JP2001168066A - ダイシング装置 - Google Patents

ダイシング装置

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JP2001168066A
JP2001168066A JP2000342012A JP2000342012A JP2001168066A JP 2001168066 A JP2001168066 A JP 2001168066A JP 2000342012 A JP2000342012 A JP 2000342012A JP 2000342012 A JP2000342012 A JP 2000342012A JP 2001168066 A JP2001168066 A JP 2001168066A
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JP
Japan
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axis direction
spindles
spindle
dicing apparatus
axis
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JP2000342012A
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English (en)
Inventor
Masayuki Azuma
正幸 東
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、2本のスピンドルの各Y軸移動部材
に、スピンドルをZ方向に移動させるZ軸移動部を各々
設けることにより、ワーク切断後における、ワークから
のブレードの退避移動を容易にしたダイシング装置を提
供する。 【解決手段】本発明に係るダイシング装置は、軸方向が
それぞれY軸方向と一致し且つ互いに対向する2本のス
ピンドル64、66を有し、2本のスピンドル64、6
6とワークとをX軸方向に相対的に移動させ、2本のス
ピンドル64、66に装着された2枚のブレード68、
70によってワークを切断するダイシング装置におい
て、スピンドル64を回転させるモータ60をモータ支
持部材100に固着し、モータ支持部材100はY軸移
動部材72にZ方向に移動自在に支持される。そして、
モータ支持部材100は、Y軸移動部材72に固定され
たモータ104によってスクリュー106を介してZ方
向に移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイシング装置に係
り、特に2本のスピンドルを有するダイシング装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ダイシング装置はスピンドルの先端部に
取り付けられたブレードを回転させながら半導体ウェー
ハ等のワークを切断する。従来、この種のダイシング装
置において、2本のスピンドルを有するデュアル式のダ
イシング装置が知られている(特開昭62−53804
号公報、特開平8−25209号公報、実開昭59−1
56753号公報等)。デュアル式のダイシング装置
は、2本のスピンドルに装着された2枚のブレードによ
って同時にワークを切断する。
【0003】特開昭62−53804号公報、特開平8
−25209号公報に記載のダイシング装置は、2本の
スピンドルが同じ向きに平行に配設され、それぞれのス
ピンドルが軸線方向に直動するように構成されている
(以下、この構成を平行配置型と称す)。この平行配置
型のダイシング装置によれば、各スピンドルの先端部に
装着された2枚のブレードによって同一のストリート
(切断線)を同時に切断することが可能であるととも
に、各スピンドルを軸線方向に移動して2枚のブレード
の相対位置を調整すれば、2本のストリートを同時に切
断することが可能となる。
【0004】また、実開昭59−156753号公報に
記載のダイシング装置は、2本のスピンドルが互いに対
向する向きで同軸上に配設され、それぞれのスピンドル
が軸線方向に直動するように構成されている(以下、こ
の構成を対向配置型と称す)。この対向配置型のダイシ
ング装置によれば、対向して配設された2枚のブレード
によって2本のストリートを同時に切断することが可能
となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した2通りのデュ
アル式のダイシング装置を比較すると、平行配置型のダ
イシング装置の場合、2本のスピンドルの間隔分だけワ
ークの搬送距離(往復搬送する際のストローク長)を増
やさなくてはならないが、対向配置型のダイシング装置
の場合には、スピンドルが1本の場合と同じストローク
で2本のストリートを切断することができる。このた
め、対向配置型のダイシング装置の方が作業能率が良
い。しかしながら、対向配置型のダイシング装置の場
合、2枚のブレードを同一線上に配置することができず
同一のストリートを同時に切断することができない。ま
た、対向する2枚のブレードを接近させる場合には、他
の部材の接触等をさけるために制約があり、2枚のブレ
ードのピッチ幅をある値以下に設定することができない
という問題がある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、対向する2本のスピンドルに装着された2枚の
ブレードを任意の間隔に調整できるようにするととも
に、この2枚のブレードを同一直線上に配置できるよう
にし、任意の2本又は同一のストリートを2枚のブレー
