸鉄、塩化鉄(何れも3価の鉄)を加え、加水分解に
より水酸化第二鉄などに吸着させ、共沈させて除去する
共沈法。(3)抽出剤を添加し、重金属成分を濃縮して
いく操作を繰り返す溶媒抽出法。(4)陰イオン交換樹
脂を用いセレン酸イオンや亜セレン酸イオンを吸着させ
除去するイオン交換法。(5)溶解度積が小さい難溶性
セレン酸塩を生成するようなイオン種を加え、不溶性の
生成物を除去することなどが可能性のある方法として検
討されてきた。
で生じる廃水中には種々の重金属が、程度の差こそあれ
含まれることが多い。重金属のうち、排水(以下、廃水
も同義に扱う)中のセレンは、その大部分は4価及び6
価のセレンからなるSeO3 2-(亜セレン酸イオン)及
びSeO4 2-(セレン酸イオン)としてそれぞれ存在す
る。このような排水からセレンを除去するには、(1)
還元剤を添加し、或いは電気化学的還元を行って、セレ
ン金属等に還元して除去する還元法。(2)水酸化鉄や
硫酸鉄、塩化鉄(何れも3価の鉄)を加え、加水分解に
より水酸化第二鉄などに吸着させ、共沈させて除去する
共沈法。(3)抽出剤を添加し、重金属成分を濃縮して
いく操作を繰り返す溶媒抽出法。(4)陰イオン交換樹
脂を用いセレン酸イオンや亜セレン酸イオンを吸着させ
除去するイオン交換法。(5)溶解度積が小さい難溶性
セレン酸塩を生成するようなイオン種を加え、不溶性の
生成物を除去することなどが可能性のある方法として検
討されてきた。
【0003】上記の方法は、セレン含有水の共存物質の
種類や量にもよるが、4価のセレンの除去にはある程度
の効果が得られている。一方6価のセレンの除去につい
ては、(1)の還元法では、極めて強力な還元剤を用い
たり、強酸性下で煮沸しない限り還元析出は困難であ
り、排水などの多量溶液中の低濃度セレンの処理として
は現実的でない。(2)の共沈法は、水酸化物や硫化物
などへのセレン酸イオンの共沈効率が亜セレン酸イオン
に比べると著しく低いので除去効果も低い。(3)の溶
媒抽出法は6価のセレンに対し有効な抽出液が見出され
ておらず、4価のセレンに対しても廃液中の含有濃度が
現実にはかなり低いため、処理効率が極めて低い。
(4)のイオン交換法は、硫酸イオンなどのセレン酸イ
オンと構造が類似したイオンが存在するとその濃度が高
いほどセレン酸イオンの除去効率は激減する。(5)の
不溶性塩の生成にはバリウムや鉛イオン等の添加が理論
上有効ではあるが、共存イオンとの関係から大量添加が
必要であり、また有効な添加イオンが重金属イオンであ
る為、その処分も新たな問題となり実用的ではない。
種類や量にもよるが、4価のセレンの除去にはある程度
の効果が得られている。一方6価のセレンの除去につい
ては、(1)の還元法では、極めて強力な還元剤を用い
たり、強酸性下で煮沸しない限り還元析出は困難であ
り、排水などの多量溶液中の低濃度セレンの処理として
は現実的でない。(2)の共沈法は、水酸化物や硫化物
などへのセレン酸イオンの共沈効率が亜セレン酸イオン
に比べると著しく低いので除去効果も低い。(3)の溶
媒抽出法は6価のセレンに対し有効な抽出液が見出され
ておらず、4価のセレンに対しても廃液中の含有濃度が
現実にはかなり低いため、処理効率が極めて低い。
(4)のイオン交換法は、硫酸イオンなどのセレン酸イ
オンと構造が類似したイオンが存在するとその濃度が高
いほどセレン酸イオンの除去効率は激減する。(5)の
不溶性塩の生成にはバリウムや鉛イオン等の添加が理論
上有効ではあるが、共存イオンとの関係から大量添加が
必要であり、また有効な添加イオンが重金属イオンであ
る為、その処分も新たな問題となり実用的ではない。
【0004】このように6価のセレンを排水から除去す
るには、セレン酸の化学的不活性により直接還元析出す
るのは困難である。このため、6価のセレンをまず4価
のセレンまで還元し、4価のセレンを前記(1)〜
(5)の何れかの処理方法で除去することが考えられ
る。この場合、6価のセレンを4価のセレンに効率良く
変化させることが要点となり、例えば硫酸第一鉄や塩化
第一鉄の如く2価の鉄イオンを加えることで液中の6価
のセレンを4価のセレンまで、更に条件次第で元素状の
セレンにまで還元できることが報告(例えば、Ind.
