JP2001163944A - ポリアセタール共重合体及びその製造方法 - Google Patents

ポリアセタール共重合体及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリアセタール樹脂が有する優れた外観、摺
動性、熱安定性等の諸特性を維持しつつ剛性を改善した
樹脂材料を提供する。 【解決手段】 (A) トリオキサン 100重量部、(B) 1分
子中にエポキシ基を2個以上有する化合物0.0005〜2重
量部及び(C) トリオキサンと共重合可能な環状エーテル
化合物0〜20重量部を共重合して得られ、総末端基量が
15〜150mmol/kgであるポリアセタール共重合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剛性が高く、クリ
ープ特性に優れ、更には表面硬度が高く摺動特性にも優
れたポリアセタール共重合体に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリアセタール樹脂は、機械的特性、熱
的特性、電気的特性、摺動性、成形性等において、優れ
た特性を持っており、主に構造材料や機構部品等として
電気機器、自動車部品、精密機械部品等に広く使用され
ている。しかし、ポリアセタール樹脂が利用される分野
の拡大に伴い、要求特性は益々高度化、複合化、特殊化
する傾向にある。そのような要求特性として、ポリアセ
タール樹脂が本来有する優れた摺動性、外観等を維持し
たまま、剛性の一層の向上が要求される場合がある。こ
のような要求に対し、単に剛性を向上させるだけの目的
であれば、ポリアセタール樹脂に繊維状フィラー等を充
填する方法が一般的であるが、この方法では、繊維状フ
ィラー等の充填による成形品の外観不良や摺動特性の低
下等の問題、更には靱性低下の問題がある。また、ポリ
アセタールコポリマーにおいては共重合させるコモノマ
ー量を減少させることにより、摺動性や外観を実質的に
損なうことなく剛性を向上させることが知られている。
しかしながら、コモノマー減量の手法においては、靱性
が低下するのみならずポリマーの熱安定性も低下する等
の問題が生じ、必ずしも要求に応え得るものではなかっ
た。
【0003】このような従来技術の問題点に鑑み、本発
明者は、ポリアセタール樹脂が本来有する優れた諸特性
を維持しつつ、剛性を向上させるためには、ポリアセタ
ール樹脂のポリマー骨格自体の変性とかかるポリマーを
基体とする樹脂組成物の設計が、課題解決の重要な鍵を
握るものと推測した。
【0004】このようなポリアセタール樹脂のポリマー
骨格自体の変性に関して、特開平3−170526号公
報等には、トリオキサンとエチレンオキシド、1,3 −ジ
オキソラン、1,3 −ジオキセパン、1,3,5 −トリオキセ
パン、1,3,6 −トリオキソカンから選ばれた少なくとも
1種の環状エーテル化合物およびグリシジルフェニルエ
ーテル、スチレンオキシド、グリシジルナフチルエーテ
ルから選ばれた少なくとも一つの化合物を共重合した変
性ポリアセタール共重合体が開示されている。しかしな
がら、この変性ポリアセタール共重合体は、結晶化速度
増大による成形性の改善、特にハイリサイクル性を目的
としたものであり、しかも、本発明者らの検討によれ
ば、これらの共重合体は熱安定性に劣るものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の如き課題を解決し、ポリアセタール樹脂が有する優れ
た外観、摺動性、熱安定性等の諸特性を維持しつつ剛性
を改善した樹脂材料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意検討した結果、特定の多官能化合物
を共重合することによって分岐・架橋構造を導入すると
共に、その末端基量を制御したポリアセタール共重合体
により、上述の課題が解決することを見出し、本発明に
達した。
【0007】即ち、本発明は、(A) トリオキサン 100重
量部、(B) 1分子中にエポキシ基を2個以上有する化合
物0.0005〜2重量部及び(C) トリオキサンと共重合可能
な環状エーテル化合物0〜20重量部を共重合して得ら
れ、総末端基量が15〜150mmol/kgであるポリアセタール
共重合体とその製造方法である。
【0008】
【発明の実施の態様】以下、本発明のポリアセタール共
重合体について詳細に説明する。本発明のポリアセター
ル共重合体は、(A) トリオキサン及び(B) 1分子中にエ
ポキシ基を2個以上有する化合物を必須成分とし、好ま
しくは更に(C) トリオキサンと共重合可能な環状エーテ
ル化合物を加えて共重合して得られるものである。
【0009】本発明において用いられるトリオキサン
(A) とは、ホルムアルデヒドの環状三量体であり、一般
的には酸性触媒の存在下でホルムアルデヒド水溶液を反
応させることによって得られ、これを蒸留等の方法で精
製して用いられる。重合に用いるトリオキサンは液状で
あり、その温度は65〜135 ℃であることが好ましい。
