JP2001178182A - 永久磁石形同期電動機の制御装置 - Google Patents

永久磁石形同期電動機の制御装置

Info

Publication number
JP2001178182A
JP2001178182A JP35885899A JP35885899A JP2001178182A JP 2001178182 A JP2001178182 A JP 2001178182A JP 35885899 A JP35885899 A JP 35885899A JP 35885899 A JP35885899 A JP 35885899A JP 2001178182 A JP2001178182 A JP 2001178182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
estimating
speed
permanent magnet
estimated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35885899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3471269B2 (ja
Inventor
Hisanori Shibata
久典 柴田
Yoshinobu Nakamura
嘉伸 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP35885899A priority Critical patent/JP3471269B2/ja
Publication of JP2001178182A publication Critical patent/JP2001178182A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3471269B2 publication Critical patent/JP3471269B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 断電後の復電を検出することにより同期制御
のはずれたモータの再駆動を行う。 【解決手段】 モータ1の同期運転中に瞬停等の断電に
より同期制御がはずれると、復電時に、制御回路16
は、インバータ回路8の下相のIGBT9d乃至9fを
オンすることによってステータ巻線を短絡させ、電流検
出センサ12u乃至12w及び電流検出回路13にて誘
起電圧により流れる電流を検出し、位相推定回路14、
速度推定回路15及び制御回路16とからなる制御装置
17にてロータの磁極位置及び回転速度を推定し、運転
電圧及び運転周波数を演算し、インバータ回路8をPW
M制御及びスイッチング制御することで、モータ1を再
駆動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータの磁極位置
を磁極位置センサにより検出することなく運転される永
久磁石形同期電動機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ロータの磁極位置を磁極位置
センサにより検出することなく運転される永久磁石形同
期電動機として、V/F一定制御方式で駆動されるもの
がある。このV/F一定制御方式では、永久磁石形同期
電動機を駆動するための運転電圧(V)と運転周波数
(F)の比を一定に制御することにより、駆動及び変速
可能な同期運転が可能となる。例えば、中央処理装置か
ら出力される周波数指令に基づいて電圧・周波数演算回
路において永久磁石形同期電動機の運転電圧(V)及び
運転周波数(F)が演算され、その運転電圧及び運転周
波数に基づいてインバータ回路のPWM制御及びスイッ
チング制御が行われ、インバータ回路に接続された永久
磁石形同期電動機が駆動され、V/F一定制御による同
期運転が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、運転中に、例えば、瞬時停電(瞬停)などの断
電が生じて駆動装置への給電が一旦停止すると、インバ
ータ回路のゲートがオフされるため、永久磁石形同期電
動機には電圧が印加されなくなり同期制御がはずれる。
復電後、ロータがイナーシャにより回転を継続している
と、ロータの磁極位置を検出するセンサが無いために、
ロータの磁極位置及び回転速度に合わせた運転電圧及び
運転周波数の演算ができず、V/F一定制御による再駆
動が行えないこととなる。そのため、ロータが回転を停
止するまで永久磁石形同期電動機の再駆動を待たなけれ
ばならなかった。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、ロータの磁極位置を磁極位置セン
サにより検出することなく運転される永久磁石形同期電
動機において、給電が一旦停止された復電後、イナーシ
ャによりロータが回転している場合に、ロータの磁極位
置及び回転速度に合わせて再駆動させることができる永
久磁石形同期電動機の制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の永久磁石
形同期電動機の制御装置は、ロータの磁極位置を磁極位
置センサにより検出することなく運転される永久磁石形
同期電動機において、前記永久磁石形同期電動機のステ
ータ巻線を短絡する短絡手段を設け、この短絡手段によ
り短絡されたときに前記ステータ巻線に流れる電流を検
出する電流検出手段を設け、この電流検出手段により検
出された電流検出信号から前記ステータ巻線に生ずる誘
起電圧の位相を推定する位相推定手段を設け、前記電流
検出手段により検出された電流検出信号から前記永久磁
石形同期電動機の速度を推定する速度推定手段を設け、
前記推定された位相及び前記推定された速度に基づいて
永久磁石形同期電動機を駆動する制御手段を設けたこと
を特徴とする。
【0006】このような構成によれば、ロータの磁極位
置センサを持たない永久磁石形同期電動機の同期運転中
に、瞬停等の断電により同期制御がはずれて、ロータが
イナーシャにより回転を継続していても、ステータ巻線
を短絡して誘起電圧により流れる電流を検出することに
