JP2001164975A - 可変動弁型エンジンの制御装置 - Google Patents

可変動弁型エンジンの制御装置

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JP2001164975A
JP2001164975A JP34613499A JP34613499A JP2001164975A JP 2001164975 A JP2001164975 A JP 2001164975A JP 34613499 A JP34613499 A JP 34613499A JP 34613499 A JP34613499 A JP 34613499A JP 2001164975 A JP2001164975 A JP 2001164975A
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intake
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exhaust
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啓介 藤原
Hatsuo Nagaishi
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電磁駆動式の吸排気弁が開故障したときに、高
温ガスが吸気系を逆流してエアフローメータ等の吸気系
部品に直接当たることを回避する。 【解決手段】吸気弁と排気弁との一方に開故障が発生し
た気筒においては、正常な方を閉弁状態に固定すると共
に(S23,S25)、燃料噴射及び点火を停止させ(S2
6)、故障状況によりスロットルを絞る。更に、残る正
常気筒で目標トルクを発生させるべく、正常気筒におけ
る目標吸入空気量・燃料噴射を増量補正する(S27)。
また、吸気弁と排気弁との双方が同一気筒で開故障した
ときには、当該気筒において燃料噴射及び点火を停止さ
せると共に(S28)、スロットル弁を強制的に最小開度
付近にまで絞る(S29)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可変動弁型エンジン
の制御装置に関し、詳しくは、吸排気弁の開閉が電子制
御される構成の可変動弁型エンジンにおける吸排気弁の
開故障時のフェイルセーフ技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、可変動弁型エンジンとしては、特
開平10−047028号公報に開示されるようなもの
があった。
【0003】このものは、吸排気弁を閉弁位置に保持す
る吸引力を有する永久磁石を備えると共に、電磁力によ
って前記吸排気弁を開弁位置に移動させる電磁石を備え
て可変動弁機構を構成するものであり、前記電磁石の電
気的異常時には、該電磁石への通電を停止させて吸排気
弁を閉弁状態に固定させることで、バックファイヤや排
気の逆流を防止できる構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に故障気筒の吸排気弁の何れかを閉固定する構成におい
て、例えば、特定気筒のデポジット等の閉弁を妨げる物
質の生成が多い場合や、気筒毎のシステム故障(断線等
を含む)の場合には、吸気弁と排気弁の両方が閉弁不能
となる場合が存在する。また、システムの構成によって
は、吸気弁と排気弁の何れかが故障することで、吸気弁
と排気弁の両方が制御不能となる場合もある。
【0005】このように、故障によっては、バックファ
イヤや排気(高温ガス)の逆流を防止できない場合があ
る。本発明は、この様な問題点に鑑みなされたもので、
可変動弁機構の両弁故障を含めて、電気的及び機械的異
常発生時に、バックファイヤや、排気(高温ガス)の逆
流を防止できる可変動弁型エンジンの制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】また、気筒数により、機関を安全に停止す
る為の可変動弁型エンジンの制御装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
発明に係る可変動弁型エンジンの制御装置は、吸排気弁
の開閉が電子制御されると共に、スロットル弁の開度が
電子制御される構成の可変動弁型エンジンの制御装置で
あって、図1に示すように構成される。
【0008】図1において、開故障検出手段は、前記吸
排気弁それぞれについて、開弁状態に保持される開故障
の発生を検出する吸排気弁それぞれの開固着故障を検出
する。
【0009】そして、吸気絞り制御手段は、開故障検出
手段により開故障の発生が検出されたときに、前記スロ
ットル弁を略最小開度付近に絞る。かかる構成による
と、吸気弁及び/又は排気弁に開故障が発生すると、ス
