JP2001166179A - 光コネクタの組立方法及び光コネクタの組立工具 - Google Patents
光コネクタの組立方法及び光コネクタの組立工具Info
- Publication number
- JP2001166179A JP2001166179A JP34477699A JP34477699A JP2001166179A JP 2001166179 A JP2001166179 A JP 2001166179A JP 34477699 A JP34477699 A JP 34477699A JP 34477699 A JP34477699 A JP 34477699A JP 2001166179 A JP2001166179 A JP 2001166179A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- ferrule
- optical
- swing head
- slider
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/36—Mechanical coupling means
- G02B6/38—Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
- G02B6/3807—Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
- G02B6/3898—Tools, e.g. handheld; Tuning wrenches; Jigs used with connectors, e.g. for extracting, removing or inserting in a panel, for engaging or coupling connectors, for assembling or disassembling components within the connector, for applying clips to hold two connectors together or for crimping
Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、組立て時間の短縮を可能にし、簡
単かつ安価に光コネクタの組立てが行えるようにした光
コネクタの組立方法及び組立工具を提供することを目的
とする。 【解決手段】 本発明による光コネクタの組立方法は、
光ファイバ挿入部10を有するフェルール1に、光ファイ
バ心線2を組み付け固定させる光コネクタの組立方法で
あって、ベースB上で回転自在に軸支させた首振りヘッ
ド33にフェルール1を固定させた後、光ファイバ心線2の
先端部分から露出させた光ファイバ3を前進させなが
ら、フェルール1の後端から光ファイバ挿入部10内に光
ファイバ3を挿入させるにあたって、光ファイバ3の先端
を光ファイバ挿入部10内に導入させる前に、首振りヘッ
ド33の回動によって光接続口1a側を一旦下げ、その後、
光ファイバ3の前進によって、光ファイバ3の先端が光フ
ァイバ挿入部10の上方に位置した状態で、首振りヘッド
33の回動によって光接続口1a側を上げ、この状態で光フ
ァイバ3を更に前進させて、光ファイバ3の先端をフェル
ール1の光接続口5まで導く方法である。
単かつ安価に光コネクタの組立てが行えるようにした光
コネクタの組立方法及び組立工具を提供することを目的
とする。 【解決手段】 本発明による光コネクタの組立方法は、
光ファイバ挿入部10を有するフェルール1に、光ファイ
バ心線2を組み付け固定させる光コネクタの組立方法で
あって、ベースB上で回転自在に軸支させた首振りヘッ
ド33にフェルール1を固定させた後、光ファイバ心線2の
先端部分から露出させた光ファイバ3を前進させなが
ら、フェルール1の後端から光ファイバ挿入部10内に光
ファイバ3を挿入させるにあたって、光ファイバ3の先端
を光ファイバ挿入部10内に導入させる前に、首振りヘッ
ド33の回動によって光接続口1a側を一旦下げ、その後、
光ファイバ3の前進によって、光ファイバ3の先端が光フ
ァイバ挿入部10の上方に位置した状態で、首振りヘッド
33の回動によって光接続口1a側を上げ、この状態で光フ
ァイバ3を更に前進させて、光ファイバ3の先端をフェル
ール1の光接続口5まで導く方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単心又は多心の光
ファイバ心線の先端から露出させた光ファイバを、フェ
ルールに組み付け固定させるための光コネクタの組立方
法及び組立工具に関するものである。
ファイバ心線の先端から露出させた光ファイバを、フェ
ルールに組み付け固定させるための光コネクタの組立方
法及び組立工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から一般的に利用されている光コネ
クタを組立てる方法としては、光ファイバの被覆を加熱
機等で除去した後、接着剤を付着させた状態のフェルー
ルに光ファイバを挿入し、フェルールの接続端面から光
ファイバの先端面を突き出すようにしておく。その後、
フェルールと光ファイバを接着剤により固定する。そし
て、フェルールの接続端面を機械的に精密研磨加工しな
がら、光コネクタの接続端面と光ファイバの先端面とを
面一にしていた。
クタを組立てる方法としては、光ファイバの被覆を加熱
機等で除去した後、接着剤を付着させた状態のフェルー
ルに光ファイバを挿入し、フェルールの接続端面から光
ファイバの先端面を突き出すようにしておく。その後、
フェルールと光ファイバを接着剤により固定する。そし
て、フェルールの接続端面を機械的に精密研磨加工しな
がら、光コネクタの接続端面と光ファイバの先端面とを
面一にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の光コネクタの組立方法には、次のような課題が
存在していた。すなわち、このような組立てを現地で行
う場合、フェルールの接続端面から光ファイバを突き出
すような状態にした後、フェルールの接続端面を精密に
研磨加工する必要がある。従って、光コネクタの組立て
作業に時間がかかり、しかも、フェルールの接続端面を
研磨するための機器を現地に持ち込まなくてはならない
という問題点があった。
た従来の光コネクタの組立方法には、次のような課題が
存在していた。すなわち、このような組立てを現地で行
う場合、フェルールの接続端面から光ファイバを突き出
すような状態にした後、フェルールの接続端面を精密に
研磨加工する必要がある。従って、光コネクタの組立て
作業に時間がかかり、しかも、フェルールの接続端面を
研磨するための機器を現地に持ち込まなくてはならない
という問題点があった。
【0004】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、特に、組立て時間の短縮を可能にし、簡
単かつ安価に光コネクタの組立てが行えるようにした光
コネクタの組立方法及び組立工具を提供することを目的
とする。
されたもので、特に、組立て時間の短縮を可能にし、簡
単かつ安価に光コネクタの組立てが行えるようにした光
コネクタの組立方法及び組立工具を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
光コネクタの組立方法は、接続端面に形成した光接続口
から内部に向けて延びる光ファイバ挿入部を有するフェ
ルールに、光ファイバ心線を組み付け固定させる光コネ
クタの組立方法であって、ベース上で回転自在に軸支さ
せた首振りヘッドにフェルールを固定させた後、光ファ
イバ心線の先端部分から露出させた光ファイバを前進さ
せながら、フェルールの後端から光ファイバ挿入部内に
光ファイバを挿入させるにあたって、光ファイバの先端
を光ファイバ挿入部内に導入させる前に、首振りヘッド
の回動によって光接続口側を一旦下げ、その後、光ファ
イバの前進によって、光ファイバの先端が光ファイバ挿
入部の上方に位置した状態で、首振りヘッドの回動によ
って光接続口側を上げ、この状態で光ファイバを更に前
進させて、光ファイバの先端をフェルールの光接続口ま
で導くことを特徴とする。
光コネクタの組立方法は、接続端面に形成した光接続口
から内部に向けて延びる光ファイバ挿入部を有するフェ
ルールに、光ファイバ心線を組み付け固定させる光コネ
クタの組立方法であって、ベース上で回転自在に軸支さ
せた首振りヘッドにフェルールを固定させた後、光ファ
イバ心線の先端部分から露出させた光ファイバを前進さ
せながら、フェルールの後端から光ファイバ挿入部内に
光ファイバを挿入させるにあたって、光ファイバの先端
を光ファイバ挿入部内に導入させる前に、首振りヘッド
の回動によって光接続口側を一旦下げ、その後、光ファ
イバの前進によって、光ファイバの先端が光ファイバ挿
入部の上方に位置した状態で、首振りヘッドの回動によ
って光接続口側を上げ、この状態で光ファイバを更に前
進させて、光ファイバの先端をフェルールの光接続口ま
で導くことを特徴とする。
【0006】組立作業の効率化を図るにあたって、この
光コネクタの組立方法では、ベース上で回動する首振り
ヘッドを採用し、曲がり癖のついた光ファイバでも、こ
の首振りヘッドを利用することでフェルール内に挿入し
易くしている。すなわち、光ファイバの先端を、フェル
ールの光ファイバ挿入部内に導入させる前に、首振りヘ
ッドの回動によって光接続口側を一旦下げ、光ファイバ
挿入部を前下がりの状態にする。これは、曲がり癖のつ
いた光ファイバがそのまま直進した場合、光ファイバの
先端が光ファイバ挿入部に衝突して、光ファイバが折れ
てしまうことを適切に回避させるためである。更に、光
ファイバの前進によって、光ファイバの先端が光ファイ
バ挿入部の上方の位置に達したときを見計らって、首振
りヘッドの光接続口側を上げ、光ファイバ挿入部を前上
がりの状態にする。これにより、光ファイバ挿入部が光
ファイバの先端を受け入れ易くなる。そして、このよう
な状態から光ファイバを前進させることで、光ファイバ
の先端は光ファイバ挿入部に沿うようにして前進する。
その結果、例えば、光ファイバ挿入部にガイド溝などが
形成されている場合、光ファイバがガイド溝に倣うよう
にして前進することになり、光ファイバをフェルールの
光接続口に確実に導くことが容易となる。
光コネクタの組立方法では、ベース上で回動する首振り
ヘッドを採用し、曲がり癖のついた光ファイバでも、こ
の首振りヘッドを利用することでフェルール内に挿入し
易くしている。すなわち、光ファイバの先端を、フェル
ールの光ファイバ挿入部内に導入させる前に、首振りヘ
ッドの回動によって光接続口側を一旦下げ、光ファイバ
挿入部を前下がりの状態にする。これは、曲がり癖のつ
いた光ファイバがそのまま直進した場合、光ファイバの
先端が光ファイバ挿入部に衝突して、光ファイバが折れ
てしまうことを適切に回避させるためである。更に、光
ファイバの前進によって、光ファイバの先端が光ファイ
バ挿入部の上方の位置に達したときを見計らって、首振
りヘッドの光接続口側を上げ、光ファイバ挿入部を前上
がりの状態にする。これにより、光ファイバ挿入部が光
ファイバの先端を受け入れ易くなる。そして、このよう
な状態から光ファイバを前進させることで、光ファイバ
の先端は光ファイバ挿入部に沿うようにして前進する。
その結果、例えば、光ファイバ挿入部にガイド溝などが
形成されている場合、光ファイバがガイド溝に倣うよう
にして前進することになり、光ファイバをフェルールの
光接続口に確実に導くことが容易となる。
【0007】請求項2に係る光コネクタの組立方法にお
いて、光ファイバの先端を光ファイバ挿入部内に導入さ
せる前に、光ファイバの前進を一旦停止させ、その後、
首振りヘッドの光接続口側を下げる。このように、光フ
ァイバの前進を一旦停止させることで、光ファイバの先
端が光ファイバ挿入部に誤って衝突してしまうことを確
実に防止することができる。
いて、光ファイバの先端を光ファイバ挿入部内に導入さ
せる前に、光ファイバの前進を一旦停止させ、その後、
首振りヘッドの光接続口側を下げる。このように、光フ
ァイバの前進を一旦停止させることで、光ファイバの先
端が光ファイバ挿入部に誤って衝突してしまうことを確
実に防止することができる。
【0008】請求項3に係る本発明の光コネクタの組立
工具は、接続端面に形成した光接続口から内部に向けて
