JP2001166180A - 光コネクタの組立方法及び光コネクタの組立工具 - Google Patents
光コネクタの組立方法及び光コネクタの組立工具Info
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Abstract
し、簡単かつ安価に光コネクタの組立てが行えるように
した光コネクタの組立方法及び組立工具を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 本発明による光コネクタの組立方法は、
接続端面1aに形成した光接続口5から内部に向けて延
びる光ファイバ挿入部10を有するフェルール1に、光
ファイバ心線2を組み付け固定させる光コネクタの組立
方法であって、光ファイバ心線2の先端部分から露出さ
せた光ファイバ3を、フェルール1の光ファイバ挿入部
10内に後方から挿入させる工程と、フェルール1の接
続端面1aに向けて位置決め部材20を移動させる工程
と、位置決め部材20の先端面22aをフェルール1の
接続端面1aに押し付けるように前進させるのと連動さ
せて、光ファイバ心線2を接続端面1aに向けて付勢さ
せる工程とを備えた方法である。
Description
ファイバ心線の先端から露出させた光ファイバを、フェ
ルールに組み付け固定させるための光コネクタの組立方
法及び組立工具に関するものである。
クタを組立てる方法としては、光ファイバの被覆を加熱
機等で除去した後、接着剤を付着させた状態のフェルー
ルに光ファイバを挿入し、フェルールの接続端面から光
ファイバの先端面を突き出すようにしておく。その後、
フェルールと光ファイバを接着剤により固定する。そし
て、フェルールの接続端面を機械的に精密研磨加工しな
がら、光コネクタの接続端面と光ファイバの先端面とを
面一にしていた。
た従来の光コネクタの組立方法には、次のような課題が
存在していた。すなわち、このような組立てを現地で行
う場合、フェルールの接続端面から光ファイバを突き出
すような状態にした後、フェルールの接続端面を精密に
研磨加工する必要がある。従って、光コネクタの組立て
作業に時間がかかり、しかも、フェルールの接続端面を
研磨するための機器を現地に持ち込まなくてはならない
という問題点があった。
されたもので、特に、組立て時間の短縮を可能にし、簡
単かつ安価に光コネクタの組立てが行えるようにした光
コネクタの組立方法及び組立工具を提供することを目的
とする。
光コネクタの組立方法は、接続端面に形成した光接続口
から内部に向けて延びる光ファイバ挿入部を有するフェ
ルールに、光ファイバ心線を組み付け固定させる光コネ
クタの組立方法であって、光ファイバ心線の先端部分か
ら露出させた光ファイバを、フェルールの光ファイバ挿
入部内に後方から挿入させる工程と、フェルールの接続
端面に向けて位置決め部材を移動させる工程と、位置決
め部材の先端面をフェルールの接続端面に押し付けるよ
うに前進させるのと連動させて、光ファイバ心線を接続
端面に向けて付勢させる工程とを備えたことを特徴とす
る。
の接続端面に当接させる位置決め部材に光ファイバの先
端面を突き当て、所望の光コネクタを組立る方法であ
る。そして、この光ファイバ心線には、その後方から所
定の付勢力を与えることが必要であり、この付勢力を光
ファイバ心線に付与する場合、位置決め部材の前進と連
動させるようにすることで、光ファイバ心線に対する荷
重のかけ忘れを未然に防止し、組立ミスの発生を適切に
回避させるものである。このように、光ファイバ心線に
その後方から適切な付勢力を与える理由としては、光フ
ァイバ心線が多心の場合に、光ファイバの先端面の突当
てによって各光ファイバの先端面が確実に一列に整列す
ることになり、また、位置決め部材の先端面の一部が突
出して、フェルールの光接続口内に入り込む場合には、
光ファイバの先端面を光接続口内に引き込ませるように
埋設させることが可能になる。
いて、光ファイバ心線は、ベース上でガイドされながら
直線的にフリーに移動するスライダー上に配置させる。
このような方法を採用した場合、作業者の意志に沿っ
て、光ファイバ心線を、フェルールに向けて確実に移動
させることが可能となる。
いて、スライダーは、移動の方向に対して直交する方向
で中立位置に保持される。このような方法を採用した場
合、光ファイバに曲がり癖がついているときでも、スラ
イダーを、ベース上で左右に振りながら、作業者の目視
によって、光ファイバをフェルールの後方から簡単に差
込むことが可能となる。
いて、位置決め部材は、ベース上でガイドされながら直
線的にフリーに移動する位置決め部材固定部に装着させ
る。このような方法を採用した場合、作業者の意志に沿
って、位置決め部材を、フェルールに向けて確実に移動
させることが可能となる。
工具は、接続端面に形成した光接続口から内部に向けて
延びる光ファイバ挿入部を有するフェルールに、光ファ
イバ心線をベース上で組み付け固定させる光コネクタの
組立工具であって、光ファイバ心線を保持させる心線ホ
ルダと、ベースの上面に設けられると共に、フェルール
を装着させるフェルール固定部と、心線ホルダを装着さ
せると共に、ベース上でフェルール固定部に向けて移動
するスライダーと、フェルール固定部に装着させたフェ
ルールの接続端面に当接させる位置決め部材を装着させ
る位置決め部材固定部と、位置決め部材固定部をフェル
ール固定部に向けて移動させるのと連動させて、スライ
ダーをフェルール固定部に向けて付勢させる連動付勢手
段とを備えたことを特徴とする。
