JP2001178216A - 農作業機の振動制御装置 - Google Patents

農作業機の振動制御装置

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JP2001178216A
JP2001178216A JP37017299A JP37017299A JP2001178216A JP 2001178216 A JP2001178216 A JP 2001178216A JP 37017299 A JP37017299 A JP 37017299A JP 37017299 A JP37017299 A JP 37017299A JP 2001178216 A JP2001178216 A JP 2001178216A
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JP
Japan
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vibration
fertilizer
seedling
sensor
hopper
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Susumu Fukui
享 福井
Yoshihiro Fukumura
善宏 福村
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農作業機の振動制御によって作業状態を運転
者に知らせる。 【解決手段】 作業状態によって自動的に振動を制御し
て運転者に伝播する農作業機の振動制御装置の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、農作業機の振動
制御装置に関する。苗植機の他、播種機、施肥機、薬剤
散布機等に利用しうる。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】苗植機等は、苗植付装
置で苗を保持して土壌面で植付ける作業精度の高い機械
である。このため機体の振動は、苗植付姿勢等に影響し
やすいものである。又、作業者の運転作業には騒音等の
低く疲労の少ないことが要求される。即ち、防振性と、
防音性とが求められる。
【0003】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、作業状態によって自動的に振動を制御して運転者に
伝播する農作業機の振動制御装置の構成とする。請求項
2に記載の発明は、粉粒体を繰出すホッパー内の粉粒体
の減少、乃至詰りによって、自動的にこのホッパー自体
を振動して粉粒体のブリッジ現象乃至詰りを防止するこ
とを特徴とする農作業機の振動制御装置の構成とする。
【0004】請求項3に記載の発明は、車体に対する作
業装置昇降のハンチングによって、自動的にこのハンチ
ング現象を消すように振動を与える振動装置を設けてな
る農作業機の振動制御装置の構成とする。請求項4に記
載の発明は、作業装置の前側を耕耘する耕耘装置の振動
を抑制する振動装置を設けてなる農作業機の振動制御装
置の構成とする。
【0005】
【発明の効果】前記請求項1に記載の発明は、農作業機
作業中において、作業状態が進んで所定の状態となる
と、これによって自動的に振動が発生乃至増幅されて、
作業運転者に伝播される。運転者はこの振動の伝播を感
知して対処作業を行うことができる。又、大きい警報音
等を発生しなくても、又、例え騒音を発生する状況下で
あっても、これら拘らず運転者には振動が伝播されるた
めに、正確に、しかも騒音を小さくして伝播報知を行わ
せることができる。
【0006】前記請求項2に記載の発明は、作業中にホ
ッパー内の粉粒体が繰出されて減少したり、又は繰出中
の粉粒体が詰ったときは、これによって自動的にこのホ
ッパー自体が振動されて、ホッパー内の減少した粉粒
体、又は詰った粉粒体の繰出がブリッジ現象乃至詰り等
を少くして円滑に繰出すことができる。又、粉粒体を収
容するホッパー部分だけを必要時においてのみ振動する
形態とする場合は、作業機全体への振動の伝播を少くで
き、静かな作業を行うことができる。
【0007】前記請求項3に記載の発明は、車体に対し
て作業装置が昇降作動しながら、土壌面に対して一定の
高さ等の作業姿勢を維持するとき、この作業装置の昇降
にハンチング現象を生ずるときは、これによって自動的
に振動装置を発振させて、このハンチング現象を消すよ
うに振動する。これによって、ハンチング現象による機
体の振動は減少されて、作業装置の静かな昇降を行わせ
ることができる。
【0008】前記請求項4に記載の発明は、作業装置に
よる作業位置の土壌面は、前側の耕耘装置により耕耘さ
れ、乃至作溝されるために、作業装置の作業性を良好に
維持できる。この耕耘装置による耕耘振動は、振動装置
