JP2001173894A - 低温タンク壁面の断熱層施工法及びその施工装置 - Google Patents

低温タンク壁面の断熱層施工法及びその施工装置

Info

Publication number
JP2001173894A
JP2001173894A JP36301499A JP36301499A JP2001173894A JP 2001173894 A JP2001173894 A JP 2001173894A JP 36301499 A JP36301499 A JP 36301499A JP 36301499 A JP36301499 A JP 36301499A JP 2001173894 A JP2001173894 A JP 2001173894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
insulating layer
heat insulating
construction
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP36301499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3656011B2 (ja
Inventor
Takenori Nishizaki
丈能 西崎
Motohiko Nakatani
元彦 中谷
Fumio Kamata
文男 鎌田
Atsuo Sono
淳生 園
Tomokazu Miyoshi
智運 三好
Masashi Okuto
真史 奥藤
Takahiko Shimono
孝彦 下野
Yasuaki Uchihashi
康明 内橋
Toshihiko Furuta
俊彦 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Osaka Gas Co Ltd
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Osaka Gas Co Ltd
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp, Osaka Gas Co Ltd, Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP36301499A priority Critical patent/JP3656011B2/ja
Publication of JP2001173894A publication Critical patent/JP2001173894A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3656011B2 publication Critical patent/JP3656011B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウレタンの現場発泡のみでガラスメッシュと
の一体成型が可能で工数、施工費用の著しい削減及び作
業環境の大幅な改善が図れ、しかも厚み精度の飛躍的な
向上並びに壁面全域に亘り平滑かつ均一な仕上がりの断
熱層を施工できるようにする。 【解決手段】 低温タンクの断熱施工壁面Wに予め直線
的に貼付けたスペーサー9の表面にローラー10を押し
当てた状態で、断熱施工壁面Wに対向する押え板12及
びウレタン注入ヘッド16等を備えた施工装置Aをスペ
ーサー9に沿って上昇走行させつつ、ガラスメッシュ6
を順次繰り出すと同時に、ガラスメッシュ6と断熱施工
壁面Wの間にウレタン原液を注入し発泡させることでP
UF5とガラスメッシュ6とが一体成型された単位施工
区域の断熱層7A-1を施工し、この施工を繰り返すこと
で壁面Wの全域に亘って断熱層7を施工する。施工後は
目地部用ガラスメッシュ18をオーバーラップ状態に貼
付け施工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液化天然ガ
ス(LNG)や液化石油ガス(LPG)などの低温タン
クの外壁、特に内外二重壁の外壁の内面に硬質ウレタン
フォーム(以下、単に硬質ウレタンと称する)による断
熱層を現場施工によって形成するための低温タンク壁面
の断熱層施工法及びその施工に用いられる低温タンク壁
面の断熱施工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】低温タンクの壁面に硬質ウレタンによる
断熱層を形成するにあたっては、低温の熱衝撃や温度勾
配に起因した温度応力による断熱層な有害なひび割れ発
生とその進展を防ぐ表面補強、表面保護及び外観仕上げ
のために、硬質ウレタンの表面にガラス繊維織物、つま
り、ガラスメッシュなどを表面補強材として貼付ける手
段を採用するのが一般的である。
【0003】上記のように硬質ウレタンとその表面に貼
付けられるガラスメッシュ等の表面補強材とにより低温
タンク壁面に所定の断熱層を現場施工するに際して、従