【0010】次に、本発明で使用する(B) 成分は、1分
子中にエポキシ基を2個以上有する化合物であり、その
中でも、特にジグリシジルエーテル化合物、トリグリシ
ジルエーテル化合物、テトラグリシジルエーテル化合物
からなる群から選ばれるものが好ましい。その例として
は、エチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピ
レングリコールジグリシジルエーテル、1,4 −ブタンジ
オールジグリシジルエーテル、ヘキサメチレングリコー
ルジグリシジルエーテル、レゾルシノールジグリシジル
エーテル、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ポ
リエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロ
ピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリブチレン
グリコールジグリシジルエーテル、グリセロールトリグ
リシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシ
ジルエーテル、ペンタエリスリトールテトラグリシジル
エーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ソル
ビタンポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリ
グリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエ
ーテル等が挙げられる。これらの化合物は単独で又は2
種以上を併用して、トリオキサン(A) との共重合に供す
ることができる。本発明において、(B) 1分子中にエポ
キシ基を2個以上有する化合物は、(A) トリオキサン 1
00重量部に対して0.0005〜2重量部の範囲となるように
使用する。好ましくは0.001 〜1重量部の範囲、特に好
ましくは0.003 〜0.5 重量部の範囲で使用するのがよ
い。かかる(B) 成分の使用量が0.0005重量部よりも少な
い場合には、目的とする特性を有するポリアセタール共
重合体を得るのが難しく、また2重量部よりも多い場合
には得られるポリアセタール共重合体の成形加工性、耐
衝撃性、表面特性が低下し、何れも好ましくない。
【0011】次に、本発明に使用するトリオキサン(A)
と共重合可能な環状エーテル化合物(C) としては、エチ
レンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシ
ド、エピクロロヒドリン、エピブロモヒドリン、スチレ
ンオキシド、オキセタン、3,3−ビス(クロルメチル)
オキセタン、テトラヒドロフラン、トリオキセパン、1,
3 −ジオキソラン、プロピレングリコールホルマール、
ジエチレングリコールホルマール、トリエチレングリコ
ールホルマール、1,4 −ブタンジオールホルマール、1,
5 −ペンタンジオールホルマール、1,6 −ヘキサンジオ
ールホルマール等が挙げられ、その中でもエチレンオキ
シド、1,3 −ジオキソラン、ジエチレングリコールホル
マール、1,4 −ブタンジオールホルマールが好ましい。
これら環状エーテル化合物(C) の使用量は、得られるポ
リアセタール共重合体の剛性、耐薬品性等を考慮する
と、(A) トリオキサン 100重量部に対して1種又は2種
以上で合わせて0〜20重量部、好ましくは0.01〜15重量
部、特に好ましくは0.1 〜10重量部である。
【0012】本発明のポリアセタール共重合体の製造に
おいては、上記成分の他に分子量を調整する成分を併用
し、末端基量を調整することに特徴がある。分子量を調
整する成分としては、不安定末端を形成することのない
連鎖移動剤、即ち、メチラール、メトキシメチラール、
ジメトキシメチラール、トリメトキシメチラール、オキ
シメチレンジ−n−ブチルエーテル等のアルコキシ基を
有する化合物が例示される。本発明においては、これら
分子量調整剤の使用量を調整することにより、生成する
ポリアセタール共重合体の総末端基量を15〜150mmol/kg
に調整したものであり、好ましくは総末端量を20〜100m
mol/kgに調整したものである。総末端基量が過少の場合
には、流動性が著しく悪く、射出成形等の加工が非常に
困難となる。また、総末端基量が過多の場合には、溶融
粘度が著しく低下し、押出し等の製造工程において、ペ
レット化することが不可能となる、あるいは著しい靱性
の低下が生じ、好ましくない。
【0013】上記の如きモノマー成分及びコモノマー成
分からなる本発明のポリアセタール共重合体を製造する
にあたり、触媒としては、一般にカチオン重合触媒が用
いられる。具体的には、四塩化鉛、四塩化スズ、四塩化
チタン、三塩化アルミニウム、塩化亜鉛、三塩化バナジ
ウム、三塩化アンチモン、五フッ化リン、五フッ化アン
チモン、三フッ化ホウ素、三フッ化ホウ素ジエチルエー
テラート、三フッ化ホウ素ジブチルエーテラート、三フ
