JP2001176343A - 電線案内ノズルユニット用組付治具 - Google Patents

電線案内ノズルユニット用組付治具

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JP2001176343A
JP2001176343A JP35759199A JP35759199A JP2001176343A JP 2001176343 A JP2001176343 A JP 2001176343A JP 35759199 A JP35759199 A JP 35759199A JP 35759199 A JP35759199 A JP 35759199A JP 2001176343 A JP2001176343 A JP 2001176343A
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wire
nozzle
guide nozzle
nozzle unit
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Yuji Sugino
裕司 杉野
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Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各電線案内ノズルのセンター出しが容易で、
短時間で複数の電線案内ノズルを、精度良く位置決めす
ることができて生産性の向上に寄与すること。 【解決手段】 複数の電線案内ノズル10を仮止めして
なる電線案内ノズルユニット11にあてがって本固定前
の電線案内ノズル10の位置を規制すると共に、本固定
後、電線案内ノズルユニット11から離脱される組付治
具1が、支持プレート2と、支持プレート2に、水平方
向に適宜離隔させ、かつ上下方向にベースホルダ40の
間欠動に合致するピッチ間隔Pで設けられ、仮止めされ
た複数の電線案内ノズル10に当接して電線案内ノズル
10の上下方向の位置を規制する複数の位置決めピン5
と、支持プレート2の端面3aに設けられ、仮止めされ
た複数の電線案内ノズル10の一端面を突き当てて電線
案内ノズル10の水平方向の位置を規制する突当部6と
を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車に
配索されるワイヤーハーネスの製造装置における、検尺
装置に電線を送り込むのに用いられる電線案内ノズルユ
ニットの組付けの際に適用される電線案内ノズルユニッ
ト用組付治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電線案内ノズルは、特開平2ー2
63533号公報に開示されている。この電線案内ノズ
ル100は、図8(a),(b)に示すように、第1案
内ノズル101を中心に前方に第2案内ノズル102、
後方に第3案内ノズル103を有し、それぞれ連結棒1
04及び105により直線状に一体に連結されている。
そして第1案内ノズル101と第2案内ノズル102の
間及び第1案内ノズル101と第3案内ノズル103の
間には、それぞれ送りローラ106と矯正ローラ107
の電線挟持区域108,109が設けられている。
【0003】また、第1案内ノズル101には、ノズル
内を横断貫通する電線押さえピン110が設けられてい
る。電線押さえピン110は、中央に電線挿通孔111
を有し、その基端側にコイルばね112が巻装されてい
る。電線案内ノズル100の不使用時には、電線挿通孔
111を挿通した電線200がノズル内壁に押し付けら
れて、引き抜きが阻止されるようになっている。電線案
内ノズル100の使用時、すなわち一対の送りローラ1
06,106が閉じたときには、その一方に設けられた
解除レバー113が電線押さえピン110の先端をコイ
ルばね112に抗して押し戻し、電線200の送りが可
能となる。この送りにより電線200は、検尺装置20
1に送られる。
【0004】そして、この電線案内ノズル100は、第
1案内ノズル101及び第3案内ノズル103を、それ
ぞれ2本のタイミングベルト114に固定されたプロフ
ィル115にボルト116により固定するようにしてタ
イミングベルト114の長さ方向に所定間隔で複数本取