Eng.Chem.Res.,1988,27,18
7)されている。
るには、セレン酸の化学的不活性により直接還元析出す
るのは困難である。このため、6価のセレンをまず4価
のセレンまで還元し、4価のセレンを前記(1)〜
(5)の何れかの処理方法で除去することが考えられ
る。この場合、6価のセレンを4価のセレンに効率良く
変化させることが要点となり、例えば硫酸第一鉄や塩化
第一鉄の如く2価の鉄イオンを加えることで液中の6価
のセレンを4価のセレンまで、更に条件次第で元素状の
セレンにまで還元できることが報告(例えば、Ind.
Eng.Chem.Res.,1988,27,18
7)されている。
【0005】
【発明が解決する課題】しかるに、6価のセレンを4価
のセレンに変化させて除去する方法は、かなり大量の鉄
イオンの投入を要したり、また反応性を高めるため加熱
乃至は複雑な条件設定を行う必要があり、更には、二価
の鉄イオンを加えた場合、生じた沈殿は凝集性が悪く、
微細なフロックを完全に除去することは困難である。こ
のため、セレン除去処理後の液中に鉄が残存し、液に濃
厚な着色が見られるので、そのままでは処理系外へ排出
するのは困難になる。一方で残存鉄除去処理には長時間
の反応を要し、更に専用工程・設備も必要となるので、
処理効率の低下と処理コストの高騰をまねく。従って本
発明は、少なくとも排水中のセレンを水質汚濁防止法の
排出基準以下にするためのセレン除去能力がより高く、
かつできるだけ処理コストも低い処理方法であって、し
かも処理に使用した処理剤のセレン除去後の排水への影
響が殆ど残らない処理方法を創出することを課題とす
る。
のセレンに変化させて除去する方法は、かなり大量の鉄
イオンの投入を要したり、また反応性を高めるため加熱
乃至は複雑な条件設定を行う必要があり、更には、二価
の鉄イオンを加えた場合、生じた沈殿は凝集性が悪く、
微細なフロックを完全に除去することは困難である。こ
のため、セレン除去処理後の液中に鉄が残存し、液に濃
厚な着色が見られるので、そのままでは処理系外へ排出
するのは困難になる。一方で残存鉄除去処理には長時間
の反応を要し、更に専用工程・設備も必要となるので、
処理効率の低下と処理コストの高騰をまねく。従って本
発明は、少なくとも排水中のセレンを水質汚濁防止法の
排出基準以下にするためのセレン除去能力がより高く、
かつできるだけ処理コストも低い処理方法であって、し
かも処理に使用した処理剤のセレン除去後の排水への影
響が殆ど残らない処理方法を創出することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
の解決のため種々の検討を行った結果、セレン含有水中
に存在する6価及び4価のセレンを、2価の鉄族イオン
を特定条件下で溶存させることによって4価のセレンの
化合物又は/及び金属セレンに還元して沈殿を生成さ
せ、また3価の鉄族イオンを2価の鉄族イオンと共に溶
存させることにより沈殿生成後に液中に溶存残留する鉄
族イオン量を最小限に抑えることができ、更に、沈殿除
去後の液を樹脂カラム等を通すことで残留鉄族イオンを
容易に捕捉することができ、排水中のセレンを環境基準
以下の含有濃度にせしめると共に、処理使用した鉄族イ
オンも十分除去できたことから本発明を完成するに至っ
た。
の解決のため種々の検討を行った結果、セレン含有水中
に存在する6価及び4価のセレンを、2価の鉄族イオン
を特定条件下で溶存させることによって4価のセレンの
化合物又は/及び金属セレンに還元して沈殿を生成さ
せ、また3価の鉄族イオンを2価の鉄族イオンと共に溶
存させることにより沈殿生成後に液中に溶存残留する鉄
族イオン量を最小限に抑えることができ、更に、沈殿除
去後の液を樹脂カラム等を通すことで残留鉄族イオンを
容易に捕捉することができ、排水中のセレンを環境基準
以下の含有濃度にせしめると共に、処理使用した鉄族イ
オンも十分除去できたことから本発明を完成するに至っ
た。
【0007】即ち、本発明は、以下の(イ)〜(ホ)で
表されるセレン含有水の処理方法である。(イ)セレン
含有水に2価の鉄族イオンと3価の鉄族イオンを溶存せ
しめ、沈殿を生成させて除去することを特徴とするセレ
ン含有水の処理方法。(ロ)沈殿を生成させる際のセレ
ン含有水のpHが8〜10.5であることを特徴とする
前記(イ)のセレン含有水の処理方法。(ハ)セレン含
有水に2価の鉄族イオンを溶存せしめ、沈殿を生成させ
て除去し、残液をキレート樹脂又はイオン交換樹脂に通
すことを特徴とするセレン含有水の処理方法。(ニ)沈
殿を生成させる際のセレン含有水のpHが8〜10.5
であることを特徴とする前記(ハ)のセレン含有水の処
理方法。(ホ)沈殿を生成させる前に3価の鉄族イオン