延びる光ファイバ挿入部を有するフェルールに、光ファ
イバ心線をベース上で組み付け固定させる光コネクタの
組立工具であって、光ファイバ心線を保持させる心線ホ
ルダを装着させると共に、ベースの上面で直線的に移動
するスライダーと、フェルールを装着させると共に、ベ
ース上でスライダーの前方に位置し、ベース上で上下に
揺動するように軸支させた首振りヘッドとを備えたこと
を特徴とする。
工具は、接続端面に形成した光接続口から内部に向けて
延びる光ファイバ挿入部を有するフェルールに、光ファ
イバ心線をベース上で組み付け固定させる光コネクタの
組立工具であって、光ファイバ心線を保持させる心線ホ
ルダを装着させると共に、ベースの上面で直線的に移動
するスライダーと、フェルールを装着させると共に、ベ
ース上でスライダーの前方に位置し、ベース上で上下に
揺動するように軸支させた首振りヘッドとを備えたこと
を特徴とする。
【0009】この光コネクタの組立工具においては、組
立作業性を考慮して、光ファイバ心線は心線ホルダに固
定される。そして、この心線ホルダはベース上で直線的
に移動するスライダーに実装させ、フェルールは首振り
ヘッドに装着させ、ベース上でフェルールと光ファイバ
とを対峙させて配置させる。また、スライダーはフェル
ールに向けて移動する結果、フェルール内に光ファイバ
を挿入させることが可能となる。このとき、ベース上で
上下に揺動する首振りヘッドを採用する結果、曲がり癖
のついた光ファイバでもフェルール内に挿入し易くな
る。例えば、その利用形態として、光ファイバの先端
を、フェルールの光ファイバ挿入部内に導入させる前
に、首振りヘッドの回動によって光接続口側を下げ、光
ファイバ挿入部を前下がりの状態にしたり、光ファイバ
の前進に伴って、首振りヘッドの光接続口側を上げ、光
ファイバ挿入部を前上がりの状態にすることが可能にな
る。これによって、曲がり癖のついた光ファイバでもフ
ェルール内に確実に挿入させることができ、光コネクタ
の組立作業性が大幅に向上する。
立作業性を考慮して、光ファイバ心線は心線ホルダに固
定される。そして、この心線ホルダはベース上で直線的
に移動するスライダーに実装させ、フェルールは首振り
ヘッドに装着させ、ベース上でフェルールと光ファイバ
とを対峙させて配置させる。また、スライダーはフェル
ールに向けて移動する結果、フェルール内に光ファイバ
を挿入させることが可能となる。このとき、ベース上で
上下に揺動する首振りヘッドを採用する結果、曲がり癖
のついた光ファイバでもフェルール内に挿入し易くな
る。例えば、その利用形態として、光ファイバの先端
を、フェルールの光ファイバ挿入部内に導入させる前
に、首振りヘッドの回動によって光接続口側を下げ、光
ファイバ挿入部を前下がりの状態にしたり、光ファイバ
の前進に伴って、首振りヘッドの光接続口側を上げ、光
ファイバ挿入部を前上がりの状態にすることが可能にな
る。これによって、曲がり癖のついた光ファイバでもフ
ェルール内に確実に挿入させることができ、光コネクタ
の組立作業性が大幅に向上する。
【0010】請求項4に係る光コネクタの組立工具にお
いて、スライダーは、首振りヘッドとベースとの間に挿
入させて首振りヘッドを揺動させる第1の差込み部を有
する。このような差込み部をスライダーに形成させるこ
とで、スライダーの前進に首振りヘッドの揺動を簡単に
追従させることが可能となる。
いて、スライダーは、首振りヘッドとベースとの間に挿
入させて首振りヘッドを揺動させる第1の差込み部を有
する。このような差込み部をスライダーに形成させるこ
とで、スライダーの前進に首振りヘッドの揺動を簡単に
追従させることが可能となる。
【0011】請求項5に係る光コネクタの組立工具にお
いて、首振りヘッドの前端下部には舌片が突出し、第1
の差込み部の上面には、その前進に伴って舌片を持ち上
げる作動部が突出して設けられる。このような構成を採
用した場合、スライダーの前進に伴って、首振りヘッド
の舌片が、押されながら差込み部の作動部に乗り上げる
ことになり、首振りヘッドの光接続口側を機械的に持ち
上げることができる。
いて、首振りヘッドの前端下部には舌片が突出し、第1
の差込み部の上面には、その前進に伴って舌片を持ち上
げる作動部が突出して設けられる。このような構成を採
用した場合、スライダーの前進に伴って、首振りヘッド
の舌片が、押されながら差込み部の作動部に乗り上げる
ことになり、首振りヘッドの光接続口側を機械的に持ち
上げることができる。
【0012】請求項6に係る光コネクタの組立工具にお
いて、首振りヘッドの後端下部には係止部が突出し、第
1の差込み部における作動部の後方には、係止部に当接
してスライダーの移動を停止させる突当て部が突出して
設けられる。このような構成を採用した場合、スライダ
ーの前進に伴って、首振りヘッドの係止部に差込み部の
突当て部が当たる。その結果、光ファイバの先端を、フ
ェルールの光ファイバ挿入部内に導入させる前、すなわ
ち首振りヘッドの光接続口側を下げる前において、光フ
ァイバの前進が一旦停止させられ、これによって、光フ
ァイバの先端が誤って光ファイバ挿入部に衝突してしま
うことを確実に回避させることができる。
いて、首振りヘッドの後端下部には係止部が突出し、第
1の差込み部における作動部の後方には、係止部に当接
してスライダーの移動を停止させる突当て部が突出して
設けられる。このような構成を採用した場合、スライダ
ーの前進に伴って、首振りヘッドの係止部に差込み部の
突当て部が当たる。その結果、光ファイバの先端を、フ
ェルールの光ファイバ挿入部内に導入させる前、すなわ
ち首振りヘッドの光接続口側を下げる前において、光フ
ァイバの前進が一旦停止させられ、これによって、光フ
ァイバの先端が誤って光ファイバ挿入部に衝突してしま
うことを確実に回避させることができる。
【0013】請求項7に係る光コネクタの組立工具にお
いて、首振りヘッドには、これを手動回動させる操作レ
バーが設けられる。このような構成を採用した場合、作
業者の意志により操作レバーを下げたり上げたりするこ
とで、首振りヘッドの揺動を適切に手動操作することが
できる。
いて、首振りヘッドには、これを手動回動させる操作レ
バーが設けられる。このような構成を採用した場合、作
業者の意志により操作レバーを下げたり上げたりするこ
とで、首振りヘッドの揺動を適切に手動操作することが
できる。
【0014】請求項8に係る光コネクタの組立工具にお
いて、スライダーには、首振りヘッドとベースとの間に
挿入させる第2の差込み部が設けられ、第2の差込み部
は、首振りヘッドの下端に設けた凸部の下面に当接し
て、首振りヘッドの回動を規制する揺動規制面を有す
る。このような構成を採用した場合、首振りヘッドの下
に第2の差込み部を滑り込ませ、首振りヘッドの凸部と
第2の差込み部の揺動規制面との協働によって、首振り
ヘッドが揺動することを適切に規制させておくことが可
能となる。
いて、スライダーには、首振りヘッドとベースとの間に
挿入させる第2の差込み部が設けられ、第2の差込み部
は、首振りヘッドの下端に設けた凸部の下面に当接し
て、首振りヘッドの回動を規制する揺動規制面を有す
る。このような構成を採用した場合、首振りヘッドの下
に第2の差込み部を滑り込ませ、首振りヘッドの凸部と
第2の差込み部の揺動規制面との協働によって、首振り
ヘッドが揺動することを適切に規制させておくことが可
能となる。
【0015】請求項9に係る光コネクタの組立工具にお
いて、ベース上には、首振りヘッドに装着させたフェル
ールの接続端面に当接させる位置決め部材を装着させる
位置決め部材固定部が設けられ、位置決め部材固定部と
スライダーとの間に首振りヘッドを配置させる。このよ
うな位置決め部材をフェルールの接続端面に押し当てる
ようにすることで、フェルールの接続端面から光ファイ
バの先端を引き込ませることもでき、また、複数本の光
ファイバの先端面を一列に揃えることも可能となる。
いて、ベース上には、首振りヘッドに装着させたフェル
ールの接続端面に当接させる位置決め部材を装着させる
位置決め部材固定部が設けられ、位置決め部材固定部と
スライダーとの間に首振りヘッドを配置させる。このよ
うな位置決め部材をフェルールの接続端面に押し当てる
ようにすることで、フェルールの接続端面から光ファイ
バの先端を引き込ませることもでき、また、複数本の光
ファイバの先端面を一列に揃えることも可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による光
コネクタの組立方法及び組立工具の好適な一実施形態に
ついて詳細に説明する。
コネクタの組立方法及び組立工具の好適な一実施形態に
ついて詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明に係る光コネクタの組立方
法及び組立工具に適用させるフェルールを示す平面図で
あり、図2はフェルールの正面図である。これら図面に
示す光コネクタ用フェルール1は、MTコネクタに利用
されるものであり、樹脂により一体成形させている。フ
ェルール1は、ガラスからなる8本(8心)の光ファイ
バ3をもったテープ状の光ファイバ心線(「テープ心
線」ともいう)2の先端部分に固定され、光ファイバ3
同士の光接続を可能にする部品である。そして、テープ
心線2をフェルール1に組付けたものが光コネクタ19
を構成することになる(図4参照)。
法及び組立工具に適用させるフェルールを示す平面図で
あり、図2はフェルールの正面図である。これら図面に
示す光コネクタ用フェルール1は、MTコネクタに利用
されるものであり、樹脂により一体成形させている。フ
ェルール1は、ガラスからなる8本(8心)の光ファイ
バ3をもったテープ状の光ファイバ心線(「テープ心
線」ともいう)2の先端部分に固定され、光ファイバ3
同士の光接続を可能にする部品である。そして、テープ
心線2をフェルール1に組付けたものが光コネクタ19
を構成することになる(図4参照)。
【0018】図1〜図3に示すように、フェルール1の
接続端面1aには、125μmの径の光ファイバ3に対
して126μm〜127μmの径を有する8個の光接続
口5が横一列に整列するように形成されている。また、
フェルール1の内部には、各光接続口5から内部に向け
て延在する光ファイバ挿入部10が設けられている。
接続端面1aには、125μmの径の光ファイバ3に対
して126μm〜127μmの径を有する8個の光接続
口5が横一列に整列するように形成されている。また、
フェルール1の内部には、各光接続口5から内部に向け
て延在する光ファイバ挿入部10が設けられている。
【0019】各光ファイバ挿入部10は、各光接続口5
と同径であり且つ各光接続口5から一直線状に延在する
光ファイバ位置決め孔4と、各光ファイバ位置決め孔4
から後方に一直線状に延在すると共に各光ファイバ位置
決め孔4の径よりも拡大した径をもつロート状の接着剤
充填孔6と、断面V字状又はC字状の光ファイバ整列溝
9とからならなる。また、この光ファイバ位置決め孔4
は、光ファイバ3の先端部分の位置決めを行って芯出し
を達成させる関係上、光ファイバ3と略同径をなす。そ
して、126μm程度の径の光ファイバ位置決め孔4に
対して、接着剤充填孔6は150μm〜250μmの径
に拡大されている。
と同径であり且つ各光接続口5から一直線状に延在する
光ファイバ位置決め孔4と、各光ファイバ位置決め孔4
から後方に一直線状に延在すると共に各光ファイバ位置
決め孔4の径よりも拡大した径をもつロート状の接着剤
充填孔6と、断面V字状又はC字状の光ファイバ整列溝
9とからならなる。また、この光ファイバ位置決め孔4
は、光ファイバ3の先端部分の位置決めを行って芯出し
を達成させる関係上、光ファイバ3と略同径をなす。そ
して、126μm程度の径の光ファイバ位置決め孔4に
対して、接着剤充填孔6は150μm〜250μmの径
に拡大されている。
【0020】さらに、フェルール1の内部には、その後
部において、光ファイバ心線2の被覆部Fに装着させる
ゴム製のブーツA(図4参照)を固定させるための光フ
ァイバ導入口11が設けられている。この光ファイバ導
入口11と光ファイバ位置決め孔4との間には、粘度が
100〜3000cp程度の接着剤Rを収容させるため
の光ファイバ接着用凹部7が設けられ、この凹部7の頂
部には、接着剤Rを流し込むための矩形の開口をなす接
着剤充填窓8が形成されている。
部において、光ファイバ心線2の被覆部Fに装着させる
ゴム製のブーツA(図4参照)を固定させるための光フ
