JP2002219641A - ロッドレンズの加工方法、その加工治具及び加工装置 - Google Patents

ロッドレンズの加工方法、その加工治具及び加工装置

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JP2002219641A
JP2002219641A JP2001016841A JP2001016841A JP2002219641A JP 2002219641 A JP2002219641 A JP 2002219641A JP 2001016841 A JP2001016841 A JP 2001016841A JP 2001016841 A JP2001016841 A JP 2001016841A JP 2002219641 A JP2002219641 A JP 2002219641A
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rod
lens
lens assembly
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grinding
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Hiroshi Koshi
浩志 越
Kazuto Kase
一人 加瀬
Takeshi Yamane
剛 山根
Takashi Mori
隆 森
Norichika Ando
憲周 安藤
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B41/00Component parts such as frames, beds, carriages, headstocks
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B13/00Machines or devices designed for grinding or polishing optical surfaces on lenses or surfaces of similar shape on other work; Accessories therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B24B19/22Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group characterised by a special design with respect to properties of the material of non-metallic articles to be ground
    • B24B19/226Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group characterised by a special design with respect to properties of the material of non-metallic articles to be ground of the ends of optical fibres

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ長、傾斜面の角度、残り面の長さの加
工精度が良好で大量生産が可能なロッドレンズの加工方
法とその加工治具及び加工装置を提供する。 【解決手段】 基板22に対して所定の角度θで傾斜し
た設置面24aにロッドレンズ11を有するレンズ組立
シート18を設置し、基板22に平行な面で研削加工及
び研磨加工を行うと、所定の角度θで加工されたレンズ
組立シート19が作製できる。そして、レンズ組立シー
トを固定できる台23を複数個設けてあるので、所定の
角度θで複数個のロッドレンズ11を加工でき、加工精
度が良好なロッドレンズを大量に生産することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロッドレンズの
加工方法とその加工治具及び加工装置とに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、ロッドレンズの加工方法とし
て、例えば、特公平7−89161号公報に開示された
方法が知られている。
【0003】この加工方法により、図13に示すよう
に、互いに平行な端面63、20aに対して、端面の傾
斜面20bを角度θだけ傾けたロッドレンズ64が作製
されていた。このロッドレンズ64の従来の加工方法を
