JP2001177968A - 回転接続装置 - Google Patents

回転接続装置

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JP2001177968A
JP2001177968A JP36042199A JP36042199A JP2001177968A JP 2001177968 A JP2001177968 A JP 2001177968A JP 36042199 A JP36042199 A JP 36042199A JP 36042199 A JP36042199 A JP 36042199A JP 2001177968 A JP2001177968 A JP 2001177968A
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cable
case
rotor
opening
fixed
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JP36042199A
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English (en)
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Tomoyuki Sakata
知之 坂田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイドリングとともにケーブルを空間部に収
納する作業が簡単に行えて、収納作業性を向上させる。 【解決手段】 ケース10とローター11との間の空間
部12にケーブル13を収納する際には、ケース10の
開口10bからケーブル13の中間部分をケース外部に
引き出し、ケーブル13の一方の端部をケース10に固
定し、他方の端部をローター11に固定し、ケーブル1
3をガイドリング20Aの反転スリット部20aに通し
た状態で、ローター11を回転させると、開口10bか
らケーブル13が空間部12に引き込まれてローター1
1に巻き付けられながら空間部12に収納されるように
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、家電機器
等における互いに相対回転する部分間の電気的接続に使
用される回転接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリングホイール取付部
は、例えば図6及び図7に示すように、ボディに固定さ
れたブラケット1内にステアリングシャフト2が回転自
在に支持されており、ブラケット1の上側には、スイッ
チ装置3と回転接続装置4とが設けられている。そし
て、これらスイッチ装置3と回転接続装置4を貫通して
上方に突出するステアリングシャフト2の先端部に、こ
のシャフト2と一体回転するようにステアリングホイー
ル6が取り付けられている。また、ステアリングホイー
ル6には、ホーンスイッチ、エアバッグ等の電装品7が
必要に応じて装備される。スイッチ装置3は、例えばタ
ーンシグナルランプ、ワイパー等のスイッチを一体に組
み付けたもので、その左右側面に上記スイッチをそれぞ
れ切替操作するための操作レバー8,9が取り付けられ
ている。
【0003】上記回転接続装置4は、ステアリングホイ
ール6と共に回転運動する上記電装品7とボディ側の回
路とを電気的に接続するための装置であって、図9に組
み立て状態を、図8に分解状態をそれぞれ示すように、
ボディ側に固定される固定側ケース10と、ステアリン
グホイール6と一体回転する回転側ローター11と、ケ
ース10とローター11とカバー14との間に形成され
る環状の空間部12に、ケーブル(フレキシブル・フラ
ット・ケーブル…FFC)13を渦巻き状に巻回させて
収納し(図10参照)、このケーブル13の外側端部に
取り付けた端末部材15の配線15aのコネクタ22を
ブラケット1側に設けたコネクタ16に接続し、またケ
ーブル13の内側端部に取り付けた端末部材17の配線
17aのコネクタ23を電装品7に設けたコネクタ18
に接続している。
【0004】また、ケーブル13の巻回方向を途中で反
転させる反転スリット部20aを有するガイドリング2
0を設けて、図10に示すように、ローター11が時計
回り方向に回転する時は、ケーブル13がローター11
の外周部に巻き付き、ローター11が反時計回り方向に
回転する時は、ケーブル13がケース10の側壁に沿っ
て巻き戻されるようになる。このようなガイドリング2