ァイバ導入口11が設けられている。この光ファイバ導
入口11と光ファイバ位置決め孔4との間には、粘度が
100〜3000cp程度の接着剤Rを収容させるため
の光ファイバ接着用凹部7が設けられ、この凹部7の頂
部には、接着剤Rを流し込むための矩形の開口をなす接
着剤充填窓8が形成されている。
【0021】なお、この凹部7の底面7aには、その略
全長に亙って延在する断面V字状又はC字状の光ファイ
バ整列溝9が8本形成され、各光ファイバ整列溝9は、
光ファイバ位置決め孔4の延長上に位置し、光ファイバ
位置決め孔4と光ファイバ導入口11との間に延在す
る。また、フェルール1の接続端面1aにおいて、8個
の光接続口5の両側には、ガイドピン(図示せず)を挿
入させるためのガイドピン挿入孔12が形成され、各ガ
イドピン挿入孔12は、光ファイバ挿入部10と平行で
フェルール1の全長に亙って貫通している(図1及び図
2参照)。
全長に亙って延在する断面V字状又はC字状の光ファイ
バ整列溝9が8本形成され、各光ファイバ整列溝9は、
光ファイバ位置決め孔4の延長上に位置し、光ファイバ
位置決め孔4と光ファイバ導入口11との間に延在す
る。また、フェルール1の接続端面1aにおいて、8個
の光接続口5の両側には、ガイドピン(図示せず)を挿
入させるためのガイドピン挿入孔12が形成され、各ガ
イドピン挿入孔12は、光ファイバ挿入部10と平行で
フェルール1の全長に亙って貫通している(図1及び図
2参照)。
【0022】次に、前述したフェルール1を利用して光
コネクタ19を組み立てるための工具について説明す
る。
コネクタ19を組み立てるための工具について説明す
る。
【0023】図5〜図8に示すように、光コネクタ組立
工具30は、手で持てる程度の大きさと重量をもったベ
ースBを有している。このベースBの上面において、一
側には光ファイバ心線2を前後方向に移動させるスライ
ダー31が配置され、他側には、フェルール1と略同形
状の位置決め部材20を装着させるための位置決め部材
固定部32が配置され、スライダー31と位置決め部材
固定部32との間には首振りヘッド33が配置されてい
る。
工具30は、手で持てる程度の大きさと重量をもったベ
ースBを有している。このベースBの上面において、一
側には光ファイバ心線2を前後方向に移動させるスライ
ダー31が配置され、他側には、フェルール1と略同形
状の位置決め部材20を装着させるための位置決め部材
固定部32が配置され、スライダー31と位置決め部材
固定部32との間には首振りヘッド33が配置されてい
る。
【0024】スライダー31は、ベースBの上面に設け
られた左右一対のガイドレール34に沿って前後方向に
摺動し、各ガイドレール34は、スライダー31が首振
りヘッド33に対して進退する方向に延在する。そし
て、スライダー31は、バネによる付勢力によって中立
位置を維持しながら前後に自由に移動するようになって
いる。
られた左右一対のガイドレール34に沿って前後方向に
摺動し、各ガイドレール34は、スライダー31が首振
りヘッド33に対して進退する方向に延在する。そし
て、スライダー31は、バネによる付勢力によって中立
位置を維持しながら前後に自由に移動するようになって
いる。
【0025】また、光ファイバ心線2をスライダー31
上に実装させる手段として、心線ホルダ37が利用され
る。この心線ホルダ37は、長手方向に被覆部収容溝3
8aをもったホルダ本体38と、ホルダ本体38に対し
て開閉する蓋部39とを有している。この蓋部39は、
ホルダ本体38に対して磁石により連結させ得る。従っ
て、被覆部収容溝38a内に光ファイバ心線2を収容し
た状態で、蓋部39を閉めると、心線ホルダ37に対し
て光ファイバ心線2をワンタッチで固定させることがで
きる。
上に実装させる手段として、心線ホルダ37が利用され
る。この心線ホルダ37は、長手方向に被覆部収容溝3
8aをもったホルダ本体38と、ホルダ本体38に対し
て開閉する蓋部39とを有している。この蓋部39は、
ホルダ本体38に対して磁石により連結させ得る。従っ
て、被覆部収容溝38a内に光ファイバ心線2を収容し
た状態で、蓋部39を閉めると、心線ホルダ37に対し
て光ファイバ心線2をワンタッチで固定させることがで
きる。
【0026】ここで、このスライダー31の前方には、
ベースB上で上下に揺動するように軸支された首振りヘ
ッド33が配置されている。この首振りヘッド33は、
ベースBに立設させた左右一対の支持部41に設けられ
た回動軸41aに揺動自在に取り付けられている。よっ
て、首振りヘッド33が支持部41に揺動自在に取り付
けられた状態でフェルール固定部35が構成される。こ
の首振りヘッド33には、フェルール1の各ガイドピン
挿入孔12(図1参照)内に後方から差し込むための左
右一対のガイドピン42が設けられ、各ガイドピン42
は、位置決め部材固定部32に向けて突出する。そし
て、ガイドピン42にフェルール1を差し込み固定させ
ると、首振りヘッド33にフェルール1を確実に装着さ
せることができると同時に、光ファイバ3の延長上にフ
ェルール1を配置させることになる。
ベースB上で上下に揺動するように軸支された首振りヘ
ッド33が配置されている。この首振りヘッド33は、
ベースBに立設させた左右一対の支持部41に設けられ
た回動軸41aに揺動自在に取り付けられている。よっ
て、首振りヘッド33が支持部41に揺動自在に取り付
けられた状態でフェルール固定部35が構成される。こ
の首振りヘッド33には、フェルール1の各ガイドピン
挿入孔12(図1参照)内に後方から差し込むための左
右一対のガイドピン42が設けられ、各ガイドピン42
は、位置決め部材固定部32に向けて突出する。そし
て、ガイドピン42にフェルール1を差し込み固定させ
ると、首振りヘッド33にフェルール1を確実に装着さ
せることができると同時に、光ファイバ3の延長上にフ
ェルール1を配置させることになる。
【0027】また、首振りヘッド33には、スライダー
31によって前進してきた光ファイバ3を差し入れるた
めの断面U字状の貫通孔43が形成されている。この貫
通孔43は、左右のガイドピン42間に位置すると共
に、フェルール1の光ファイバ導入孔11に対面させて
いる。
31によって前進してきた光ファイバ3を差し入れるた
めの断面U字状の貫通孔43が形成されている。この貫
通孔43は、左右のガイドピン42間に位置すると共
に、フェルール1の光ファイバ導入孔11に対面させて
いる。
【0028】従って、フェルール1を、ガイドピン42
に差し込んだ状態で首振りヘッド33に固定させ、スラ
イダー31を前進させることによって、光ファイバ3は
フェルール1のブーツA側から差し込まれることにな
る。そして、光ファイバ3は、スライダー31の前進に
伴って、フェルール1の光ファイバ位置決め孔4内に挿
入されることになる(図45及び図46参照)。
に差し込んだ状態で首振りヘッド33に固定させ、スラ
イダー31を前進させることによって、光ファイバ3は
フェルール1のブーツA側から差し込まれることにな
る。そして、光ファイバ3は、スライダー31の前進に
伴って、フェルール1の光ファイバ位置決め孔4内に挿
入されることになる(図45及び図46参照)。
【0029】また、ベースB上には、直線的に自由に移
動する位置決め部材固定部32が設けられている。すな
わち、位置決め部材固定部32は、ベースBに設けられ
た左右一対のガイドレール47に沿って前後方向に摺動
し、このガイドレール47は、位置決め部材固定部32
が首振りヘッド33に対して進退する方向に延在する。
また、位置決め部材固定部32は、ガイドピン48をも
った位置決め部材20(図44参照)を装着させるため
のフローティングロッド49を有している。このフロー
ティングブロック49内には、位置決め部材20を差し
込み固定させるための収容凹部44が形成されている。
動する位置決め部材固定部32が設けられている。すな
わち、位置決め部材固定部32は、ベースBに設けられ
た左右一対のガイドレール47に沿って前後方向に摺動
し、このガイドレール47は、位置決め部材固定部32
が首振りヘッド33に対して進退する方向に延在する。
また、位置決め部材固定部32は、ガイドピン48をも
った位置決め部材20(図44参照)を装着させるため
のフローティングロッド49を有している。このフロー
ティングブロック49内には、位置決め部材20を差し
込み固定させるための収容凹部44が形成されている。
【0030】更に、図6及び図19に示すように、この
位置決め部材固定部32は、フローティングブロック4
9を後方から付勢する押圧ロッド45を有している。こ
の押圧ロッド45の先端は、フローティングブロック4
9の後面49aの中央に設けた三角錐状の係止凹部49
b内で突き当てられて、この押圧ロッド45の後部には
バネ当て部品45aが取り付けられている。そして、位
置決め部材固定部32内に収容させた圧縮バネ46によ
って、バネ当て部品45aを介して押圧ロッド45を前
方へ付勢させ、この押圧ロッド45の先端によりフロー
ティングブロック49を付勢支持している。
位置決め部材固定部32は、フローティングブロック4
9を後方から付勢する押圧ロッド45を有している。こ
の押圧ロッド45の先端は、フローティングブロック4
9の後面49aの中央に設けた三角錐状の係止凹部49
b内で突き当てられて、この押圧ロッド45の後部には
バネ当て部品45aが取り付けられている。そして、位
置決め部材固定部32内に収容させた圧縮バネ46によ
って、バネ当て部品45aを介して押圧ロッド45を前
方へ付勢させ、この押圧ロッド45の先端によりフロー
ティングブロック49を付勢支持している。
【0031】更に、フローティングブロック49は、位
置決め部材固定部32内に設けられたフローティング空
間S内に収容させている。したがって、フローティング
ブロック49は、フローティング空間S内において、押
圧ロッド45の先端で支持され、バネ46の付勢力で規
制されながら動き得る。
置決め部材固定部32内に設けられたフローティング空
間S内に収容させている。したがって、フローティング
ブロック49は、フローティング空間S内において、押
圧ロッド45の先端で支持され、バネ46の付勢力で規
制されながら動き得る。
【0032】このようなフローティングブロック49を
採用すると、対面する位置決め部材20とフェルール1
とが精度良く位置合わせされていない場合でも、ガイド
ピン48を介して位置決め部材20とフェルール1とを
結合させることができる。例えば、フェルール1が首振
りヘッド33に正確に装着されなかった場合や、位置決
め部材20がフローティングブロック49に正確に装着
されなかった場合でも、フローティングブロック49の
前述したようなフローティング機構により、その結合誤
差を許容しながら、位置決め部材20とフェルール1と
を確実に連結させることができる。更に、フローティン
グ機構の採用により、フェルール1の外形寸法誤差やガ
イドピン挿入孔12の寸法誤差などをも許容することが
可能となる。
採用すると、対面する位置決め部材20とフェルール1
とが精度良く位置合わせされていない場合でも、ガイド
ピン48を介して位置決め部材20とフェルール1とを
結合させることができる。例えば、フェルール1が首振
りヘッド33に正確に装着されなかった場合や、位置決
め部材20がフローティングブロック49に正確に装着
されなかった場合でも、フローティングブロック49の
前述したようなフローティング機構により、その結合誤
差を許容しながら、位置決め部材20とフェルール1と
を確実に連結させることができる。更に、フローティン
グ機構の採用により、フェルール1の外形寸法誤差やガ
イドピン挿入孔12の寸法誤差などをも許容することが
可能となる。
【0033】ここで、位置決め部材固定部32をフェル
ール固定部35に向けて移動させるのと連動させて、ス
ライダー31及び位置決め部材固定部32をフェルール
固定部35に向けて自動的に付勢させる連動付勢手段5
0について説明する。
ール固定部35に向けて移動させるのと連動させて、ス
ライダー31及び位置決め部材固定部32をフェルール
固定部35に向けて自動的に付勢させる連動付勢手段5
0について説明する。
【0034】この連動付勢手段50は、図6及び図9に
示すように、作業者の操作によらずとも、位置決め固定
部32及びスライダー31に自動的に付勢力を与える機
構であると同時に、ベースBに内蔵させることで、作業
