JP2001173692A - トグル式パーキングブレーキ - Google Patents

トグル式パーキングブレーキ

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JP2001173692A
JP2001173692A JP36220099A JP36220099A JP2001173692A JP 2001173692 A JP2001173692 A JP 2001173692A JP 36220099 A JP36220099 A JP 36220099A JP 36220099 A JP36220099 A JP 36220099A JP 2001173692 A JP2001173692 A JP 2001173692A
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Hisashi Kobayashi
寿 小林
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Hosei Brake Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 連結ピン30まわりの相対回動可能に第
1トグルリンク72および第2トグルリンク34が配設
され、その第1トグルリンク72のケーブル掛止部82
にパーキングブレーキケーブル40の掛止部材42が掛
止されて、操作レバーの操作等に従って第1トグルリン
ク72がバッキングプレート10側へ回動させられるこ
とにより、ブレーキシュー12、14を離間させてパー
キングブレーキを作動させるトグル式パーキングブレー
キにおいて、ケーブル掛止部82に円弧形状の突部84
を設けた。 【効果】 第1トグルリンク72の回動に伴って掛止部
材42が突部84上を転動させられることにより、その
掛止部材42はパーキングブレーキケーブル40の延長
線上に略同心に位置する略一定の姿勢に維持され、パー
キングブレーキケーブル40に対する掛止部材42の首
振りが防止されてパーキングブレーキケーブル40の耐
久性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパーキングブレーキ
に係り、特に、バッキングプレートと略平行な連結ピン
まわりの相対回動可能に第1トグルリンクおよび第2ト
グルリンクが配設され、その第1トグルリンクがバッキ
ングプレート側へ回動させられることによりパーキング
ブレーキを作動させるトグル式パーキングブレーキの改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(a) バッキングプレートと、(b) そのバ
ッキングプレートに拡開可能に配設された一対のブレー
キシューと、(c) 前記バッキングプレートと略平行な連
結ピンまわりの相対回動可能に連結された第1トグルリ
ンクおよび第2トグルリンクを有して、前記一対のブレ
ーキシューの一方の端部間に配設され、その第1トグル
リンクおよび第2トグルリンクがその一対のブレーキシ
ューの一方および他方と係合させられた拡開機構と、
(d) 前記バッキングプレートに設けられたケーブル挿入
部から前記ブレーキシュー側へ挿入されるとともに、先
端に設けられた掛止部材が前記第1トグルリンクのケー
ブル掛止部に掛止され、そのバッキングプレートと略直
角な方向へ引っ張られることにより、その第1トグルリ
ンクおよび前記第2トグルリンクを前記連結ピンまわり
に相対回動させて前記一対のブレーキシューを拡開させ
るパーキングブレーキケーブルと、を有するトグル式パ
ーキングブレーキが知られている。
【0003】図6〜図8は、ディスクブレーキの内部に
パーキングブレーキ用のドラムブレーキを組み込んだド
ラムインディスクブレーキの一例で、右車輪用のもので
あり、図6の右側が車両の前方側である。また、図7お
よび図8の(b) は、それぞれ図6における VII− VII断
面、VIII−VIII断面に相当する図である。これ等の図に
おいて、バッキングプレート10には一対の第1ブレー
キシュー12および第2ブレーキシュー14がそれぞれ
シューホルドダウン装置16、18により拡開可能に配
設されている。これ等のブレーキシュー12、14の一
方の端部間には拡開機構20、およびリターンスプリン
グとして引張コイルスプリング22が配設されている一
方、他方の端部間にはストラット24および引張コイル
スプリング26が配設されている。ストラット24はシ
ュー間隙調整機構を備えており、ねじにより軸方向へ伸
縮させられるようになっている。
【0004】拡開機構20は、図8から明らかなように
一端部において連結ピン30により相対回動可能に連結
された第1トグルリンク32および第2トグルリンク3