図11及び図12を用いて説明する。図11(a)に示
すように、複数本のロッドレンズ11がガラス板13か
らなるフレーム12で挟持され、この両側がフレームス
ペーサ14で固定されて、レンズ組立シート15が形成
される。このとき、各ロッドレンズ11はその中心が直
線10上に一致するように配列される。このレンズ組立
シート15が所望の厚さLに切断され、その切断面が互
いに平行になるように研磨されて研磨面16、17が形
成され、レンズ組立シート18が作製される(図11
(b)参照)。
【0004】この研磨面16、17の両側に、図12
(a)に示すように、ガラス板などの加工用シート6
1、62が接着により固定される。次に、一方の加工用
シート61がレンズ組立シート18の研磨面16に対し
て角度θで研磨され、研磨面61aが形成される(図1
2(b)参照)。次いで、他方の加工用シート62が研
磨面61aに平行な面で研磨され、ロッドレンズ11に
傾斜面20bが形成される(図12(c)参照)。この
後、加工用シート61、62が除去され、残り面が所定
の長さAに加工され、鏡面加工が行われる。最後に、フ
レーム12からロッドレンズ11が取り出され、図13
のロッドレンズ64が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
な方法によれば、レンズ組立シート18への加工用シー
ト61、62の取付け及び、このシート61、62の研
磨などに手数がかかり、大量生産が難しく、従って製造
費用を高いものとしている。また、前述したように、加
工用シート61、62は、レンズ組立シート18に対し
て接着により固定される。このため、接着層の厚みばら
つきにより、レンズ長、傾斜面20bの角度θ、残り面
の長さAが一定しないという不都合があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものである。その目的とするところは、レ
ンズ長、傾斜面の角度、残り面の長さの加工精度が良好
で大量生産が可能なロッドレンズの加工方法とその加工
治具及び加工装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、複数本のロッドレンズ
をフレーム内に一列以上に配列固定して構成された複数
のレンズ組立シートを基準面に対して所定の傾斜角度を
なす治具上の複数の設置面にクランプ手段でクランプ固
定することにより、上記ロッドレンズの光軸が設置面に
対して所定の角度を有するように上記レンズ組立シート
をセットし、その状態で上記複数のレンズ組立シートを
同時に研削加工した後、研磨加工することを要旨とす
る。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のロッド
レンズの加工方法において、上記治具が、基準面を形成
する基板と、その基板上に固定され、上記複数の設置面
を有する一つ以上の台とを備えたことを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のロッドレンズの加工方法において、 上記クランプ手
段は、上記台に設けられていることを要旨とする。請求
項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に
記載のロッドレンズの加工方法において、複数の治具が
インデックステーブル上に設けられ、そのインデックス
テーブルのインデックスにともなって異なる段階の研削
を行うことを要旨とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1から3
のいずれか一項に記載のロッドレンズの加工方法におい
て、複数の治具がテーブル上に設けられて研削を行うこ
とを要旨とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項1から5
のいずれか一項に記載のロッドレンズの加工方法におい
て、上記レンズ組立シートはロッドレンズの列を二列に
したことを要旨とする。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
のロッドレンズの加工方法において、一方の列側を研削
加工した後に、他方の列側の研削加工を行うことを要旨
とする。請求項8に記載の発明は、請求項6に記載のロ
ッドレンズの加工方法において、一方の列側を研磨加工
した後に、他方の列側の研磨加工を行うことを要旨とす
る。
【0012】請求項9に記載の発明は、請求項6に記載
のロッドレンズの加工方法において、レンズ組立シート
を配置替えすることによりロッドレンズの位置が順次加
工位置に配置されることを要旨とする。