よって、ロータの磁極位置及び回転速度が推定できる。
そして、この推定されたロータの磁極位置及び回転速度
に基づいて永久磁石形同期電動機の運転電圧及び運転周
波数を演算して求めることにより、ロータの回転中に永
久磁石形同期電動機を再駆動させて再び同期運転させる
ことが可能となる。これにより、同期運転中に瞬停等に
より断電しても、復電後、短時間で駆動復帰させること
ができる。
【0007】請求項2記載の永久磁石形同期電動機の制
御装置は、位相推定手段により位相を推定する演算時間
に基づいて、前記位相推定手段により推定された位相に
補正を加える位相補正手段を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、位相補正手段において、位相
推定手段により推定された位相に対し、その推定する際
の演算処理時間等に起因する時間遅れ分の位相を補正す
ることができるので、位相の推定精度を上げることがで
きる。
【0008】請求項3記載の永久磁石形同期電動機の制
御装置は、位相推定手段により位相を推定する演算時間
と、速度推定手段により推定された速度とに基づいて、
前記位相推定手段により推定された位相に補正を加える
位相補正手段を設けたことを特徴とする。このような構
成によれば、位相補正手段において、位相推定手段によ
り推定された位相に対し、その推定する際の演算処理時
間等に起因する時間遅れ分の位相と、速度推定手段によ
り推定された速度とに基づいて補正することができるの
で、位相の推定精度をさらに上げることができる。
【0009】請求項4記載の永久磁石形同期電動機の制
御装置は、位相推定手段により位相を推定する演算時間
と、速度推定手段から推定された複数回の速度から任意
の時間後の速度を推定した推定速度とに基づいて、前記
位相推定手段により推定された位相に補正を加える位相
補正手段を設けたことを特徴とする。このような構成に
よれば、位相補正手段において、位相推定手段により推
定された位相に対し、その推定する際の演算処理時間等
に起因する時間遅れ分の位相と、速度推定手段により推
定された複数回の速度から任意の時間後の速度を推定し
た推定速度とに基づいて補正することができるので、回
転速度が変化しても位相を精度よく推定することができ
る。
【0010】請求項5記載の永久磁石形同期電動機の制
御装置は、位相推定手段が、短絡手段によるステータ巻
線の短絡後、任意の待機時間の経過を待って誘起電圧の
位相の推定演算を開始するように構成されていることを
特徴とする。このような構成によれば、位相推定手段
は、ステータ巻線の短絡時における電流の過渡的振動の
取り込みを回避することができるので位相及び速度の推
定精度を上げることができる。
【0011】請求項6記載の永久磁石形同期電動機の制
御装置は、位相推定手段が、短絡手段によるステータ巻
線の短絡後、電流検出手段により検出された電流検出信
号の任意の周期の経過を待って誘起電圧の位相の推定演
算を開始するように構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、位相推定手段は、ステータ巻
線の短絡時における電流の過渡的振動の取り込みを電流
検出信号の任意の周期回数に合わせて回避することがで
きるので、過渡的振動の取り込みの回避を効率的に行う
ことができる。
【0012】請求項7記載の永久磁石形同期電動機の制
御装置は、速度推定手段が、複数回の電流検出の結果に
基づいて永久磁石形同期電動機の速度の推定を行うよう
に構成されていることを特徴とする。このような構成に
よれば、速度推定手段において、電流検出信号の検出回
数を多くすることにより、速度の推定精度を上げること
ができる。
【0013】請求項8記載の永久磁石形同期電動機の制
御装置は、制御手段が、ステータ巻線の短絡時に前記ス
テータ巻線を流れる電流を任意の電流量に調整するよう
に構成されていることを特徴とする。このような構成に
よれば、ステータ巻線の短絡中に、インバータ回路のス
イッチング素子に過大な電流が流れることを防止するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)以下、本発明の
第1の実施例につき、図1乃至図4を参照して説明す
る。まず、図1には永久磁石形同期電動機(以下、単に
モータと称す)1の駆動装置2が示されている。三相交
流電源3は、U,V及びW相の三本の電源電圧線4u,
4v及び4wを介して、6個のダイオード5a,5b,
5c,5d,5e及び5fが三相ブリッジ接続されて構
成された全波整流回路5の交流入力端子に接続されてい
る。全波整流回路5の直流出力端子は、母線A,Bに接
続され、母線A,B間には平滑化コンデンサ6が接続さ
れている。尚、母線Aには、過電流保護用の電流センサ
7が配設されている。
【0015】インバータ回路8は、6個のスイッチング
素子としてのIGBT9a,9b,9c,9d,9e及
び9fが三相ブリッジ接続されて構成されており、各I
GBT9a,9b,9c,9d,9e及び9fにはフラ
イホイールダイオード10a,10b,10c,10
d,10e及び10fが並列接続されている。そして、
インバータ回路8において、その直流入力端子は母線A
及びBに接続され、交流出力端子は,U,V及びW相の
三本の負荷線11u,11v及び11wを介して、モー
タ1の三相の入力端子に接続されている。モータ1は、
図示は省略するが、永久磁石形のロータと、スター結線
された三相のステータ巻線を有するステータとを備えて
いる。
【0016】負荷線11u,11v及び11wには、電
流センサ12u,12v及び12wが配設されており、
これらの電流検出信号は、これらとともに電流検出手段
を構成する電流検出回路13に入力されるようになって
いる。電流検出回路13は、電流センサ12u,12v
及び12wからの電流検出信号をこれらに比例した電圧
信号に変換するもので、これらの電圧信号は、位相推定
手段たる位相推定回路14に入力されるようになってい
る。
【0017】位相推定回路14は、後述するように、入
力された電圧信号(電流検出信号)からこの電圧信号の
1周期を60度に分割した6種類の位相モードを推定す
るもので、その推定された位相モード信号は、速度推定
