JP2001179153A - 帯状材の粘着剤塗工機及び塗工方法 - Google Patents

帯状材の粘着剤塗工機及び塗工方法

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JP2001179153A
JP2001179153A JP37235399A JP37235399A JP2001179153A JP 2001179153 A JP2001179153 A JP 2001179153A JP 37235399 A JP37235399 A JP 37235399A JP 37235399 A JP37235399 A JP 37235399A JP 2001179153 A JP2001179153 A JP 2001179153A
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pressure
sensitive adhesive
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coating film
adhesive
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JP37235399A
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Makoto Nakasuga
眞 中須賀
Akira Tomohiro
明 友廣
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YKK Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】離型紙を用いずに既存の設備に僅かな改良を加
えるだけで、編織製の帯状材であっても粘着面に凹凸が
生じにくく、また融点の低い材質からなる帯状材であっ
ても高温による処理を受けることなく、従って熱変形な
どを生じさせることなく塗工し得て、均一な粘着面を有
する粘着剤層を効率的に帯状材の裏面に連続塗工する。 【解決手段】平滑で離型性を有する移動搬送面17aを
有し、二以上のロール16により一方向に駆動回転され
る無端ベルト17の搬送面17aに粘着剤PAを供給し
て粘着剤を一方向に搬送する。この搬送初期に塗膜厚制
御手段12をもって所定の膜厚の塗膜PA′を形成し、
次いで加熱/冷却固化したのち、塗膜移行部15で別途
移送されてくる面ファスナーSFの裏面を塗膜に押圧し
て面ファスナーの裏面に移行させて塗工を完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内用カーペット
材、内装壁材等のシート材の固着用面ファスナー、スラ
イドファスナー用ファスナーテープ、紙おむつの締付
帯、アップリケ用テープ、ワッペン用テープなどのテー
プ類からなる長尺な帯状材の裏面に粘着剤を塗工する塗
工機及び塗工方法に関し、特に均一な塗工厚をもって効
率的に帯状材の裏面に粘着剤を連続塗工する塗工機及び
塗工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、面ファスナー等の帯状
材を例えば使い捨ておむつや壁面、天井面等に固着させ
るため同帯状材を構成する基材の裏面に接着面を形成す
る方法が、例えば特開平6−237807号公報に開示
されている。
【0003】同公報による提案は、編織成されたパイル
編織物の基材裏面に合成樹脂材料をコーティングして第
1裏打層を形成し、更に同合成樹脂材料と同質又は親和
性を有する材料を主材料とする気泡性合成樹脂材料を第
1裏打層の表面にコーティングして第2裏打層を連続的
に形成した後、前記パイルを熱セットすると共に第1及
び第2裏打層を硬化乾燥させてから、第2裏打層の表面
に粘着剤をコーティングして乾燥する方法を開示するも
のであり、面ファスナーの基材裏面の層間の剥離強力を
確保すると共に編織成面ファスナーの有する可撓性及び
柔軟性を保持することを目的としたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記方法によ
れば、面ファスナーはバックコーティング後に熱セット
を受けており、その熱セットのため面ファスナーと第2
裏打層に変形が生じ、このときの材質上の収縮率の差に
よって第2裏打層において厚薄部分や波打ち状の凹凸面
が発生する。このような裏面に粘着剤層を直接塗工する
と、粘着剤が前記凹凸面に沿って塗工されるため、粘着
剤の塗工面にも凹凸が生じやすい。その結果、面ファス
ナーの基材裏面において被着材への十分な粘着力を発揮
できる程度の均一な面をもつ粘着剤層を形成することが
難しくなる。
【0005】また、面ファスナーが繊維製の織編物から
なる場合に、その基材の裏面コーティングが極めて薄く
形成されるときは、その裏面コーティングは織編物内部
に浸透し、交差糸条間に凹凸或いは空隙が生じ、織編物
の裏面に塗工した粘着剤も繊維糸条間或いは前記空隙に
浸透し、所定の均一な厚み有する粘着剤層を形成するこ
とができず、本来の粘着力が十分に発揮できない。
【0006】更に、粘着剤として例えばホットメルト粘
着剤を使用して帯状材に直接塗布する場合に、その粘着
剤の熱の影響により帯状物の構造に変形等を生じさせた
り、材質の劣化を伴う等の問題が生じる可能性が高い。
特に、例えば合成樹脂製の成形面ファスナーにあって基
材が薄手で且つ係合素子が微小な場合、その変形は特に
製品への影響が高く、面ファスナーとしての機能をも失
いかねない。
【0007】また、成形面ファスナーの裏面に直接粘着
剤を塗布する場合、成形面ファスナーはその表面にフッ
クを有しており、コーティング時においてその表面が押
圧されることにより裏面が凹凸面となるため、その裏面
に溶融化した粘着剤が直接塗工されると、面ファスナー
の基材裏面において均一な厚みの粘着剤層を形成するこ
とができず、本来の粘着力が十分に発揮できない。
【0008】かかる問題が生じにくい粘着剤の塗工方法
として、粘着剤を帯状材に塗工する前に離型紙に所要の
塗膜厚をもって塗工し、これを半固化状態にした後、そ
の塗工した離型紙を粘着剤を介して帯状材に塗工する方
法がある。
【0009】例えば、特開昭56−72069号公報に
は、離型紙であるシリコンペーパーをガイドロール及び
ゴムロールを介して移送し、ゴムロールの上部において
シリコンペーパー上にホットメルト型粘着剤を供給・塗
布すると共に、ドクターナイフにより粘着剤を一定の塗
工厚にし、次いで、シリコンペーパー上の塗工した粘着