ロットル弁が略最小開度付近に絞られ、たとえ吸排気弁
の開故障により高温ガスが排気側から吸気側に逆流して
も、該高温ガスがスロットル弁で略遮られ、スロットル
弁上流側の部品(例えばエアフローメータ)に高温ガス
が直接当たることがない。更に、スロットル弁を絞るこ
とで、エンジンの吸入空気量が小さくなり、たとえバッ
クファイヤが発生したとしてもその規模が小さくなる。
【0010】また、請求項2記載の発明は、吸排気弁の
開閉が電子制御されると共に、スロットル弁の開度が電
子制御される構成の可変動弁型エンジンの制御装置であ
って、図2に示すように構成される。
【0011】図2において、開故障検出手段は、吸排気
弁それぞれについて、開弁状態に保持される開故障の発
生を検出する。そして、閉固定制御手段は、開故障検出
手段により吸気弁側と排気弁側とのいずれか一方におけ
る開故障の発生が検出されたときに、該開故障の発生が
検出された気筒の正常な側を閉弁固定状態に制御する。
【0012】また、吸気絞り制御手段は、開故障検出手
段により吸気弁側と排気弁側との双方における開故障の
発生が検出されたときに、前記スロットル弁を略最小開
度付近に絞る。
【0013】かかる構成によると、ある気筒の吸気弁と
排気弁とのいずれか一方が開故障したときには、正常な
方を閉固定状態に制御することで、高温ガスの逆流を防
止するが、吸排気弁の両方が開故障したときには、吸排
気弁によっては高温ガスの逆流を遮断できないので、ス
ロットル弁を略最小開度付近に絞り、吸気側に逆流して
きた高温ガスをスロットル弁で略遮る。
【0014】請求項3記載の発明では、前記スロットル
弁が、各気筒毎に独立制御可能に設けられ、前記吸気絞
り制御手段が、吸排気弁の開故障の発生が検出された気
筒のスロットル弁のみを略最小開度付近に絞る構成とし
た。
【0015】かかる構成によると、各気筒毎にスロット
ル弁が設けられ、かつ、これらのスロットル弁は、それ
ぞれを独立に制御できる構成であるので、吸排気弁の開
故障が発生した気筒に設けられているスロットル弁のみ
を略最小開度付近に絞り、他の吸排気弁が正常な気筒に
設けられているスロットル弁については通常開度に制御
する。
【0016】請求項4記載の発明では、各気筒毎に燃料
噴射弁を備える構成であって、前記開故障検出手段によ
って吸排気弁の開故障の発生が検出された気筒に対する
前記燃料噴射弁による燃料噴射を停止させると共に、前
記開故障の発生が検出された気筒に対する点火を停止さ
せる気筒休止手段を設ける構成とした。
【0017】かかる構成によると、吸排気弁の開故障の
発生が検出された気筒に対しては、燃料噴射弁による燃
料噴射及び点火栓による点火が停止される。請求項5記
載の発明では、各気筒毎に燃料噴射弁を備えると共に、
目標のエンジン出力トルクに対応する目標吸入空気量を
得るべく各気筒毎に吸入空気量を制御する吸入空気量制
御手段を備え、前記開故障検出手段によって吸排気弁の
開故障の発生が検出されたときに、通常に運転させるこ
とが可能な気筒の目標吸入空気量及び燃料噴射量を補正
する制御量補正手段を設ける構成とした。
【0018】かかる構成によると、例えばアクセル開度
等に基づいて設定される目標のエンジン出力トルクを発
生させるべく、例えば吸気弁の閉時期を制御するなどし
て各気筒のシリンダ吸入空気量を制御する。ここで、吸
排気弁の開故障が発生した気筒において所期のトルクを
発生させることができなくなると、通常運転が可能な吸
排気弁が正常である気筒における目標吸入空気量を増や
すと共に、各気筒に略均一に空気が吸引されるものとし
て演算される燃料噴射量を増量補正し、異常の発生した
一部気筒を除く残りの気筒個々での発生トルクを増大さ
せる。
【0019】尚、通常運転が可能な気筒とは、通常開度
に制御されるスロットル弁を介して空気が吸引される気
筒であって、吸気弁,排気弁が共に正常な気筒である。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、吸排気弁
に開故障が発生するとスロットル弁を略最小開度付近に
絞るので、たとえ排気側から高温ガスが吸気側に逆流し
てきても、スロットル弁の上流側まで高温ガスが到達す
ることを防止できて、スロットル弁上流側の部品を保護
できる一方、車両の移動を可能としつつ、過大なバック
ファイヤの発生を防止できるという効果がある。
【0021】請求項2記載の発明によると、吸気弁と排
気弁との一方に開故障が発生した場合には、当該気筒を
介した逆流の発生を防止でき、また、吸気弁と排気弁と
の双方に開故障が発生したときには、吸気側に逆流して
きた高温ガスが、スロットル弁の上流側の部品に直接当
たることを防止できると共に、車両の移動を可能としつ
つ、過大なバックファイヤの発生を防止できるという効
果がある。
【0022】請求項3記載の発明によると、吸気弁と排
