JP2001167782A - 燃料電池用循環水熱交換器の製造方法 - Google Patents

燃料電池用循環水熱交換器の製造方法

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JP2001167782A
JP2001167782A JP2000238097A JP2000238097A JP2001167782A JP 2001167782 A JP2001167782 A JP 2001167782A JP 2000238097 A JP2000238097 A JP 2000238097A JP 2000238097 A JP2000238097 A JP 2000238097A JP 2001167782 A JP2001167782 A JP 2001167782A
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heat exchanger
fuel cell
circulating water
coating
assembling
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Chizuko Yoshida
千鶴子 吉田
Tsutomu Matsuzaki
勉 松崎
Yoshihiro Sasaki
美弘 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、燃料電池内を循環される純水を冷
却するための燃料電池用純水熱交換器の製造方法に関
し、アルミニウムからなる部材を使用した場合にも、金
属等のイオンが純水中に混入することを確実に防止する
ことを目的とする。 【解決手段】 アルミニウムからなるチューブ19とコ
ルゲートフィン21とが交互に積層されるコア部23に
アルミニウムからなるタンク部11,13を組み付け熱
交換器を組み立てる組み付け工程S1と、前記組み付け
工程S1で組み立てられた熱交換器を加熱処理してろう
付けするろう付け工程S3と、前記ろう付けされた熱交
換器の燃料電池からの純水が流通される内表面に樹脂コ
ーティング層25を形成するコーティング工程S5とを
有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池内を循環
される循環水を冷却するための燃料電池用循環水熱交換
器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車用の燃料電池として、例え
ば、高分子電解膜型の燃料電池システムが開発されてい
る。このシステムは、スタック内の水素燃料を、高分子
電解膜に担持したプロトン触媒の作用でプロトン化し、
高分子電解膜を隔てて存在する酸素との共働により電位
発生を行うように構成されている。
【0003】そして、このようなシステムでは、反応制
御の必要性から、スタック内に循環される純水からなる
循環水を、熱交換器により冷却することが行われてい
る。そして、このようなシステムでは、熱交換器を循環
する循環水が、プロトン触媒に直接接触するため、触媒
被毒の観点から、金属等のイオンの循環水中への混入を
抑制することが要望されている。
【0004】そこで、従来、熱交換器を構成するチュー
ブ等の部材には、ステンレス鋼が使用され、金属等のイ
オンの循環水中への混入が抑制されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにチューブ等の部材にステンレス鋼を使用する場合に
は、アルミニウムを使用する場合に比較して、熱交換器
の重量が増大するという問題があった。
【0006】また、ステンレス鋼は、アルミニウムに比
較して熱伝導性が低いため、同一の性能を得るために
は、熱交換器が大型化し、重量および製造コストが増大
するという問題があった。一方、チューブ等の部材に、
アルミニウムを使用する場合には、循環水によりアルミ
ニウムが腐食し、循環水中にアルミニウム等の金属が混
入するという問題があった。
【0007】また、アルミニウムのろう付けにフラック
スを使用する場合には、フラックス中の金属イオンが循
環水に混入するという問題があった。本発明は、かかる
従来の問題を解決するためになされたもので、アルミニ
ウムからなる部材を使用した場合にも、金属等のイオン
