JP4252422B2 - 熱交換器のコーティング層形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば燃料電池自動車の冷却系で用いられる熱交換器のコーティング層形成方法に関する。
例えば、駆動源として燃料電池を搭載した燃料電池自動車であるFCEV車(fuel cell electric vehicle)の冷却系には、電極等の導電性部材が燃料電池内部に多く存在するため、感電防止の観点より冷媒の導電性を低レベルにする必要があり、極めて導電性の小さい純水が使用されている。又、冷却系システムの構成部品としては、導電率を悪化させないようにするために極力ステンレスを使用し、熱交換器は軽量小型化のためにアルミニウムを使用している。
しかし、熱交換器をアルミニウムで形成した場合、純水によってアルミニウムが腐食したり、その腐食したアルミニウム金属が純水に混入して純水導電率が悪化したりすることがある。これを防止するべく、純水の流通路となるチューブ及びタンク部材の内表面に熱硬化型有機樹脂(フェノール系、アクリル系、エポキシフェノール系)のコーティング層を形成する技術が特許文献1に開示されている。
コーティング層を形成するコーティング工程は、チューブ及びタンク部材の内表面にコーティング液を塗布する塗布工程と、塗布したコーティング液を乾燥させる乾燥工程と、乾燥したコーティング液を加熱してコーティング剤を内表面に焼き付ける焼き付け工程とからなる。
上記従来の塗布工程では、図5に示すように、コーティング液漕100のホース101を熱交換器102の下方に位置するタンク部材103aのパイプ104aに接続し、コーティング液漕100の加圧によってコーティング液110を熱交換器102の流通路の全域に注入する。つまり、コーティング液110の液位を、上方位置のタンク部材103bの上面まで注入する。
そして、注入後にはコーティング液漕100を熱交換器102の下方位置とし、コーティング液110の自重により注入したコーティング液110を流通路より排出する。すると、チューブ105及びタンク部材103a,103bの内表面にはコーティング液110がその粘性により付着状態で残り、当該コーティング液110が内表面に塗布される。
特開2001−167782号公報(第4頁及び第5頁、図1及び図2)
しかしながら、熱交換器102は各チューブ105の端部がタンク部材103a,103bの内部に挿入された状態で連結されているので、図6に示すように、上方位置のタンク部材103b内ではチューブ105の突出高さhよりコーティング液110の液位が高くならないと当該コーティング液110がチューブ105側に流出しない。つまり、前記した塗布方法では、コーティング液110の液切りおよび排液が困難になり、液溜まりが発生する。
これにより、上方位置のタンク部材103bの底面側に形成されるコーティング層の膜厚が、例えば100μm程度と他の部分に較べて非常に厚くなる。コーティング層の膜厚が50μm以上になると、ヒートショック性が劣化して塗膜剥がれ等の不具合が発生すると共に熱交換性能が悪化する。
また、塗布工程後の乾燥工程にあって、チューブ105の内表面に塗布されたコーティング液110は、図7に示すように、チューブ105の内表面を自重によって落下して下方のタンク部材103aに滴下する。従来の塗布工程ではチューブ105の全域にコーティング液110が塗布され、その絶対量が多いために下方位置のタンク部材103aの底面側に形成されるコーティング層が他の部分に較べて非常に厚くなる。特に、チューブ105の端部には液溜まりが発生し易いことから、通路抵抗の増加を招いたり、通路を塞いでしまうことになりかねない。
そこで、本発明は、コーティング層の膜厚が非常に厚くなることに起因する塗膜剥がれ等の不具合と熱交換性能の悪化とを防止できる熱交換器のコーティング層形成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、複数の並設されたチューブとこの各チューブの両端がそれぞれ内部に挿入された状態で連結された一対のタンク部材とを有し、内部が循環水の流通路とされる前記チューブ及び前記タンク部材の内表面にコーティング液を塗布する塗布工程と、塗布したコーティング液を乾燥させる乾燥工程と、乾燥したコーティング液を加熱してコーティング剤を内表面に焼き付ける焼き付け工程とによって前記チューブ及び前記タンク部材の内表面にコーティング層を形成する熱交換器のコーティング層形成方法であって、前記塗布工程では、前記熱交換器の向きを前記チューブの長手方向を上下方向として配置し、下方位置のタンク部材よりコーティング液を前記流通路に流入し、コーティング液の液位を上方位置の前記タンク部材よりも下方位置まで流入し、その後にコーティング液を前記流通路から排出し、次に、前記熱交換器の向きを上下逆転して配置し、下方位置のタンク部材よりコーティング液を前記流通路に流入し、コーティング液の液位を上方位置の前記タンク部より下方位置で、且つ、前回の液位を越える位置まで流入し、その後にコーティング液を前記流通路から排出することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の熱交換器のコーティング層形成方法であって、各塗布工程における前記コーティング液の液位は、前記チューブの1/2高さ位置より高く、上方位置の前記タンク部材の底面高さより低い位置に設定したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、各コーティング液の塗布過程では、下方位置のタンク部材内にはコーティング液が注入されるために双方のタンク部内にコーティング液が塗布されるが、各コーティング液の塗布過程では、上方位置のタンク部材までコーティング液が注入されない。そのため、上方位置のタンク部材内ではチューブの突出高さに相当するコーティング液が排出されずに残存することがなく、上方位置のタンク部材の底面側に形成されるコーティング層が他の部分に較べて厚くならない。又、2回目のコーティング液の塗布過程では、チューブの全域にコーティング液が注入されずにその絶対量が少ない。従って、自重によりチューブの内表面を伝って下方位置のタンク部材に滴下されるコーティング液量が従来例に較べて少ないため、下方位置のタンク部材の底面側に形成されるコーティング層が他の部分に較べて厚くならない。以上より、コーティング層の膜厚が局部的に厚くなることに起因する塗膜剥がれ等の不具合と熱交換性能の悪化とを防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、2回のコーティング液の注入によって確実にチューブの全域にコーティング液を塗布できる。又、コーティング液の液位を1回目と2回目でほぼ同じ位置とすることができるため、コーティング液の塗布作業が容易になる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は一実施形態を示し、図1は熱交換器1の正面図、図2は塗布工程の1回目のコーティング液12の注入状態を示す図、図3は塗布工程の2回目のコーティング液12の注入状態を示す図、図4は熱交換器1の製造方法の工程図である。
図1に示すように、熱交換器1は、チューブ2と冷却フィン3が交互に積層されたコア部4と、このコア部4の両端に固定された一対のタンク部材5a,5bとから成り、チューブ2、冷却フィン3及びタンク部材5a,5bの互いの接触箇所がろう付けによって固定されている。
チューブ2は、アルミニウム材より偏平長尺形状とされ、内部に循環水である純水の流通路が形成されている。
冷却フィン3は、アルミニウム材より波形状とされ、チューブ2内の純水と周囲通過の空気との熱交換を促進できるようになっている。
タンク部材5a,5bは、アルミニウム材より平板状に形成された座板7と、同じくアルミニウム材より底面が開口された断面略コ字状に形成されたタンクカバー8とからなり、内部に純水の流通路が形成されている。座板7とタンクカバー8との間はろう付けによって固定されている。各座板7には、適当間隔にチューブ嵌合孔(図示せず)が形成され、このチューブ嵌合孔にチューブ2の端部が挿入された状態で連結され、各タンク部材5a,5bとチューブ2の互いの流通路が連通されている。
各タンク部材5a,5bにはパイプ6a,6bがそれぞれ固定され、いずれか一方のパイプ6a(又は6b)が入口側パイプに、他方のパイプ6b(又は6a)が出口側パイプとされる。入口側パイプより流入した純水は、一方のタンク部材5a(又は5b)の流通路より各チューブ2の流通路を分流し、他方のタンク部材5b(又は5a)の流通路で再び合流して出口側パイプより流出する。
そして、熱交換器1の流通路を形成するチューブ2とタンク部材5a,5bの内表面には、熱硬化型有機樹脂(フェノール系、アクリル系、エポキシフェノール系)からなるコーティング層(図示せず)が形成されている。
次に、上記熱交換器1の製造工程を説明する。図4に示すように、熱交換器1は、組み付け工程(ステップS1)、フラックス塗布工程(ステップS2)、ろう付け工程(ステップS3)、洗浄工程(ステップS4)、コーティング工程(ステップS5)が行われることによって製造される。
