JP2001164853A - 遮光スクリーンの開閉構造及び遮光スクリーンの開閉方法 - Google Patents

遮光スクリーンの開閉構造及び遮光スクリーンの開閉方法

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JP2001164853A
JP2001164853A JP34884299A JP34884299A JP2001164853A JP 2001164853 A JP2001164853 A JP 2001164853A JP 34884299 A JP34884299 A JP 34884299A JP 34884299 A JP34884299 A JP 34884299A JP 2001164853 A JP2001164853 A JP 2001164853A
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light
shielding
film material
shielding screen
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Kazuyuki Shijo
和幸 四條
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2重に配置された膜材を自在に開閉させるた
めの遮光スクリーンの開閉構造を、単純化し、小型化す
る。 【解決手段】 本発明は、長尺の第1膜材11及び第2
膜材12を一連に接続し、それを2重に折り返して形成
した遮光スクリーン10と、駆動手段にて回動自在とさ
れた第1ロール20及び第2ロール30と、これら第1
ロール20及び第2ロール30に対して進退自在とされ
ると共に、遮光スクリーン10の折り返し部位に内側か
ら当接させる折り返し部材40とを備える遮光スクリー
ン開閉構造である。第1ロール20、第2ロール30
は、任意方向に回転させられるようになっており、また
折り返し部材40は任意方向に平行移動自在となってい
る。第1ロール20、第2ロール30の回転方向と、折
り返し部材40の移動方向を適切に制御することで、所
望の膜材の巻き解きを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として遮光目的
で用いられる遮光スクリーンに関し、より詳細には、遮
光スクリーンの開閉技術に関する。
【0002】
【従来の技術】建造物の内部において遮光の必要性が生
じる場合がままある。このような場合には、良く知られ
ているようにカーテンを用いるのが通常である。ところ
で、一般的なカーテンではたるみが必ず発生するため、
見栄えの点で難があり、また室内を暗室状態にしたい場
合でも光の回り込みを完全に防止することができない。
かかる点を考慮して、不透光性或いは半透光性の長尺の
膜材を遮光スクリーンとして用い、適度なテンションを
与えた状態で、膜材の端部に設けたロールから上記遮光
スクリーンを巻き解いたり、巻き取ったりできるように
することで、遮光スクリーンの開閉を行うようにすると
いう技術が用いられている。
【0003】そして、上記遮光スクリーン技術の応用に
よる以下のような技術も開発されている。即ち、不透光
性の膜材による遮光スクリーンと、半透光性の膜材によ
る遮光スクリーンとによる2組の遮光スクリーンを2重
に配置し、これら2つのスクリーンを任意に巻き出し、
或いは巻き取ることにより、所望の遮光状態を形成する
技術である。この技術では、室内を暗室状態としたい場
合には、不透光性の遮光スクリーンを巻き解くことでス
クリーンを拡開し、暗室とまではいかない範囲で室内の
明るさを落としたい場合には、半透光性の遮光スクリー
ンを巻き解くことでスクリーンを拡開し、一方、外部光
を十分に取り入れたい場合には、両遮光スクリーンを巻
き取るようにすることで、所望の遮光状態を形成するよ
うにしている。
【0004】上記2重の遮光スクリーンを用いる技術
は、適切な遮光状態を選択的に形成できる点で優れてい
るが、改良すべき点が存在しないわけでもない。2重の
遮光スクリーンを用いるためのこの遮光スクリーンの開
