JP2001163470A - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置および画像形成装置

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JP2001163470A
JP2001163470A JP35579599A JP35579599A JP2001163470A JP 2001163470 A JP2001163470 A JP 2001163470A JP 35579599 A JP35579599 A JP 35579599A JP 35579599 A JP35579599 A JP 35579599A JP 2001163470 A JP2001163470 A JP 2001163470A
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sheet
sheet conveying
guide
conveying device
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JP35579599A
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Junichi Ochi
潤一 大地
Soji Sugita
壮志 杉田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙搬送部の搬送面を開口する際に、設置面に
激突するのを防ぐことができるシート搬送装置を提供す
る。 【解決手段】両面画像形成装置の再給紙を行う搬送下ガ
イド27の保持を解除して、一端側を支点として下方に
回動することで開口する際、搬送下ガイド27にはねじ
りコイルバネ34を設け、コイルバネ34の他端腕部3
4Bを装置本体に設けたバネガイドスリット35のカム
面35aに摩擦摺動させ、搬送したガイド27が落下す
るに従ってバネ34の蓄勢力を増して該摩擦摺動力を増
加させ、搬送下ガイド27の落下速度を減速させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、ファク
シミリ、複写機等の画像形成装置に設けられるシート搬
送装置および画像形成装置、特に転写紙等の記録材の両
面に画像を形成する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の両面画像形成装置として、図9に
示すレーザービームプリンタ101を例に拳げて説明す
る。
【0003】このレーザービームプリンタ101は、画
像の形成を行う画像形成部102とシートの再給紙を行
うシート再給紙搬送部103を有している。画像形成部
102は、シートを積載するカセット104、給送ロー
ラ106を含む給送ユニット105、感光ドラム108
を含むプロセスカートリッジ107、転写ローラ10
9、定着ユニット110、レーザースキャナーユニット
112、シート排出積載台116を含むシート排出部1
13、コントローラボード111を備えている。
【0004】カセット104に積載された記録材として
のシートPは、コントローラボード111がプリント信
号を受けると、給送ローラ106によって1枚ずつ分離
給送され、感光ドラム108と転写ローラ109との間
のニップ、定着ユニット110の順に搬送され、シート
上に画像が形成される。
【0005】コントローラボード111が片面印字の信
号を受けていた場合、シートPはそのままシート排出部
113に送られ、シート排出積載台116上に排出され
る。
【0006】また、コントローラボード111が両面印
字の信号を受けていた場合、シートPはスイッチバック
ローラ対136が逆転することで、引き続きシート再給
紙搬送部103に送られる。
【0007】シート再給紙搬送部103は、主にスイッ
チバックローラ対136を含むスイッチバック部13
8、フラッパ128、搬送ローラ対135、搬送面12
7、さらに斜送コロ126を含む横レジスト補正部12
3、再給紙ローラ対122から構成されている。
【0008】両面印字信号を受け、スイッチバックロー
ラ136が逆転し、フラッパ128によりシート再給紙
搬送部103に搬送されるシートPは、先端後端が逆転
した状態で横レジスト補正部123へと搬送される。
【0009】再給紙搬送部103へ送られ、搬送面12
7上にある横レジスト補正部123に到達したシートP
は、斜送ローラ125と傾いた斜送コロ126によって
斜送力が働くため、搬送されながら基準板124側に近
づいていく。ついにはシートPは基準板124に到達し
て突き当たり、シート端部が基準板124に沿って搬送
され、斜行やずれのない正しい位置に補正される。
【0010】以上のように横レジスト補正されたシート