が循環水中に混入することを確実に防止することができ
る燃料電池用循環水熱交換器の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の燃料電池用循
環水熱交換器の製造方法は、アルミニウムからなるチュ
ーブとコルゲートフィンとが交互に積層されるコア部に
アルミニウムからなるタンク部を組み付け熱交換器を組
み立てる組み付け工程と、前記組み付け工程で組み立て
られた熱交換器を加熱処理してろう付けするろう付け工
程と、前記ろう付けされた熱交換器の燃料電池からの循
環水が流通される内表面に樹脂コーティング層を形成す
るコーティング工程とを有することを特徴とする。
【0009】請求項2の燃料電池用循環水熱交換器の製
造方法は、アルミニウムからなるチューブとコルゲート
フィンとが交互に積層される積層部にアルミニウムから
なる座板を組み付けコア部を組み立てる第1の組み付け
工程と、前記第1の組み付け工程で組み立てられたコア
部を加熱処理してろう付けするろう付け工程と、前記ろ
う付けされたコア部の燃料電池からの循環水が流通され
る内表面に樹脂コーティング層を形成するコーティング
工程と、前記樹脂コーティング層が形成されたコア部に
タンクを組み付け熱交換器を組み立てる第2の組み付け
工程とを有することを特徴とする。
【0010】請求項3の燃料電池用循環水熱交換器の製
造方法は、請求項1または請求項2記載の燃料電池用循
環水熱交換器の製造方法において、前記ろう付け工程の
前に、前記熱交換器またはコア部にろう付け用のフラッ
クスを塗布するフラックス塗布工程を有し、前記コーテ
ィング工程の前に、前記ろう付けされた熱交換器または
コア部の内表面から前記フラックスを除去する洗浄工程
を有することを特徴とする。
【0011】請求項4の燃料電池用循環水熱交換器の製
造方法は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載
の燃料電池用循環水熱交換器の製造方法において、前記
コーティング工程は、コート剤を所定の濃度で溶剤に希
釈したコーティング液を前記熱交換器またはコア部内に
充満した後前記コーティング液を前記熱交換器またはコ
ア部内から排出して前記熱交換器またはコア部の内表面
にコーティング液を塗布する塗布工程と、前記熱交換器
またはコア部の内表面に塗布されたコート剤を乾燥する
乾燥工程と、前記コート剤を前記熱交換器またはコア部
の内表面に焼き付ける焼き付け工程とを有することを特
徴とする。
【0012】請求項5の燃料電池用循環水熱交換器の製
造方法は、請求項4記載の燃料電池用循環水熱交換器の
製造方法において、前記乾燥工程は、前記チューブを上
下方向に位置させた状態で乾燥させる直立乾燥工程と、
前記チューブを水平方向に位置させた状態で乾燥させる
水平乾燥工程とを有することを特徴とする。請求項6の
燃料電池用循環水熱交換器の製造方法は、請求項3ない
し請求項5のいずれか1項記載の燃料電池用循環水熱交
換器の製造方法において、前記洗浄工程を、加熱された
純水を用いて行うことを特徴とする。
【0013】(作用)請求項1の燃料電池用循環水熱交
換器の製造方法では、先ず、組み付け工程により、アル
ミニウムからなるチューブとコルゲートフィンとが交互
に積層されるコア部にアルミニウムからなるタンク部が
組み付けられ熱交換器が組み立てられる。
【0014】次に、ろう付け工程により、組み付け工程
で組み立てられた熱交換器が加熱処理されろう付けされ
る。次に、コーティング工程により、ろう付けされた熱
交換器の燃料電池からの循環水が流通される内表面に樹
脂コーティング層が形成される。請求項2の燃料電池用
循環水熱交換器の製造方法では、先ず、アルミニウムか
らなるチューブとコルゲートフィンとが交互に積層され
る積層部にアルミニウムからなる座板が組み付けられコ
ア部が組み立てられる。
【0015】次に、ろう付け工程により、第1の組み付
け工程で組み立てられたコア部が加熱処理されろう付け
される。次に、コーティング工程により、ろう付けされ
たコア部の燃料電池からの循環水が流通される内表面に
樹脂コーティング層が形成される。そして、最後に、第
2の組み付け工程により、樹脂コーティング層が形成さ
れたコア部にタンクが組み付けられ熱交換器が製造され
る。
【0016】請求項3の燃料電池用循環水熱交換器の製