閉構造は、長尺に形成された膜材と、第1の駆動手段に
より回動自在とされることで上記膜材をその一端側から
巻き取り或いは巻き解くことができるようにされたロー
ルと、膜材の他端側に設けられ巻き解き時において膜材
の先端を牽引する第2の駆動手段とからなる膜材の開閉
構造を、遮光方向に対して膜材が重なり合うような状態
として2組設けることで構成されるのが一般的である。
従って、この遮光スクリーンの開閉構造では、駆動手段
が合計4つ必要となるため、その構造が複雑化し易く、
また構造全体が大型化し易い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
課題の認識によりなされたものであり、2重の膜材を用
いる遮光スクリーンの開閉構造を単純化、小型化するこ
とにより、多くの利点を備えたこの技術の更なる普及に
寄与せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに創案された本願に係る発明は、以下のようなもので
ある。即ち、異なる遮光性能を有し且つ長尺に形成され
た第1膜材及び第2膜材を一連に接続することで形成し
た遮光膜材を2重に折り返した遮光スクリーンと、駆動
手段により回動自在とすることで、前記遮光スクリーン
をその両端部から巻き取り、或いは巻き解けるようにし
た第1ロール及び第2ロールと、これら第1ロール及び
第2ロールに対して進退自在とすると共に、前記遮光ス
クリーンの折り返し部位に内側から当接させる折り返し
部材とを備える遮光スクリーン開閉構造であって、第1
ロール、第2ロール及び折り返し部材は、遮光スクリー
ンの拡開時に、折り返し部材を第1ロール及び第2ロー
ルから離反させると共に、第1ロール又は第2ロールの
一方のみから遮光膜材を巻き解くことと、折り返し部材
を第1ロール及び第2ロールから離反させると共に、第
1ロール及び第2ロールの双方から遮光膜材を巻き解く
こととを選択して行えるように構成されている遮光スク
リーン開閉構造である。
【0007】この発明では、遮光性の異なる第1膜材及
び第2膜材を用いることで、その組み合わせにより異な
る複数の遮光状態を形成可能としている。ここで、異な
る複数の遮光状態は、第1ロール、第2ロール及び折り
返し部材により形成される。即ち、これら第1ロール、
第2ロール及び折り返し部材は、折り返し部材を第1ロ
ール及び第2ロールから離反させると共に、第1ロール
又は第2ロールの一方のみから遮光膜材を巻き解くこと
と、折り返し部材を第1ロール及び第2ロールから離反
させると共に、第1ロール及び第2ロールの双方から遮
光膜材を巻き解くこととを選択して行えるように構成さ
れている。前者の場合には、第1膜材又は第2膜材の一
方のみが第1ロール又は第2ロールのいずれかから巻き
解かれることになり、後者の場合には第1膜材及び第2
膜材の双方が第1ロール及び第2ロールから巻き解かれ
るため、異なる遮光状態が形成できることになる。この
ような動作は、第1ロール及び第2ロールを回転させる
ための2つの駆動手段と、折り返し部材を進退させるた
めの駆動手段との3つの駆動手段があれば実現可能であ
り、従ってこの遮光スクリーンの開閉構造は、従来にお
ける開閉構造よりも単純化でき、また小型化できるよう
になる。
【0008】折り返し部材は、上記第1ロール及び第2
ロールに対して進退動可能とすることにより、遮光スク
リーンの拡開を補助し、また遮光スクリーンに適度なテ
ンションを与えるものである。ところで、上記遮光スク
リーンは、この折り返し部材と当接する部分で折り返さ
れており、その開閉に伴って、擦れ合いながら折り返し
部材を通過する。従って、この遮光スクリーンの開閉構
造では、折り返し部材と遮光スクリーンとの間における
摩擦抵抗を小さくするのが望ましいが、例えば、折り返
し部材を、回転自在なロールとすることで上記摩擦抵抗
を小さく抑えられるようになる。
【0009】折り返し部材は、上述のように、上記第1
ロール及び第2ロールに対して進退動可能となっている
必要がある。例えば、上記折り返し部材は、折り返され
た遮光スクリーンを跨ぐようにして取り付けられた接続