者の邪魔にならない。具体的にこの連動付勢手段50
は、位置決め部材固定部32の下方に位置して、ベース
Bに軸部51を介して取り付けられた第1の作動レバー
52と、スライダー31の下方に位置して、ベースBに
軸部53を介して取り付けられた第2の作動レバー54
とを有し、第1の作動レバー52と第2の作動レバー5
4とを連結バー55によって接続させている。
示すように、作業者の操作によらずとも、位置決め固定
部32及びスライダー31に自動的に付勢力を与える機
構であると同時に、ベースBに内蔵させることで、作業
者の邪魔にならない。具体的にこの連動付勢手段50
は、位置決め部材固定部32の下方に位置して、ベース
Bに軸部51を介して取り付けられた第1の作動レバー
52と、スライダー31の下方に位置して、ベースBに
軸部53を介して取り付けられた第2の作動レバー54
とを有し、第1の作動レバー52と第2の作動レバー5
4とを連結バー55によって接続させている。
【0035】そして、第1の作動レバー52の先端は、
位置決め部材固定部32の下面に形成した切込み溝63
内に差込まれ、位置決め部材32のフリーな前進の後に
付勢力を発生させるようにしている。また、第2の作動
レバー54は、スライダー31のフリーな前進の後に付
勢力を発生させるものであり、第2の作動レバー54
は、その回動時にスライダー31の後端に当接する。ま
た、連結バー55の一端は、軸部51の下方に位置する
連結ピン56を介して第1の作動レバー53に取り付け
られ、連結バー55の他端は、軸部53の上方に位置す
る連結ピン56を介して第2の作動レバー54に取り付
けられている。
位置決め部材固定部32の下面に形成した切込み溝63
内に差込まれ、位置決め部材32のフリーな前進の後に
付勢力を発生させるようにしている。また、第2の作動
レバー54は、スライダー31のフリーな前進の後に付
勢力を発生させるものであり、第2の作動レバー54
は、その回動時にスライダー31の後端に当接する。ま
た、連結バー55の一端は、軸部51の下方に位置する
連結ピン56を介して第1の作動レバー53に取り付け
られ、連結バー55の他端は、軸部53の上方に位置す
る連結ピン56を介して第2の作動レバー54に取り付
けられている。
【0036】更に、第2の作動レバー54の先端には、
スライダー31に所定のバネ力を付与するためのスライ
ダー付勢手段58が設けられている。このスライダー付
勢手段58は、スライダー31の後端に当接させる押圧
ピン59と、この押圧ピン59に付勢力を与える圧縮バ
ネ60とからなる。
スライダー31に所定のバネ力を付与するためのスライ
ダー付勢手段58が設けられている。このスライダー付
勢手段58は、スライダー31の後端に当接させる押圧
ピン59と、この押圧ピン59に付勢力を与える圧縮バ
ネ60とからなる。
【0037】また、ベースB内には、連動付勢手段50
を復帰させるための戻しバネ61が設けられ、この戻し
バネ61の一端は連結バー55に固定され、この他端は
ベースBに設けた引掛けピン62に固定されている。こ
の戻しバネ61を設けることで、位置決め部材固定部3
2のリリース後に、自動的に位置決め部材固定部32を
後退させることができる。
を復帰させるための戻しバネ61が設けられ、この戻し
バネ61の一端は連結バー55に固定され、この他端は
ベースBに設けた引掛けピン62に固定されている。こ
の戻しバネ61を設けることで、位置決め部材固定部3
2のリリース後に、自動的に位置決め部材固定部32を
後退させることができる。
【0038】次に、連動付勢手段50の動作について説
明する。図10に示すように、スライダー31を首振り
ヘッド33に向けて前進させ、フェルール1内に光ファ
イバ3を差込むようにする。このとき、連動付勢手段5
0は全く動作しない。その後、図11に示すように、位
置決め部材固定部32を首振りヘッド33に向けて前進
させが、このとき、位置決め部材固定部32は、切込み
溝63によって第1の作動レバー52に影響されずにフ
リーに前進する。そして、更に位置決め部材固定部32
を前進させ続けると、第1の作動レバー52に切込み溝
63の後壁63aが突き当たり、位置決め部材固定部3
2の前進に伴って第1の作動レバー52が立ってくる。
これによって、連結バー55を介して第2の作動レバー
54も回動を開始する。
明する。図10に示すように、スライダー31を首振り
ヘッド33に向けて前進させ、フェルール1内に光ファ
イバ3を差込むようにする。このとき、連動付勢手段5
0は全く動作しない。その後、図11に示すように、位
置決め部材固定部32を首振りヘッド33に向けて前進
させが、このとき、位置決め部材固定部32は、切込み
溝63によって第1の作動レバー52に影響されずにフ
リーに前進する。そして、更に位置決め部材固定部32
を前進させ続けると、第1の作動レバー52に切込み溝
63の後壁63aが突き当たり、位置決め部材固定部3
2の前進に伴って第1の作動レバー52が立ってくる。
これによって、連結バー55を介して第2の作動レバー
54も回動を開始する。
【0039】その後、図12に示すように、位置決め部
材20とフェルール1との端面同士が当たるまで位置決
め部材固定部32を前進させると、連結バー55の戻し
バネ61の付勢力に抗して、第1の作動レバー52及び
第2の作動レバー54が更に立ってくる。このとき、第
2の作動レバー54の押圧ピン59でスライダー31の
後端を押すことになるので、圧縮バネ60の付勢力によ
りスライダー31が押される。これによって、心線ホル
ダ37に取付けられた光ファイバ心線2を後方から付勢
することになり、光ファイバ心線2には、所定の付勢力
が付与され続けると同時に、光ファイバ3の先端が位置
決め部材20に所定のバネ力で押し付けられることにな
る。
材20とフェルール1との端面同士が当たるまで位置決
め部材固定部32を前進させると、連結バー55の戻し
バネ61の付勢力に抗して、第1の作動レバー52及び
第2の作動レバー54が更に立ってくる。このとき、第
2の作動レバー54の押圧ピン59でスライダー31の
後端を押すことになるので、圧縮バネ60の付勢力によ
りスライダー31が押される。これによって、心線ホル
ダ37に取付けられた光ファイバ心線2を後方から付勢
することになり、光ファイバ心線2には、所定の付勢力
が付与され続けると同時に、光ファイバ3の先端が位置
決め部材20に所定のバネ力で押し付けられることにな
る。
【0040】その後、図13に示すように、位置決め部
材20がフェルール1に当たった状態で、位置決め部材
固定部32を更に前進させる。すると、位置決め部材2
0自体が後退を開始し、位置決め部材20には、押圧ロ
ッド45によって所定のバネ力が付与され続けることに
なる(図15及び図20参照)。そして、この状態で位
置決め部材固定部32を停止させることにより、位置決
め部材20及び光ファイバ3に対して所定の付勢力を付
与した状態が保持され続けることになる。
材20がフェルール1に当たった状態で、位置決め部材
固定部32を更に前進させる。すると、位置決め部材2
0自体が後退を開始し、位置決め部材20には、押圧ロ
ッド45によって所定のバネ力が付与され続けることに
なる(図15及び図20参照)。そして、この状態で位
置決め部材固定部32を停止させることにより、位置決
め部材20及び光ファイバ3に対して所定の付勢力を付
与した状態が保持され続けることになる。
【0041】なお、バネ60は、押圧ピン59の所定量
の押し込みによって、光ファイバ心線2に50〜100
g程度の弱い付勢力を発生させるような圧縮ばねが採用
される。この程度の付勢力を採用する理由としては、光
ファイバ3の先端面3aを位置決め部材20に押し当て
る際の加圧力は、光ファイバ3が4心の場合には50g
程度が好適であり、光ファイバ3が8心の場合には心数
に比例して増加させ、100g程度が好適となるからで
ある。そして、このような適切な加圧力によって、たと
え座屈をしたとして、座屈による光ファイバ3の曲げ半
径が大きいため、長期的な信頼性も十分確保でき、各光
ファイバ3の先端面3aを一列に整列させることができ
る。
の押し込みによって、光ファイバ心線2に50〜100
g程度の弱い付勢力を発生させるような圧縮ばねが採用
される。この程度の付勢力を採用する理由としては、光
ファイバ3の先端面3aを位置決め部材20に押し当て
る際の加圧力は、光ファイバ3が4心の場合には50g
程度が好適であり、光ファイバ3が8心の場合には心数
に比例して増加させ、100g程度が好適となるからで
ある。そして、このような適切な加圧力によって、たと
え座屈をしたとして、座屈による光ファイバ3の曲げ半
径が大きいため、長期的な信頼性も十分確保でき、各光
ファイバ3の先端面3aを一列に整列させることができ
る。
【0042】これに対して、バネ46は、フェルール1
の接続端面1aに位置決め部材20の前面22aが当た
った後に、押圧ロッド45の所定量の押し込みにより、
位置決め部材20に500〜1000g程度の比較的強
い付勢力を発生させるような圧縮ばねが採用されてい
る。
の接続端面1aに位置決め部材20の前面22aが当た
った後に、押圧ロッド45の所定量の押し込みにより、
位置決め部材20に500〜1000g程度の比較的強
い付勢力を発生させるような圧縮ばねが採用されてい
る。
【0043】ここで、位置決め部材固定部32の停止状
態を維持させる停止手段65について説明する。図14
に示すように、停止手段65は、位置決め部材固定部3
2の後部で上下に貫通するように配置させたリリースボ
タン66と、ベースB内でバネ67によって下方から付
勢させたストッパ64と、位置決め部材固定部32の底
面に設けてストッパ64の上端が差込まれる切込み溝6
8と、切込み溝68の終端でストッパ67の上端が入り
込む凹部69とからなる。この場合、リリースボタン6
6による停止解除を可能にするため、リリースボタン6
6の下端が凹部69内に臨むようにしている。
態を維持させる停止手段65について説明する。図14
に示すように、停止手段65は、位置決め部材固定部3
2の後部で上下に貫通するように配置させたリリースボ
タン66と、ベースB内でバネ67によって下方から付
勢させたストッパ64と、位置決め部材固定部32の底
面に設けてストッパ64の上端が差込まれる切込み溝6
8と、切込み溝68の終端でストッパ67の上端が入り
込む凹部69とからなる。この場合、リリースボタン6
6による停止解除を可能にするため、リリースボタン6
6の下端が凹部69内に臨むようにしている。
【0044】この停止手段65の操作を説明する。図1
5に示すように、位置決め部材固定部32を前進させ続
け、凹部69内にストッパ64の上端が入り込むこと
で、リリースボタン66が持ち上げられ、位置決め部材
固定部32を強制的に停止させると共に、その状態を維
持し続けることが可能となる。そして、光コネクタの組
立て作業が完了した時点で、図16に示すように、リリ
ースボタン66を指で押し込むことにより、凹部69か
らストッパ64が外れる。その後、図17に示すよう
に、リリースボタン66を押しつつ、位置決め部材固定
部32を僅かに後退させる。すると、図13に示すよう
に、位置決め部材固定部32に第1の作動レバー52が
係合した状態になっているので、位置決め部材固定部3
2は、連動付勢手段50の戻しバネ61の付勢力によっ
て、フェルール1から離れるように自動的に素早く後退
することになる(図18参照)。
5に示すように、位置決め部材固定部32を前進させ続
け、凹部69内にストッパ64の上端が入り込むこと
で、リリースボタン66が持ち上げられ、位置決め部材
固定部32を強制的に停止させると共に、その状態を維
持し続けることが可能となる。そして、光コネクタの組
立て作業が完了した時点で、図16に示すように、リリ
ースボタン66を指で押し込むことにより、凹部69か
らストッパ64が外れる。その後、図17に示すよう
に、リリースボタン66を押しつつ、位置決め部材固定
部32を僅かに後退させる。すると、図13に示すよう
に、位置決め部材固定部32に第1の作動レバー52が
係合した状態になっているので、位置決め部材固定部3
2は、連動付勢手段50の戻しバネ61の付勢力によっ
て、フェルール1から離れるように自動的に素早く後退
することになる(図18参照)。
【0045】次に、光ファイバ3をフェルール1の光フ
ァイバ挿入部10内に確実に挿入させるため、前述した
ように、フェルール固定部35の首振りヘッド33を適