造方法では、ろう付け工程の前にフラックス塗布工程が
行われ、熱交換器またはコア部にろう付け用のフラック
スが塗布される。そして、コーティング工程の前に洗浄
工程が行われ、ろう付けされた熱交換器またはコア部の
内表面からフラックスが除去される。
【0017】請求項4の燃料電池用循環水熱交換器の製
造方法では、コーティング工程が、塗布工程,乾燥工程
および焼き付け工程により行われる。そして、塗布工程
が、コート剤を所定の濃度で溶剤に希釈したコーティン
グ液を熱交換器またはコア部内に充満した後コーティン
グ液を熱交換器内から排出して熱交換器またはコア部の
内表面にコーティング液を塗布することにより行われ
る。
【0018】請求項5の燃料電池用循環水熱交換器の製
造方法では、乾燥工程が、チューブを上下方向に位置さ
せた状態で乾燥させる直立乾燥工程と、チューブを水平
方向に位置させた状態で乾燥させる水平乾燥工程とによ
り行われる。請求項6の燃料電池用循環水熱交換器の製
造方法では、洗浄工程が、加熱された純水を用いて行わ
れる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す
実施形態について説明する。図2は、本発明の燃料電池
用循環水熱交換器の製造方法の第1の実施形態により製
造された燃料電池用循環水熱交換器を示している。この
燃料電池用循環水熱交換器は、燃料電池内を循環する純
水、あるいは純水に凍結防止剤であるエチレングレコー
ルを混合した循環水を冷却するために使用される。
【0020】この熱交換器では、入口タンク11と出口
タンク13とが所定間隔を置いて対向配置されている。
入口タンク11および出口タンク13は、断面矩形状を
しており、アルミニウムのクラッド材により形成されて
いる。このクラッド材は、心材(JIS3003)の外
面にろう材層(JIS4343)を形成してなる。
【0021】入口タンク11には、燃料電池からの循環
水を流入させるための入口パイプ15が開口されてい
る。また、出口タンク13には、循環水を流出させるた
めの出口パイプ17が開口されている。入口パイプ15
および出口パイプ17は、円環状をしており、アルミニ
ウムのクラッド材により形成されている。
【0022】このクラッド材は、心材(JIS300
3)の外面にろう材層(JIS4343)を形成してな
る。そして、入口タンク11と出口タンク13との間に
は、チューブ19とコルゲートフィン21が交互に配置
されコア部23が形成されている。チューブ19は、ア
ルミニウムのクラッド材により形成されている。
【0023】このクラッド材は、心材(JIS300
3)の外面にろう材層(JIS4343)を形成してな
る。また、コルゲートフィン21は、アルミニウム(J
IS3003)により形成されている。
【0024】そして、この実施形態では、循環水が流通
されるアルミニウム製の部材の内表面、すなわち、入口
パイプ15,入口タンク11,チューブ19,出口タン
ク13および出口パイプ17の内表面には、樹脂コーテ
ィング層25が形成されている。この樹脂コーティング
層25は、熱硬化性の樹脂からなり、肉厚が、例えば、
3μm以上で20μm以下とされている。
【0025】上述した燃料電池用循環水熱交換器は、本
発明の燃料電池用循環水熱交換器の製造方法の一実施形
態により以下述べるようにして製造される。図1は、こ
の実施形態の製造方法の製造工程を示す工程図である。
この実施形態では、組み付け工程S1、フラックス塗布
工程S2、ろう付け工程S3、洗浄工程S4およびコー
ティング工程S5が順次行われ燃料電池用循環水熱交換
器が製造される。
【0026】(組み付け工程S1)この実施形態では、
先ず、組み付け工程S1が行われる。この組み付け工程
S1では、チューブ19とコルゲートフィン21とが交
互に積層されるコア部23に、アルミニウムからなる入
口タンク11および出口タンク13が組み付けられ熱交
換器が組み立てられる。
【0027】すなわち、各部材15,11,19,1
3,17が、図2に示したように組み付けられ熱交換器
が組み立てられる。 (フラックス塗布工程S2)次に、フラックス塗布工程
S2が行われる。このフラックス塗布工程S2では、熱
交換器にろう付け用のフラックスが塗布される。
【0028】この実施形態では、フラックスには、ノコ