剤を乾燥した後、ガイドロールによって別途移送されて
くる基布を粘着剤が塗工された離型紙と共に加熱ロール
を通して粘着剤を基布に粘着させて一体化することが開
示されている。かかる塗工方法を採用することにより、
前記粘着剤を薄く塗布することができるようになり、通
気性が良好で且つ柔軟性に優れた靴の内張りが得られる
というものである。
【0010】しかして、前記公報によればシリコンペー
パーは粘着剤の塗工後基布及び粘着剤と共に巻き取られ
ているが、粘着剤が塗布される帯状材の表面の材質及び
表面構造によっては離型紙が不要である場合も少なくな
い。このことは、離型紙の使用による無駄な費用の発生
につながるばかりでなく、離型紙の交換作業、或いはそ
のための交換設備が必要となり、いずれにしても生産コ
ストが高くなる。また離型紙の交換時間のロスも大きく
生産効率が悪くなる。
【0011】また、粘着剤が揮発性溶剤や水などに溶解
する材質であって、離型紙を必要とする場合には、離型
紙に粘着剤が塗布された後に、離型紙と共に加熱・乾燥
工程を通す必要があり、高温下に曝された離型紙は再利
用が不可能となるおそれがあり、この場合には先の離型
紙を剥離すると共に、改めて新たな離型紙を粘着面に貼
着させる必要があり、離型紙の使用量が増加することに
加えて、その作業時間のロスも大きくなり、更にコスト
の増加と生産性の低下につながる。
【0012】本発明は、こうした従来の問題を解消すべ
くなされたものであり、具体的には離型紙を用いずに既
存の設備に僅かな改良を加えるだけで、編織製の帯状材
であっても粘着面に凹凸が生じにくく、また融点の低い
材質からなる帯状材であっても高温による処理を受ける
ことなく、従って熱変形などを生じさせることなく塗工
し得て、均一な粘着面を有する粘着剤層を効率的に帯状
材の裏面に連続塗工できる塗工機及び方法を提供するこ
とを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的
は、本件の請求項1〜請求項25に記載された各発明に
より達成できる。請求項1に記載の発明は、帯状材の裏
面に粘着剤を塗工する塗工機であって、一方向に駆動回
転する平滑で離型性を備えた移動搬送面を含み、該移動
搬送面の移動と共に粘着剤からなる塗膜を一方向に搬送
するための塗膜搬送装置と、粘着剤を前記搬送面上に供
給するための粘着剤供給手段と、該粘着剤供給手段によ
り供給される前記粘着剤を所定の厚みに制御して前記移
動搬送面上に塗膜を形成する粘着剤塗膜厚制御手段と、
前記塗膜搬送装置の下流側にあって、搬送塗膜を移送途
中にある帯状材の裏面に移行させる塗膜移行部とを備え
てなることを特徴とする帯状材の粘着剤塗工機を主な構
成とする。また、請求項18に係る発明は、帯状材の裏
面に粘着剤を塗工する塗工方法であって、平滑で離型性
を有する移動搬送面を一方向に駆動回転すること、前記
移動搬送面上に粘着剤を供給すること、該粘着剤を前記
移動搬送面上において所定の厚みに制御して塗膜を形成
すること、及び前記搬送面の移動と共に前記塗膜を、そ
の搬送途中において別途移送途中にある帯状材の裏面に
移行させることを含んでなることを特徴とする帯状材の
粘着剤塗工方法を主な構成としている。
【0014】即ち、上記請求項1及び18に係る発明に
よれば、前記塗膜搬送装置の移動搬送面は駆動源により
一方向に駆動回転されており、その搬送面に供給手段か
ら粘着剤が供給される。前記搬送面は平滑な離型性を有
している。移動搬送面に供給された粘着剤は、粘着剤塗
膜厚制御手段により所定の厚みに制御されて、塗膜の状
態で前記搬送面上を搬送される。粘着剤からなる前記塗
膜は、続いて移行部に別途移送されてくる帯状材と合流
し、このとき前記塗膜が帯状材に押圧されることによ
り、塗膜は搬送面から離脱して帯状材の裏面に移行し、
塗工が完了する。
【0015】本発明によれば、粘着剤は離型性を有する
平滑な搬送面に一旦供給されて所要の厚さで且つ粘度を
もつ塗膜に形成されたのち帯状材に移行されるため、帯
状材が例えば織編製であっても塗膜が繊維間に浸透する
ことなく裏面に貼着する。従って、かかる織編製の帯状
材は粘着剤の浸透により硬化することがなく、本来の柔
軟性を確保したうえで、均一な粘着面を有する塗膜を形
成することができ、その結果、他部に対する粘着力も十
分に発揮することができる。また、帯状材が成形面ファ
スナー等の熱可塑性樹脂製であっても、従来のように凹
凸のある基材裏面に直接粘着剤を塗工するのに比べ、均
一な粘着面を有する塗膜を形成することができる。
【0016】また、ホットメルト剤などの高温の粘着剤
を塗工する場合であっても、帯状材の裏面に直接塗工せ
ず、一旦搬送面にて所望の厚さをもつ塗膜を形成したの
ち、帯状材の裏面に移行させるため、特に熱可塑性樹脂
材料により成形された帯状材や、裏面に熱可塑性樹脂材
料によるバックコーティングが施された繊維性の織編製
帯状材においても、帯状材と粘着剤層との間で熱収縮率
の差による収縮差が生じることがなく、粘着剤層の表面
に凹凸などの変形をもたらすこともない。その結果、均
一な塗膜厚と粘着面とを有する塗膜を形成でき、粘着剤
が塗工された帯状製品の品質が向上すると共に、材料費
の低減が図れる。
【0017】また、かかる効果は、帯状材の裏面へ直接
粘着剤を塗工せず、離型紙へ一旦塗工したのち前記裏面
に移行させる従来の方法によっても得られるものである
が、離型紙を用いることは既述したごとく材料費がかか
ると共に、離型紙の交換時間のための付帯設備費がかか
り、作業効率が悪い等の不利な点が多い。これに比し
て、本発明によれば、離型紙の代わりとして一方向に駆
動回転する移動搬送面を有する搬送装置を利用して塗膜
を帯状材へ移行させることにより、上述の効果が得られ
るだけでなく、効率的に粘着剤を帯状材の裏面に塗工す
ることが可能となり、生産性を著しく向上させる。
【0018】また更に、本発明によれば、粘着剤塗工設
備として汎用の搬送設備、即ち無端ベルト、テーブル及
び搬送ロール等の既存の設備の一部を利用することがで
きるため、殊更に新たな設備を設ける必要がなく、設備
の配置換え等の僅かな変更により低コストで実施でき
る。同搬送装置の典型的な態様としては、請求項12に
記載されているように、二以上のロールにより駆動回転
され、平滑で離型性のある移動搬送面を有する無端ベル
トを含む装置を挙げることができる。或いは、請求項1
3に記載されているように、平滑で離型性のある固定搬
送面を有する一以上のテーブルを含み、同テーブルを挟
んで前後に配され、平滑で離型性のある移動搬送面を構