立作業性を考慮して、光ファイバ心線は心線ホルダに固
定される。そして、この心線ホルダはベース上で直線的
に移動するスライダーに実装させ、フェルールはフェル
ール固定部に装着され、位置決め部材は位置決め部材固
定部に装着され、これによって、ベース上でフェルール
と光ファイバと位置決め部材とを対峙させて配置させる
ことが可能となる。また、スライダーはフェルールに向
けて移動する結果、フェルール内に光ファイバを挿入さ
せることが可能となり、位置決め部材固定部はフェルー
ルに向けて移動する結果、位置決め部材とフェルールと
を当接させることが可能となる。この組立てにあたっ
て、光ファイバ心線には、その後方から所定の付勢力を
与えることが必要である。そこで、連動付勢手段を利用
し、位置決め部材固定部をフェルール固定部に向けて移
動させるのと連動させて、スライダーをフェルール固定
部に向けて付勢させる。これによって、スライダーを介
在させた光ファイバ心線の付勢を行わせる場合に、その
付勢力のかけ忘れを未然に防止し、組立ミスの発生を適
切に回避させることが可能となり、光コネクタの組立作
業性の向上に大きく寄与することになる。
いて、連動付勢手段は、位置決め部材の先端面をフェル
ールの接続端面に押し付けながら位置決め部材固定部を
前進させる際に、位置決め固定部の移動に連動させて、
スライダーをフェルール固定部に向けて付勢させる。こ
のような構成を採用した場合、位置決め部材の先端面を
フェルールの接続端面に押し付ける際に、光ファイバの
付勢力を発生させるようにしているので、常時、付勢力
を発生させることなく、必要な場合にのみ付勢力を発生
させ、長年の利用によって付勢力が弱まってくるような
事態を回避させることができると共に、付勢力によって
スライダーが不用意に移動してしまうような事態も回避
される。
いて、連動付勢手段は、ベースに回動自在に軸支される
と共に、先端を位置決め部材固定部に係合させる第1の
作動レバーと、ベースに回動自在に軸支されると共に、
先端に設けたスライダー付勢手段をスライダーに係合さ
せる第2の作動レバーと、ベース内に収容されると共
に、第1の作動レバーと第2の作動レバーとを連動させ
る連結バーとを有する。このような構成は、本発明を実
現する上で好適なものである。
いて、位置決め部材固定部は、内蔵させたバネによっ
て、位置決め部材に付勢力を与える。このような構成を
採用することで、位置決め部材とフェルールとを所定の
バネ力によって押し付けておくことができ、不用意にそ
の結合が外れることがない。
いて、位置決め部材固定部は、位置決め部材を収容し且
つ保持させるフローティングブロックと、バネによって
フローティングブロックを後方から付勢させると共に、
先端をホルダーの後面中央に押し当てた押圧ロッドとを
有する。このようなフローティングブロックを採用する
と、対面する位置決め部材とフェルールとが精度良く位
置合わせされていない場合でも、位置決め部材とフェル
ールとを確実に結合させることができる。例えば、フェ
ルールがフェルール固定部に正確に装着されなかった場
合や、位置決め部材がフローティングブロックに正確に
装着されなかった場合でも、フローティングブロックの
このような構成により、各部品の製造誤差等を許容しな
がら位置決め部材とフェルールとを確実に連結させるこ
とが可能となる。
コネクタの組立方法及び組立工具の好適な実施形態につ
いて詳細に説明する。
法及び組立工具に適用させるフェルールを示す平面図で
あり、図2はフェルールの正面図である。これら図面に
示す光コネクタ用フェルール1は、MTコネクタに利用
されるものであり、樹脂により一体成形させている。フ
ェルール1は、ガラスからなる8本(8心)の光ファイ
バ3をもったテープ状の光ファイバ心線(「テープ心
線」ともいう)2の先端部分に固定され、光ファイバ3
同士の光接続を可能にする部品である。そして、テープ
心線2をフェルール1に組付けたものが光コネクタ19
を構成することになる(図4参照)。
接続端面1aには、125μmの径の光ファイバ3に対
して126μm〜127μmの径を有する8個の光接続
口5が横一列に整列するように形成されている。また、
フェルール1の内部には、各光接続口5から内部に向け
て延在する光ファイバ挿入部10が設けられている。
と同径であり且つ各光接続口5から一直線状に延在する
光ファイバ位置決め孔4と、各光ファイバ位置決め孔4
から後方に一直線状に延在すると共に各光ファイバ位置
決め孔4の径よりも拡大した径をもつロート状の接着剤
充填孔6と、断面V字状又はC字状の光ファイバ整列溝
9とからならなる。また、この光ファイバ位置決め孔4
は、光ファイバ3の先端部分の位置決めを行って芯出し
を達成させる関係上、光ファイバ3と略同径をなす。そ
して、126μm程度の径の光ファイバ位置決め孔4に
対して、接着剤充填孔6は150μm〜250μmの径
に拡大されている。
部において、光ファイバ心線2の被覆部Fに装着させる
ゴム製のブーツA(図4参照)を固定させるための光フ
ァイバ導入口11が設けられている。この光ファイバ導
入口11と光ファイバ位置決め孔4との間には、粘度が
100〜3000cp程度の接着剤Rを収容させるため
の光ファイバ接着用凹部7が設けられ、この凹部7の頂
部には、接着剤Rを流し込むための矩形の開口をなす接
着剤充填窓8が形成されている。
全長に亙って延在する断面V字状又はC字状の光ファイ
バ整列溝9が8本形成され、各光ファイバ整列溝9は、
光ファイバ位置決め孔4の延長上に位置し、光ファイバ
