JP2003136385A - 端面加工方法および装置 - Google Patents

端面加工方法および装置

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JP2003136385A
JP2003136385A JP2001337029A JP2001337029A JP2003136385A JP 2003136385 A JP2003136385 A JP 2003136385A JP 2001337029 A JP2001337029 A JP 2001337029A JP 2001337029 A JP2001337029 A JP 2001337029A JP 2003136385 A JP2003136385 A JP 2003136385A
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Yosuke Tate
洋介 舘
Ryuichi Kawakami
隆一 川上
Keizo Iwaki
啓造 岩城
Masamitsu Uchiumi
正光 内海
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度の高い鏡面加工、特に部品端面の角度付
き研削加工、鏡面仕上げ加工を一台の機械で実現できる
端面加工方法及び装置を提供。 【解決手段】 加工すべき端面7aを有する被加工物7
を支持台8に固定し、加工すべき端面を主軸10aに回
転可能にされたカップ砥石9の端面の研削面9aで研削
した後、被加工物を支持台に固定したまま、移動装置3
によりX軸6方向に移動させ、端面をテープラップのラ
ップ面17で超仕上げする。テープラップ装置15のラ
ップ面17は砥石カップの研削面9aと平行面とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタ等、超
精密部品の端面の加工に関する技術で、特に光コネクタ
の端面を、角度付きに研削加工する端面加工方法及び装
置に関する。本発明は、光通信コネクタに限らず、磁気
ヘッド、電子部品、小型光学部品等の超精密端面加工が
必要な部品加工にも応用が可能である。
【0002】
【従来の技術】光コネクタ等の端面加工は、端面を平面
や傾斜面で加工し、その表面の傾斜角、面粗さは高い精
度が要求される。このため、スライサ等による端面切断
加工、研削加工の後、研磨シートや研磨皿を使用して端
面加工を行っているが、生産性が悪く精度も悪い。そこ
で、切断、研磨を一台の装置で行う例として、特開平1
1−213363号公報では、磁気ヘッド加工用のもの
で、研磨砥石にさらに薄幅円板形状にされた切断砥石を
軸方向に配設して、ワークの切断と研磨を行うものが開
示されている。
【0003】さらに、複数の研削、研磨工程を一台の機
械で行う例として、特開2001−38596号公報の
ものでは、光ファイバーの端面を粗研磨する金属結合剤
と無機質結合剤の複合超粒砥石と仕上研磨用のグリーン
カーボン砥石を一台の研磨機に横方向に並べて配設して
自動化を計っている。さらに、特開2001−2595
1号公報では、一台の横型研磨機に回転駆動される粗さ
の異なる複数の研磨砥石を並設した多軸式横型研磨機と
し、加工すべき光ファイバーを取り付ける支持台を所定
の研磨砥石の研磨面に対して所定位置をX,Y,Z軸に
沿って移動、揺動できるようにして、それぞれの砥石で
揺動研磨し、さらに粗、中、仕上げ研磨と順次移動する
ことにより端面加工を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、砥石に
よる研磨では、加工部材のより高い高精度表面加工の要
求、特に鏡面加工ができず、砥石研磨後に平面研磨盤上
でのラップ液等による粗ラップや仕上げラップ、さらに
は鏡面ポリッシュ等やこれ等を組み合わせた多工程に渡
る仕上げ加工が必要であった。また、かかるラップ工程
では、スラリーを処理する必要が生じるという問題があ
った。あるいは、特開平10−328997号公報のよ
うな研磨テープを用いたテープラップによる鏡面加工が
必要であった。このような鏡面加工を行うためには、砥
石研磨機の支持台からワークを一度取り外す必要があり
精度の低下を余儀なくされている。
【0005】そこで、一台の機械に上述した装置を順次
配設し、支持台を移動させて順次加工すればよいが、そ
れでは設置スペースが大きい、設備コストが大きい、複