部材を介して、巻き取り装置から延びる線状体と接続さ
れており、線状体の巻き取りにより第1ロール及び第2
ロールから離反するようになっているものとすることが
できる。尚、この場合における第1ロール及び第2ロー
ルに対する折り返し部材の近接は、第1ロールや第2ロ
ールの巻き取りによる張力を利用すれば良い。
【0010】上記第1膜材及び第2膜材は、その一方を
不透光性の膜材とし、他方を半透光性の膜材とすること
ができる。このような遮光スクリーンの開閉構造によれ
ば、折り返し部材を第1ロール及び第2ロールから離反
させると共に、第1ロール又は第2ロールの一方のみか
ら遮光膜材を巻き解くことで、半透光性の膜材を巻き解
くようにすると共に、折り返し部材を第1ロール及び第
2ロールから離反させると共に、第1ロール及び第2ロ
ールの双方から遮光膜材を巻き解くことで、不透光性の
膜材と半透光性の膜材とを巻き解くことができるように
なる。従って、この遮光スクリーンの開閉構造によれ
ば、一定の遮光が必要な場合と完全遮光が必要な場合と
に対応できるようになる。尚、半透光性の膜とは、遮光
の程度が65〜95%程度の膜材を言い、メッシュ膜な
どにより構成することができる。
【0011】また、この遮光スクリーンの開閉構造で
は、開閉時において進退動する遮光スクリーンの両端部
を案内するための溝部を有するガイドレールを、遮光ス
クリーンの両縁部に沿うようにして設けるのが好まし
い。このようなガイドレールを設けることにより、遮光
スクリーンの安定した巻き取り、巻き解きが可能とな
る。このガイドレールは、第1膜材の案内用と、第2膜
材の案内用として2組設けるのがより好ましい。例え
ば、不透光性の膜材の両縁部に沿うようにして、長手方
向に沿った溝部を有するガイドレールが配置されてお
り、前記不透光性膜材の両端部が、前記ガイドレールの
溝部内を案内されように構成されている遮光スクリーン
開閉構造として、本発明を具現化できる。このようにす
れば、不透光性の膜材の両端部から光が回り込むのを防
止できるようになるため、不透光性の膜材により達成し
ようとしている暗室化の利益を効率よく得られるように
なる。また、不透光性の膜材の両縁部に沿うようにして
配置するガイドレールは、内部に向かって幅広となる溝
部を有するものとすることができ、一方、不透光性の膜
材の両縁部には前記溝部の開口の幅よりも厚みが大きい
肉厚部を形成することもできる。このような不透光性の
膜材及びガイドレールを組み合わせ、ガイドレールの上
記溝部で肉厚部が形成された不透光性の膜材の両縁部を
案内するようにした場合には、不透光性の膜材の縁部か
ら光が回り込むことをより確実に防止できるようになる
ため、不透光性の膜材を用いることによる利益をより確
実に得られるようになる。この肉厚部はどのように形成
しても構わない。例えば、膜材と一体的に肉厚部を形成
することも可能であり、また肉厚なテープを膜材の縁部
に沿って取り付けることによっても形成できる。更に、
その縁部に沿って肉厚な部分が形成されたテープを膜材
の縁部に沿って取り付けることによっても肉厚部を形成
することができる。
【0012】上述した課題の解決は、以下のような遮光
スクリーンの開閉方法によっても実現可能である。即
ち、異なる遮光性能を有し且つ長尺に形成された第1膜
材及び第2膜材を一連に接続することで形成した遮光膜
材を2重に折り返した遮光スクリーンと、駆動手段によ
り両方向に回動自在とすることで、前記遮光スクリーン
をその両端部から巻き取り、或いは巻き解けるようにし
た第1ロール及び第2ロールと、これら第1ロール及び
第2ロールに対して進退動可能とすると共に、前記遮光
スクリーンの折り返し部位に内側から当接させた折り返
し部材とを備える遮光スクリーン開閉構造で用いる遮光
スクリーンの開閉方法であって、遮光スクリーンの拡開
時に、折り返し部材を第1ロール及び第2ロールから離
反させると共に、第1ロール又は第2ロールの一方のみ
から遮光膜材を巻き解く過程と、折り返し部材を第1ロ
ール及び第2ロールから離反させると共に、第1ロール
及び第2ロールの双方から遮光膜材を巻き解く過程とを