組み付け工程(ステップS1)では、アルミニウム材のチューブ2と同じくアルミニウム材の冷却フィン3とを交互に積層してコア部4を組み、且つ、このコア部4の両端に一対のタンク部材5a,5bを仮組みする。具体的には、各チューブ2の端部をタンク部材5a,5bのチューブ嵌合孔(図示せず)に嵌合してコア部4とタンク部材5a,5bとを仮組みする。
フラックス塗布工程(ステップS2)では、仮組みした熱交換器1にフラックス水溶液を流しかけたり、シャワーする。そして、熱風でフラックス水溶液の水分を除去し、これでフラックスの塗布が完了する。
ろう付け工程(ステップS3)では、仮組みした熱交換器1を加熱処理して各チューブ2と各冷却フィン3と各タンク部材5a,5bの互いの接触箇所をろう付けして熱交換器1を本組みする。
洗浄工程(ステップS4)では、本組みした熱交換器1を例えば100℃の純水中に24時間浸漬することによりフラックスを除去する。
コーティング工程(ステップS5)では、フラックス除去した熱交換器1に対し、少なくとも純水の流路になる内面に樹脂コーティング液を塗布してコーティング層(図示せず)を形成する。具体的には、コーティング工程は、塗布工程(ステップS6)、乾燥工程(ステップS7)及び焼き付け工程(ステップS8)とから成る。
塗布工程(ステップS6)では、2回に分けてコーティング液12を熱交換器1の流通路に注入する。具体的には、図2に示すように、熱交換器1をチューブ2の長手方向Lを上下方向とし、且つ、一方のタンク部材5aを下方位置に、他方のタンク部材5bを上方位置にして載置する。
そして、熱交換器1の下方に位置するパイプ6aにコーティング液槽10のホース11を接続する。コーティング液槽10には、コーティング剤を所定の濃度で溶剤に希釈したコーティング液12が収容されており、さらに、コーティング液12を加圧する手段が備えられている。
そして、コーティング液槽10のコーティング液12を加圧すると、コーティング液12がホース11を通って熱交換器1の流通路内に注入される。注入されたコーティング液12は、下方位置のタンク部材5aに溜まる。下方位置のタンク部材5aが満タンになると、コーティング液12は、各チューブ2内に流入を開始し、注入量に応じてチューブ2内を徐々に上昇する。
注入するコーティング液12の液位は、チューブ2の長尺方向の長さをHとすると、チューブ2の1/2高さ位置(H/2)と上方位置のタンク部材5bの底面高さ位置との間とする。所定の液位までコーティング液12を注入し終わると、コーティング液槽10を熱交換器1の下方位置に移動する等によってコーティング液12を熱交換器1の流通路から排出する。すると、チューブ2の液位高さより下方の内表面と下方位置のタンク部材5aの全域の内表面にはコーティング液12がその粘性により付着状態で残りコーティング液12が内表面に塗布される。これで、1回目のコーティング液12の注入が完了する。
次に、図3に示すように、1回目とは熱交換器1の上下方向を逆転し、他方のタンク部材5bを下方位置に、一方のタンク部材5aを上方位置にして載置する。熱交換器1の下方に位置するパイプ6bにコーティング液槽10のホース11を接続する。そして、コーティング液槽10のコーティング液12を加圧すると、コーティング液12がホース11を通って熱交換器1の流通路内に注入される。注入するコーティング液12の液位は、熱交換器1のチューブ2の1/2高さ(H/2)位置と上方位置のタンク部材5aの底面高さ位置との間とする。
所定の液位までコーティング液12を注入し終わると、コーティング液槽10を熱交換器1の下方位置に移動する等によってコーティング液12を熱交換器1の流通路から排出する。すると、チューブ2の液位高さより下方の内表面と下方位置のタンク部材5bの全域の内表面にはコーティング液12がその粘性により付着状態で残りコーティング液12が内表面に塗布される。これで、2回目のコーティング液12の注入が完了する。この2回のコーティング液12の注入によって、熱交換器1の各チューブ2と各タンク部材5a,5bの内表面の全域にコーティング液12が塗布される。
乾燥工程(ステップS7)では、熱交換器1をそのチューブ2の長手方向Lが上下方向となる姿勢、塗布工程の2回目の注入時と同じ姿勢で配置し、常温で放置する。放置時間は、10分〜30分の間とする。
焼き付け工程(ステップS8)では、熱交換器1を焼き付け炉内に配置し、熱交換器1を焼成することによりコーティング剤をチューブ2及びタンク部材5の内表面に焼き付ける。以上により、熱交換器1の製造が完了する。
上記塗布工程にあって、2回に亘る各コーティング液の注入過程では、下方位置のタンク部材5a,5b内にはコーティング液12が注入されるために双方のタンク部5a,5b内にコーティング液12が塗布されるが、各コーティング液12の注入過程では、上方位置のタンク部材5b(又は5a)までコーティング液12が注入されない。