による振動によって打ち消されて静かであり、作業装置
への振動伝播も低減されて作業精度を高めることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明は、農作業機の振動制御
装置に関し、苗植機はもとより、直播形態の播種機(乃
至播種装置)や、施肥機(乃至施肥装置)、薬剤散布機
(乃至薬剤散布装置)等各種作業機に利用しる。、又苗
植機には、苗植と同時に施肥する施肥装置付きや、薬剤
を散布する薬剤散布装置付きの形態のものがあるが、こ
のような複合作業を行う苗植機にも利用できる。
【0010】請求項1の記載の発明では、作業状態によ
って自動的に振動を制御して運転者に伝播する構成とす
るもので、運転者は、この伝播振動によって特定の作業
状態であることを知るものである。ここに作業状態と
は、苗植機では苗タンクに供給されている苗量の減少、
播種装置や施肥装置、薬剤散布装置等では、これらの種
子等を収容するホッパー内の種子量等の減少が掲げられ
る。これらの場合は、運転者は作業の継続のため、苗タ
ンクやホッパー等に苗や種子等を補給することを要す
る。
【0011】これらの作業状態によって自動的に振動を
制御するには苗タンク内の苗量や、ホッパー内の種子量
等の減を電気的乃至機械的センサで検出し、振動を制御
するように連動構成する。又、振動の制御形態として
は、振動装置(振動子乃至振動アクチュエータ)を用い
て、該センサによる検出によって振動を発振させる。
【0012】作業機は、もともとエンジン駆動等による
固有の振動があるため、該振動装置によってこの固有の
振動とは異なる振動を発振させるように構成する。例え
ば、振動装置によって振動を増幅する形態とすることが
できる。又、エンジンによる振動を打ち消すための防振
用の発振機を有する形態では、この振動装置の発振を停
止したり振動数を変えるように構成するもよい。
【0013】このようにして、エンジンによる振動を大
きくしたり、振動を増幅させることによって、運転者に
感知させるものである。又、運転者に振動を感知させる
形態としては、常に着座している時間の長い運転席や、
手で把持しているステアリングハンドルを介在させて、
振動を伝播させるようにする。
【0014】請求項2に記載の発明では、粉粒体を繰出
すホッパー内の粉粒体の減少、乃至詰りによって、自動
的にこのホッパー自体を振動して粉粒体のブリッジ現象
を防止するように構成する。ここに粉粒体は、播種装置
としては種子であり、施肥装置としては粉体乃至粒体の
肥料であり、薬剤散布装置では粉体乃至粒体の薬剤であ
る。これら粉粒体のホッパー内の減少、乃至詰りは、前
記請求項1の発明と同様にセンサによって検出する構成
とする。このセンサの検出によって振動されるのは該粉
粒体を収容するホッパー、乃至繰り出すホッパーであっ
て、振動装置をこのホッパーに取付ける構成としてい
る。
【0015】このようなホッパーの振動によって、粉粒
体の減少によってブリッジ現象の生じ易い状態や、又、
繰出中の粉粒体の詰りを解消するものである。又、この
ようにホッパー部を振動する形態では、作業機体への振
動伝播を少くできるものである。
【0016】請求項3に記載の発明では、走行車体に対
してリフトリンク等を介して連結される作業装置が昇降
されて、土壌面に対して作業高さが一定になるように維
持制御される形態である。このような作業装置やリフト
リンク等は昇降制御のハンチング現象によって上下に揺
動されることがあるが、このような揺動をセンサによっ
て検出して、振動装置を発振させる。この振動装置は、
ハンチング現象を打ち消すように発振するものである。
【0017】このため振動装置は、作業装置又はリフト
リンク等に装着される。従って、振動装置による振動
は、運転者の搭乗する車体側への伝播を少くすることが
できる。請求項4に記載の発明では、作業装置の前側に
耕耘装置を設ける作業形態で、作業位置の土壌面が直前
に耕耘されて作業が正確に行われ易い状態とする。この
耕耘装置による振動を減少することによって、耕耘振動
による弊害を無くするものである。耕耘振動はセンサに
よって検出させて、所定以上の振動を検出すると振動装
置を発振させて、この耕耘振動を打ち消すものである。
【0018】この振動装置を耕耘装置に装着する構成と
する形態の場合は、耕耘振動を有効に打ち消して抑制す
ることができて、車体側への振動伝播を少くすることが
できる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にもとづいて
説明する。第一実施例は、播種装置を備えた苗植機とし
て利用される場合であり、請求項1〜3に記載の発明の
実施例を、図1〜図7に基づいて説明する。また、第二
実施例は、耕耘装置を備えた苗植機として利用される場
合であり、請求項4に記載の発明の実施例を、主とし
て、図8、図9に基づいて説明する。
