JP2001162427A - 回転多面鏡及びその加工装置 - Google Patents

回転多面鏡及びその加工装置

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JP2001162427A
JP2001162427A JP34785199A JP34785199A JP2001162427A JP 2001162427 A JP2001162427 A JP 2001162427A JP 34785199 A JP34785199 A JP 34785199A JP 34785199 A JP34785199 A JP 34785199A JP 2001162427 A JP2001162427 A JP 2001162427A
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Toru Imanari
徹 今成
Koichi Nakamura
公一 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転多面鏡の加工装置における生産性の向上を
図り、回転多面鏡を低価格化する。 【解決手段】多角柱状の回転多面鏡ブランクB1を、そ
の中心軸に直交する第1の面F1と第2の面F2とを両
側から挟み込んで保持し、多角柱の各面を鏡面に仕上げ
加工するための回転多面鏡の加工装置であって、回転多
面鏡の各面の仕上げ加工の基準となる面である第1の面
F1に当接するところの、高精度に仕上げられた当接面
12cを有する第1の保持部材と、第1の面の反対側の
面である第2の面F2に当接する第2の保持部23とを
具備し、第2の保持部は、第2の面F2に当接する弾力
性を有する当接部材24と、当接部材を保持する保持部
材23bとを有し、当接部材24は、当接部材に形成さ
れた凸部24bを、保持部材に形成され当接部材の凸部
24bよりも寸法の小さい凹部23cに圧入することに
より、保持部材23bに固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置や画
像読取装置等の光偏向器に用いられる回転多面鏡及びそ
の加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザファクシミリ、レーザプリンタ等
の画像形成装置や画像読取装置等に搭載される光偏光器
は、走査光の集光スポット精度や、走査光の真直度およ
び走査ピッチ精度等について厳しく管理する必要があ
り、これらの条件を左右する回転多面鏡には、その反射
面の表面粗さや平面度に、反射面の面倒れ精度等を加え
た加工組立精度が充分高いことが要求される。
【0003】なお、回転多面鏡の面倒れ精度には、互い
に隣接する反射面相互の傾きに基づくいわゆる隣接面面
倒れ精度と、回転多面鏡をその駆動用のモータの回転軸
等に取り付けるときの基準面に対する傾きに基づくいわ
ゆる基準面面倒れ精度の2種類がある。そして、現在生
産されているレーザビームプリンタ等に用いられる回転
多面鏡においては、例えば、上記の加工組立精度が以下
のように設計されている。
【0004】 反射面の表面粗さ Rmax0.02μm 反射面の平面度 λ/8〜λ/10(λ=632.8nm) 反射面の基準面面倒れ精度 12秒以下 反射面の隣接面面倒れ精度 4秒以下 このように高精度な反射面を有する回転多面鏡を安価に
製造するためには、まず、加工性にすぐれたアルミニウ
ム材を所定の外形に切削加工して回転多面鏡のブランク
を製作する。そして、各反射面等を、例えば単結晶ダイ
ヤモンドバイトを用いて精密に仕上げ加工したうえで、
各反射面に金属膜等の反射膜を蒸着するのが一般的であ
る。
【0005】図7はこのような回転多面鏡の加工方法を
示すフローチャートである。
【0006】図7において、まず最初に、アルミニウム
素材に旋削、フライス切削、歪取、側面切削等の外形加
工を施して、回転多面鏡の形状を有するブランクを製作
する。次に、回転多面鏡の回転軸に直交する面である基
準面の加工を行う。この加工では、まず基準面の反対面
にあたる表面(以下、「裏面」という)を切削加工した
後、基準面の切削を行なう。ブランクの基準面は次工程
で加工される各反射面の測定基準となり、また製品とし
て得られた回転多面鏡を駆動用モータに取り付けるとき
の取り付け面となるため、λ/4(λ=632.8n
m)程度の平面度が必要となる。基準面の加工は図8に
示すように、ブランクB0の裏面を真空チャックC0によ
って吸着し、ダイヤモンドバイトT0を用いて精密切削
を行なう。
【0007】次に、図9に示すように、回転割り出し治
具100の一対の輪帯保持具101,102の間に回転
多面鏡のブランクB0を挟持し、ダイヤモンドバイト1
06を取り付けた回転工具107によってブランクB0
の複数の反射面M0を順次切削するフライカット方式に
よる仕上げ切削を行なう。このとき、前述の工程で加工
した基準面を、角度割り出し機構103に保持された輪
帯保持具101に取り付ける。通常この輪帯保持具10
1は上記の基準面と同等以上の良好な平面度の保持面を
有する。他方の輪帯保持具102は、第1の輪帯保持具
101とブランクB0を貫通するロッド104に対して
着脱自在に結合される。一方の輪帯保持具101にブラ
ンクB0を仮止めした後、シリンダ105の駆動によっ
てロッド104を後退させ、両輪帯保持具101,10
2の間にブランクB0を挟持する。そして、ダイヤモン
ドバイト106が取り付けられた回転工具107を回転
させ、ブランクB0の反射面M0をフライカット方式で精
密切削加工する。各反射面の切削加工が終了するごと
に、割り出し治具100が回転して、残りの反射面を順
次加工する。
【0008】このような仕上げ加工の工程においては、
一対の輪帯保持具の間にブランクを挟持することによっ
てブランクが圧縮され、弾性変形が生じた状態で反射面
が加工されるため、加工終了後の回転多面鏡を輪帯保持
具から解放したときのいわゆる弾性回復によって、反射
面の形状精度が劣化し、なかでも、面倒れ精度が著しく
低下する傾向がある。この現象を詳細に調べたところ、
基準面の反対面である裏面の平面度と、基準面と裏面の
平行度の双方が低いブランクにおいて特に精度劣化が顕
著であることが判明した。すなわち、面倒れ精度を高く
するためには裏面も基準面と同等の面精度に精密切削加
工しなければならないことが明らかになった。従って、
高精度な回転多面鏡を製造するためには、基準面と裏面
の双方を高精度に切削加工する必要があり、このため
に、加工工程数が増大し、さらに、検査工程数の増大等
も加わって製造コストが大幅に上昇するという問題が発
生していた。
【0009】そこで本願発明者等は裏面精度が高精度で
なくても、高精度な回転多面鏡を自動化加工できる装置
の開発を行い、図6に示すようなブランクB1の裏面F
2を複数の帯状弾性部材24で保持する方法を提案して
きた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、帯状弾性部材24の第2の保持部材2
3への取り付けが、平面状の接着もしくは弾性部材外周
部での簡易はめ込み方式により行われていたため、弾性
部材交換時の接着材剥がし作業に多大な時間を要する、
また簡易はめ込み式の場合には弾性部材が外れやすい
等、生産作業において幾つかの問題があった。
【0011】本発明は上記従来の技術の有する未解決の
問題に鑑みてなされたものであり、弾性部材の保持部材
への接着を必要とせず、従って弾性部材の交換が容易で
作業時間も少なく、さらに弾性部材の剥がれも無くな
り、生産性の向上に大きく貢献出来る回転多面鏡の加工
装置及びその加工装置により製造された回転多面鏡を提
供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる回転多面鏡の加
工装置は、多角柱状の回転多面鏡ブランクを、前記多角
柱の中心軸に直交する第1の面と第2の面とを両側から
挟み込んで保持し、前記多角柱の各面に対応する角度割
り出しを行って前記多角柱の各面を鏡面に仕上げ加工す
るための回転多面鏡の加工装置であって、回転多面鏡の
各面の仕上げ加工の基準となる面である前記第1の面に
当接するところの、高精度に仕上げられた当接面を有す
る第1の保持手段と、前記第1の面の反対側の面である
前記第2の面に当接する第2の保持手段とを具備し、前
記第2の保持手段は、前記第2の面に当接する弾力性を
有する当接部材と、該当接部材を保持する保持部材とを
有し、前記当接部材は、該当接部材に形成された凸部又
は凹部を、前記保持部材に形成され前記当接部材の凸部
又は凹部よりも寸法の小さい凹部又は凸部に圧入するこ
とにより、前記保持部材に固定されていることを特徴と
している。
【0013】また、この発明に係わる回転多面鏡の加工
装置において、前記当接部材は、前記回転多面鏡ブラン
クを前記当接部材に吸着又は離反させるためのエアー穴
を有することを特徴としている。
【0014】また、この発明に係わる回転多面鏡の加工
装置において、前記当接部材には、断面が半円以上のリ
ング状の凸部が2つ以上形成されており、前記保持部材
には、幅が前記凸部の断面の幅よりも小さいリング状の
凹部が2つ以上形成されていることを特徴としている。
【0015】また、この発明に係わる回転多面鏡の加工
装置において、前記当接部材には、断面がT字形状のリ
ング状の凹部が形成されており、前記保持部材には、断
面がT字形状のリング状の凸部が形成されていることを
特徴としている。
【0016】また、この発明に係わる回転多面鏡の加工
装置において、前記当接部材には、略球状の複数の凸部
が形成されており、前記保持部材には、前記凸部の直径
よりも小さい直径の複数の凹部が形成されていることを
特徴としている。
【0017】また、この発明に係わる回転多面鏡の加工
装置において、前記第1の保持手段の当接面には、前記
回転多面鏡ブランクを前記第1の保持手段に吸着又は離
反させるためのエアー穴を有することを特徴としてい
る。
【0018】また、本発明に係わる回転多面鏡は、上記
の回転多面鏡の加工装置により製造されたことを特徴と
している。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の回転多面鏡の加工装置の一
実施形態の主要部を示す図である。
【0021】図1において、回転多面鏡の加工装置は、
図示しない角度割り出し機構によって所定の角度で間欠
的に回転可能である治具本体10と、これに保持された
駆動手段であるシリンダ11と、シリンダ11から突出
するロッド11aと、ロッド11aに嵌合する中心穴1
2a,23aを有する第1、第2の保持手段である保持
部材12,13とを有している。第1の保持部材12
は、治具本体10と一対である円柱状の本体12bと、
回転多面鏡のブランクB1の基準面F1に当接される保
持面を有する輪帯突部12cと、輪帯突部12cの保持
面に開口する内部配管12dとを備えている。内部配管
12dは、シリンダ11に連通し、シリンダ11の駆動
に伴って排気、吸気を交互に行なうように構成されてい
る。
【0022】第2の保持部材23は、第1の保持部材1
2の本体12bとほぼ同じ外径を有する円柱状の本体2
3bと、ブランクB1の基準面F1の反対面である裏面
F2に2つの径の異なるリング24cで当接される帯状
部材24を有する。帯状部材24はブランクB1より軟
質の部材(例えばゴム等)である。第1の保持部材12
とブランクB1と第2の保持部材23は同軸上に配設さ
れ、帯状部材24のリング24cは、第1の保持部材1
2の輪帯突部12cに対向する位置でブランクB1の裏
面F2に弾力的に当接される。また帯状部材24のリン
グ24cの反対面側には、断面が半円(半径r)以上の
リング状の凸部24bが設けられており、第2の保持部
材23にはリング状凸部24bとほぼ同径の位置に、リ
ング状凸部24bの断面直径2rよりも微少量幅の狭い
溝部23cが形成されている。凸部24bを溝部23c
へ押し込むことにより、凸部24bは溝部23c内で弾
性変形し固定される。
【0023】また凸部24bには穴24eが形成されて
いる。穴24eには第2の保持部材23の内部配管23
dが連通しており、これは、後述するようにシリンダ1
1の駆動によって第2の保持部材23がブランクB1に
押圧されたときに、ブランクB1と第2の保持部材23
の間に形成される環状の空間部である密封空間S1に連
通する。内部配管23dに接続されたニップル23fを
経て圧力調節手段である図示しない真空ポンプ等によっ
て真空吸着力を密封空間S1に発生させると、第2の保
持部材23がブランクB1の裏面F2に吸着される。
【0024】シリンダ11から突出するロッド11aの
自由端には、係止部材(かぎ)14を径方向に着脱自在
に係合させる溝11bが形成されている。係止部材14
は、シリンダ11の駆動によってロッド11aが軸方向
に移動したとき、第2の保持部材23の本体23bに当
接してこれをブランクB1に押圧する。このようにし
て、帯状部材24のリング24cがブランクB1の裏面
F2に押圧され、密封空間S1が形成される。
【0025】ブランクB1は図1の(b)に示すように
ロッド11aを貫通させる中心穴C1と、6個の反射面
M1〜M6を備えた六角柱状の外形を有し、一方の端面
を基準面F1として高い面精度に仕上げ加工され、加工
装置の第1の保持部材12の輪帯突部12cに当接され
る。なお、この輪帯突部12cの面精度は、加工後の回
転多面鏡の面倒れ精度に大きく影響するものであるか
ら、ブランクB1の基準面F1と同様に高精度の仕上げ
加工が必要である。
【0026】ブランクB1の基準面F1を第1の保持部
材12の輪帯突部12cに当接させて前述のように内部
配管12dを排気し、保持面に真空吸着力を発生させ、
ブランクB1を仮止めする。次いで、第2の保持部材2
3の中心穴23aをロッド11aに嵌合させ、帯状部材
24のリング24cをブランクB1の裏面F2に当接さ
せる。そして、係止部材14をロッド11aの溝11b
に嵌合させ、シリンダ11の駆動によってロッド11a
を図示左方へ移動させる。ロッド11aの移動によっ
て、係止部材14が第2の保持部材23に当接して、こ
れを第1の保持部材12に向かって移動させる。第2の
保持部材23のリング24cがブランクB1の裏面F2
に押圧されると、密封空間S1が形成され、リング24
cは弾性変形してブランクB1の裏面F2に弾力的に密
着する。このようにして、ブランクB1は第1、第2の
保持部材12,23の間にしっかりと挟持される。
【0027】ブランクB1の裏面F2に当接される第2
の保持部材23は、帯状部材24を弾性変形させてブラ
ンクB1に弾力的に押圧させるものであるため、ブラン
クB1の裏面F2に多少の凹凸や傾きがあっても、ブラ
ンクB1を不必要に圧縮して弾性変形させることがな
い。これにより、加工後の弾性回復によって回転多面鏡
の反射面の面倒れ精度等が著しく損なわれることがな
い。従って、ブランクB1の裏面F2を基準面F1のよ
うに高い面精度に仕上げ加工する必要がない。
【0028】ブランクB1を第1、第2の保持部材1
2,23の間に挟持し、前述の回転割り出し機構を駆動
して、例えば、ブランクB1の第1の反射面M1がブラ
ンクB1の上端で水平になる位置まで回転させて停止さ
せる。図示下向きのダイヤモンドバイト15aを有する
回転工具15を回転させながら、矢印A1で示すように
移動させ、垂直方向に所定の切り込みを行なうことで、
いわゆるフライカット方式によって反射面M1の仕上げ
切削を行なう。
【0029】回転割り出し機構によって反射面M2〜M
6を順次上端へ移動させ、同様の切削工程を繰り返す。
すべての反射面M1〜M6の仕上切削を完了したら、ニ
ップル13fを排気して、加工された製品である回転多
面鏡を第2の保持部材23に吸着する。シリンダ11を
逆駆動してロッド11aを伸長させ、係止部材14をロ
ッド11aの径方向に引き抜いて取りはずし、第2の保
持部材23を加工された回転多面鏡とともに抜き取る。
このとき、第1の保持部材12の内部配管12dにシリ
ンダ11から圧縮空気を供給すれば、回転多面鏡を第1
の保持部材12から容易に分離することができる。第2
の保持部材23と回転多面鏡の分離は、ニップル13f
による吸着を停止するだけでよい。
【0030】以上説明したように本実施形態によれば、
回転多面鏡の反射面の切削加工において、帯状部材24
と第2の保持部材23の固定が保持部材の弾性変形を用
いたものであるため、固定が強力になり、保持部材の剥
がれが発生しない。また接着剤を用いていないので取り
付け、取り外しが容易になる・作業環境が奇麗になる等
の効果が得られる。これにより、結果的に従来に比べ、
加工コストを削減することが可能となった。
【0031】図2乃至図5は、上記の一実施形態の変形
例を示す図である。
【0032】図2(a)、(b)は、帯状部材24と第
2の保持部材23との固定に2つのリング状突起24f
と第2の保持部材23側に設けた凹部を用いる例であ
り、(c)は帯状部材24を第2の保持部材23へ取り
付けた状態を示し、(b)は帯状部材24単体を示す。
図1と同様に、凸部24fは断面が半円以上のリング状
をなし、相対する第2の保持部材23側は凸部24fの
断面直径よりも幅の狭い溝を有する。この場合穴24e
は凸部24fの間に形成される。
【0033】図3(a)、(b)は第2の保持部材23
側に23gで示す断面T字型のリング状凸部を形成した
例を示しており、相対する帯状部材24側には凹部24
gを持つ。なお、(a)は帯状部材24と第2の保持部
材23を組み付けた状態を示した図、(b)は帯状部材
24の単体を示した図である。
【0034】図4(a)、(b)、(c)は帯状部材2
4と第2の保持部材23の固定に体積が半球以上の球形
状の凸部を用いた例を示した図であり、(a)は帯状部
材24と第2の保持部材23を一体化した図、(b)は
帯状部材24単体を示した図、(c)は(b)を下から
見た図である。第2の保持部材23には上記の球形状の
凸部の直径よりも微少量径の小さな穴を有し、これによ
り球状凸部が弾性変形し固定される。また、球状凸部に
設けられた穴部24eを通してブランク取り出し用空気
のやり取りを行う。
【0035】図5(a)、(b)は保持部材23全体を
帯状部材24で覆う様にしたものである。
【0036】以上説明したように、上記の実施形態によ
れば、帯状部材が第2の保持部材にしっかりと固定され
た状態になるため、回転多面鏡ブランクの裏面を帯状の
弾力性のある部材で押圧保持するという機能を持ちなが
ら効率の良い生産が可能となる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転多面鏡の加工装置における生産性の向上が図れ、回
転多面鏡を低価格化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転多面鏡の加工装置の一実施形態の
主要部を示す図である。
【図2】一実施形態の変形例を示す図である。
【図3】一実施形態の変形例を示す図である。
【図4】一実施形態の変形例を示す図である。
【図5】一実施形態の変形例を示す図である。
【図6】従来例を示す図である。
【図7】回転多面鏡の製造工程を示すフローチャートで
ある。
【図8】ブランクの基準面を切削する装置を示す模式断
面図である。
【図9】従来の回転多面鏡の加工装置を示す図である。
【符号の説明】
10 治具本体 11 シリンダ 11a ロッド 12,23 保持部材 13f,23f ニップル 14 係止部材 24 帯状部材 24b リング状凸部 24c 凸部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多角柱状の回転多面鏡ブランクを、前記
    多角柱の中心軸に直交する第1の面と第2の面とを両側
    から挟み込んで保持し、前記多角柱の各面に対応する角
    度割り出しを行って前記多角柱の各面を鏡面に仕上げ加
    工するための回転多面鏡の加工装置であって、 回転多面鏡の各面の仕上げ加工の基準となる面である前
    記第1の面に当接するところの、高精度に仕上げられた
    当接面を有する第1の保持手段と、 前記第1の面の反対側の面である前記第2の面に当接す
    る第2の保持手段とを具備し、 前記第2の保持手段は、前記第2の面に当接する弾力性
    を有する当接部材と、該当接部材を保持する保持部材と
    を有し、前記当接部材は、該当接部材に形成された凸部
    又は凹部を、前記保持部材に形成され前記当接部材の凸
    部又は凹部よりも寸法の小さい凹部又は凸部に圧入する
    ことにより、前記保持部材に固定されていることを特徴
    とする回転多面鏡の加工装置。
  2. 【請求項2】 前記当接部材は、前記回転多面鏡ブラン
    クを前記当接部材に吸着又は離反させるためのエアー穴
    を有することを特徴とする請求項1に記載の回転多面鏡
    の加工装置。
  3. 【請求項3】 前記当接部材には、断面が半円以上のリ
    ング状の凸部が2つ以上形成されており、前記保持部材
    には、幅が前記凸部の断面の幅よりも小さいリング状の
    凹部が2つ以上形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の回転多面鏡の加工装置。
  4. 【請求項4】 前記当接部材には、断面がT字形状のリ
    ング状の凹部が形成されており、前記保持部材には、断
    面がT字形状のリング状の凸部が形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の回転多面鏡の加工装置。
  5. 【請求項5】 前記当接部材には、略球状の複数の凸部
    が形成されており、前記保持部材には、前記凸部の直径
    よりも小さい直径の複数の凹部が形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の回転多面鏡の加工装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の保持手段の当接面には、前記
    回転多面鏡ブランクを前記第1の保持手段に吸着又は離
    反させるためのエアー穴を有することを特徴とする請求
    項1に記載の回転多面鏡の加工装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    回転多面鏡の加工装置により製造されたことを特徴とす
    る回転多面鏡。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116060716A (zh) * 2022-11-24 2023-05-05 华中科技大学 一种六面体棱镜的高精度加工装置与方法

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CN116060716B (zh) * 2022-11-24 2024-05-10 华中科技大学 一种六面体棱镜的高精度加工装置与方法

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