位置決め孔4と光ファイバ導入口11との間に延在す
る。また、フェルール1の接続端面1aにおいて、8個
の光接続口5の両側には、ガイドピン(図示せず)を挿
入させるためのガイドピン挿入孔12が形成され、各ガ
イドピン挿入孔12は、光ファイバ挿入部10と平行で
フェルール1の全長に亙って貫通している(図1及び図
2参照)。
コネクタ19を組み立てるための工具について説明す
る。
工具30は、手で持てる程度の大きさと重量をもったベ
ースBを有している。このベースBの上面において、一
側には光ファイバ心線2を前後方向に移動させるスライ
ダー31が配置され、他側には、フェルール1と略同形
状の位置決め部材20を装着させるための位置決め部材
固定部32が配置され、スライダー31と位置決め部材
固定部32との間には首振りヘッド33が配置されてい
る。
られた左右一対のガイドレール34に沿って前後方向に
摺動し、各ガイドレール34は、スライダー31が首振
りヘッド33に対して進退する方向に延在する。そし
て、スライダー31は、バネによる付勢力によって中立
位置を維持しながら前後に自由に移動するようになって
いる。
上に実装させる手段として、心線ホルダ37が利用され
る。この心線ホルダ37は、長手方向に被覆部収容溝3
8aをもったホルダ本体38と、ホルダ本体38に対し
て開閉する蓋部39とを有している。この蓋部39は、
ホルダ本体38に対して磁石により連結させ得る。従っ
て、被覆部収容溝38a内に光ファイバ心線2を収容し
た状態で、蓋部39を閉めると、心線ホルダ37に対し
て光ファイバ心線2をワンタッチで固定させることがで
きる。
ベースB上で上下に揺動するように軸支された首振りヘ
ッド33が配置されている。この首振りヘッド33は、
ベースBに立設させた左右一対の支持部41に設けられ
た回動軸41aに揺動自在に取り付けられている。よっ
て、首振りヘッド33が支持部41に揺動自在に取り付
けられた状態でフェルール固定部35が構成される。こ
の首振りヘッド33には、フェルール1の各ガイドピン
挿入孔12(図1参照)内に後方から差し込むための左
右一対のガイドピン42が設けられ、各ガイドピン42
は、位置決め部材固定部32に向けて突出する。そし
て、ガイドピン42にフェルール1を差し込み固定させ
ると、首振りヘッド33にフェルール1を確実に装着さ
せることができると同時に、光ファイバ3の延長上にフ
ェルール1を配置させることになる。
31によって前進してきた光ファイバ3を差し入れるた
めの断面U字状の貫通孔43が形成されている。この貫
通孔43は、左右のガイドピン42間に位置すると共
に、フェルール1の光ファイバ導入孔11に対面させて
いる。
に差し込んだ状態で首振りヘッド33に固定させ、スラ
イダー31を前進させることによって、光ファイバ3は
フェルール1のブーツA側から差し込まれることにな
る。そして、光ファイバ3は、スライダー31の前進に
伴って、フェルール1の光ファイバ位置決め孔4内に挿
入されることになる(図45及び図46参照)。
動する位置決め部材固定部32が設けられている。すな
わち、位置決め部材固定部32は、ベースBに設けられ
た左右一対のガイドレール47に沿って前後方向に摺動
し、このガイドレール47は、位置決め部材固定部32
が首振りヘッド33に対して進退する方向に延在する。
また、位置決め部材固定部32は、ガイドピン48をも
った位置決め部材20(図44参照)を装着させるため
のフローティングロッド49を有している。このフロー
ティングブロック49内には、位置決め部材20を差し
込み固定させるための収容凹部44が形成されている。
位置決め部材固定部32は、フローティングブロック4
9を後方から付勢する押圧ロッド45を有している。こ
の押圧ロッド45の先端は、フローティングブロック4
9の後面49aの中央に設けた三角錐状の係止凹部49
b内で突き当てられて、この押圧ロッド45の後部には
バネ当て部品45aが取り付けられている。そして、位
置決め部材固定部32内に収容させた圧縮バネ46によ
って、バネ当て部品45aを介して押圧ロッド45を前
方へ付勢させ、この押圧ロッド45の先端によりフロー
ティングブロック49を付勢支持している。
置決め部材固定部32内に設けられたフローティング空
間S内に収容させている。したがって、フローティング
ブロック49は、フローティング空間S内において、押
圧ロッド45の先端で支持され、バネ46の付勢力で規
制されながら動き得る。
採用すると、対面する位置決め部材20とフェルール1
とが精度良く位置合わせされていない場合でも、ガイド
ピン48を介して位置決め部材20とフェルール1とを
結合させることができる。例えば、フェルール1が首振
りヘッド33に正確に装着されなかった場合や、位置決
め部材20がフローティングブロック49に正確に装着
されなかった場合でも、フローティングブロック49の
前述したようなフローティング機構により、その結合誤
差を許容しながら、位置決め部材20とフェルール1と
を確実に連結させることができる。更に、フローティン
グ機構の採用により、フェルール1の外形寸法誤差やガ
イドピン挿入孔12の寸法誤差などをも許容することが
可能となる。
ール固定部35に向けて移動させるのと連動させて、ス
ライダー31及び位置決め部材固定部32をフェルール
固定部35に向けて自動的に付勢させる連動付勢手段5
0について説明する。
示すように、作業者の操作によらずとも、位置決め固定
部32及びスライダー31に自動的に付勢力を与える機
構であると同時に、ベースBに内蔵させることで、作業