選択して行うようにした遮光スクリーンの開閉方法であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
の一例について説明する。
【0014】この実施形態による遮光スクリーンの開閉
構造は、図1〜図5に示した如きものであり、主とし
て、遮光スクリーン10と、この遮光スクリーン10を
両端部から巻き取り或いは巻き出せるようにした第1ロ
ール20、第2ロール30と、これら第1ロール20、
第2ロール30に対して進退動可能とされた折り返し部
材40とからなる。図1〜図3は、この実施形態におけ
る遮光スクリーンの開閉構造の動さを説明するための概
略的な側面図であり、図4は、折り返し部材40周辺の
構造を説明するための斜視図である。
【0015】上記遮光スクリーン10は、同幅で長尺に
形成された第1膜材11、第2膜材12と、これら第1
膜材11、第2膜材12を接続するための挟持体13と
からなる。この挟持体13は、図4で示したように2枚
の板14から形成されており、第1膜材11及び第2膜
材12の長手方向の端部双方を挟み込むことにより、第
1膜材11と第2膜材12を一連に接続している。この
実施形態における第1膜材11は、半透光性の膜であ
る。この半透光性の膜は、ガラスクロスにPVCコーテ
ィングをしたもので、厚さ0.45mm程度に形成され
ており、80〜95%程度の光を透過するものとなって
いる。一方、この実施形態における第2膜材12は、ガ
ラスクロスの片面のみにPVCコーティングしたもの
で、厚さ0.9mm程度に形成されており、光を透過し
ないようなものとなっている。
【0016】第1膜材11及び第2膜材12の両側に
は、第1膜材11及び第2膜材12の両縁部に沿うよう
にして第1ガイドレール17及び第2ガイドレール18
が設けられている。上記第1ガイドレール17は、断面
略コの字型に形成されており、長手方向に沿う第1溝部
17aを有している。また、第2ガイドレール18も、
第1ガイドレール17と略同様の構造であり、長手方向
に沿う第2溝部18aを有している。この第2ガイドレ
ール18は、第2溝部18a内に第2膜材12の縁部を
差込んだ状態で第2膜材12を案内するようになってい
る。
【0017】上記第1ロール20及び第2ロール30は
共に、遮光スクリーン10の幅に略対応した長さの略円
筒形状に形成されている。また、第1ロール20及び第
2ロール30は図示を省略の駆動手段に各々接続されて
おり、円筒の軸を中心として任意の方向で自由に回転で
きるようになっている。
【0018】上記折り返し部材40は、遮光スクリーン
10の幅に略対応した長さの略円筒形状に形成されてお
り、且つ円筒の軸を中心として自由に回転できるように
なっている。また、この折り返し部材40には、遮光ス
クリーン10を跨ぐような略コの字型に形成された接続
部材41が取り付けられている。この接続部材41の両
側面からは、主軸42が延設されており、該主軸42の
先端には、2つの案内ローラ43を支持した取り付け片
44が各々設けられている。これら案内ローラ43は、
第1ガイドレール17の第1溝部17a内にそれぞれ差
込まれることで、第1ガイドレール17に案内されて移
動可能となる。また、接続部材41の第1ロール及び第
2ロール30から遠い側の面には接続リング45が取り
付けられており、この接続リング45には線状体として
のワイヤ46の一端が結節されている。このワイヤ46
の他端は、ウインチなどにより構成可能な巻き取り装置
47に接続されており、これにより接続部材41を第1
ロール20及び第2ロール30から離反させる方向で牽
引できるようになっている。尚、挟持体13の側面に
も、主軸52が設けられており、該主軸42の先端に
は、2つのあんなにローラ53を支持した取り付け辺5
4が各々設けられている。これら案内ローラ53は、第
2ガイドレール18の第1溝部18a内にそれぞれ差込
まれることで、第2ガイドレール18に案内されて移動
可能となっている。尚、図5に示したように、第2ガイ
ドレール18の溝部18aの深さは、第1膜材11、第
2膜材12の両側端部が。第2ガイドレール18の溝部
18a内に位置するに十分な長さとなっている。