来では、硬質ウレタンを直接、壁面に所要厚みに吹付け
発泡する工法が採用されていた。詳述すると、図7
(A)に示すように、低温タンク壁面Wに沿って昇降可
能および水平移動可能なゴンドラ30に乗り込んだ作業
者Mが携行しているブラスト装置31により壁面Wに向
け粒子をブラストして該壁面Wを研掃した後、図7
(B)に示すように、研掃後の壁面Wに手塗りローラ3
2等を用いてプライマーを塗布する。
【0004】続いて、図7(C)のように、上記ゴンド
ラ30に硬質ウレタン吹付け用スプレー33をセット
し、ゴンドラ30の昇降および水平移動によって上記プ
ライマー処理後の壁面Wに硬質ウレタンPUFをスプレ
ー33から吹付けて発泡させたのち、そのウレタンPU
Fからなる断熱層37の表面を図7(D)のように、特
殊なハンドカッター34などを用いて厚さが一定になる
ように切削し、このとき発生する切削屑などの粉塵は掃
除機35を使用して吸引させる。
【0005】しかる後、図7(E)のように、上記ゴン
ドラ30に乗った作業者Mが手に持った吹付けガン36
によってウレタンPUFからなる断熱層37の表面に接
着剤40を塗布した上、図7(F)のように、複数の作
業者Mの協働によってガラスメッシュ等の表面補強材3
8を上記断熱層37の表面に順次接着する。そして最後
に、図7(G)のように、ドライヤー39などを用いて
上記表面補強材38の上から加熱することにより接着剤
40を硬化させて表面補強材38をウレタンPUFから
なる断熱層37の表面に固定一体化させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
低温タンク壁面の断熱層施工法による場合は、図7
(A)〜(G)に示すように、多くの工程を必要とする
だけでなく、各工程のほとんどが作業者による人為作業
であり、特に硬質ウレタン表面の切削は機械化が困難で
手作業となるために、全体として膨大な工数および費用
を要するという問題がある。また、硬質ウレタンの吹付
け時に発生するミスト及び硬質ウレタン表面の切削時に
発生する切削屑などの粉塵によって作業環境が悪化する
ことは避けられず、殊に内外二重壁の外壁の内面の断熱
施工の場合は、閉じられた狭い空間内での作業が強いら
れるために、ミストや粉塵による作業環境の悪化は顕著
である。
【0007】加えて、施工された断熱層の表面を平滑に
し、かつ、その厚みを壁面全域に亘ってばらつきのない
ように仕上げるためには、ウレタンの吹付けから表面の
切削工程の中で断熱層の厚みを揃えることが必要となる
が、このような厚み精度の良否は現場作業者の経験と熟
練度に依存することになり、厚み精度の向上にも自ずと
限界がある。また、面積的に非常に大きいタンク壁面の
全域を断熱施工するには、壁面をある幅で複数の施工区
域に分割し、それら分割された単位施工区域毎に硬質ウ
レタンを順次吹付け発泡させる区分け施工が行なわれる
が、その際、厚みの基準となるものが存在しないため
に、各施工区域における断熱層の厚みにばらつきが多く
生じるのみならず、隣接する断熱層端部同士の接続箇所
となる目地部に段差が発生したり、境界面に凹凸や微少
な隙間が発生したりして仕上がりが非常に悪いものにな
るという問題があった。
【0008】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、硬質ウレタンの現場発泡だけで表面補強材と
の一体成型を可能にして、施工工数、施工費用の著しい
削減及び作業環境の大幅な改善を図ることができ、か
つ、高所ゴンドラ作業などの危険性の高い作業の量を大
幅に削減でき、しかも厚み精度を飛躍的に向上させるこ
とができるとともに、壁面全域に亘って表面平滑で、か
つ均一な仕上がりの断熱層を施工することができる低温
タンク壁面の断熱層施工法及びその施工装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る低温タンク壁面の断熱層施工法は、低
温タンクの壁面に、硬質ウレタンフォームとこの硬質ウ
レタンフォームの表面を補強する表面補強材とからなる
断熱層を現場施工する低温タンク壁面の断熱層施工法で
あって、上記低温タンクの断熱施工壁面に硬質ウレタン
フォームと同一厚み及び同等の断熱特性を持つ既製のス
ペーサーを所定間隔を隔てて互いに平行状態で、かつ、
断熱施工壁面の上下方向に向けて直線的に貼付け施工し
た後、隣接する一対のスペーサーの表面に押し当て可能
なローラー及び隣接する一対のスペーサーの対向面間に
入り込んで断熱施工壁面との間に硬質ウレタンフォーム
の仕上がり厚さに相当する空間を形成可能な押え板をス
ペーサーの長手方向下端からスペーサーの長手方向上端
に向けて走行させつつ、上記空間の押え板側に表面補強
材を順次繰り出すと同時に、その繰り出し表面補強材と
断熱層設置壁面との間に硬質ウレタン原液を注入し発泡
させて隣接する一対のスペーサー間に硬質ウレタンフォ
ームと表面補強材とが一体成型された単位施工区域の断
熱層を施工し、しかる後、各スペーサーの表面に、それ