者の邪魔にならない。具体的にこの連動付勢手段50
は、位置決め部材固定部32の下方に位置して、ベース
Bに軸部51を介して取り付けられた第1の作動レバー
52と、スライダー31の下方に位置して、ベースBに
軸部53を介して取り付けられた第2の作動レバー54
とを有し、第1の作動レバー52と第2の作動レバー5
4とを連結バー55によって接続させている。
位置決め部材固定部32の下面に形成した切込み溝63
内に差込まれ、位置決め部材32のフリーな前進の後に
付勢力を発生させるようにしている。また、第2の作動
レバー54は、スライダー31のフリーな前進の後に付
勢力を発生させるものであり、第2の作動レバー54
は、その回動時にスライダー31の後端に当接する。ま
た、連結バー55の一端は、軸部51の下方に位置する
連結ピン56を介して第1の作動レバー53に取り付け
られ、連結バー55の他端は、軸部53の上方に位置す
る連結ピン56を介して第2の作動レバー54に取り付
けられている。
スライダー31に所定のバネ力を付与するためのスライ
ダー付勢手段58が設けられている。このスライダー付
勢手段58は、スライダー31の後端に当接させる押圧
ピン59と、この押圧ピン59に付勢力を与える圧縮バ
ネ60とからなる。
を復帰させるための戻しバネ61が設けられ、この戻し
バネ61の一端は連結バー55に固定され、この他端は
ベースBに設けた引掛けピン62に固定されている。こ
の戻しバネ61を設けることで、位置決め部材固定部3
2のリリース後に、自動的に位置決め部材固定部32を
後退させることができる。
明する。図10に示すように、スライダー31を首振り
ヘッド33に向けて前進させ、フェルール1内に光ファ
イバ3を差込むようにする。このとき、連動付勢手段5
0は全く動作しない。その後、図11に示すように、位
置決め部材固定部32を首振りヘッド33に向けて前進
させが、このとき、位置決め部材固定部32は、切込み
溝63によって第1の作動レバー52に影響されずにフ
リーに前進する。そして、更に位置決め部材固定部32
を前進させ続けると、第1の作動レバー52に切込み溝
63の後壁63aが突き当たり、位置決め部材固定部3
2の前進に伴って第1の作動レバー52が立ってくる。
これによって、連結バー55を介して第2の作動レバー
54も回動を開始する。
材20とフェルール1との端面同士が当たるまで位置決
め部材固定部32を前進させると、連結バー55の戻し
バネ61の付勢力に抗して、第1の作動レバー52及び
第2の作動レバー54が更に立ってくる。このとき、第
2の作動レバー54の押圧ピン59でスライダー31の
後端を押すことになるので、圧縮バネ60の付勢力によ
りスライダー31が押される。これによって、心線ホル
ダ37に取付けられた光ファイバ心線2を後方から付勢
することになり、光ファイバ心線2には、所定の付勢力
が付与され続けると同時に、光ファイバ3の先端が位置
決め部材20に所定のバネ力で押し付けられることにな
る。
材20がフェルール1に当たった状態で、位置決め部材
固定部32を更に前進させる。すると、位置決め部材2
0自体が後退を開始し、位置決め部材20には、押圧ロ
ッド45によって所定のバネ力が付与され続けることに
なる(図15及び図20参照)。そして、この状態で位
置決め部材固定部32を停止させることにより、位置決
め部材20及び光ファイバ3に対して所定の付勢力を付
与した状態が保持され続けることになる。
の押し込みによって、光ファイバ心線2に50〜100
g程度の弱い付勢力を発生させるような圧縮ばねが採用
される。この程度の付勢力を採用する理由としては、光
ファイバ3の先端面3aを位置決め部材20に押し当て
る際の加圧力は、光ファイバ3が4心の場合には50g
程度が好適であり、光ファイバ3が8心の場合には心数
に比例して増加させ、100g程度が好適となるからで
ある。そして、このような適切な加圧力によって、たと
え座屈をしたとして、座屈による光ファイバ3の曲げ半
径が大きいため、長期的な信頼性も十分確保でき、各光
ファイバ3の先端面3aを一列に整列させることができ
る。
の接続端面1aに位置決め部材20の前面22aが当た
った後に、押圧ロッド45の所定量の押し込みにより、
位置決め部材20に500〜1000g程度の比較的強
い付勢力を発生させるような圧縮ばねが採用されてい
る。
態を維持させる停止手段65について説明する。図14
に示すように、停止手段65は、位置決め部材固定部3
2の後部で上下に貫通するように配置させたリリースボ
タン66と、ベースB内でバネ67によって下方から付
勢させたストッパ64と、位置決め部材固定部32の底
面に設けてストッパ64の上端が差込まれる切込み溝6
8と、切込み溝68の終端でストッパ67の上端が入り
込む凹部69とからなる。この場合、リリースボタン6
6による停止解除を可能にするため、リリースボタン6
6の下端が凹部69内に臨むようにしている。
5に示すように、位置決め部材固定部32を前進させ続
け、凹部69内にストッパ64の上端が入り込むこと
で、リリースボタン66が持ち上げられ、位置決め部材
固定部32を強制的に停止させると共に、その状態を維
持し続けることが可能となる。そして、光コネクタの組
立て作業が完了した時点で、図16に示すように、リリ
ースボタン66を指で押し込むことにより、凹部69か
らストッパ64が外れる。その後、図17に示すよう
に、リリースボタン66を押しつつ、位置決め部材固定
部32を僅かに後退させる。すると、図13に示すよう