成する二以上の搬送ロールを備えてなる装置を採用して
もよい。
【0019】更に、請求項2及び19に記載の発明のよ
うに、前記粘着剤塗膜厚制御手段の下流側の搬送面の周
辺であって、同搬送面上の搬送塗膜を前記塗膜移行部の
上流側に配された塗膜固化促進手段により、搬送途中の
塗膜を帯状材への移行前に積極的に半固化状態とするこ
とが好ましい。これにより、帯状材が繊維製であっても
粘着剤の繊維間への浸透を確実に防止できると共に、搬
送塗膜が帯状材裏面への移行前に上記塗膜固化促進手段
により所要の粘着力と形態とを維持する程度に固化され
るため、確実に帯状材の面に接着されると共に、均一な
塗工厚が維持される。
【0020】この塗膜固化促進手段は粘着剤の材質によ
り決まり、例えば揮発性溶剤や水に溶解する材質であれ
ば、塗膜固化促進手段として請求項5及び20に記載さ
れているように加熱装置を挙げることができ、同加熱装
置により塗膜を加熱して内部の揮発性溶剤や水分を蒸発
させて半固化状態とし、或いは粘着剤が熱可塑性である
場合には、請求項8及び22に記載されているように、
冷却装置により塗膜を冷却して半固化状態としてもよ
い。
【0021】加熱装置により塗膜を半固化状態とする場
合においては、所定の膜厚とされて平滑な離型性を有す
る搬送面により搬送される途中の塗膜は、塗膜移行部の
上流側、即ち帯状材の裏面に移行する以前に加熱される
ため、粘着剤の塗膜を加熱する際に帯状材が同時に加熱
されることがない。従って、特に熱可塑性樹脂材料によ
り構成される帯状材や、裏面に熱可塑性樹脂材料により
バックコーティングが施された繊維性の織編製帯状材等
においても、粘着剤層との収縮率の差によって帯状材と
粘着剤層との間に収縮差が生じることもなく、粘着剤層
の粘着面に凹凸などの変形を発生させない。その結果、
粘着剤が塗布された帯状製品の品質が向上すると共に、
材料費の低減が図れる。
【0022】なお、粘着剤が溶剤や水性タイプの場合
は、請求項5及び20に記載の通り加熱装置により加熱
することで搬送塗膜を積極的に半固化状態にする。この
場合、塗膜は固化に必要な温度で且つ完全に溶剤等がな
くならない程度に加熱される。一定の粘着力を維持する
ために必要な固化温度とは、一般的に粘着剤が溶剤タイ
プの場合70〜80℃、水性タイプの場合100〜13
0℃である。
【0023】一方、粘着剤がホットメルト(熱可塑性)
材料等の場合、請求項8及び22に記載の通り冷却装置
により冷却することで塗膜を積極的に半固化状態にす
る。この場合の塗膜固化促進手段としては、粘着剤の固
化後の物性を踏まえて冷風又は水冷等による積極冷却、
或いは常温冷却のいずれかが選択できる。なお、いずれ
の種類の粘着剤の場合であっても、粘着剤の供給前に帯
状材裏面への移行に適した粘度調節をしておくこと可能
である。
【0024】また、塗膜固化促進手段が加熱装置による
ものである場合、請求項6及び21に記載されている通
り、前記塗膜を加熱装置により加熱した後に冷却するこ
とを含んでいることが好ましい。この場合の冷却装置
は、請求項7に記載されているとおり、塗膜を帯状材へ
と移行する前に冷却するため前記加熱装置と前記塗膜移
行部との間に配されており、塗膜の粘着性が保持される
よう塗膜を半固化状態に維持し、帯状材の裏面への移行
を確実で且つ強固なものにするものである。
【0025】また、本発明にかかる粘着剤塗工機の粘着
剤供給手段は、好適には、請求項9及び23に記載され
ているように押出方式であってもよく、この場合は供給
時にある程度薄板状に成形された粘着剤の供給が可能で
あり、更に均一な塗工厚の制御が可能であり、特に粘度
の高い粘着剤を使用する際に有用である。或いは、請求
項11及び25に記載されている通り、粘着剤はボトム
フィード方式により供給してもよく、請求項15に記載
のドクターナイフや請求項16に記載のドクターロール
とを組み合せることにより、特に粘着剤を低い塗工量と
する場合にその塗工量の制御を確実にする。また更に、
請求項10及び24に記載されているようにトップフィ
ード方式を採用することもでき、最も簡易な供給手段で
あるにもかかわらず後述する適切な塗膜厚制御手段との
組合せにより均一な塗工厚が実現できる。
【0026】このトップフィード方式の場合、請求項1
7に記載のごとく、粘着剤の吐出口を直接に塗膜厚制御
手段とすることにより、格別の塗膜厚制御手段を設ける
ことなく簡易な設備で粘着剤の塗工を行うことが可能と
なる。例えば、ホットメルト材料等からなる粘着剤にお
いては、前記吐出口からの吐出量をコントロールするこ
とにより、その吐出口と搬送面との間で塗膜厚の制御が
行える。このトップフィード方式によれば、粘着剤はプ
ランジャー、ギアポンプ、スクリュー等の背圧により搬
送面上に供給することが好ましい。
【0027】更に、塗膜厚制御手段の代表的な例とし
て、請求項15に記載されているごとく、ドクターナイ
フを使用することにより、上述のトップフィード方式の
供給手段により搬送面上に供給された形態の定まらない
粘着剤であっても確実に搬送面との間で均一な粘着面を
もつ塗膜を形成することができる。また、他の代表的な
塗膜厚制御手段としては、請求項16に記載されている
ごとく、外周面が平滑で離型性があり、上記搬送面の一
部を形成する少なくとも一のドクターロールを使用する
ことも可能である。この場合、効率的に塗膜厚の制御が
行えると共に、他のロールと組み合わせることによりド
クターロールに搬送機能をもたせることもでき、その結
果塗工機全体のコンパクト化・簡易化が図れる。
【0028】また、請求項14に記載されているごと
く、特に上記請求項13の発明の場合において、塗膜の
冷却手段として移動搬送面を利用するものであり、二以
上の上記搬送ロールのうち、上記加熱装置の下流側に配
された少なくとも一以上のロールを水冷ロールとしてい
る。前記水冷ロールは冷却装置を内蔵しており、加熱さ
れた塗膜が帯状材の裏面への移行前に冷却面に直接接触
しながら冷却されるため、効率的に冷却することがで
き、しかも塗工機全体のコンパクト化・簡易化が図れ
る。
【0029】以上のように本発明は、あらゆる種類の帯
状材に適用することができ、その使用する粘着剤も、例
えば水性タイプ、溶剤タイプ或いはホットメルトタイプ
等、任意であって、それらの粘着剤は塗工粘度、塗工
厚、温度、対象となる帯状材の種類、用途等に応じて適
宜選択すればよい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて具体的に説明する。図1は、本発