の両側に隣接する単位施工区域の断熱層の表面補強材の
端部表面をオーバーラップする状態で目地部用表面補強
材を貼付け施工することを特徴とするものである。
【0010】また、本発明に係る低温タンク壁面の断熱
施工装置は、低温タンクの断熱施工壁面に沿って昇降自
在に吊持されるゴンドラに、低温タンクの断熱施工壁面
に所定間隔を隔てて互いに平行状態で、かつ、断熱施工
壁面の上下方向に向けて直線的に貼付け施工された硬質
ウレタンフォームと同一厚み及び同等の断熱特性を持つ
一対の既製スペーサーの表面に押し当て走行可能な押し
当てローラーと、隣接する一対のスペーサーの対向面間
に入り込んで断熱施工壁面との間に硬質ウレタンフォー
ムの仕上がり厚さに相当する空間を形成可能な押え板
と、スペーサーの長手方向下端からスペーサーの長手方
向上端に向かうゴンドラの上昇走行時に上記空間の押え
板側に表面補強材を順次繰り出し可能な表面補強材供給
装置と、この表面補強材供給装置から繰り出される表面
補強材と断熱施工壁面との間に硬質ウレタン原液を注入
するウレタン注入ヘッド及びそのトラバーサーとを装備
させてなることを特徴とするものである。
【0011】上記のような構成の断熱施工装置を用いる
本発明の低温タンク壁面の断熱施工法によれば、低温タ
ンクの断熱施工壁面に予め互いに平行で、かつ、壁面の
上下方向に向けて直線的に貼付けたスペーサーの表面に
ローラーを押し当てるとともに、押え板を隣接するスペ
ーサーの対向面間に入り込ませた状態でゴンドラを介し
てローラー及び押え板をスペーサーの長手方向下端から
上端に向けて上昇走行させつつ、押え板と壁面との間に
連続的に形成される空間の押え板側に表面補強材を順次
繰り出すと同時に、その繰り出した表面補強材と壁面と
の間の空間に硬質ウレタン原液を注入し発泡させるとい
った一連の工程により、隣接するスペーサー間に硬質ウ
レタンと表面補強材とが一体成型された単位施工区域の
断熱層を施工することが可能である。このように硬質ウ
レタンの注入発泡とその硬質ウレタン表面への表面補強
材の貼付けとの連続一体成型によって、両者を接着する
ための特別な接着剤の使用及び接着剤の塗布作業が不要
となり、施工工数及び施工コストの削減が図れる。ま
た、硬質ウレタン表面の切削作業も不要であり、切削に
伴う粉塵の発生がないばかりか、ウレタン原液の注入発
泡でよく従来の吹付け発泡でみられるようなミストの発
生もないために、作業環境の大幅な改善が図れる。
【0012】その上、壁面に先行して貼付けられるスペ
ーサーが注入発泡により施工しようとする硬質ウレタン
フォームと同一の厚みを持つものであるから、先行して
貼付けされたスペーサーを厚みの基準にして押え板の押
え荷重及び面積、硬質ウレタンの発泡特性を考慮した原
液の注入量、施工装置の上昇走行速度などをコントロー
ルし、かつ、注入発泡状態を目視管理することによっ
て、特別な経験や高度な熟練を要さずとも、硬質ウレタ
ンフォーム及び表面補強材からなる断熱層の厚み精度を
大幅に向上させることが可能である。さらに、壁面に貼
付けられたスペーサーが、隣接する一対のスペーサー間
に形成される単位施工区域に注入された液状あるいはゲ
ル状ウレタンが隣接する施工区域へ流出することを防止
する堰止め機能を発揮することになり、これによって、
所定の原液注入量の下での発泡により形成される単位施
工区域の断熱層間の厚みにばらつきが生じることを防止
するとともに、スペーサー自体が単位施工区域の断熱層
端部同士の接続箇所の目地材となり、壁面全域に亘り段
差や偏肉などのない表面平滑で、均一な厚みの断熱層を
施工することが可能である。
【0013】本発明に係る低温タンク壁面の断熱層施工
法において使用するスペーサーとしては、硬質ウレタン
フォームと同等な断熱特性を持つものであればよいが、
特に現場での注入発泡により形成される硬質ウレタンフ
ォームと同一のウレタン材料から作製したものを使用す
ることによって、壁面全域に亘って均等な断熱効果及び
強度を有する断熱層を形成することができる。
【0014】また、上記した低温タンク壁面の断熱施工
法に使用する単位断熱層における表面補強材及びスペー
サー表面に貼付けられる目地部用表面補強材としては、
冷熱衝撃や温度応力に対して優れた抵抗性を有して断熱
層にクラックなどの損傷が生じることを非常に少なくで
きるガラスメッシュの使用が好ましい。特に、単位施工
区域の断熱層における表面補強材として用いられるガラ
スメッシュの表面側にウレタンに対して非接着性もしく
は難接着性の剥離紙が貼付されたものを使用することに
よって、ウレタン原液の注入発泡時における漏れ出しを
防止するとともに、テンションを付与しにくい性質のガ
ラスメッシュに剥離紙を介して十分にテンションを付与
して表面に皺などを発生せず、かつ、外観的にも仕上が
りのよい断熱層を施工することができながら、施工後は
剥離紙のみを簡単に剥離除去して表面補強材による補強
効果を確実に発揮させることができる。
【0015】さらに、本願発明は、低温タンクにおける
内外二重壁の外壁の内面を施工対象とすることによっ
