JP2000120735A - 車両用ディスクブレーキの摩擦パッド支持構造 - Google Patents
車両用ディスクブレーキの摩擦パッド支持構造Info
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- JP2000120735A JP2000120735A JP10285303A JP28530398A JP2000120735A JP 2000120735 A JP2000120735 A JP 2000120735A JP 10285303 A JP10285303 A JP 10285303A JP 28530398 A JP28530398 A JP 28530398A JP 2000120735 A JP2000120735 A JP 2000120735A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パッドリーテナの縦片を、パッドガイド部の
トルク受け面に確実に保持し、摩擦パッドからの引摺り
トルクに起因する縦片の変形や、縦片と横片との間の亀
裂や、縦片の振動による鳴き等の異音の発生を極力防
ぐ。 【構成】 パッドリテーナ9の縦片9cの反ディスクロ
ータ側に、ディスク軸と平行に突出してディスクロータ
2方向へ平行に折り返しされる略U字状のストッパ片9
hを設ける。ストッパ片9hの先端を、パッドガイド部
9aのトルク受け面3eの反ディスクロータ側壁に当接
させる。
トルク受け面に確実に保持し、摩擦パッドからの引摺り
トルクに起因する縦片の変形や、縦片と横片との間の亀
裂や、縦片の振動による鳴き等の異音の発生を極力防
ぐ。 【構成】 パッドリテーナ9の縦片9cの反ディスクロ
ータ側に、ディスク軸と平行に突出してディスクロータ
2方向へ平行に折り返しされる略U字状のストッパ片9
hを設ける。ストッパ片9hの先端を、パッドガイド部
9aのトルク受け面3eの反ディスクロータ側壁に当接
させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や自動二輪
車等の車両に用いられるディスクブレーキに係り、詳し
くは、ディスクロータの側部にディスク軸方向へ移動可
能に配設された摩擦パッドを、キャリパブラケットのパ
ッドガイド部にパッドリテーナを用いて支持する車両用
ディスクブレーキの摩擦パッド支持構造に関する。
車等の車両に用いられるディスクブレーキに係り、詳し
くは、ディスクロータの側部にディスク軸方向へ移動可
能に配設された摩擦パッドを、キャリパブラケットのパ
ッドガイド部にパッドリテーナを用いて支持する車両用
ディスクブレーキの摩擦パッド支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクブレーキの摩擦パッドを支持す
る従来の構造として、例えば実公昭62−34033号
公報や実開昭60−7429号公報に示されるものがあ
る。これらの技術は、いずれもディスクロータの一側部
でキャリパボディを支持するキャリパブラケットのディ
スク回入側と回出側とにパッドガイド部を対向して設
け、該パッドガイド部に、摩擦パッドの裏板からディス
ク回入側と回出側へ突出する耳片を、金属板のパッドリ
テーナを介して支持している。
る従来の構造として、例えば実公昭62−34033号
公報や実開昭60−7429号公報に示されるものがあ
る。これらの技術は、いずれもディスクロータの一側部
でキャリパボディを支持するキャリパブラケットのディ
スク回入側と回出側とにパッドガイド部を対向して設
け、該パッドガイド部に、摩擦パッドの裏板からディス
ク回入側と回出側へ突出する耳片を、金属板のパッドリ
テーナを介して支持している。
【0003】キャリパブラケットのパッドガイド部は、
ディスクロータの回転中心とキャリパボディの中心とを
結ぶキャリパ中心線と平行なトルク受け面と、該トルク
受け面に連続するキャリパ中心線と直交方向のパッド支
承面との段状に形成され、またパッドリテーナは、パッ
ドガイド部のトルク受け面に敷設される縦片と、同じく
パッドガイド部のパッド支承面に敷設される横片とを直
角に連続させたL字状に形成されている。
ディスクロータの回転中心とキャリパボディの中心とを
結ぶキャリパ中心線と平行なトルク受け面と、該トルク
受け面に連続するキャリパ中心線と直交方向のパッド支
承面との段状に形成され、またパッドリテーナは、パッ
ドガイド部のトルク受け面に敷設される縦片と、同じく
パッドガイド部のパッド支承面に敷設される横片とを直
角に連続させたL字状に形成されている。
【0004】前者のパッドリテーナには、横片の反ディ
スクロータ側にループ状のストッパ片があり、縦片のデ
ィスクロータ側に矩(かね)折りの係止片があって、横
片のループ状ストッパ片をパッドガイド部のパッド支承
面の反ディスクロータ側壁に包持させ、縦片の矩折り係
止片をトルク受け面のディスクロータ側壁に係止して、
パッドガイド部に取付けされている。
スクロータ側にループ状のストッパ片があり、縦片のデ