に、位置決め部材固定部32に第1の作動レバー52が
係合した状態になっているので、位置決め部材固定部3
2は、連動付勢手段50の戻しバネ61の付勢力によっ
て、フェルール1から離れるように自動的に素早く後退
することになる(図18参照)。
ァイバ挿入部10内に確実に挿入させるため、前述した
ように、フェルール固定部35の首振りヘッド33を適
切に揺動させる必要がある。この首振りヘッド33の自
動揺動を実現する手段について説明する。
イダー31は、首振りヘッド33とベースBとの間に挿
入させて首振りヘッド33を揺動させる第1の差込み部
70を有している。この第1の差込み部70は、首振り
ヘッド33に向けて延在すると共に、ベースBの表面に
沿って摺動する。また、首振りヘッド33の前端下部に
は舌片71が突出し、第1の差込み部70の上面には、
その前進に伴って舌片71を持ち上げる作動部72が突
出して設けられている。
1の下端を押し続けることで、揺動自在に軸支された首
振りヘッド33の前端が持ち上げられることになる。ま
た、舌片71は、軸部71aによって回動自在に支持さ
れると共に、作動部72が前進する際、首振りヘッド3
3に係止した状態となって首振りヘッド33を持ち上げ
る。これに対して、作動部72が後退する際、舌片71
は、逃げるように回動する。
72の後方には、スライダー31の移動を停止させる突
当て部73が上方に向けて突出している。また、首振り
ヘッド33の後端下部には、この突当て部73に当接し
てスライダー31の移動を停止させる係止部74が下方
に向けて突出している。そして、この係止部74の下面
には、突当て部73を確実に停止させるため、突当て部
73を滑り込ませる水平面74aと、突当て部73を突
き当てる垂れ面74bとから形成されている。
るために、首振りヘッド33の上端には、これを手動回
動させる操作レバー77が設けられている。そして、作
業者の意志により操作レバー77を下げたり上げたりす
ることで、首振りヘッド33を適切に手動揺動させるこ
とができる。
部70とは別に、首振りヘッド33とベースBとの間に
挿入させる第2の差込み部75が設けられている。この
第2の差込み部75は、第1の差込み部70と平行で首
振りヘッド33に向けて延在すると共に、ベースBの表
面に沿って摺動する。また、第2の差込み部75は、首
振りヘッド33の下端に設けた凸部76の下面76aに
当接して、首振りヘッド33の回動を規制する所定長さ
の揺動規制面75aを有している。
込み部75を滑り込ませておき、首振りヘッド33の凸
部76が第2の差込み部75の揺動規制面75a上に載
せることで、首振りヘッド33の回動を規制する。これ
によって、スライダー31を前進させた場合でも、首振
りヘッド33の揺動規制を維持したまま、光ファイバ3
を首振りヘッド33内へ真っすぐ差込むことができる。
なお、この第2の差込み部75は、首振りヘッド33を
自動的に揺動させる前工程で利用するため、第1の差込
み部70より前方へ突出させている。そして、第2の差
込み部75には、スライダー31の戻り防止用のストッ
パ78が突設され、このストッパ78と凸部76との協
働によりスライダー31の不意の戻りを防止している
(図28参照)。
ファイバ挿入部10内に確実に挿入させる際の首振りヘ
ッド33の揺動について説明する。
ッド33の下に第2の差込み部75の揺動規制面75a
を滑り込ませておくことで、光ファイバ3の前方でフェ
ルール1を水平状態に静止させ続ける。次に、図22及
び図30に示すように、スライダー31を前進させるこ
とで、水平状態のフェルール1内に光ファイバ3が真っ
すぐに挿入される。そして、光ファイバ3の先端が光フ
ァイバ挿入部10の光ファイバ整列溝9に差しかかる
と、作動部72が係止部74の垂れ面74bに当たり、
スライダー31を一旦停止させる。
操作レバー77を指で押し下げることにより、軸部41
aを中心に首振りヘッド33が回動し、フェルール1の
光接続口1a側が下げられる。これによって作動部72
と係止部74との当接が解除されると同時に、光ファイ
バ挿入部10が前下がりの状態になる。これは、曲がり
癖のついた光ファイバ3がそのまま直進した場合に、光
ファイバ3の先端が光ファイバ挿入部10に衝突して、
光ファイバ3が折れてしまうことを適切に回避させるた
めである。
スライダー31を前進させと、光ファイバ3の先端が光
ファイバ挿入部10の上方の位置まで移動するが、この
とき、舌片71に作動部72が当接する。その後さらに
スライダー31を前進させ続けると、図25及び図33
に示すように、作動部72によって舌片71を押し続け
ることにより、首振りヘッド33の光接続口1a側が持
ち上げられ、光ファイバ挿入部10が前上がりの状態に
なる。これにより、光ファイバ挿入部10が光ファイバ
3の先端を受け入れ易くなる。
1を更に前進させると、図26及び図27に示すよう
に、光ファイバ3は光ファイバ挿入部10に沿うように
差込まれ続ける。このとき、舌片71は、作動部72の
傾斜面72aに沿って徐々に下降を開始し、最終的に、
図28及び図34に示すように、光ファイバ3の先端が
フェルール1の接続端面1aから突出し、舌片71が傾
斜面72aから外れることで、首振りヘッド33が水平
状態に復帰することになる。
3に曲がり癖が付いていて反っているような場合でも、
光ファイバ3をフェルール1内に適切に挿入させること
ができる。なお、首振りヘッド33のこのような動作
は、図示しない所定のカム機構でも実現できる。