気弁の双方が開故障した気筒の吸気のみをスロットル弁
で絞るので、吸気側に逆流してきた高温ガスがスロット
ル弁上流側の部品に直接当たることを防止しつつ、吸排
気弁が正常である気筒については通常に運転させること
が可能であるという効果がある。
【0023】請求項4記載の発明によると、吸排気弁に
開故障が生じた気筒に対する燃料噴射及び点火を停止さ
せるので、たとえ吸排気弁の開故障が発生してもバック
ファイヤ等の異常燃焼の発生を防止できるという効果が
ある。
【0024】請求項5記載の発明によると、吸排気弁に
開故障が生じたときに、吸気系の部品を保護しつつ、エ
ンジン出力トルクが大きく落ち込むことを防止できると
いう効果がある。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図3は、実施の形態における
車両用エンジンのシステム構成を示した図である。
【0026】この図3において、エンジン101には、
吸気ダクト102、吸気コレクタ103、吸気マニホー
ルド104を介して空気が吸引される。前記吸気ダクト
102には、吸入空気流量を検出するエアフローメータ
105が設けられると共に、該エアフローメータ105
の下流には、ステップモータ等のアクチュエータによっ
て開閉駆動される電子制御式スロットル弁106が介装
されている。吸気マニホールド104の各ブランチ部に
は、各気筒毎に燃料噴射弁107が設けられている。
【0027】各気筒に設けられる吸気弁108及び排気
弁109は、図4に示すような電磁駆動式のアクチュエ
ータにより駆動され、該電磁駆動式のアクチュエータに
対する制御信号の出力によって吸気弁108及び排気弁
109の開閉(バルブタイミング)が電子制御される構
成となっている。
【0028】各気筒の燃焼室それぞれには点火栓110
が設けられており、該点火栓110による火花着火によ
り燃焼した排気は、前記排気弁109を介して排出さ
れ、排気マニホールド111によって導出される。前記
排気マニホールド111の集合部には、空燃比センサ1
12が設けられ、排気中の酸素濃度を介して燃焼混合気
の空燃比を検出する。
【0029】ECU(エンジン・コントロール・ユニッ
ト)113は、前記電子制御式スロットル弁106、燃
料噴射弁107、点火栓110、及び、図4に示す吸排
気弁108,109の電磁駆動式アクチュエータに駆動
信号を出力する一方、前記エアフローメータ105、空
燃比センサ112からの検出信号を入力する。
【0030】また、前記ECU113には、クランク角
センサ114、水温センサ115、吸気温センサ11
6、アクセル操作量センサ117、車速センサ118か
らの検出信号が入力される。
【0031】次に、図4に示した吸排気弁108,10
9の電磁駆動式アクチュエータについて説明する。図4
において、吸排気弁202(吸気弁108又は排気弁1
09)は、シリンダヘッド201に対して摺動可能に支
持されている。吸排気弁202の軸部には、バルブリテ
ーナ203が固定されている。バルブリテーナ203と
シリンダヘッド201の間には、バルブスプリング20
4が圧縮されて装着されており、これにより吸排気弁2
02はシリンダヘッド201のポート201aを閉じる
方向(閉弁方向)に付勢されることになる。
【0032】シリンダヘッド201には装置の筐体部材
205,206,207が固定されており、筐体内には
電磁石208,209が設けられている。電磁石20
8,209は、直接筐体部材206,207に固定され
て設置されている。また、電磁石208,209には、
それぞれ電気コイル208a,209aが設けられてお
り、駆動回路により各電気コイルに電流が流されること
で、電磁石208,209の吸引面208b,209b
が吸引力を発生することになる。
【0033】電磁石208,209の中心部には、シャ
フト210が摺動可能に設置されており、該シャフト2
10の中間部分には、電磁石208の吸引面208bと
電磁石209の吸引面209bとの間に、磁性体からな
る可動板211が固定されている。これにより、電磁石
208,209の何れに対して通電させるかにより、前
記可動板211をシャフト210と一体に図で上下方向
に駆動し得る構成となっている。
【0034】また、シャフト210のシリンダヘッド2
01と反対側の端部にはスプリングシート214が固定
されており、筐体に固定されたスプリングカバー216
との間に圧縮されて設置された開弁スプリング215の
作用により、シャフト210は開弁方向(図の下向き)
に付勢されている。
【0035】シャフト210は、吸排気弁202の軸部
と同軸上に設けられており、シャフト210のシリンダ
ヘッド側の端部は、吸排気弁202の軸の頂面202a
と対向している。そのため、シャフト210に開弁方向