【0013】請求項10に記載の発明は、ロッドレンズ
の研削及び研磨の少なくとも一方に用いる加工治具であ
って、基準面と、その基準面に対して所定の傾斜角度を
有する一つ以上の台とを備え、複数の設置面にレンズ組
立シートをクランプ手段で設置できるようにしたことを
要旨とする。
【0014】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載のロッドレンズの加工治具において、基準面を有す
る基板と、この基板の中心を中心とした環状域に等間隔
をおいて設けられ複数の設置面を有する一つ以上の台と
を備えたことを要旨とする。
【0015】請求項12に記載の発明は、請求項10ま
たは11に記載のロッドレンズの加工治具において、レ
ンズ組立シートを設置面上において固定するためのクラ
ンプ手段を上記台に備えたことを要旨とする。
【0016】請求項13に記載の発明は、請求項10か
ら12のいずれかに記載の複数の治具をインデックステ
ーブル上に設けたことを要旨とする。請求項14に記載
の発明は、請求項10から12のいずれかに記載の複数
の治具をテーブル上に設けたことを要旨とする。
【0017】請求項15に記載の発明は、請求項13ま
たは請求項14に記載のロッドレンズの加工装置におい
て、治具上のレンズ組立シートを研削するための研削手
段及び研磨するための研磨手段の少なくとも一方を備え
たことを要旨とする。従って、この発明においては、一
列または複数列に配列されたロッドレンズの端面が基準
面に対して所定の傾斜角度をなすように研削を行うこと
ができ、あるいは研磨も行うことができる。この場合、
設置面が基準面に対して所定の傾斜角度をなすため、正
確な加工面が確保されるように、研削加工及び研磨加工
が行われる。このため、レンズ長及び残り面の精度も確
保される。この加工において、複数個のレンズ組立シー
トを同時に研削及び研磨できるので、大量生産を行うこ
とができる。そして、レンズ組立シートには加工用シー
トを貼着することが不要になり、加工を容易に行うこと
ができる。設置面を有する台が、基準面を有する基板上
で位置決めされるようにすれば、加工された面の傾斜角
度を正確に設定できる。
【0018】レンズ組立シートを設置面上でクランプす
ることにより、そのレンズ組立シートを設置面上で安定
して保持でき、高精度加工に寄与できる。台をインデッ
クステーブル上に設けることにより、インデックステー
ブルのインデックスにともない、レンズ組立シートに対
して粗研削、中研削、仕上げ研削等の加工を連続して行
うことが可能になる。従って、レンズ組立シートを工程
ごとに段取り替えする必要がなく、加工作業が容易にな
る。
【0019】あるいは、インデックス機能を特に設けな
くとも、テーブル上に複数個の台を設けることにより、
レンズ組立シートを同時に研削することが可能になる。
従って、多数のレンズ組立シートを研削でき、加工作業
の効率が上がる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化したロッド
レンズの加工方法、その加工治具及び加工装置の各実施
形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態の説
明において、同様の部位には同一の符号を付して重複し
た説明を省略する。 [第1実施形態]第1実施形態に係わるロッドレンズの
加工方法、その加工治具及び加工装置を図1〜図7及び
図11に基づいて説明する。
【0021】図11は本実施形態に係わるレンズ組立シ
ートを得るための工程を示すものである。この図11に
示される工程は従来と同様である。図11(a)に示す
ように、複数本のロッドレンズ11がガラス板13から
なるフレーム12で挟持され、このガラス板13の両側
間にフレームスペーサ14が介在されて、レンズ組立シ
ート15が形成される。このとき、各ロッドレンズ11
はその中心軸線がレンズ組立シート15の幅方向の中心
に位置する直線10上に一致するように配列される。こ
のようなフレーム12内で複数のロッドレンズ11は互
いに接着され一体となる。このレンズ組立シート15が
図11(b)に示すように所望の厚さLに切断され、そ
の切断面が互いに平行になるように研磨されて研磨面1
6、17が形成され、レンズ組立シート18が作製され
る。
【0022】次に、レンズ組立シート18を加工するた
めのこの実施形態の加工治具21について説明する。図
1において、加工治具21は、上面を基準面22bとし
た基板22と、この基板22の中心22aを中心とした
環状域に等間隔をおいて設けられた複数個(この実施の
形態では2個)の台としての支持台23とを備えてい