【0020】
【第一実施例】図1〜図7に示す苗植作業機は、前車輪
9と後車輪10とを有する四輪駆動走行形態の車体5の
後部に油圧力で伸縮されるリフトシリンダ11にとって
昇降されるリフトリンク7の後端に作業装置6として苗
植装置が装着される。車体5の中央部に運転席2が搭載
されて、この下部のエンジンカバー12の下側にエンジ
ン13が搭載されて、このエンジン13によって、伝動
機構を経て前車輪9や後車輪10を伝動しうると共に、
動力取出軸14を経て苗植作業装置6を伝動する構成で
ある。
【0021】苗植作業装置6は、苗植フレーム15の上
部にあって、マット状に育苗されたマット苗を収容して
繰り出すことのできる多条植用の苗タンク1と、後部下
方にあって、該苗タンク1から繰り出される苗を分離保
持して土壌面に植え付ける多条植形態の苗植付装置16
と、下側にあって、土壌面を滑走しながら苗植付土壌面
を均平するセンタフロート17及びこの左右両側のサイ
ドフロート18と等から構成される。
【0022】前記リフトリンク7は上下一対の平行リン
ク機構からなり、このリフトリンク7後端のリンクヒッ
チ19に苗植フレーム15がローリング自在にして装着
される。前記センタフロート17の上下揺動によって、
リフトシリンダ11の油圧回路の昇降制御弁20を作動
して、リフトリンク7を昇降して、苗植作業装置6を一
定の苗植付深さに維持するように昇降制御を行わせる。
【0023】21は苗タンク1の苗量が減少したとき供
給するための補給苗を収容する補助苗載棚、22は運転
席2後部に搭載の施肥装置である。この施肥装置22
は、図3〜図5に示すように、繰出ロール23を軸装す
る繰出ハウジング24と、この上部にあって肥料を収容
するホッパー4と、下部にあって繰出される肥料を流下
させる繰出口29とからなる。この施肥装置22が施肥
条数に従って横方向に配置される。
【0024】25は繰出ロール23の回転周面に摺接さ
せるブラシ、26は繰出ロール23の下部回転周面に接
近させることのできる切替ガイドで、切替ハンドル27
の押し引きによって該ブラシ25と連動して移動され
て、繰出ロール23周面に接近させると、ブラシ25が
繰出ロール23周面から離れて、この繰出ロール23か
ら繰出される肥料を切替ガイド26で外側の取出口28
側へ案内する。又、繰出ロール23周面から離すとブラ
シ25が繰出ロール23周面に接近して、繰出るロール
23で繰出される肥料を直下の繰出口29側へ案内す
る。
【0025】各施肥装置22の並びの後側に沿って吸気
筒30が設けられる。施肥装置22の最横端部にはブロ
ワー31が設けられて、該吸気筒4の先端部が連通され
て外気を吸引案内する。又、このブロワー31の吐出口
に連通される風筒32が各繰出ハウジング24の前側下
部に沿って設けられ、各繰出口29をのぞませるエアノ
ズル33が配置される。この風筒32から各エアノズル
33への噴風によって、繰出ロール23から繰出される
肥料を、施肥ホース34を経て、前記フロート17,1
8に設けられる作溝器35で形成される施肥溝に流下さ
せて施肥する。
【0026】36は該風筒32の上側に設けられた集送
風筒で、前記施肥装置22に残留の肥料を取出口28か
ら流下されさせて、一側端の取出口へ集送するものであ
る。前記各フロート17,18の作溝器35の上側部に
は詰りセンサS3が設けられて、施肥が詰ったことを検
出できる。施肥ホース34から流下される肥料を受けて
施肥案内するセンサ室37が、ー電極のケーシング38
と、この開口部を開閉する合成樹脂材からなり一部に+
電極を有する蓋39とによって構成される。これら+,
ーの電極間に肥料が堆積することによって、電流が流れ
て、コントローラ40に入力されて、詰りを生じたこと
を検出することができる。このケーシング38のセンサ
室37内に詰りを生じた肥料は、該蓋39を開くことに
よって排出することができる。
【0027】このような施肥装置22を有した苗植機に
おいて、前記請求項1に記載の発明の実施例を説明す
る。主として、図1、図2において、前記各苗タンク1
には、収容のマット苗が苗植付作業によって一定量以下
に減少したことを検出する苗センサS1が設けられる。
又、運転席2の下側にはエンジンカバー12との間に圧
電振動子等からなる振動装置V1を設ける。苗センサS
1の苗量減少を検出すると、コントローラCRを介して
振動装置V1による微振動を発振させる。この微振動を
運転席2の運転者が感知して、苗タンク1への補助苗の
補給を行う。
【0028】なお、この振動装置Vには、各振動装置V
1のほか、後記V2〜V4を置き換えて設けられる。
又、苗センサSには、各センサS1のほか、後記S2〜
S5を置き換えて設けられる。このような振動装置V1
による微振動は、運転席2に着座している運転者が感知
しうるが、車体5に対する振動伝播は殆んど生じない。
【0029】前記振動装置V1は、運転席2に代えてス