(図の下向き)の力が作用した場合には、シャフト21
0が吸排気弁202を押し、吸排気弁202を開弁する
ことになり、逆にシャフト210が閉弁方向(図の上向
き)に移動した場合には、吸排気弁202はポート20
1aを塞くまで閉弁方向に変位することになる。このよ
うにして、電磁石208,209の吸引動作により、バ
ルブの開閉を可能にしている。
【0036】リフトセンサ217は、吸排気弁202の
リフト量を計測するセンサであり、ポテンショメータを
使用してリフト量を検出する。但し、リフトセンサ21
7を、ポテンショメータを使用するものに限定するもの
ではなく、例えば、磁界の変化に基づいてリフト量を検
出する構成などであっても良い。また、リフトセンサ2
17に代えて、吸排気弁202が閉弁位置に着座してい
るか否かをON・OFF的に検出するセンサを設ける構
成であっても良い。
【0037】図5は、ECU(エンジン・コントロール
・ユニット)113による制御内容を概略的に示すブロ
ック図である。目標開口面積演算部51では、アクセル
操作量に基づいて吸気系の目標開口面積A(目標のエン
ジン出力トルク相当値)を演算する。
【0038】目標体積流量比演算部52では、目標開口
面積A,エンジン回転速度Ne及び排気量に基づいて目
標体積流量比tQHOを演算する。目標バルブタイミン
グ演算部53では、前記目標体積流量比tQHOや目標
内部EGR率等に基づき、吸排気弁108,109の目
標開閉時期を演算する。
【0039】そして、吸排気弁駆動部54では、目標開
閉時期に基づいて各吸排気弁108,109の電磁駆動
式アクチュエータ55に対して駆動信号(電気コイル2
08a,209aの通電制御信号)を出力する。
【0040】尚、本実施形態では、吸気弁108の閉時
期を前記目標体積流量比tQHOに基づいて制御するこ
とで、各気筒のシリンダ吸入空気量を目標体積流量比t
QHO相当にそれぞれ制御する構成となっている。
【0041】一方、目標吸気圧演算部61では、目標吸
気圧(目標ブースト)を演算し、目標開度演算部62で
は、前記目標吸気圧及び目標体積流量比tQHOに基づ
いて、電子制御式スロットル弁106の目標開度を演算
する。
【0042】スロットル弁駆動部63では、前記目標開
度に基づき電子制御式スロットル弁106に対して駆動
信号を出力する。また、基本噴射量演算部71では、エ
アフローメータ105で検出された吸入空気量とエンジ
ン回転速度Neとに基づいて基本燃料噴射量Tpを演算
する。尚、基本燃料噴射量Tpを目標体積流量比tQH
Oに基づいて演算させる構成としても良い。
【0043】そして、噴射量演算部72では、前記基本
燃料噴射量Tpを、水温などに基づく補正係数や、空燃
比フィードバック補正係数などによって補正し、最終的
な燃料噴射量Tiを演算する。
【0044】噴射弁駆動部73では、前記燃料噴射量T
iに対応する駆動信号を、各気筒の噴射タイミングに合
わせて各気筒の燃料噴射弁107に出力する。また、点
火時期演算部81では、前記基本燃料噴射量Tpとエン
ジン回転速度Neとに基づき目標点火時期を演算し、点
火駆動部82では、前記目標点火時期において点火を行
なわせるべく、前記目標点火時期よりも要求ドエル時間
だけ前の時点から点火コイルへの通電を開始して前記目
標点火時期で通電を遮断させる通電制御信号を、各気筒
毎に設けられる点火コイル83に対してそれぞれ出力す
る。
【0045】本実施形態においては、更に、各吸排気弁
108,109において、閉弁制御しても閉弁位置に駆
動することができずに開弁状態に保持される故障(以
下、開故障という)の発生を、各吸排気弁108,10
9毎にそれぞれ検出する開故障検出部91が設けられる
と共に、該開故障検出部91で開故障の発生が検出され
たときに、所定のフェイルセーフ処理を行なうフェイル
セーフ処理部92を設けてある。
【0046】図6のフローチャートは、前記開故障検出
部91(開故障検出手段)における開故障検出の詳細を
示すものである。尚、各吸排気弁108,109毎に図
6のフローチャートに示す開故障検出が行なわれ、各吸
排気弁108,109毎に開故障の有無が判定されるも
のとする。
【0047】図6のフローチャートにおいて、まず、S
11では、各吸排気弁に対する指令値、即ち、開弁位置
(リフト量=max)に制御されているか、又は、閉弁
位置(リフト量=0)に制御されているかを読み込む。
【0048】S12では、リフトセンサ217により検
出された各吸排気弁の実際のリフト量を読み込む。S1
3では、(1)指令値と実際のリフト量との偏差を二乗
した値(=(指令値−実際のリフト量)2)が判定値A
(>0)よりも大きいか否か、(2)実際のリフト量と
指令値との比(=実際のリフト量/指令値)が判定値B
(>1)よりも大きいか否か、(3)実際のリフト量と