ロック(Alcanの登録商標)が使用される。そし
て、フラックスの塗布は、熱交換器の内表面に可能な限
りフラックスが付着しないように、熱交換器の外面のみ
に、ノコロック水溶液を流しかけること、あるいは、シ
ャワーすることにより行われる。
【0029】そして、熱風によりフラックス水溶液の水
分を除去することによりフラックスの塗布が完了する。 (ろう付け工程S3)次に、ろう付け工程S3が行われ
る。このろう付け工程S3では、組み付け工程S1で組
み立てられた熱交換器が加熱処理されろう付けされる。
【0030】すなわち、各部材15,11,19,1
3,17の接合部が相互にろう付けされる。この実施形
態では、熱交換器を窒素ガス雰囲気のろう付け炉内で、
600℃の温度に所定時間加熱処理することによりろう
付けが行われる。 (洗浄工程S4)次に、洗浄工程S4が行われる。
【0031】この洗浄工程S4では、ろう付けされた熱
交換器の内表面からフラックスが除去される。この実施
形態では、洗浄工程S4が、加熱された純水を用いて行
われる。そして、例えば、100℃に加熱された純水中
に、熱交換器を24時間浸漬することによりフラックス
を略完全に除去することが可能になる。
【0032】なお、フラックスを除去するために、純水
による加熱洗浄の他に、例えば、強アルカリ性のアルミ
ニウム用脱脂剤等による洗浄が可能であるが、この場合
には、水洗等の後処理が必要になる。
【0033】従って、純水によりフラックスを洗浄する
のが望ましい。そして、このように、フラックスの洗浄
を行うことにより、化成処理を行うことなく、後述する
コート剤との密着性を良好にすることができる。すなわ
ち、一般に、コート剤との密着性を向上し、耐水性能を
向上するために、下地処理が行われるが、このような下
地処理を行うことなく、コート剤との密着性を高めるこ
とが可能になる。
【0034】なお、下地処理には、クロム酸塩,リン酸
塩,ジルコン酸塩,ベーマイト被膜等のアルミニウムお
よびコート剤に好適な化成処理が適用可能である。 (コーティング工程S5)次に、コーティング工程S5
が行われる。このコーティング工程S5では、ろう付け
された熱交換器の燃料電池からの循環水が流通される内
表面に樹脂コーティング層25が形成される。
【0035】すなわち、入口パイプ15,入口タンク1
1,チューブ19,出口タンク13および出口パイプ1
7の内面に、樹脂コーティング層25が形成される。こ
のコーティング工程S5は、塗布工程S6,乾燥工程S
7および焼き付け工程S10を有している。 (塗布工程S6)塗布工程S6では、コート剤を所定の
濃度で溶剤に希釈したコーティング液を熱交換器内に充
満した後、コーティング液を熱交換器内から排出して熱
交換器の内表面にコーティング液が塗布される。
【0036】すなわち、例えば、図3に示すように、コ
ーティング液27が収容されるコーティング液漕29を
熱交換器31の上部に位置させ、下側に位置する出口パ
イプ17から、ホース33を介して、コーティング液2
7を所定の圧力で供給し、コーティング液27を、入口
パイプ15,入口タンク11,チューブ19,出口タン
ク13および出口パイプ17の内面に付着した後、コー
ティング液漕29を下方に移動させて出口パイプ17か
ら余分なコーティング液27を排出することにより行わ
れる。
【0037】そして、これにより、入口パイプ15,入
口タンク11,チューブ19,出口タンク13および出
口パイプ17の内面にコーティング液が均一に付着され
る。なお、コート剤には、フェノール系,アクリル系,
エポキシ系等の熱硬化型のコート剤が使用可能である。
この実施形態では、コート剤には、エポキシ樹脂(ニッ
トーシンコー株式会社製のニットールN−600 主成
分ビスフェノールA型エポキシ樹脂)が使用された。
【0038】そして、コーティング液27には、コート
剤をシンナー(セロソルブアセテート+n−ブタノー
ル)に混合した、固形分濃度25重量%の溶液が使用さ
れた。 (乾燥工程S7)乾燥工程S7では、熱交換器の内表面
に塗布されたコーティング液27が乾燥される。
【0039】この実施形態では、乾燥工程S7は、直立
乾燥工程S8と、水平乾燥工程S9とを有している。直
立乾燥工程S8は、図4の(a)に示すように、チュー
ブ19を上下方向に位置させた状態で、常温で10〜3
0分程度放置することにより行われ、これにより、熱交