テアリングハンドル3に装着して、苗センサS1と電動
させて発振させる構成とするもできる。この振動装置V
1は、ステアリングハンドル3の一部に埋設した形態と
して、把持操作に違和感を与えない形体とする。ステア
リングハンドル3は、運転者が常時把持するものである
から振動を感知し易いものである。
【0030】前記運転席2の振動装置V1が、既にエン
ジン13振動に対する防振用として設けられる場合は、
該苗センサS1による検出によって、この振動装置V1
の発振を停止乃至低減させることができる。振動装置V
1の停止乃至低減させることによってエンジン13によ
る振動が増幅されて運転席2に伝播されることとなる。
【0031】更には、該振動装置V1の振動を増幅し
て、運転席2に振動伝播させる形態とすることもでき
る。次に、主として図1〜図5においては、施肥装置2
2のホッパー4内の粉粒体である肥料の減少を検出する
粉粒体センサS2を設けて、この粉粒体センサS2の検
出で前記コントローラCRを経て振動装置V1を振動さ
せる構成としている。このホッパー4内の粉粒体センサ
S2は、前後に対向して発光器と受光器とからなる光電
形態として、これらの間に肥料が無くなると、肥料が一
定以下に減少したものとして、前例と同様にして振動装
置V1を発振させる。
【0032】なお、図例では、施肥装置22に実施した
ものであるが、この施肥装置22に代えて粉粒体からな
る薬剤を散布する薬剤散布装置を設けて利用することも
できる。又、苗植機とは別の独立した播種機においても
同様にして利用できる。この場合、種子を収容するホッ
パーに粉粒体(種子)センサを設けて、運転席やステア
リングハンドルに設けられる振動装置を電動発振させ
る。
【0033】次に、請求項2に記載の発明の実施例を説
明する。主として、図3〜図5において、粉粒体である
肥料を繰出すホッパー4内の肥料の減少、乃至詰りによ
って、これらを粉粒体センサS2、又は詰りセンサS3
で検出することにより、該ホッパー4を振動装置V2で
振動させて、このホッパー4内の肥料流下のブリッジ現
象を解消し、又は、繰出口29の繰出肥料の詰りを防止
するものである。
【0034】詰りセンサS3は、前記粉粒体センサS2
のように光電形態、又は前記詰りセンサS6のように通
電抵抗形態とする。繰出詰りの生じ易い繰出口29漏斗
部に設けられる。又、振動装置V2は、ホッパー4部に
設けて、このホッパー4はもとより繰出ハウジング24
や繰出口29漏斗部を振動させるようにしたが、繰出ハ
ウジング24部や、該繰出口29漏斗部に設けることも
できる。又、この振動装置V2は、前例の振動装置V1
と同様の構成としている。
【0035】図例の施肥装置22では、肥料を収容する
ホッパー4が横方向に長く形成されて、多数の各施肥装
置22上に亘る構成であるが、前記粉粒体センサS2や
詰りセンサS3は、各施肥装置22毎に取付けるが、振
動装置V2をホッパー4に取付ける場合は、このホッパ
ー4の数個所に配置できる。
【0036】なお、このような振動装置V2は、該施肥
装置22に代えて、薬剤散布装置や、播種機等に同様に
して実施することができる。また、振動装置V2を作溝
器35のケ−シング38に設け、詰りセンサS3による
肥料詰りの検出に基づいて前記振動装置V2を発振する
ように構成すると、作溝器35内で肥料が詰っても自動
的に作溝器35内の肥料詰りを解消することができ、作
業能率の向上を図ることができる。
【0037】次に、請求項3に記載の発明の実施例を説
明する。主として、図1において、車体5に対する苗植
作業装置6の昇降制御装置による昇降のハンチングによ
って、ハンチングセンサS4が検出して振動装置V3を
発振させ、該ハンチング現象を低減することができる。
【0038】前記リフトリンク7の車体5に対する揺動
連結部にハンチングセンサS4が設けられ、又、リフト
リンク7に振動装置V3が設けられる。この振動装置V
3はこのリフトリンク7のハンチング揺動と逆方向の振
動を与える構成としている。前記苗植作業装置6のセン
タフロート17を作業高さ乃至深さを検出するセンサと
して、このセンタフロート17の上下動によって切替え
られる昇降制御弁20、この昇降制御弁20によって伸
縮される油圧回路のリフトシリンダ11、及び、このリ
フトシリンダ11によって上下動されるリフトリンク7
等による作業昇降制御装置の昇降制御において、ハンチ
ング現象を生じてリフトリンク7が上下揺動されると、
これをハンチングセンサS4が検出する。
【0039】このハンチングセンサS4がハンチングを
検出すると、前記コントローラCRからの出力で振動装
置V3が発振されて、リフトリンク7のハンチング作動
を打消、乃至は低減させる。これにより、苗植作業装置
6の昇降制御が安定して行え、適正な苗植作業が行え
る。
【0040】このようにしてハンチングセンサS4がハ