0でケーブル13の巻回方向を途中で反転させることに
より、ケーブル13の全長を短くすることができる。
【0005】これらにより、ケース10とローター11
が相対回転しても、ボディ側の電気回路とステアリング
ホイール6の電装品7が電気的に接続された状態に維持
されるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなガイドリング20が設けられているような場合、
ガイドリング20とともにケーブル13を空間部12に
収納する作業が非常に煩わしいという問題があった。
【0007】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたもので、ガイドリングとともにケーブルを空間部に
収納する作業が簡単に行えて、収納作業性が向上するケ
ーブル収納構造を備えている回転接続装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1は、固定側ケースと、このケース
の中心部に設けられた回転自在な回転側ローターとの間
に形成される環状の空間部に収納される可撓性ケーブル
が設けられ、このケーブルは、一方の端部がケースに固
定され、他方の端部がローターに固定されて重ね巻きさ
れると共に、この重ね巻き方向が逆になるようにガイド
リングの反転スリット部で中間部が折り返されている回
転接続装置において、上記ケースには、外部からケーブ
ルを引き込み可能な開口が形成されて、上記ケーブルを
空間部に収納する際には、上記開口からケーブルの中間
部分がケース外部に引き出され、ケーブルの一方の端部
がケースに固定され、他方の端部がローターに固定さ
れ、ケーブルがガイドリングの反転スリット部に通され
た状態で、ローターが回転されることにより、開口から
ケーブルが空間部に引き込まれてローターに巻き付けら
れるようにしたケーブル収納構造を備えていることを特
徴とする回転接続装置を提供するものである。
【0009】請求項1によれば、ケースとローターとの
間の空間部にケーブルを収納する際には、ケースの開口
からケーブルの中間部分をケース外部に引き出し、ケー
ブルの一方の端部をケースに固定し、他方の端部をロー
ターに固定し、ケーブルをガイドリングの反転スリット
部に通した状態で、ローターを回転させると、開口から
ケーブルが空間部に引き込まれてローターに巻き付けら
れながら空間部に収納されるようになる。
【0010】本発明の請求項2は、固定側ケースと、こ
のケースの中心部に設けられた回転自在な回転側ロータ
ーとの間に形成される環状の空間部に収納される複数本
の可撓性ケーブルが設けられ、この各ケーブルは、一方
の端部がケースに固定され、他方の端部がローターに固
定されて重ね巻きされると共に、各ケーブルの重ね巻き
方向が逆になるようにガイドリングの各反転スリット部
で中間部がそれぞれ折り返されている回転接続装置にお
いて、上記ケースには、外部からケーブルを引き込み可
能な開口が形成されると共に、上記ガイドリングには、
各反転スリット部で分離されたガイド部がそれぞれ形成
されて、一方のガイド部が固定で、他方のガイド部が取
外し可能になっていて、上記ケーブルを空間部に収納す
る際には、他方のガイド部が取外されて、上記開口から
各ケーブルの中間部分がケース外部に引き出され、各ケ
ーブルの一方の端部がケースに固定され、他方の端部が
ローターに固定された状態で、ローターが回転されるこ
とにより、開口から各ケーブルが空間部に引き込まれて
ローターに巻き付けられ、その後に、一方のケーブルに
形成されるループ状部分の間に上記取外した他方のガイ
ド部を取付けることにより、各ケーブルの折り返し部が
ガイドリングのガイド部の各反転スリット部にそれぞれ
通された状態となるようにしたケーブル収納構造を備え
ていることを特徴とする回転接続装置を提供するもので
ある。
【0011】請求項2によれば、ケースとローターとの
間の空間部に複数本のケーブルを収納する際には、予め
ガイドリングの他方のガイド部を取外して、ケースの開
口から各ケーブルの中間部分をケース外部に引き出し、
各ケーブルの一方の端部をケースに固定し、他方の端部
をローターに固定した状態で、ローターを回転させる
と、開口から各ケーブルが空間部に引き込まれてロータ
ーに巻き付けられながら空間部に収納されるようにな
り、一方のケーブルに形成されるループ状部分の間に取
外した他方のガイド部を取付けることにより、各ケーブ
ルの折り返し部がガイドリングのガイド部の各反転スリ
ット部にそれぞれ通された状態となる。
【0012】請求項3のように、上記ガイドリングに