手段たる速度推定回路15及び制御手段たる制御回路1
6に入力されるようになっている。速度推定回路15
は、後述するように、入力された位相モード信号からモ
ータ1の速度を推定するもので、その速度信号は、制御
回路16に入力されるようになっている。
【0018】制御回路16は、前記位相推定回路14及
び速度推定回路15とともに制御装置17を構成するも
ので、制御装置17は、図1では構成別のブロック線図
で示されているが、実際には、マイクロコンピュータを
主体としたソフトウェアで構成されるものである。そし
て、制御回路16から出力される制御信号は、ゲート駆
動回路18に入力されるようになっており、ゲート駆動
回路18から出力されるゲート駆動信号は、インバータ
回路8の6個のIGBT9a乃至9fのゲートに入力さ
れるようになっている。尚、制御回路16には、図示は
しないが中央処理装置から周波数指令信号Fが与えら
れるようになっている。
【0019】また、制御回路16は、電流センサ12
u,12v及び12wからの電流検出信号が与えられる
ようになっていて、過電流を検出するようになってい
る。即ち、制御回路16は、過電流を検出したときに
は、周知のように、インバータ回路8の運転を停止させ
るようになっている。尚、制御電源回路19は、母線
A、B間の直流電源から制御直流電源を生成して制御装
置17及びゲート駆動回路18に供給するようになって
いる。
【0020】次に、本第1の実施例の作用について、図
2乃至図4をも参照して説明するに、ここでは、モータ
1のV/F一定制御による同期運転中に、瞬停等による
断電が生じた場合における復電時のモータ1の動作復帰
を例にする。モータ1の駆動スイッチ(図示省略)がオ
ンされると、中央処理装置より周波数指令Fが出力さ
れ、制御回路16にて運転電圧(V)及び運転周波数
(F)が演算されてV/F一定の制御信号が生成され
る。このV/F一定の制御信号はゲート駆動回路18を
介してインバータ回路8内のIGBT9a乃至9fのゲ
ートへ出力され、PWM制御及びスイッチング制御が行
われる。これにより、負荷線11u乃至11wからモー
タ1のステータ巻線へ電圧が印加され、モータ1が駆動
を開始する。モータ1の駆動後も、V/F一定制御する
ことにより、変速可能な同期運転が行われる。
【0021】この同期運転中に瞬停等の断電が起こる
と、三相交流電源3からの給電が停止し、駆動装置2は
動作を停止する。このとき、インバータ回路8内のIG
BT9a乃至9fのゲートがオフされるため、モータ1
には電圧が印加されなくなり、同期制御がはずれる。ま
た、ロータはイナーシャにより、減速しながらも回転を
継続しているので、ステータ巻線には誘起電圧が発生す
るが、IGBT9a乃至9fのゲートがオフされている
ために電流は流れない状態となる。
【0022】その後、復電し、駆動装置2への給電が再
開されると、制御回路16は復電を検出してインバータ
回路8における短絡手段たる下相側のIGBT9d乃至
9fを同時にオンさせるように制御信号を出力し、モー
タ1のステータ巻線の各相間が短絡される。ステータ巻
線間が短絡されると、図2の等価回路に示すように、ス
テータ巻線の各相は負荷線11u乃至11wを介してイ
ンバータ回路8の下相側(母線B側)を主体とする閉回
路21となり、ステータ巻線の内部抵抗22及びインダ
クタンス成分23によりこの閉回路21内には電流が流
れる。電流の向きは、インバータ回路8からモータ1の
ステータ巻線へ向かう方向を正とする。また、負荷線1
1u乃至11wに流れる三相電流の位相は、図3に示す
ように、電流の流れる方向を基準にして1周期を60度
に分割した6種類の位相モードに分割され、これらの位
相モードをモード「0」乃至モード「5」と呼ぶことと
する。
【0023】短絡時に流れる電流は、電流センサ12u
乃至12wにおいて電流検出信号として検出され、電流
検出回路13において電圧信号に変換され、電圧信号は
位相推定回路14に出力される。
【0024】位相推定回路14では、各U,V及びW相
の正弦波状の電圧信号を受けて、それぞれ2値化するこ
とにより図4に示すような3ビットの位相モード信号が
生成され、速度推定回路15及び制御回路16に出力さ
れる。
【0025】速度推定回路15では、3ビットの位相モ
ード信号を受け、モード変化点を検出してその変化点間
の時間を計測することによって速度の推定が行われ、制
御回路16に出力される。尚、この推定された速度信号
は、短絡時にステータ巻線に流れる電流の速度信号であ
り、すなわち、モータ1の速度信号を表している。
【0026】制御回路16では、位相推定回路14にお
いて推定された位相モード信号と速度推定回路15にお
いて推定された速度信号を受けて、まず最初に、位相信
号の推定演算が行われる。これは、位相推定回路14に
おいて推定された位相モード信号のモード変化点を検出
し、速度推定回路15において推定された速度信号に基
づいて、このモード変化点から次のモード変化点までの
位相を正確に推定演算する方法を繰り返すことにより行
われている。(以下、この演算処理を、演算処理Aと呼
ぶこととする。)
【0027】次に、この推定演算された位相信号は、ス
テータ巻線の短絡時に流れる電流の位相であり、図2に
示すようにステータ巻線内のインダクタンス成分23の
ために誘起電圧よりも遅れた状態にあるので、この遅れ
分の位相シフト演算が行われる。ステータ巻線の内部抵
抗22とインダクタンス成分23は、各相でほぼ同等に
なるように設定された固有値であり、この各相における
内部抵抗成分をR[Ω]、インダクタンス成分をL
[H]とすると、誘起電圧に対する短絡時の電流の位相
遅れ量θは、(1)式で求まる。
【0028】
【数1】 ここで、ωは、位相モード信号が入力された速度推定回
路15において推定された速度信号から算出された角周
波数である。これにより、位相遅れ量θが算出され、演
算処理Aにおいて推定された位相信号を位相遅れ量θだ
け進める方向に移相シフトすることで、ステータ巻線に
生ずる誘起電圧の位相の推定(即ち、ロータの磁極位置
の推定)が行われる。(以下、この演算処理を、演算処
理Bと呼ぶこととする。)
【0029】次に、この推定された誘起電圧の位相信号
