JP2000108856A - ケーブル直角引きパーキングブレーキ - Google Patents

ケーブル直角引きパーキングブレーキ

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JP2000108856A
JP2000108856A JP10282123A JP28212398A JP2000108856A JP 2000108856 A JP2000108856 A JP 2000108856A JP 10282123 A JP10282123 A JP 10282123A JP 28212398 A JP28212398 A JP 28212398A JP 2000108856 A JP2000108856 A JP 2000108856A
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cable
backing plate
lever member
parking brake
opening
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Masamu Takagi
雅務 高木
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Hosei Brake Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッキングプレートと平行な連結ピンまわり
の回動可能に連結されるとともに一対のブレーキシュー
に係合させられた第1レバー部材および第2レバー部材
を有し、第1レバー部材に接続されたパーキングブレー
キケーブルをバッキングプレートと直角な方向へ引っ張
ってパーキングブレーキを作動させるケーブル直角引き
パーキングブレーキにおいて、パーキングブレーキケー
ブルを第1レバー部材に離脱不能に保持するばね板を省
略する。 【解決手段】 第1レバー部材74の一端部に回曲部7
8を設け、その第2開口部78b側からパーキングブレ
ーキケーブル40を挿入するとともに、先端の掛止部材
68が第1開口部78aから突き出した状態でケーブル
40を引っ張ると、掛止部材68の後端が第1開口部7
8aおよび案内部86の第1側端縁86aと係合させら
れ、それらの傾斜に沿ってケーブル掛止部84まで移動
させられて離脱不能に掛止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパーキングブレーキ
に係り、特に、パーキングブレーキケーブルがバッキン
グプレートと略直角な方向へ引っ張られることによりパ
ーキングブレーキを作動させるケーブル直角引きパーキ
ングブレーキの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(a) バッキングプレートと、(b) そのバ
ッキングプレートに拡開可能に配設された一対のブレー
キシューと、(c) 前記バッキングプレートと略平行な連
結ピンまわりの相対回動可能に連結された第1レバー部
材および第2レバー部材を有して、前記一対のブレーキ
シューの一方の端部間に配設され、その第1レバー部材
および第2レバー部材がそれぞれその一対のブレーキシ
ューと係合させられた拡開機構と、(d) 前記バッキング
プレートに設けられたケーブル挿入部から前記ブレーキ
シュー側へ挿入されるとともに、先端に設けられた掛止
部材が前記第1レバー部材のケーブル掛止部に掛止さ
れ、そのバッキングプレートと略直角な方向へ引っ張ら
れることにより、その第1レバー部材および前記第2レ
バー部材を前記連結ピンまわりに相対回動させて前記一
対のブレーキシューを拡開させるパーキングブレーキケ
ーブルと、を有するケーブル直角引きパーキングブレー
キが知られている。
【0003】図3〜図5は、ディスクブレーキの内部に
パーキングブレーキ用のドラムブレーキを組み込んだド
ラムインディスクブレーキの一例で、右車輪用のもので
あり、図3の右側が車両の前方側である。また、図4お
よび図5は、それぞれ図3におけるIV−IV断面、V−V
断面に相当する図である。これ等の図において、バッキ