は、ケーブル巻き込み時の回転を止めるために治具で押
さえ可能な凹部又は凸部が形成されている構成とするの
が好ましい。
【0013】請求項4のように、上記開口には蓋が設け
られて、この蓋部材は、上記開口を開閉できるようにケ
ースにヒンジ結合されると共に、ケーブルの引き込み時
に、蓋を開き位置で仮係止可能な仮係止部が形成されて
いる構成とするのが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、先行技術と同一構成・作用
の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0015】図1及び図5(a)は1本のケーブル13
を収納する第1実施形態である。図5(a)に示すよう
に、ガイドリング20Aは、合成樹脂でリング状に形成
され、このガイドリング20Aには、上記ケーブル13
の折り返し部13aが挿通する反転スリット部20aが
従来と同様に形成されている。
【0016】また、このガイドリング20Aの上面に
は、後述するケーブル13の巻き込み時に回転を止める
ために治具等で押さえ可能な凹部20b又は凸部20c
が形成されている。なお、凹部20b又は凸部20cは
いずれか一方で良い。
【0017】図1に示すように、上記ケース10の外側
壁10aには開口10bが形成され、この開口10bに
は、ヒンジ部10cを介して開閉自在な蓋10dが一体
的に形成されている。この蓋10dの外面と外側壁10
aの外面には、蓋10dを開き位置(図1(a)の位
置)で仮係止可能な仮係止フック部10e,10fがそ
れぞれ形成されている。
【0018】上記ケース10の外側壁10aには、ケー
ブル13の外側端部に取り付けた端末部材15を上方か
ら差し込んで固定する差し込み部10gが形成されてい
る。
【0019】また、上記ローター11には、ケーブル1
3の内側端部に取り付けた端末部材17を上方から差し
込んで固定する差し込み部11aが形成されている。
【0020】上記第1実施形態において、ケーブル13
を空間部12に収納するに際しては、図1(a)のよう
に、ケース10の蓋10dを開操作して開口10bを開
き、この蓋10dのフック部10eをケース10のフッ
ク部10fに係止することにより、蓋10dを開き位置
で仮係止しておく。
【0021】また、ケース10の空間部12にガイドリ
ング20Aをセットして、反転スリット部20aを開口
10bとほぼ一致させておく。
【0022】そして、ケーブル13が直線状態のまま
で、ケーブル13の外側端部の端末部材15をケース1
0の差し込み部10gに差し込んで固定すると共に、ケ
ーブル13の内側端末の端末部材17をローター11の
差し込み部10aに差し込んで固定して、Uターン状に
なったケーブル13は開口10bから外部に引き出して
おく。このとき、端末部材17の近傍のケーブル13
は、ガイドリング20Aの反転スリット部20aに通し
ておく。
【0023】この状態で、上記凹部20b又は凸部20
cを治具等で押さえてガイドリング20Aの回転を止め
たまま、ローター11を右回転(矢印R参照)させる
と、開口10aからケーブル13が空間部12に引き込
まれ、ガイドリング20Aの反転スリット部20aを通
ってローター11に巻き付けられて行くようになる。
【0024】そして、全てのケーブル13が開口10a
から空間部12に引き込まれると、図1(b)のよう
に、ケーブル13の中間部(折り返し部13a)がガイ
ドリング20Aの反転スリット部20aで折り返された
状態で収納されるようになる。
【0025】その後、開き位置で仮係止された蓋10d
のフック部10eをケース10のフック部10fから外
して、開口10bを蓋10dで閉じることにより、ケー
ブル13の収納作業が終了する。なお、蓋10aは、不
用意に開かないように接着や溶着等で固定するのが好ま
しい。
【0026】このように、ローター11を回転させるだ
けで、ケーブル13はガイドリング20Aの反転スリッ
ト部20aを通りながら空間部12に自動的に収納され
るようになるから、ガイドリング20Aとともにケーブ
ル13を空間部12に収納する作業が簡単に行えて、収
納作業性が向上するようになる。
【0027】図2〜図4及び図5(b)は2本のケーブ
ル13A,13Bを収納する第2実施形態である。な
お、内側となるケーブル13Aは実線で、外側となるケ
ーブル13Bは破線で示している。
【0028】図5(b)に示すように、ガイドリング2
0Bは、合成樹脂でリング状に形成され、このガイドリ
ング20には、ケース10の底面に載置する円板状のガ
イドベース20dが設けられ、このガイドベース20d