切に揺動させる必要がある。この首振りヘッド33の自
動揺動を実現する手段について説明する。
ァイバ挿入部10内に確実に挿入させるため、前述した
ように、フェルール固定部35の首振りヘッド33を適
切に揺動させる必要がある。この首振りヘッド33の自
動揺動を実現する手段について説明する。
【0046】図6、図7及び図21に示すように、スラ
イダー31は、首振りヘッド33とベースBとの間に挿
入させて首振りヘッド33を揺動させる第1の差込み部
70を有している。この第1の差込み部70は、首振り
ヘッド33に向けて延在すると共に、ベースBの表面に
沿って摺動する。また、首振りヘッド33の前端下部に
は舌片71が突出し、第1の差込み部70の上面には、
その前進に伴って舌片71を持ち上げる作動部72が突
出して設けられている。
イダー31は、首振りヘッド33とベースBとの間に挿
入させて首振りヘッド33を揺動させる第1の差込み部
70を有している。この第1の差込み部70は、首振り
ヘッド33に向けて延在すると共に、ベースBの表面に
沿って摺動する。また、首振りヘッド33の前端下部に
は舌片71が突出し、第1の差込み部70の上面には、
その前進に伴って舌片71を持ち上げる作動部72が突
出して設けられている。
【0047】よって、前進し続ける作動部72が舌片7
1の下端を押し続けることで、揺動自在に軸支された首
振りヘッド33の前端が持ち上げられることになる。ま
た、舌片71は、軸部71aによって回動自在に支持さ
れると共に、作動部72が前進する際、首振りヘッド3
3に係止した状態となって首振りヘッド33を持ち上げ
る。これに対して、作動部72が後退する際、舌片71
は、逃げるように回動する。
1の下端を押し続けることで、揺動自在に軸支された首
振りヘッド33の前端が持ち上げられることになる。ま
た、舌片71は、軸部71aによって回動自在に支持さ
れると共に、作動部72が前進する際、首振りヘッド3
3に係止した状態となって首振りヘッド33を持ち上げ
る。これに対して、作動部72が後退する際、舌片71
は、逃げるように回動する。
【0048】更に、第1の差込み部70における作動部
72の後方には、スライダー31の移動を停止させる突
当て部73が上方に向けて突出している。また、首振り
ヘッド33の後端下部には、この突当て部73に当接し
てスライダー31の移動を停止させる係止部74が下方
に向けて突出している。そして、この係止部74の下面
には、突当て部73を確実に停止させるため、突当て部
73を滑り込ませる水平面74aと、突当て部73を突
き当てる垂れ面74bとから形成されている。
72の後方には、スライダー31の移動を停止させる突
当て部73が上方に向けて突出している。また、首振り
ヘッド33の後端下部には、この突当て部73に当接し
てスライダー31の移動を停止させる係止部74が下方
に向けて突出している。そして、この係止部74の下面
には、突当て部73を確実に停止させるため、突当て部
73を滑り込ませる水平面74aと、突当て部73を突
き当てる垂れ面74bとから形成されている。
【0049】また、スライダー31の一時停止を解除す
るために、首振りヘッド33の上端には、これを手動回
動させる操作レバー77が設けられている。そして、作
業者の意志により操作レバー77を下げたり上げたりす
ることで、首振りヘッド33を適切に手動揺動させるこ
とができる。
るために、首振りヘッド33の上端には、これを手動回
動させる操作レバー77が設けられている。そして、作
業者の意志により操作レバー77を下げたり上げたりす
ることで、首振りヘッド33を適切に手動揺動させるこ
とができる。
【0050】更に、スライダー31には、第1の差込み
部70とは別に、首振りヘッド33とベースBとの間に
挿入させる第2の差込み部75が設けられている。この
第2の差込み部75は、第1の差込み部70と平行で首
振りヘッド33に向けて延在すると共に、ベースBの表
面に沿って摺動する。また、第2の差込み部75は、首
振りヘッド33の下端に設けた凸部76の下面76aに
当接して、首振りヘッド33の回動を規制する所定長さ
の揺動規制面75aを有している。
部70とは別に、首振りヘッド33とベースBとの間に
挿入させる第2の差込み部75が設けられている。この
第2の差込み部75は、第1の差込み部70と平行で首
振りヘッド33に向けて延在すると共に、ベースBの表
面に沿って摺動する。また、第2の差込み部75は、首
振りヘッド33の下端に設けた凸部76の下面76aに
当接して、首振りヘッド33の回動を規制する所定長さ
の揺動規制面75aを有している。
【0051】従って、首振りヘッド33の下に第2の差
込み部75を滑り込ませておき、首振りヘッド33の凸
部76が第2の差込み部75の揺動規制面75a上に載
せることで、首振りヘッド33の回動を規制する。これ
によって、スライダー31を前進させた場合でも、首振
りヘッド33の揺動規制を維持したまま、光ファイバ3
を首振りヘッド33内へ真っすぐ差込むことができる。
なお、この第2の差込み部75は、首振りヘッド33を
自動的に揺動させる前工程で利用するため、第1の差込
み部70より前方へ突出させている。そして、第2の差
込み部75には、スライダー31の戻り防止用のストッ
パ78が突設され、このストッパ78と凸部76との協
働によりスライダー31の不意の戻りを防止している
(図28参照)。
込み部75を滑り込ませておき、首振りヘッド33の凸
部76が第2の差込み部75の揺動規制面75a上に載
せることで、首振りヘッド33の回動を規制する。これ
によって、スライダー31を前進させた場合でも、首振
りヘッド33の揺動規制を維持したまま、光ファイバ3
を首振りヘッド33内へ真っすぐ差込むことができる。
なお、この第2の差込み部75は、首振りヘッド33を
自動的に揺動させる前工程で利用するため、第1の差込
み部70より前方へ突出させている。そして、第2の差
込み部75には、スライダー31の戻り防止用のストッ
パ78が突設され、このストッパ78と凸部76との協
働によりスライダー31の不意の戻りを防止している
(図28参照)。
【0052】次に、光ファイバ3を、フェルール1の光
ファイバ挿入部10内に確実に挿入させる際の首振りヘ
ッド33の揺動について説明する。
ファイバ挿入部10内に確実に挿入させる際の首振りヘ
ッド33の揺動について説明する。
【0053】図21及び図29に示すように、首振りヘ
ッド33の下に第2の差込み部75の揺動規制面75a
を滑り込ませておくことで、光ファイバ3の前方でフェ
ルール1を水平状態に静止させ続ける。次に、図22及
び図30に示すように、スライダー31を前進させるこ
とで、水平状態のフェルール1内に光ファイバ3が真っ
すぐに挿入される。そして、光ファイバ3の先端が光フ
ァイバ挿入部10の光ファイバ整列溝9に差しかかる
と、作動部72が係止部74の垂れ面74bに当たり、
スライダー31を一旦停止させる。
ッド33の下に第2の差込み部75の揺動規制面75a
を滑り込ませておくことで、光ファイバ3の前方でフェ
ルール1を水平状態に静止させ続ける。次に、図22及
び図30に示すように、スライダー31を前進させるこ
とで、水平状態のフェルール1内に光ファイバ3が真っ
すぐに挿入される。そして、光ファイバ3の先端が光フ
ァイバ挿入部10の光ファイバ整列溝9に差しかかる
と、作動部72が係止部74の垂れ面74bに当たり、
スライダー31を一旦停止させる。
【0054】その後、図23及び図31に示すように、
操作レバー77を指で押し下げることにより、軸部41
aを中心に首振りヘッド33が回動し、フェルール1の
光接続口1a側が下げられる。これによって作動部72
と係止部74との当接が解除されると同時に、光ファイ
バ挿入部10が前下がりの状態になる。これは、曲がり
癖のついた光ファイバ3がそのまま直進した場合に、光
ファイバ3の先端が光ファイバ挿入部10に衝突して、
光ファイバ3が折れてしまうことを適切に回避させるた
めである。
操作レバー77を指で押し下げることにより、軸部41
aを中心に首振りヘッド33が回動し、フェルール1の
光接続口1a側が下げられる。これによって作動部72
と係止部74との当接が解除されると同時に、光ファイ
バ挿入部10が前下がりの状態になる。これは、曲がり
癖のついた光ファイバ3がそのまま直進した場合に、光
ファイバ3の先端が光ファイバ挿入部10に衝突して、
光ファイバ3が折れてしまうことを適切に回避させるた
めである。
【0055】その後、図24及び図32に示すように、
スライダー31を前進させと、光ファイバ3の先端が光
ファイバ挿入部10の上方の位置まで移動するが、この
とき、舌片71に作動部72が当接する。その後さらに
スライダー31を前進させ続けると、図25及び図33
に示すように、作動部72によって舌片71を押し続け
ることにより、首振りヘッド33の光接続口1a側が持
ち上げられ、光ファイバ挿入部10が前上がりの状態に
なる。これにより、光ファイバ挿入部10が光ファイバ
3の先端を受け入れ易くなる。
スライダー31を前進させと、光ファイバ3の先端が光
ファイバ挿入部10の上方の位置まで移動するが、この
とき、舌片71に作動部72が当接する。その後さらに
スライダー31を前進させ続けると、図25及び図33
に示すように、作動部72によって舌片71を押し続け
ることにより、首振りヘッド33の光接続口1a側が持
ち上げられ、光ファイバ挿入部10が前上がりの状態に
なる。これにより、光ファイバ挿入部10が光ファイバ
3の先端を受け入れ易くなる。
【0056】そして、このような状態からスライダー3
1を更に前進させると、図26及び図27に示すよう
に、光ファイバ3は光ファイバ挿入部10に沿うように
差込まれ続ける。このとき、舌片71は、作動部72の
傾斜面72aに沿って徐々に下降を開始し、最終的に、
図28及び図34に示すように、光ファイバ3の先端が
フェルール1の接続端面1aから突出し、舌片71が傾
斜面72aから外れることで、首振りヘッド33が水平
状態に復帰することになる。
1を更に前進させると、図26及び図27に示すよう
に、光ファイバ3は光ファイバ挿入部10に沿うように
差込まれ続ける。このとき、舌片71は、作動部72の
傾斜面72aに沿って徐々に下降を開始し、最終的に、
図28及び図34に示すように、光ファイバ3の先端が
フェルール1の接続端面1aから突出し、舌片71が傾
斜面72aから外れることで、首振りヘッド33が水平
状態に復帰することになる。
【0057】このような工程によって、例え光ファイバ
3に曲がり癖が付いていて反っているような場合でも、
光ファイバ3をフェルール1内に適切に挿入させること
ができる。なお、首振りヘッド33のこのような動作
は、図示しない所定のカム機構でも実現できる。
3に曲がり癖が付いていて反っているような場合でも、
光ファイバ3をフェルール1内に適切に挿入させること
ができる。なお、首振りヘッド33のこのような動作
は、図示しない所定のカム機構でも実現できる。
【0058】図35及び図36に示すように、スライダ
ー31は、中立位置に保持されることになる。具体的
に、スライダー31は、2個のバネ80によって付勢さ
せたガイド板81を左右に配置させ、各ガイド板81で
スライダー31の両側を挟むようにする。これによっ
て、スライダー31は、その両側から等しい力で付勢さ
れ続けると同時に、スライダー31の移動方向に延びる
ガイド板81に沿って確実に進退する。
ー31は、中立位置に保持されることになる。具体的
に、スライダー31は、2個のバネ80によって付勢さ
せたガイド板81を左右に配置させ、各ガイド板81で
スライダー31の両側を挟むようにする。これによっ
て、スライダー31は、その両側から等しい力で付勢さ
れ続けると同時に、スライダー31の移動方向に延びる
ガイド板81に沿って確実に進退する。
【0059】このような構成により、例えば、図37に
示すように、光ファイバ3に曲がり癖がついている場
合、光ファイバ3をフェルール1に対して真っすぐに差
込むことができない。そこで、このような場合、光ファ
イバ3の曲がり具合に応じ、作業者の目視によって、ス
ライダー31上の心線ホルダ37を作業者の指によって
所定の方向に傾け、光ファイバ3をフェルール1に確実
に差込む。
示すように、光ファイバ3に曲がり癖がついている場
合、光ファイバ3をフェルール1に対して真っすぐに差
込むことができない。そこで、このような場合、光ファ