明の第1実施形態による帯状材の粘着剤塗工機10の概
略側面図である。なお、符号SF1は繊維製の面ファス
ナーを示す。
【0031】この第1実施形態による塗工機10の搬送
装置は、図1に示すごとく、平滑な離型性のある移動搬
送面17aを有する無端ベルト17と、同無端ベルト1
7を三点で支持して一方向に回転駆動する第1〜第3の
ロール16a〜16cとを備えている。前記無端ベルト
17は塗工機の側面からみて逆三角形を呈するように張
設され、その各頂点の位置に前記第1〜第3ロール16
a〜16cが順次配置されている。
【0032】無端ベルト17の上記逆三角形の上辺部上
方には、粘着剤PAのトップフィード式供給部11と、
同供給部11の下流側に近接して配されたドクターナイ
フ12と、同ドクターナイフ12の下流側に塗膜PA′
を移動搬送面17a上で加熱・乾燥させるヒータ13と
が並設されている。また、ヒータ13の下流側では、前
記無端ベルト17が第2ロール16bを介して斜め下方
に折り返され、上記逆三角形上辺部の一対辺部を構成
し、その一対辺部の前記移動搬送面17aに対向して塗
膜PA′を冷却するファン14が配設されている。
【0033】更に、そのファン14の下流側と上記第1
ロール16aの上流側との間に配された第3ロール16
cに対向する位置に、別の移送手段により面ファスナー
SF1が移送される。同面ファスナーSF1の裏面が、
前記第3ロール16cに案内されて移動する前記無端ベ
ルト17を押圧するように、押圧ロール15aにより案
内されている。この第3ロール16cと前記押圧ロール
15aの対設部が、前記無端ベルト17による移動搬送
面17a上を同ベルト17の移動と共に搬送されてくる
粘着剤からなる塗膜PA′を前記面ファスナーSF1の
裏面に移行させる塗膜移行部15を構成する。
【0034】無端ベルト17による前記移動搬送面17
aは、本件発明の特徴的構成の一つであって、平滑面で
あり離型性を有するよう加工されている。具体的には、
樹脂、布、皮、金属等のベルトの搬送面に非粘着性フィ
ルムをラミネートしたものや、表面処理により非粘着性
をもたせるようにしたものでもよい。また、シリコンを
含有する樹脂を搬送面に塗布するしたり、テフロン加工
したものを用いてもよい。
【0035】また、使用される粘着剤PAは加熱により
溶剤や水分を蒸発させて固化するもの、即ちアクリル系
或いはゴム系粘着剤であって溶剤タイプ、水性タイプの
いずれであってもよく、更に本発明においてはホットメ
ルトタイプも適用可能である。また、以下に述べる多様
な供給手段及び塗膜厚制御手段によって広い粘度範囲の
粘着剤が使用できる。
【0036】本実施形態による粘着剤供給部11は上述
した逆三角形の上辺部の上流側端部の上方に配され、そ
の供給口11aより同搬送面17a上に連続的又は間欠
的に粘着剤を導入する。この供給方式は、比較的高粘度
の粘着剤に適する。なお、子の場合には図1の仮想線で
示すように、ドクターナイフ12の下方にて無端ベルト
が下方に湾曲しないようにドクターナイフ12に対応す
る下方位置に支持台18を設けることが好ましい。
【0037】同供給部11の無端ベルト17の下流側に
は、粘着剤の上記供給口11aに近接してドクターナイ
フ12が設けられている。同ドクターナイフ12は、粘
着剤PAの所望の塗膜厚に合わせて、その位置が調整で
きる。例えば、図1に示すように上端を支点として上下
に揺動させて、ナイフを垂直に立てると塗膜厚は小さく
なり、寝かせれば塗膜厚は大きくなる。また、刃先12
aの形状が異なる種類のドクターナイフを使用すること
によっても塗膜厚を調整できる。このドクターナイフ1
2により、供給口11aから搬送面17a上に導入され
た不定形状の粘着剤PAを所定の塗膜厚に制御し、塗膜
PA′を形成する。なお、本実施形態におけるドクター
ナイフ12に代えて、平滑な離型性のある外周面を有す
るドクターロールを配することも可能である。
【0038】上記供給部11及び塗膜厚制御手段である
ドクターナイフ12の下流側であって、ファン14や塗
膜移行部15の上流側には、形成された塗膜PA′の塗
膜固化促進手段としてヒータ13が配置されている。こ
のヒータ13により、所定の厚みに制御された塗膜P
A′は搬送面17a上で加熱され、粘着性を維持した状
態で積極的に固化される。なお、ヒータ13の代わりに
温風装置を設置してもよい。
【0039】このとき、塗膜PA′は後述する面ファス
ナーSF1への移行のため一定の粘着性を維持する程
度、即ち固化に必要な温度でかつ完全に溶剤等がなくな
らない程度まで固化される。具体的には、供給された粘
着剤が溶剤タイプの場合は70〜80℃、水性タイプの
場合は100〜130℃の温度で加熱される。
【0040】なお、ヒータ13等の加熱装置を格別に設
けず、塗膜PA’を室温により自然に半固化状態にして
もよい。粘着剤PAがホットメルトタイプの場合、上記
ヒータ13を用いず、搬送面17a上で後述する本発明
の第4実施形態におけるファン44や室温等によって冷
却することにより粘着性を維持した状態で半固化する。
【0041】更に、ヒータ13の下流側であって、無端
ベルト17が第2ロール16bを介して斜めに下方に折
り返して形成された上記逆三角形の一対辺部分の搬送面
17aの外側に対向して、ファン14が配されている。
同ファン14により、加熱された搬送面17a上の塗膜
PA′が冷却され、一定の粘着性を維持させて塗膜形態
が安定化される。なお、このファン14はなくてもよ
く、搬送途中の塗膜PA′を室温で冷却してもよい。
【0042】ファン14の下流側には、上述のごとく塗
膜移行部15が設けられている。同塗膜移行部15は、
図示せぬ帯状材移送装置により搬送されてくる面ファス
ナーSF1の係合素子E側の面を押圧するように配され
た押圧ロール15aと、面ファスナーSF1、塗膜P
A′及び無端ベルト17を順次介在させた状態で前記押
圧ロール15aに対向して配された上記第3ロール16
cとにより構成されている。押圧ロール15aと第3ロ
ール16cとの間隔は、塗膜PA′の塗膜が一定の塗膜
厚を維持しつつ前記移動搬送面17aより分離され面フ
ァスナーSF1の裏面に移行して粘着固定するのに十分
な程度に設定される。その程度は冷却後の塗膜PA′の
粘着度に合わせて適宜設定する。
【0043】上記塗工機10により面ファスナーSFに
粘着剤PAを塗工するには、まずトップフィード方式の
粘着剤供給部11の供給口11aより粘着剤PAを、図
示せぬ駆動機構により一方向に駆動回転する無端ベルト
17の搬送面17a上に射出し、同搬送面17a上の粘