ドで同時に切断することができるダイシング装置を提供
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、軸方向がそれぞれY軸方向と一致し且つ互
いに対向する2本のスピンドルを有し、該2本のスピン
ドルとワークとをX軸方向に相対的に移動させ、2本の
スピンドルに装着された2枚のブレードによって前記ワ
ークを切断するダイシング装置において、前記2本のス
ピンドルのうち一方のスピンドルを他方のスピンドルに
対して前記Y軸方向に相対的に移動可能にするととも
に、前記一方のスピンドルを前記他方のスピンドルに対
して前記X軸方向に相対的に移動可能にし、前記2本の
スピンドルの各Y軸移動部材にスピンドルをZ軸方向に
移動させるZ軸移動部を各々設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るダイシング装置について詳説する。
【0009】図1は本発明が適用されたダイシング装置
の斜視図であり、図2はその平面図である。このダイシ
ング装置は、主としてワーク(ウェーハ)を直交する方
向に切断して最終的に碁盤の目のように切断する切断部
10、切断されたウェーハを洗浄する洗浄部20、加工
前及び加工後のウェーハを収納するカセット部30、加
工前のウェーハWをカセット部30の所望の位置から引
き出し、ステージ上にプリアライメントするとともに、
ステージ上にセットされた加工後のウェーハWをカセッ
ト部30の所望の位置に収納するエレベータ部40と、
上記各工程を経由してウェーハWを搬送する搬送装置5
0等から構成されている。
【0010】上記ダイシング装置の作用を説明すると、
カセット部30に複数枚収納されている加工前のウェー
ハWを順次エレベータ部40に引き出し、引き出したウ
ェーハを図2に示す位置P4にセットする。そして、位
置P4にセットしたウェーハWを上記搬送装置50によ
って図2に示す位置P1のプリロードステージを介して
切断部10のカッティングテーブル(図2に示す位置P
2)に載置する。カッティングテーブルにウェーハWを
載置すると、ファインアライメント部18、19はウェ
ーハW上のパターンを画像認識し、これに基づいてカッ
ティングテーブルを適宜回転させるとともに、対向する
位置に配設された2つの切断装置14、16を図2の矢
印A、B方向に移動させ、ファインアライメントを行
う。そして、カッティングテーブルに載置されたウェー
ハWをカッティグテーブルとともに図2の矢印C、D方
向に移動しながら、切断装置14、16によってウェー
ハWを切断する。
【0011】切断部10によってウェーハWを切断する
と、位置P2にウェーハWを戻し、次に搬送装置50に
よってウェーハWを図2に示す位置P3の洗浄部20の
スピナテーブルに搬送する。そして切断加工後のウェー
ハWを洗浄水により洗浄し、洗浄後エアブローによって
ウェーハWを乾燥させる。
【0012】ウェーハWを乾燥させた後、搬送装置50
によってこのウェーハWを図2に示す位置P4に搬送
し、エレベータ部40によってカセット部30に収納す
る。
【0013】次に上記ダイシング装置の切断部10につ
いて詳説する。図3は上記切断部10の平面図である。
同図に示すように切断部10の切断装置14、16は、
それぞれモータ60、62によって回転するスピンドル
64、66と、スピンドル64、66の先端部に装着さ
れたブレード68、70を有し、これらのモータ60、
62、スピンドル64、66及びブレード68、70は
それぞれY軸移動部材72、74と連動してY軸方向に
移動する。
【0014】上記Y軸移動部材72、74は、図3に示
すX軸方向(ウェーハWの移動方向(矢印C、D方向)
と直交するY軸方向に設けられたガイドレール部76に
移動自在に支持される。Y軸移動部材72、74は図示
しないモータによってこのガイドレール部76に沿って
Y軸方向に移動し、これによりブレード68、70によ
る切断位置を調整する。
【0015】また、切断装置16は後述するようにX軸
方向に移動可能で、切断部10に対して切断装置16を
X軸方向に退避させることができるようになっている。
これにより、切断装置14と切断装置16とを接触させ
ずに例えば図4に示すように同一のストリート上にブレ
ード68とブレード70を配置させることができるよう
になっている。
【0016】次に上記切断装置14、16の構成につい
て説明する。図5は、上記切断装置14の拡大斜視図で
ある。同図に示すようにスピンドル64を回転させるモ
ータ60はモータ支持部材100に固着され、このモー
タ支持部材100は上記Y軸移動部材72に上下方向
(以下、この方向をZ軸方向とする。)に移動可能に支
持される。そして、モータ支持部材100は、Y軸移動
部材72に固定されたモータ104によってスクリュー
106を介して上下方向(Z軸方向)に移動する。
【0017】図6は、上記切断装置16の拡大斜視図で
ある。同図に示すようにスピンドル66を回転させるモ
ータ62はモータ支持部材110に固着され、このモー
タ支持部材110は、X軸移動部材112にZ軸方向に
移動可能に支持される。
【0018】モータ支持部材110は、X軸移動部材1
12に固定されたモータ114によってスクリュー11
6を介してZ軸方向に移動する。
【0019】上記X軸移動部材112は上記Y軸移動部
材74にX軸方向に移動可能に支持され、図示しないモ
ータによってX軸方向に移動する。
【0020】これにより切断装置16のブレード70
は、X、Y、Z軸の3軸方向に移動する。
【0021】以上のように構成された切断部10によれ
ば、所定長さ以上離れた2本のストリートを同時に切断