ングプレート10には一対の第1ブレーキシュー12お
よび第2ブレーキシュー14がそれぞれシューホルドダ
ウン装置16、18により拡開可能に配設されている。
これ等のブレーキシュー12、14の一方の端部間には
拡開機構20、およびリターンスプリングとして引張コ
イルスプリング22が配設されている一方、他方の端部
間にはストラット24および引張コイルスプリング26
が配設されている。ストラット24はシュー間隙調整機
構を備えており、ねじにより軸方向へ伸縮させられるよ
うになっている。
【0004】拡開機構20は、図6に詳しく示すように
一端部において連結ピン30により相対回動可能に連結
された第1レバー部材32および第2レバー部材34を
備えており、連結ピン30がバッキングプレート10と
略平行となる姿勢で配設される。第1レバー部材32は
2枚の金属板にて構成されており、連結ピン30に連結
される一端部側は互いに密着するように一体的に重ね合
わされているとともに、第1ブレーキシュー12と係合
させられる係合部(凹部)36が設けられている一方、
他端部は互いに所定寸法だけ離間させられてケーブル掛
止部38が設けられている。ケーブル掛止部38は、一
対の金属板がパーキングブレーキケーブル40(図4、
図5参照)の外径より大きく且つその先端に固設された
掛止部材42の幅寸法より小さい所定の幅寸法だけ離間
させられているとともに、バッキングプレート10と反
対側の側端縁、すなわち図6の(a) における上側の端縁
には、凹所44が設けられ、その凹所44内で掛止部材
42を位置決めして保持するようになっている。掛止部
材42は、この例ではパーキングブレーキケーブル40
の外径より一辺の長さが長い四角柱形状を成している。
図4および図5は、パーキングブレーキケーブル40を
拡開機構20に接続(掛止)する前の状態である。
【0005】第2レバー部材34は、1枚の金属板を略
U字形状に曲げ加工したもので、その内側に第1レバー
部材32が配設されるようになっており、一端部には連
結ピン30に回動可能に係合させられるU字状の連結用
凹部46が設けられている一方、他端部は互いに密着す
るように一体的に重ね合わされているとともに、第2ブ
レーキシュー14と係合させられる係合部(凹部)48
が設けられている。また、この第2レバー部材34に
は、所定形状に曲成された板ばね50が装着され、パー
キングブレーキケーブル40を第1レバー部材32のケ
ーブル掛止部38へ案内するとともに、一旦ケーブル掛
止部38の凹所44内に挿入された掛止部材42が凹所
44から離脱しないようにしている。図6の(a) は正面
図、(b) は(a) の左方向から見た左側面図、(c) は(a)
の上方から見た平面図、(d) は(c)において第2レバー
部材の一部を切り欠いた平面図である。
【0006】ここで、上記拡開機構20は、バッキング
プレート10に形成された切欠52内において、車両の
キャリア54(図5参照)に複数のボルト56によって
一体的に固設されるアンカ部材58上に配設されるよう
になっており、アンカ部材58には、パーキングブレー
キケーブル40を挿通させるための挿通穴(ケーブル挿
入部に相当)60が設けられている。また、前記ケーブ
ル掛止部38は、バッキングプレート10に対して略垂
直な方向において挿通穴60と略一致する部分に位置さ
せられており、図7に示す手順に従ってパーキングブレ
ーキケーブル40の掛止部材42をケーブル掛止部38
に掛止させることができる。すなわち、図7の(b) で、
挿通穴60内にパーキングブレーキケーブル40を挿入
して、板ばね50側へ傾斜させながら押し込むと、掛止
部材42は(c) に示すように板ばね50を弾性変形させ
つつ板ばね50と第1レバー部材32との間を移動させ
られる。そして、掛止部材42が第1レバー部材32の
上側へ突き出すと板ばね50によってケーブル掛止部3
8側へ押され、(d) に示すようにケーブル掛止部38内
に到達するとともに、板ばね50が第1レバー部材32
の端部に密着させられることにより掛止部材42が凹所
44内から離脱することが阻止される。第2レバー部材
34の背部には、掛止部材42がケーブル掛止部38に
掛止されたことを確認するためののぞき穴61が設けら