イバ3の曲がり具合に応じ、作業者の目視によって、ス
ライダー31上の心線ホルダ37を作業者の指によって
所定の方向に傾け、光ファイバ3をフェルール1に確実
に差込む。
【0060】次に、前述した光コネクタ工具30による
光コネクタ19の組立方法について、概略図を利用して
説明する。
光コネクタ19の組立方法について、概略図を利用して
説明する。
【0061】この方法を行うにあたって、図38及び図
39に示すように、ジルコニア(セラミックス)、ガラ
ス、結晶化ガラス又は樹脂等からなる略直方体形状の位
置決め部材20を準備する。この位置決め部材20は、
前述したフェルールと外形寸法を略同一にした本体部2
1を有している。この本体部21における前端面21a
の中央には、直方体形状のフェルール突当て部22が一
体に設けられ、フェルール突当て部22の前面22aが
位置決め部材20の前面となる。このフェルール突当て
部22は、例えば0.5mm程度の突出量をもって前端
面21aに一体成形させている。
39に示すように、ジルコニア(セラミックス)、ガラ
ス、結晶化ガラス又は樹脂等からなる略直方体形状の位
置決め部材20を準備する。この位置決め部材20は、
前述したフェルールと外形寸法を略同一にした本体部2
1を有している。この本体部21における前端面21a
の中央には、直方体形状のフェルール突当て部22が一
体に設けられ、フェルール突当て部22の前面22aが
位置決め部材20の前面となる。このフェルール突当て
部22は、例えば0.5mm程度の突出量をもって前端
面21aに一体成形させている。
【0062】更に、フェルール突当て部22の横幅及び
縦幅は、光接続口5と同等な配列ピット(例えば0.2
5mm)をもつ8本の位置決め凸部23を横一列に配列
させ得るのに十分な寸法(例えば横幅2.5mm、縦幅
0.5mm)を有している。そして、本体部21には、
前端面21aから延びて、フェルール突当て部22の両
側方に位置させたガイドピン挿入孔25が形成されてい
る。各ガイドピン挿入孔25は、前述したフェルール1
のガイドピン挿入孔12に一対一で対峙させることがで
きるように配置され、光コネクタの組立て時に利用され
るものである。
縦幅は、光接続口5と同等な配列ピット(例えば0.2
5mm)をもつ8本の位置決め凸部23を横一列に配列
させ得るのに十分な寸法(例えば横幅2.5mm、縦幅
0.5mm)を有している。そして、本体部21には、
前端面21aから延びて、フェルール突当て部22の両
側方に位置させたガイドピン挿入孔25が形成されてい
る。各ガイドピン挿入孔25は、前述したフェルール1
のガイドピン挿入孔12に一対一で対峙させることがで
きるように配置され、光コネクタの組立て時に利用され
るものである。
【0063】また、各位置決め凸部23は、直径100
μm程度の寸法をもったガラス製の光ファイバSで形成
させると共に、1μm程度の突出量を作り出すようにし
てフェルール突当て部22に埋設させている。すなわ
ち、図39に示すように、位置決め部材20には、本体
部21を貫通するように、フェルール突当て部22から
内方に向けて真っすぐ延びる光ファイバ挿入孔24が形
成され、この光ファイバ挿入孔24内に直径100μm
程度の光ファイバPを接着剤を介して固定させている。
μm程度の寸法をもったガラス製の光ファイバSで形成
させると共に、1μm程度の突出量を作り出すようにし
てフェルール突当て部22に埋設させている。すなわ
ち、図39に示すように、位置決め部材20には、本体
部21を貫通するように、フェルール突当て部22から
内方に向けて真っすぐ延びる光ファイバ挿入孔24が形
成され、この光ファイバ挿入孔24内に直径100μm
程度の光ファイバPを接着剤を介して固定させている。
【0064】なお、光ファイバSを本体部21内に組み
込む前段階において、光ファイバSの先端面を放電加工
又は研磨加工により丸めておくことで、突き出させた位
置決め凸部23において、光ファイバ押当て面23aの
周縁部が面取りされた状態となる。従って、位置決め凸
部23がフェルール1の光接続口5内に入り易くなる。
それと同時に、光コネクタ組立て時において、光ファイ
バ3の先端面3aが位置決め凸部23の光ファイバ押当
て面23aに当たる場合に、光ファイバ3の先端面3a
が傷つけられることがなく、光ファイバ3の先端面3a
の欠けを誘発する虞れもなく、光ファイバ3の光学特性
安定化に寄与する。
込む前段階において、光ファイバSの先端面を放電加工
又は研磨加工により丸めておくことで、突き出させた位
置決め凸部23において、光ファイバ押当て面23aの
周縁部が面取りされた状態となる。従って、位置決め凸
部23がフェルール1の光接続口5内に入り易くなる。
それと同時に、光コネクタ組立て時において、光ファイ
バ3の先端面3aが位置決め凸部23の光ファイバ押当
て面23aに当たる場合に、光ファイバ3の先端面3a
が傷つけられることがなく、光ファイバ3の先端面3a
の欠けを誘発する虞れもなく、光ファイバ3の光学特性
安定化に寄与する。
【0065】このように、位置決め凸部23を、フェル
ール1内の光ファイバ3と同質な光ファイバSの先端部
分で形成させると、光コネクタ組立て時において、光フ
ァイバ3と光ファイバSとの突き合わせが可能となり、
同質の材料であるがゆえに互いに傷がつきにくく、位置
決め部材20の長期的な使用が可能となる。
ール1内の光ファイバ3と同質な光ファイバSの先端部
分で形成させると、光コネクタ組立て時において、光フ
ァイバ3と光ファイバSとの突き合わせが可能となり、
同質の材料であるがゆえに互いに傷がつきにくく、位置
決め部材20の長期的な使用が可能となる。
【0066】そこで、光コネクタ19を組立てる手順と
して、先ず、図40及び図41に示すように、8本の光
ファイバ3をもった光ファイバ心線2を心線ホルダ37
に装着させる。この状態で、光ファイバ心線2の先端部
分から所定長の被覆部Fを加熱式リムーバ等により除去
し、8本の光ファイバ3を露出させた状態にしてアルコ
ール等で被覆屑を拭き取る。そして、各光ファイバ3を
カッタ等で一列に揃えるように所定の長さに切断する。
なお、必要に応じ、放電加工により光ファイバ3の先端
面3aのエッジ除去処理を行うこともある。これは、フ
ェルール1に光ファイバ3を挿入させる際に、光ファイ
バ3がフェルール1に接触することで起こる端面欠けを
無くすことと、挿入作業の迅速化を目的とする。
して、先ず、図40及び図41に示すように、8本の光
ファイバ3をもった光ファイバ心線2を心線ホルダ37
に装着させる。この状態で、光ファイバ心線2の先端部
分から所定長の被覆部Fを加熱式リムーバ等により除去
し、8本の光ファイバ3を露出させた状態にしてアルコ
ール等で被覆屑を拭き取る。そして、各光ファイバ3を
カッタ等で一列に揃えるように所定の長さに切断する。
なお、必要に応じ、放電加工により光ファイバ3の先端
面3aのエッジ除去処理を行うこともある。これは、フ
ェルール1に光ファイバ3を挿入させる際に、光ファイ
バ3がフェルール1に接触することで起こる端面欠けを
無くすことと、挿入作業の迅速化を目的とする。
【0067】次に、図42〜図44に示すように、フェ
ルール1にゴム製のブーツAを装着した状態で、首振り
ヘッド33のガイドピン42をフェルール1のガイドピ
ン挿入孔12に差し込む。その後、スライダー31上に
心線ホルダ37を載置させる。また、位置決め部材固定
部32の収容凹部44内に位置決め部材20を差し込
む。このとき、位置決め部材20は、1000g程度の
力によってアシストされている。なお、位置決め部材2
0の各ガイドピン挿入孔25内にガイドピン48の片側
を挿入させておく。
ルール1にゴム製のブーツAを装着した状態で、首振り
ヘッド33のガイドピン42をフェルール1のガイドピ
ン挿入孔12に差し込む。その後、スライダー31上に
心線ホルダ37を載置させる。また、位置決め部材固定
部32の収容凹部44内に位置決め部材20を差し込
む。このとき、位置決め部材20は、1000g程度の
力によってアシストされている。なお、位置決め部材2
0の各ガイドピン挿入孔25内にガイドピン48の片側
を挿入させておく。
【0068】このように、ベースB上において、フェル
ール1の後方に光ファイバ心線2を配置させ、フェルー
ル1の前方に位置決め部材20を配置させ、それぞれの
部品が一列に整列するようにしておく(図44参照)。
この状態から、図45に示すように、作業者自身が、ベ
ースB上でスライダー31をフェルール1に向けて前進
させ、前述した第1の差込み部70や第2の差込み部7
5を利用して、図21〜図34に示すように首振りヘッ
ド33を揺動させながら、フェルール1の各光ファイバ
整列溝9内に各光ファイバ3を挿入させる。
ール1の後方に光ファイバ心線2を配置させ、フェルー
ル1の前方に位置決め部材20を配置させ、それぞれの
部品が一列に整列するようにしておく(図44参照)。
この状態から、図45に示すように、作業者自身が、ベ
ースB上でスライダー31をフェルール1に向けて前進
させ、前述した第1の差込み部70や第2の差込み部7
5を利用して、図21〜図34に示すように首振りヘッ
ド33を揺動させながら、フェルール1の各光ファイバ
整列溝9内に各光ファイバ3を挿入させる。
【0069】このとき、図46に示すように、フェルー
ル1の接続端面1aから所定量(例えば最大で0.5m
m程度)だけ光ファイバ3を突出させたところで、スラ
イダー31の移動を停止させる。なお、この突出量は、
8本の光ファイバ3の不揃い量を考慮したものである。
ル1の接続端面1aから所定量(例えば最大で0.5m
m程度)だけ光ファイバ3を突出させたところで、スラ
イダー31の移動を停止させる。なお、この突出量は、
8本の光ファイバ3の不揃い量を考慮したものである。
【0070】その後、図47及び図48に示すように、
作業者自身が、ベースB上で位置決め部材固定部32を
フェルール1に向けて前進させ、位置決め部材20のガ
イドピン48をフェルール1のガイドピン挿入孔12内
に差し込むようにする。そして、位置決め部材20の前
面の一部をなすフェルール突当て部22の前面22aが
フェルール1の接続端面1aに当接する直前において、
光ファイバ3の先端面3aが位置決め部材20の位置決
め凸部23に当接した状態となる。そして、位置決め部
材固定部32を更に押し込むことにより、前述した連結
付勢手段50が動作を開始する。
作業者自身が、ベースB上で位置決め部材固定部32を
フェルール1に向けて前進させ、位置決め部材20のガ
イドピン48をフェルール1のガイドピン挿入孔12内
に差し込むようにする。そして、位置決め部材20の前
面の一部をなすフェルール突当て部22の前面22aが
フェルール1の接続端面1aに当接する直前において、
光ファイバ3の先端面3aが位置決め部材20の位置決
め凸部23に当接した状態となる。そして、位置決め部
材固定部32を更に押し込むことにより、前述した連結
付勢手段50が動作を開始する。
【0071】その結果、位置決め部材20の位置決め凸
部23は、光ファイバ3の先端面3aを押し戻しながら
前進し、最終的に光ファイバ位置決め孔4の中に1μm
程度入り込むことになる。それと同時に、フェルール1
の接続端面1aと位置決め部材20の前面22aとが当
接し、1000g程度の荷重をもって位置決め部材20
がフェルール1に対してしっかりと固定されることにな
る。また、光ファイバ3の先端面3aは、フェルール1
内に押し戻されつつ、バネ60によって100g程度の
力で保持される。その結果として、光ファイバ3は座屈
することなく、各光ファイバ3の先端面3aを、光接続
口5内に埋設させると同時に一列に揃わせることができ
る。
部23は、光ファイバ3の先端面3aを押し戻しながら
前進し、最終的に光ファイバ位置決め孔4の中に1μm
程度入り込むことになる。それと同時に、フェルール1
の接続端面1aと位置決め部材20の前面22aとが当
接し、1000g程度の荷重をもって位置決め部材20
がフェルール1に対してしっかりと固定されることにな
る。また、光ファイバ3の先端面3aは、フェルール1
内に押し戻されつつ、バネ60によって100g程度の
力で保持される。その結果として、光ファイバ3は座屈
することなく、各光ファイバ3の先端面3aを、光接続
口5内に埋設させると同時に一列に揃わせることができ
る。
【0072】この状態を維持したまま、フェルール1の
凹部7内に接着剤Rを注入する。この接着剤Rは、粘度