り付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電線案内ノズル100は、3本の案内ノズル101,1
02,及び103を一直線上に組み付けることが困難で
あり、一直線上に組み付けられない場合には、この組み
付け不良に起因して電線挟持区域108,109で接離
するローラ106(107)と案内ノズル101(10
2,103)とが干渉して案内ノズル101(102,
103)の破損あるいは/及び電線200の送りミスを
招く。
【0006】また、電線案内ノズル100は、5個の部
材の組付体であるから、取り扱い時にずれる可能性があ
り、このため単品として使用することができず、例えば
前述した従来例のようにタイミングベルト114に固定
されて用いられる。このため電線案内ノズル100は、
前以て外段取りすることができず、例えば色違いや径違
いで電線200の交換の必要が生じたときには、その都
度、機械(例えば、検尺装置201等)の稼働を停止し
て必要な電線を抜き差しすることが必要となって機械稼
働率の低下を招く。この機械稼働率の低下は、交換の必
要な電線本数が増えれば増える程、生産性に重大な悪影
響を及ぼす。
【0007】このため、出願人は、先に、電線案内ノズ
ルを1個の部材で構成することによって、組み付け不良
に起因する各種課題を解決することができると共に、単
品としての使用も可能となって外段取りによる生産性の
向上をも可能とした電線案内ノズル,及び電線案内ノズ
ルユニットを出願(特願平10−143438号)して
いる。
【0008】しかしながら、この出願に係る電線案内ノ
ズルユニットもまた、各電線案内ノズルのセンター出し
が難しく、電線案内ノズルを、精度良く位置決めするの
に時間がかかり、ひいては生産性の低下を招く、という
課題を有している。
【0009】そこで、この発明は、各電線案内ノズルの
センター出しが容易で、かつ短時間で複数の電線案内ノ
ズルを、精度良く位置決めすることができ、ひいては生
産性の向上に寄与することができる電線案内ノズルユニ
ット用組付治具を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、検尺装置の電線挿入位置に合わ
せて間欠的に上下動するベースホルダに取り付けられる
ノズルベースで、このノズルベースに、複数の電線案内
ノズルを仮止めしてなる電線案内ノズルユニットにあて
がって本固定前の前記複数の電線案内ノズルの位置を規
制すると共に、本固定後、電線案内ノズルユニットから
離脱される電線案内ノズルユニット用組付治具であっ
て、少なくとも一側端面が垂直面となっている支持プレ
ートと、この支持プレートの一側面に、水平方向に適宜
離隔させ、かつ上下方向に前記ベースホルダの間欠動に
合致するピッチ間隔で設けられ、仮止めされた前記複数
の電線案内ノズルに当接して電線案内ノズルの上下方向
の位置を規制する複数の位置決めピンと、前記支持プレ
ートの一側端面に設けられ、仮止めされた前記複数の電
線案内ノズルの一端面を突き当てて電線案内ノズルの水
平方向の位置を規制する突当部とを具備してなることを
特徴とする。
【0011】このため、請求項1の発明では、ノズルベ
ースに複数の電線案内ノズルを仮止めしてなる電線案内
ノズルユニットに、電線案内ノズルユニット用組付治具
をあてがって、しかる後、各電線案内ノズルを、位置決
めピン上に載置するように当接させると共に、その一端
面を突当部に突き当てて位置決めする。
【0012】仮止め状態では、各電線案内ノズルは、ノ
ズルベースに対して、脱落は阻止されるが小移動可能な
がた付き状態に取り付けられており、位置決めでは、電
線案内ノズルを位置決めピンに当接させることによって
上下方向の位置決めがなされ、かつ電線案内ノズルの一
端面を突当部に突き当てることによって水平方向の位置
決めがなされる。
【0013】そして、複数の電線案内ノズルは、この位
置決め状態でノズルベースに本固定されて電線案内ノズ
ルユニットを構成することができる。この本固定後、電
線案内ノズルユニット用組付治具は、電線案内ノズルユ
ニットから離脱される。
【0014】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の電線案内ノズルユニット用組付治具であって、前記支
持プレートは、その上部および下部に、前記ノズルベー
スが当接してノズルベースの水平方向の位置を規制する
ベース位置決め部を備えて構成されていることを特徴と
する。
【0015】このため、請求項2の発明では、ベース位
置決め部により、支持プレートとノズルベースとの相対
的な位置決めがなされる。
【0016】また、請求項3の発明は、請求項1または
2に記載の電線案内ノズルユニット用組付治具であっ
て、前記突当部は、前記電線案内ノズルの電線入口側端
面の内、中央部分に打ち込まれるセラミック製ノズル部
を避けてその周囲端面部に当接する複数の突当小片部で
構成されていることを特徴とする。
【0017】このため、請求項3の発明では、水平方向
の位置決めが、セラミック製ノズル部の打ち込み量に影
響されることなく、精確に位置決めできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0019】図1は、この発明の一実施形態としての電
線案内ノズルユニット用組付治具1を示す。
【0020】この組付治具1は、検尺装置50の電線挿
入位置に合わせて間欠的に上下動するベースホルダ40
に取り付けられるノズルベース30(図6および図7参
照)で、このノズルベース30に複数の電線案内ノズル
10を仮止めしてなる電線案内ノズルユニット11にあ
てがって、本固定前の複数の電線案内ノズル10の位置
を規制すると共に、本固定後、電線案内ノズルユニット
11から離脱されるものとして構成される。
【0021】そして具体的には、組付治具1は、図1に
示すように、少なくとも一側端面3aが垂直面となって
いる支持プレート2と、この支持プレート2の一側面
に、水平方向に適宜離隔させ、かつ上下方向にベースホ
ルダ40の間欠動に合致するピッチ間隔で設けられ、仮
止めされた複数の電線案内ノズル10に当接して電線案
内ノズル10の上下方向の位置を規制する複数の位置決
めピン5と、支持プレート2の一側端面3aに設けら
れ、仮止めされた複数の電線案内ノズル10の一端面を
突き当てて電線案内ノズル10の水平方向の位置を規制
する突当部6とを具備して構成される。
【0022】本実施形態では、支持プレート2は、2枚
の矩形状の板状体3,4を、適宜の間隔離隔させて相互
に平行に並べ、かつその上端部同士および下端部同士
を、それぞれ上部連結板7および下部連結板8で連結し
て、略四角形の枠状体として構成されている。そして本
実施形態では、板状体3の一側端面3aが垂直面となっ
ており、この一側端面3aに、複数の突当部6が、位置
決めピン5と略同等のピッチ間隔で上下方向に設けられ
ている。複数の位置決めピン5は、各板状体3,4にそ
れぞれベースホルダ40の間欠動に合致するピッチ間隔
で上下方向に設けられている。このときのピッチ間隔
は、ベースホルダ40の単位間欠動当たりの移動距離に
相当する。
【0023】また、上部連結板7は、図2に示すよう
に、一側縁部の略中央部に切欠き凹部7aを有する板状
体で構成されている。そして、この上部連結板7には、
板状体3,4を連結する際に、板状体3,4の各上端部
が当接して位置決めされる位置決めピン25、板状体
3,4の各上端部を固定するキャップボルト26、およ
び電線案内ノズルユニット11を離脱可能に保持する押
しねじ27が設けられている。下部連結板8は、板状体
3,4を連結する際に、板状体3,4の各下端部が当接
して位置決めされる位置決めピン28、および板状体
3,4の各下端部を固定するキャップボルト29を備え
た板状体で構成されている(図1(b)参照)。
【0024】そして好ましくは、支持プレート2は、本
実施形態に示すように、ノズルベース30の水平方向の
位置を規制するベース位置決め部31を備えて構成され
る。本実施形態では、ベース位置決め部31は、四角形
の小プレートで形成されており、上部連結板7および下
部連結板8の各一側縁部に、それぞれノズルベース30
の幅に相当する距離だけ離隔させて2個取り付けられて
いる。
【0025】そしてさらに好ましくは、突当部6は、電
線案内ノズル10の電線入口側端面の内、中央部分に打
ち込まれるセラミック製ノズル部10aを避けてその周
囲端面部10bに当接する複数の突当小片部で構成され
る。本実施形態では、図1(b)に示すように、突当部
6は、板状体3の板厚よりも大きい直径の略円板状体か
らなる突当小片部で構成されている。
【0026】また、電線案内ノズル10は、図5に示す
ように、検尺装置50(図7参照)に送り込まれる電線
20をノズル12に挿通させて案内すると共に、不使用
時にノズル12内の電線20の引き抜きを電線押さえピ
ン13により阻止するように大略構成されている。ベー
スホルダ40の間欠動で、検尺装置50の電線挿入位置
に合致した電線案内ノズル10からは、所定長の電線2
0が供給され検尺装置50で所定長に切断される。
【0027】このときノズル12は、一本の長尺体14
の長軸方向に貫通されて形成されると共に、電線押さえ
ピン13は、ノズル12を横断して長尺体14の短軸方
向に摺動可能に組み付けられている。また、この長尺体
14には、ノズル12に挿通された電線20を挟持する
ローラの侵入を許容する複数個の電線挟持空間部15,
16,17が長軸方向に適宜の間隔で設けられている。
本実施形態では、電線挟持空間部15は送りローラ21
用として、電線挟持空間部16は測長ローラ22用とし
て、電線挟持空間部17はジョイント検知ローラ23用
としてそれぞれ設けられている(図7参照)。
【0028】長尺体14は、例えばアルミ合金製の矩形
断面の棒状体として形成される。ノズル12は、この長
尺体14の矩形断面の略中央部を貫通して形成される。
このノズル12の電線20の入口側端部には、セラミッ
ク製ノズル部10aが打ち込まれている。また電線押さ
えピン13は、中央に電線挿通孔13bを有し、その基
端側にコイルばね9を巻装すると共に、その先端側に抜
け止めピン13aを径方向に装着し、かつ回り止め板1
8で回り止めされて長尺体14の長軸方向の略中央部分
に組み付けられている。なお、図5において符号19
は、回り止め板18および電線案内ノズル10を取り付
けるためのボルトであり、符号24は、電線案内ノズル
10を取り付けるためのボルト孔である。
【0029】このように構成された電線案内ノズル10
は、ベースホルダ40(図7参照)に着脱可能に取り付
けられるノズルベース30に、複数個(ワイヤハーネス
の設計仕様に基づく電線本数に相当する)取り付けられ
て、図6に示す電線案内ノズルユニット11を構成す
る。
【0030】このとき、ノズルベース30は、2枚の細
長い板状体30a,30bで構成されている。そして好
ましくは本実施形態のようにノズルベース30は、取手
部32を設けて構成される。この取手部32は、その両
端部が2枚の板状体30a,30bの各上端部にそれぞ
れ固着されて、2枚の板状体30a,30b間に跨るよ
うに設けられている。
【0031】また、電線案内ノズル10は、そのボルト
孔24を介してねじ込まれるボルト(図示せず)および
回り止め板18を共締めするボルト19により2枚の板
状体30a,30bに取り付けられることによって、ノ
ズルベース30に着脱可能に取り付けられる。このとき
電線案内ノズル10は、電線押さえピン13を板状体3
0aの反対側に位置させ、電線挟持空間部15,16,
17の開口部を下向きにし、かつ電線挟持空間部16,
17を2枚の板状体30a,30b間に位置させると共
に、電線挟持空間部15を板状体30aの外側に位置さ
せて取り付けられている。板状体30aには、電線押さ
えピン13の軸方向移動を許容する孔(図示せず)が穿
設されている。
【0032】また、ノズルベース30に取り付けられる
複数個の電線案内ノズル10,10,…は、本実施形態
のように被製造ワイヤーハーネスを構成する複数の電線
20をそれぞれノズル12に挿通させて構成される。本
実施形態の場合、電線案内ノズルユニット11は、12
本の電線20からなるワイヤーハーネスの製造用として
12本の電線案内ノズル10がノズルベース30に取り
付けられて構成されている。ユニットを構成する電線案
内ノズル10の本数は、他に、6本、24本、あるいは
90本等がある。
【0033】そして、組付治具1は、電線案内ノズルユ
ニット11の組付けの過程で、ノズルベース30に複数
の電線案内ノズル10,10,…を仮止めしてなる電線
案内ノズルユニット11にあてがって、本固定前の複数
の電線案内ノズル10,10,…の位置を規制すること
ができる。つぎに、組付治具1の適用の仕方について説
明する。
【0034】まず、複数の電線案内ノズル10,10,
…を、ノズルベース30に仮止めする。この仮止めは、
ボルト19、および電線案内ノズル10のボルト孔24
と板状体30bのボルト孔35(図3参照)にねじ込ま
れる他のボルト(図示せず)による仮止めにより行われ
る。この仮止め状態では、図3に示すように、各電線案
内ノズル10は、ノズルベース30に対して、脱落は阻
止されるが、矢印aで示す水平方向、および矢印bで示
す上下方向の小移動可能ながた付き状態に取り付けられ
ている。
【0035】このように電線案内ノズル10を仮止めし
た後、組付治具1を、ノズルベース30の反対側からあ
てがう。このあてがい状態では、図4(a),(b)に
示すように、組付治具1は、位置決めピン5を電線案内
ノズル10,10間に挿入させると共に、支持プレート
2の上部および下部にそれぞれ2個設けたベース位置決
め部31,31間に、ノズルベース30を構成している
板状体30a,30bを嵌入させ、突当部6を電線案内
ノズル10のセラミック製ノズル部10aを有する電線
入口側端面に対向させ、かつ取手部32を切欠き凹部7
a内に位置させて、完成途上の電線案内ノズルユニット
11に取り付けられる。さらに、組付治具1は、押しね
じ27による各板状体30a,30bの上端面への押圧
により(図4(a)参照)、前記した取り付け状態をよ
り確実なものとしている。
【0036】このため、このあてがい状態における電線
案内ノズルユニット11においては、そのノズルベース
30が、押しねじ27と下部連結板8とにより上下方向
の位置ずれが規制されると共に、2個のベース位置決め
部31,31により水平方向の位置ずれが規制されるこ
とにより、支持プレート2とノズルベース30との相対
的な位置決めがなされる。
【0037】そして、このあてがい状態で、各電線案内
ノズル10を、そのがた付きの範囲内で移動させて位置
決めを行う。この位置決めでは、各電線案内ノズル10
を、その下位に位置する位置決めピン5に載置するよう
に当接させることによって上下方向の位置決めがなさ
れ、かつ各電線案内ノズル10の電線入口側端面(セラ
ミック製ノズル部10aを有する端面)を突当部6に突
き当てることによって水平方向の位置決めがなされる。
【0038】このとき水平方向の位置決めは、電線案内
ノズル10の電線入口側端面の内、中央部分に打ち込ま
れるセラミック製ノズル部10aを避けてその周囲端面
部10bが突当部6に突き当てることによって行われる
ので、セラミック製ノズル部10aの打ち込み量に影響
されることなく精確に位置決めでき、これにより電線案
内ノズル10の電線出口側端面10cを高精度に揃える
ことができる。
【0039】この位置決め後、位置決め状態を維持した
まま、各電線案内ノズル10は、ボルト19、および電
線案内ノズル10のボルト孔24と板状体30bのボル
ト孔35にねじ込まれる他のボルトにより、ノズルベー
ス30を構成している板状体30a,30bに本固定さ
れ、これにより電線案内ノズルユニット11を完成させ
ることができる。この本固定後、組付治具1は、押しね
じ27を緩めることにより、電線案内ノズルユニット1
1から容易に離脱することができる。
【0040】このようにして構成された電線案内ノズル
ユニット11は、図6に示すように、複数個の電線案内
ノズル10,10,…が、各電線出口側端面10cを高
精度に揃え、かつ検尺装置50(図7参照)の電線導入
位置に合わせて間欠的に上下動するベースホルダ40の
上下動方向と直交する方向に、ベースホルダ40の間欠
動に合致するピッチ間隔Pで平行に取り付けられて構成
されている。
【0041】このように組付治具1によれば、電線案内
ノズルユニット11における各電線案内ノズル10のセ
ンター出しが容易で、かつ短時間で複数の電線案内ノズ
ル10,10,…を、精度良く位置決めすることがで
き、ひいては生産性の向上に寄与することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、ノズルベースに複数の電線案内ノズルを仮
止めしてなる電線案内ノズルユニットにあてがうことに
より、各電線案内ノズルのセンター出しが容易で、かつ
短時間で複数の電線案内ノズルを、精度良く位置決めす
ることができ、ひいては生産性の向上に寄与することが
できる電線案内ノズルユニット用組付治具を提供するこ
とができる。
【0043】また、請求項2の発明によれば、ベース位
置決め部により、支持プレートとノズルベースとの相対
的な位置決めがなされるので、以後の電線案内ノズルの
位置決め精度を向上させることができる。
【0044】また、請求項3の発明によれば、水平方向
の位置決めが、セラミック製ノズル部の打ち込み量に影
響されることなく、精確に位置決めでき、これにより電
線案内ノズルユニットにおける複数の電線案内ノズルの
電線出口側端面を、高精度に揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての電線案内ノズルユ
ニット用組付治具を示し、(a)はその正面図、(b)
は(a)のZ矢視側面図である。
【図2】図1の電線案内ノズルユニット用組付治具の平
面図である。
【図3】電線案内ノズルを仮止めしてなる電線案内ノズ
ルユニットの正面図である。
【図4】図1の電線案内ノズルユニット用組付治具を、
図3の電線案内ノズルユニットにあてがった状態を示
し、(a)はその正面図、(b)は(a)のZ矢視側面
図である。
【図5】本発明に係る電線案内ノズルを示し、(a)は
その正面図、(b)はその底面図である。
【図6】本発明に係る電線案内ノズルユニットの斜視図
である。
【図7】ワイヤハーネス製造工程における、本発明に係
る電線案内ノズルユニットが適用される検尺装置の部分
を示す一部省略した概略斜視図である。
【図8】従来の電線案内ノズルを示し、(a)はその概
略平面図、(b)はその概略側面図である。
【符号の説明】
1 組付治具(電線案内ノズルユニット用組付治具) 2 支持プレート 3a 一側端面(支持プレートの) 5 位置決めピン 6 突当部 10 電線案内ノズル 10a セラミック製ノズル部 10b 周囲端面部(電線入口側端面の) 11 電線案内ノズルユニット 30 ノズルベース 31 ベース位置決め部 40 ベースホルダ 50 検尺装置 P ピッチ間隔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検尺装置の電線挿入位置に合わせて間欠
    的に上下動するベースホルダに取り付けられるノズルベ
    ースで、このノズルベースに複数の電線案内ノズルを仮
    止めしてなる電線案内ノズルユニットにあてがって本固
    定前の前記複数の電線案内ノズルの位置を規制すると共
    に、本固定後、電線案内ノズルユニットから離脱される
    電線案内ノズルユニット用組付治具であって、 少なくとも一側端面が垂直面となっている支持プレート
    と、 この支持プレートの一側面に、水平方向に適宜離隔さ
    せ、かつ上下方向に前記ベースホルダの間欠動に合致す
    るピッチ間隔で設けられ、仮止めされた前記複数の電線
    案内ノズルに当接して電線案内ノズルの上下方向の位置
    を規制する複数の位置決めピンと、 前記支持プレートの一側端面に設けられ、仮止めされた
    前記複数の電線案内ノズルの一端面を突き当てて電線案
    内ノズルの水平方向の位置を規制する突当部とを具備し
    てなることを特徴とする電線案内ノズルユニット用組付
    治具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電線案内ノズルユニッ
    ト用組付治具であって、 前記支持プレートは、その上部および下部に、前記ノズ
    ルベースが当接してノズルベースの水平方向の位置を規
    制するベース位置決め部を備えて構成されていることを
    特徴とする電線案内ノズルユニット用組付治具。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の電線案内ノズ
    ルユニット用組付治具であって、 前記突当部は、前記電線案内ノズルの電線入口側端面の
    内、中央部分に打ち込まれるセラミック製ノズル部を避
    けてその周囲端面部に当接する複数の突当小片部で構成
    されていることを特徴とする電線案内ノズルユニット用
    組付治具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009004315A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Yazaki Corp 電線送り出し装置、それを有した電線検尺切断装置
CN105947779A (zh) * 2016-07-14 2016-09-21 国网山东省电力公司平原县供电公司 一种可调式自动送线装置

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