Pは、再給紙ローラ122によって再び画像形成部2に
送り込まれ、2面目の画像が形成され、シート排出部1
13に送られシート排出台116に積載される。
【0011】また、再給紙搬送部103にシートPが搬
送された後、何らかの原因によリシートPが再給紙搬送
部103内に滞留する場合がある。滞留したシートPを
ユーザが除去する為に、レーザープリンター101は、
搬送面127を開口できる構造を持っている。
【0012】以下にその構成と作用を説明する。
【0013】搬送面127は、後端132を支点とし
て、前端の左右を軸129aにより連結された2個の搬
送面保持部材129に支えられ、所定の位置に保持され
ている。
【0014】シートPの除去方法について説明する。
【0015】ユーザは解除レバー133を引き、それに
より搬送面保持部材129は軸129aを中心として回
動することによって搬送面127の保持が外れ、搬送面
127は支点132の回りに回転して開口するので、ユ
ーザはジャム処理を行うことができる。この時、搬送面
保持部材129の一方の側に設けられたロック機構13
0が回動した搬送面保持部材129とかみ合うことによ
り、搬送面保持部材129は回動して搬送面127を保
持しないた状態のまま固定される。次にジャム処理を終
えた後の搬送面127の収納方法について説明する。
【0016】ユーザが搬送面127を押し上げること
で、ロック機構130の端部が持ち上がり、これにより
搬送面保持部材129とのかみあい状態が解除され、搬
送面保持部材129は逆方向に回動して搬送面127を
保持する位置に戻り、搬送面127は搬送面保持部材1
29に再び支えられる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
再給紙搬送部103中にシートPが滞留し、そのシート
Pを除去する際に関して以下のような問題点があった。
【0018】シートPを除去するために、解除レバー1
33を引いて搬送面を開口する際、搬送面後端の支点1
32を中心として回転して前端が開口される。その際、
重力の影響により、開口された搬送面はその下方にある
机などの設置面に激突する。これによって、衝撃音を発
する場合や、設置面を傷つける場合がある。
【0019】本出願に係る発明の目的は、上記のような
問題を解決するためになされたもので、用紙搬送部の搬
送面を開口する際に、設置面に激突するのを防ぐことが
できるシート搬送装置および画像形成装置を提供するこ
とである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現するシート搬送装置は、装置本体に対して回動し
て開閉可能なシート搬送面をなす開閉部材と、前記開閉
部材を閉位置で保持すると共に開口時に解除可能とする
保持手段とを有するシート搬送装置において、前記開閉
部材に設けられた第1の部材と、前記開閉部材が自重に
より回動して落下開口する際に前記第1の部材と当接す
る装置本体側に設けられた第2の部材とを有し、前記第
1の部材と第2の部材のいずれか一方は付勢部材で構成
され、他方は付勢力を受ける被付勢部材で構成されると
共に、前記第1の部材と前記第2の部材は互いに摩擦摺
動するように配置され、前記開閉部材が落下する際に前
記第1の部材と前記第2の部材が摩擦摺動することを特
徴とする。
【0021】本出願に係る発明の目的を実現する画像形
成装置は、上記のシート搬送装置を有することを特徴と
する。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1から図
3は本発明の第1の実施の形態を示す。
【0023】図1〜3に基づいて説明する。
【0024】図1は両面画像形成装置の一例であるレー
ザービームプリンタ1の概略構成を示す主断面図であ
る。
【0025】このレーザーピームプリンタ1は、シート
の片面のみならず両面に画像を形成できるものであり、
画像の形成を行う画像形成部2とシートの反転を行うシ
ート再給紙搬送部3を有するものである。画像形成部2
の構成および動作を図1を用いて説明する。
【0026】カセット4に積載されたシートPは、画像
形成部2がプリント命令を受けると、給紙ローラ6によ
って1枚ずつ分離給送されプロセスカートリッジ7内の
感光ドラム8と転写ローラ9との間(転写ニップ)に送
られる。
【0027】なお、プリント命令は、不図示のパソコン
等から画像情報が送られてきたりしたときに、コントロ
ーラボード11を介して発生する。この、プリント命令
とともにレーザースキャナユニット12から画像情報を
ビットイメージにしたもの(レーザー光)が感光ドラム
8上に照射されて潜像が形成され、不図示の現像器によ
り感光ドラム8上の該潜像が現像されてトナー画像が形
成される。感光ドラム8上に形成されたトナー画像は、
感光ドラム8と転写ローラ9との前記転写ニップでシー