4を備えており、連結ピン30がバッキングプレート1
0と略平行となる姿勢で配設される。第1トグルリンク
32は2枚の金属板32a、32bにて構成されてお
り、連結ピン30に連結される一端部側は互いに密着す
るように一体的に重ね合わされているとともに、第1ブ
レーキシュー12と係合させられる係合部(凹部)36
が設けられている。また、他端部では、一対の金属板3
2a、32bがパーキングブレーキケーブル40の外径
より大きく且つその先端に固設された掛止部材42の幅
寸法より小さい所定の寸法だけ離間して略平行に位置さ
せられているとともに、バッキングプレート10と反対
側の側端縁、すなわち図8の(b) における上側の端縁に
は、凹形状のケーブル掛止部44が設けられ、そのケー
ブル掛止部44内で掛止部材42を位置決めして保持す
るようになっている。掛止部材42は、この例ではパー
キングブレーキケーブル40の外径より幅寸法(二面
幅)が大きい六角柱形状を成しているとともに、その軸
心部分をパーキングブレーキケーブル40が挿通させら
れてかしめ加工等により一体的に固設されている。
【0005】第2トグルリンク34は、1枚の金属板を
略U字形状に曲げ加工したもので、その内側に第1トグ
ルリンク32が配設されるようになっており、一端部に
は連結ピン30に回動可能に係合させられるU字状の連
結用凹部46が設けられている一方、他端部は互いに密
着するように一体的に重ね合わされているとともに、第
2ブレーキシュー14と係合させられる係合部(凹部)
48が設けられている。図8の(b) は、図6におけるVI
II−VIII断面に相当する図で、第2トグルリンク34の
手前側の側壁部分が切り欠かれており、図8の(a) は、
第2トグルリンク34の一部を切り欠いた平面図であ
る。
【0006】上記拡開機構20は、バッキングプレート
10に形成された切欠52内において、車両のキャリア
54(図8参照)に複数のボルト56によって一体的に
固設されるアンカ部材58上に配設されるようになって
いる。アンカ部材58には、パーキングブレーキケーブ
ル40を挿通させるための挿通穴(ケーブル挿入部に相
当)60が設けられているとともに、その挿通穴60の
車体側の開口部(図8(b) の下側開口部)に、パーキン
グブレーキケーブル40のアウタケース41が固定され
るようになっている。
【0007】そして、このようなトグル式パーキングブ
レーキにおいては、第1トグルリンク32のケーブル掛
止部44に掛止されたパーキングブレーキケーブル40
が、車室内の操作部材(操作レバーなど)の操作に従っ
てバッキングプレート10と略直角な方向、すなわち図
8(b) の下方へ引っ張られると、連結ピン30を支点と
して第1トグルリンク32がバッキングプレート10側
へ回動させられることにより第1ブレーキシュー12が
外側へ押し出され、ディスクロータ62(図7参照)の
内周面に押圧されて制動力を発生する。また、反力で第
1ブレーキシュー12との係合部36を支点として連結
ピン30が図8(b) の左方向へ移動させられると、第2
トグルリンク34も左方向へ移動させられ、第2ブレー
キシュー14が外側へ押し出されてディスクロータ62
の内周面に押圧されて制動力を発生する。ディスクロー
タ62は、平板状のディスク部62aの内側に円筒形状
のドラム部62bを一体に備えており、ブレーキシュー
12、14はドラム部62bの内周面に押圧される。な
お、バッキングプレート10には外周側へ延び出すダス
トカバー64が一体的に取り付けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のトグル式パーキングブレーキは、掛止部材と
ケーブル掛止部との摩擦により、第1トグルリンクに対
する掛止部材の姿勢が略一定に維持され、ブレーキ作動
時に第1トグルリンクが連結ピンまわりに回動させられ
ると、例えば図9に示すように掛止部材42がパーキン
グブレーキケーブル40の延長方向に対して角度θで傾
斜させられる。このため、パーキングブレーキの作動、
解除が繰り返されることにより、パーキングブレーキケ
ーブル40に対して掛止部材42が首振り運動させら
れ、その掛止部材42の近傍部分のパーキングブレーキ
ケーブル40が繰り返し変形させられて耐久性(寿命)
が低下するという問題があった。パーキングブレーキの
操作力が大きい程、摩擦が大きくなって掛止部材42の
滑りが悪くなるとともに、第1トグルリンク32の回動
量が大きくなって角度θが大きくなり、耐久性の低下が
著しい。図9はパーキングブレーキの作動時(制動時)
の状態で、図8はパーキングブレーキの解除時(非制動
時)の状態である。
【0009】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、パーキングブレーキ