【0019】次ぎに、この遮光スクリーンの開閉構造が
どのように動作するかについて図1〜図3を参照して説
明する。
【0020】遮光スクリーン10が開状態の場合には図
1に示した如き状態となっている。即ち、第1ロール2
0及び第2ロール30で遮光スクリーンを完全に巻き取
った状態である。
【0021】次ぎに、遮光スクリーン10が閉状態とな
っている場合について説明する。閉状態には、図2に示
したような一般遮光状態と図3に示したような完全遮光
状態とがある。通常遮光状態とは、外部からの光を完全
には遮光しないものの一定量の光を遮光する場合をい
い、完全遮光状態とは外部からの光を完全に遮光する場
合をいう。
【0022】一般遮光状態を形成するには、図2に示し
た如く、巻き取り装置47でワイヤ46を牽引しつつ、
遮光スクリーン10を巻き解く方向で第1ロール20を
回転させる。この場合、第2ロール30は回転を行わせ
ないようにする。このように第1ロール20、第2ロー
ル30、及び巻き取り装置47を制御すると、第1ロー
ル20に巻き取られていた第1膜材11のみが引き出さ
れていく。そして、この第1膜材11は、折り返し部材
40に当接することで折り返され、2重状態で引き出さ
れる。第1膜材11は半透光性の膜材であるため、これ
により一般遮光状態が形成される。尚、この状態から開
状態に戻すには、第1膜材11を巻き取る方向で第1ロ
ール20を回転させればよい。このとき、巻き取り装置
47は、第1膜材11の巻取りが可能であり、且つ第1
膜材11に弛みが生じない範囲のテンションをワイヤ4
6に与えるようにする。
【0023】一方、完全遮光状態を形成するには、図3
に示した如く、巻き取り装置47でワイヤ46を牽引し
つつ、遮光スクリーン10を巻き解く方向で第1ロール
20及び第2ロール30を回転させる。このように第1
ロール20、第2ロール30、及び巻き取り装置47を
制御すると、第1ロール20に巻き取られていた第1膜
材11と、第2ロール30に巻き取られていた第2膜材
の双方が引き出されていく。そして、第1膜材11及び
第2膜材12は、開状態における位置関係を保ったま
ま、2重状態で引き出される。第1膜材11は半透光性
の膜材であるが、第2膜材12が不透光性の膜材である
ため、これにより完全遮光状態が形成される。尚、この
状態から開状態に戻すには、第1膜材11及び第2膜材
12を巻き取る方向で第1ロール20及び第2ロール3
0を各々回転させればよい。このとき、巻き取り装置4
7は、第1膜材11及び第2膜材12の巻取りが可能で
あり、且つ第1膜材11及び第2膜材12に弛みが生じ
ない範囲のテンションをワイヤ46に与えるようにす
る。
【0024】
【発明の効果】本発明による遮光スクリーンの開閉構造
では、以上説明したように、第1ロール、第2ロール、
及び折り返し部材の3つの部材を適切に駆動させること
で複数種類の遮光状態を形成できるようにした。従っ
て、従来の遮光スクリーンの開閉構造と比較して、その
構造が簡単になり、小型化も容易となる。また、本発明
による遮光スクリーンの開閉方法でも同様の効果を得ら
れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】閉状態における本発明の一実施形態による遮光
スクリーンを概略的に示す側面図。
【図2】一般遮光状態における第1図で示した遮光スク
リーンを概略的に示す側面図。
【図3】完全遮光状態における第1図で示した遮光スク
リーンを概略的に示す側面図。
【図4】本実施形態による遮光スクリーンの接続部材周
辺の構造を示す斜視図。
【図5】本実施形態による第2ガイドレールの構造を示
す断面図。
【符号の説明】
10 遮光スクリーン 11 第1膜材 12 第2膜材 17 第1ガイドレール 17a 第1溝部 18 第2ガイドレール 18a 第2溝部 20 第1ロール 30 第2ロール 40 折り返し部材 41 接続部材 46 ワイヤ(線状体) 47 巻き取り装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる遮光性能を有し且つ長尺に形成さ