れている。なお、図7の(e) は(d) におけるケーブル掛
止部38および掛止部材42付近の斜視図である。ま
た、図7の各断面図は、図5と同じ部分の断面図であ
る。
【0007】そして、このようにケーブル掛止部38に
掛止されたパーキングブレーキケーブル40が、車室内
の操作部材(操作レバーなど)の操作に従ってバッキン
グプレート10と略直角な方向、すなわち図7(d) の下
方へ引っ張られると、連結ピン30を支点として第1レ
バー部材32がバッキングプレート10側へ回動させら
れることにより第1ブレーキシュー12が外側へ押し出
され、ディスクロータ62(図4参照)の内周面に押圧
されて制動力を発生する。また、反力で第1ブレーキシ
ュー12との係合部36を支点として連結ピン30が図
7(d) の右方向へ移動させられると、第2レバー部材3
4も右方向へ移動させられ、第2ブレーキシュー14が
外側へ押し出されてディスクロータ62の内周面に押圧
されて制動力を発生する。ディスクロータ62は、平板
状のディスク部62aの内側に円筒形状のドラム部62
bを一体に備えており、ブレーキシュー12、14はド
ラム部62bの内周面に押圧される。なお、バッキング
プレート10には外周側へ延び出すダストカバー64が
一体的に取り付けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のケーブル直角引きパーキングブレーキは、板
ばねを必要とするため、部品点数および製造コストの点
で必ずしも十分に満足できるものではなかった。また、
パーキングブレーキ解除時に第1レバー部材が板ばねに
当接し、板ばねががたついて異音を発生する恐れがあっ
た。
【0009】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、板ばねを省略して製
造コストを低減するとともに異音の発生を防止すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、(a) バッキングプレートと、(b) その
バッキングプレートに拡開可能に配設された一対のブレ
ーキシューと、(c) 前記バッキングプレートと略平行な
連結ピンまわりの相対回動可能に連結された第1レバー
部材および第2レバー部材を有して、前記一対のブレー
キシューの一方の端部間に配設され、その第1レバー部
材および第2レバー部材がそれぞれその一対のブレーキ
シューと係合させられた拡開機構と、(d) 前記バッキン
グプレートに設けられたケーブル挿入部から前記ブレー
キシュー側へ挿入されるとともに、先端に設けられた掛
止部材が前記第1レバー部材のケーブル掛止部に掛止さ
れ、そのバッキングプレートと略直角な方向へ引っ張ら
れることにより、その第1レバー部材および前記第2レ
バー部材を前記連結ピンまわりに相対回動させて前記一
対のブレーキシューを拡開させるパーキングブレーキケ
ーブルと、を有するケーブル直角引きパーキングブレー
キにおいて、(e) 前記第1レバー部材は、前記バッキン
グプレートに対して略垂直となる姿勢で配設される1枚
の金属板にて構成されているとともに、その金属板には
前記ケーブル挿入部の近傍部分で略180°回曲する回
曲部が設けられており、(f) その回曲部は、前記バッキ
ングプレートと反対側の第1開口部が前記掛止部材より
僅かに大きく、そのバッキングプレート側の第2開口部
に向かうに従って前記ケーブル挿入部側へ滑らかに拡大
されている一方、(g) 前記パーキングブレーキケーブル
の外径より大きく且つ前記掛止部材の幅寸法より小さい
幅寸法で前記回曲部に連続して設けられているととも
に、前記第1開口部に連続する側の第1側端縁は、その
第1開口部から離間するに従って前記バッキングプレー
ト側へ滑らかに傾斜させられ、前記ケーブル挿入部と略
一致する部分に設けられた前記ケーブル掛止部に接続さ
れている案内部を有することを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】このようなケーブル直角引きパーキング
ブレーキにおいて、パーキングブレーキケーブルを第1
レバー部材のケーブル掛止部に接続する際には、先ず、