ィスクロータ側に矩(かね)折りの係止片があって、横
片のループ状ストッパ片をパッドガイド部のパッド支承
面の反ディスクロータ側壁に包持させ、縦片の矩折り係
止片をトルク受け面のディスクロータ側壁に係止して、
パッドガイド部に取付けされている。
【0005】また、後者のパッドリテーナには、縦片の
ディスクロータ側と反ディスクロータ側とに矩折り係止
片と波形の係止片とがそれぞれあって、矩折り係止片を
パッドガイド部のパッド支承面の反ディスクロータ側壁
に係止し、波形係止片の先端をトルク受け面の反ディス
クロータ側壁に凹設した係合穴に係止して、パッドガイ
ド部に取付けされている。
ディスクロータ側と反ディスクロータ側とに矩折り係止
片と波形の係止片とがそれぞれあって、矩折り係止片を
パッドガイド部のパッド支承面の反ディスクロータ側壁
に係止し、波形係止片の先端をトルク受け面の反ディス
クロータ側壁に凹設した係合穴に係止して、パッドガイ
ド部に取付けされている。
【0006】摩擦パッドは、キャリパボディのピストン
や反力爪の押動を受ける制動時に、裏板の耳片をパッド
リテーナの横片に滑らせながらディスクロータ方向へ移
動し、ライニングをディスクロータの側面に摺接させ
て、制動作用が行なわれる。この時、摩擦パッドにはデ
ィスク回出方向の制動トルクが発生し、摩擦パッド全体
がディスクロータの回転方向へ引摺られて、ディスク回
出側の耳片がパッドリテーナの縦片に当接し、摩擦パッ
ドは、耳片をパッドリテーナの縦片に当接させた状態の
まま、ディスクロータ方向へ移動して行く。
や反力爪の押動を受ける制動時に、裏板の耳片をパッド
リテーナの横片に滑らせながらディスクロータ方向へ移
動し、ライニングをディスクロータの側面に摺接させ
て、制動作用が行なわれる。この時、摩擦パッドにはデ
ィスク回出方向の制動トルクが発生し、摩擦パッド全体
がディスクロータの回転方向へ引摺られて、ディスク回
出側の耳片がパッドリテーナの縦片に当接し、摩擦パッ
ドは、耳片をパッドリテーナの縦片に当接させた状態の
まま、ディスクロータ方向へ移動して行く。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような構成にあっ
ては、パッドリテーナの横片がディスクロータの回転方
向と交差方向の関係にあって、ディスク回出側のパッド
リテーナの横片には、ディスクロータ方向へ移動する摩
擦パッドからの引摺りトルクが作用しにくいものとなっ
ており、さらに後者のパッドリテーナの横片では、反デ
ィスクロータ側のループ状ストッパ片を、パッドガイド
部のパッド支承面の反ディスクロータ側壁に包持させる
ために、横片が摩擦パッドからの引摺りトルクによって
変形する虞は少ないが、ディスクロータの回出側でこれ
に対向するパッドリテーナの縦片には、摩擦パッドから
の制動トルクが直接かかって、裏板の耳片や側端面とパ
ッドガイド部のトルク受け面との間に強大な面圧で挟ま
れながら、縦片が高μの引摺りトルクでディスクロータ
方向へ引摺られることとなる。
ては、パッドリテーナの横片がディスクロータの回転方
向と交差方向の関係にあって、ディスク回出側のパッド
リテーナの横片には、ディスクロータ方向へ移動する摩
擦パッドからの引摺りトルクが作用しにくいものとなっ
ており、さらに後者のパッドリテーナの横片では、反デ
ィスクロータ側のループ状ストッパ片を、パッドガイド
部のパッド支承面の反ディスクロータ側壁に包持させる
ために、横片が摩擦パッドからの引摺りトルクによって
変形する虞は少ないが、ディスクロータの回出側でこれ
に対向するパッドリテーナの縦片には、摩擦パッドから
の制動トルクが直接かかって、裏板の耳片や側端面とパ
ッドガイド部のトルク受け面との間に強大な面圧で挟ま
れながら、縦片が高μの引摺りトルクでディスクロータ
方向へ引摺られることとなる。
【0008】これに対して、前者のリテーナの縦片は、
反ディスクロータ側に傾斜した舌片を持つが、この舌片
は、摩擦パッドの組付け時に、裏板の耳片をリテーナの
横片上へ案内するためのもので、パッドガイド部の側壁
との係合関係を持つものではなく、縦片の固定手段とは
ならない。
反ディスクロータ側に傾斜した舌片を持つが、この舌片
は、摩擦パッドの組付け時に、裏板の耳片をリテーナの
横片上へ案内するためのもので、パッドガイド部の側壁
との係合関係を持つものではなく、縦片の固定手段とは
ならない。
【0009】また、後者のパッドリテーナの縦片は、反
ディスクロータ側に波形の係止片を備えるが、この波形
係止片は、トルク受け面の反ディスクロータ側壁へ向け
て斜方向に突出し、その先端を反ディスクロータ側壁の
係合穴に係止する構成であるため、縦片にディスクロー
タ方向の高μの引摺トルクが作用した場合に、波形係止
片はこれに連れて傾斜が拡がるように撓んでしまい、縦
片を取付け状態に保持するだけの抗力として作用しな
い。
ディスクロータ側に波形の係止片を備えるが、この波形
係止片は、トルク受け面の反ディスクロータ側壁へ向け