及び速度信号に基づいて、モータ1を再駆動させるため
の運転電圧(V)及び運転周波数(F)が演算され、V
/F一定の制御信号が生成される。(以下、この演算処
理を、演算処理Cと呼ぶこととする。)
【0030】そして、一旦、インバータ回路8の下相の
IGBT9d乃至9fをオフにすることによってステー
タ巻線の短絡が解除され、一定時間経過後に、このV/
F一定制御信号をゲート駆動回路18を介してIGBT
9a乃至9fのゲートへ出力することによりモータ1の
再駆動が行われる。このようにしてモータ1の駆動が再
開されると、再びV/F一定制御方式による同期運転が
行われる。
【0031】このように本実施例によれば、瞬停後の復
電時にモータ1のステータ巻線をIGBT9d乃至9f
で短絡し、そのときにステータ巻線に流れる電流を電流
センサ12u乃至12w及び電流検出回路13で検出
し、その検出電流に基づいて位相推定回路14で位相を
推定するとともに、速度推定回路15で速度を推定し、
これらに基づいて制御回路16によりモータ1を駆動さ
せるようにしたので、瞬停等の断電によりモータ1の同
期制御がはずれロータがイナーシャにより回転を継続し
ていても、短時間でモータ1を駆動復帰させることがで
きる。また、過電流検出用の電流検出センサ12u乃至
12wを電流検出用としても共用できるので、製造コス
トを抑えて実施をすることができる。
【0032】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例を説明するに、説明の便宜上、図1を参照する。こ
の第2の実施例では、第1の実施例と同様、制御回路1
6内に演算処理A,B及びCが組み込まれるとともに、
この演算処理Bと演算処理Cとの間に位相補正手段たる
演算処理D(後述)が組み込まれている。駆動装置2に
は、電圧検出回路13から電圧信号が出力された後、制
御回路16において運転電圧及び運転周波数を算出する
までの演算処理による遅れ時間や、実際にインバータ回
路8からモータ1に対して駆動電圧が印加されるまでの
遅れ時間が存在する。そこで、あらかじめこの遅れ時間
を予測して制御回路16に設定しておき、演算処理Dに
て、設定時間分の位相遅延シフト補正が行われるように
構成されている。
【0033】まず、演算処理Dでは、演算処理Bにおい
て推定された誘起電圧の位相信号を受け、この推定され
た位相信号とあらかじめ設定された遅れ時間に基づい
て、実際のステータ巻線に発生している誘起電圧の位相
信号に合わせるために、どの程度遅延させるかの演算が
行われ、位相シフト量が算出される。そして、推定され
た位相信号に対し、この算出された位相シフト量だけ遅
延させた補正が加えられ、この補正された位相信号が演
算処理Cに出力されるようになっている。いわば、演算
処理Dは位相信号の遅延回路のようなものである。そし
て、演算処理CにおいてV/F一定の制御信号が生成さ
れ、モータ1の再駆動が行われる。
【0034】このように第2の実施例によれば、演算処
理Dでは、位相推定回路14において推定された位相に
対し、モータ1を再駆動させるまでの演算処理時間等に
起因する遅れ時間を予測して設定された時間に合わせて
誘起電圧の位相の補正をすることができる。また、この
演算処理Dは構成が簡単なため、処理時間が短くて済
み、従って、処理速度を高速にすることができる。
【0035】(第3の実施例)次に、本発明の第3の実
施例を説明するに、説明の便宜上、図1を参照する。こ
の第3の実施例では、第1の実施例と同様、制御回路1
6内に演算処理A,B及びCが組み込まれるとともに、
この演算処理Bと演算処理Cとの間に位相補正手段たる
演算処理E(後述)が組み込まれている。また、この第
3の実施例では、駆動装置2の演算処理時間等に起因す
る遅れ時間の補正を、第2の実施例とは別の方法で行っ
ている。この遅れ時間はあらかじめ制御回路16に設定
されている。
【0036】まず、演算処理Eでは、演算処理Bにおい
て推定された誘起電圧の位相信号及び速度信号を受け
る。次に、この推定された位相信号及び速度信号とあら
かじめ設定された遅れ時間に基づいて、実際にステータ
巻線に発生している誘起電圧の位相信号に合わせるため
にどの程度位相をシフトさせるかの演算が行われ、位相
シフト量が算出される。そして、推定された位相信号に
対し、この算出された位相シフト量だけシフトさせた補
正が行われ、この補正された位相信号が演算処理Cに出
力されるようになっている。この際、速度信号も与えら
れているのでリアルタイムに位相を早めたり遅らせたり
することができる。そして、演算処理CにおいてV/F
一定の制御信号が生成され、モータ1の再駆動が行われ
る。
【0037】このように第3の実施例によれば、推定さ
れた速度信号に基づいて位相シフト量を決定できるの
で、推定された位相信号に対して、リアルタイムに位相
をシフトさせた補正を加えることができる。従って、演
算処理Eでは、位相推定回路14において推定された位
相信号に対し、モータ1を再駆動させるまでの演算処理
時間等に起因する遅れ時間を予測して設定された時間に
合わせて、速度推定回路15において推定された速度信
号に基づいて、リアルタイムに誘起電圧の位相の補正を
することができる。これにより、速度の推定に追随した
位相の推定が行えることとなり、位相の推定精度が上が
る。
【0038】(第4の実施例)次に、本発明の第4の実
施例を説明するに、説明の便宜上、図1を参照する。こ
の第4の実施例では、第1の実施例と同様、制御回路1
6内に演算処理A,B及びCが組み込まれるとともに、
この演算処理Bと演算処理Cとの間に位相補正手段たる
演算処理F(後述)が組み込まれている。また、速度推
定回路15において推定された速度信号の時間変化率を
算出し、一定時間後の速度を推定するための演算処理G
(後述)が組み込まれている。第4の実施例では、駆動
装置2の演算処理時間等に起因する遅れ時間の補正を、
第2及び第3の実施例とは別の方法で行っており、遅れ
時間の設定時間を長くとることができるように構成され
ている。この遅れ時間はあらかじめ制御回路16に設定
されている。
【0039】まず最初に、演算処理Gの作用について説