の作動、解除に伴う掛止部材の首振りに起因してパーキ
ングブレーキケーブルの寿命が低下することを防止する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、(a) バッキングプレートに対して略垂
直で且つ互いに所定寸法だけ離間して位置する略平行な
一対の側壁部を有するとともに、その側壁部のそのバッ
キングプレートと反対側の側端縁には凹形状のケーブル
掛止部が設けられて、その一対の側壁部の間を挿通させ
られたパーキングブレーキケーブルの先端部に固設され
た掛止部材がそのケーブル掛止部に掛止させられるよう
になっている第1トグルリンクと、(b) 前記バッキング
プレートと略平行な連結ピンを介して前記第1トグルリ
ンクに相対回動可能に連結されるとともに、その第1ト
グルリンクと共に一対のブレーキシューに跨がって配設
される第2トグルリンクと、を有し、(c) 前記パーキン
グブレーキケーブルが前記バッキングプレート側へ引っ
張られて前記第1トグルリンクが前記連結ピンまわりに
回動させられることにより、その第1トグルリンクおよ
び前記第2トグルリンクがその連結ピンまわりに相対回
動させられて、前記一対のブレーキシューを互いに離間
させて制動力を発生するトグル式パーキングブレーキに
おいて、(d)前記掛止部材は柱形状を成していて、前記
パーキングブレーキケーブルがその柱形状の軸心部分に
略同心に挿入された状態でそのパーキングブレーキケー
ブルに一体的に固設されているとともに、その掛止部材
の前記ケーブル掛止部と係合させられる側の端面は軸心
に対して略直角な平坦面である一方、(e) 前記ケーブル
掛止部には、前記第1トグルリンクの回動平面内におい
て前記掛止部材側へ膨出する円弧形状の突部が設けら
れ、その第1トグルリンクの回動時には前記パーキング
ブレーキケーブルの引張力に基づいてその掛止部材がそ
のケーブル掛止部のその突部上を転動させられることに
より、その第1トグルリンクの回動に拘らずその掛止部
材がそのパーキングブレーキケーブルの延長線上に略同
心に位置する略一定の姿勢に維持されるようになってい
る、ことを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】このようなトグル式パーキングブレーキ
においては、第1トグルリンクのケーブル掛止部に円弧
形状の突部が設けられ、パーキングブレーキの作動時に
第1トグルリンクが連結ピンまわりに回動させられる
と、パーキングブレーキケーブルの引張力に基づいて掛
止部材がそのケーブル掛止部の突部上を転動させられる
ことにより、その第1トグルリンクの回動に拘らず掛止
部材がパーキングブレーキケーブルの延長線上に略同心
に位置する略一定の姿勢に維持されるため、パーキング
ブレーキケーブルに対する掛止部材の首振りが防止され
てパーキングブレーキケーブルの耐久性が向上する。
【0012】なお、掛止部材の係合側端部に突部を設け
ても、同様の効果が得られるが、半球状の突部の場合に
は楔作用で第1トグルリンクの一対の側壁部が開いて掛
止部材の掛止状態が損なわれる可能性がある一方、蒲鉾
形(半円柱形)の突部の場合には異方性によって掛止部
材をケーブル掛止部に掛止させる際の作業性が悪くな
る、などの問題がある。それに対して、第1トグルリン
クのケーブル掛止部に突部を設けた本発明によれば、そ
のような問題を生じることがないし、従来の掛止部材を
そのまま使用できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、前記図6、図7のよう
にディスクブレーキの内部にパーキングブレーキ用のド
ラムブレーキを組み込んだドラムインディスクブレーキ
に好適に適用されるが、単純なドラムブレーキのパーキ
ングブレーキ機構など、種々のパーキングブレーキに適
用できる。
【0014】掛止部材としては、四角柱や六角柱などの
角柱形状のものが好適に用いられるが、円柱形状の掛止
部材を採用することもできる。掛止部材は、第1トグル
リンクの回動に伴ってケーブル掛止部の突部上を転動さ
せられるが、滑りを生じることなく転動することが望ま
しい。但し、滑りを伴って転動する場合であっても良
い。
【0015】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ
詳細に説明する。なお、以下の説明では、全体構成は前
記図6〜図8の従来例と同じであるため詳しい説明を省
略し、今回の発明により変更された特徴部分である拡開
機構を中心として説明する。
【0016】図1の(a) および(b) は、本発明が適用さ
れたトグル式パーキングブレーキの拡開機構70の一部
を切り欠いた平面図および正面図で、前記図8に対応す
る図であり、前記拡開機構20に比較して第1トグルリ
ンク72が相違する。図3は、第1トグルリンク72を