ー31は、中立位置に保持されることになる。具体的
に、スライダー31は、2個のバネ80によって付勢さ
せたガイド板81を左右に配置させ、各ガイド板81で
スライダー31の両側を挟むようにする。これによっ
て、スライダー31は、その両側から等しい力で付勢さ
れ続けると同時に、スライダー31の移動方向に延びる
ガイド板81に沿って確実に進退する。
示すように、光ファイバ3に曲がり癖がついている場
合、光ファイバ3をフェルール1に対して真っすぐに差
込むことができない。そこで、このような場合、光ファ
イバ3の曲がり具合に応じ、作業者の目視によって、ス
ライダー31上の心線ホルダ37を作業者の指によって
所定の方向に傾け、光ファイバ3をフェルール1に確実
に差込む。
光コネクタ19の組立方法について、概略図を利用して
説明する。
39に示すように、ジルコニア(セラミックス)、ガラ
ス、結晶化ガラス又は樹脂等からなる略直方体形状の位
置決め部材20を準備する。この位置決め部材20は、
前述したフェルールと外形寸法を略同一にした本体部2
1を有している。この本体部21における前端面21a
の中央には、直方体形状のフェルール突当て部22が一
体に設けられ、フェルール突当て部22の前面22aが
位置決め部材20の前面となる。このフェルール突当て
部22は、例えば0.5mm程度の突出量をもって前端
面21aに一体成形させている。
縦幅は、光接続口5と同等な配列ピット(例えば0.2
5mm)をもつ8本の位置決め凸部23を横一列に配列
させ得るのに十分な寸法(例えば横幅2.5mm、縦幅
0.5mm)を有している。そして、本体部21には、
前端面21aから延びて、フェルール突当て部22の両
側方に位置させたガイドピン挿入孔25が形成されてい
る。各ガイドピン挿入孔25は、前述したフェルール1
のガイドピン挿入孔12に一対一で対峙させることがで
きるように配置され、光コネクタの組立て時に利用され
るものである。
μm程度の寸法をもったガラス製の光ファイバSで形成
させると共に、1μm程度の突出量を作り出すようにし
てフェルール突当て部22に埋設させている。すなわ
ち、図39に示すように、位置決め部材20には、本体
部21を貫通するように、フェルール突当て部22から
内方に向けて真っすぐ延びる光ファイバ挿入孔24が形
成され、この光ファイバ挿入孔24内に直径100μm
程度の光ファイバPを接着剤を介して固定させている。
込む前段階において、光ファイバSの先端面を放電加工
又は研磨加工により丸めておくことで、突き出させた位
置決め凸部23において、光ファイバ押当て面23aの
周縁部が面取りされた状態となる。従って、位置決め凸
部23がフェルール1の光接続口5内に入り易くなる。
それと同時に、光コネクタ組立て時において、光ファイ
バ3の先端面3aが位置決め凸部23の光ファイバ押当
て面23aに当たる場合に、光ファイバ3の先端面3a
が傷つけられることがなく、光ファイバ3の先端面3a
の欠けを誘発する虞れもなく、光ファイバ3の光学特性
安定化に寄与する。
ール1内の光ファイバ3と同質な光ファイバSの先端部
分で形成させると、光コネクタ組立て時において、光フ
ァイバ3と光ファイバSとの突き合わせが可能となり、
同質の材料であるがゆえに互いに傷がつきにくく、位置
決め部材20の長期的な使用が可能となる。
して、先ず、図40及び図41に示すように、8本の光
ファイバ3をもった光ファイバ心線2を心線ホルダ37
に装着させる。この状態で、光ファイバ心線2の先端部
分から所定長の被覆部Fを加熱式リムーバ等により除去
し、8本の光ファイバ3を露出させた状態にしてアルコ
ール等で被覆屑を拭き取る。そして、各光ファイバ3を
カッタ等で一列に揃えるように所定の長さに切断する。
なお、必要に応じ、放電加工により光ファイバ3の先端
面3aのエッジ除去処理を行うこともある。これは、フ
ェルール1に光ファイバ3を挿入させる際に、光ファイ
バ3がフェルール1に接触することで起こる端面欠けを
無くすことと、挿入作業の迅速化を目的とする。
ルール1にゴム製のブーツAを装着した状態で、首振り
ヘッド33のガイドピン42をフェルール1のガイドピ
ン挿入孔12に差し込む。その後、スライダー31上に
心線ホルダ37を載置させる。また、位置決め部材固定
部32の収容凹部44内に位置決め部材20を差し込
む。このとき、位置決め部材20は、1000g程度の
力によってアシストされている。なお、位置決め部材2
0の各ガイドピン挿入孔25内にガイドピン48の片側
を挿入させておく。
ール1の後方に光ファイバ心線2を配置させ、フェルー
ル1の前方に位置決め部材20を配置させ、それぞれの
部品が一列に整列するようにしておく(図44参照)。
この状態から、図45に示すように、作業者自身が、ベ
ースB上でスライダー31をフェルール1に向けて前進
させ、前述した第1の差込み部70や第2の差込み部7
5を利用して、図21〜図34に示すように首振りヘッ
ド33を揺動させながら、フェルール1の各光ファイバ
整列溝9内に各光ファイバ3を挿入させる。
ル1の接続端面1aから所定量(例えば最大で0.5m
m程度)だけ光ファイバ3を突出させたところで、スラ
イダー31の移動を停止させる。なお、この突出量は、
8本の光ファイバ3の不揃い量を考慮したものである。
作業者自身が、ベースB上で位置決め部材固定部32を
フェルール1に向けて前進させ、位置決め部材20のガ
イドピン48をフェルール1のガイドピン挿入孔12内
に差し込むようにする。そして、位置決め部材20の前
面の一部をなすフェルール突当て部22の前面22aが