換器31内の余分な液滴が出口パイプ17から外部に排
出される。
【0040】そして、図4の(b)に示すように、扁平
状のチューブ19内に目詰まり部35が形成されないよ
うに、チューブ19を上下方向に位置させた状態で、熱
交換器31が上下方向に充分に振動される。そして、こ
の後、水平乾燥工程S9が行われる。水平乾燥工程S9
は、図4の(c)に示すように、チューブ19を水平方
向に位置させた状態で、常温で2時間程度放置すること
により行われる。
【0041】このように、乾燥工程S7を、直立乾燥工
程S8と水平乾燥工程S9の2段階にして行うことによ
り、チューブ19内に目詰まり部35が形成されること
を確実に防止することができる。なお、直立乾燥工程S
8の後に、遠心分離装置等により、チューブ19内から
余分な液滴を略完全に除去する場合には、必ずしも水平
乾燥工程S9を行う必要はない。
【0042】(焼き付け工程S10)焼き付け工程S1
0では、コート剤が熱交換器の内表面に焼き付けられ
る。この焼き付け工程S10は、焼き付け炉内におい
て、例えば、130℃で30分程度焼成した後、150
℃で60分程度焼成することにより行われる。このよう
に、焼成を2段階に分けることにより、熱交換器の内表
面の樹脂が発泡することを防止することができる。
【0043】そして、この焼成により、入口パイプ1
5,入口タンク11,チューブ19,出口タンク13お
よび出口パイプ17の内面に、樹脂コーティング層25
が強固に形成される。なお、この実施形態では、形成さ
れた樹脂コーティング層25の肉厚は、5μmであっ
た。
【0044】このように樹脂コーティング層25の肉厚
が薄いと、微視的には、ピンホールが形成されるおそれ
があるが、本発明者の実験では、金属等のイオンの循環
水中への混入が無いことが確認されている。そして、樹
脂コーティング層25の肉厚が薄くなるほどチューブ1
9の熱伝達性能が向上するため、樹脂コーティング層2
5の肉厚は、充分な密着強度を得られる範囲内において
可能な限り薄いことが望ましい。
【0045】一方、樹脂コーティング層25の肉厚が2
0μmを越えると、コート剤の塗布にムラが生じ均一な
膜厚の樹脂コーティング層25の形成が困難になる。上
述した燃料電池用循環水熱交換器の製造方法では、コー
ティング工程S5により、ろう付けされた熱交換器の燃
料電池からの循環水が流通される内表面に樹脂コーティ
ング層25を形成したので、アルミニウムからなる部材
を使用した場合にも、金属等のイオンが循環水中に混入
することを確実に防止することができる。
【0046】ちなみに、上述した燃料電池用循環水熱交
換器に純水を封入し、80℃に加熱した状態で、純水の
導電率の経時変化を測定したところ、導電率の変化は殆
ど見られなかった。また、上述した燃料電池用循環水熱
交換器の製造方法では、コーティング工程S5の前に洗
浄工程S4を行い、ろう付けされた熱交換器の内表面か
らフラックスを除去するようにしたので、熱交換器の内
表面に樹脂コーティング層25を強固に密着することが
できる。
【0047】さらに、上述した燃料電池用循環水熱交換
器の製造方法では、塗布工程S6を、コート剤を所定の
濃度で溶剤に希釈したコーティング液27を熱交換器内
に充満した後、コーティング液27を熱交換器内から排
出して熱交換器の内表面にコーティング液27を塗布し
て行うようにしたので、均一な膜厚の樹脂コーティング
層25を形成することができる。
【0048】また、上述した燃料電池用循環水熱交換器
の製造方法では、直立乾燥工程S8によりチューブ19
を上下方向に位置させた状態で乾燥させた後、水平乾燥
工程S9により、チューブ19を水平方向に位置させた
状態で乾燥させるようにしたので、チューブ19内に目
詰まり、あるいは、樹脂溜まりが形成されることを確実
に防止することができる。
【0049】さらに、上述した燃料電池用循環水熱交換
器の製造方法では、洗浄工程S4を、加熱された純水を
用いて行うようにしたので、ろう付けされた熱交換器の
内表面からフラックスを確実に除去することができる。
そして、上述した燃料電池用循環水熱交換器の製造方法
では、樹脂コーティング層25を、熱硬化性の樹脂によ
り形成したので、アルミニウム製の部材15,11,1
9,13,17の内表面にコーティング液27を塗布し