て斜方向に突出し、その先端を反ディスクロータ側壁の
係合穴に係止する構成であるため、縦片にディスクロー
タ方向の高μの引摺トルクが作用した場合に、波形係止
片はこれに連れて傾斜が拡がるように撓んでしまい、縦
片を取付け状態に保持するだけの抗力として作用しな
い。
【0010】このように、いずれの従来構造も、パッド
リテーナの縦片に摩擦パッドの引摺りトルクが作用する
にも拘らず、縦片の取付け強度は充分なものではなく、
縦片を変形したり、縦片と横片との間に亀裂を生じた
り、縦片がディスクロータ方向への引摺りで振動して、
鳴き等の異音を発生する等の虞がある。
リテーナの縦片に摩擦パッドの引摺りトルクが作用する
にも拘らず、縦片の取付け強度は充分なものではなく、
縦片を変形したり、縦片と横片との間に亀裂を生じた
り、縦片がディスクロータ方向への引摺りで振動して、
鳴き等の異音を発生する等の虞がある。
【0011】本発明は、このような実情を背景にしてな
されたもので、その目的とするところは、パッドガイド
部のトルク受け面に敷設されるパッドリテーナの縦片を
確実に保持できて、上述の不具合を解消することのでき
る車両用ディスクブレーキの摩擦パッド支持構造を安価
に提供することにある。
されたもので、その目的とするところは、パッドガイド
部のトルク受け面に敷設されるパッドリテーナの縦片を
確実に保持できて、上述の不具合を解消することのでき
る車両用ディスクブレーキの摩擦パッド支持構造を安価
に提供することにある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の目的に従って、
本発明は、ディスクロータの一側部でキャリパボディを
支持するキャリパブラケットに、少なくとも、前記ディ
スクロータの回転中心と前記キャリパボディの中心とを
結ぶキャリパ中心線と平行なトルク受け面と、該トルク
受け面に連続する前記キャリパ中心線と直交方向のパッ
ド支承面とを有するパッドガイド部を設け、該トルク受
け面とパッド支承面とにパッドリテーナの縦片と横片と
を敷設して、前記ディスクロータの側部に配設される摩
擦パッドのディスク周方向の端部を支持する車両用ディ
スクブレーキの摩擦パッド支持構造において、前記パッ
ドリテーナの縦片の反ディスクロータ側に、ディスク軸
と平行に突出してディスクロータ方向へ平行に折り返し
される略U字状のストッパ片を設け、該ストッパ片の先
端を、前記パッドガイド部のトルク受け面の反ディスク
ロータ側壁に当接せしめたことを特徴としている。
本発明は、ディスクロータの一側部でキャリパボディを
支持するキャリパブラケットに、少なくとも、前記ディ
スクロータの回転中心と前記キャリパボディの中心とを
結ぶキャリパ中心線と平行なトルク受け面と、該トルク
受け面に連続する前記キャリパ中心線と直交方向のパッ
ド支承面とを有するパッドガイド部を設け、該トルク受
け面とパッド支承面とにパッドリテーナの縦片と横片と
を敷設して、前記ディスクロータの側部に配設される摩
擦パッドのディスク周方向の端部を支持する車両用ディ
スクブレーキの摩擦パッド支持構造において、前記パッ
ドリテーナの縦片の反ディスクロータ側に、ディスク軸
と平行に突出してディスクロータ方向へ平行に折り返し
される略U字状のストッパ片を設け、該ストッパ片の先
端を、前記パッドガイド部のトルク受け面の反ディスク
ロータ側壁に当接せしめたことを特徴としている。
【0013】かかる構成によれば、パッドガイド部のト
ルク受け面に敷設したパッドリテーナの縦片に、摩擦パ
ッドの裏板の耳片からディスクロータ方向の引摺りトル
クが作用した場合に、縦片の反ディスクロータ側で、先
端をパッドガイド部のトルク受け面の反ディスクロータ
側壁に当接させたストッパ片が、縦片の引きつれを防ぐ
抗力として作用する。
ルク受け面に敷設したパッドリテーナの縦片に、摩擦パ
ッドの裏板の耳片からディスクロータ方向の引摺りトル
クが作用した場合に、縦片の反ディスクロータ側で、先
端をパッドガイド部のトルク受け面の反ディスクロータ
側壁に当接させたストッパ片が、縦片の引きつれを防ぐ
抗力として作用する。
【0014】さらに、このストッパ片は、パッドリテー
ナの縦片に作用する引摺りトルクと同じディスク軸と平
行な略U字形であるため、ストッパ片が引摺りトルクに
よって開き変形したり座屈する虞がなく、これによく堪
えて縦片の引きつれや振動をよく防ぐ。
ナの縦片に作用する引摺りトルクと同じディスク軸と平
行な略U字形であるため、ストッパ片が引摺りトルクに
よって開き変形したり座屈する虞がなく、これによく堪
えて縦片の引きつれや振動をよく防ぐ。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態例を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0016】ディスクブレーキ1は、車両走行時に、図
示しない車輪と矢印A方向へ一体に回転するディスクロ
ータ2と、該ディスクロータ2の一側部で車体に固設さ