ンチングを検出しなくなると振動装置V3の発振を停止
する。
【0041】
【第二実施例】次に請求項4に記載の発明の実施例を説
明する。主として、図8、図9において上例と異なる点
について説明する。前記作業装置6の作業位置前を耕耘
する耕耘装置8の一定以上の耕耘振動を耕耘振動センサ
S5で検出することによって、振動装置V4を発振して
耕耘振動を抑制することができる。
【0042】耕耘装置8は、耕耘爪41や、筒体42の
端部周面に 土爪43等を耕耘軸444に沿って配置し
たもので、苗植付装置16(図9では苗植付作動軌跡の
みPL1〜PL6で図示して、植付機構は図面省略す
る)による苗植付位置の直前位置の土壌面を耕耘砕土
し、植付溝を適宜深さに形成して、苗植付時の土壌抵抗
乃至衝撃を小さくすると共に的確で安定した苗植を行わ
せるものである。前記筒体42の回転部は、苗植付条間
の間隔部であって、土壌面が均平状に鎮圧成形される。
【0043】このような耕耘装置8は、耕耘フレーム5
0が前記苗植フレーム15の前部に上下一対の平行リン
ク45によって上下動可能にして装着される。ハンドル
46によって伸縮杆47が伸縮されて、該耕耘装置8を
上下調節でき、苗植作業装置6に対する耕耘深さを調節
できる構成としている。又、この耕耘装置8は、入力伝
動ケース48を有して、前記苗植作業装置6とは別の動
力取出軸49を経て車体5側から伝動する。
【0044】前記耕耘振動センサS5は、耕耘フレーム
50に取付けられて、一定以上の耕耘振動を検出するコ
ントローラCRに入力して、同じく耕耘フレーム50に
取付けられる振動装置V4を発振させる。この振動装置
V4は耕耘振動を打ち消、乃至低減するように振動す
る。
【0045】このような振動装置V4による振動で耕耘
振動が低減されると、耕耘振動センサS5によって検出
されて、振動装置V4の発振を低減乃至停止するように
制御する。これによって耕耘や植付溝形成(植付溝の深
さ等)を安定させて、苗植付を正確に行わせる。
【0046】なお、前記苗植作業装置6に代えて、播種
作業装置を装着する形態とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例を示す苗植機の側面図と、振動制御
ブロック図。
【図2】その平面図。
【図3】その播種装置部の平面図。
【図4】その背面図。
【図5】その側断面図。
【図6】その施肥部の側面図。
【図7】その平断面図。
【図8】第二実施例を示す苗植作業装置部の側面図。
【図9】その平面図。
【符号の説明】
1 苗タンク 2 運転席 3 ハンドル 4 ホッパー 5 車体 6 作業装置 7 リフトリンク 8 耕耘装置 S1 苗センサ S2 粉粒体センサ S3 詰りセンサ S4 ハンチングセンサ S5 耕耘振動センサ V1 振動装置 V2 振動装置 V3 振動装置 V4 振動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B052 BC05 BC08 BC16 DC06 DC14 DC15 DC17 EA18 2B304 KA13 KA14 LA02 LA08 LA09 LA18 LB05 LB06 LC04 LC14 MA02 MB02 MC08 MD02 PB06 QA11 QA22 QB26 QB27 QC03 QC08 RA27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業状態によって自動的に振動を制御して
    運転者に伝播する農作業機の振動制御装置。
  2. 【請求項2】粉粒体を繰出すホッパー内の粉粒体の減
    少、乃至詰りによって、自動的にこのホッパー自体を振
    動して粉粒体のブリッジ現象乃至詰りを防止することを
    特徴とする農作業機の振動制御装置。
  3. 【請求項3】車体に対する作業装置昇降のハンチングに
    よって、自動的にこのハンチング現象を消すように振動
    を与える振動装置を設けてなる農作業機の振動制御装
    置。
  4. 【請求項4】作業装置の前側を耕耘する耕耘装置の振動
    を抑制する振動装置を設けてなる農作業機の振動制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7935373B2 (en) 2004-06-10 2011-05-03 Cargill, Incorporated Packaging of meat products with modified atmospheres and/or enhancers
US8158176B2 (en) 2005-07-01 2012-04-17 Cargill, Incorporated Meat processing

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