フェルール1の接続端面1aに当接する直前において、
光ファイバ3の先端面3aが位置決め部材20の位置決
め凸部23に当接した状態となる。そして、位置決め部
材固定部32を更に押し込むことにより、前述した連結
付勢手段50が動作を開始する。
部23は、光ファイバ3の先端面3aを押し戻しながら
前進し、最終的に光ファイバ位置決め孔4の中に1μm
程度入り込むことになる。それと同時に、フェルール1
の接続端面1aと位置決め部材20の前面22aとが当
接し、1000g程度の荷重をもって位置決め部材20
がフェルール1に対してしっかりと固定されることにな
る。また、光ファイバ3の先端面3aは、フェルール1
内に押し戻されつつ、バネ60によって100g程度の
力で保持される。その結果として、光ファイバ3は座屈
することなく、各光ファイバ3の先端面3aを、光接続
口5内に埋設させると同時に一列に揃わせることができ
る。
凹部7内に接着剤Rを注入する。この接着剤Rは、粘度
が100〜3000cPの高速硬化型接着剤であり、例
えば、シアノアクリレート系の瞬間接着剤などである。
このような粘度の接着剤Rは、フェルール1と光ファイ
バ3とを接着させる上で適度な流動性を有し、接着剤R
が光ファイバ位置決め孔4を通って光接続口5から流れ
出さないことが実験により確かめられている。特に、シ
アノアクリレート系の瞬間接着剤Rは、適切な硬化時間
(例えば1分以下)をもつものであり、組立て時間の短
縮に寄与するものである。
ァイバ3がフェルール1に固定された後、図49に示す
ホルダクランプHのレバー80を回動させ、クランパー
81で心線ホルダ37を上から押さえ込み、ベースBに
心線ホルダ37をしっかりと固定させておく。その後、
リリースボタン66を押し込むことで、位置決め部材固
定部32をフリーな状態にすると同時にバネ力によって
強制的に後退させる。そして、心線ホルダ37の蓋部3
9を開けて光ファイバ心線2を取り出しながら、首振り
ヘッド33のガイドピン42からフェルール1を抜き取
ることで、工具30による光コネクタ19(図4参照)
の組立て作業が完了する。
は、次のような効果を得る。すなわち、接続端面に形成
した光接続口から内部に向けて延びる光ファイバ挿入部
を有するフェルールに、光ファイバ心線を組み付け固定
させる光コネクタの組立方法であって、光ファイバ心線
の先端部分から露出させた光ファイバを、フェルールの
光ファイバ挿入部内に後方から挿入させる工程と、フェ
ルールの接続端面に向けて位置決め部材を移動させる工
程と、位置決め部材の先端面をフェルールの接続端面に
押し付けるように前進させるのと連動させて、光ファイ
バ心線を接続端面に向けて付勢させる工程とを備えたこ
とにより、組立て時間の短縮を可能にし、簡単かつ安価
に光コネクタの組立てが可能となる。
では、次のような効果を得る。すなわち、接続端面に形
成した光接続口から内部に向けて延びる光ファイバ挿入
部を有するフェルールに、光ファイバ心線をベース上で
組み付け固定させる光コネクタの組立工具であって、光
ファイバ心線を保持させる心線ホルダと、ベースの上面
に設けられると共に、フェルールを装着させるフェルー
ル固定部と、心線ホルダを装着させると共に、ベース上
でフェルール固定部に向けて移動するスライダーと、フ
ェルール固定部に装着させたフェルールの接続端面に当
接させる位置決め部材を装着させる位置決め部材固定部
と、位置決め部材固定部をフェルール固定部に向けて移
動させるのと連動させて、スライダーをフェルール固定
部に向けて付勢させる連動付勢手段とを備えたことによ
り、組立て時間の短縮を可能にし、簡単かつ安価に光コ
ネクタの組立てが可能となる。
具に適用させるためのフェルールを示す平面図である。
態を示す斜視図である。
段を示す斜視図である。
を挿入させた後の状態を示す断面図である。
断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
面図である。
拡大断面図である。
た状態を示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
面図である。
示す拡大断面図である。
断面図である。
ーを前進させた状態を示す拡大断面図である。
断面図である。
ダーを前進させた状態を示す拡大断面図である。
大断面図である。
した状態を示す拡大断面図である。
の第1ステップを示す要部拡大断面図である。
の第2ステップを示す要部拡大断面図である。
の第3ステップを示す要部拡大断面図である。
の第4ステップを示す要部拡大断面図である。
の第5ステップを示す要部拡大断面図である。
の第6ステップを示す要部拡大断面図である。
である。
傾けた状態を示す平面図である。
面図である。
視図である。
示す断面図である。
置決め部材とを一列に配置させた状態を示す概略図であ
る。
示す概略図である。
させた状態を示す概略図である。
ファイバ心線、3…光ファイバ、3a…光ファイバの先
端面、5…光接続口、10…光ファイバ挿入部、19…
光コネクタ、20…位置決め部材、22a…位置決め部
材の前面(先端面)、30…光コネクタ組立工具、31
…スライダー、32…位置決め部材固定部、33…首振
りヘッド、46,60…バネ、37…心線ホルダ、45
…押圧ロッド、49…フローティングブロック、50…
連動付勢手段、52…第1の作動レバー、54…第2の
作動レバー、55…連結バー、58…スライダ付勢手
段、70…第1の差込み部、71…舌片、72…作動
部、73…突当て部、74…係止部、75…第2の差込