れるキャリパブラケット3と、該キャリパブラケット3
のキャリパ支持腕3a,3aに、一対のスライドピン
4,4を介してディスク軸方向へ移動可能に支持される
キャリパボディ5と、該キャリパボディ5の作用部5a
と反作用部5bの間で、ディスクロータ2を挟んで対向
配置される一対の摩擦パッド6,6とからなっている。
示しない車輪と矢印A方向へ一体に回転するディスクロ
ータ2と、該ディスクロータ2の一側部で車体に固設さ
れるキャリパブラケット3と、該キャリパブラケット3
のキャリパ支持腕3a,3aに、一対のスライドピン
4,4を介してディスク軸方向へ移動可能に支持される
キャリパボディ5と、該キャリパボディ5の作用部5a
と反作用部5bの間で、ディスクロータ2を挟んで対向
配置される一対の摩擦パッド6,6とからなっている。
【0017】上記キャリパ支持腕3a,3aは、キャリ
パブラケット3のディスク回入側と回出側から、ブリッ
ジ部5cの両側を挟みながらディスクロータ2の外周を
ディスク軸方向へ平行に跨がせ、ディスクロータ2の他
側部へ突出する先端同士を内向きに対向させた形状とな
っている。各キャリパ支持腕3aには、上述のスライド
ピン4を収容するためのガイド孔3cが穿設され、また
双方のキャリパ支持腕3a,3aには、ディスクロータ
2のそれぞれの側部で互いに向き合う4つのパッドガイ
ド部3dが設けられている。
パブラケット3のディスク回入側と回出側から、ブリッ
ジ部5cの両側を挟みながらディスクロータ2の外周を
ディスク軸方向へ平行に跨がせ、ディスクロータ2の他
側部へ突出する先端同士を内向きに対向させた形状とな
っている。各キャリパ支持腕3aには、上述のスライド
ピン4を収容するためのガイド孔3cが穿設され、また
双方のキャリパ支持腕3a,3aには、ディスクロータ
2のそれぞれの側部で互いに向き合う4つのパッドガイ
ド部3dが設けられている。
【0018】パッドガイド部3dは、ディスクロータ2
の回転中心とキャリパボディ5の中心とを結ぶキャリパ
中心線CLと平行なトルク受け面3eと、該トルク受け
面3eのディスク半径方向内側端からキャリパ中心線C
Lと直交方向に連続するパッド支承面3fとの段状に形
成されており、各摩擦パッド6は、裏板8の耳片8a,
8aを、ディスク回入側と回出側のパッドガイド部3
d,3dに、それぞれリテーナ兼パッドスプリング9を
介してディスク軸方向へ移動可能に支承されている。
の回転中心とキャリパボディ5の中心とを結ぶキャリパ
中心線CLと平行なトルク受け面3eと、該トルク受け
面3eのディスク半径方向内側端からキャリパ中心線C
Lと直交方向に連続するパッド支承面3fとの段状に形
成されており、各摩擦パッド6は、裏板8の耳片8a,
8aを、ディスク回入側と回出側のパッドガイド部3
d,3dに、それぞれリテーナ兼パッドスプリング9を
介してディスク軸方向へ移動可能に支承されている。
【0019】キャリパボディ5は、ディスクロータ2の
一側部と他側部とに配設される作用部5aと反作用部5
bとを、ディスクロータ2の外周を跨いで配設されるブ
リッジ部5cの両端に接続して形成されており、作用部
5aの中央には、有底のシリンダ孔10がディスクロー
タ2側を開口して設けられ、反作用部5bには、一対の
反力爪5d,5dが設けられている。作用部5aのシリ
ンダ孔10に、有底円筒状のピストン11が液密に収容
されており、ピストン11は、ユニオン孔12からシリ
ンダ孔底部の液圧室13に供給される圧液によって、シ
リンダ孔10をディスクロータ方向へ移動するようにな
っている。作用部5aの両側部には、車体取り付け腕5
e,5eがディスクロータ2の側面と平行に突設されて
おり、各車体取付け腕5eの先端には、それぞれ上述の
スライドピン4が、取付けボルト14にて取付けされて
いる。
一側部と他側部とに配設される作用部5aと反作用部5
bとを、ディスクロータ2の外周を跨いで配設されるブ
リッジ部5cの両端に接続して形成されており、作用部
5aの中央には、有底のシリンダ孔10がディスクロー
タ2側を開口して設けられ、反作用部5bには、一対の
反力爪5d,5dが設けられている。作用部5aのシリ
ンダ孔10に、有底円筒状のピストン11が液密に収容
されており、ピストン11は、ユニオン孔12からシリ
ンダ孔底部の液圧室13に供給される圧液によって、シ
リンダ孔10をディスクロータ方向へ移動するようにな
っている。作用部5aの両側部には、車体取り付け腕5
e,5eがディスクロータ2の側面と平行に突設されて
おり、各車体取付け腕5eの先端には、それぞれ上述の
スライドピン4が、取付けボルト14にて取付けされて
いる。
【0020】摩擦パッド6は、ディスクロータ2の側面
と摺接するライニング7と、キャリパブラケット3に保
持される金属製の裏板8とを接合して構成されており、
裏板8の両側部には、吊下げ用の耳片8a,8aが突設
されている。前記リテーナ兼パッドスプリング9は、パ
ッドガイド部3dに組付けされるパッドリテーナ9a
と、摩擦パッド6をディスク半径方向内側へ弾発するパ