雑な構造となる等の問題があった。本発明の課題は、か
かる問題点に鑑みて、精度の高い鏡面加工、特に部品端
面の角度付き研削加工、鏡面仕上げ加工を一台の機械で
実現できる端面加工方法及び装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、加工
すべき端面を有する被加工物を支持台に固定し、前記加
工すべき端面をカップ砥石で研削した後、前記被加工物
を支持台に固定したまま、前記端面をテープラップによ
り超仕上げすることを特徴とする端面加工方法を提供す
ることにより上記課題を解決した。
【0007】即ち、本発明者等は少なくともカップ砥石
とテープラップの組合せにより、ワークである被加工物
を支持台に固定したままでカップ砥石による研削とテー
プラップによる仕上げ研磨により充分な鏡面加工が可能
であることを知得したのである。この知得により、設定
角度に端面を研削加工するためのカップ砥石と、さらに
端面を鏡面仕上げするためのテープラップ装置を1台の
機械に組み込み上記課題を達成したのである。勿論、精
度向上のため他の構成を付加してもよいことはいうまで
もない。カップ砥石は中凹の開口部の縁部、即ち砥石先
端の研削面により研削・研磨加工を行うようにされ端面
加工に適したものである。なお、カップ砥石によれば鏡
面研削が可能であるが、本発明ではテープラップによる
仕上げを研磨工程とし、仕上げ研磨前の工程であるとい
うことを明確にするためカップ砥石での加工を研削とい
う用語を用いて区別したものである。即ち精密研削仕上
げされた端面をさらに超仕上げするものである。
【0008】支持台を固定し、カップ砥石又はテープラ
ップを移動してもよいが、この場合は構造、制御も複雑
等になるので、請求項2の発明においては、前記カップ
砥石研削後、前記支持台が前記テープラップ側に移動し
た後、テープラップにより超仕上げする端面加工方法と
した。
【0009】カップ砥石、あるいはテープラップ装置、
あるいは支持台を移動するに当たって、回転が伴うと端
面の傾斜角度の誤差が発生しやすくなる。そこで、請求
項3の発明においては、前記テープラップでの超仕上げ
するためのラップ面は前記砥石カップの研削面と平行面
となるようにして、支持台等が回転を伴わなず、端面に
対して直交又は平行方向への移動のみで、カップ砥石加
工とテープラップができるような端面加工方法とした。
【0010】かかる加工方法を実施するに当たっては、
次のような構成の装置であればよい。即ち請求項4の発
明においては、加工すべき端面を有する被加工物を固定
する支持台と、前記端面を先端で研削するカップ砥石
と、前記カップ砥石を回転保持する主軸と、前記端面を
超仕上げするテープラップ装置を有する端面加工装置と
した。また、請求項5の発明においては、前記支持台を
移動させる移動装置を設けて、ワーク側を移動させて端
面加工する。また、請求項6の発明においては、前記テ
ープラップ装置のラップ面は前記砥石カップの研削面と
平行面となるようにした。これにより、支持台の移動は
砥石カップ即ち被加工端面に対して直交または平行方向
の移動のみで回転を伴わないので端面の角度精度が高度
に維持される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
について図を参照して説明する。図1は、本発明の一実
施形態を示す端面加工装置の平面図、図2は本発明の一
実施形態の端面を加工すべき被加工物(以下ワークとい
う)の構成を示す分解斜視図、図3は図2を組み立てた
ワークの斜視図、図4は使用するカップ砥石の部分断面
図(側面図)である。図1に示すように、本発明の端面
加工装置1には、本体テーブル2上の手前(図で見て
下)にX軸テーブル12が載置されたワーク移動装置
3、ワーク移動装置の左奥(図でみて左上)にカップ砥
石9を回転支持する砥石スピンドル10が載置された砥
石駆動装置4、並んで(図でみて右側中央)テープ(又
はフイルム)ラップ装置15が載置されたラップ移動装
置5が設けられている。ワーク移動装置3上には図でみ
てX軸6に沿って左右方向に移動可能なX軸テーブル1
2が設けられ、X軸テーブルはサーボモータ21により
ボールねじを介して駆動される。X軸テーブル12上に
は、紙面に対して図示しない例えばインデックスモータ
により垂直回りに回転可能にされたθ軸テーブル11が
設けられている。θ軸テーブル11には支持台8が固定
され支持台に加工すべき端面7aを有するワーク7が保