て、内外二重壁間の狭い空間内での施工性の著しい改善
が図れるとともに、粉塵の発生がないことによる作業環
境の改善効果を一層高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明に係る低温タンク
壁面の断熱施工装置の概略構成及び断熱施工状況の概要
を示す側面図、図2はその正面図である。この断熱施工
装置Aは、図3に明示するように、LNG等を貯蔵する
低温タンクにおける内槽1とこの内槽1の外周を取り囲
むようにプレキャストコンクリート(PC)から構築さ
れている外槽(外壁)2との間の環状空間3に設置され
て、外槽2内面のスチールライナ面4に冷熱抵抗緩和材
として、硬質ウレタンフォーム(以下,PUFと称す
る)5とこのPUF5の表面を覆い補強する表面補強材
の一例としてのガラスメッシュ6とがウレタンの現場発
泡により一体成型された断熱層7を施工するように用い
られるものである。
【0017】上記断熱施工装置Aは、図1及び図2に示
すように、内外槽1,2間の頂部に設置されたトロリー
ビーム(図示省略する)に取り付けられて空間3内を施
工対象面であるスチールライナー面4に沿って昇降自在
に吊持されるゴンドラ8を備え、このゴンドラ8に断熱
層7を一体成型するための設備が装備されている。
【0018】上記ゴンドラ8に装備されている一体成型
設備は、上記スチールライナー面4に予め所定の等間隔
Lを隔てて互いに平行状態で、かつ、スチールライナー
面4の上下方向に向けて直線的に貼付け施工される一対
の既製スペーサー9,9(詳細は後述する)の表面に押
し当てられゴンドラ8の昇降に伴い上下に走行可能な押
し当てローラー10と、この押し当てローラー10の下
部に配置されて一対のスペーサー9,9の対向面間に入
り込んでスチールライナー面4との間にPUF5の仕上
がり厚みtに相当する空間11を形成可能な矩形状の押
え板12と、ゴンドラ8内の下部に配置されてガラスメ
ッシュ6を該ガラスメッシュ6の表面側に微粘着力で貼
付された剥離紙13と共にロール状に巻回保持するとと
もにゴンドラ8の上昇走行に伴い案内ローラー14及び
上記押し当てローラー10を経て上記空間11の押え板
12側に順次繰り出し可能なガラスメッシュ供給装置1
5と、ゴンドラ8内の上部に配置されてガラスメッシュ
供給装置15から繰り出される剥離紙13付きのガラス
メッシュ6とスチールライナー面4との間にウレタン原
液を注入するウレタン注入ヘッド16及びその注入ヘッ
ド16を横方向に往復移動させるためのトラバーサー1
7とから構成されている。
【0019】なお、スペーサー9は、スチールライナー
面4に注入発泡成型されるPUF5と同一の硬質ウレタ
ン材料を使用してPUF5の仕上がり厚みtと同一厚み
に成型されている。また、剥離紙13はウレタンに対し
て非接着性もしくは難接着性の粘着剤を介してガラスメ
ッシュ6の表面側に微粘着されており、断熱層7の施工
後はガラスメッシュ6の表面から簡単に剥離除去可能で
ある。
【0020】次に、上記のような構成の断熱施工装置A
を用いて低温タンクにおける外槽2内面のスチールライ
ナー面4に対する断熱層施工要領について、図4〜図6
を参照しながら列記説明する。 (1)スチールライナー面4の埃、付着物、浮き錆等を
除去したのち、必要に応じてサンドペーパー等を用いて
面荒らしする下地処理を行なう。 (2)下地処理後のスチールライナー面4にローラー刷
毛等を用いて無溶剤プライマーを塗布する。 (3)上述した一体成型設備をゴンドラ8に装備させた
断熱施工装置Aを内外槽1,2間の空間3に搬入し組立
てるとともに、発泡機室や高圧発泡機、コンプレッサー
などを低温タンクにおける外槽2の外部グランド面に設
置する。 (4)スチールライナー面4のうち側壁上部WU及び側
壁下部・底部コーナー部WDを除く側壁部Wに対する断
熱施工を行なう。 (5)側壁上部WU及び側壁下部・底部コーナー部WD
に対する断熱施工を行なう。
【0021】以上(1)〜(5)の順番で行なわれる断
熱施工のうち、本発明に係る断熱層施工法の特徴は、
(4)に示す側壁部Wの断熱施工であり、この側壁部W
の具体的な施工手順は次の通りである。 側壁部Wのスチールライナー面4に水平横方向に所定
ピッチ幅でマーキングを行なう。 マーキング位置に合わせてウレタン系接着剤を用いて
複数の既製スペーサー9を所定間隔Lを隔てて互いに平
行で、かつ、上下方向に向けて直線的に貼付ける。 断熱施工装置Aの押し当てローラー10を隣接する一
対のスペーサー9,9の表面に押し当てるとともに、押
え板12を一対のスペーサー9,9の対向端面間に入り
込ませて該押え板12とスチールライナー面4との間に
施工予定のPUF5の仕上がり厚みtに相当する空間1
1を形成させた状態でゴンドラ8を上昇させて断熱施工
装置Aの全体をスペーサー9,9の長手方向下端から上
端に向けて走行させる。この走行に伴って、図1に示す
ように、ガラスメッシュ供給装置15にロール状に巻回
保持されている剥離紙13付きのガラスメッシュ6が案