ッドスプリング9bとが、一枚の板片を折り曲げして一
体に形成されている。
と摺接するライニング7と、キャリパブラケット3に保
持される金属製の裏板8とを接合して構成されており、
裏板8の両側部には、吊下げ用の耳片8a,8aが突設
されている。前記リテーナ兼パッドスプリング9は、パ
ッドガイド部3dに組付けされるパッドリテーナ9a
と、摩擦パッド6をディスク半径方向内側へ弾発するパ
ッドスプリング9bとが、一枚の板片を折り曲げして一
体に形成されている。
【0021】このうち、パッドリテーナ9aは、パッド
ガイド部3dのトルク受け面3eに敷設される縦片9c
と、該縦片9cのディスク半径方向内側端に直交方向に
連続して、パッドガイド部3dのパッド支承面3fに敷
設される横片9dとのL字形に形成されている。また、
パッドスプリング9bは、縦片9cのディスク半径方向
外側端から、パッド支承面3fの外方へ対向するように
突設されており、パッド支承面3f方向へ浅いV字状に
折り曲げされたパッドスプリング9bとパッド支承面3
fとの間には、摩擦パッド6の耳片8aのディスク半径
方向の幅よりも若干狭く設定されている。
ガイド部3dのトルク受け面3eに敷設される縦片9c
と、該縦片9cのディスク半径方向内側端に直交方向に
連続して、パッドガイド部3dのパッド支承面3fに敷
設される横片9dとのL字形に形成されている。また、
パッドスプリング9bは、縦片9cのディスク半径方向
外側端から、パッド支承面3fの外方へ対向するように
突設されており、パッド支承面3f方向へ浅いV字状に
折り曲げされたパッドスプリング9bとパッド支承面3
fとの間には、摩擦パッド6の耳片8aのディスク半径
方向の幅よりも若干狭く設定されている。
【0022】パッドリテーナ9aには、縦片9cのディ
スクロータ側と反ディスクロータ側に係止片9eとスト
ッパ片9fとが設けられ、横片9dのディスクロータ側
と反ディスクロータ側に係止片9gとストッパ片9hと
が設けられている。縦片9cの係止片9eは、平板を縦
片9cの背面方向へ矩折りに折り曲げして形成され、ま
た横片9dの係止片9gは、平板をディスク半径方向内
側へ矩折りに折り曲げして形成されている。
スクロータ側と反ディスクロータ側に係止片9eとスト
ッパ片9fとが設けられ、横片9dのディスクロータ側
と反ディスクロータ側に係止片9gとストッパ片9hと
が設けられている。縦片9cの係止片9eは、平板を縦
片9cの背面方向へ矩折りに折り曲げして形成され、ま
た横片9dの係止片9gは、平板をディスク半径方向内
側へ矩折りに折り曲げして形成されている。
【0023】縦片9cのストッパ片9fは、反ディスク
ロータ側端からディスク軸と平行に突出し、縦片9cの
背面側へ回ってディスクロータ方向へ平行に折り返しさ
れる略U字状に形成されており、その先端は、反ディス
クロータ方向へ円弧状に曲げ戻しされている。また、横
片9dのストッパ片9hは、反ディスクロータ側端から
ディスク半径方向内側へやや傾斜して突出し、ディスク
半径方向内側を回ってディスクロータ方向へ湾曲して折
り返しされるループ状に形成されており、その先端は、
ディスク半径方向内側へ矩折りに折曲されている。
ロータ側端からディスク軸と平行に突出し、縦片9cの
背面側へ回ってディスクロータ方向へ平行に折り返しさ
れる略U字状に形成されており、その先端は、反ディス
クロータ方向へ円弧状に曲げ戻しされている。また、横
片9dのストッパ片9hは、反ディスクロータ側端から
ディスク半径方向内側へやや傾斜して突出し、ディスク
半径方向内側を回ってディスクロータ方向へ湾曲して折
り返しされるループ状に形成されており、その先端は、
ディスク半径方向内側へ矩折りに折曲されている。
【0024】このように形成されるリテーナ兼パッドス
プリング9は、パッドリテーナ9aの縦片9cと横片9
dとを、それぞれパッドガイド部3dのトルク受け面3
eとパッド支承面3fに敷設し、縦片9cの係止片9e
をトルク受け面3eのディスクロータ側壁に、同じく縦
片9cのストッパ片9fをトルク受け面3eの反ディス
クロータ側壁にそれぞれ当接させて、トルク受け面3e
の両側壁を挟み込み、さらに横片9dの係止片9gをパ
ッド支承面3fのディスクロータ側壁に、同じく縦片9
cのストッパ片9fをパッド支承面3fの反ディスクロ
ータ側壁にそれぞれ当接させて、トルク受け面3eの両
側壁を挟み込むことにより、それぞれパッドガイド部3
dに組付けされる。
プリング9は、パッドリテーナ9aの縦片9cと横片9
dとを、それぞれパッドガイド部3dのトルク受け面3
eとパッド支承面3fに敷設し、縦片9cの係止片9e
をトルク受け面3eのディスクロータ側壁に、同じく縦
片9cのストッパ片9fをトルク受け面3eの反ディス
クロータ側壁にそれぞれ当接させて、トルク受け面3e
の両側壁を挟み込み、さらに横片9dの係止片9gをパ
ッド支承面3fのディスクロータ側壁に、同じく縦片9
cのストッパ片9fをパッド支承面3fの反ディスクロ