の円周上2等分位置に、円弧状のガイド部20e,20
fがそれぞれ形成されている。この各ガイド部20e,
20fの両端部の間には、上記各ケーブル13A,13
Bの折り返し部13a,13aが挿通する反転スリット
部20g,20h(図4(b)参照)がそれぞれ形成さ
れている。つまり、各反転スリット部20g,20hを
境にして分離されたガイド部20e,20fがそれぞれ
形成されることになる。
【0029】上記一方のガイド部20eはガイドベース
20dに固定であると共に、他方のガイド部20fはガ
イドベース20dに形成された円弧状凹部20iに取外
し可能に固定される。
【0030】上記一方のガイド部20eには、ケーブル
13の巻き込み時に回転を止めるために治具等で押さえ
可能な凹部20b又は凸部20cが形成されている。な
お、凹部20b又は凸部20cはいずれか一方で良い。
【0031】上記ケース10の外側壁10aには開口1
0bが形成され、この開口10bには、ヒンジ部10c
を介して開閉自在な蓋10dが一体的に形成されている
構成、この蓋10dの外面と外側壁10aの外面とに
は、蓋10dを開き位置(図2(a)の位置)で仮係止
可能な仮係止フック部10e,10fがそれぞれ形成さ
れている構成、上記ケース10の外側壁10aには、ケ
ーブル13の外側端部に取り付けた端末部材15を上方
から差し込んで固定する差し込み部10gが形成されて
いる構成、上記ローター11には、ケーブル13の内側
端部に取り付けた端末部材17を上方から差し込んで固
定する差し込み部11aが形成されている構成について
は上述した第1実施形態と同じである。
【0032】上記第2実施形態において、2本のケーブ
ル13A,13Bを空間部12に収納するに際しては、
図2(a)のように、ケース10の蓋10dを開操作し
て開口10aを開き、この蓋10dのフック部10eを
ケース10のフック部10fに係止することにより、蓋
10dを開き位置で仮係止しておく。
【0033】また、ケース10の空間部12に、他方の
ガイド部20fを取外したガイドリング20Bをセット
して、一方のガイド部20eを開口10bの反対側に位
置させておく。
【0034】そして、図2(b)に示すように、各ケー
ブル13A,13Bが直線状態のままで、各ケーブル1
3A,13Bの外側端部の端末部材15をケース10の
差し込み部10gに差し込んで固定すると共に、ケーブ
ル13の内側端末の端末部材17をローター11の差し
込み部10aに差し込んで固定して、Uターン状になっ
た各ケーブル13A,13Bは開口10bから外部に引
き出しておく。なお、各ケーブル13A,13Bは長さ
が異なるものである。
【0035】この状態で、上記一方のガイド部20eの
凹部20b又は凸部20cを治具等で押さえてガイドリ
ング20Bの回転を止めたまま、図3(a)に示すよう
に、ローター11を右回転(矢印R参照)させると、開
口10bから各ケーブル13A,13Bが空間部12に
引き込まれてローター11に巻き付けられて行くように
なる。
【0036】そして、開口10bから各ケーブル13
A,13Bが空間部12にほぼ引き込まれたときに、図
3(b)に示すように、一方のガイド部20eをガイド
ベース20dとともに60度程度の角度で右回転(矢印
R参照)させる。
【0037】そして、ローター11を僅かに右回転(矢
印R参照)させて、全てのケーブル13が開口10aか
ら空間部12に引き込まれると、図4(a)に示すよう
に、開き位置で仮係止された蓋10dのフック部10e
をケース10のフック部10fから外して、開口10a
を蓋10dで閉じる。なお、蓋10aは、不用意に開か
ないように接着や溶着等で固定するのが好ましい。
【0038】この状態で、外側のケーブル13Bにガイ
ドリング20Bの円弧状凹部20iに対応するループ状
部分13bが形成されるようになり、図4(b)に示す
ように、このループ状部分13bの間を通して、上記取
外した他方のガイド部20fをガイドベース20dの円
弧状凹部20iに取付けて固定する。
【0039】これにより、各ケーブル13A,13Bの
中間部(折り返し部13a)は、ガイドリング20Bの
各ガイド部20e,20fの両端部の間に形成される反
転スリット部20g,20hでそれぞれ折り返された状
態で収納されるようになる。
【0040】このように、ローター11を回転させるだ
けで、各ケーブル13A,13Bは空間部12に自動的
に収納されるようになり、その後に、取外し可能な他方
のガイド部20fを取付けるだけで、各ケーブル13
A,13Bがガイドリング20Bの各ガイド部20e,