た後、熱処理を行うことにより、アルミニウム製の部材
15,11,19,13,17の内表面に、樹脂コーテ
ィング層25を確実に形成することができる。
【0050】なお、上述した実施形態では、コーティン
グ工程S5において熱交換器の内表面にコート剤を1度
だけ焼き付けた例について説明したが、本発明はかかる
実施形態に限定されるものではなく、例えば、熱交換器
の内表面にコート剤を2度焼き付けるようにしても良
い。この場合には、例えば、上述したエポキシ樹脂から
なるコート剤をシンナー(セロソルブアセテート+n−
ブタノール)に混合し、固形分濃度10重量%の下塗り
用のコーティング液、および、固形分濃度25重量%の
上塗り用のコーティング液が用意された。
【0051】そして、先ず、熱交換器の内表面に下塗り
用のコーティング液を塗布し、常温で乾燥した後、発泡
防止のために130℃の温度で1.5時間の焼成が行わ
れた。次に、熱交換器の内表面に上塗り用のコーティン
グ液を塗布し、常温で乾燥した後、130℃の温度で
1.5時間の焼成が行われ、さらに、150℃の温度で
4時間の焼成が行われた。
【0052】そして、このようにコート剤を2度焼き付
けることにより、肉厚が12μmの強度の高い樹脂コー
ティング層を得ることができた。図5は、コート剤を溶
剤により希釈したコーティング液の粘度と樹脂コーティ
ング層の形成膜厚との関係を示すもので、コーティング
液の粘度を変化することにより、形成膜厚が変化するこ
とがわかる。
【0053】従って、コーティング液の粘度を所定の粘
度に維持することにより、所定肉厚の樹脂コーティング
層を形成することが容易に可能になる。すなわち、特
に、チューブ19が扁平状に形成されている場合には、
コーティング液を高粘度液で塗布すると、塗布された膜
厚が大きくなり、樹脂コーティング層の肉厚が大きくな
り熱伝導率が低下し、また、コーティング液がチューブ
19内に溜まり目詰まりを発生させるおそれがある。
【0054】一方、溶剤により希釈し過ぎ、固形分濃度
が低すぎる場合には、成膜が不十分になり欠陥が生じる
おそれがあるが、コーティング液の粘度を所定の粘度に
維持することにより、所定肉厚の樹脂コーティング層を
形成することが可能になる。なお、粘度範囲としては、
フォードカップで、10〜20秒程度が好ましく、固形
分濃度としては15〜35%程度になるように調整する
のが良い。
【0055】なお、図5は、コート剤に、フェノール系
の熱硬化型のコート剤である3M株式会社製のJA74
13Rを使用し、溶剤にエタノールを使用した例を示し
ている。なお、上述した実施形態では、入口タンク11
および出口タンク13にチューブ19を直接嵌合した例
について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定さ
れるものではなく、例えば、タンク部を、アルミニウム
製のタンク本体と座板とにより形成し、座板にチューブ
19を装着するようにしても良い。
【0056】図6は、本発明の燃料電池用循環水熱交換
器の製造方法の第2の実施形態の製造工程を示してお
り、この実施形態では、熱交換器が、第1の組み付け工
程S1と第2の組み付け工程S11により組み付けられ
る。すなわち、この実施形態では、第1の組み付け工程
S1において、図7および図8に示すように、アルミニ
ウムからなるチューブ19とコルゲートフィン21とが
交互に積層される積層部37に、アルミニウムからなる
座板39が組み付けられコア部41が組み立てられる。
【0057】そして、この組み付けられコア部41に対
して、フラックス塗布工程S2、ろう付け工程S3、洗
浄工程S4およびコーティング工程S5が順次行われ
る。すなわち、第1の実施形態では、組み付けられた熱
交換器に対して、フラックス塗布工程S2、ろう付け工
程S3、洗浄工程S4およびコーティング工程S5が順
次行われたが、この実施形態では、組み付けられたコア
部41に対して、フラックス塗布工程S2、ろう付け工
程S3、洗浄工程S4およびコーティング工程S5が順
次行われ、これによりコア部41の内表面に樹脂コーテ
ィング層25が形成される。
【0058】なお、フラックス塗布工程S2、ろう付け
工程S3、洗浄工程S4およびコーティング工程S5
は、第1の実施形態と略同様に行われるため、詳細な説
明を省略する。そして、第2の組み付け工程S11にお