明する。演算処理Gは、速度推定回路15において推定
された速度信号を複数回受け、その時間変化率を算出
し、設定された遅れ時間後の速度を推定し、その推定さ
れた速度信号を演算処理Fに出力するようになってい
る。図5は、同期制御がはずれてロータがイナーシャに
より回転を継続しているときの短絡時に流れる電流の速
度の時間変化率を表したものである。ある時間T0、T
1において、速度推定回路15により推定された速度信
号をそれぞれα、βとする。次に、時間T1に対し、あ
らかじめ制御回路16に設定された遅れ時間後の時間を
T2として、そのときの推定速度をγとすると、時間T
2における推定速度γは、時間T0、T1における推定
された速度信号の時間変化率に基づいて、(2)式のよ
うに推定することができる。
【0040】
【数2】 この推定された速度信号γが演算処理Fに出力される。
【0041】次に、演算処理Fの作用について説明す
る。まず、演算処理Fでは、演算処理Bにおいて推定さ
れた時間T1における誘起電圧の位相信号及び速度信号
を受け、また、演算処理Gにおいて推定された時間T2
における速度信号を受ける。そして、時間T1における
位相信号に対し、この時間T1及びT2における速度信
号に基づいて、時間T2における位相の推定演算が行わ
れ位相シフト量が算出される。更に、時間T1の位相信
号に対し、算出された位相シフト量だけの補正が加えら
れることによって、時間T2における位相信号の推定が
行われる。そして、この時間T2における推定された位
相信号及び速度信号が演算処理Cに出力され、そして、
演算処理CにおいてV/F一定の制御信号が生成され、
モータ1の再駆動が行われる。
【0042】このように第4の実施例によれば、演算処
理Gでは、速度推定回路15において推定された複数の
速度信号から速度の時間変化率を算出し、その時間変化
率に基づいて設定された遅れ時間後の速度信号が推定さ
れる。そして、演算処理Fにて、演算処理Bにおいて推
定された位相信号及び速度信号と、演算処理Gにおいて
推定された設定された遅れ時間後の速度信号に基づい
て、設定された遅れ時間後の位相信号が推定補正され
る。これにより、演算処理Cにて運転電圧及び運転周波
数が演算され、モータ1の再駆動が行われる。
【0043】このような構成によれば、推定された速度
信号の時間変化率に基づいて誘起電圧の位相補正ができ
るので、遅れ時間の設定を長くとることができる。ま
た、推定された遅れ時間後の速度信号に基づいて位相シ
フト量を決定できるので、演算処理Bにおいて推定され
た位相信号に対して、リアルタイムに位相をシフトさせ
た補正を加えることができる。これにより、速度の推定
の時間変化に追随した位相の推定が行えることとなり、
位相の推定精度が上がるので、遅れ時間の設定を長くし
てもモータ1の駆動復帰をすることができる。
【0044】(第5の実施例)次に、本発明の第5の実
施例を説明するに、説明の便宜上、図1を参照する。位
相推定回路14は、ステータ巻線の短絡後、電圧信号が
入力された後、2値化等の位相推定演算が開始されるま
で任意の待機時間が設けられる構成となっている。これ
は、図示はしないが、位相推定回路14の入力部に、電
圧信号の検出回路と、その検出信号を受けてから位相推
定演算が開始されるまでの待機時間を調整するタイマ回
路とが設けられて構成されている。これにより、ステー
タ巻線の短絡時、図6に示すような閉回路21(図2参
照)を流れる電流の過渡的振動の取り込みを回避して、
位相推定回路14及び速度推定回路15による推定演算
ができるので、推定精度を上げることができる。
【0045】(第6の実施例)次に、本発明の第6の実
施例を説明するに、説明の便宜上、図1を参照する。位
相推定回路14は、ステータ巻線の短絡後、電圧信号が
入力された後、この電圧信号の周期をカウントし、任意
の周期経過後に位相推定演算が開始される構成となって
いる。これは、図示はしないが、位相推定回路14の入
力部に、電圧信号を検出して2値化する比較回路と、そ
の2値化信号をカウントする計数回路とが設けられて構
成されている。これにより、第5の実施例と同様の効果
が得られる。
【0046】(第7の実施例)次に、本発明の第7の実
施例を説明するに、説明の便宜上、図1を参照する。速
度推定回路15は、位相推定回路14より3ビットの位
相モード信号を受けて、この位相モード信号を複数回検
出することに基づいて、誘起電圧の速度の推定が行われ
る構成となっている。この速度推定方法を、図7のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。
【0047】速度推定回路15は、一定のタイミングを
刻む基準クロックで動作する同期回路で構成されてい
る。駆動装置2への断電後、復電されると、中央処理装
置にて復電が検出されるとともに速度推定処理が開始さ
れ(ステップS1)、チェックカウンタ、モードカウン
タ、周期カウンタの計数値の初期化(ゼロリセット)が
行われる(ステップS2)。ここで、チェックカウンタ
とは、基準クロックに同期して一定の時間間隔(以下、
チェック時間間隔と称す)で位相モード信号のモード検
出を行ったときのモード検出回数を計数するカウンタで
あり、モードカウンタとは、このモード検出時に位相モ
ード信号のモードが変化した回数を計数するカウンタで
あり、周期カウンタとは、モードカウンタが6回計数さ
れる毎に1回が計数されるカウンタであり、短絡時の電
流の周期の繰り返し回数を表したものである。
【0048】初期化が終了するとチェック時間間隔で位
相モード信号のモード検出が開始され、ステップS3に
て1回目のモード変化の判定が行われる。1回目のモー
ド変化が検出されるとステップS4に移行し、モード検
出回数のチェックカウンタへの加算が開始される。ステ
ップS4では、該モード変化の検出をしたモード検出以
降のモード検出回数がチェックカウンタに加算されてい
くこととなる。次にステップS5にて位相モードのモー
ド変化の検出が行われる。モード変化がない場合はステ
ップS4に戻り、モード変化があるまで同様の動作が繰
り返される。モード変化がある場合はステップS6に移
行して、モードカウンタへの+1の加算が行われる。