を溶存せしめることを特徴とする前記(ハ)又は(ニ)
のセレン含有水の処理方法。
表されるセレン含有水の処理方法である。(イ)セレン
含有水に2価の鉄族イオンと3価の鉄族イオンを溶存せ
しめ、沈殿を生成させて除去することを特徴とするセレ
ン含有水の処理方法。(ロ)沈殿を生成させる際のセレ
ン含有水のpHが8〜10.5であることを特徴とする
前記(イ)のセレン含有水の処理方法。(ハ)セレン含
有水に2価の鉄族イオンを溶存せしめ、沈殿を生成させ
て除去し、残液をキレート樹脂又はイオン交換樹脂に通
すことを特徴とするセレン含有水の処理方法。(ニ)沈
殿を生成させる際のセレン含有水のpHが8〜10.5
であることを特徴とする前記(ハ)のセレン含有水の処
理方法。(ホ)沈殿を生成させる前に3価の鉄族イオン
を溶存せしめることを特徴とする前記(ハ)又は(ニ)
のセレン含有水の処理方法。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の処理対象となるセレン含
有水とは、セレンを含む溶液であれば特段に制約され
ず、従って酸性溶液やアルカリ性溶液でも良く、通常は
例えば工場排水や産業廃棄物処理で生じるセレン酸イオ
ン及び/又は亜セレン酸イオンが溶存する廃水・汚水な
どを挙げることができる。また、他の重金属類が共存す
るものであっても対象とすることができるが、可能であ
れば予め異物を除去しておくのが望ましい。
有水とは、セレンを含む溶液であれば特段に制約され
ず、従って酸性溶液やアルカリ性溶液でも良く、通常は
例えば工場排水や産業廃棄物処理で生じるセレン酸イオ
ン及び/又は亜セレン酸イオンが溶存する廃水・汚水な
どを挙げることができる。また、他の重金属類が共存す
るものであっても対象とすることができるが、可能であ
れば予め異物を除去しておくのが望ましい。
【0009】このようなセレン含有水に2価の鉄族イオ
ンを溶存させる。鉄族とは長周期表第8族第4周期に属
するものを称し、好ましくはFeである。2価の鉄族イ
オン源としては、2価の鉄族金属塩を挙げることがで
き、この塩は、中性〜酸性を呈する水溶性塩であれば特
に制約されるものではないが、好ましい例は硫酸第一鉄
である。この塩をセレン含有水に添加し、溶解すること
で2価の鉄族イオンを溶存させることができる。溶解は
常温で行うことができ、添加量はセレン含有水1リット
ル当たり鉄換算で2500mg以上で常温での溶解限界
量未満とする。2500mg/リットル未満では未還元
のセレンが残存し易くなるので好ましくない。また、反
応性を高める観点から2価の鉄族金属塩の水溶液の添加
が望ましく、添加時は適度な攪拌を行うと更に良い。
ンを溶存させる。鉄族とは長周期表第8族第4周期に属
するものを称し、好ましくはFeである。2価の鉄族イ
オン源としては、2価の鉄族金属塩を挙げることがで
き、この塩は、中性〜酸性を呈する水溶性塩であれば特
に制約されるものではないが、好ましい例は硫酸第一鉄
である。この塩をセレン含有水に添加し、溶解すること
で2価の鉄族イオンを溶存させることができる。溶解は
常温で行うことができ、添加量はセレン含有水1リット
ル当たり鉄換算で2500mg以上で常温での溶解限界
量未満とする。2500mg/リットル未満では未還元
のセレンが残存し易くなるので好ましくない。また、反
応性を高める観点から2価の鉄族金属塩の水溶液の添加
が望ましく、添加時は適度な攪拌を行うと更に良い。
【0010】また、セレン含有水に2価の鉄族イオンを
溶解させる前又は概ね溶解時に、3価の鉄族イオンを生
じる鉄族金属塩を溶解させる。鉄族は長周期表第8族第
4周期に属するものを称し、好ましくはFeである。こ
の鉄族金属塩は、中性〜酸性を呈する水溶性塩であれば
制約されず、好ましい例は塩化第二鉄である。この塩を
セレン含有水1リットル当たり鉄換算で500〜250
0mg添加、好ましくは1000〜2500mg添加す
る。添加は水溶液で行うと良く、常温で溶解できる。3
価の鉄族イオンを溶存させるのは、3価の鉄族イオンは
低pHで容易に沈殿するため、共存する2価の鉄族イオ
ンが沈殿する際の核となって2価の鉄族イオンを速やか
に沈殿させることができるためであり、添加量が500
mg未満ではその効果が乏しいので好ましくなく、また
添加量が2500mgを超えてもその効果が殆ど向上せ
ず、また鉄族金属塩の溶解限界を超えることがあるので
好ましくない。
溶解させる前又は概ね溶解時に、3価の鉄族イオンを生
じる鉄族金属塩を溶解させる。鉄族は長周期表第8族第
4周期に属するものを称し、好ましくはFeである。こ
の鉄族金属塩は、中性〜酸性を呈する水溶性塩であれば
制約されず、好ましい例は塩化第二鉄である。この塩を
セレン含有水1リットル当たり鉄換算で500〜250