    れた第1膜材及び第2膜材を一連に接続し、これを2重
    に折り返した遮光スクリーンと、 駆動手段により回動自在とすることで、前記遮光スクリ
    ーンをその両端部から巻き取り、或いは巻き解けるよう
    にした第1ロール及び第2ロールと、 これら第1ロール及び第2ロールに対して進退動可能と
    すると共に、前記遮光スクリーンの折り返し部位に内側
    から当接させる折り返し部材とを備える遮光スクリーン
    開閉構造であって、 前記第1ロール、第2ロール及び折り返し部材は、遮光
    スクリーンの拡開時に、折り返し部材を第1ロール及び
    第2ロールから離反させると共に、第1ロール又は第2
    ロールの一方のみから遮光膜材を巻き解くことと、折り
    返し部材を第1ロール及び第2ロールから離反させると
    共に、第1ロール及び第2ロールの双方から遮光膜材を
    巻き解くこととを選択して行えるように構成されている
    遮光スクリーン開閉構造。
  2. 【請求項2】 折り返し部材は、回転自在なロールであ
    る請求項1記載の遮光スクリーン開閉構造。
  3. 【請求項3】 折り返し部材は、折り返された遮光スク
    リーンを跨ぐようにして取り付けられた接続部材を介し
    て、巻き取り装置から延びる線状体と接続されており、
    線状体の巻き取りにより第1ロール及び第2ロールから
    離反するようになっている請求項1又は請求項2に記載
    の遮光スクリーン開閉構造。
  4. 【請求項4】 第1膜材及び第2膜材の一方は不透光性
    の膜材であり、他方は半透光性の膜材である請求項1〜
    請求項3のいずれか1項に記載の遮光スクリーンの開閉
    構造。
  5. 【請求項5】 不透光性の膜材の両縁部に沿うようにし
    て、長手方向に沿った溝部を有するガイドレールが配置
    されており、前記不透光性膜材の両端部が、前記ガイド
    レールの溝部内を案内されように構成されている請求項
    1〜請求項4のいずれか1項に記載の遮光スクリーン開
    閉構造。
  6. 【請求項6】 異なる遮光性能を有し且つ長尺に形成さ
    れた第1膜材及び第2膜材を一連に接続することで形成
    した遮光膜材を2重に折り返した遮光スクリーンと、 駆動手段により両方向に回動自在とすることで、前記遮
    光スクリーンをその両端部から巻き取り、或いは巻き解
    けるようにした第1ロール及び第2ロールと、 これら第1ロール及び第2ロールに対して進退動可能と
    すると共に、前記遮光スクリーンの折り返し部位に内側
    から当接させた折り返し部材とを備える遮光スクリーン
    開閉構造で用いる遮光スクリーンの開閉方法であって、 遮光スクリーンの拡開時に、折り返し部材を第1ロール
    及び第2ロールから離反させると共に、第1ロール又は
    第2ロールの一方のみから遮光膜材を巻き解く過程と、
    折り返し部材を第1ロール及び第2ロールから離反させ
    ると共に、第1ロール及び第2ロールの双方から遮光膜
    材を巻き解く過程とを選択して行うようにした遮光スク
    リーンの開閉方法。
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JP2009079431A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Toso Co Ltd ロールブラインド
JP2011157708A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Seiki Juko Kk スクリーン装置
JP2013177746A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Toli Corp ロールスクリーン装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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