着剤PAを、前記供給口11aの下流側に近接して配さ
れたドクターナイフ12の刃先12aにより一定の塗膜
厚に制御され塗膜PA′を形成する。同塗膜PA′は、
ドクターナイフ12の下流側に配されたヒータ13によ
り搬送面17a上で加熱・乾燥され粘着剤PAに含まれ
る溶剤又は水分をある程度蒸発させた後、ヒータ13の
下流側に配されるファン14によって搬送面17a上で
冷却固化し、下流側の塗膜移行部15へと搬送される。
【0044】一方、面ファスナーSF1は、係合素子E
を有する表面を搬送面17aとは反対側に向けた状態で
別途図示せぬ移送手段により上記塗膜移行部15へと移
送され、同塗膜移行部15において搬送面17a上の塗
膜PA′を押圧しながら合流する。このとき、搬送面1
7a上の塗膜PA′は、押圧ロール15aによる押圧力
により面ファスナーSF1の裏面に粘着し、塗膜PA′
は面ファスナーSF1の裏面との粘着力が離型性を有す
る搬送面17aに対する粘着力に勝って同搬送面17a
から分離して、面ファスナーSF1の裏面へと移行し粘
着剤塗工が完了する。図2は、本発明の第2実施形態に
よる面ファスナーの粘着剤塗工機20の概略側面図であ
る。本実施形態によれば、粘着剤供給部21は、ボトム
フィード方式とし、特に粘着剤PAを低塗工量で塗工す
る場合において有用である。同供給部21は、粘着剤P
Aを収容した容器21aにより構成される。また、容器
21aの下流側の一側面は、容器21a内に収容された
粘着剤PA中にその外周面の一部が浸漬された状態で配
置された第1ドクターロール22aにより構成されてい
る。この第1ドクターロール22aの容器外に露呈する
周面に隣接して、第2ドクターロール22bが塗膜P
A′の厚みに略等しい間隙をおいて互いの軸線を平行に
して配設されている。
【0045】第1ドクターロール22aの上方にはドク
ターナイフ12が配されており、第1ドクターロール2
2aの外周面22a′に粘着して搬送される粘着剤PA
を以降に形成される塗膜PA′の厚みと略等しい厚みに
制御する。なお、このドクターナイフ12の代わりにド
クターロールを配置してもよい。
【0046】第1ドクターロール22a及び第2ドクタ
ーロール22bは、それぞれの外周面22a′、22
b′が離型性を有するように加工処理がなされて平滑な
搬送面を構成する。第1ドクタードクターロール22a
は塗膜搬送方向に回転して第2ドクターロール22bの
外周面22b′へと塗膜PA′を搬送する。このとき、
ドクターナイフ12により厚みが制御され第1ドクター
ロール22aの外周面22a′上を搬送されるた粘着剤
PAは、該第1ドクターロール22aと第2ドクターロ
ール22bとの前記間隙に導かれ、同間隙にて後に形成
される塗膜PA′の厚みが与えられる。前記間隙を通過
すると、塗膜PA′は第2ドクターロール22bの外周
面22b′上に移行する。従って、第1及び第2ドクタ
ーロール22a,22bは搬送手段として機能すると共
に、塗膜厚制御手段としての機能も有する。
【0047】第2ドクターロール22bの下流側には、
水平方向に間隔をおいて搬送方向に回転する第1及び第
2の搬送ロール26a、26bが配設されている。この
第1及び第2の搬送ロール26a、26bには無端ベル
ト17が巻き掛けられており、ベルト表面は第1実施形
態と同様の平滑で離型性のある加工がなされた搬送面1
7aを構成する。第2ドクターロール22bの外周面2
2b′と搬送ベルト17の搬送面17aとは塗膜PA′
の厚みに略等しい所定の間隔があけて配されており、第
1搬送ロール26aは、第2ドクターロール22bとの
関係でバッキングロールとしての機能を有し、第2ドク
ターロール22bの外周面22b′上の塗膜PA′は、
搬送ベルト17の回転によりその搬送面17aに移行す
る。
【0048】第2ドクターロール22bの下流側であっ
て搬送ベルト17の上方には、第1実施形態と同様に、
ヒータ13が配されており、また同ヒータ13の下流側
にはファン14が配されている。所定の厚みに制御され
た塗膜PA′はヒータ13により移動搬送面17a上で
加熱・乾燥され、更にファン14により冷却され、固化
する。このファン14はなくてもよく、搬送途中の塗膜
PA′を自然乾燥させることもできる。
【0049】同ファン14の下流側には、図2に示すご
とく、塗膜移行部25が設けられている。同塗膜移行部
25は、塗工機20の上方から図示せぬ別の移送手段に
より塗膜PA′の搬送方向に対し垂直方向に移送されて
くる繊維製の面ファスナーSF1の係合素子E側の面を
押圧するように配された押圧ロール25aと、面ファス
ナーSF1、塗膜PA′及び無端ベルト17を順次介在
させた状態で押圧ロール25aに対向して配された上記
搬送ロール26bとにより構成されている。なお、押圧
ロール25aと第2搬送ロール26bとの間隔は、無端
ベルト17を介して塗膜PA′の塗膜が一定の塗膜厚を
維持しつつ前記移動搬送面17aより分離され面ファス
ナーSF1の裏面に移行して粘着固定するに十分な程度
に設定される。その程度は冷却後の塗膜PA′の粘着度
に合わせて適宜設定する。
【0050】上記塗工機20により面ファスナーSF1
に粘着剤PAを塗工するには、まず粘着剤供給部21で
ある容器21a内の粘着剤PAを、粘着剤搬送方向に回
転する第1ドクターロール22aの外周面にて掬い上げ
て搬送し、同第1ドクターロール22aの上方に配され
たドクターナイフ12により粘着剤PAの塗膜厚を制御
し塗膜PA′を形成する。次いで第1ドクターロール2
2aの外周面22a′上の塗膜PA′は、下流側のリバ
ースロールである第2ドクターロール22bとの間に導
入されて第2ドクターロール22bの外周面22b′上
へと移行する。更に、第2ドクターロール22bの外周
面22b′上の塗膜PA′は、第2ドクターロール22
bの下流側に位置し搬送方向に駆動回転する搬送ベルト
17の搬送面17aに接触し、同搬送ベルト17の搬送
面17a上に移行する。搬送面17aに移行した塗膜P
A′は、塗膜移行部25の上流側に配されるヒータ13
により搬送面17a上で加熱・乾燥され、ヒータ13の
下流側に配されるファン14によって搬送面17a上で
冷却されて半固化した後、更に下流側の塗膜移行部25
へと搬送される。
【0051】一方、面ファスナーSF1は、係合素子E
を有する表面を搬送面17aと反対側に向けた状態で図
示せぬ別の移送手段により塗工機上方より塗膜移行部2
5へと移送され、同塗膜移行部25において搬送面17
a上の塗膜PA′を押圧しながら合流する。このとき、
搬送面17a上の塗膜PA′は、押圧ロール25aによ
