JP2001167893A - 閃光放電発光器 - Google Patents

閃光放電発光器

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JP2001167893A
JP2001167893A JP34721999A JP34721999A JP2001167893A JP 2001167893 A JP2001167893 A JP 2001167893A JP 34721999 A JP34721999 A JP 34721999A JP 34721999 A JP34721999 A JP 34721999A JP 2001167893 A JP2001167893 A JP 2001167893A
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JP
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voltage
flash discharge
main capacitor
ready
discharge light
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JP34721999A
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English (en)
Inventor
Motoharu Aikawa
元治 相川
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GOJI KK
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GOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可能なるかぎり部品点数を少なくし、かつ、
ロ−コスト化を計ったレディ表示回路を備える閃光放電
発光器を提供すること。 【解決手段】 電源1の直流低電圧を昇圧する発振トラ
ンス5を備えるコンバ−タによってメインコンデンサ7
を充電し、メインコンデンサ7の充電電圧によって閃光
放電管13を発光させる閃光放電発光器において、抵抗
15とLED16からなる直列接続体を発振トランス5
の一次巻線5Pに接続して構成したレディ表示回路を備
える閃光放電発光器となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、写真撮影用の照
明器などに利用するところの閃光放電発光器に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、発振トランス(昇圧トランス)
を有するコンバ−タを備える閃光放電発光器の基本的な
回路例を示す。この閃光放電発光器回路は、電源スイッ
チ2をオンすることにより、トランジスタ4のベ−スに
帰還用抵抗17を通して電源電流が流れることから、こ
のトランジスタ4がオン状態になり、発振トランス5の
一次巻線(入力巻線)5Pに電圧が発生する。これによ
り、二次巻線(出力巻線)5Sに電圧が誘起し、二次巻
線5S、ダイオ−ド6、メインコンデンサ7、電源1、
抵抗3、トランジスタ4の経路でメインコンデンサ7の
充電電流が流れる。
【0003】この動作で一次巻線電圧がさらに増大し、
二次巻線電圧が増し充電電流も増える。上記の相互作用
によりトランジスタ4が瞬時に飽和状態になる。
【0004】この充電動作によって、直流低電圧電源1
からのエネルギ−が電源側等価抵抗3を介して発振トラ
ンス5の一次巻線5Pに供給され、これが二次巻線5S
を介して転送されメインコンデンサ7を充電する。この
ときの状態は通常の電源トランスの作用と同じである。
【0005】一方、トランス励磁インダクタンスの電流
も時間と共に増加し、磁芯の飽和点に達すると、一次巻
線5Pはそれまでの電圧を維持できずに低下し、これに
伴い二次巻線電圧も低下してメインコンデンサ7の充電
電流が減少するため、トランジスタ4のベ−ス電流が遮
断され、このトランジスタ4がオフ状態に移行する。
【0006】トランジスタ4がオフになると、発振トラ
ンス5の励磁インダクタンスが持っているエネルギ−及
び分布量により振動回路が形成され、ほぼsin波の振
動をする。
【0007】このことから、各巻線5P、5Sの電圧は
それまでの電圧から低下し、さらに負電圧となり、負電
圧のピ−クを過ぎると再び正方向の電圧になる。二次巻
線電圧がトランジスタ4のオフへ移行する直前の電圧を
過ぎると、トランジスタ4のベ−ス、二次巻線5S、ダ
イオ−ド6、メインコンデンサ7、電源1、電源スイッ
チ2、抵抗3のル−プ電流が流れ、前述の動作を経て再
びトランジスタ4がオンへ移行してメインコンデンサ4
が充電される。この充電動作で磁芯が再び飽和し、トラ
ンジスタ4がオフになる。
【0008】上記のように発振トランス5が発振動作を
繰返し、メインコンデンサ7が充電され、所定電圧に向
かって上昇する。メインコンデンサ7の充電電圧がネオ
ンランプ9の放電電圧に達すると、抵抗8を介してネオ
ンランプ9に電流が流れ、このネオンランプ9が点灯す
る。このネオンランプ9は、閃光放電管13の発光準備
が整ったことを表示するレディランプである。
【0009】ネオンランプ9の点灯した状態で、カメラ
のX接点がオンし、シンクロ信号がSCR11のゲ−ト
に入力すると、このSCR11が導通し、トリガ−コン
デンサ10の放電電流がトリガ−トランス12の一次コ
イルを流れ、その二次コイルに高周波の高電圧が発生す
る。この高電圧が閃光放電管13のトリガ極に加わり、
閃光放電管13が発光する。
【0010】一方、ネオンランプ9が点灯したレディ状
態とは、メインコンデンサ7の充電電圧が閃光放電管1
3を確実に発光でき、発光したときの光量が規定以上に
なる状態を言う。この規定光量は公称光量の1/2以上
とするのが一般的である。
【0011】メインコンデンサ7の充電電圧は通常33
0Vに定められており、メインコンデンサ容量をCm
(F)とすると、この時のエネルギ−は(1/2)×C
m×330(Ws)となり、これにより公称の光量が
定まる。
【0012】これに対してレディ状態での閃光放電管1
3の光量は定常状態の1/2以上でなければならないの
で、レディ状態におけるメインコンデンサ7の充電電圧
をレディ電圧Vrとすると、Vr>(1/2)×33
となり、Vr>233Vになる。
【0013】実際には電圧による効率の違いもあり、メ
インコンデンサ7のレディ電圧Vrは260V以上にす
る場合が多い。このレディ電圧Vrを表示するものとし
てネオンランプ9を備えている。
【0014】メインコンデンサ7の充電電圧がネオンラ
ンプ9の放電開始電圧に達すると、このネオンランプ9
が放電して、ランプ自身の負特性により、開始電圧より
も低い維持電圧にジャンプし、放電開始と同時に放電維
持電流が流れ、ある明るさで点灯する。
【0015】放電開始電圧は、260〜270V、27
0〜280Vのようにランク分けされており要求される
レディ電圧に相当するランクのものが使用されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のネオン
ランプ9によるレディ表示は、メインコンデンサ7が所
定の充電電圧に達すると直ちに点灯するが、より安価な
閃光放電発光器が要求される場合、部品としてのネオン
ランプ9のコストは割高であり、また、ネオンランプ9
は高圧側での使用であるため、点灯エネルギ−はコンバ
−タを介したものになりロスが大きい。また、他の機能
表示のためにLEDがネオンランプ9と併用される場合
があるが、これらを並べて見た場合、色質が違い違和感
を感じる。
【0017】本発明は上記した実情にかんがみ、LED
などの発光素子を備える最小限の部品構成でレディ表示
を行ない閃光放電発光器の生産コストの低廉化を計るこ
とを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明は、電源の直流低電圧を昇圧する発振トラ
ンスを備えるコンバ−タによってメインコンデンサを充
電し、メインコンデンサの充電電圧によって閃光放電管
を発光させる閃光放電発光器において、LEDなどの発
光素子を含む点灯表示回路を発振トランスの入力巻線に
並列接続して構成したレディ表示手段を備えることを特
徴する閃光放電発光器を提案する。
【0019】
【作用】メインコンデンサは発振トランスの出力電圧に
よって充電されることから、発振トランスの出力時には
その出力巻線電圧はメインコンデンサの充電電圧に等し
くなる。したがって、発振トランスの入力巻線電圧がメ
インコンデンサの充電電圧に比例して上昇するため、メ
インコンデンサが所定電圧まで充電されることによって
レディ表示手段の発光素子が点灯し、閃光発光の準備が
整ったことを表示する。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図面に沿って説明する。図1は本発明の一実施形態と
して示した閃光放電発光器の回路図である。この閃光放
電発光器回路は、コンバ−タ発振トランス5の一次巻線
(入力巻線)5PにLED(発光ダイオ−ド)16と抵
抗15の直列回路体を並列に接続して構成したレディ表
示手段を備えている。
【0021】上記閃光放電発光器回路のその他の構成は
図4に示した従来例と同構成となっており、前述のよう
にトランジスタ4がオンしている間発振トランス5の一
次巻線(入力巻線)5Pに電源電流が供給され、二次巻
線(出力巻線)5Sに誘起した電圧によってメインコン
デンサ7が充電される。
【0022】したがって、トランジスタ4がオンしてい
るときの発振トランス5の動作は一般のトランスの動作
と同じとなるが、メインコンデンサ7の充電電圧にした
がって発振トランス5の一次巻線電圧が上昇することか
ら、メインコンデンサ7が所定の充電電圧に達したとき
LED16が発光する。
【0023】メインコンデンサ7の電圧をVc、発振ト
ランス5の一次巻線5Pの電圧をVN1、二次巻線5S