0mg添加、好ましくは1000〜2500mg添加す
る。添加は水溶液で行うと良く、常温で溶解できる。3
価の鉄族イオンを溶存させるのは、3価の鉄族イオンは
低pHで容易に沈殿するため、共存する2価の鉄族イオ
ンが沈殿する際の核となって2価の鉄族イオンを速やか
に沈殿させることができるためであり、添加量が500
mg未満ではその効果が乏しいので好ましくなく、また
添加量が2500mgを超えてもその効果が殆ど向上せ
ず、また鉄族金属塩の溶解限界を超えることがあるので
好ましくない。
【0011】鉄族金属塩の溶解したセレン含有水は、酸
性〜弱酸性を呈することが多いので、その場合は苛性ソ
ーダや消石灰等のアルカリ、望ましくはこの水溶液を添
加してpH調整を行い、pHを8〜10.5、好ましく
は8.7〜9.5にする。
性〜弱酸性を呈することが多いので、その場合は苛性ソ
ーダや消石灰等のアルカリ、望ましくはこの水溶液を添
加してpH調整を行い、pHを8〜10.5、好ましく
は8.7〜9.5にする。
【0012】かかるpH領域で水酸化第一鉄と水酸化第
二鉄並びにセレン化合物及び/又はセレン金属が生成物
として沈殿し、この沈殿を濾過除去する。尚、濾過に臨
んでは、処理効率を高めるためアニオン系高分子凝集剤
を適量添加使用しても良い。
二鉄並びにセレン化合物及び/又はセレン金属が生成物
として沈殿し、この沈殿を濾過除去する。尚、濾過に臨
んでは、処理効率を高めるためアニオン系高分子凝集剤
を適量添加使用しても良い。
【0013】また、本発明のセレン含有水の別の処理方
法の態様としては、まず前記と同様の方法でセレン含有
水に2価の鉄族イオンを溶存させた後、苛性ソーダや消
石灰等のアルカリ、望ましくはその水溶液を添加してp
H調整を行い、pHを8〜10.5、好ましくは8.7
〜9.5に調整することにより、主に水酸化第一鉄とセ
レン化合物及び/又はセレン金属よりなる沈殿が生成す
るので該沈殿を濾過除去する。
法の態様としては、まず前記と同様の方法でセレン含有
水に2価の鉄族イオンを溶存させた後、苛性ソーダや消
石灰等のアルカリ、望ましくはその水溶液を添加してp
H調整を行い、pHを8〜10.5、好ましくは8.7
〜9.5に調整することにより、主に水酸化第一鉄とセ
レン化合物及び/又はセレン金属よりなる沈殿が生成す
るので該沈殿を濾過除去する。
【0014】次いで、沈殿物を分離除去した濾液を中性
〜弱酸性にする。好ましくはpH2〜5となるよう必要
に応じて無機酸又は有機酸を適量加えて調整する。この
濾液を2価の鉄イオン吸着捕捉可能なキレート樹脂又は
イオン交換樹脂、例えばイミノ二酢酸系キレート樹脂な
どに通し、液中の残存鉄イオンを除去する。
〜弱酸性にする。好ましくはpH2〜5となるよう必要
に応じて無機酸又は有機酸を適量加えて調整する。この
濾液を2価の鉄イオン吸着捕捉可能なキレート樹脂又は
イオン交換樹脂、例えばイミノ二酢酸系キレート樹脂な
どに通し、液中の残存鉄イオンを除去する。
【0015】また、この処理方法に於いては、アルカリ
添加によりpHを8〜10.5に調整し沈殿を生成させ
る前に、即ち2価の鉄族イオン源を溶解させる前又は概
ね溶解中に、セレン含有水に3価の鉄族イオンを生じる
鉄族金属塩を溶解させると一層好ましい。この鉄族金属
塩は、中性〜酸性を呈する水溶性塩であれば制約されな
いが、好適な例は塩化第二鉄である。3価の鉄族金属塩
の添加量はセレン含有水1リットル当たり鉄換算で50
0〜2500mg添加、好ましくは1000〜2500
mg添加とし、常温で溶解できる。2価および3価の鉄
族イオンを溶存させた後は、前記と同様にアルカリ添加
によるpH調整を行い、pHを8〜10.5にすること
で水酸化第一鉄と水酸化第二鉄並びにセレン金属及び/
又はセレン化合物からなる沈殿を生成させる。この沈殿
を濾過除去した後、濾液を中性〜弱酸性にし、これを2
価と3価の鉄族イオン吸着捕捉可能なキレート樹脂又は
イオン交換樹脂、例えばイミノ二酢酸系キレート樹脂な
どに通すことで残存鉄族イオンを除去し、殆ど鉄族イオ
ンが含まれない濾液にすることができる。
添加によりpHを8〜10.5に調整し沈殿を生成させ
る前に、即ち2価の鉄族イオン源を溶解させる前又は概
ね溶解中に、セレン含有水に3価の鉄族イオンを生じる
鉄族金属塩を溶解させると一層好ましい。この鉄族金属
塩は、中性〜酸性を呈する水溶性塩であれば制約されな
いが、好適な例は塩化第二鉄である。3価の鉄族金属塩
の添加量はセレン含有水1リットル当たり鉄換算で50
0〜2500mg添加、好ましくは1000〜2500
mg添加とし、常温で溶解できる。2価および3価の鉄
族イオンを溶存させた後は、前記と同様にアルカリ添加
によるpH調整を行い、pHを8〜10.5にすること