持固定されている。支持台8へのワークの固定は一般的
なものでよく、ここでは省略している。
【0012】砥石スピンドル軸10aはX軸6に対して
直角方向に配置されている。砥石スピンドル10の先端
に取り付けられたカップ砥石9の研削面9aはX軸テー
ブル15の移動方向と平行にされている。従って、θ軸
テーブルを所定量回転し、固定させ、カップ砥石研削面
9aで加工することによりX軸6に対して傾いた角度付
の部品端面7aを得ることができる。図4に示すように
カップ砥石9は略円筒状の本体9bの先端9cにリング
状の砥石30を固定したもので、全体として中凹の開口
部を有するようにされ、砥石研削面を縁部9aとなし、
この研削面9aにより研削・研磨加工を行うようにされ
ている。砥石スピンドルの、駆動装置4は、砥石スピン
ドル10を砥石スピンドル軸10a方向に、移動・位置
決めさせるY軸テーブル13と、砥石スピンドルを上下
(紙面に対して上下)方向に移動・位置決めするZ軸テ
ーブル14が載置されている。例えば、Y軸テーブルは
サーボモータ20によりボールねじを介して駆動され
る。従って、砥石スピンドル10は砥石駆動装置4によ
りY軸およびZ軸方向に移動・固定可能にされている。
なお、カップ砥石9のドレス装置等の成形装置、研削液
供給装置、エアーブロー関係等の付帯装置は一般に用い
られているものと同様なので図示せず説明を省略する。
【0013】テープラップ装置15は、ラップすべきワ
ーク端面7aがテープ16を介して押し当てられるラッ
プ面17が設けられている。ラップ面17は砥石カップ
9の研削面9aと平行面となるように、即ちX軸テーブ
ル12の移動方向と平行になるように配設されている。
テープ16は一方をテープ巻き取り部16aにより巻き
取られ、他方をテープ巻き心16bより繰り出されるよ
うにされてラップ面17を移動可能にされ、新しいテー
プラップ面を提供可能にされている。ラップ面17、テ
ープ16、テープ巻き取り部16a、テープ巻き心16
bからなるテープラップ装置15は、ラップ駆動装置5
に載置されており、図示しない例えばサーボモータ、ボ
ールねじ等によりX軸テーブル12に対して直角方向に
移動・位置決め可能にされている。さらに一定圧力で図
でみて下方に付勢できるようにラップ面を所定寸法まで
押し出せるような図示しない例えばスプリングが内蔵さ
れている。テープラップ面17はワーク加工端面の高さ
と一致するようにされている。なお、高さが異なる種々
のワークに対応できるように砥石スピンドルと同様に上
下(紙面に対して上下)方向に移動・位置決めできるよ
うにしてもよい。
【0014】次に本発明の装置を用いて、ワーク7とし
て図2、3に示す光コネクタの端面加工方法について述
べる。光通信に使用されている多芯コネクタ7は、図
2、3に示す様な形状をしている。つまり、多芯光ファ
イバコネクタ7は、光ファイバ21を定ピッチに配置す
るための、複数のV溝22を加工したベース23と、こ
れをクランプ位置決めするためのプレート24により構
成される。ベース23のV溝22部に光ファイバ21を
整列させ、これをプレート24により押さえた状態で接
着により組み立てられ、図3に示すような形状となる。
さらに多芯の光コネクタ7の端面7aは、反射による接
続損失を防ぐため、図3に示す様に端面7aは垂直方向
あるいは横方向に角度付き加工が施される。これによ
り、接続端面における反射による光信号の伝達損失を減
少させることが可能となる。このときの端面角度は、5
°〜15°程度である。
【0015】本発明においては、まず、θ軸テーブル1
1を原点回転位置に固定し、支持台8をカップ砥石9等
と干渉しない位置に移動させる。次に、図3に示すまだ
端面加工がされていない多芯光コネクタ(ワーク)7を
支持台8に対して加工治具等により所定量垂直方向に傾
けた状態で位置決めし、固定する。さらに、所定角θ軸
テーブル11を回転固定する。この状態でX軸テーブル
12により、横方向に移動し、カップ砥石9の研削面9
aと加工端面7aが相対する位置に移動させる。砥石モ
ータを回転させカップ砥石9を回転させる。カップ砥石
9は砥石スピンドル10を介して回転される。Y軸、Z
軸テーブル13、14によりカップ砥石9を高さ方向及
び軸方向位置に移動させながらカップ砥石研削面9aが
ワーク7の加工端面7aを研削加工する。これにより、
所望の垂直方向又は横方向の角度付きの加工端面が得ら
れる。端面加工時にX軸テーブル12を揺動させること