が100〜3000cPの高速硬化型接着剤であり、例
えば、シアノアクリレート系の瞬間接着剤などである。
このような粘度の接着剤Rは、フェルール1と光ファイ
バ3とを接着させる上で適度な流動性を有し、接着剤R
が光ファイバ位置決め孔4を通って光接続口5から流れ
出さないことが実験により確かめられている。特に、シ
アノアクリレート系の瞬間接着剤Rは、適切な硬化時間
(例えば1分以下)をもつものであり、組立て時間の短
縮に寄与するものである。
凹部7内に接着剤Rを注入する。この接着剤Rは、粘度
が100〜3000cPの高速硬化型接着剤であり、例
えば、シアノアクリレート系の瞬間接着剤などである。
このような粘度の接着剤Rは、フェルール1と光ファイ
バ3とを接着させる上で適度な流動性を有し、接着剤R
が光ファイバ位置決め孔4を通って光接続口5から流れ
出さないことが実験により確かめられている。特に、シ
アノアクリレート系の瞬間接着剤Rは、適切な硬化時間
(例えば1分以下)をもつものであり、組立て時間の短
縮に寄与するものである。
【0073】そして、接着剤Rの硬化によって、各光フ
ァイバ3がフェルール1に固定された後、図49に示す
ホルダクランプHのレバー80を回動させ、クランパー
81で心線ホルダ37を上から押さえ込み、ベースBに
心線ホルダ37をしっかりと固定させておく。その後、
リリースボタン66を押し込むことで、位置決め部材固
定部32をフリーな状態にすると同時にバネ力によって
強制的に後退させる。そして、心線ホルダ37の蓋部3
9を開けて光ファイバ心線2を取り出しながら、首振り
ヘッド33のガイドピン42からフェルール1を抜き取
ることで、工具30による光コネクタ19(図4参照)
の組立て作業が完了する。
ァイバ3がフェルール1に固定された後、図49に示す
ホルダクランプHのレバー80を回動させ、クランパー
81で心線ホルダ37を上から押さえ込み、ベースBに
心線ホルダ37をしっかりと固定させておく。その後、
リリースボタン66を押し込むことで、位置決め部材固
定部32をフリーな状態にすると同時にバネ力によって
強制的に後退させる。そして、心線ホルダ37の蓋部3
9を開けて光ファイバ心線2を取り出しながら、首振り
ヘッド33のガイドピン42からフェルール1を抜き取
ることで、工具30による光コネクタ19(図4参照)
の組立て作業が完了する。
【0074】
【発明の効果】本発明による光コネクタの組立方法では
次のような効果を得る。すなわち、接続端面に形成した
光接続口から内部に向けて延びる光ファイバ挿入部を有
するフェルールに、光ファイバ心線を組み付け固定させ
る光コネクタの組立方法であって、ベース上で回転自在
に軸支させた首振りヘッドにフェルールを固定させた
後、光ファイバ心線の先端部分から露出させた光ファイ
バを前進させながら、フェルールの後端から光ファイバ
挿入部内に光ファイバを挿入させるにあたって、光ファ
イバの先端を光ファイバ挿入部内に導入させる前に、首
振りヘッドの回動によって光接続口側を一旦下げ、その
後、光ファイバの前進によって、光ファイバの先端が光
ファイバ挿入部の上方に位置した状態で、首振りヘッド
の回動によって光接続口側を上げ、この状態で光ファイ
バを更に前進させて、光ファイバの先端をフェルールの
光接続口まで導くことにより、組立て時間の短縮を可能
にし、簡単かつ安価に光コネクタの組立てを行うことが
できる。
次のような効果を得る。すなわち、接続端面に形成した
光接続口から内部に向けて延びる光ファイバ挿入部を有
するフェルールに、光ファイバ心線を組み付け固定させ
る光コネクタの組立方法であって、ベース上で回転自在
に軸支させた首振りヘッドにフェルールを固定させた
後、光ファイバ心線の先端部分から露出させた光ファイ
バを前進させながら、フェルールの後端から光ファイバ
挿入部内に光ファイバを挿入させるにあたって、光ファ
イバの先端を光ファイバ挿入部内に導入させる前に、首
振りヘッドの回動によって光接続口側を一旦下げ、その
後、光ファイバの前進によって、光ファイバの先端が光
ファイバ挿入部の上方に位置した状態で、首振りヘッド
の回動によって光接続口側を上げ、この状態で光ファイ
バを更に前進させて、光ファイバの先端をフェルールの
光接続口まで導くことにより、組立て時間の短縮を可能
にし、簡単かつ安価に光コネクタの組立てを行うことが
できる。
【0075】また、本発明による光コネクタの組立工具
では、次のような効果を得る。すなわち、接続端面に形
成した光接続口から内部に向けて延びる光ファイバ挿入
部を有するフェルールに、光ファイバ心線をベース上で
組み付け固定させる光コネクタの組立工具であって、光
ファイバ心線を保持させる心線ホルダを装着させると共
に、ベースの上面で直線的に移動するスライダーと、フ
ェルールを装着させると共に、ベース上でスライダーの
前方に位置し、ベース上で上下に揺動するように軸支さ
せた首振りヘッドとを備えたことにより、組立て時間の
短縮を可能にし、簡単かつ安価に光コネクタの組立てを
行うことができる。
では、次のような効果を得る。すなわち、接続端面に形
成した光接続口から内部に向けて延びる光ファイバ挿入
部を有するフェルールに、光ファイバ心線をベース上で
組み付け固定させる光コネクタの組立工具であって、光
ファイバ心線を保持させる心線ホルダを装着させると共
に、ベースの上面で直線的に移動するスライダーと、フ
ェルールを装着させると共に、ベース上でスライダーの
前方に位置し、ベース上で上下に揺動するように軸支さ
せた首振りヘッドとを備えたことにより、組立て時間の
短縮を可能にし、簡単かつ安価に光コネクタの組立てを
行うことができる。
【図1】本発明に係る光コネクタの組立方法及び組立工
具に適用させるためのフェルールを示す平面図である。
具に適用させるためのフェルールを示す平面図である。
【図2】図1に示したフェルールの正面図である。
【図3】図1に示したフェルールの断面図である。
【図4】光コネクタを示す断面図である。
【図5】本発明に係る光コネクタの組立工具の一実施形
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図6】図5に示した工具の断面図である。
【図7】図5に示した工具の平面図である。
【図8】図5に示した工具の側面図である。
【図9】光コネクタの組立工具に適用させる連結付勢手
段を示す斜視図である。
段を示す斜視図である。
【図10】組立工具を利用してフェルールに光ファイバ
を挿入させた後の状態を示す断面図である。
を挿入させた後の状態を示す断面図である。
【図11】位置決め部材固定部を前進させた状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図12】位置決め部材固定部を更に前進させた状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図13】位置決め部材固定部を更に前進させた状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図14】位置決め部材固定部の定常状態を示す拡大断
面図である。
面図である。
【図15】位置決め部材固定部の前進完了の状態を示す
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図16】位置決め部材固定部のリリースボタンを押し
た状態を示す拡大断面図である。
た状態を示す拡大断面図である。
【図17】位置決め部材固定部が後退を開始した直後を
示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
【図18】位置決め部材固定部の後退完了を示す拡大断
面図である。
面図である。
【図19】図14に対応する平面図である。
【図20】図15に対応する平面図である。
【図21】首振機構を示す拡大断面図である。
【図22】フェルール内に光ファイバを差込んだ状態を
示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
【図23】首振りヘッドの前側を下げた状態を示す拡大
断面図である。
断面図である。
【図24】首振りヘッドの前側が下った状態でスライダ
ーを前進させた状態を示す拡大断面図である。
ーを前進させた状態を示す拡大断面図である。
【図25】首振りヘッドの前側を上げた状態を示す拡大
断面図である。
断面図である。
【図26】首振りヘッドの前側が上がった状態でスライ
ダーを前進させた状態を示す拡大断面図である。
ダーを前進させた状態を示す拡大断面図である。
【図27】首振りヘッドが水平に復帰した状態を示す拡
大断面図である。
大断面図である。
【図28】光ファイバをフェルールに差込む作業が完了
した状態を示す拡大断面図である。
した状態を示す拡大断面図である。
【図29】光ファイバをフェルールに差込むにあたって
の第1ステップを示す要部拡大断面図である。
の第1ステップを示す要部拡大断面図である。
【図30】光ファイバをフェルールに差込むにあたって
の第2ステップを示す要部拡大断面図である。
の第2ステップを示す要部拡大断面図である。
【図31】光ファイバをフェルールに差込むにあたって
の第3ステップを示す要部拡大断面図である。
の第3ステップを示す要部拡大断面図である。
【図32】光ファイバをフェルールに差込むにあたって
の第4ステップを示す要部拡大断面図である。
の第4ステップを示す要部拡大断面図である。
【図33】光ファイバをフェルールに差込むにあたって
の第5ステップを示す要部拡大断面図である。
の第5ステップを示す要部拡大断面図である。
【図34】光ファイバをフェルールに差込むにあたって
の第6ステップを示す要部拡大断面図である。
の第6ステップを示す要部拡大断面図である。
【図35】スライダーの中立位置保持機構を示す平面図
である。
である。
【図36】図35のA−A線に沿う断面図である。
【図37】中立位置保持機構を利用して、スライダーを
傾けた状態を示す平面図である。
傾けた状態を示す平面図である。
【図38】位置決め部材を示す拡大斜視図である。
【図39】位置決め部材の要部拡大図である。
【図40】光ファイバ心線の放電加工中の状態を示す側
面図である。
面図である。
【図41】光ファイバ心線の放電加工中の状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図42】首振りヘッドにフェルールを装着した状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図43】図42に対応する斜視図である。
【図44】ベース上で光ファイバ心線とフェルールと位
置決め部材とを一列に配置させた状態を示す概略図であ
る。
置決め部材とを一列に配置させた状態を示す概略図であ
る。
【図45】フェルールに光ファイバを挿入させた状態を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図46】図45の要部拡大図である。
【図47】位置決め部材とフェルールとを突合わせ連結
させた状態を示す概略図である。
させた状態を示す概略図である。
【図48】図47の要部拡大図である。
【図49】ホルダクランプを示す正面図である。
B…ベース、1…フェルール、1a…接続端面、2…光
ファイバ心線、3…光ファイバ、3a…光ファイバの先
端面、5…光接続口、10…光ファイバ挿入部、19…
光コネクタ、20…位置決め部材、22a…位置決め部
材の前面(先端面)、30…光コネクタ組立工具、31
…スライダー、32…位置決め部材固定部、33…首振
りヘッド、46,60…バネ、37…心線ホルダ、45
…押圧ロッド、49…フローティングブロック、50…
連動付勢手段、52…第1の作動レバー、54…第2の
作動レバー、55…連結バー、58…スライダ付勢手
段、70…第1の差込み部、71…舌片、72…作動
部、73…突当て部、74…係止部、75…第2の差込
み部、75a…揺動規制面、76…凸部、77…操作レ
バー。
ファイバ心線、3…光ファイバ、3a…光ファイバの先
端面、5…光接続口、10…光ファイバ挿入部、19…
光コネクタ、20…位置決め部材、22a…位置決め部
材の前面(先端面)、30…光コネクタ組立工具、31
…スライダー、32…位置決め部材固定部、33…首振
りヘッド、46,60…バネ、37…心線ホルダ、45
…押圧ロッド、49…フローティングブロック、50…
連動付勢手段、52…第1の作動レバー、54…第2の