指令値との比(=実際のリフト量/指令値)が判定値C
(<1)よりも小さいか否かをそれぞれ判別させる。
【0049】そして、S14では、前記(1),
(2),(3)のいずれか(又は組み合わせのいずれ
か)が成立しているか否かを判別する。ここで、前記
(1),(2),(3)のいずれも成立していないと判
別されたときには、S15へ進み、その吸排気弁10
8,109は正常であると判定する。
【0050】一方、前記(1),(2),(3)のいず
れか(又は組み合わせのいずれか)が成立しているとき
には、S16へ進み、その吸排気弁108,109は故
障していると判定し、次のS17では、指令値と実際の
リフト量とを比較することで、開故障であるか、閉故障
であるかを判別する。
【0051】そして、指令値よりも実際のリフト量が大
きいときには、S18へ進み、開故障の発生を判定し、
指令値よりも実際のリフト量が小さいときには、S19
へ進み、閉故障の発生を判定する。
【0052】尚、開故障の検出は、上記の方法に限定さ
れるものではなく、例えば、閉弁位置に制御している状
態において、一定以上のリフト状態(開弁状態)が継続
する場合を開故障として判定したり、閉弁位置の着座状
態を検出するセンサを備える場合には、閉弁位置に制御
している状態で実際に閉弁位置に着座しているか否かに
基づいて、開故障の有無を判定させるようにしても良
い。
【0053】図7は、前記フェイルセーフ処理部92に
おけるフェイルセーフ処理の詳細を示すフローチャート
であり、各気筒毎に図7に示すフェイルセーフ処理が実
行されるものとする。
【0054】S21では、吸気弁108について開故障
の発生が検出されているか否かを判別する。ここで、吸
気弁108について開故障の発生が検出されていない場
合には、S22へ進む。尚、1つの気筒に複数の吸気弁
108が備えられる構成の場合には、全ての吸気弁10
8について開故障の発生が検出されていない場合にの
み、S22へ進むものとする。
【0055】S22では、排気弁109について開故障
の発生が検出されているか否かを判別する。ここで、排
気弁109について開故障の発生が検出されていない場
合には、当該気筒については、吸気弁108及び排気弁
109が共に開故障していないことになるので、そのま
ま終了させる。尚、1つの気筒に複数の排気弁109が
備えられる構成の場合には、全ての排気弁109につい
て開故障の発生が検出されていない場合にのみ、そのま
ま終了させる。
【0056】一方、S22で排気弁109の開故障の発
生が検出されていると判断されたときには、吸気弁10
8の側には開故障の発生がないものの、排気弁109の
側には開故障が発生していることになり、この場合に
は、S23へ進む。
【0057】S23では、当該気筒の吸気弁108(複
数の吸気弁108を備える場合には全て)を強制的に閉
弁位置に固定する設定を行なう(閉固定制御手段)。即
ち、上記S23における設定が行なわれた場合には、前
記目標バルブタイミング演算部53により演算される目
標バルブタイミングに優先して、当該気筒の吸気弁10
8については閉弁状態に保持させる。
【0058】また、S21で、吸気弁108における開
故障の発生が判定されたときには、S24へ進み、排気
弁109について開故障の発生が検出されているか否か
を判別する。
【0059】S24で、排気弁109については開故障
の発生がないと判断されたときには、吸気弁108の側
には開故障が発生しているが、排気弁109の側には開
故障の発生がないことになり、この場合には、S25へ
進んで、当該気筒の排気弁109(複数の排気弁109
を備える場合には全て)を強制的に閉弁位置に固定する
設定を行なう(閉固定制御手段)。即ち、前記S23と
同様に、上記S25における設定が行なわれた場合に
は、前記目標バルブタイミング演算部53により演算さ
れる目標バルブタイミングに優先して、当該気筒の排気
弁109については閉弁状態に保持させるものである。
【0060】吸気弁108側と排気弁109側とのいず
れか一方にのみ開故障の発生があり、開故障が発生して
いない方を閉弁位置に固定する処理をS23又はS25
で行なうと、S26へ進む。
【0061】S26では、吸気弁108側と排気弁10
9側とのいずれか一方にのみ開故障の発生があり、他方
の正常な方を閉弁位置に固定する処理を行なった気筒に
ついて、燃料噴射及び点火を停止させる設定を行なう
(気筒休止手段)。
【0062】上記の処理により、吸気弁108側と排気
弁109側とのいずれか一方に開故障が発生しても、他
方側を閉弁位置に固定するので、排気側から高温ガスが
吸気側に逆流することを防止できると共に、当該気筒で
の燃料噴射及び点火が停止されるので、たとえ吸気弁1
08が開故障していても、バックファイヤ等の異常燃焼
の発生を回避でき、以て、吸気系の部品を保護できる。