る押圧力により面ファスナーSF1の裏面に粘着し、面
ファスナーSF1の裏面への粘着力が離型性を有する搬
送面17aに対する粘着力に勝って同搬送面17aから
分離して、面ファスナーSF1の裏面へと移行し粘着剤
塗工が完了する。
【0052】なお、本実施形態においては、供給部をボ
トムフィード方式ではなく、ドクターロールの外周面上
に粘着剤を上方から供給するトップフィード方式を採用
することもできる。この方式によれば、粘着剤を供給部
よりドクターロール上に供給した後、ドクターナイフに
より同ドクターロール上で一定の厚みの塗膜を形成す
る。
【0053】図3は、本発明の第3実施形態による面フ
ァスナーの粘着剤塗工機30の概略側面図である。な
お、符号SF2は熱可塑性樹脂製の成形面ファスナーを
示す。本実施形態によれば、粘着剤PAの供給部とし
て、押出方式の粘着剤供給部31が採用される。この方
式は特に比較的粘度の高い粘着剤の塗工に適しており、
粘着剤PAは供給される時点で既に薄板状に成形され、
その下流側における塗膜厚の制御をより容易且つ確実な
ものにできる。
【0054】押出方式の粘着剤供給部31のすぐ下流側
には、塗膜PA′の搬送方向、即ち図3の矢印方向に回
転する一対の第1及び第2搬送ロール36a、36b
が、粘着剤PAの塗工厚に略等しい間隔をあけて上下に
配されている。上部の第1搬送ロール36aは下部の第
2搬送ロール36bと協働して回転し、押し出された粘
着剤PAを下流側に搬送するだけでなく、その塗膜厚を
制御して塗膜PA′を形成するドクターロール(塗膜厚
制御手段)としての機能を有する。
【0055】ここで、第1及び第2搬送ロール36a、
36bはその外周面36a′、36b′を平滑面とし、
離型性を有するように加工処理がなされ、塗膜PA′を
円滑に下流側に載置搬送する。
【0056】第2搬送ロール36bの下流側には、離型
性を備えた平滑な搬送面38aを有するテーブル38が
固定・配置されている。同テーブル38は、上流側の第
2搬送ロール36bと、離型性を備えた平滑な外周面3
6c′を有する下流側の第3搬送ロール36cとの外周
面の弧に合わせてそれぞれ弧状に切削された上流側及び
下流側側面を有する。この構成により、上流側の第2搬
送ロール36bと下流側の第3搬送ロール36cとはテ
ーブル38に近接して配置することが可能になり、同搬
送ロール36b及び36cの各外周面36b′、36
c′と、テーブル38の固定搬送面38aとが略連続し
て平坦且つ円滑な搬送面を形成することにより、無端ベ
ルトを用いずに塗膜PA′の搬送を円滑に行うことが可
能となる。
【0057】また、第1搬送ロール36aの下流側であ
って塗膜PA′を挟んでテーブル38の上方には、先の
実施形態と同様にヒータ13が配されており、更に、同
ヒータ13の下流側にはファン14が配されている。テ
ーブル38の固定搬送面38a上の塗膜PA′は、第
1、第2、第3搬送ロール36a、36b、36cによ
り搬送されつつヒータ13により加熱され、ファン14
により冷却され一定の粘着性を維持する程度に固化され
る。
【0058】同ファン14の下流側には、図3に示すご
とく、塗膜移行部35が設けられている。同塗膜移行部
35は、塗工機30の上方から図示せぬ別の移送手段に
より塗膜PA′の搬送方向に対し垂直方向に移送されて
くる成形面ファスナーSF2の係合素子E側の面を押圧
するように配された押圧ロール35aと、成形面ファス
ナーSF2及び塗膜PA′を順次介在させた状態で、前
記押圧ロール35aに対向して配された第3搬送ロール
36cとにより構成されている。なお、押圧ロール35
aの外周面と第3搬送ロール36cの外周面36c′と
の間隔は、塗膜PA′が一定の塗膜厚を維持しつつ前記
外周面36c′から分離され成形面ファスナーSF2の
基材裏面に移行して粘着固定するのに十分な程度に設定
される。その程度は冷却後の塗膜PA′の粘着度に合わ
せて適宜設定する。
【0059】また、本発明にあっては、搬送ロール36
cを水冷ロールとすることにより塗膜PA′の冷却を効
率的に行ってもよい。この場合、同水冷ロールは内部に
冷却装置を備えている内部冷却ロールであってもよく、
ロール周面の一部を外部に露呈させて、その大半を水槽
などに浸漬した外部冷却ロールであってもよい。また、
この場合ファン14はなくてもよい。また、ファン14
或いは水冷ロールは設けず、搬送途中の塗膜PA′を常
温で冷却してもよい。
【0060】なお、成形面ファスナーSF2の基材裏面
は、平滑面とすることが好ましく、更にはコロナ放電に
よるイオン化処理等を施して活性面とすることが好まし
い。上記塗工機30により成形面ファスナーSF2に粘
着剤PAを塗工するには、まず押出タイプの粘着剤供給
部31より粘着剤PAを押し出して薄板状に成形した
後、粘着剤搬送方向に回転する第1及び第2搬送ロール
36a、36bにより搬送しつつ同粘着剤PAの塗工厚
を制御し塗膜PA′を形成する。搬送ロール36bの平
滑な外周面36b′上を搬送された塗膜PA′は更に下
流側のテーブル38の固定搬送面38a上へと搬送され
る。塗膜PA′は第1及び第2搬送ロール36a、36
bと、テーブル38の下流側に位置する第3搬送ロール
36cの回転により搬送されつつ、テーブル38の固定
搬送面38aに案内されて搬送される間に上部のヒータ
13により加熱・乾燥され、更に下流側に配されるファ
ン14によって冷却固化される。次いで、塗膜PA′は
搬送面38a上から下流側の搬送ロール36cの平滑な
外周面36c′上へと搬送され、連続的に塗膜移行部3
5へと搬送される。
【0061】一方、成形面ファスナーSF2は、係合素
子Eを有する基材の表面を搬送ロール36cの外周面3
6c′とは反対側に向けた状態で図示せぬ他の移送手段
により塗工機上方より垂直方向に塗膜移行部35へと移
送され、同塗膜移行部35において第3搬送ロール36
cの外周面36c′上の塗膜PA′を押圧しながら合流
する。このとき、搬送ロール36cの外周面36c′上
の塗膜PA′は、押圧ロール35aによる押圧力により
成形面ファスナーSF2の基材裏面に粘着し、成形面フ
ァスナーSF2の基材裏面への粘着力が離型性を有する
前記搬送ロール36cの外周面36c′に対する粘着力
に勝って同外周面36c′から分離して、成形面ファス
ナーSF2へと移行し粘着剤塗工が完了する。
【0062】図4は、本発明の第4実施形態による面フ
ァスナーの粘着剤塗工機40の概略側面図である。本実
施形態は、粘着剤PAとしてホットメルトタイプを使用
する場合の典型的実施形態である。なお、符号Tは繊維