トPに転写される。
【0028】そして、トナー画像が転写されたシートP
は、定着ユニット10に送られ、定着ユニット10によ
って加熱加圧される。これによって、シートPにトナー
画像が半永久的に定着される。定着ユニット10により
定着されたシートPは、定着後ローラ17と対向する第
1のコロ18のニップに送られ、排出ガイド20、フラ
ッパ28を介して、シート排出部13に送られる。この
ときフラッパ28の位置は図1の実線の位置である。
【0029】コントローラボード11が片面印字の信号
を受けていた場合、シートPは排出ローラ14及び排出
コロ15によって挟持搬送され排出積載台16に排出さ
れる。ここで、片面印宇の信号とは、プリント信号や画
像信号と同様に不図示のパソコン等がコントローラボー
ド11に送られる信号である。
【0030】コントローラボード11が両面印字の信号
を受けていた場合、排出ローラ14はシート後端がフラ
ッパ28の先端を抜けた後に逆回転し、フラッパ28が
2点鎖線の位置(図1)に移動する。これによって、シ
ートPは引き続きシート再給紙搬送部3に送られる。
【0031】次にシート再給紙搬送部3の構成を図1〜
3を用いて説明する。
【0032】シート再給紙搬送部3は、排出ローラ14
と排出コロ15の対から始まって、カセット4からの搬
送路との合流点21に至るまでの紙搬送路を中心に構成
される。再給紙搬送部3には、斜送ローラ25、それに
当接する斜めに向けた斜送コロ26、用紙の幅方向レジ
スト位置を規定する基準ガイド24から構成される横レ
ジスト補正部が配設されている。
【0033】横レジスト補正部は、搬送されてきた用紙
を基準ガイド24に寄せて、第二面目の画像形成に備え
て幅方向の位置を修正する機能を有する。定着後ローラ
17には、すでに述べた第1のコロ18以外に第2のコ
ロ19が対向して定着後ローラ17方向に付勢されてい
る。シート反転後のシートPはこの第2のコロ19によ
って作られるニップに送り込まれ、挟持搬送される。
【0034】搬送下ガイド27は、後端側支点部32を
支点とし図2のように下方向に回動可能な構成をしてい
る。通常の画像形成を行う際において、搬送下ガイド2
7は、その前端(シート搬送方向上流側)の左右が、軸
により連結された2個の搬送面保持部材29に支えられ
所定の位置に保持されている。
【0035】この搬送面保持部材29は、シート搬送方
向と直交するシート幅方向に設けられた回転軸29aの
両端部(図3では片側のみを図示)に固定されて該回転
軸29aと一体に回転することで、幅方向両側の各搬送
面保持部材29が一体的に回動できるようになってい
る。この搬送面保持部材29は、円盤状に形成され、そ
の円周上の一部に第1の突起29bと第2の突起29c
が配設され、共に搬送面保持部材29の回転に伴い回動
する。
【0036】この搬送面保持部材29は通常はロックレ
バー36により図1の位置に固定保持されている。この
ロックレバー36は、解除レバー33と連動している。
解除レバー33を引くことでロックレバー36が持ち上
がり、搬送面保持部材29の固定が外れて回動する。
【0037】前記搬送面保持部材29の片側端部には解
除レバー33が枢軸部33bを介して連結されており、
解除レバー33を図3中右側に引き出すと、搬送面保持
部材29はバネ33cのバネ力に抗して時計方向に回動
し、搬送面保持部材29も一体に時計方向に回動する。
【0038】搬送下ガイド27の先端部27aは、図3
に示すように段付形状に形成されていて、この先端部2
7aの下面が搬送面保持部材29の第1の突起29bの
上面に当接し、搬送下ガイド27を保持している。した
がって、上述したように、解除レバー33を引き出す
と、時計方向に回動する搬送面保持部材29が搬送下ガ
イド27の先端部27aと当接しながら該搬送下ガイド
27を上方に押し上げ、さらに搬送面保持部材29が時
計方向に回動すると、搬送面保持部材29の第1の突起
29bと搬送下ガイド27の先端部27aとの係合が外
れ、搬送下ガイド27が自重により落下を始める。ここ
で解除レバー33から手を離すと、引っ張りバネ33c
のバネ力により搬送面保持部材29が反時計方向に回動
し、搬送面保持部材29は元の保持位置に復帰しようと
する。ここで、搬送面保持部材29の上方に配置された
ロックレバー36と搬送面保持部材29の第2の突起2
9cがかみ合い、搬送面保持部材29は時計方向に回動
した状態のまま保持される。なお、搬送下ガイド27を
収納する際は、下方に降りた搬送下ガイド27を上方に
持ち上げると、搬送下ガイド27の先端部27aがロッ
クレバー36の先端部下面と当接してロックレバー36
を時計方向に回動させ、該第2の突起29cとロックレ
バー36とのかみ合いが外れる。このとき、搬送面保持
部材29のぢあ1の突起29bを通り越しているので、
搬送面保持部材29が引っ張りバネ33cのバネ力によ
り反時計方向に回動して保持位置に戻り、搬送下ガイド
27の先端部27aの下面と搬送面保持部材29の第1
の突起29bの上面と当接して搬送下ガイド27を保持
する。
【0039】搬送下ガイド27の保持状態が解除され、
重力により下方に開口すると、この搬送下ガイド27は
図4に示す構成の減速機構により、開口速度が減速して
下方に開口する。
【0040】この減速機構は、搬送下ガイド27の落下
エネルギーの一部をバネの蓄勢エネルギーに変換するこ
とを利用したもので、搬送下ガイド27の上面の片側縁
部に案内棒41を上下方向に取り付け、この案内棒41
にねじりコイルバネ34を装着し、抜け止め部材43を
案内棒41の上部に取り付けてねじりコイルバネ34が
抜けないように押えられている。
【0041】一方、図1〜3に示すように、搬送下ガイ
ド27の側面には搬送下ガイド27に近接してカム面3
5aを有するバネガイドスリット35を設けている。
【0042】ねじリコイルバネ34は、一方の腕34A
が搬送下ガイド27に設けられた固定部材42に固定さ
れ、他方の腕34Bがバネガイドスリット35のカム面
35a(上部が略垂直で、下部が後端側支点部32側に
向けて湾曲している)に対してやや付勢した状態で組み
つけられる。
【0043】ジャム処理のために搬送下ガイド27を開
口すると、ねじリコイルバネ34の他方の腕34Bはバ
ネガイドスリット35のカム面35aに沿って移動する
ようになっている。本実施の形態では搬送されているシ
ートPに電荷がたまり搬送上や画像形成上の不具合が起
きないように、搬送下ガイド27は接地した金属で形成
されているが、ねじリコイルバネ34を通して接地する
こともまた、好適である。
【0044】そして、何らかの理由で前記再給紙搬送部
内で紙づまりが発生した場合、解除レバー33を引く
と、上述のように、搬送下ガイド27は図2、3に示す
ような形で紙づまりした紙Pを抱え込みながら下方に開
口する。このようにして、開口した部分よりつまった紙
を取り除くことができる。その際、搬送下ガイド27上
に設置されたねじリコイルバネ34は、搬送下ガイド2
7と共に、後端支点部32を中心とした円弧に沿って下
方に移動する。
【0045】その際、ねじリコイルバネ34の他方の腕
34Bはバネガイドスリット35のカム面35aに対し
て弱く付勢している。バネガイドスリット35のカム面
35aの形状は、図1〜3に示すように、ねじリコイル
バネ34が搬送下ガイド27の開口に伴つて移動する
と、ねじリコイルバネ34の他方の腕34Bによる付勢
力がより強くなるような形状になっている。
【0046】このため、ねじリコイルバネ34のバネガ
イドスリット35のカム面35aに対する反力および摩
擦力により、搬送下ガイド27の開口速度を減速するこ
とができることとなる。図5にこの原理を示す。
【0047】図5において、Fgは搬送下ガイド27に
かかる重力による鉛直下方向の力、Fsはバネによる付
勢力であり、Faがバネガイドスリット35のカム面3
5aに対する反力である。またFmはねじりコイルバネ
34とバネガイドスリット35の問の摩擦力である。
【0048】この図から、ねじりコイルバネ34の特性
やバネガイドスリット35のカム面35aの形状を変化
させることで、Fa,Fmは変化するので、搬送下ガイ
ド27の開口の速度を調節することができることがわか
る。
【0049】また、本実施の形態においては、バネガイ
ドスリット35のカム面35aの最下部の形状を、ねじ
りコイルバネ34がそれより下方に移動しないような形
状とし、搬送下ガイド27の最大開口状態で保持する。
【0050】これにより、画像形成装置本体を持ち上げ
た場合でも、搬送下ガイド27はそれ以上下方に大きく
開くことがかない。また、装置を移動する際に搬送下ガ
イド27が開いていることに気づかずに装置本体を持ち
上げても、誤ってどこかに接触させたりすることを防止
できる。
【0051】以上のような構成の両面画像形成装置にお
いて、第二面目用シート搬送部のジャム処理のために搬
送下ガイド27を開口する際、その開口速度を減速する
ことができるので、開いた搬送下ガイド27の先端部が
机などの設置面に勢い良く激突するのを防止することが
できる。
【0052】(第2の実施の形態)図6は本発明の第2
の実施の形態を示す。
【0053】上記第1の実施の形態と説明の重複する部
分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0054】第1の実施の形態においては、前記再給紙
搬送部での紙詰まり処理を行う際、前記搬送下ガイド2
7の保持を解除するために解除機構を操作したが、本実
施の形態ではこの解除機構をもたず、前記搬送下ガイド
27を開口する場合には、作業者が開口部に付勢力を与
えて開口することを特徴とする。
【0055】図6に示すように、開口部搬送下ガイド2
7の前端部両側に、外向に爪部が形成された保持フック
44が設けられている。この一対の保持フック44が装
置本体側に形成された固定穴45に係合されることによ
り、前記搬送下ガイド27を保持している。
【0056】作業者が前記搬送下ガイド27を開口しよ
うと外力を加えた場合、開口部保持フック44が撓むこ
とによって、固定穴45との係合状態が外れるので、搬
送下ガイド27は開口する。上記以外の構成は、第1の
実施の形態と同一である。
【0057】(第3の実施の形態)図7は本発明の第3
の実施の形態を示す。
【0058】上記第1の実施の形態と説明の重複する部
分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0059】第1、第2の実施の形態では、前記減速機
構を構成するバネ34の一端を直接バネガイドスリット
35のカム面35aに付勢させたが、本実施の形態で
は、樹脂製の別部材にバネを用いて回転力を与える構成
としたものである。
【0060】腕部37aを径方向に突出させたガイドス
トッパ37は樹脂製の部材であり、ねじりコイルバネ3
8の案内棒41を支点として回動可能である。そして、
ねじりコイルバネ38の一端側の腕部38Aが固定部材
42に固定され、また他端側の腕部38Bがガイドスト
ッパー37に固定され、コイルバネ38のバネ力により
ガイドストッパー37の腕部37aがバネガイドスリッ
ト35のカム面35aに当接する方向に付勢されるよう
になっている。
【0061】そして、搬送下ガイド27の開口の際に、
このガイドストッパ37の腕部37aがバネガイドスリ
ット35のカム面35aに当接し、これらの摩擦力およ
びバネの反力により、搬送下ガイド27の開口速度を減
速し、衝撃音の発生を防止する。以上のような構成によ
り、搬送下ガイド27を開口する際、より剛性が高く、
より信頼性の高い開口を実現できる。
【0062】(第4の実施の形態)図8は第4の実施の
形態を示す。上記第1の実施の形態と説明の重複する部
分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0063】上述の第1〜3の実施の形態では、搬送下
ガイド27上にねじりコイルバネを設け、この搬送下ガ
イド27に近接してバネガイドスリットを固定された状
態に設けたが、本実施の形態においては、搬送下ガイド
27上にカム面39aを有するバネガイドスリット39
を設置し、外部にねじりコイルバネ40を設置するよう
にしたもので、ネジリコイルバネ40の一方の腕部40
Aは固定部42に固定され、他方の腕部40Bがカム面
39aにバネ力を有して当接しるようにしている。
【0064】この構成により、搬送下ガイド27が開口
することに伴い、バネガイドスリット39が移動する。
バネガイドスリット39の形状は図8に示すようなもの
であるので、搬送下ガイド27が大きく開口するにつ
れ、ねじりコイルバネ40による付勢力は増加する。こ
れにより、搬送下ガイド27を開口する際の開口速度を
減じ、設置面との激突を防止することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る発明
によれば、第1の部材と第2の部材という簡単な構成で
シート搬送面をなす開口部材の開口速度を減速させるこ
とができる。
【0066】また、請求項5に係る発明によれば、第1
及び第2の部材を介して開口部材にたまる画像不良の原
因となる電荷を逃がす機能を兼ねることができるので、
シート搬送装置の構成が簡単になる。
【0067】また、請求項6に係る発明によれば、構造
が簡単かつ信頼性の高い第1と第2の部材を提供するこ
とができる。
【0068】また、請求項7に係る発明によれば、ガイ
ド手段の形状を工夫することによって、開口部の開口速
度を調節することができる。
【0069】また、請求項8に係る発明によれば、両面
印刷機能を備えた画像形成装置において、第二面目に印
刷を行うために用紙を搬送する開口可能な搬送路を、ジ
ャム処理などのために開口する際、開口部分が重力によ
って急激に開くのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の主断面図
【図2】図1の画像形成装置の再給紙搬送部におけるジ
ャム処理の状態を示す図
【図3】図2の搬送下ガイドの開口機構および減速機構
の拡大斜視図
【図4】図3の減速機構の分解図
【図5】図4の減速機構の原理を説明した図
【図6】本発明の第2の実施の形態の搬送下ガイドの開
口機構および減速機構の拡大斜視図
【図7】(a)は本発明の第3の実施の形態の搬送下ガ
イドの減速機構の拡大斜視図、(b)は(a)のガイド
ストッパの拡大図
【図8】(a)は本発明の第4の実施の形態の搬送した
ガイドの減速機構の拡大斜視図、(b)はバネガイドス
リットの拡大図
【図9】従来の画像形成装置の概略図
【符号の説明】
2 画像形成部 3 シート再給紙搬送部 4 カセット 6 給紙ローラ 7 プロセスカートリッジ 8 感光ドラム 9 転写ローラ 10 定着ユニット 11コントローラボード 13 シート排出部 14 排出ローラ 15 排出コロ 16 排出積載台 17 定着後ローラ 20 排出ガイド 24 基準ガイド 25 斜送ローラ 26 斜送コロ 27 搬送下ガイド 28 フラッパ 29 搬送面保持部材 33 解除レバー 34 ねじりコイルバネ 35 バネガイドスリット 36 ロックレバ― 37 ガイドストッパ 38 ねじりコイルバネ 39 バネガイドスリット 40 ねじりコイルバネ 41 バネ案内棒 44 開口部保持フック 45 固定穴

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に対して回動して開閉可能なシ
    ート搬送面をなす開閉部材と、前記開閉部材を閉位置で
    保持すると共に開口時に解除可能とする保持手段とを有
    するシート搬送装置において、 前記開閉部材に設けられた第1の部材と、前記開閉部材
    が自重により回動して落下開口する際に前記第1の部材
    と当接する装置本体側に設けられた第2の部材とを有
    し、前記第1の部材と第2の部材のいずれか一方は付勢
    部材で構成され、他方は付勢力を受ける被付勢部材で構
    成されると共に、前記第1の部材と前記第2の部材は互
    いに摩擦摺動するように配置され、前記開閉部材が落下
    する際に前記第1の部材と前記第2の部材が摩擦摺動す
    ることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の部材と第2の部材とは、前記
    開閉部材の自重落下の際に、互いの摺動摩擦力により前
    記開閉部材の落下速度を減速させることを特徴とするシ
    ート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢部材は前記第1の部材であるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のシート搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記付勢部材は前記第2の部材であるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のシート搬送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記開閉部材の一部または全部が導電材
    料で構成され、前記第1及び第2の部材を通して電気的
    に接地していることを特徴とする請求項1から4のいず
    れか一つに記載のシート搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記付勢部材は、ねじりコイルバネを用
    いて構成され、一端側の腕部が固定され、他端側の腕部
    が前記被付勢部材と摩擦摺動することを特徴とする請求
    項1から5のいずれか一つに記載のシート搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記開閉部材の開口量に応じて、前記付
    勢部材の付勢力が変化するように前記被付勢部材の形状
    を変化させたことを特徴とする請求項1から6のいずれ
    か一つに記載のシート搬送装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか一つに記載の
    シート搬送装置を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1から7のいずれか一つに記載の
    シート搬送装置を有し、シートに画像を形成する画像形
    成部と、シートの第一面に画像形成した後に第二面に画
    像を形成するために、シートを再び前記画像形成部に搬
    送する再給送搬送部の一部に前記シート搬送装置の前記
    開閉部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009533271A (ja) * 2006-04-12 2009-09-17 ボツシュ レックスロス ディ.エス.アイ. 可動車輌の遠隔制御用回転制御装置
US8055151B2 (en) * 2006-10-03 2011-11-08 Fuji Xerox Co., Ltd. Open-close apparatus and image forming apparatus

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