20fの反転スリット部20g,20hを通るようにな
るから、ガイドリング20Bとともに各ケーブル13
A,13Bを空間部12に収納する作業が簡単に行え
て、収納作業性が向上するようになる。
【0041】第2実施形態において、開口10aを蓋1
0dで閉じてから、取外した他方のガイド部20fをガ
イドベース20dの円弧状凹部20iに取付けて固定す
るようにしたが、逆に、取外した他方のガイド部20f
をガイドベース20dの円弧状凹部20iに取付けて固
定してから、開口10aを蓋10dで閉じるようにして
も良い。なお、第2実施形態では、2本のケーブル13
A,13Bであったが、3本以上のケーブル13であっ
ても同様にして収納することができる。
【0042】上記各実施形態において、ガイドリング2
0A,20Bに凹部20b又は凸部20cを形成して、
ケーブル13(A,B)の巻き込み時の回転を止めるこ
とで、ローター11によるケーブル13(A,B)の巻
き込みに伴ってガイドリング20(A,B)が連れ回ら
ないので、巻き込み作業がスムーズに行える。
【0043】また、ケーブル13(A,B)の巻き込み
時に、蓋10dを開き位置に仮係止しておくと、ケーブ
ル13(A,B)の巻き込み作業がスムーズに行える。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1は、ケースとローターとの間の空間部にケー
ブルを収納する際には、ケースの開口からケーブルの中
間部分をケース外部に引き出し、ケーブルの一方の端部
をケースに固定し、他方の端部をローターに固定し、ケ
ーブルをガイドリングの反転スリット部に通した状態
で、ローターを回転させると、開口からケーブルが空間
部に引き込まれてローターに巻き付けられながら空間部
に収納されるようになるから、ローターを回転させるだ
けで、ケーブルはガイドリングの反転スリット部を通り
ながら空間部に自動的に収納されるようになるので、ガ
イドリングとともにケーブルを空間部に収納する作業が
簡単に行えて、収納作業性が向上するようになる。
【0045】本発明の請求項2は、ケースとローターと
の間の空間部に複数本のケーブルを収納する際には、予
めガイドリングの他方のガイド部を取外して、ケースの
開口から各ケーブルの中間部分をケース外部に引き出
し、各ケーブルの一方の端部をケースに固定し、他方の
端部をローターに固定した状態で、ローターを回転させ
ると、開口から各ケーブルが空間部に引き込まれてロー
ターに巻き付けられながら空間部に収納されるようにな
り、その後に、一方のケーブルに形成されるループ状部
分の間に取外した他方のガイド部を取付けることによ
り、各ケーブルの折り返し部がガイドリングのガイド部
の各反転スリット部にそれぞれ通された状態となるか
ら、ローターを回転させるだけで、複数本のケーブルは
空間部に自動的に収納されるようになり、その後に、取
外し可能な他方のガイド部を取付けるだけであるので、
ガイドリングとともにケーブルを空間部に収納する作業
が簡単に行えて、収納作業性が向上するようになる。
【0046】また、ケーブル巻き込み時にガイドリング
の回転を止める構成(請求項3)としたり、ケーブルの
引き込み時に蓋を開き位置で仮係止する構成(請求項
4)とすることにより、それぞれケーブルの巻き込み作
業がスムーズに行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の回転接続装置であ
り、(a)はケーブル引き出し時の平面断面図、(b)
はケーブル引き込み後の平面断面図である。
【図2】 第2実施形態の回転接続装置であり、
(a)は平面断面図、(b)はケーブル引き出し時の平
面断面図である。
【図3】 第2実施形態の回転接続装置であり、
(a)はケーブル引き込み途中の平面断面図、(b)は
ガイド部の回転時の平面断面図である。
【図4】 第2実施形態の回転接続装置であり、
(a)はケーブル引き込み後の平面断面図、(b)はガ
イド部を取付けた平面断面図である。
【図5】 (a)は第1実施形態のガイドリングの斜
視図、(b)は第2実施形態のガイドリングの斜視図で
ある。
【図6】 自動車のステアリングホイール取付部の正
面図である。
【図7】 自動車のステアリングホイール取付部の分
解図である。
【図8】 先行技術の回転接続装置の分解斜視図であ
る。
【図9】 先行技術の回転接続装置の斜視図である。