単独で示す図で、前記第1トグルリンク32と同様に一
対の金属板74、76にて構成されており、連結ピン3
0に連結される一端部側は互いに密着するように一体的
に重ね合わされているとともに、第1ブレーキシュー1
2と係合させられる係合部(凹部)78、および連結ピ
ン30が挿通させられる挿通穴80が設けられている。
一対の金属板74、76の他端部74a、76aは、パ
ーキングブレーキケーブル40の外径より大きく且つそ
の先端に固設された掛止部材42の幅寸法より小さい所
定の寸法だけ離間して略平行に位置させられているとと
もに、バッキングプレート10と反対側の側端縁、すな
わち図3の(b) における上側の端縁には、凹形状のケー
ブル掛止部82が設けられ、そのケーブル掛止部82内
で掛止部材42を位置決めして保持するようになってい
る。上記他端部74a、76aは一対の側壁部に相当す
る。
【0017】上記ケーブル掛止部82は、前記掛止部材
42の係合側の端面42a(図1参照)と接する凹形状
の底の部分に、第1トグルリンク72の回動平面内にお
いて掛止部材42側へ膨出する円弧形状の突部84が設
けられ、第1トグルリンク72の回動時には、パーキン
グブレーキケーブル40の引張力に基づいて掛止部材4
2が突部84上を転動させられることにより、図1およ
び図2から明らかなように、第1トグルリンク72の回
動に拘らず掛止部材42がパーキングブレーキケーブル
40の延長線上に略同心に位置する略一定の姿勢に維持
されるようになっている。図2はパーキングブレーキの
作動時(制動時)の状態で、図1はパーキングブレーキ
の解除時(非制動時)の状態である。上記端面42a
は、軸心に対して略直角な平坦面であり、ケーブル掛止
部82は、第1トグルリンク72の回動に伴って掛止部
材42が滑りを生じることなく突部84上を転動させら
れる幅寸法を備えている。また、ケーブル掛止部82の
凹形状の一方の側壁、すなわち連結ピン30(挿通穴8
0)側の側壁86は、図2に示すようにパーキングブレ
ーキの作動時の状態において、パーキングブレーキケー
ブル40の延長線と略平行になるように形成されてお
り、掛止部材42の側面と係合させられることにより、
掛止部材42の姿勢をパーキングブレーキケーブル40
の延長線と略同心になるように位置決めする。
【0018】このようなトグル式パーキングブレーキに
おいては、第1トグルリンク72のケーブル掛止部82
に円弧形状の突部84が設けられ、パーキングブレーキ
の作動時に第1トグルリンク72が連結ピン30まわり
に回動させられると、パーキングブレーキケーブル40
の引張力に基づいて掛止部材42がその突部84上を転
動させられることにより、第1トグルリンク72の回動
に拘らず掛止部材42がパーキングブレーキケーブル4
0の延長線上に略同心に位置する略一定の姿勢に維持さ
れるため、パーキングブレーキケーブル40に対する掛
止部材42の首振りが防止されてパーキングブレーキケ
ーブル40の耐久性が向上する。
【0019】一方、図4、図5に示すように、第1トグ
ルリンク32はそのまま(図8の従来例と同じ)で、掛
止部材42の係合側端部に突部90、92を設けても、
同様の効果が得られるが、掛止部材42の製造コストが
高くなるだけでなく、図4のように半球状の突部90の
場合には楔作用で一対の金属板32a、32bが開いて
掛止部材42の掛止状態が損なわれる可能性がある。ま
た、図5に示すように蒲鉾形(半円柱形)の突部92の
場合には異方性によって掛止部材42をケーブル掛止部
44に掛止させる際の作業性が悪くなる。この他、突部
90、92を設けた分だけ掛止部材42の長さ寸法が長
くなるため、U字形状の第2トグルリンク34の背部と
の干渉が問題なる可能性があるとともに、干渉を避ける
ために掛止部材42の長さを短くすると、パーキングブ
レーキケーブル40に対するかしめ固定の強度が低下す
る。図4、図5の(b) は正面図で、(a) は(b) における
A−A断面図である。
【0020】これに対して、拡開機構70のように第1
トグルリンク72のケーブル掛止部82に突部84を設
けた図1〜図3の実施例によれば、そのような問題を生
じることがないし、従来の掛止部材42をそのまま使用
できる。また、突部84についても、例えば金属板7
4、76をプレスで打抜く際のブランキング形状を変更
するだけで良いため、製造コストが従来と同程度に維持
される。
【0021】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、
本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加
えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたトグル式パーキングブレー