パーキングブレーキケーブルの掛止部材をバッキングプ
レートのケーブル挿入部から第1レバー部材に設けられ
た回曲部の第2開口部内に挿入する。第2開口部はケー
ブル挿入部付近に開口しているとともに掛止部材より大
きいため、比較的容易に挿入することができる。そし
て、第2開口部に挿入された掛止部材は、パーキングブ
レーキケーブルが引き続きケーブル挿入部内に押し込ま
れることにより、回曲部内を第1開口部側へ向かって移
動させられ、その第1開口部から突き出す。その後、パ
ーキングブレーキケーブルが引っ張られると、掛止部材
は案内部の第1側端縁と係合してその第1側端縁の傾斜
に沿って案内部上を移動させられ、案内部に接続して設
けられたケーブル掛止部に掛止される。第1開口部は掛
止部材より僅かに大きいだけであるため、一旦第1開口
部から突き出した掛止部材が再び第1開口部内に入る可
能性は小さく、案内部に案内されつつ掛止部側へ移動さ
せられる。
【0012】このように、本発明のケーブル直角引きパ
ーキングブレーキによれば板ばねが不要になるため、部
品点数が少なくなって製造コストが低減されるととも
に、パーキングブレーキ解除時の板ばねに起因する異音
の発生が解消する。また、第1レバー部材は1枚の金属
板で構成されているため、複数の金属板を用いる場合に
比較して製造コストが一層低減される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、前記図3のようにディ
スクブレーキの内部にパーキングブレーキ用のドラムブ
レーキを組み込んだドラムインディスクブレーキに好適
に適用されるが、単純なドラムブレーキのパーキングブ
レーキ機構など、種々のパーキングブレーキに適用でき
る。
【0014】掛止部材としては、角柱、円柱、球など種
々の形状のものを採用できるが、第2開口部への挿入容
易性の点では円柱形状、更には球形状が望ましく、第1
開口部との引っ掛かり(抜止め)の点では、角柱や円柱
形状であることが望ましく、総合的には円柱形状が望ま
しい。円柱形状の先端部に面取りやテーパ、或いは半球
を設けるようにしても良い。また、円柱形状の後端外周
部はピン角とすることが望ましい。
【0015】第1レバー部材の回曲部は、第2開口部側
程径寸法が徐々に大きくなるテーパ形状としても良い
が、配設スペース等の点で幅寸法を一定とし、第1開口
部は略円形で、第2開口部はケーブル挿入部側へ延びた
長円形とすることが望ましい。金属板を略直角に折り曲
げて、第1開口部や第2開口部の形状を四角形や長方形
としても良い。
【0016】また、好適には、前記第1レバー部材は、
長手形状の金属板を中央で略180°回曲させて両端部
を互いに密着するように重ね合わせたもので、回曲側の
端部が前記回曲部とされている一方、該回曲部と反対側
の端部に前記連結ピンに連結される連結部、および前記
ブレーキシューと係合させられる係合部が設けられるよ
うに構成される。
【0017】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ
詳細に説明する。なお、以下の説明では、全体構成は前
記図3〜図5の従来例と同じであるため詳しい説明を省
略し、今回の発明により変更された特徴部分である拡開
機構を中心として説明する。
【0018】図1の(a) および(b) は、本発明が適用さ
れた拡開機構70の平面図および正面図で、(c) は前記
パーキングブレーキケーブル40の先端に固設された掛
止部材68の斜視図である。掛止部材68は、パーキン
グブレーキケーブル40よりも大径の円柱形状で、ケー
ブル40と同心に取り付けられているとともに、先端の
外周縁68aにはR面取りが施されている一方、後端の
外周縁68bは略直角なピン角とされている。
【0019】拡開機構70は、一端部において連結ピン
72により相対回動可能に連結された第1レバー部材7
4および第2レバー部材76を備えており、連結ピン7
2がバッキングプレート10と略平行となる姿勢で配設
される。第1レバー部材74は長手形状の1枚の金属板
を中央で略180°回曲させて両端部を互いに密着する
ように重ね合わせたもので、回曲側の端部が回曲部78
とされている一方、その回曲部78と反対側の端部に