で水酸化第一鉄と水酸化第二鉄並びにセレン金属及び/
又はセレン化合物からなる沈殿を生成させる。この沈殿
を濾過除去した後、濾液を中性〜弱酸性にし、これを2
価と3価の鉄族イオン吸着捕捉可能なキレート樹脂又は
イオン交換樹脂、例えばイミノ二酢酸系キレート樹脂な
どに通すことで残存鉄族イオンを除去し、殆ど鉄族イオ
ンが含まれない濾液にすることができる。
【0016】以上の何れかの処理を経て最終的に得られ
た液は、元の処理水に含まれる他の重金属類等が水質汚
濁防止法の排出基準以下の含有量である限り、液のpH
を概ね中性領域にすれば、処理系外の一般下水等にも排
出することができる。尚、本処理方法は特定量の処理物
に対するバッチ処理でも、常時定量供給される処理物に
対する連続処理の何れの処理系であっても適用できる。
た液は、元の処理水に含まれる他の重金属類等が水質汚
濁防止法の排出基準以下の含有量である限り、液のpH
を概ね中性領域にすれば、処理系外の一般下水等にも排
出することができる。尚、本処理方法は特定量の処理物
に対するバッチ処理でも、常時定量供給される処理物に
対する連続処理の何れの処理系であっても適用できる。
【0017】
【実施例】[実施例1] セレンが1.5mg/リット
ル含まれたpH9.6の約20℃の排水100リットル
をポリエチレン製の処理容器に入れ、この排水に硫酸第
一鉄七水和物水溶液(Fe(II)濃度1体積%)をF
e(II)濃度が3000mg/リットルになるよう添
加した。更に、塩化第二鉄の水溶液(Fe(III)濃
度1体積%)をFe(III)濃度が1000mg/リ
ットルになるよう添加し、1分程度攪拌を行った。次い
で苛性ソーダの水溶液(濃度3モル/リットル)を加え
てpHを9.0に調整し、液温を20±5℃に保ちつつ
約30分攪拌を行い沈殿を生成させた。生成した沈殿を
フィルタープレスで濾別除去した。残存濾液のセレン濃
度は0.02mg/リットル、鉄濃度は0.4mg/リ
ットルであった。
ル含まれたpH9.6の約20℃の排水100リットル
をポリエチレン製の処理容器に入れ、この排水に硫酸第
一鉄七水和物水溶液(Fe(II)濃度1体積%)をF
e(II)濃度が3000mg/リットルになるよう添
加した。更に、塩化第二鉄の水溶液(Fe(III)濃
度1体積%)をFe(III)濃度が1000mg/リ
ットルになるよう添加し、1分程度攪拌を行った。次い
で苛性ソーダの水溶液(濃度3モル/リットル)を加え
てpHを9.0に調整し、液温を20±5℃に保ちつつ
約30分攪拌を行い沈殿を生成させた。生成した沈殿を
フィルタープレスで濾別除去した。残存濾液のセレン濃
度は0.02mg/リットル、鉄濃度は0.4mg/リ
ットルであった。
【0018】[実施例2] 前記実施例1と同様の排水
100リットルをポリエチレン製の処理容器に入れ、こ
の排水に硫酸第一鉄七水和物水溶液(Fe(II)濃度
1体積%)をFe(II)濃度が3000mg/リット
ルになるよう添加した。これを約1分間攪拌した後、苛
性ソーダの水溶液(濃度3モル/リットル)を加えてp
Hを9.0に調整し、液温を20±5℃に保ちつつ約3
0分攪拌を行って沈殿物を生成させた。更に市販のアニ
オン性高分子凝集剤を約5mg/リットル添加し簡単に
攪拌した後、沈殿物をフィルタープレスで濾別除去し
た。残存濾液に4規定の硫酸を添加し、pHを2.5に
調整した後、これをイミノ二酢酸系キレート樹脂カラム
にSV=15で通した。カラム通過後の液のセレン濃度
は0.02mg/リットル、鉄濃度は0.3mg/リッ
トルであった。
100リットルをポリエチレン製の処理容器に入れ、こ
の排水に硫酸第一鉄七水和物水溶液(Fe(II)濃度
1体積%)をFe(II)濃度が3000mg/リット
ルになるよう添加した。これを約1分間攪拌した後、苛
性ソーダの水溶液(濃度3モル/リットル)を加えてp
Hを9.0に調整し、液温を20±5℃に保ちつつ約3
0分攪拌を行って沈殿物を生成させた。更に市販のアニ
オン性高分子凝集剤を約5mg/リットル添加し簡単に
攪拌した後、沈殿物をフィルタープレスで濾別除去し
た。残存濾液に4規定の硫酸を添加し、pHを2.5に
調整した後、これをイミノ二酢酸系キレート樹脂カラム
にSV=15で通した。カラム通過後の液のセレン濃度
は0.02mg/リットル、鉄濃度は0.3mg/リッ
トルであった。
【0019】[実施例3] セレンが1.5mg/リッ
トル含まれたpH9.6の約20℃の排水100リット
ルをポリエチレン製の処理容器に入れ、この排水に硫酸
第一鉄七水和物水溶液(Fe(II)濃度1体積%)を
Fe(II)濃度が3000mg/リットルになるよう
添加した。更に、塩化第二鉄の水溶液(Fe(III)