により、端面の加工面の加工方向を種々に変化でき、端
面の面粗さの向上や、粗さ方向を制御できる。カップ砥
石、特にその端面を用いた研削加工では、高効率であり
ながら、面粗さが良い加工面を得られる。
【0016】所定の端面研削を終了したあと、本発明に
おいては、ワーク(光コネクタ)7を支持台8に載せた
まま、X軸テーブル12により、横方向に移動し、テー
プラップ装置15のテープラップ面17に対峙させる。
ラップ面17をX軸テーブル12に対して直角方向に移
動させ、ラップ面が一定圧力で図でみて下方に付勢した
状態でワーク7の研削端面に押しつける。これにより、
テープラップ加工が研削端面7aに施される。支持台8
の移動は砥石カップ9a即ち被加工端面7aに対して直
交または平行方向の移動のみで回転を伴わないので端面
の角度精度が高度に維持される。テープラップ加工は細
かい面粗さを得ることができ、テープも巻き取り装置1
6a,16bにより容易に交換でき、作業効率もよい。
また、スラリーを処理する必要がない。
【0017】
【実施例】以上のように、ワークを取り外すことなく、
また、最小の移動でワーク端面の研削・研磨加工(精密
研削仕上げ・超仕上げ)を行えるので高精度の角度付端
面加工と鏡面加工を得ることができる。本発明の装置及
び方法を用いて、カップ砥石による研削後、研磨テープ
を用いてウエットクーラントで、石英ガラスの研削及び
テープラップを行った。その結果、カップ砥石研削のみ
では、研削目のある面であったが、テープラップ後は、
研削目の無い、鏡面に仕上げることが可能であることを
確認した。
【0018】なお、実施の形態においては、カップ砥石
端面及びテープラップ面を紙面に対して垂直即ち、平面
に対して垂直方向に配置した。これは一般的な配置であ
り、ワークの取付作業、メンテナンス等が容易である。
本発明においてはカップ砥石端面とテープラップ面とを
同一平面とすることにより端面の角度精度を上げようと
したものである。従って、レイアウトや作業性によって
は、カップ砥石端面及びラップ面等は下向きに配置して
も、また、上向きに配置してもよいことはいうまでもな
い。
【0019】また、従来の円板状のラップ装置では、テ
ープラップ方式ではテープの落下、液状、粉ラップ方式
等ではラップ粉やラップ液が落下してしまうので、ラッ
プ面を垂直や下向きにできない。従って、本発明の実施
の形態のような砥石とテープラップ装置とを同一機械に
配置することはできない。また、ラップ面を上向きにし
て、砥石の端面を上向きにすると大量のラップ液等が砥
石側に飛散し易くなり実用的でない。また、実施の形態
では垂直方向でも角度を付けたが付けなくてもよい。ま
た、全く角度を付けないものでもよいことはいうまでも
ない。本発明は研削加工面と研磨加工面との角度誤差を
小さくできる用途に適している。
【0020】また、本実施例においては、一組のカップ
砥石とテープラップ装置を用いたが、粗、中、仕上げ等
の複数のカップ砥石又はテープラップ装置としてもよい
ことはいうまでもない。また、カップ砥石に加え切断用
砥石等を設けてもよい。切断砥石の追加により端面加工
代が大きいワークも容易に加工できる。一方、軸を増や
すのではなく、図5に示すような、リング状の粗加工用
砥石32、仕上げ加工用砥石33を同芯円上に配置した
複合カップ砥石31を採用してもよい。粗砥石により研
削量を増すことができ、研削能率を向上させることがで
きる。また、図6に示すように切断砥石43をカップ砥
石41の先端の砥石42の端面の加工研削面9aの反対
側に同心、一体に配設してもよい。加工代が更に大き
く、切断加工が必要な場合に適しており、精度のよい切
断・研削・研磨ができる。なお、ワークのZ軸(紙面に
対して垂直方向)方向の傾きが必要な場合は治具、テー
パ状の座を設ける等して行うこともできるが、θ軸テー
ブルと同様でX軸と平行な軸を中心に回転できるテーブ
ルを設けてもよい。一方、θ軸テーブル等の回転テーブ
ルを設けなくても治具等を用いて所定の端面角度が得ら
れるように支持台にワークを取り付けるようにしてもよ
い。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、カップ砥石とテープラ
ップ装置を1台の機械に組み込み、また、支持台からワ
ークを外すことなく加工することにより精度の高い、角
度付研削及び鏡面加工ができるので、精度の高い部品端
面の角度付き研削加工、鏡面仕上げ加工を一台の機械で