ータ側壁にそれぞれ当接させて、トルク受け面3eの両
側壁を挟み込むことにより、それぞれパッドガイド部3
dに組付けされる。
【0025】各摩擦パッド6は、裏板8の耳片8a,8
aを、それぞれパッドガイド部3dの反ディスクロータ
側から、パッドリテーナ9aの横片9dとパッドスプリ
ング9bとの間に差し込んで、ディスク軸方向へ移動可
能に吊持され、耳片8a,8aとパッドリテーナ9a,
9aの縦片9c,9cとの間に、若干の間隙が設定され
る。横片9dの反ディスクロータ側端からディスク半径
方向内側へやや傾斜して突出するストッパ片9hは、摩
擦パッド6の耳片8aを反ディスクスクロータ側から横
片9dへ容易に差し込むのに役立つ。またパッドスプリ
ング9bは、耳片8aをディスク半径方向内側へ弾発し
て、車両走行時のガタ付きや、制動時の摩擦パッド6が
ディスク半径方向外側へ浮き上がるのを防止する。
aを、それぞれパッドガイド部3dの反ディスクロータ
側から、パッドリテーナ9aの横片9dとパッドスプリ
ング9bとの間に差し込んで、ディスク軸方向へ移動可
能に吊持され、耳片8a,8aとパッドリテーナ9a,
9aの縦片9c,9cとの間に、若干の間隙が設定され
る。横片9dの反ディスクロータ側端からディスク半径
方向内側へやや傾斜して突出するストッパ片9hは、摩
擦パッド6の耳片8aを反ディスクスクロータ側から横
片9dへ容易に差し込むのに役立つ。またパッドスプリ
ング9bは、耳片8aをディスク半径方向内側へ弾発し
て、車両走行時のガタ付きや、制動時の摩擦パッド6が
ディスク半径方向外側へ浮き上がるのを防止する。
【0026】本形態例は、以上のように構成されてお
り、運転者の制動操作によって、昇圧した作動液がキャ
リパボディ5の液圧室13に供給されると、ピストン1
1がシリンダ孔12をディスクロータ方向へ前進して、
作用部5a側の摩擦パッド6を押動し、該摩擦パッド6
のライニング7をディスクロータ2の一側面へ摺接させ
る。次に、この制動反力によって、キャリパボディ5が
スライドピン4,4の案内によって作用部5a方向へ移
動し、反作用部5bの反力爪5d,5dが反作用部5b
側の摩擦パッド6をディスクロータ方向へ押動し、摩擦
パッド6のライニング7をディスクロータ2の他側面へ
摺接させて、制動作用が行なわれる。
り、運転者の制動操作によって、昇圧した作動液がキャ
リパボディ5の液圧室13に供給されると、ピストン1
1がシリンダ孔12をディスクロータ方向へ前進して、
作用部5a側の摩擦パッド6を押動し、該摩擦パッド6
のライニング7をディスクロータ2の一側面へ摺接させ
る。次に、この制動反力によって、キャリパボディ5が
スライドピン4,4の案内によって作用部5a方向へ移
動し、反作用部5bの反力爪5d,5dが反作用部5b
側の摩擦パッド6をディスクロータ方向へ押動し、摩擦
パッド6のライニング7をディスクロータ2の他側面へ
摺接させて、制動作用が行なわれる。
【0027】制動時の摩擦パッド6は、ピストン11や
反力爪5d,5dからの押動を受けて、ライニング7を
ディスクロータ2の側面へ摺接させるまでの僅かな間
は、裏板8の耳片8aをパッドリテーナ9aの横片9d
にさほど抵抗なく滑らせて、ディスクロータ方向へ移動
して行くが、ライニング7の前面がディスクロータ2の
側面へ摺接したのちは、それぞれの摩擦パッド6にディ
スク回出方向の制動トルクが発生する。
反力爪5d,5dからの押動を受けて、ライニング7を
ディスクロータ2の側面へ摺接させるまでの僅かな間
は、裏板8の耳片8aをパッドリテーナ9aの横片9d
にさほど抵抗なく滑らせて、ディスクロータ方向へ移動
して行くが、ライニング7の前面がディスクロータ2の
側面へ摺接したのちは、それぞれの摩擦パッド6にディ
スク回出方向の制動トルクが発生する。
【0028】これにより、摩擦パッド6の全体が、ディ
スクロータ2の回転方向である矢印A方向へ引摺られ、
ディスク回出側の耳片8aの外端が、パッドガイド部3
dのトルク受け面3eに敷設したパッドリテーナ9aの
縦片9cに当接し、それ以降は、ディスク回出側の耳片
8aの外端が、制動トルクでパッドリテーナ9aの縦片
9cに強く押し当てられたまま、ディスクロータ方向へ
移動して行く。
スクロータ2の回転方向である矢印A方向へ引摺られ、
ディスク回出側の耳片8aの外端が、パッドガイド部3
dのトルク受け面3eに敷設したパッドリテーナ9aの
縦片9cに当接し、それ以降は、ディスク回出側の耳片
8aの外端が、制動トルクでパッドリテーナ9aの縦片
9cに強く押し当てられたまま、ディスクロータ方向へ
移動して行く。
【0029】パッドリテーナ9aのうち、ディスクロー
タ2の回転と交差方向の横片9dには、摩擦パッド6か
らの制動トルクや引摺りトルクが作用しにくく、さらに
横片9dの反ディスクロータ側に、パッド支承面3fの
反ディスクロータ側壁に当接するループ状のストッパ片
9hを設けたことにより、横片9dが摩擦パッド6から
の引摺りトルクによって変形する虞は少ない。
タ2の回転と交差方向の横片9dには、摩擦パッド6か