【0063】また、S26で、吸気弁108側と排気弁
109側とのいずれか一方にのみ開故障の発生があった
気筒について燃料噴射及び点火を停止させる設定を行な
うと、次にS27へ進み、開故障の発生が検出されてい
ない他の気筒における目標吸入空気量及び燃料噴射量を
増量補正する処理を行なう(制御量補正手段)。
【0064】即ち、吸気弁108側と排気弁109側と
のいずれか一方にのみ開故障の発生があった気筒を、正
常な方の吸排気弁を閉弁位置に固定して休止させるの
で、その分エンジン出力トルク(エンジン全体の吸入空
気量)が低下することになってしまう。そこで、残る吸
排気弁が正常である気筒の吸入空気量を増やして、吸排
気弁に開故障が発生していない気筒のみで目標トルクに
近いトルクを発生させるようにするものである。
【0065】また、正常な気筒における目標吸入空気量
を増やして、エンジン全体の吸入空気量を略目標トルク
相当に維持させるようにしても、燃料噴射量は、エンジ
ン全体の吸入空気量が各気筒に略均等に分配されるもの
として演算されるので、エンジン全体の吸入空気量が、
開故障が発生した気筒を除く残りの気筒のみに吸引され
ることに対応させるべく、燃料噴射量を増量補正する。
【0066】具体的には、 補正後の目標吸入空気量,燃料噴射量=通常値×全気筒
数/(全気筒数−開故障気筒数)×定数 とし、全気筒が正常に運転されることを前提として演算
される目標吸入空気量(目標シリンダ吸入空気量),燃
料噴射量を、吸排気弁が開故障した気筒数が多いときほ
ど増量補正する。
【0067】これにより、吸排気弁の開故障により一部
気筒を休止しても、エンジンの出力トルクが大きく落ち
込むことを回避でき、吸気系の部品を保護しつつ、運転
性を確保することができる。
【0068】ここで、開故障が生じた気筒数が多いとき
に、残る気筒で正常時と略同レベルのトルクを得ようと
すると、エンジンの運転安定性等を大きく損ねる可能性
があるので、上記開故障が発生した気筒数が所定数を越
える場合(全気筒数に対する開故障気筒数の割合が所定
値を越えた場合)には、補正を禁止するか、又は、増量
率を低く制限することが好ましい。また、前記定数を例
えば目標吸入空気量に応じて変化させ、高負荷側ほど増
量率を減らすようにしても良い。
【0069】一方、S24で排気弁109における開故
障の発生が検出されたときには、当該気筒において吸気
弁108と排気弁109との双方に開故障が発生してい
ることになり、この場合には、S28へ進んで、吸気弁
108と排気弁109との双方に開故障が発生している
気筒に対する燃料噴射及び点火を停止させると共に(気
筒休止手段)、S29へ進んで、目標開度演算部62か
ら出力される目標開度を、強制的に予め設定された最小
開度付近のフェイルセーフ開度とし、電子制御式スロッ
トル弁106を最小開度付近にまで絞る(吸気絞り制御
手段)。従って、吸気弁108と排気弁109との双方
が開故障している気筒が1つでも発生すると、スロット
ル弁106をフェイルセーフ開度にまで絞ることにな
る。
【0070】即ち、吸気弁108と排気弁109との双
方に開故障が発生している場合には、排気側から高温ガ
スが吸気側に逆流することが避けられないが、電子制御
式スロットル弁106を最小開度付近にまで閉じれば、
逆流してきた高温ガスがスロットル弁106で遮られ、
スロットル弁106上流側の部品に直接当たることを回
避でき、スロットル弁106上流側のエアフローメータ
105などの部品を保護できる。
【0071】また、前記フェイルセーフ開度を、車両を
移動させることが可能な程度に設定すれば、吸気系の部
品を保護しつつ、車両を安全な場所にまで移動させるこ
とができる。
【0072】尚、スロットル弁106をフェイルセーフ
開度にまで絞ることで、エンジンの吸入空気量が絞ら
れ、燃料噴射量も少なくなり、開故障が発生している気
筒に対する燃料噴射及び点火をそのまま継続させても、
過大なバックファイヤが発生することがないので、S2
8の処理を省略しても良い。
【0073】また、上記実施形態では、吸気弁108と
排気弁109との双方が開故障している気筒があるとき
にのみ、スロットル弁106をフェイルセーフ開度にま
で絞るようにしたが、吸気弁108,排気弁109のい
ずれか一方が開故障している気筒があるときにも、スロ
ットル弁106をフェイルセーフ開度にまで絞るように
しても良く、最も簡便には、図8のフローチャートに示
すように構成することができる。
【0074】即ち、全気筒の吸気弁108,排気弁10
9のうちの1つでも開故障しているか否かを判別し(S
31)、吸気弁108,排気弁109の開故障が1つで
も生じると、スロットル弁106をフェイルセーフ開度
にまで絞る(S32:吸気絞り制御手段)。
【0075】上記構成では、開故障が生じた気筒につい