実現できる端面加工方法及び装置を提供するものとなっ
た。従って、従来、切断加工、粗ラップ加工、鏡面ラッ
プ加工の複数の機械で行っていた工程を短縮し、また、
構造の複雑な機械とすることがない。また、被加工物を
機械に一度セットすれば、プログラム制御により多種類
の工程を連続加工できるので、加工の総合効率を向上さ
せ、被加工物の加工精度を均一化させることができる。
【0022】また、角度付き研削、テープラップ加工を
備えた1台の機械で実施することができるため、機械の
設置スペースを小さくすること、設備コストを低く抑え
るることが可能となる。また、ワーク着脱に伴う、チャ
ッキング精度確認作業等の段取り作業を大幅に省略する
ことができるので、ワークのリードタイムの短縮が図れ
る。さらに、本発明の鏡面仕上げ装置においては、スラ
リーの不要な、ドライ方式のテープラップ装置を使用し
ているので、従来の工程で問題となっていた、スラリー
を処理の問題が無く、環境に優しい設備の提供が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す端面加工装置の平面
図である。
【図2】本発明の一実施形態の端面を加工すべき被加工
物(以下ワークという)の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図3】図2に示すワークを組み立てた状態の斜視図で
ある。
【図4】図1で使用するカップ砥石の一実施形態を示す
部分断面図(側面図)である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す粗加工砥石を有
する複合カップ砥石の部分断面図(側面図)である。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態を示す切断砥石
を有する複合カップ砥石の部分断面図(側面図)であ
る。
【符号の説明】
1 端面加工装置、3 移動装置、7a 加工すべき端
面、7 被加工物(ワーク)、8 支持台、9 カップ
砥石、9a カップ砥石の研削面(先端)、15テープ
ラップ装置、17 ラップ面、10a 主軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩城 啓造 富山県富山市不二越本町一丁目1番1号 株式会社不二越内 (72)発明者 内海 正光 富山県富山市不二越本町一丁目1番1号 株式会社不二越内 Fターム(参考) 2H038 CA22 3C043 AC02 BC00 CC04 CC05 CC12 DD02 3C049 AA04 AA05 AA11 AA13 AA16 AA18 BC02 CA01 CB03 CB05 3C058 AA04 AA05 AA18 AB04 CB08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工すべき端面を有する被加工物を支持
    台に固定し、前記加工すべき端面をカップ砥石で研削し
    た後、前記被加工物を支持台に固定したまま、前記端面
    をテープラップにより超仕上げすることを特徴とする端
    面加工方法。
  2. 【請求項2】 前記カップ砥石研削後、前記支持台が前
    記テープラップ側に移動した後、テープラップにより超
    仕上げすることを特徴とする請求項1に記載の端面加工
    方法。
  3. 【請求項3】 前記テープラップでの超仕上げするため
    のラップ面は前記砥石カップの研削面と平行面となるよ
    うにされていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の端面加工方法。
  4. 【請求項4】 加工すべき端面を有する被加工物を固定
    する支持台と、前記端面を先端で研削するカップ砥石
    と、前記カップ砥石を回転保持する主軸と、前記端面を
    超仕上げするテープラップ装置と、を有することを特徴
    とする端面加工装置。
  5. 【請求項5】 前記支持台を移動させる移動装置を有す
    ることを特徴とする請求項4記載の端面加工装置。
  6. 【請求項6】 前記テープラップ装置のラップ面は前記
    砥石カップの研削面と平行面となるようにされているこ
    とを特徴とする請求項4又は5に記載の端面加工装置。
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