らの制動トルクや引摺りトルクが作用しにくく、さらに
横片9dの反ディスクロータ側に、パッド支承面3fの
反ディスクロータ側壁に当接するループ状のストッパ片
9hを設けたことにより、横片9dが摩擦パッド6から
の引摺りトルクによって変形する虞は少ない。
【0030】これに対して、ディスク回出側でディスク
ロータ2の回転方向に対向するパッドリテーナ9aの縦
片9cには、耳片8aの外端が当接したのちに摩擦パッ
ド6からの制動トルクが直接かかって、耳片8aとトル
ク受け面3eとの間に強大な面圧で挟まれ、さらに摩擦
パッド6がディスクロータ方向へ移動するために、横片
9dをパッド支承面3fに残したまま、縦片9cが高μ
の引摺りトルクでディスクロータ方向へ引摺られること
となるが、縦片9cの反ディスクロータ側には、ストッ
パ片9fが、先端をパッドガイド部3aのトルク受け面
3eの反ディスクロータ側壁に当接しているため、縦片
9cの引きつれを防ぐ抗力として作用する。
ロータ2の回転方向に対向するパッドリテーナ9aの縦
片9cには、耳片8aの外端が当接したのちに摩擦パッ
ド6からの制動トルクが直接かかって、耳片8aとトル
ク受け面3eとの間に強大な面圧で挟まれ、さらに摩擦
パッド6がディスクロータ方向へ移動するために、横片
9dをパッド支承面3fに残したまま、縦片9cが高μ
の引摺りトルクでディスクロータ方向へ引摺られること
となるが、縦片9cの反ディスクロータ側には、ストッ
パ片9fが、先端をパッドガイド部3aのトルク受け面
3eの反ディスクロータ側壁に当接しているため、縦片
9cの引きつれを防ぐ抗力として作用する。
【0031】特に、このストッパ片9fは、縦片9cに
作用する引摺りトルクと同じディスク軸と平行な略U字
形に形成して、その先端をトルク受け面3eの反ディス
クロータ側壁に当接させたために、ディスク軸方向の引
摺りトルクに対する縦片9cの取付け強度を充分に確保
することができ、ストッパ片9fが引摺りトルクによっ
て開き変形したり座屈する虞がなく、引摺りトルクによ
く堪えて縦片9cの引きつれや振動をよく防ぐ。
作用する引摺りトルクと同じディスク軸と平行な略U字
形に形成して、その先端をトルク受け面3eの反ディス
クロータ側壁に当接させたために、ディスク軸方向の引
摺りトルクに対する縦片9cの取付け強度を充分に確保
することができ、ストッパ片9fが引摺りトルクによっ
て開き変形したり座屈する虞がなく、引摺りトルクによ
く堪えて縦片9cの引きつれや振動をよく防ぐ。
【0032】これにより、摩擦パッド6からの引摺りト
ルクを起因とする縦片9cの変形や、縦片9cの振動に
よる鳴き等の異音、並びに縦片9cと横片9dとの間の
亀裂の発生を、安価で簡単な構造のストッパ片9fによ
って、極力防止できるようになる。
ルクを起因とする縦片9cの変形や、縦片9cの振動に
よる鳴き等の異音、並びに縦片9cと横片9dとの間の
亀裂の発生を、安価で簡単な構造のストッパ片9fによ
って、極力防止できるようになる。
【0033】尚、上述の形態例では、パッドリテーナを
パットスプリングと一体のリテーナ兼パッドスプリング
で説明したが、本発明は、パッドリテーナが単体であっ
てもよいことは勿論である。また、キャリパブラケット
側のパッドガイド部は、パッド支承部の外方に浮上がり
防止用の顎部が突出する形状であってもよい。さらに本
発明は、一対の摩擦パッドのいずれか一方のみの適用で
あってもよく、またピストン対向型のキャリパボディに
も適用が可能である。
パットスプリングと一体のリテーナ兼パッドスプリング
で説明したが、本発明は、パッドリテーナが単体であっ
てもよいことは勿論である。また、キャリパブラケット
側のパッドガイド部は、パッド支承部の外方に浮上がり
防止用の顎部が突出する形状であってもよい。さらに本
発明は、一対の摩擦パッドのいずれか一方のみの適用で
あってもよく、またピストン対向型のキャリパボディに
も適用が可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パッドリテーナの縦片に摩擦パッドからディスクロータ
方向への引摺りトルクが作用した場合に、縦片の反ディ
スクロータ側に設けたディスク軸と平行な略U字形状の
ストッパ片が引きつれを防ぐ抗力として有効に作用し、
ディスク軸方向の引摺りトルクに対する縦片の取付け強
度を充分に確保するので、縦片の引きつれや振動の発生
をよく防ぎ、縦片の変形や縦片の振動による鳴き等の異
音と、縦片と横片との間の亀裂の発生を、低コストで極
力防止できるようになる。
パッドリテーナの縦片に摩擦パッドからディスクロータ
方向への引摺りトルクが作用した場合に、縦片の反ディ
スクロータ側に設けたディスク軸と平行な略U字形状の
ストッパ片が引きつれを防ぐ抗力として有効に作用し、
ディスク軸方向の引摺りトルクに対する縦片の取付け強
度を充分に確保するので、縦片の引きつれや振動の発生
をよく防ぎ、縦片の変形や縦片の振動による鳴き等の異
音と、縦片と横片との間の亀裂の発生を、低コストで極