キの要部を示す図で、(a) は拡開機構の一部を切り欠い
た平面図、(b) は拡開機構の一部を切り欠いた正面図で
ある。
【図2】図1のトグル式パーキングブレーキにおいて、
第1トグルリンクおよび第2トグルリンクが連結ピンま
わりに相対回動させられた制動時の状態を示す図で、図
1の(b) に対応する図である。
【図3】図1のトグル式パーキングブレーキの第1トグ
ルリンクを単独で示す図で、(a) は平面図、(b) は正面
図である。
【図4】第1トグルリンクと掛止部材との掛止構造の比
較例を示す図で、(b) は正面図、(a) は(b) におけるA
−A断面に相当する図である。
【図5】第1トグルリンクと掛止部材との掛止構造の別
の比較例を示す図で、(b) は正面図、(a) は(b) におけ
るA−A断面に相当する図である。
【図6】本発明が好適に適用される従来のドラムインデ
ィスクブレーキの正面図である。
【図7】図6における VII− VII断面図である。
【図8】図6のドラムインディスクブレーキにおけるト
グル式パーキングブレーキの要部を示す図で、図1に対
応する図であり、(a) は拡開機構の一部を切り欠いた平
面図、(b) は拡開機構の一部を切り欠いた正面図で、図
6のVIII−VIII断面に相当する図である。
【図9】図8のトグル式パーキングブレーキにおいて、
第1トグルリンクおよび第2トグルリンクが連結ピンま
わりに相対回動させられた制動時の状態を示す図で、図
8の(b) に対応する図である。
【符号の説明】
10:バッキングプレート 12、14:ブレーキシ
ュー 30:連結ピン 34:第2トグルリンク
40:パーキングブレーキケーブル 42:掛止部
材 72:第1トグルリンク 74a、76a:他
端部(側壁部) 82:ケーブル掛止部 84:突部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッキングプレートに対して略垂直で且
    つ互いに所定寸法だけ離間して位置する略平行な一対の
    側壁部を有するとともに、該側壁部の該バッキングプレ
    ートと反対側の側端縁には凹形状のケーブル掛止部が設
    けられて、該一対の側壁部の間を挿通させられたパーキ
    ングブレーキケーブルの先端部に固設された掛止部材が
    該ケーブル掛止部に掛止させられるようになっている第
    1トグルリンクと、 前記バッキングプレートと略平行な連結ピンを介して前
    記第1トグルリンクに相対回動可能に連結されるととも
    に、該第1トグルリンクと共に一対のブレーキシューに
    跨がって配設される第2トグルリンクと、 を有し、前記パーキングブレーキケーブルが前記バッキ
    ングプレート側へ引っ張られて前記第1トグルリンクが
    前記連結ピンまわりに回動させられることにより、該第
    1トグルリンクおよび前記第2トグルリンクが該連結ピ
    ンまわりに相対回動させられて、前記一対のブレーキシ
    ューを互いに離間させて制動力を発生するトグル式パー
    キングブレーキにおいて、 前記掛止部材は柱形状を成していて、前記パーキングブ
    レーキケーブルが該柱形状の軸心部分に略同心に挿入さ
    れた状態で該パーキングブレーキケーブルに一体的に固
    設されているとともに、該掛止部材の前記ケーブル掛止
    部と係合させられる側の端面は軸心に対して略直角な平
    坦面である一方、 前記ケーブル掛止部には、前記第1トグルリンクの回動
    平面内において前記掛止部材側へ膨出する円弧形状の突
    部が設けられ、該第1トグルリンクの回動時には前記パ
    ーキングブレーキケーブルの引張力に基づいて該掛止部
    材が該ケーブル掛止部の該突部上を転動させられること
    により、該第1トグルリンクの回動に拘らず該掛止部材
    が該パーキングブレーキケーブルの延長線上に略同心に
    位置する略一定の姿勢に維持されるようになっている、 ことを特徴とするトグル式パーキングブレーキ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7445092B2 (en) 2005-10-17 2008-11-04 Advics Co., Ltd. Electric parking brake device

Cited By (2)

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US7445092B2 (en) 2005-10-17 2008-11-04 Advics Co., Ltd. Electric parking brake device
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