作動レバー、55…連結バー、58…スライダ付勢手
段、70…第1の差込み部、71…舌片、72…作動
部、73…突当て部、74…係止部、75…第2の差込
み部、75a…揺動規制面、76…凸部、77…操作レ
バー。
フロントページの続き (72)発明者 上田 知彦 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 柿井 俊昭 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 高谷 雅昭 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 長沢 真二 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H036 JA01 QA11 QA23 QA26
Claims (9)
- 【請求項1】 接続端面に形成した光接続口から内部に
向けて延びる光ファイバ挿入部を有するフェルールに、
光ファイバ心線を組み付け固定させる光コネクタの組立
方法であって、 ベース上で回転自在に軸支させた首振りヘッドに前記フ
ェルールを固定させた後、前記光ファイバ心線の先端部
分から露出させた光ファイバを前進させながら、前記フ
ェルールの後端から前記光ファイバ挿入部内に前記光フ
ァイバを挿入させるにあたって、 前記光ファイバの先端を前記光ファイバ挿入部内に導入
させる前に、前記首振りヘッドの回動によって前記光接
続口側を一旦下げ、 その後、前記光ファイバの前進によって、前記光ファイ
バの先端が前記光ファイバ挿入部の上方に位置した状態
で、前記首振りヘッドの回動によって前記光接続口側を
上げ、 この状態で前記光ファイバを更に前進させて、前記光フ
ァイバの先端を前記フェルールの前記光接続口まで導く
ことを特徴とする光コネクタの組立方法。 - 【請求項2】 前記光ファイバの先端を前記光ファイバ
挿入部内に導入させる前に、前記光ファイバの前進を一
旦停止させ、その後、前記首振りヘッドの前記光接続口
側を下げることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ
の組立方法。 - 【請求項3】 接続端面に形成した光接続口から内部に
向けて延びる光ファイバ挿入部を有するフェルールに、
光ファイバ心線をベース上で組み付け固定させる光コネ
クタの組立工具であって、 前記光ファイバ心線を保持させる心線ホルダを装着させ
ると共に、前記ベースの上面で直線的に移動するスライ
ダーと、 前記フェルールを装着させると共に、前記ベース上で前
記スライダーの前方に位置し、前記ベース上で上下に揺
動するように軸支させた首振りヘッドとを備えたことを
特徴とする光コネクタの組立工具。 - 【請求項4】 前記スライダーは、前記首振りヘッドと
前記ベースとの間に挿入させて前記首振りヘッドを揺動
させる第1の差込み部を有することを特徴とする請求項
3記載の光コネクタの組立工具。 - 【請求項5】 前記首振りヘッドの前端下部には舌片が
突出し、前記第1の差込み部の上面には、その前進に伴
って前記舌片を持ち上げる作動部が突出して設けられた
ことを特徴とする請求項4記載の光コネクタの組立工
具。 - 【請求項6】 前記首振りヘッドの後端下部には係止部
が突出し、前記第1の差込み部における前記作動部の後
方には、前記係止部に当接して前記スライダーの移動を
停止させる突当て部が突出して設けられたことを特徴と
する請求項4又は5記載の光コネクタの組立工具。 - 【請求項7】 前記首振りヘッドには、これを手動回動
させる操作レバーが設けられたことを特徴とする請求項
3〜6のいずれか一項記載の光コネクタの組立工具。 - 【請求項8】 前記スライダーには、前記首振りヘッド
と前記ベースとの間に挿入させる第2の差込み部が設け
られ、前記第2の差込み部は、前記首振りヘッドの下端
に設けた凸部の下面に当接して、前記首振りヘッドの回
動を規制する揺動規制面を有することを特徴とする請求
項3〜7のいずれか一項記載の光コネクタの組立工具。 - 【請求項9】 前記ベース上には、前記首振りヘッドに
装着させた前記フェルールの前記接続端面に当接させる
位置決め部材を装着させる位置決め部材固定部が設けら
れ、前記位置決め部材固定部と前記スライダーとの間に
前記首振りヘッドを配置させたことを特徴とする請求項
3〜8のいずれか一項記載の光コネクタの組立工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34477699A JP2001166179A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 光コネクタの組立方法及び光コネクタの組立工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34477699A JP2001166179A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 光コネクタの組立方法及び光コネクタの組立工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001166179A true JP2001166179A (ja) | 2001-06-22 |
Family
ID=18371900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34477699A Pending JP2001166179A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | 光コネクタの組立方法及び光コネクタの組立工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001166179A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005331580A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Fujikura Ltd | 光コネクタ組立工具 |
JP2007293228A (ja) * | 2005-11-02 | 2007-11-08 | Fujifilm Corp | 光デバイス、光学部材及びライトガイド |
CN103358249A (zh) * | 2012-03-27 | 2013-10-23 | 广东海粤集团有限公司 | 光纤阵列板组装装置和应用该装置的光纤阵列板组装平台 |
WO2015040516A1 (en) * | 2013-09-18 | 2015-03-26 | Tyco Electronics (Shanghai) Co. Ltd. | Automatic optical fiber inserting apparatus and fiber inserting method |
US20180348442A1 (en) * | 2017-05-31 | 2018-12-06 | Yazaki Corporation | Optical connector |
-
1999
- 1999-12-03 JP JP34477699A patent/JP2001166179A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005331580A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Fujikura Ltd | 光コネクタ組立工具 |
JP2007293228A (ja) * | 2005-11-02 | 2007-11-08 | Fujifilm Corp | 光デバイス、光学部材及びライトガイド |
CN103358249A (zh) * | 2012-03-27 | 2013-10-23 | 广东海粤集团有限公司 | 光纤阵列板组装装置和应用该装置的光纤阵列板组装平台 |
WO2015040516A1 (en) * | 2013-09-18 | 2015-03-26 | Tyco Electronics (Shanghai) Co. Ltd. | Automatic optical fiber inserting apparatus and fiber inserting method |
US10120139B2 (en) | 2013-09-18 | 2018-11-06 | Adc Telecommunications (Shanghai) Distribution Co., Ltd. | Automatic optical fiber inserting apparatus and fiber inserting method |
US10379296B2 (en) | 2013-09-18 | 2019-08-13 | Commscope Telecommunications (Shanghai) Co., Ltd. | Fiber straightening apparatus and fiber straightening method |
US20180348442A1 (en) * | 2017-05-31 | 2018-12-06 | Yazaki Corporation | Optical connector |
CN108983362A (zh) * | 2017-05-31 | 2018-12-11 | 矢崎总业株式会社 | 光学连接器 |
US10605994B2 (en) * | 2017-05-31 | 2020-03-31 | Yazaki Corporation | Optical connector |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4000484B2 (ja) | 光ファイバ接続治具 | |
JP4699546B2 (ja) | 光ファイバ接続方法及び光ファイバ接続工具 | |
TWI490578B (zh) | 光纖連接用單元、光纖連接方法及光纖連接單元用保持構件 | |
JP2001166179A (ja) | 光コネクタの組立方法及び光コネクタの組立工具 | |
JP2001166180A (ja) | 光コネクタの組立方法及び光コネクタの組立工具 | |
JP2007121888A (ja) | 素線ホルダ及び光ファイバの接続方法 | |
JP3574594B2 (ja) | 光コネクタの組立方法 | |
JP4372803B2 (ja) | 光ファイバ接続方法 | |
JP3667159B2 (ja) | 光コネクタ組立て用の位置決め部材 | |
JP2000304970A (ja) | 光コネクタの組立て方法及び光コネクタの組立工具 | |
JP3869176B2 (ja) | 光コネクタ組立装置 | |
JPH082644Y2 (ja) | 光コネクタ組立用の心線挿入工具 | |
JP2006113152A (ja) | 光コネクタ組立工具 | |
JP2006113149A (ja) | 光コネクタ組立工具 | |
JP3949338B2 (ja) | 光コネクタ組立装置 | |
JP3761669B2 (ja) | 光ファイバ接続工具 | |
US20230028782A1 (en) | Fiber optic processing systems and methods | |
JP4828097B2 (ja) | 光コネクタ組立工具、光コネクタ組立方法 | |
JPH02199409A (ja) | 光ファイバ組込台 | |
JP4159968B2 (ja) | 光ファイバ接続工具 | |
JP3622487B2 (ja) | 光コネクタの組立方法 | |
JP2012093625A (ja) | 光ファイバ挿入補助治具 | |
JPH10104456A (ja) | 光ファイバ接続工具 | |
JPH08184725A (ja) | 光ファイバ接続器用作業台 | |
JPH11295554A (ja) | 光ファイバ押圧機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040401 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040419 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041005 |