力防止できるようになる。
【図1】 本発明の一形態例を示すディスクブレーキの
一部断面平面図
一部断面平面図
【図2】 本発明の一形態例を示すディスクブレーキの
一部断面正面図
一部断面正面図
【図3】 図2のIII −III 断面図
【図4】 本発明の一形態例を示すディスクブレーキの
一部断面背面図
一部断面背面図
【図5】 本発明の一形態例を示すディスクブレーキの
要部斜視図
要部斜視図
1…ディスクブレーキ 2…ディスクロータ 3…キャリパブラケット 3a…キャリパ支持腕 3d…パッドガイド部 3e…トルク受け面 3f…パッド支承面 4…スライドピン 5…キャリパボディ 5d…反力爪 6…摩擦パッド 7…ライニング 8…裏板 8a…耳片 9…リテーナ兼パッドスプリング 9a…パッドリテーナ 9b…パッドスプリング 9c…縦片 9d…横片 9e,9g…係止片 9f…ストッパ片 9h…ストッパ片 11…ピストン A…ディスクロータ2の回転方向 CL…キャリパ中心線
Claims (1)
- 【請求項1】 ディスクロータの一側部でキャリパボデ
ィを支持するキャリパブラケットに、少なくとも、前記
ディスクロータの回転中心と前記キャリパボディの中心
とを結ぶキャリパ中心線と平行なトルク受け面と、該ト
ルク受け面に連続する前記キャリパ中心線と直交方向の
パッド支承面とを有するパッドガイド部を設け、該トル
ク受け面とパッド支承面とにパッドリテーナの縦片と横
片とを敷設して、前記ディスクロータの側部に配設され
る摩擦パッドのディスク周方向の端部を支持する車両用
ディスクブレーキの摩擦パッド支持構造において、前記
パッドリテーナの縦片の反ディスクロータ側に、ディス
ク軸と平行に突出してディスクロータ方向へ平行に折り
返しされる略U字状のストッパ片を設け、該ストッパ片
の先端を、前記パッドガイド部のトルク受け面の反ディ
スクロータ側壁に当接せしめたことを特徴とする車両用
ディスクブレーキの摩擦パッド支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10285303A JP2000120735A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 車両用ディスクブレーキの摩擦パッド支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10285303A JP2000120735A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 車両用ディスクブレーキの摩擦パッド支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000120735A true JP2000120735A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17689790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10285303A Withdrawn JP2000120735A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 車両用ディスクブレーキの摩擦パッド支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000120735A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004011820A1 (en) | 2002-07-30 | 2004-02-05 | Freni Brembo S.P.A. | Stopper for a caliper of a disk brake |
JP2007071296A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Toyota Motor Corp | ディスクブレーキ装置 |
-
1998
- 1998-10-07 JP JP10285303A patent/JP2000120735A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004011820A1 (en) | 2002-07-30 | 2004-02-05 | Freni Brembo S.P.A. | Stopper for a caliper of a disk brake |
JP2007071296A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Toyota Motor Corp | ディスクブレーキ装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060110 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060310 |