濃度1体積%)をFe(III)濃度が1000mg/
リットルになるよう添加し、1分程度攪拌を行った。次
いで苛性ソーダの水溶液(濃度3モル/リットル)を加
えてpHを9.0に調整し、液温を20±5℃に保ちつ
つ約30分攪拌を行い沈殿を生成させた。生成した沈殿
をフィルタープレスで濾別除去した。残存濾液に4規定
の硫酸を添加し、pHを2.5に調整した後、これをイ
ミノ二酢酸系キレート樹脂カラムにSV=15で通し
た。カラム通過後の液のセレン濃度は0.02mg/リ
ットル、鉄濃度は0.2mg/リットルであった。
トル含まれたpH9.6の約20℃の排水100リット
ルをポリエチレン製の処理容器に入れ、この排水に硫酸
第一鉄七水和物水溶液(Fe(II)濃度1体積%)を
Fe(II)濃度が3000mg/リットルになるよう
添加した。更に、塩化第二鉄の水溶液(Fe(III)
濃度1体積%)をFe(III)濃度が1000mg/
リットルになるよう添加し、1分程度攪拌を行った。次
いで苛性ソーダの水溶液(濃度3モル/リットル)を加
えてpHを9.0に調整し、液温を20±5℃に保ちつ
つ約30分攪拌を行い沈殿を生成させた。生成した沈殿
をフィルタープレスで濾別除去した。残存濾液に4規定
の硫酸を添加し、pHを2.5に調整した後、これをイ
ミノ二酢酸系キレート樹脂カラムにSV=15で通し
た。カラム通過後の液のセレン濃度は0.02mg/リ
ットル、鉄濃度は0.2mg/リットルであった。
【0020】[比較例1] 前記実施例1と同様の排水
100リットルをポリエチレン製の処理容器に入れ、こ
の排水に硫酸第一鉄七水和物水溶液(Fe(II)濃度
1体積%)をFe(II)濃度が3000mg/リット
ルになるよう添加した。これを約1分間攪拌した後、苛
性ソーダの水溶液(濃度3モル/リットル)を加えてp
Hを9.0に調整し、液温を20±5℃に保ちつつ約3
0分攪拌を行った。これに市販のアニオン性高分子凝集
剤を固型分換算で5mg/リットル添加し、生成した沈
殿をフィルタープレスで濾別除去した。残存濾液のセレ
ン濃度は0.02mg/リットル、鉄濃度は11.0m
g/リットルであった。またこの濾液は半透明の茶褐色
の色調を呈した。
100リットルをポリエチレン製の処理容器に入れ、こ
の排水に硫酸第一鉄七水和物水溶液(Fe(II)濃度
1体積%)をFe(II)濃度が3000mg/リット
ルになるよう添加した。これを約1分間攪拌した後、苛
性ソーダの水溶液(濃度3モル/リットル)を加えてp
Hを9.0に調整し、液温を20±5℃に保ちつつ約3
0分攪拌を行った。これに市販のアニオン性高分子凝集
剤を固型分換算で5mg/リットル添加し、生成した沈
殿をフィルタープレスで濾別除去した。残存濾液のセレ
ン濃度は0.02mg/リットル、鉄濃度は11.0m
g/リットルであった。またこの濾液は半透明の茶褐色
の色調を呈した。
【0021】
【発明の効果】本発明の処理方法は、強力な還元剤を用
いることなく、かつ常温で極めて容易にセレン含有水中
のセレンの除去を行うことができ、しかも還元剤による
セレン除去後の排水への汚濁の影響を著しく低減できる
ので、処理済み排水を処理系外の一般排水施設へ排出す
ることが容易になる。
いることなく、かつ常温で極めて容易にセレン含有水中
のセレンの除去を行うことができ、しかも還元剤による
セレン除去後の排水への汚濁の影響を著しく低減できる
ので、処理済み排水を処理系外の一般排水施設へ排出す
ることが容易になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 啓一 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 太平洋 セメント株式会社佐倉研究所内 Fターム(参考) 4D015 BA11 BA19 BA23 BB05 BB16 CA20 DA13 DA15 DC08 EA06 EA15 EA16 EA35 FA01 FA02 FA22 FA28 4D025 AA09 AB22 AB24 BA17 DA10 4D038 AA08 AB70 BB08 BB17 BB18 4D062 BA11 BA19 BA23 BB05 BB16 CA20 DA13 DA15 DC08 EA06 EA15 EA16 EA35 FA01 FA02 FA22 FA28
Claims (5)
- 【請求項1】 セレン含有水に2価の鉄族イオンと3価
の鉄族イオンを溶存せしめ、沈殿を生成させて除去する
ことを特徴とするセレン含有水の処理方法。 - 【請求項2】 沈殿を生成させる際のセレン含有水のp
Hが8〜10.5であることを特徴とする請求項1記載
のセレン含有水の処理方法。 - 【請求項3】 セレン含有水に2価の鉄族イオンを溶存
せしめ、沈殿を生成させて除去し、残液をキレート樹脂
又はイオン交換樹脂に通すことを特徴とするセレン含有
水の処理方法。 - 【請求項4】 沈殿を生成させる際のセレン含有水のp
Hが8〜10.5であることを特徴とする請求項3記載
のセレン含有水の処理方法。 - 【請求項5】 沈殿を生成させる前に3価の鉄族イオン
を溶存せしめることを特徴とする請求項3又は4記載の
セレン含有水の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37025799A JP2001179266A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | セレン含有水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37025799A JP2001179266A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | セレン含有水の処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001179266A true JP2001179266A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18496452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37025799A Pending JP2001179266A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | セレン含有水の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001179266A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002126758A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-08 | Taiheiyo Cement Corp | 廃水処理方法 |
JP2008188536A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Dowa Eco-System Co Ltd | セレン含有排水の処理方法 |
US7754099B2 (en) | 2004-04-26 | 2010-07-13 | Mitsubishi Materials Corporation | Reducing water purification material, method for producing reducing water purification material, method for treating wastewater, and wastewater treatment apparatus |
JP2011189300A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Taiheiyo Cement Corp | セレンの除去方法 |
JP2012161742A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Sepa Sigma Inc | 水処理方法およびその装置 |
JP2014050841A (ja) * | 2013-11-08 | 2014-03-20 | Waseda Univ | 水処理方法 |
CN104495999A (zh) * | 2014-12-08 | 2015-04-08 | 哈尔滨工业大学 | 一种降解酸性废水中六氟双酚a的方法 |
-
1999
- 1999-12-27 JP JP37025799A patent/JP2001179266A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002126758A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-08 | Taiheiyo Cement Corp | 廃水処理方法 |
JP4629851B2 (ja) * | 2000-10-30 | 2011-02-09 | 太平洋セメント株式会社 | 廃水処理方法 |