内ローラー14及び押し当てローラー10を経て上記空
間11の押え板12側に順次繰り出されると同時に、そ
の繰り出された剥離紙13付きのガラスメッシュ6とス
チールライナー面4との間の空間11にトラバーサー1
7を介し横方向に往復移動されるヘッド16からウレタ
ン原液が注入され発泡する。このように空間11に注入
され発泡したウレタン原液はゲル状〜半硬化を経て硬化
し、図5に示すように、隣接する一対のスペーサー9,
9間にPUF5とその表面のガラスメッシュ6とが一体
成型された所定厚みtの単位施工区域の断熱層7A-1を
施工する。 単位施工区域の断熱層7A-1の施工が終わると、スペ
ーサー9,9の表面上にはみ出した注入ウレタンをカッ
トした上、断熱施工装置Aを次に隣接する一対のスペー
サー9,9間に移行セットして、上記の場合と同様な
手順で単位施工区域の断熱層7A-2を施工する。このよ
うな単位施工区域の断熱層7A-1〜7A-nをスチールラ
イナー面4の全面に亘って複数回繰り返し施工すること
により、側壁部W全域に及ぶ断熱層7を施工する。 断熱層7の施工後は、各スペーサー9の表面上にはみ
出た注入ウレタンを綺麗に除去した上、各スペーサー9
の表面に接着剤を塗布して目地部用ガラスメッシュ18
を貼付ける。この目地部用ガラスメッシュ18は、各ス
ペーサー9の表面だけでなく、図6に示すように、各ス
ペーサー9の左右両側に隣接する単位施工区域の断熱層
7A,7Aの端部表面をオーバーラップするように貼付
け施工される。
【0022】なお、上記(5)に示す側壁上部WUは、
PUFを所要厚みに吹付け発泡し、その表面にガラスメ
ッシュをタッカーで張付けるとともに、そのガラスメッ
シュ上に再びPUFを所定厚みに吹付けて側壁部Wの断
熱層7と同一厚みの断熱構造とする。また、側壁下部・
底部コーナー部WDは、PUFを所要厚みに吹付け発泡
し、その表面に接着剤を介してガラスメッシュを貼付け
て側壁部Wの断熱層7と同一厚みの断熱構造とする。こ
れら断熱構造についての施工手順の詳細は省略する。
【0023】また、側壁部Wの断熱層7を施工する際に
ガラスメッシュ6の表面に微粘着されている剥離紙13
は、PUF5を成型するためのウレタン原液の注入発泡
時にウレタン原液やゲル状発泡ウレタンの外部漏れ出し
を防止するとともに、テンションを付与しにくい性質の
ガラスメッシュ6に十分なテンションを付与して表面に
皺などを発生させないために用いられるが、断熱層7の
施工後はガラスメッシュ6から剥離除去することによ
り、ガラスメッシュ6による所定の補強効果を確実に発
揮させることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、低温タ
ンクの断熱施工壁面に予め直線的に貼付けたスペーサー
の表面に沿って押し当てローラー及び押え板を上昇走行
させながら、表面補強材の繰り出しと硬質ウレタン原液
の注入発泡といった一連の工程を行なうだけで、隣接す
るスペーサー間に硬質ウレタンフォームと表面補強材と
が一体成型された単位施工区域の断熱層を連続施工する
ことができる。したがって、硬質ウレタンフォームと表
面補強材と接着するための特別な接着剤の使用及び接着
剤の塗布作業が不要で、施工工数及び施工コストを大幅
に削減することができる。特に、硬質ウレタンフォーム
表面の切削作業が不要であり、切削に伴う粉塵の発生が
ないばかりか、ミストの発生がないウレタン原液の注入
発泡でよいために、作業環境の大幅な改善も図ることが
できる。
【0025】しかも、断熱施工壁面に先行して貼付けら
れるスペーサーを注入発泡により成型される硬質ウレタ
ンフォームの厚みの基準にして押え板の押え荷重及び面
積、硬質ウレタンの発泡特性を考慮した原液の注入量、
施工装置の上昇走行速度などをコントロールしやすく、
かつ、注入発泡状態も目視管理することが可能であるか
ら、特別な作業経験や高度な熟練を要さずとも、硬質ウ
レタンフォーム及び表面補強材からなる断熱層の厚み精
度を飛躍的に向上させることができる。加えて、壁面に
貼付けられたスペーサーが液状あるいはゲル状ウレタン
の流出防止用の堰止め機能を発揮するために、所定の原
液注入量の下での発泡により形成される単位施工区域の
断熱層間の厚みをばらつきなく均一化できるとともに、
スペーサー自体が単位施工区域の断熱層端部同士の接続
箇所の目地材となり、壁面全域に亘って段差や偏肉など
のない表面平滑で、かつ、目地部の仕上がりのよい断熱
層を施工することができるという効果を奏する。
【0026】特に、単位施工区域の断熱層における表面
補強材として用いられるガラスメッシュの表面側にウレ
タンに対して非接着性もしくは難接着性の剥離紙が貼付
されたものを使用することによって、ウレタン原液の注
入発泡時における漏れ出し防止と、テンションを付与し
にくい性質のガラスメッシュに剥離紙を介して十分にテ
ンションを付与して表面に皺などを発生せず、かつ、外
観的にも仕上がりのよい断熱層の施工を可能としなが
ら、施工後に剥離紙のみを簡単に剥離除去することでガ