【0049】次に、ステップS7にてモードカウンタの
計数値が6回に達したかの判定、即ち、短絡時の電流の
周期が1周期に達したかの判定が行われる。モードカウ
ンタの計数値が6回に達しない場合はステップS4に戻
り、この計数値が6回に達するまで同様の動作が繰り返
される。モードカウンタの計数値が6回に達した場合
は、ステップS8にてモードカウンタの計数値がゼロに
リセットされ、ステップS9にて周期カウンタへの+1
の加算が行われる。
【0050】次に、ステップS10にて、周期カウンタ
の計数値があらかじめ設定された周期回数Nに達したか
の判定が行われる。周期カウンタの計数値がN回に達し
ない場合はステップS4に戻り、N回に達するまで同様
の動作が繰り返される。周期カウンタの計数値がN回に
達した場合はステップS11にて、チェック時間間隔、
チェックカウンタの計数値、周期カウンタの計数値に基
づいて位相モード信号の速度(周波数)の推定が行われ
る。周期回数Nの値は、適切に設定することにより、速
度(周波数)の推定演算処理時間と推定精度を調整する
ことができる。次に、ステップS12にてメインルーチ
ン(図示省略)へ移行し、この推定された速度信号は、
制御回路16へ出力される。このような構成によれば、
速度推定回路15において、電流検出信号の検出回数を
多くすることにより、速度の推定精度を上げることがで
きる。
【0051】(第8の実施例)次に、本発明の第8の実
施例を説明するに、説明の便宜上、図1を参照する。制
御回路16は、ステータ巻線の短絡時に、IGBT9d
乃至9fのゲート信号をパルス制御することにより、閉
回路21(図2参照)に流れる電流量を任意に調整でき
るように構成されている。ステータ巻線の短絡時の電流
は、電流センサ12u乃至12wにおいて検出され、制
御回路16に入力されている。そして、この検出信号を
制御回路16にて監視し、閉回路21内に過大な電流が
流れないようにIGBT9d乃至9fのゲート信号のパ
ルス制御が行われる。これにより、閉回路21内のIG
BT9d乃至9fに過大な電流が流れることを防止する
ことができる。
【0052】尚、本発明は、上記し、且つ図面に示す実
施例にのみ限定されるものではなく、次のような変形、
拡張が可能である。第4の実施例では、時間T2におけ
る誘起電圧の速度を推定するのに、速度推定回路15に
おいて異なる時間に推定された2つの周期から時間変化
率を求めるようにしたが、これに限定されるものではな
く、異なる時間に推定されたnの周期から時間変化率を
求めるようにしてもよい。また、時間変化率の算出方法
は、(2)式に限定されるものではなく、2乗平均処理
などの方法を用いてもよい。
【0053】本発明の実施例では、永久磁石形同期電動
機の制御装置17は、断電後の復電を検出することによ
り同期制御のはずれたモータの再駆動を行う構成とした
が、断電時の駆動復帰に限定されるものではなく、モー
タの同期運転中に同期制御がはずれた場合にもその同期
制御はずれを検出することによりモータの再駆動を行う
構成としてもよい。
【0054】本発明の実施例では、永久磁石形同期電動
機の制御装置17は、V/F一定制御による制御装置へ
の適用としたが、これに限定されるものではなく、運転
中にステータ巻線に流れる電流を検出してロータの磁極
位置及び回転速度を推定し、その値を周波数指令にフィ
ードバック制御させる電流検出方式の制御装置へ適用し
てもよい。
【0055】
【発明の効果】以上の記述で明らかなように、本発明の
永久磁石形同期電動機の制御装置は、ロータの磁極位置
を磁極位置センサにより検出することなく運転される永
久磁石形同期電動機において、瞬停等の断電により同期
制御のはずれたモータのロータの磁極位置及び回転速度
を推定できるようにしたので、ロータの回転中にモータ
を再駆動せることができるという優れた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック線図
【図2】短絡時の等価回路図
【図3】短絡時の電流波形図
【図4】位相モード図
【図5】本発明の第4の実施例の推定速度信号の時間変
化率
【図6】本発明の第5の実施例の短絡時の電流の過渡状
態をあらわす波形図
【図7】本発明の第7の実施例の速度の推定方法を示す
フローチャート図
【符号の説明】
図面中、1は永久磁石形同期電動機、2はセンサレス駆
動装置(駆動装置)、3は三相交流電源、8はインバー
タ回路、9a乃至9cはIGBT(スイッチング素
子)、9d乃至9fはIGBT(スイッチング素子、短
絡手段)、12u乃至12wは電流センサ(電流検出手
段)、13は電流検出回路(電流検出手段)、14は位
相推定回路(位相推定手段)、15は速度推定回路(速
度推定手段)、16は制御回路(制御手段、位相補正手
段)、17は制御装置、18はゲート駆動回路を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータの磁極位置を磁極位置センサによ
    り検出することなく運転される永久磁石形同期電動機に
    おいて、 前記永久磁石形同期電動機のステータ巻線を短絡する短
    絡手段と、 この短絡手段により短絡されたときに前記ステータ巻線
    に流れる電流を検出する電流検出手段と、 この電流検出手段により検出された電流検出信号から前
    記ステータ巻線に生ずる誘起電圧の位相を推定する位相
    推定手段と、 前記電流検出手段により検出された電流検出信号から前
    記永久磁石形同期電動機の速度を推定する速度推定手段
    と、 前記推定された位相及び前記推定された速度に基づいて
    永久磁石形同期電動機を駆動する制御手段とを具備する
    ことを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
  2. 【請求項2】 位相推定手段により位相を推定する演算
    時間に基づいて、前記位相推定手段により推定された位
    相に補正を加える位相補正手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の永久磁石形同期電動機の制御装置。
  3. 【請求項3】 位相推定手段により位相を推定する演算