US7754099B2 (en) | 2004-04-26 | 2010-07-13 | Mitsubishi Materials Corporation | Reducing water purification material, method for producing reducing water purification material, method for treating wastewater, and wastewater treatment apparatus |
US7799232B2 (en) | 2004-04-26 | 2010-09-21 | Mitsubishi Materials Corporation | Method of treating wastewater with reducing water purification material |
US7892426B2 (en) | 2004-04-26 | 2011-02-22 | Mitsubishi Materials Corporation | Wastewater treatment apparatus |
JP2008188536A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Dowa Eco-System Co Ltd | セレン含有排水の処理方法 |
JP2011189300A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Taiheiyo Cement Corp | セレンの除去方法 |
JP2012161742A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Sepa Sigma Inc | 水処理方法およびその装置 |
JP2014050841A (ja) * | 2013-11-08 | 2014-03-20 | Waseda Univ | 水処理方法 |
CN104495999A (zh) * | 2014-12-08 | 2015-04-08 | 哈尔滨工业大学 | 一种降解酸性废水中六氟双酚a的方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4374636B2 (ja) | 重金属錯体含有排液の処理方法 | |
JP2001179266A (ja) | セレン含有水の処理方法 | |
WO2007057521A1 (en) | Method for removing substances from aqueous solution | |
JP4231934B2 (ja) | 排水中のセレンの除去方法 | |
FR2753697A1 (fr) | Procede pour eliminer des metaux lourds d'un effluent photographique | |
US3752759A (en) | Depuration of an aqueous solution containing vanadium and cobalt salts as impurities | |
JP2007203239A (ja) | 砒素含有排水の処理方法 | |
JPS5834195B2 (ja) | 産業廃水中に含有される砒素及び珪酸の除去方法 | |
JP4014032B2 (ja) | 溶存銅錯化合物含有排水の処理方法及びそれに使用する薬剤 | |
CN108503103A (zh) | 处理废水的方法 | |
JPH11235595A (ja) | ホウ素含有排水の処理方法 | |
JPS61192386A (ja) | 重金属錯体を含む廃水の処理方法 | |
JPH0578105A (ja) | セレン含有廃水の処理方法 | |
JP2923757B2 (ja) | 6価セレンの還元方法 | |
JPH1076279A (ja) | 重金属含有排水の処理方法 | |
JPS61161191A (ja) | 重金属イオン含有液の処理方法 | |
JP3696943B2 (ja) | 廃水中の重金属除去用処理剤およびそれを用いた廃水処理方法 | |
JPH03186393A (ja) | フッ素含有排水の処理方法 | |
JPH01249187A (ja) | ガリウム及び砒素を含む廃水の浄化処理方法 | |
JP6901807B1 (ja) | セレン酸イオンを含む水の処理方法 | |
JPH1110170A (ja) | アンチモン含有溶液の処理方法 | |
JPS6019092A (ja) | 廃液の処理方法 | |
JP2003063826A (ja) | クロム酸又は重クロム酸の回収方法 | |
JPS5834194B2 (ja) | スイギンイオンノ ジヨキヨホウホウ | |
SU1057434A1 (ru) | Способ очистки сточных вод от ионов шестивалентного хрома |