ラスメッシュによる所定の補強効果を確実に発揮させる
ことができる。
【0027】また、本願発明は、低温タンクにおける内
外二重壁の外壁の内面を施工対象とすることによって、
内外二重壁間の狭い空間内での施工性の著しい改善が図
れるとともに、粉塵の発生がないことによる作業環境の
改善効果を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る低温タンク壁面の断熱施工装置の
概略構成及び断熱施工状況の概要を示す側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】断熱施工箇所を説明する要部の拡大縦断側面図
である。
【図4】側壁部の断熱施工状態を説明する要部概念図で
ある。
【図5】割付けられた単位施工区域の断熱層施工部を示
す要部の拡大正面図である。
【図6】施工された断熱層の構造を示す要部の拡大横断
面図である。
【図7】(A)〜(G)は従来の低温タンク壁面の断熱
層施工法を説明する概略斜視図である。
【符号の説明】
1 低温タンクにおける内槽 2 低温タンクにおける外槽 4 スチールライナー面(断熱施工対象面) 5 硬質ウレタンフォーム(PUF) 6 ガラスメッシュ(表面補強材の一例) 7 断熱層 7A-1〜7A-N 単位施工区域の断熱層 8 ゴンドラ 9 スペーサー 10 押し当てローラー 11 空間 12 押え板 13 剥離紙 15 ガラスメッシュ供給装置(表面補強材供給装置) 16 ウレタン注入ヘッド 17 トラバーサー 18 目地部用ガラスメッシュ(目地部用表面補強材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西崎 丈能 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 中谷 元彦 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 鎌田 文男 東京都港区港南2丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 (72)発明者 園 淳生 大阪府大阪市中央区北浜東4番33号 株式 会社大林組大阪本店内 (72)発明者 三好 智運 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 (72)発明者 奥藤 真史 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 (72)発明者 下野 孝彦 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 (72)発明者 内橋 康明 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 (72)発明者 古田 俊彦 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DD01 FA00 GA06 GA32 GA82 HA04 HA33 HB02 HD03 LA04 LA17 3E070 AA02 AB32 NA06 NA07 3E073 AA01 CA01 CB02 CC02 CD04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低温タンクの壁面に、硬質ウレタンフォ
    ームとこの硬質ウレタンフォームの表面を補強する表面
    補強材とからなる断熱層を現場施工する低温タンク壁面
    の断熱層施工法であって、 上記低温タンクの断熱施工壁面に硬質ウレタンフォーム
    と同一厚み及び同等の断熱特性を持つ既製のスペーサー
    を所定間隔を隔てて互いに平行状態で、かつ、断熱施工
    壁面の上下方向に向けて直線的に貼付け施工した後、 隣接する一対のスペーサーの表面に押し当て可能なロー
    ラー及び隣接する一対のスペーサーの対向面間に入り込
    んで断熱施工壁面との間に硬質ウレタンフォームの仕上
    がり厚さに相当する空間を形成可能な押え板をスペーサ
    ーの長手方向下端からスペーサーの長手方向上端に向け
    て走行させつつ、上記空間の押え板側に表面材を順次繰
    り出すと同時に、その繰り出し表面補強材と断熱層設置
    壁面との間に硬質ウレタン原液を注入し発泡させて隣接
    する一対のスペーサー間に硬質ウレタンフォームと表面
    補強材とが一体成型された単位施工区域の断熱層を施工
    し、 しかる後、各スペーサーの表面に、それの両側に隣接す
    る単位施工区域の断熱層の表面補強材の端部表面をオー
    バーラップする状態で目地部用表面補強材を貼付け施工
    することを特徴とする低温タンク壁面の断熱層施工法。
  2. 【請求項2】 上記スペーサーが、注入発泡により形成
    される硬質ウレタンフォームと同一のウレタン材料から
    作製されている請求項1に記載の低温タンク壁面の断熱