の電圧をVN2、一次巻線数をN1、二次巻線数をN
2、巻線比をn=N2/N1として説明する。
【0024】トランジスタ4がオン時の発振トランス5
の二次巻線電圧はほぼメインコンデンサ電圧に等しく、
VN2=Vcと見なせば、一次巻線5Pの電圧VN1
は、VN1=(VN2)/n=Vc/nとなる。トラン
ジスタ4がオフのときは、ほぼsin波の振動状態にな
り逆電圧となる。
【0025】直流低電圧電源1を電池2本、3Vとする
と、メインコンデンサ7の定常電圧330Vとする巻線
比nは110程度に選ばれる。また、LED16は順方
向電圧が2.1V位で発光し始め、これを点灯開始電圧
とする。また、2.4Vで明るく感じこれを点灯電圧と
する。
【0026】図2はこの一次巻線電圧VN1の時間に対
する変化を概念的に表したものである。実際の発振周波
数はこれよりもはるかに高い。図3はLED16が点灯
している状態の部分を拡大して現わしたものである。
【0027】トランジスタ4がオンのとき、メインコン
デンサ7の電圧が2.1×110=231V位で、一次
巻線電圧はLED16の点灯開始電圧になって点灯し始
める。トランジスタ4がオフのときは逆バイアスで消灯
状態であり、点滅を繰返しているが周波数が高いために
目には常灯しているように見える。
【0028】メインコンデンサ7の電圧が264Vの点
灯電圧になると、明るく点灯することになり、レディ状
態であることを表示する。この場合のレディ表示はネオ
ンランプのようにぱっと明るく点灯するのとは異なり、
未点灯から徐々に明るくなっていくが、実際にストロボ
を使用する場合、レディランプが点灯するのを待って撮
影するので問題とはならない。
【0029】すなわち、最初暗く点灯していることで準
備段階に入ったことがユ−ザ−にわかり、これが明るく
なったことにより準備完了と確認できてむしろ便利であ
る。
【0030】コスト的にはネオンランプがLEDに変わ
ったことによって、大幅なコストダウンになり、また、
LEDの点灯が電源からの直接駆動であるため省エネル
ギ−になる。なお、本発明はLEDに限らず、同様の発
光素子を使用してもレディ表示手段を構成し得る。
【0031】以上は電池2本の場合であるが、電池3本
或いは4本の場合は、巻線比が73.55でレディ状態
における一次巻線電圧は、3.6V、4.8Vになる。
電池3本の場合は、LED、抵抗、ダイオ−ドの直列回
路体を、4本の場合は、LED、抵抗、ツエナダイオ−
ドの直列回路体を上記同様に一次巻線5Pに並列接続す
ることによって上記同様に実施することができる。した
がって、電源電圧が異なる場合でも一次巻線5PにLE
Dを備える回路を並列接続すれば、レディランプとして
実施することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の閃光放電
発光器は、発振トランスの一次巻線にLEDなどを含む
点灯回路を並列に接続して構成したレディ表示手段を備
えたことから、安価で、省エネルギ−で、かつ、色鮮や
かなレディ表示の閃光放電発光器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す閃光放電発光器の回
路図である。
【図2】レディ表示するLEDの点灯開始電圧と点灯電
圧を示す説明図である。
【図3】レディ表示するLEDの点灯電圧を拡大して示
した説明図である。
【図4】従来例として示した閃光放電発光器の回路図で
ある。
【符号の説明】
5 発振トランス 5P 一次巻線 5S 二次巻線 7 メインコンデンサ 12 トリガ−トランス 13 閃光放電管 15 抵抗 16 LED

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源の直流低電圧を昇圧する発振トラン
    スを備えるコンバ−タによってメインコンデンサを充電
    し、メインコンデンサの充電電圧によって閃光放電管を
    発光させる閃光放電発光器において、LEDなどの発光
    素子を含む点灯表示回路を発振トランスの入力巻線に並
    列接続して構成したレディ表示手段を備えることを特徴
    する閃光放電発光器。
JP34721999A 1999-12-07 1999-12-07 閃光放電発光器 Pending JP2001167893A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632826U (ja) * 1979-08-21 1981-03-31
JPS59148298A (ja) * 1983-02-14 1984-08-24 不二交易株式会社 閃光放電発光器のランプ表示装置
JPH1195292A (ja) * 1997-09-18 1999-04-09 Fuji Photo Film Co Ltd ストロボ回路

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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