いて、図9に示すように、内表面に樹脂コーティング層
25が形成されたコア部41に、樹脂からなるタンク4
3が組み付けられ熱交換器が製造される。
【0059】なお、コア部41へのタンク43の組み付
けは、図示しないゴム等からなるパッキンを介して、座
板39にタンク43をカシメ固定することにより行われ
る。また、タンク43には、予め入口パイプ43aまた
は出口パイプ43bが一体形成されている。この第2の
実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得
ることができる。
【0060】なお、上述した第1および第2の実施形態
では、ろう付けの前に熱交換器またはコア部にフラック
スを塗布した例について説明したが、本発明はかかる実
施形態に限定されるものではなく、例えば、真空ろう付
け等を行う場合には、フラックスを塗布する必要はな
い。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の燃料電池
用循環水熱交換器の製造方法では、コーティング工程に
より、ろう付けされた熱交換器の燃料電池からの循環水
が流通される内表面に樹脂コーティング層を形成したの
で、アルミニウムからなる部材を使用した場合にも、金
属等のイオンが循環水中に混入することを確実に防止す
ることができる。
【0062】請求項2の燃料電池用循環水熱交換器の製
造方法では、コーティング工程により、ろう付けされた
コア部の燃料電池からの循環水が流通される内表面に樹
脂コーティング層を形成したので、アルミニウムからな
る部材を使用した場合にも、金属等のイオンが循環水中
に混入することを確実に防止することができる。請求項
3の燃料電池用循環水熱交換器の製造方法では、コーテ
ィング工程の前に洗浄工程を行い、ろう付けされた熱交
換器またはコア部の内表面からフラックスを除去するよ
うにしたので、熱交換器またはコア部の内表面に樹脂コ
ーティング層を強固に密着することができる。
【0063】請求項4の燃料電池用循環水熱交換器の製
造方法では、塗布工程を、コート剤を所定の濃度で溶剤
に希釈したコーティング液を熱交換器またはコア部内に
充満した後コーティング液を熱交換器またはコア部内か
ら排出して熱交換器またはコア部の内表面にコーティン
グ液を塗布して行うようにしたので、均一な膜厚の樹脂
コーティング層を形成することができる。
【0064】請求項5の燃料電池用循環水熱交換器の製
造方法では、直立乾燥工程によりチューブを上下方向に
位置させた状態で乾燥させた後、水平乾燥工程により、
チューブを水平方向に位置させた状態で乾燥させるよう
にしたので、チューブ内に目詰まり、あるいは、樹脂溜
まりが形成されることを確実に防止することができる。
請求項6の燃料電池用循環水熱交換器の製造方法では、
洗浄工程を、加熱された純水を用いて行うようにしたの
で、ろう付けされた熱交換器またはコア部の内表面から
フラックスを確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池用循環水熱交換器の製造方法
の第1の実施形態を示す工程図である。
【図2】図1の燃料電池用循環水熱交換器の製造方法に
より製造された燃料電池用循環水熱交換器を示す縦断面
図である。
【図3】図1のフラックス塗布工程において熱交換器の
内表面にコーティング液を塗布している状態を示す説明
図である。
【図4】図1のコーティング工程における乾燥工程を示
す説明図である。
【図5】コーティング液の粘度と形成膜厚との関係を示
す説明図である。
【図6】本発明の燃料電池用循環水熱交換器の製造方法
の第2の実施形態を示す工程図である。
【図7】図6の第1の組み付け工程で組み付けられたコ
ア部を示す正面図である。
【図8】図6の第1の組み付け工程で組み付けられたコ
ア部を示す斜視図である。
【図9】図6の第2の組み付け工程で組み付けられた熱
交換器を示す正面図である。
【符号の説明】
11 入口タンク 13 出口タンク 15 入口パイプ 17 出口パイプ 19 チューブ 23 コア部 25 樹脂コーティング層 37 積層部 39 座板 41 コア部 43 タンク