製のテープを示す。本実施形態の構造は、粘着剤供給部
としてホットメルトコータ41を採用し、加熱装置であ
るヒータが設けられていないことを除いては上記第2実
施形態と略同一である。
【0063】ホットメルトコータ41は、軸方向に並設
され一方向に回転する第1及び第2ロール46a,46
bに巻き掛けられた搬送ベルト17の平滑で離型性のあ
る搬送面17aの上流側上方に設けられている。ホット
メルトコータ41は、縦断面がT字型をなしスリット状
の吐出口を搬送面17aに向けたノズル41aを有す
る。同ノズル41aの付近の内部には押出スクリュー、
プランジャー或いはギアポンプ等が設置され、その回転
力或いは排出力により、粘着剤PAを搬送面17a上に
押し出す。
【0064】また、ホットメルトコータ41及びそのノ
ズル41aは粘着剤PAを搬送面17a上に吐出すると
同時に、塗膜厚制御手段としても機能する。即ち、上記
押出スクリュー、或いはプランジャー、ギアポンプ等に
よる前記吐出口41aからの吐出量を制御することによ
り粘着剤PAの吐出量を制御し、T字型ノズル先端と搬
送面17aとの間隙を調整することにより、粘着剤PA
を搬送面17a上で一定の均一な塗膜厚に制御して、塗
膜PA′を形成する。従って上記実施形態のようにドク
ターナイフ等の格別の塗膜厚制御手段を設けることな
く、塗膜を制御することができる。
【0065】また、ホットメルトコータ41の下流側で
あって後述する塗膜移行部45の上流側の搬送面17a
の上方には、塗膜固化促進手段としてファン44が設け
られている。このファン44により搬送面17a上の塗
膜PA′を積極的に冷却させることにより、下流側にお
ける塗膜移行部45においてテープTの裏面への粘着に
十分な粘着力を維持する程度に半固化させる。なお、こ
のファン44は使用するホットメルトタイプの粘着剤の
粘度、塗工量、温度等に応じ温風、冷風のいずれであっ
てもよく、また格別に設けることなく室温により冷却し
てもよい。
【0066】上記塗工機40によりテープTに粘着剤P
Aを塗工するには、まずホットメルトコータ41により
粘着剤PAを、粘着剤搬送方向に回転する搬送ベルト1
7の搬送面17a上に吐出する。このとき、ノズル41
aの先端と搬送面17aとの間で粘着剤PAの塗工厚が
制御され、一定の均一な厚みの塗膜PA′を形成する。
搬送面17a上の塗膜PA′は下流側に搬送され、塗膜
移行部45の上流側であって、搬送面17aの上方に設
けられたファン44によって冷却されて半固化した後、
更に下流側の塗膜移行部45へと搬送される。
【0067】一方、テープTは、その表面を搬送面17
aと反対側に向けた状態で図示せぬ別の移送手段により
塗工機上方より塗膜移行部45へと移送され、同塗膜移
行部45において搬送面17a上の塗膜PA′を押圧し
ながら合流する。このとき、搬送面17a上の塗膜P
A′は、押圧ロール45aによる押圧力によりテープT
の裏面に粘着し、テープTの裏面への粘着力が離型性を
有する搬送面17aに対する粘着力に勝って同搬送面1
7aから分離して、テープTの裏面へと移行し粘着剤塗
工が完了する。
【0068】本発明は、面ファスナーや繊維製テープ以
外にもスライドファスナー用ファスナーテープ、紙おむ
つの締付帯、アップリケ用テープ、ワッペン用テープな
どのテープ類からなる長尺な帯状材にも同様に適用で
き、同様の効果が得られる。また、上記説明は、本発明
の典型的な例を挙げているに過ぎず、本発明は上記実施
形態に限定されない。例えば、平滑で離型性のある周面
を有する一つの大型の円形ローラを搬送装置とし、その
周面を移動搬送面として粘着層を形成をしてもよい、従
って、本発明は、当業者であれば上記特許請求の範囲に
記載した範囲内において多様な変更や改良を容易に加え
得るものであることは明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による面ファスナーの粘
着剤塗工機の概略側面図である。
【図2】本発明の第2実施形態による面ファスナーの粘
着剤塗工機の概略側面図である。
【図3】本発明の第3実施形態による面ファスナーの粘
着剤塗工機の概略側面図である。
【図4】本発明の第4実施形態による面ファスナーの粘
着剤塗工機の概略側面図である。
【符号の説明】 10,20,30,40 粘着剤塗工機 11,21,31,41 粘着剤供給部 11a 供給口 12 ドクターナイフ 13 ヒータ 14 ファン 15,25,35,45 塗膜移行部 15a,25a,35a,45a 押圧ロール 16 搬送ロール 17 無端ベルト 17a 搬送面 21a 容器 22a,22b ドクターロール 26a,26b 搬送ロール 36a,36b 搬送ロール(ドク
ターロール) 36a′,36b′ 搬送ロール外周面 36c 搬送ロール 36c′ 搬送ロール外周面 38 テーブル 38a テーブル搬送面 41 ホットメルトコー
タ 41a ノズル 44 ファン(塗膜固化
促進手段) 46a,46b 搬送ロール PA 粘着剤 PA′ 塗膜 SF1 繊維製面ファスナ
ー SF2 成形面ファスナー E 係合素子 T 繊維製テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B100 DB02 DB05 DB06 4F040 AA22 AB01 AC01 BA10 BA29 CA15 CB21 CB33 CB36 DB12 DB15 DB21 4F041 AA12 AB01 BA05 BA56 CA02 CA12 CA22 4J040 CA001 DF041 JA02 JB01 JB05 JB09 MB02 MB03 NA05 NA12 PB03 PB04 PB05 PB07 PB08 PB24

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状材の裏面に粘着剤(PA)を塗工する塗工
    機であって、 一方向に駆動回転する平滑で離型性を
    備えた移動搬送面(17a, 22a ′, 22b ′, 36a′, 36b
    ′, 36c ′) を含み、該移動搬送面(17a, 22a ′, 22b
    ′, 36a ′, 36b ′, 36c ′) の移動と共に粘着剤(P
    A)からなる塗膜 (PA′) を一方向に搬送するための塗膜
    搬送装置と、 前記粘着剤(PA)を前記搬送面(17a, 22a ′, 36a ′, 36
    b ′) 上に供給するための粘着剤供給手段と、 該粘着剤供給手段により供給される前記粘着剤(PA)を所