ても吸気弁108,排気弁109は通常に制御し、ま
た、燃料噴射,点火も全て通常に行なわせる。従って、
スロットル弁106をフェイルセーフ開度にまで絞る処
理のみがフェイルセーフ処理となり、フェイルセーフ処
理のための演算処理を簡略化できると共に、吸気系部品
を保護できる。
【0076】尚、吸気弁108と排気弁109との少な
くとも一方に開故障が発生した気筒について燃料噴射,
点火を停止させても良いし、吸気弁108と排気弁10
9との何れか一方のみに開故障が発生した気筒につい
て、正常な側を閉固定状態に制御させる構成としても良
い。
【0077】また、前記図8のフローチャートに示すよ
うに構成において、スロットル弁106をフェイルセー
フ開度にまで絞る制御を、図9のフローチャートに示す
ように、開故障が発生している気筒の数が所定値以上の
ときにのみ行わせる構成としても良い。
【0078】図9のフローチャートでは、全気筒の吸気
弁108,排気弁109のうちの1つでも開故障してい
るか否かを判別し(S51)、故障を判定すると、故障
発生気筒数が所定値以上であるか否かを判別し(S5
2)、故障発生気筒数が所定値以上であれば、スロット
ル弁106をフェイルセーフ開度にまで絞る(S5
3)。
【0079】ところで、上記実施形態におけるエンジン
は、各気筒に共通な1つのスロットル弁106のみを備
える構成としたが、各気筒毎に独立制御可能なスロット
ル弁106を備える構成の場合には、図10のフローチ
ャートに示すようなフェイルセーフ処理を行なわせるこ
とができる。
【0080】上記の各気筒毎に独立制御可能なスロット
ル弁106をそれぞれに備える構成は、吸気マニホール
ド104の各ブランチ部それぞれに、弁体を各気筒毎に
独立した回転軸に軸支させて揺動可能に取り付けると共
に、各回転軸の軸端にそれぞれアクチュエータ(例えば
ステップモータ)を連結させ、各アクチュエータを個別
に駆動制御することで、各気筒のスロットル弁の開度を
個別に制御できる構成とすれば良い。
【0081】図10のフローチャートにおいて、S41
〜S45の処理は、前記図7のフローチャートのS21
〜S25と同様な処理を行なう。即ち、吸気弁108と
排気弁109とのいずれか一方に開故障が生じたときに
は、該開故障が生じた気筒の開故障が生じていない方の
吸気弁108又は排気弁109を閉弁位置に固定する制
御を行なう(閉固定制御手段)。
【0082】そして、S47では、吸気弁108と排気
弁109とのいずれか一方に開故障が生じた気筒に対す
る燃料噴射及び点火を禁止し(気筒休止手段)、次のS
48では、吸気弁108と排気弁109とのいずれか一
方に開故障が生じて休止させた気筒以外の気筒の目標吸
入空気量及び燃料噴射を増量補正して(制御量補正手
段)、一部気筒の休止によるトルクの低下を抑止する。
【0083】一方、S44で排気弁109に開故障が発
生していると判別され、当該気筒で吸気弁108と排気
弁109との双方に開故障が生じているときには、S4
7へ進み、吸気弁108と排気弁109との双方に開故
障が生じている気筒のスロットル弁のみを、最小開度付
近のフェイルセーフ開度に強制的に絞る(吸気絞り制御
手段)。
【0084】そして、S47へ進み、スロットル弁をフ
ェイルセーフ開度に強制的に絞った気筒に対する燃料噴
射及び点火を停止させ(気筒休止手段)、S48では、
吸気弁108と排気弁109との双方が正常である気筒
の目標吸入空気量及び燃料噴射を増量補正して(制御量
補正手段)、一部気筒の休止によるトルクの低下を抑止
する。
【0085】上記構成よれば、吸気弁108と排気弁1
09との双方が開故障している気筒が生じても、その気
筒のスロットル弁のみをフェイルセーフ開度に強制的に
絞り、他の気筒のスロットル弁については、通常開度の
ままとするから、エンジンの出力トルクが大幅に低下す
ることがなく、運転性が大きく変化することを回避し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の構成を示すブロック図。
【図2】請求項2記載の発明の構成を示すブロック図。
【図3】実施の形態のエンジンを示すシステム構成図。
【図4】吸排気弁の電磁駆動式アクチュエータを示す断
面図。
【図5】実施の形態におけるエンジンの制御内容を示す
ブロック図。
【図6】実施の形態における吸排気弁の開故障の検出を
示すフローチャート。
【図7】吸排気弁の開故障時におけるフェイルセーフ処
理の第1実施形態を示すフローチャート。
【図8】吸排気弁の開故障時におけるフェイルセーフ処
理の第2実施形態を示すフローチャート。
【図9】吸排気弁の開故障時におけるフェイルセーフ処
理の第3実施形態を示すフローチャート。
【図10】吸排気弁の開故障時におけるフェイルセーフ
処理の第4実施形態を示すフローチャート。
【符号の説明】