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 美弘 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 Fターム(参考) 3L103 AA12 AA50 BB50 CC02 CC22 DD08 DD34 DD42 DD83 5H026 AA06 5H027 AA06 CC06 CC15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウムからなるチューブ(19)
    とコルゲートフィン(21)とが交互に積層されるコア
    部(23)にアルミニウムからなるタンク部(11,1
    3)を組み付け熱交換器を組み立てる組み付け工程(S
    1)と、 前記組み付け工程(S1)で組み立てられた熱交換器を
    加熱処理してろう付けするろう付け工程(S3)と、 前記ろう付けされた熱交換器の燃料電池からの循環水が
    流通される内表面に樹脂コーティング層(25)を形成
    するコーティング工程(S5)と、を有することを特徴
    とする燃料電池用循環水熱交換器の製造方法。
  2. 【請求項2】 アルミニウムからなるチューブ(19)
    とコルゲートフィン(21)とが交互に積層される積層
    部(37)にアルミニウムからなる座板(39)を組み
    付けコア部(41)を組み立てる第1の組み付け工程
    (S1)と、 前記第1の組み付け工程(S1)で組み立てられたコア
    部(41)を加熱処理してろう付けするろう付け工程
    (S3)と、 前記ろう付けされたコア部(41)の燃料電池からの循
    環水が流通される内表面に樹脂コーティング層(25)
    を形成するコーティング工程(S5)と、 前記樹脂コーティング層(25)が形成されたコア部
    (41)にタンク(43)を組み付け熱交換器を組み立
    てる第2の組み付け工程(S11)と、を有することを
    特徴とする燃料電池用循環水熱交換器の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の燃料電池
    用循環水熱交換器の製造方法において、 前記ろう付け工程(S3)の前に、前記熱交換器または
    コア部(41)にろう付け用のフラックスを塗布するフ
    ラックス塗布工程(S2)を有し、前記コーティング工
    程(S5)の前に、前記ろう付けされた熱交換器または
    コア部(41)の内表面から前記フラックスを除去する
    洗浄工程(S4)を有することを特徴とする燃料電池用
    循環水熱交換器の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    記載の燃料電池用循環水熱交換器の製造方法において、 前記コーティング工程(S5)は、 コート剤を所定の濃度で溶剤に希釈したコーティング液
    を前記熱交換器またはコア部(41)内に充満した後前
    記コーティング液を前記熱交換器またはコア部(41)
    内から排出して前記熱交換器またはコア部(41)の内
    表面にコーティング液を塗布する塗布工程(S6)と、 前記熱交換器またはコア部(41)の内表面に塗布され
    たコート剤を乾燥する乾燥工程(S7)と、 前記コート剤を前記熱交換器またはコア部(41)の内
    表面に焼き付ける焼き付け工程(S10)と、 を有することを特徴とする燃料電池用循環水熱交換器の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の燃料電池用循環水熱交換
    器の製造方法において、 前記乾燥工程(S7)は、 前記チューブ(19)を上下方向に位置させた状態で乾
    燥させる直立乾燥工程(S8)と、 前記チューブ(19)を水平方向に位置させた状態で乾
    燥させる水平乾燥工程(S9)と、を有することを特徴
    とする燃料電池用循環水熱交換器の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし請求項5のいずれか1項
    記載の燃料電池用循環水熱交換器の製造方法において、 前記洗浄工程(S4)を、加熱された純水を用いて行う
    ことを特徴とする燃料電池用循環水熱交換器の製造方
    法。
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