    定の厚みに制御して前記移動搬送面(17a, 22a ′, 22b
    ′, 36a ′, 36b ′) 上に塗膜 (PA′) を形成する粘
    着剤塗膜厚制御手段と、 前記塗膜搬送装置の下流側にあって、搬送塗膜 (PA′)
    を移送途中にある帯状材の裏面に移行させる塗膜移行部
    (15, 25, 35, 45) と、を備えてなることを特徴とする
    帯状材の粘着剤塗工機。
  2. 【請求項2】前記粘着剤塗膜厚制御手段の下流側の搬送
    面(17a, 22a ′, 22b′, 36c ′, 38a)の周辺に配さ
    れ、同搬送面(17a, 22a ′, 22b ′, 36c ′, 38a)上の
    搬送塗膜 (PA′) を前記塗膜移行部 (15, 25, 35, 45)
    の上流側で半固化状態とする塗膜固化促進手段を有して
    なる請求項1記載の帯状材の粘着剤塗工機。
  3. 【請求項3】前記帯状材が、多数の係合素子(E) を表面
    に有する面ファスナー(SF)である請求項1記載の帯状材
    の粘着剤塗工機。
  4. 【請求項4】前記帯状材が、繊維製の織編テープ(T) で
    ある請求項1記載の帯状材の粘着剤塗工機。
  5. 【請求項5】前記塗膜固化促進手段が、加熱装置(13)で
    ある請求項2記載の帯状材の粘着剤塗工機。
  6. 【請求項6】更に、前記塗膜 (PA′) を加熱させた後に
    冷却するための冷却装置(14)を備えてなる請求項5記載
    の帯状材の粘着剤塗工機。
  7. 【請求項7】前記冷却装置(14)が前記加熱装置(13)と前
    記塗膜移行部(15 ,25,35, 45) との間に配されてなる
    請求項6記載の帯状材の粘着剤塗工機。
  8. 【請求項8】前記塗膜固化促進手段が、冷却装置(44)で
    ある請求項1記載の帯状材の粘着剤塗工機。
  9. 【請求項9】前記供給手段は押出方式(31)である請求項
    1記載の帯状材の粘着剤塗工機。
  10. 【請求項10】前記供給手段はトップフィード方式(11,
    41)である請求項1記載の帯状材の粘着剤塗工機。
  11. 【請求項11】前記供給手段はボトムフィード方式(21)
    である請求項1記載の帯状材の粘着剤塗工機。
  12. 【請求項12】前記搬送装置は二以上のロール(16a, 16
    b, 16c, 26a, 26b, 46a, 46b) により駆動回転する平滑
    で離型性のある移動搬送面(17a) を有する無端ベルト(1
    7)を含んでなる請求項1記載の帯状材の粘着剤塗工機。
  13. 【請求項13】更に、前記搬送装置は平滑で離型性のあ
    る固定搬送面(38a) を有する一以上のテーブル(38)を含
    み、該テーブル(38)を挟んで前後に配され、平滑で離型
    性のある移動搬送面(36a′, 36b ′, 36c ′) を構成す
    る二以上の搬送ロール(36a, 36b, 36c) を備えてなる請
    求項1記載の帯状材の粘着剤塗工機。
  14. 【請求項14】前記二以上の搬送ロール(36a,36b, 36
    c) のうち、上記加熱手段(13)の下流側に配された一以
    上のロール(36c) が水冷ロールである請求項13記載の
    帯状材の粘着剤塗工機。
  15. 【請求項15】前記粘着剤塗膜厚制御手段は、ドクター
    ナイフ(12)である請求項1記載の帯状材の粘着剤塗工
    機。
  16. 【請求項16】前記粘着剤塗膜厚制御手段は、平滑で離
    型性のある移動搬送面(22a′, 22b ′, 36a ′, 36b
    ′) を有し、上記移動搬送面(17a, 22a ′, 22b′, 36
    a ′, 36b ′) の一部を構成する一以上のドクターロー
    ル(22a, 22b, 36a, 36b)である請求項1記載の帯状材の
    粘着剤塗工機。
  17. 【請求項17】前記粘着剤塗膜厚制御手段は、前記トッ
    プフィード方式(41)における粘着剤の吐出口(41a) であ
    る請求項10記載の帯状材の粘着剤塗工機。
  18. 【請求項18】帯状材の裏面に粘着剤(PA)を塗工する塗
    工方法であって、 平滑で離型性を有する移動搬送面(17a, 22a ′, 22b
    ′, 36a ′, 36b ′,36c ′) を一方向に駆動回転する
    こと、 前記移動搬送面(17a, 22a ′, 22b ′, 36a ′, 36b
    ′, 36c ′) 上に粘着剤(PA)を供給すること、 該粘着剤(PA)を前記移動搬送面(17a, 22a ′, 22b ′,
    36a ′, 36b ′) 上において所定の厚みに制御して塗膜
    (PA′) を形成すること、及び 前記搬送面(17a, 22a ′, 22b ′, 36a ′, 36b ′, 36
    c ′) の移動と共に前記塗膜 (PA′) を、その搬送途中
    において別途移送途中にある帯状材の裏面に移行させる
    こと、を含んでなることを特徴とする帯状材の粘着剤塗
    工方法。
  19. 【請求項19】前記移動搬送面(17a, 22a ′, 22b ′,
    36a ′, 36b ′) 上にて搬送される前記塗膜 (PA′) を
    前記帯状材への移行前に塗膜固化促進手段により半固化
    状態とすることを含んでなる請求項18記載の帯状材の
    粘着剤塗工方法。
  20. 【請求項20】前記塗膜 (PA′) を加熱により半固化状
    態とする請求項19記載の帯状材の粘着剤塗工方法。
  21. 【請求項21】前記塗膜 (PA′) を加熱させた後に冷却
    して半固化状態を維持する請求項20記載の帯状材の粘
    着剤塗工方法。
  22. 【請求項22】前記塗膜 (PA′) を冷却により半固化状
    態とする請求項19記載の帯状材の粘着剤塗工方法。
  23. 【請求項23】前記塗膜 (PA′) を押出しにより供給す
    る請求項18記載の帯状材の粘着剤塗工方法。
  24. 【請求項24】前記塗膜 (PA′) をトップフィード方式
    により供給する請求項18記載の帯状材の粘着剤方法。
  25. 【請求項25】前記塗膜 (PA′) をボトムフィード方式
    により供給する請求項18記載の帯状材の粘着剤方法。
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