み部、75a…揺動規制面、76…凸部、77…操作レ
バー。
Claims (9)
- 【請求項1】 接続端面に形成した光接続口から内部に
向けて延びる光ファイバ挿入部を有するフェルールに、
光ファイバ心線を組み付け固定させる光コネクタの組立
方法であって、 前記光ファイバ心線の先端部分から露出させた光ファイ
バを、前記フェルールの前記光ファイバ挿入部内に後方
から挿入させる工程と、 前記フェルールの前記接続端面に向けて位置決め部材を
移動させる工程と、 前記位置決め部材の先端面を前記フェルールの前記接続
端面に押し付けるように前進させるのと連動させて、前
記光ファイバ心線を前記接続端面に向けて付勢させる工
程とを備えたことを特徴とする光コネクタの組立方法。 - 【請求項2】 前記光ファイバ心線は、ベース上でガイ
ドされながら直線的にフリーに移動するスライダー上に
配置させることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ
の組立方法。 - 【請求項3】 前記スライダーは、前記移動の方向に対
して直交する方向で中立位置に保持されることを特徴と
する請求項2記載の光コネクタの組立方法。 - 【請求項4】 前記位置決め部材は、前記ベース上でガ
イドされながら直線的にフリーに移動する位置決め部材
固定部に装着させることを特徴とする請求項1記載の光
コネクタの組立方法。 - 【請求項5】 接続端面に形成した光接続口から内部に
向けて延びる光ファイバ挿入部を有するフェルールに、
光ファイバ心線をベース上で組み付け固定させる光コネ
クタの組立工具であって、 前記光ファイバ心線を保持させる心線ホルダと、 前記ベースの上面に設けられると共に、前記フェルール
を装着させるフェルール固定部と、 前記心線ホルダを装着させると共に、前記ベース上で前
記フェルール固定部に向けて移動するスライダーと、 前記フェルール固定部に装着させた前記フェルールの前
記接続端面に当接させる位置決め部材を装着させる位置
決め部材固定部と、 前記位置決め部材固定部を前記フェルール固定部に向け
て移動させるのと連動させて、前記スライダーを前記フ
ェルール固定部に向けて付勢させる連動付勢手段とを備
えたことを特徴とする光コネクタの組立工具。 - 【請求項6】 前記連動付勢手段は、前記位置決め部材
の先端面を前記フェルールの前記接続端面に押し付けな
がら前記位置決め部材固定部を前進させる際に、前記位
置決め固定部の移動に連動させて、前記スライダーを前
記フェルール固定部に向けて付勢させることを特徴とす
る請求項5記載の光コネクタの組立工具。 - 【請求項7】 前記連動付勢手段は、 前記ベースに回動自在に軸支されると共に、先端を前記
位置決め部材固定部に係合させる第1の作動レバーと、 前記ベースに回動自在に軸支されると共に、先端に設け
たスライダー付勢手段を前記スライダーに係合させる第
2の作動レバーと、 前記ベース内に収容されると共に、前記第1の作動レバ
ーと前記第2の作動レバーとを連動させる連結バーとを
有することを特徴とする請求項5又は6記載の光コネク
タの組立工具。 - 【請求項8】 前記位置決め部材固定部は、内蔵させた
バネによって、前記位置決め部材に付勢力を与えること
を特徴とする請求項5〜7のいずれか一項記載の光コネ
クタの組立工具。 - 【請求項9】 前記位置決め部材固定部は、前記位置決
め部材を収容し且つ保持させるフローティングブロック
と、前記バネによって前記フローティングブロックを後
方から付勢させると共に、先端を前記ホルダーの後面中
央に押し当てた押圧ロッドとを有することを特徴とする
請求項8記載の光コネクタの組立工具。
Priority Applications (1)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Family
ID=18371942
Family Applications (1)
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JP34478199A Expired - Lifetime JP3638841B2 (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 光コネクタの組立方法及び光コネクタの組立工具 |
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JP2005331580A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Fujikura Ltd | 光コネクタ組立工具 |
WO2011155606A1 (ja) * | 2010-06-10 | 2011-12-15 | 株式会社フジクラ | フェルール付き光ファイバ作製装置 |
JP2014219517A (ja) * | 2013-05-07 | 2014-11-20 | 株式会社フジクラ | 光ファイバ接続工具及び光ファイバ接続方法 |
WO2022219834A1 (ja) * | 2021-04-16 | 2022-10-20 | 株式会社フジクラ | 光コネクタの製造工具 |
-
1999
- 1999-12-03 JP JP34478199A patent/JP3638841B2/ja not_active Expired - Lifetime
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