は、前記連結ピン72に連結される連結穴80、および
前記第1ブレーキシュー12と係合させられる係合部
(凹部)82が設けられている。かかる第1レバー部材
74は、バッキングプレート10に対して略垂直となる
姿勢で配設され、中間部分に設けられたケーブル掛止部
84が、バッキングプレート10に対して略垂直な方向
において前記挿通穴60と略一致する部分に位置させら
れ、回曲部78は挿通穴60の近傍部分に位置させられ
る。
【0020】図2の(a) は、上記第1レバー部材74の
斜視図で、(b) は(a) におけるB矢視図である。かかる
図2から明らかなように、回曲部78は、バッキングプ
レート10と反対側になる第1開口部78aが、前記掛
止部材68の径寸法より少し大径の略円形状を成してい
る一方、バッキングプレート10側の第2開口部78b
へ向かうに従って前記挿通穴60側へ滑らかに拡大さ
れ、第2開口部78bは幅寸法が第1開口部78aの径
寸法と略等しい長円形状を成している。この回曲部78
とケーブル掛止部84との間には、内側の幅寸法dがパ
ーキングブレーキケーブル40の外径より大きく且つ掛
止部材68の外径より小さい案内部86が設けられてい
る。案内部86の前記第1開口部78aに連続する側の
第1側端縁86aは、第1開口部78aから離間するに
従ってバッキングプレート10側へ滑らかに傾斜させら
れ、その先端にケーブル掛止部84が設けられている。
第1開口部78aも、案内部86側へ向かうに従ってバ
ッキングプレート10側へ接近するように傾斜させられ
ている。また、ケーブル掛止部84は、案内部86と同
じ幅寸法で、第1側端縁86aに連続する側の側端縁が
凹形状を成しており、その凹形状内で掛止部材68を位
置決めして離脱不能に保持する。
【0021】図1に戻って、前記第2レバー部材76
は、1枚の金属板を略U字形状に曲げ加工したもので、
その内側に第1レバー部材74が配設されるようになっ
ており、一端部には連結ピン72に回動可能に係合させ
られるU字状の連結用凹部88が設けられている一方、
他端部は互いに密着するように一体的に重ね合わされて
いるとともに、第2ブレーキシュー14と係合させられ
る係合部(凹部)90が設けられている。
【0022】以上のように構成された拡開機構70は、
前記拡開機構20の代わりに一対のブレーキシュー1
2、14の一方の端部間に配設され、パーキングブレー
キケーブル40の掛止部材68を第1レバー部材74の
ケーブル掛止部84に掛止して使用される。その場合
に、掛止部材68をケーブル掛止部84に掛止する際に
は、先ず、掛止部材68を前記アンカ部材58の挿通穴
(ケーブル挿入部に相当)60から回曲部78の第2開
口部78b内に挿入する。この時、第2開口部78bは
挿通穴60付近に開口しているとともに掛止部材68よ
り大きく、且つ掛止部材68の先端外周縁68aには面
取りが施されているため、掛止部材68を第2開口部7
8b内へ容易に挿入することができる。なお、このパー
キングブレーキケーブル40の接続作業は、図3から明
らかなように拡開機構70が略水平となる姿勢(図1の
(b) が真上から見た平面視の状態)で行われる。
【0023】そして、第2開口部78bに挿入された掛
止部材68は、パーキングブレーキケーブル40が引き
続き挿通穴60内に押し込まれることにより、回曲部7
8内を第1開口部78a側へ向かって移動させられ、そ
の第1開口部78aから突き出す。その後、パーキング
ブレーキケーブル40が引っ張られると、掛止部材68
は後端が第1開口部78aおよび案内部86の第1側端
縁86aと係合させられ、それらの傾斜に沿ってケーブ
ル掛止部84まで移動させられる。第1開口部78aは
掛止部材68より僅かに大きいだけであるとともに、掛
止部材68の後端外周縁68bはピン角とされているた
め、一旦第1開口部78aから突き出した掛止部材68
が再び第1開口部78a内に入る可能性は小さく、案内
部86に案内されつつケーブル掛止部84側へ移動させ
られて離脱不能に掛止される。
【0024】このように、本実施例のケーブル直角引き
パーキングブレーキは前記板ばね50が不要であるた
め、部品点数が少なくなって製造コストが低減されると