【図10】 先行技術の回転接続装置の平面断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ケース 10b 開口 10d 蓋 11 ローター 12 空間部 13(A,B) ケーブル 13a 折り返し部 15,17 端末部材 20(A,B) ガイドリング 20a 反転スリット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 知之 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3D030 DB25 3F068 AA01 BA11 DA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側ケースと、このケースの中心部に
    設けられた回転自在な回転側ローターとの間に形成され
    る環状の空間部に収納される可撓性ケーブルが設けら
    れ、このケーブルは、一方の端部がケースに固定され、
    他方の端部がローターに固定されて重ね巻きされると共
    に、この重ね巻き方向が逆になるようにガイドリングの
    反転スリット部で中間部が折り返されている回転接続装
    置において、 上記ケースには、外部からケーブルを引き込み可能な開
    口が形成されて、上記ケーブルを空間部に収納する際に
    は、上記開口からケーブルの中間部分がケース外部に引
    き出され、ケーブルの一方の端部がケースに固定され、
    他方の端部がローターに固定され、ケーブルがガイドリ
    ングの反転スリット部に通された状態で、ローターが回
    転されることにより、開口からケーブルが空間部に引き
    込まれてローターに巻き付けられるようにしたケーブル
    収納構造を備えていることを特徴とする回転接続装置。
  2. 【請求項2】 固定側ケースと、このケースの中心部に
    設けられた回転自在な回転側ローターとの間に形成され
    る環状の空間部に収納される複数本の可撓性ケーブルが
    設けられ、この各ケーブルは、一方の端部がケースに固
    定され、他方の端部がローターに固定されて重ね巻きさ
    れると共に、各ケーブルの重ね巻き方向が逆になるよう
    にガイドリングの各反転スリット部で中間部がそれぞれ
    折り返されている回転接続装置において、 上記ケースには、外部からケーブルを引き込み可能な開
    口が形成されると共に、上記ガイドリングには、各反転
    スリット部で分離されたガイド部がそれぞれ形成され
    て、一方のガイド部が固定で、他方のガイド部が取外し
    可能になっていて、上記ケーブルを空間部に収納する際
    には、他方のガイド部が取外されて、上記開口から各ケ
    ーブルの中間部分がケース外部に引き出され、各ケーブ
    ルの一方の端部がケースに固定され、他方の端部がロー
    ターに固定された状態で、ローターが回転されることに
    より、開口から各ケーブルが空間部に引き込まれてロー
    ターに巻き付けられ、その後に、一方のケーブルに形成
    されるループ状部分の間に上記取外した他方のガイド部
    を取付けることにより、各ケーブルの折り返し部がガイ
    ドリングのガイド部の各反転スリット部にそれぞれ通さ
    れた状態となるようにしたケーブル収納構造を備えてい
    ることを特徴とする回転接続装置。
  3. 【請求項3】 上記ガイドリングには、ケーブル巻き込
    み時の回転を止めるために治具で押さえ可能な凹部又は
    凸部が形成されている請求項1又は請求項2に記載の回
    転接続装置。
  4. 【請求項4】 上記開口には蓋が設けられて、この蓋部
    材は、上記開口を開閉できるようにケースにヒンジ結合
    されると共に、ケーブルの引き込み時に、蓋を開き位置
    で仮係止可能な仮係止部が形成されている請求項1〜請
    求項3のいずれかに記載の回転接続装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016213092A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 アルプス電気株式会社 回転コネクタおよびその製造方法

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JP2016213092A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 アルプス電気株式会社 回転コネクタおよびその製造方法

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