101…エンジン 102…吸気ダクト 103…吸気コレクタ 104…吸気マニホールド 105…エアフローメータ 106…電子制御式吸気絞り弁 107…燃料噴射弁 108…吸気弁 109…排気弁 110…点火栓 111…排気マニホールド 112…空燃比センサ 113…ECU(エンジン・コントロール・ユニット) 114…クランク角センサ 115…水温センサ 116…吸気温センサ 117…アクセル操作量センサ 118…車速センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01L 9/04 F01L 9/04 A F02D 13/02 F02D 13/02 J 17/04 17/04 V 43/00 301 43/00 301Y 301K 301H 301A Fターム(参考) 3G016 AA18 BA38 CA13 CA48 CA56 CA60 DA01 DA23 DA25 GA00 3G084 AA03 BA05 BA13 BA16 BA23 DA28 FA02 FA07 FA10 FA11 FA20 FA29 FA33 FA38 3G092 AA01 AA11 AA13 BB01 CB04 CB05 DC01 FA19 FB03 FB04 HA01Z HA04Z HA05Z HA12Y HD05Z HE01Z HE03Z HE08Z HF08Z HF21Z 3G301 HA01 HA19 JA21 JB00 LA03 MA01 MA12 ND01 PA01Z PA07Z PA10Z PD03A PD03Z PE01Z PE03Z PE08Z PE10B PF01Z PF03Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸排気弁の開閉が電子制御されると共に、
    スロットル弁の開度が電子制御される構成の可変動弁型
    エンジンの制御装置であって、 前記吸排気弁それぞれについて、開弁状態に保持される
    開故障の発生を検出する開故障検出手段と、 該開故障検出手段により開故障の発生が検出されたとき
    に、前記スロットル弁を略最小開度付近に絞る吸気絞り
    制御手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする可変動弁型エンジ
    ンの制御装置。
  2. 【請求項2】吸排気弁の開閉が電子制御されると共に、
    スロットル弁の開度が電子制御される構成の可変動弁型
    エンジンの制御装置であって、 前記吸排気弁それぞれについて、開弁状態に保持される
    開故障の発生を検出する開故障検出手段と、 該開故障検出手段により吸気弁側と排気弁側とのいずれ
    か一方における開故障の発生が検出されたときに、該開
    故障の発生が検出された気筒の正常な側を閉弁固定状態
    に制御する閉固定制御手段と、 前記開故障検出手段により吸気弁側と排気弁側との双方
    における開故障の発生が検出されたときに、前記スロッ
    トル弁を略最小開度付近に絞る吸気絞り制御手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする可変動弁型エンジ
    ンの制御装置。
  3. 【請求項3】前記スロットル弁が、各気筒毎に独立制御
    可能に設けられ、前記吸気絞り制御手段が、吸排気弁の
    開故障の発生が検出された気筒のスロットル弁のみを略
    最小開度付近に絞ることを特徴とする請求項1又は2記
    載の可変動弁型エンジンの制御装置。
  4. 【請求項4】各気筒毎に燃料噴射弁を備える構成であっ
    て、前記開故障検出手段によって吸排気弁の開故障の発
    生が検出された気筒に対する前記燃料噴射弁による燃料
    噴射を停止させると共に、前記開故障の発生が検出され
    た気筒に対する点火を停止させる気筒休止手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の
    可変動弁型エンジンの制御装置。
  5. 【請求項5】各気筒毎に燃料噴射弁を備えると共に、目
    標のエンジン出力トルクに対応する目標吸入空気量を得
    るべく各気筒毎に吸入空気量を制御する吸入空気量制御
    手段を備え、 前記開故障検出手段によって吸排気弁の開故障の発生が
    検出されたときに、通常に運転させることが可能な気筒
    の目標吸入空気量及び燃料噴射量を補正する制御量補正
    手段を設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の可
    変動弁型エンジンの制御装置。
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