ともに、パーキングブレーキ解除時の板ばねに起因する
異音の発生が解消する。また、第1レバー部材74は1
枚の金属板から構成されているため、複数の金属板を用
いる場合に比較して製造コストが一層低減される。
【0025】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、
本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加
えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたケーブル直角引きパーキン
グブレーキの要部を示す図で、(a) は拡開機構の平面
図、(b) は拡開機構の正面図、(c) は掛止部材の斜視図
である。
【図2】図1の拡開機構の第1レバー部材を示す図で、
(a) は斜視図、(b) は(a) におけるB矢視図である。
【図3】本発明が好適に適用される従来のドラムインデ
ィスクブレーキの正面図である。
【図4】図3におけるIV−IV断面図である。
【図5】図3におけるV−V断面図である。
【図6】図3の装置の拡開機構を示す図で、(a) は正面
図、(b) は(a) の左方向から見た左側面図、(c) は(a)
の上方から見た平面図、(d) は(c) において第2レバー
部材の一部を切り欠いた平面図である。
【図7】図6の拡開機構にパーキングブレーキケーブル
を接続する手順を説明する図である。
【符号の説明】
10:バッキングプレート 12、14:ブレーキシュー 40:パーキングブレーキケーブル 60:挿通穴(ケーブル挿入部) 68:掛止部材 70:拡開機構 72:連結ピン 74:第1レバー部材 76:第2レバー部材 78:回曲部 78a:第1開口部 78b:第2開口部 84:ケーブル掛止部 86:案内部 86a:第1側端縁 d:幅寸法

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッキングプレートと、 該バッキングプレートに拡開可能に配設された一対のブ
    レーキシューと、 前記バッキングプレートと略平行な連結ピンまわりの相
    対回動可能に連結された第1レバー部材および第2レバ
    ー部材を有して、前記一対のブレーキシューの一方の端
    部間に配設され、該第1レバー部材および第2レバー部
    材がそれぞれ該一対のブレーキシューと係合させられた
    拡開機構と、 前記バッキングプレートに設けられたケーブル挿入部か
    ら前記ブレーキシュー側へ挿入されるとともに、先端に
    設けられた掛止部材が前記第1レバー部材のケーブル掛
    止部に掛止され、該バッキングプレートと略直角な方向
    へ引っ張られることにより、該第1レバー部材および前
    記第2レバー部材を前記連結ピンまわりに相対回動させ
    て前記一対のブレーキシューを拡開させるパーキングブ
    レーキケーブルと、 を有するケーブル直角引きパーキングブレーキにおい
    て、 前記第1レバー部材は、前記バッキングプレートに対し
    て略垂直となる姿勢で配設される1枚の金属板にて構成
    されているとともに、該金属板には前記ケーブル挿入部
    の近傍部分で略180°回曲する回曲部が設けられてお
    り、 該回曲部は、該バッキングプレートと反対側の第1開口
    部が前記掛止部材より僅かに大きく、該バッキングプレ
    ート側の第2開口部に向かうに従って前記ケーブル挿入
    部側へ滑らかに拡大されている一方、 前記パーキングブレーキケーブルの外径より大きく且つ
    前記掛止部材の幅寸法より小さい幅寸法で前記回曲部に
    連続して設けられているとともに、前記第1開口部に連
    続する側の第1側端縁は、該第1開口部から離間するに
    従って前記バッキングプレート側へ滑らかに傾斜させら
    れ、前記ケーブル挿入部と略一致する部分に設けられた
    前記ケーブル掛止部に接続されている案内部を有するこ
    とを特徴とするケーブル直角引きパーキングブレーキ。
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