ッ化ホウ素ジオキサネート、三フッ化ホウ素アセチック
アンハイドレート、三フッ化ホウ素トリエチルアミン錯
化合物等の三フッ化ホウ素配位化合物、過塩素酸、アセ
チルパークロレート、t−ブチルパークロレート、ヒド
ロキシ酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、p−
トルエンスルホン酸等の無機および有機酸、トリエチル
オキソニウムテトラフロロボレート、トリフェニルメチ
ルヘキサフロロアンチモネート、アリルジアゾニウムヘ
キサフロロホスフェート、アリルジアゾニウムテトラブ
ロロボレート等の複合塩化合物、ジエチル亜鉛、トリエ
チルアルミニウム、ジエチルアルミニウムクロライド等
のアルキル金属塩、ヘテロポリ酸、イソポリ酸等の1種
又は2種以上が挙げられる。その中でも特に三フッ化ホ
ウ素、三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート、三フッ化
ホウ素ジブチルエーテラート、三フッ化ホウ素ジオキサ
ネート、三フッ化ホウ素アセチックアンハイドレート、
三フッ化ホウ素トリエチルアミン錯化合物等の三フッ化
ホウ素配位化合物が好ましい。これらのカチオン重合触
媒はそのままでも、有機溶剤等で予め希釈して用いるこ
ともでき、その調製方法は特に限定されない。
【0014】本発明のポリアセタール共重合体の製造方
法は、特に限定されるものではないが、一般的には液状
化した(A) トリオキサン、上記の(B) 1分子中にエポキ
シ基を2個以上有する化合物、(C) 環状エーテル化合物
を主としてカチオン重合触媒を用いて重合させ、固体粉
塊状のポリマーを得る塊状重合により行う。重合装置は
特に限定されるものではなく、公知の装置が使用され、
バッチ式、連続式等、いずれの方法も可能である。ま
た、重合温度は65〜135 ℃に保つことが好ましい。
【0015】重合後の触媒の失活は、重合反応後、重合
機より排出される生成反応物、あるいは、重合機中の反
応生成物に塩基性化合物或いはその水溶液等を加えて行
う。重合触媒を中和し失活するための塩基性化合物とし
ては、アンモニア、或いはトリエチルアミン、トリブチ
ルアミン、トリエタノールアミン、トリブタノールアミ
ン等のアミン類、或いはアルカリ金属、アルカリ土類金
属の水酸化物塩類、その他公知の触媒失活剤が用いられ
る。また、重合反応後、生成物にこれらの水溶液を速や
かに加え、失活させることが好ましい。かかる重合方法
および失活方法の後、必要に応じて更に、洗浄、未反応
モノマーの分離回収、乾燥等を従来公知の方法にて行
う。更に、不安定末端部の分解除去または安定物質によ
る不安定末端の封止等、必要に応じて公知の方法にて安
定化処理を行い、必要な各種安定剤を配合する。ここで
用いられる安定剤としては、ヒンダードフェノール系化
合物、窒素含有化合物、アルカリ或いはアルカリ土類金
属の水酸化物、無機塩、カルボン酸塩等のいずれか1種
または2種以上を挙げることができる。
【0016】上記のようにして得られるポリアセタール
共重合体は、その重量平均分子量が10000 〜500000であ
ることが好ましく、特に好ましくは20000 〜150000であ
る。また、末端基については、 1H−NMRにより検出
されるヘミホルマール量が0〜4mmol/kg であることが
好ましく、特に好ましくは0〜2mmol/kg である。4mm
ol/kg を越える場合には、成形時にポリマー分解に伴う
発泡等の問題が生じてしまう。ヘミホルマール末端基量
を上記範囲に制御するためには、重合に供するモノマ
ー、コモノマー総量中の不純物、特に水分を20ppm 以下
にするのが好ましく、特に好ましくは10ppm 以下であ
る。
【0017】更に、本発明のポリアセタール共重合体に
は、必要に応じて、熱可塑性樹脂に対する一般的な添加
剤、例えば染料、顔料等の着色剤、滑剤、核剤、離型
剤、帯電防止剤、界面活性剤、或いは、有機高分子材
料、無機または有機の繊維状、粉体状、板状の充填剤等
を1種または2種以上添加することができる。
【0018】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。尚、実施例における評価は次の方法で行った。 [引張強度]射出成形機を用いてダンベル型試験片を成
形し、ASTM D638法に準じて測定を行った。 [曲げ弾性率]射出成形機を用いて試験片を成形し、AS
TM法に準じて測定を行った。 [末端基分析]物性評価に用いたポリマーをヘキサフル
オロイソプロパノールd2 に溶解し、 1H−NMR測定
を行った。各末端に対応するピーク面積より定量した。 実施例1〜10 外側に熱(冷)媒を通すジャケットが付き、断面が2つ
の円が一部重なる形状を有するバレルと、パドル付き回
転軸で構成される連続式混合反応機を用い、パドルを付
した2本の回転軸をそれぞれ150rpmで回転させながら、
(A) トリオキサン、(B) 1分子中にエポキシ基を2個以
上有する化合物、(C) 環状エーテル化合物を表1に示す
割合で加え、更に分子量調節剤としてメチラール、同時