    時間と、速度推定手段により推定された速度とに基づい
    て、前記位相推定手段により推定された位相に補正を加
    える位相補正手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の永久磁石形同期電動機の制御装置。
  4. 【請求項4】 位相推定手段により位相を推定する演算
    時間と、速度推定手段から推定された複数回の速度から
    任意の時間後の速度を推定した推定速度とに基づいて、
    前記位相推定手段により推定された位相に補正を加える
    位相補正手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    永久磁石形同期電動機の制御装置。
  5. 【請求項5】 位相推定手段は、短絡手段によるステー
    タ巻線の短絡後、任意の待機時間の経過を待って誘起電
    圧の位相の推定演算を開始するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の永久磁石形同期電動機の
    制御装置。
  6. 【請求項6】 位相推定手段は、短絡手段によるステー
    タ巻線の短絡後、電流検出手段により検出された電流検
    出信号の任意の周期の経過を待って誘起電圧の位相の推
    定演算を開始するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の永久磁石形同期電動機の制御装置。
  7. 【請求項7】 速度推定手段は、複数回の電流検出の結
    果に基づいて永久磁石形同期電動機の速度の推定を行う
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    永久磁石形同期電動機の制御装置。
  8. 【請求項8】 制御手段は、ステータ巻線の短絡時に前
    記ステータ巻線を流れる電流を任意の電流量に調整する
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    永久磁石形同期電動機の制御装置。
JP35885899A 1999-12-17 1999-12-17 永久磁石形同期電動機の制御装置 Expired - Fee Related JP3471269B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35885899A JP3471269B2 (ja) 1999-12-17 1999-12-17 永久磁石形同期電動機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35885899A JP3471269B2 (ja) 1999-12-17 1999-12-17 永久磁石形同期電動機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001178182A true JP2001178182A (ja) 2001-06-29
JP3471269B2 JP3471269B2 (ja) 2003-12-02

Family

ID=18461470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35885899A Expired - Fee Related JP3471269B2 (ja) 1999-12-17 1999-12-17 永久磁石形同期電動機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3471269B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005237113A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Yaskawa Electric Corp 誘導電動機の停止方法及び制御装置
WO2005096490A1 (en) * 2004-03-09 2005-10-13 Hr Textron Inc. Damping for electromechanical actuators
WO2007069580A1 (ja) * 2005-12-16 2007-06-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. インバータ装置
CN1326311C (zh) * 2002-09-03 2007-07-11 三菱电机株式会社 永久磁体型同步电动机
JP2008042963A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Honda Motor Co Ltd 電動機の制御装置
JP2008199864A (ja) * 2007-02-16 2008-08-28 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 永久磁石形同期電動機の制御装置
JP2008228562A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Atlas Copco Energas Gmbh 多相モーターを再起動する方法及びその方法を実施するための電気回路
CN101841147A (zh) * 2010-05-18 2010-09-22 福州欣联达电子科技有限公司 永磁电机防抱死电路
EP1612925A3 (en) * 2004-07-01 2012-03-21 Samsung Electronics Co., Ltd. A brushless DC motor controller
JP2021044938A (ja) * 2019-09-11 2021-03-18 キヤノン株式会社 モータ制御装置およびその制御方法

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1326311C (zh) * 2002-09-03 2007-07-11 三菱电机株式会社 永久磁体型同步电动机