る。支持台23は、前記基準面22bに対して角度θで
傾けられた設置面24a、この設置面の内側に設けられ
た凹部24b、さらに起立面である受け面24cをそれ
ぞれ有し、L字状の爪25及びネジ26を備えている。
受け面24c、爪25、ネジ26によりクランプ部が構
成されている。
【0023】図2に示すように、レンズ組立シート18
は、この一方の研磨面17が各支持台23の設置面24
aに、一方の端面18aが受け面24cに接するように
置かれ、他方の端面18bが爪25で押さえられて、ネ
ジ26で固定される。従って、ロッドレンズ11の光軸
が基準面22bの法線方向に対して所定の角度θを有す
るように上記レンズ組立シート18がセットされる。こ
こで、凹部24bの幅はロッドレンズ11の直径よりも
大きく設けられているので、ロッドレンズ11の一方の
研磨面63は設置面24aに触れないで、レンズ組立シ
ート18を支持台23に固定できる。
【0024】図3(a)の研削装置30は、軸32を中
心に回転され、インデックステーブルを構成する回転体
31を備えている。なお、インデックステーブルとして
の回転体31は、一定角度ごと(この実施形態において
は90度ごと)にインデックス(割り出し)を行うため
に、間欠的に回転されるものである。回転体31の上面
には図4に示すように複数(この実施形態では4)の加
工治具21が図示しないネジ等により固定される。回転
体31の上方には複数の回転砥石34が配置され、回転
砥石34は、粗仕上げ用、仕上げ用のものが設けられて
いる。回転砥石34は回転体33に固定され、軸35を
中心にして回転される。
【0025】そして、加工治具21の設置面24aにレ
ンズ組立シート18が載置されるとともに、受け面24
cで位置決めされ、爪25により固定される。このよう
にした複数の加工治具21が回転体31の所定位置に固
定される。従って、レンズ組立シート18が順次いずれ
かの回転砥石34と対向する加工位置に配置されるよう
に、回転体31をインデックスしながら、回転砥石34
により粗研削、中研削及び仕上げ研削の順に、レンズ組
立シート18に対して研削加工を施すことができる。ま
た、回転砥石33が複数設けられているため、それらの
回転砥石33により、研削加工が同時に行われる。基板
22の基準面22bと回転砥石34の研削面とは平行を
なしているので、レンズ組立シート18と回転砥石34
とのなす角度θ、すなわち、設置面24aの傾斜角度θ
でレンズ組立シート18を研削することができる。ま
た、基板22と回転砥石34との距離を研削前に測定し
ておき、研削中にその距離を再度測定することで、その
差分から研削量を知ることができる。すなわち、この距
離を計測しながら研削することで、所定の量の研削を行
うことができる。この後、加工治具21にレンズ組立シ
ート18が取り付けられたままで、回転体31から加工
治具21が取り外され、切屑、砥粒、研削液等が洗浄で
除去される。その後、レンズ組立シート18が加工治具
21から外されて、再洗浄が行われる。以上説明した研
削加工では、図3(a)の研削装置30の代わりに、図
3(b)の研削装置39を用いても良い。この研削装置
39には、回転体31上の全てのレンズ組立シート18
を同時にカバーする一枚の回転砥石34が備えられてい
るので、多数のレンズ組立シート18を同時に研削でき
る。なお、図3(b)の場合は、回転砥石34の種類は
1種類であって、粗,仕上げ研削は、単位時間当たりの
送り量で決定される。つまり、単位時間当たりの送り量
が大きい場合は粗研削であり、単位時間当たりの送り量
が小さい場合は仕上げ研削となる。次に、光学的な研磨
加工で用いる研磨装置40を図5に基づいて説明する。
図5の研磨装置40は、回転軸43を中心に回転する回
転体41と、その回転体41に固定された研磨体として
の回転砥石42と、加工治具21とを有している。この
加工治具21は、回転軸43の軸線を中心とした円上に
複数個設置され、その加工治具21にはレンズ組立シー
ト18が固定された複数個の支持台23が設けられてい
る。基板22の基準面22bと回転砥石42の研磨面と
は平行に取り付けられているので、レンズ組立シート1
8と回転砥石42とのなす傾斜角度θでレンズ組立シー
ト18を研磨することができる。また、基板22と回転
砥石42との距離を研磨前に測定しておき、研磨中にそ
の距離を再度測定することで、その差分から研磨量を知
ることができる。すなわち、この距離を計測しながら研
磨することで、所定の量の研磨を行うことができる。
【0026】以上説明した研削加工及び研磨加工によ
り、図6及び図7に示すように、加工後のレンズ組立シ
ート19には、研磨面17に平行な研磨面16aが残
り、基準面22bに平行な新たな研磨面16bが得られ
る。すなわち、図7に示すように、ロッドレンズ11に
は、研磨面16aに平行な残り面20aと、これに角度
θの傾斜を有する傾斜面20bとが隣接して形成され
た。最後に、レンズ組立シート19からロッドレンズが
取り出され、図13のロッドレンズ64が得られる。
【0027】以上のように構成された第1実施形態によ
れば、以下の作用効果を奏する。 (1)加工治具21には所定の傾斜角度θでレンズ組立
シート18を固定できる設置面24aが設けられている
ので、前述した従来とは異なり、加工用シートを用いる
ことなく、所定の傾斜角度θでロッドレンズ11を容易
かつ正確に研削加工及び研磨加工できる。
【0028】(2)加工治具21の基準面22bと研削
装置30の回転砥石34とは平行をなしているので、研
削前の距離と研削中の距離との差分から研削量を容易に
計測することができる。すなわち、所定の量の研削加工
を正確に行うことができる。また、加工治具21の基準
面22bと研磨装置40の回転砥石42とは平行をなし
ているので、研磨前の距離と研磨中の距離との差分から
研磨量を容易に計測することができる。すなわち、所定
の量の研削加工及び研磨加工を正確に行うことができる
ので、所要のレンズ長及び残り面の長さAを得ることが
できる。
【0029】(3)複数個のレンズ組立シート18に対
して研削加工及び研磨加工を同時に施すことができるの
で、ロッドレンズの大量生産を行うことができる。 (4)ロッドレンズ11の一方の研磨面63は凹部24
bにより支持台23に対する接触が回避されるので、研
磨面63への傷の発生を防止できる。
【0030】(5)クランプ部は受け面24cと爪25
とネジ26とにより構成されているので、ネジ26を操
作するのみでレンズ組立シート18を支持台23から容
易に脱着することができる。
【0031】(6)インデックステーブルを構成する回
転体31の回転割出しにより、レンズ組立シート18を
加工治具21に固定したままで、粗仕上げ、中仕上げ、
仕上げを連続して行うことができるため、作業を容易に
行うことができる。 (7)全てのレンズ組立シート18をカバーする一枚の
回転砥石34で多数のレンズ組立シート18を同時に研
削できるため、作業を効率よく行うことができる。 [第2実施形態]第2実施形態に係わるロッドレンズの
加工方法、その加工治具及び加工装置を図8〜図10に
基づいて説明する。第2実施形態は、第1実施形態で説
明したレンズ組立シート18をロッドレンズ11が二列
で配置された二列レンズ組立シートに変えたものであ
る。従って、第1実施形態と基本的には同じであるの
で、相違点を説明する。
【0032】図8は本実施形態に係わる二列レンズ組立
シートを得るための工程を示すものである。図8(a)
に示すように、二列で配置された複数本のロッドレンズ
11が3枚のガラス板13からなるフレーム12で挟持
され、このガラス板13の両側間にフレームスペーサ1
4が介在されて、レンズ組立シート51が形成される。
このとき、各列のロッドレンズ11はその中心を結ぶ線
が平行になるよう配列される。このようなフレーム12
内で複数のロッドレンズ11は互いに接着される。この
レンズ組立シート51が、図8(b)に示すように所望
の仕上げ厚さLに切断され、その切断面が互いに平行に
なるように研磨されて研磨面16、17が形成され、二
列レンズ組立シート52が作製される。
【0033】次に図1に示す加工治具21とほぼ同様な
加工治具21に二列レンズ組立シート52が固定され
る。ただし、この第2実施形態の加工治具21は、幅広
の二列レンズ組立シート52に対応できるように、凹部
24bの幅が広く、従って、受け面24cと爪25との
間が広い。この二列レンズ組立シート52はロッドレン
ズ11が二列で配置されているので、支持台23の凹部
24bの幅はロッドレンズ11が二列とも設置面24a
に触れない幅に設定する。
【0034】このように固定された二列レンズ組立シー
ト52が図3(a)または(b)に示す装置で研削加工
される。先ず、図9(a)に示すように、複数の二列レ
ンズ組立シート52のロッドレンズ11の一列側が前記
第1実施形態と同様にして所定量に研削される。これに
より、研磨面17に平行な研磨面16aが残り、基板2
2に平行で研磨面16aに角度θを有する新たな研削面
52bが得られる。次に、爪25とネジ26とを操作し
て二列レンズ組立シート52が加工治具21から外さ
れ、もう一方のロッドレンズの列が研削加工位置になる
ように各二列レンズ組立シート52が配置替えされて加
工治具21に固定される。そして、図9(b)に示すよ
うに、もう一方の列側が所定量に研削される。これによ
り、基板22に平行で研磨面16aに角度θを有する新
たな研削面52cが得られる。従って、二列レンズ組立
シート52の中央部付近には研磨面17に平行な研磨面
16aが残り、両端部には研磨面16aに対して角度θ
を有する研削面52b及び52cが形成される。このよ
うに、レンズ組立シート52を配置替えすることにより
ロッドレンズの位置が順次加工位置に配置されて、前述
した加工が行われる。
【0035】このように研削された二列レンズ組立シー
ト52の研削面52b及び52cに対しては図5の装置
を用いて光学的な研磨加工が順次行われる。この場合
も、複数の二列レンズ組立シート52に対して同時加工
が行われる。先ず一方の研削面、例えば、研削面52c
が最初に砥石42により研磨されて研磨面16cが形成
される。次に、他方の研削面52bが砥石42に対向す
るように、二列レンズ組立シート52が支持台23上で
反転されて、もう一方の研削面52bが研磨されて研磨
面16bが形成される。これにより、図10に示すよう
に、研磨後の二列レンズ組立シート53の中央部付近に
は研磨面17に平行な研磨面16aが残り、両端部には
研磨面16aに角度θを有する研磨面16b及び16c
が得られる。すなわち、二列に配置されたロッドレンズ
11には、研磨面16aに平行な残り面20aと、これ
に角度θの傾斜を有する傾斜面20bとが形成される。
最後に、レンズ組立シート53からロッドレンズが取り
出され、図13のロッドレンズ64が得られる。
【0036】以上のように構成された第2実施形態によ
れば、上述した(1)〜(7)の作用効果に加えて、以
下の作用効果を奏する。 (8)予め二列のロッドレンズを有する二列レンズ組立
シートを形成しているので、大量生産を行うことができ
る。
【0037】(変形例)なお、本発明は以下のように変
更して具体化することもできる。 ・前記第1実施形態及び第2実施形態の研磨装置40に
おいては、砥石側のみを回転させて研削または研磨を行
ったが、基板22側のみあるいは、砥石側及び基板22
側の双方を回転させて、研削または研磨を行うこと。
【0038】・前記第2実施形態において、二列レンズ
組立シート52の一方の列側を研削して研削面52cを
形成してからこれを研磨して研磨面16cを得た後、他
方の列側を研削して研削面52bを形成してこれを研磨
して研磨面16bを得ても良い。つまり、一方のレンズ
列側を研削に続いて研磨を行い、その後、他方のレンズ
列側を研削に続いて研磨を行うこと。
【0039】・前記第1,第2の実施形態においては、
インデックス手段として、ターンテーブル状の回転体を
用いたが、直線的に移動してインデックス動作を行うテ
ーブル上でレンズ組立シートの研削,研磨を行うこと。
【0040】・前記第1,第2実施形態において、回転
体を用いることなく、基板22を固定の加工テーブル上
に設置して、研削,研磨を行うこと。 ・前記第1,第2実施形態では、角度θを得るために、
レンズ組立シートを支持するための設置面24aを傾斜
させたが、これに代えて砥石の研削面または研磨面を傾
斜させること。
【0041】・前記図3(a)において、複数の砥石3
3の種類を1種類とし、粗,仕上げの別は、単位時間当
たりの送り量の違いにより決定すること。 ・前記各実施形態において、研削のみ、または、光学的
な研磨のみを行うこと。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、レンズ長、傾斜面の角度、残り面の長さの加工精度
が良好で大量生産に適したロッドレンズの加工方法とそ
の加工治具及び加工装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係わる加工治具の断面図。
【図2】 第1実施形態に係わる加工治具の断面図。
【図3】 第1実施形態に係わる研削装置の正面図。
【図4】 第1実施形態に係わる研削装置の加工治具の
配置図。
【図5】 第1実施形態に係わる研磨装置の正面図。
【図6】 第1実施形態に係わる研磨工程後のレンズ組
立シートの断面図。
【図7】 第1実施形態に係わる研磨工程後のレンズ組
立シートの斜視図。
【図8】 第2実施形態に係わるレンズ組立シートの斜
視図。
【図9】 第2実施形態に係わる研削工程後のレンズ組
立シートの断面図。
【図10】 第2実施形態に係わる研磨工程後のレンズ
組立シートの斜視図。
【図11】 第1実施形態に係わるレンズ組立シートの
斜視図。
【図12】 従来のレンズ組立シートの加工を説明する
ための斜視図。
【図13】 ロッドレンズの斜視図。
【符号の説明】
11、64…ロッドレンズ、15、18、19、51、
52、53…レンズ組立シート、16、16a、16
b、16c、17、63…研磨面、20a…残り面、2
0b…傾斜面、21…加工治具、22…基板、23…支
持台、24b…凹部、25…爪、26…ネジ、30…研
削装置、40…研磨装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山根 剛 大阪市中央区北浜4丁目7番28号 日本板 硝子 株式会社内 (72)発明者 森 隆 大阪市中央区北浜4丁目7番28号 日本板 硝子 株式会社内 (72)発明者 安藤 憲周 大阪市中央区北浜4丁目7番28号 日本板 硝子 株式会社内 Fターム(参考) 3C049 AA04 AB05 CB03

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のロッドレンズをフレーム内に一
    列以上に配列固定して構成された複数のレンズ組立シー
    トを基準面に対して所定の傾斜角度をなす治具上の複数
    の設置面にクランプ手段でクランプ固定することによ
    り、上記ロッドレンズの光軸が設置面に対して所定の角
    度を有するように上記レンズ組立シートをセットし、そ
    の状態で上記複数のレンズ組立シートを同時に研削加工
    した後、研磨加工することを特徴としたロッドレンズの
    加工方法。
  2. 【請求項2】 上記治具が、基準面を形成する基板と、
    その基板上に固定され、上記複数の設置面を有する一つ
    以上の台とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    ロッドレンズの加工方法。
  3. 【請求項3】 上記クランプ手段は、上記台に設けられ
    ていることを特徴とした請求項2に記載のロッドレンズ
    の加工方法。
  4. 【請求項4】 複数の治具がインデックステーブル上に
    設けられ、そのインデックステーブルのインデックスに
    ともなって異なる段階の研削を行うことを特徴とした請
    求項1から3のいずれか一項に記載のロッドレンズの加
    工方法。
  5. 【請求項5】 複数の治具がテーブル上に設けられて研
    削を行うことを特徴とした請求項1から3のいずれか一
    項に記載のロッドレンズの加工方法。
  6. 【請求項6】 上記レンズ組立シートはロッドレンズの
    列を二列にしたことを特徴とする請求項1から5のいず
    れか一項に記載のロッドレンズの加工方法。
  7. 【請求項7】 一方の列側を研削加工した後に、他方の
    列側の研削加工を行うことを特徴とした請求項6に記載
    のロッドレンズの加工方法。
  8. 【請求項8】 一方の列側を研磨加工した後に、他方の
    列側の研磨加工を行うことを特徴とした請求項6に記載
    のロッドレンズの加工方法。
  9. 【請求項9】 レンズ組立シートを配置替えすることに
    よりロッドレンズの位置が順次加工位置に配置されるこ
    とを特徴とした請求項6に記載のロッドレンズの加工方
    法。
  10. 【請求項10】 ロッドレンズの研削及び研磨の少なく
    とも一方に用いる加工治具であって、基準面と、その基
    準面に対して所定の傾斜角度を有する一つ以上の台とを
    備え、複数の設置面にレンズ組立シートをクランプ手段
    で設置できるようにしたことを特徴としたロッドレンズ
    の加工治具。
  11. 【請求項11】 基準面を有する基板と、この基板の中
    心を中心とした環状域に等間隔をおいて設けられ複数の
    設置面を有する一つ以上の台とを備えたことを特徴とし
    た請求項10に記載のロッドレンズの加工治具。
  12. 【請求項12】 レンズ組立シートを設置面上において
    固定するためのクランプ手段を上記台に備えたことを特
    徴とした請求項10または11に記載のロッドレンズの
    加工治具。
  13. 【請求項13】 請求項10から12のいずれかに記載
    の複数の治具をインデックステーブル上に設けたことを
    特徴とするロッドレンズの加工装置。
  14. 【請求項14】 請求項10から12のいずれかに記載
    の複数の治具をテーブル上に設けたことを特徴とするロ
    ッドレンズの加工装置。
  15. 【請求項15】 治具上のレンズ組立シートを研削する
    ための研削手段及び研磨するための研磨手段の少なくと
    も一方を備えたことを特徴とする請求項13または請求
    項14に記載のロッドレンズの加工装置。
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