する場合には、切断装置16のスピンドル66を切断装
置14のスピンドル64の回転軸上に配置し、所定長さ
より近い2本のストリート又は同一のストリートを同時
に切断する場合には、切断装置16をX軸方向に移動さ
せ、この切断装置16のブレード70を切断装置14の
ブレード68と接触しない位置に退避させることができ
る。
【0022】次に、上記切断部10の他の実施の形態を
図7に示す。図7は、切断部10の他の実施の形態を示
した平面図である。同図に示すように、切断装置14と
切断装置16をそれぞれガイドするガイドレール部13
0、132がY軸方向からX軸方向に所定の角度ずれた
方向(以下、この方向をY’軸方向とする。)に橋渡し
の状態で平行に設置される。切断装置14及び切断装置
16はこれらのガイドレール部130、132に沿って
移動し、所望の位置に配置される。
【0023】図8は、切断装置14の拡大斜視図であ
る。同図に示すようにスピンドル64を回転させるモー
タ60はモータ支持部材140に固着され、このモータ
支持部材140はY’軸移動部材142にZ軸方向に移
動可能に支持される。そして、モータ支持部材140は
Y’軸移動部材142に固定されたモータ144によっ
てスクリュー146を介してZ軸方向に移動する。
【0024】また、Y’軸移動部材142は図示しない
モータによってガイドレール部130に沿ってY’軸方
向に移動する。
【0025】尚、切断装置16も上記切断装置14と同
様に構成される。
【0026】このダイシング装置によれば、切断装置1
4と切断装置16をY’軸方向に移動させて2枚のブレ
ードを任意の2本のストリート上又は同一のストリート
上に配置することができる。
【0027】以上、上記実施の形態では切断装置14及
び切断装置16のY軸方向又はY’軸方向の移動をガイ
ドレールを用いた移動機構によって行っていたが、これ
に限らずどのような移動機構でもよい。例えば、図9に
示すように片持ちの構造によって行うようにしてもよ
い。
【0028】同図に示す移動機構によれば、スピンドル
64を回転させるモータ60がモータ支持部材160に
固着され、このモータ支持部材160は支持部材162
にY又はY’軸方向に移動可能に支持される。モータ支
持部材160は、支持部材162に固定されたモータ1
64によってY又はY’軸方向に移動する。また、支持
部材162は、固定台に固定されたモータ166によっ
てスクリュー168を介してZ軸方向に移動する。
【0029】尚、本発明に係るダイシング装置は、上記
実施の形態で示したような(半導体)ウェーハを切断す
る装置に限らず、ブレードを使用したダイシング装置全
てに適用できる。
【0030】
【発明の効果】以上本発明に係るダイシング装置によれ
ば、軸方向がそれぞれY軸方向と一致し且つ互いに対向
する2本のスピンドルを任意の間隔に調整することがで
きるとともに、この2枚のブレードをX軸方向の同一直
線上に配置することができ、任意の2本又は同一のスト
リートを能率良く2枚のブレードで同時に切断すること
ができる。これにより、同種のブレードを2本のスピン
ドルに装着して異なるストリートを同時に切断すること
ができ、且つ、2本のスピンドルが対向している場合に
はスピンドルが一本の場合と同じストロークで2本のス
トリートを切断することができるため、切断時間を削減
することができる。また、2種類のブレードをそれぞれ
2本のスピンドルに装着して同一ラインを同時に切断し
て溝加工等を能率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用されたダイシング装置の
斜視図である。
【図2】図2は、本発明が適用されたダイシング装置の
平面図である。
【図3】図3は、ダイシング装置の切断部の一実施の形
態を示した平面図である。
【図4】図4は、図3に示した切断部の2枚のブレード
を同一直線上に配置した場合の様子を示した平面図であ
る。
【図5】図5は、図3のダイシング装置の切断装置の構
成を示した拡大斜視図である。
【図6】図6は、図3のダイシング装置の切断装置の構
成を示した拡大斜視図である。
【図7】図7は、ダイシング装置の切断部の他の実施の
形態を示した平面図である。
【図8】図8は、図7のダイシング装置の切断装置の構
成を示した拡大斜視図である。
【図9】図9は、切断装置の移動機構の他の実施の形態
を示した構成図である。
【符号の説明】
10…切断部 14、16…切断装置 64、66…スピンドル 68、70…ブレード 72、74…Y軸移動部材 76…ガイドレール部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向がそれぞれY軸方向と一致し且つ互
    いに対向する2本のスピンドルを有し、該2本のスピン
    ドルとワークとをX軸方向に相対的に移動させ、2本の
    スピンドルに装着された2枚のブレードによって前記ワ
    ークを切断するダイシング装置において、 前記2本のスピンドルのうち一方のスピンドルを他方の
    スピンドルに対して前記Y軸方向に相対的に移動可能に
    するとともに、前記一方のスピンドルを前記他方のスピ
    ンドルに対して前記X軸方向に相対的に移動可能にし、 前記2本のスピンドルの各Y軸移動部材にスピンドルを
    Z軸方向に移動させるZ軸移動部を各々設けたことを特
    徴とするダイシング装置。
JP2000342012A 2000-11-09 2000-11-09 ダイシング装置 Pending JP2001168066A (ja)

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