    層施工法。
  3. 【請求項3】 上記単位施工区域の断熱層における表面
    補強材及びスペーサー表面に貼付けられる目地部用表面
    補強材としては、共にガラスメッシュを使用し、そのう
    ち単位施工区域の断熱層における表面補強材として用い
    られるガラスメッシュの表面側にはウレタンに対して非
    接着性もしくは難接着性の剥離紙が貼付されており、単
    位施工区域の断熱層の施工後にはその剥離紙を剥離除去
    する請求項1または2に記載の低温タンク壁面の断熱層
    施工法。
  4. 【請求項4】 施工対象となる低温タンクの壁面が、内
    外二重壁の低温タンクの外壁の内面である請求項1ない
    し3のいずれかに記載の低温タンク壁面の断熱層施工
    法。
  5. 【請求項5】 低温タンクの壁面に、硬質ウレタンフォ
    ームとこの硬質ウレタンフォームの表面を覆う表面補強
    材とからなる断熱層を現場施工する際に用いられる低温
    タンク壁面の断熱施工装置であって、 上記低温タンクの断熱施工壁面に沿って昇降自在に吊持
    されるゴンドラに、低温タンクの断熱施工壁面に所定間
    隔を隔てて互いに平行状態で、かつ、断熱施工壁面の上
    下方向に向けて直線的に貼付け施工された硬質ウレタン
    フォームと同一厚み及び同等の断熱特性を持つ一対の既
    製スペーサーの表面に押し当て走行可能な押し当てロー
    ラーと、隣接する一対のスペーサーの対向面間に入り込
    んで断熱施工壁面との間に硬質ウレタンフォームの仕上
    がり厚さに相当する空間を形成可能な押え板と、スペー
    サーの長手方向下端からスペーサーの長手方向上端に向
    かうゴンドラの上昇走行時に上記空間の押え板側に表面
    補強材を順次繰り出し可能な表面補強材供給装置と、こ
    の表面補強材供給装置から繰り出される表面補強材と断
    熱施工壁面との間に硬質ウレタン原液を注入するウレタ
    ン注入ヘッド及びそのトラバーサーとを装備させてなる
    ことを特徴とする低温タンク壁面の断熱施工装置。
JP36301499A 1999-12-21 1999-12-21 低温タンク壁面の断熱層施工法及びその施工装置 Expired - Lifetime JP3656011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36301499A JP3656011B2 (ja) 1999-12-21 1999-12-21 低温タンク壁面の断熱層施工法及びその施工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36301499A JP3656011B2 (ja) 1999-12-21 1999-12-21 低温タンク壁面の断熱層施工法及びその施工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001173894A true JP2001173894A (ja) 2001-06-29
JP3656011B2 JP3656011B2 (ja) 2005-06-02

Family

ID=18478304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36301499A Expired - Lifetime JP3656011B2 (ja) 1999-12-21 1999-12-21 低温タンク壁面の断熱層施工法及びその施工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3656011B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010019016A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Nitta Ind Corp 遊間用止水材
KR101110852B1 (ko) 2009-05-07 2012-02-15 삼성중공업 주식회사 극저온 액체 저장탱크 및 그것이 설치된 선박
JP2015040580A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 東洋ゴム工業株式会社 壁面の表層施工方法
JP2018066388A (ja) * 2016-10-17 2018-04-26 大成建設株式会社 Pc地上タンクにおける冷熱抵抗緩和材の施工方法
WO2023191511A1 (ko) * 2022-03-31 2023-10-05 김명환 모듈형 하우스 내부벽체의 시공방법
KR102671843B1 (ko) * 2022-03-31 2024-06-04 김명환 단일공정을 통한 모듈형 하우스의 단열벽체 및 벽지 동시 시공방법