そのため、上方位置のタンク部材5b(又は5a)内ではチューブ2の突出高さに相当するコーティング液12が排出されずに残存することがなく、上方位置のタンク部材5bの底面側に形成されるコーティング層が他の部分に較べて厚くならない。又、2回目のコーティング液12の注入過程では、チューブ2の全域にコーティング液が注入されずにその絶対量が従来例に較べて少ない。
従って、塗布工程後にあって、自重によりチューブ2の内表面を伝って下方位置のタンク部材5bに滴下されるコーティング液量が従来例に較べて少ないため、下方位置のタンク部材5bの底面側に形成されるコーティング層が他の部分に較べて厚くならない。以上より、コーティング層の膜厚が局部的に厚くなることに起因する塗膜剥がれ等の不具合と熱交換性能の悪化とを防止できる。
この実施の形態では、各注入工程におけるコーティング液12の液位をチューブ2の1/2位置より高く、上方位置のタンク部材5b(又は5a)の底面高さ位置より低く設定したので、2回のコーティング液12の注入によって確実にチューブ2の全域にコーティング液12を塗布できる。又、注入するコーティング液12の液位を1回目と2回目でほぼ同じ位置とすることができるため、コーティング液12の注入作業を単純化できる。
なお、1回目と2回目のコーティング液12の液位は同じである必要がなく、2回のコーティング液12の注入によってチューブ2の全域にコーティング液が塗布できれば良い。つまり、2回目に注入するコーティング液12の液位を上方位置のタンク部5aより下方位置で、且つ、1回目の液位を越える位置まで流入させ、2回のコーティング液12の注入によってチューブ2の全域にコーティング液12を塗布するようにすれば良い。
尚、前記実施の形態では、コーティング液槽10のコーティング液12を加圧によって熱交換器1の流通路に注入したが、流通路を減圧状態として(バキュームして減圧させる)コーティング液12を注入し、且つ、減圧状態を解除してコーティング液12を排出するようにしても良い。
本発明の一実施形態を示し、熱交換器の正面図である。 本発明の一実施形態を示し、塗布工程の1回目のコーティング液の注入状態を示す図である。 本発明の一実施形態を示し、塗布工程の2回目のコーティング液の注入状態を示す図である。 本発明の一実施形態を示し、熱交換器の製造方法の工程図である。 従来例の塗布工程を示す図である。 従来例における上方位置のタンク部材内であって、コーティング液が底面側に溜まる様子を示す断面図である。 従来例における下方位置のタンク部材内であって、コーティング液がチューブより滴下される様子を示す断面図である。
符号の説明
1 熱交換器
2 チューブ
5a、5b タンク部材
12 コーティング液
L チューブの長手方向

Claims (2)

  1. 複数の並設されたチューブ(2)とこの各チューブ(2)の両端がそれぞれ内部に挿入された状態で連結された一対のタンク部材(5a),(5b)とを有し、内部が循環水の流通路とされる前記チューブ(2)及び前記タンク部材(5a),(5b)の内表面にコーティング液(12)を塗布する塗布工程と、塗布したコーティング液(12)を乾燥させる乾燥工程と、乾燥したコーティング液(12)を加熱してコーティング剤を内表面に焼き付ける焼き付け工程とによって前記チューブ(2)及び前記タンク部材(5a),(5b)の内表面にコーティング層を形成する熱交換器(1)のコーティング層形成方法であって、
    前記塗布工程では、前記熱交換器(1)の向きを前記チューブ(2)の長手方向(L)を上下方向として配置し、下方位置のタンク部材(5a)よりコーティング液(12)を前記流通路に流入し、コーティング液(12)の液位を上方位置の前記タンク部材(5b)よりも下方位置まで流入し、その後にコーティング液(12)を前記流通路から排出し、次に、前記熱交換器(1)の向きを上下逆転して配置し、下方位置のタンク部材(5b)よりコーティング液(12)を前記流通路に流入し、コーティング液(12)の液位を上方位置の前記タンク部(5a)より下方位置で、且つ、前回の液位を越える位置まで流入し、その後にコーティング液(12)を前記流通路から排出することを特徴とする熱交換器(1)のコーティング層形成方法。
  2. 請求項1記載の熱交換器(1)のコーティング層形成方法であって、
    各塗布工程における前記コーティング液(12)の液位は、前記チューブ(2)の1/2高さ位置より高く、上方位置の前記タンク部材(5a),(5b)の底面高さより低い位置に設定したことを特徴とする熱交換器(1)のコーティング層形成方法。
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