に触媒の三フッ化ホウ素0.005 重量部を重合機に連続的
に供給しながら塊状重合を行った。尚、モノマー中に含
まれる水分量は、実施例1〜9は4ppm 、実施例10は15
ppm であった。重合機から排出された反応生成物は速や
かに破砕機に通しながら、トリエチルアミンを0.05重量
%含有する60℃の水溶液に加え触媒を失活した。さら
に、分離、洗浄、乾燥後、粗ポリアセタール共重合体を
得た。次いで、この粗ポリアセタール共重合体 100重量
部に対して、トリエチルアミン5重量%水溶液を4重量
部、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5 −ジ
−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート〕を 0.3重量部添加し、2軸押出機にて 210℃で溶
融混練し不安定部分を除去した。得られたポリアセター
ル共重合体は、ヘキサフルオロイソプロパノールd2
溶媒とする 1H−NMR測定により、その構造を共重合
組成を確認した。
【0019】上記の方法で得たポリアセタール共重合体
100重量部に、安定剤としてペンタエリスリチル−テト
ラキス〔3−(3,5 −ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート〕を0.03重量部、およびメ
ラミン0.15重量部を添加し、2軸押出機にて 210℃で溶
融混練し、ペレット状のポリアセタール共重合体を得
た。前述の方法で評価した評価結果を表1に示す。 比較例1〜5 比較例1〜3では、(B) 1分子中にエポキシ基を2個以
上有する化合物を使用せずに、また比較例4〜5ではメ
チラール量を変えて調製されたポリアセタール共重合体
について、実施例と同様にしてペレット状のポリアセタ
ール共重合体を得て、評価した。結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】注)表中の略称と詳細名称 BDGE :1,4 −ブタンジオールジグリシジルエーテ
ル PETGE:ペンタエリスリトールテトラグリシジルエ
ーテル TPTGE:トリメチロールプロパントリグリシジルエ
ーテル GTGE :グリセロールトリグリシジルエーテル *1:成形時に発泡現象。ボイドのため、物性がやや不安
定 *2:粘度が高く、成形不可能 *3:粘度が低過ぎて、押出機によるペレット調製不可能

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A) トリオキサン 100重量部、(B) 1分
    子中にエポキシ基を2個以上有する化合物0.0005〜2重
    量部及び(C) トリオキサンと共重合可能な環状エーテル
    化合物0〜20重量部を共重合して得られ、総末端基量が
    15〜150mmol/kgであるポリアセタール共重合体。
  2. 【請求項2】 総末端基量が20〜100mmol/kgである請求
    項1記載のポリアセタール共重合体。
  3. 【請求項3】 (B) 成分が、1分子中にグリシジル基を
    2個有する化合物である請求項1又は2記載のポリアセ
    タール共重合体。
  4. 【請求項4】 (B) 成分が、1分子中にグリシジル基を
    3個又は4個有する化合物である請求項1又は2記載の
    ポリアセタール共重合体。
  5. 【請求項5】 ヘミホルマール末端基量が4mmol/kg 以
    下である請求項1〜4の何れか1項記載のポリアセター
    ル共重合体。
  6. 【請求項6】 環状エーテル化合物(C) の共重合割合が
    0.01〜15重量部である請求項1〜5の何れか1項記載の
    ポリアセタール共重合体。
  7. 【請求項7】 ポリアセタール共重合体が、重量平均分
    子量10000 〜500000である請求項1〜6の何れか1項記
    載のポリアセタール共重合体。
  8. 【請求項8】 (B) 1分子中にエポキシ基を2個以上有
    する化合物が、1,4−ブタンジオールジグリシジルエー
    テル、グリセロールトリグリシジルエーテル、トリメチ
    ロールプロパントリグリシジルエーテル、ペンタエリス
    リトールテトラグリシジルエーテルから選ばれる1種又
    は2種以上である請求項4記載のポリアセタール共重合
    体。
  9. 【請求項9】 (A) トリオキサン 100重量部、(B) 1分
    子中にエポキシ基を2個以上有する化合物0.0005〜2重
    量部及び(C) トリオキサンと共重合可能な環状エーテル
    化合物0〜20重量部を、カチオン重合触媒を用いて共重
    合してポリアセタール共重合体を製造するに当たり、ア
    ルコキシ基含有化合物を添加して、得られるポリアセタ
    ール共重合体の総末端基量を15〜150mmol/kgに制御する
    ことを特徴とするポリアセタール共重合体の製造方法。
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