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5137433B2 (ja) * 2007-03-26 2013-02-06 大阪瓦斯株式会社 低温タンク壁面の断熱層施工法
JP4971851B2 (ja) * 2007-03-26 2012-07-11 大阪瓦斯株式会社 低温タンク壁面の底部コーナー部断熱施工法およびコーナー用型部材
JP2008240813A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Osaka Gas Co Ltd 低温タンク壁面の底部断熱施工法及び底部断熱施工装置
JP5249093B2 (ja) * 2009-03-10 2013-07-31 東洋ゴム工業株式会社 低温タンク壁面の断熱層施工法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010019016A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Nitta Ind Corp 遊間用止水材
KR101110852B1 (ko) 2009-05-07 2012-02-15 삼성중공업 주식회사 극저온 액체 저장탱크 및 그것이 설치된 선박
JP2015040580A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 東洋ゴム工業株式会社 壁面の表層施工方法
JP2018066388A (ja) * 2016-10-17 2018-04-26 大成建設株式会社 Pc地上タンクにおける冷熱抵抗緩和材の施工方法
WO2023191511A1 (ko) * 2022-03-31 2023-10-05 김명환 모듈형 하우스 내부벽체의 시공방법
KR102671843B1 (ko) * 2022-03-31 2024-06-04 김명환 단일공정을 통한 모듈형 하우스의 단열벽체 및 벽지 동시 시공방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3656011B2 (ja) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106436777B (zh) 一种地铁车站皮肤式防水结构及其施工方法
JP2001173894A (ja) 低温タンク壁面の断熱層施工法及びその施工装置
JP2020133323A (ja) 塗布層形成機
CN110077731A (zh) 喷涂法玻璃钢浮盘及施工方法
JP5584000B2 (ja) コンクリートの養生装置と、その装置を用いた養生方法
CN109208934A (zh) 一种混凝土结构梁的加固方法
JP6114144B2 (ja) 壁面の表層施工方法
JP3787501B2 (ja) 壁面の断熱層施工法
CN114960978A (zh) 改扩建结构中无预留预埋结构混凝土拼缝的防水方法
JP2015040580A5 (ja)
JP5137433B2 (ja) 低温タンク壁面の断熱層施工法
JP2006283445A (ja) 硬質ポリウレタンフォーム断熱層の施工方法
KR102153438B1 (ko) 옥상슬라브의 방수층 보수보강방법 및 방수구조
JP4638850B2 (ja) 炭素繊維による既存構造物の補強方法
CN113882562A (zh) 一种异型双面木纹清水混凝土墙施工方法
KR20110006793A (ko) 저온저장 탱크의 단열벽 시공방법 및 장치
CN209555986U (zh) 一种超长地下室外墙诱导缝结构
JP3044605B2 (ja) 低温タンク壁面の防熱施工法
JP5396323B2 (ja) トンネル覆工コンクリートの養生方法
JP2008240813A (ja) 低温タンク壁面の底部断熱施工法及び底部断熱施工装置
CN109162301A (zh) 一种超长地下室外墙诱导缝结构及其施工方法
CN218093057U (zh) 衬砌台车
JP2003042394A (ja) コンクリート製液体容器の断熱構造及び断熱層施工装置
CN220580614U (zh) 混凝土裂缝修补结构
JP2002167976A (ja) コンクリート構造物の下面補修装置及びその下面補修方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3656011

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110311

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120311

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130311

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140311

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term