JP2005237113A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Yaskawa Electric Corp 誘導電動機の停止方法及び制御装置
WO2005096490A1 (en) * 2004-03-09 2005-10-13 Hr Textron Inc. Damping for electromechanical actuators
US7109679B2 (en) 2004-03-09 2006-09-19 Hr Textron, Inc. Damping for electromechanical actuators
EP1612925A3 (en) * 2004-07-01 2012-03-21 Samsung Electronics Co., Ltd. A brushless DC motor controller
JP2007189888A (ja) * 2005-12-16 2007-07-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd インバータ装置
US7688018B2 (en) 2005-12-16 2010-03-30 Panasonic Corporation Inverter
JP4497149B2 (ja) * 2005-12-16 2010-07-07 パナソニック株式会社 インバータ装置
WO2007069580A1 (ja) * 2005-12-16 2007-06-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. インバータ装置
JP2008042963A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Honda Motor Co Ltd 電動機の制御装置
JP2008199864A (ja) * 2007-02-16 2008-08-28 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 永久磁石形同期電動機の制御装置
JP2008228562A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Atlas Copco Energas Gmbh 多相モーターを再起動する方法及びその方法を実施するための電気回路
CN101841147A (zh) * 2010-05-18 2010-09-22 福州欣联达电子科技有限公司 永磁电机防抱死电路
CN101841147B (zh) * 2010-05-18 2012-08-08 福州欣联达电子科技有限公司 永磁电机防抱死电路
JP2021044938A (ja) * 2019-09-11 2021-03-18 キヤノン株式会社 モータ制御装置およびその制御方法
JP7414436B2 (ja) 2019-09-11 2024-01-16 キヤノン株式会社 モータ制御装置およびその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3471269B2 (ja) 2003-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6535318B2 (ja) モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御装置の制御方法
JP3483805B2 (ja) センサレスブラシレスモータの脱調検出装置
US8836254B2 (en) Control of an electrical machine
JP4465129B2 (ja) ブラシレスモータの駆動装置と駆動方法
JP3148269B2 (ja) ブラシなし直流電動機の転流時のピーク電流抑圧方法
EP1793486B1 (en) Method for controlling ac motors
JP2006136122A (ja) 発電装置の出力制御装置
TWI469499B (zh) A method of detecting a rotation direction of an AC motor and a power conversion device using an AC motor
JP3471269B2 (ja) 永久磁石形同期電動機の制御装置
JP4788603B2 (ja) インバータ装置
JP2000245191A (ja) ブラシレス直流モータの駆動装置
WO1999021271A1 (fr) Procede et dispositif pour commander un moteur a courant continu sans balai
JP5330728B2 (ja) ブラシレスモータの駆動装置
WO2022074361A1 (en) A method of controlling a brushless permanent-magnet motor
JP3492261B2 (ja) インバータ装置
CN115398794A (zh) 马达控制装置、马达系统及马达控制方法
JP2004104935A (ja) モータ制御装置
JP4123877B2 (ja) モータ制御装置
JP3389300B2 (ja) ブラシレスモータの運転方法
JPH07123773A (ja) ブラシレス直流モータの駆動方法
JP2005278360A (ja) ブラシレスモータのセンサレス制御方法、ブラシレスモータのセンサレス制御装置及び電動ポンプ
JP4325443B2 (ja) ブラシレスモータのセンサレス制御方法、ブラシレスモータのセンサレス制御装置及び電動ポンプ
JP2018207612A (ja) モータ駆動制御装置及びモータの駆動制御方法
JP4265395B2 (ja) インバータ装置
JP2007174745A (ja) ブラシレスモータのセンサレス制御方法及びブラシレスモータのセンサレス制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3471269

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees