JP2001009686A - フェルールの外径研削装置 - Google Patents

フェルールの外径研削装置

Info

Publication number
JP2001009686A
JP2001009686A JP11189354A JP18935499A JP2001009686A JP 2001009686 A JP2001009686 A JP 2001009686A JP 11189354 A JP11189354 A JP 11189354A JP 18935499 A JP18935499 A JP 18935499A JP 2001009686 A JP2001009686 A JP 2001009686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrule
grinding
outer diameter
grinding wheel
insertion hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11189354A
Other languages
English (en)
Inventor
So Okubo
創 大窪
Yukimitsu Kijima
幸光 鬼島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Seiki KK
Original Assignee
Seiko Seiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Seiki KK filed Critical Seiko Seiki KK
Priority to JP11189354A priority Critical patent/JP2001009686A/ja
Priority to TW089112218A priority patent/TW442358B/zh
Priority to KR1020000036992A priority patent/KR20010049680A/ko
Publication of JP2001009686A publication Critical patent/JP2001009686A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B5/00Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor
    • B24B5/02Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor involving centres or chucks for holding work
    • B24B5/04Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor involving centres or chucks for holding work for grinding cylindrical surfaces externally
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B41/00Component parts such as frames, beds, carriages, headstocks
    • B24B41/06Work supports, e.g. adjustable steadies
    • B24B41/067Work supports, e.g. adjustable steadies radially supporting workpieces

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェルール外径研削の生産能率を向上する。 【解決手段】 複数のフェルール1、1をそれぞれ別の
主軸台7a、7bがファイバ孔2基準で保持し、主軸台
6a、6bが、砥石車9を保持するひとつの砥石台10
に個別に切り込んで、フェルール1、1を空き時間な
く、能率よく外径研削し、かつ、フェルール1のファイ
バ孔2と外径5との同軸性を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ファイバのコネク
タ構成部品として用いられるフェルールの外径研削装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】フェルールは、光ファイバの主要なコネ
クタ部品として用いられるもので、ジルコニア系セラミ
ック材などで、図5(a)に示すように、外径5、ファ
イバ挿入孔2、端面1b、後端1cからなる円筒状に形
成され、ファイバ挿入孔2への光ファイバ挿入を容易に
するために、後端1c側のファイバ挿入孔2には、テー
パ状の面取り部2aが設けられている。従って、フェル
ール1のファイバ挿入孔2の正確な両端は、図の2cと
2dとなっていて、フェルール1を外径研削する際は、
これらの両端2c、2dを両センタ支持してフェルール
1を保持する。
【0003】このフェルール1を用いて、光ファイバの
コネクタを組み上げるには、図5(b)に示すように、
一対のフェルール1、1のファイバ挿入孔2、2内に光
ファイバ3a、3bがそれぞれ挿入され、これらのフェ
ルール1、1を割りスリーブ4内に外径基準で挿入し、
フェルール1の先端平面部1bと、この先端端面とファ
イバの端面が同一平面となるように挿入した光ファイバ
3a(3b)を、相手のフェルール1、光ファイバ3b
(3a)に精密に突き合わせることにより、光ファイバ
3aと光ファイバ3bを確実に接続する。
【0004】この際、光ファイバ3a、3bの芯がずれ
たり、接触面に隙間が生じたりすると、1本の光ファイ
バの直径が125μm程度であるため、両コネクタでの
光の損失等、光学特性に影響を与え、通信障害を生じて
しまう。それ故、フェルール1のファイバ挿入孔2と外
径5とは、きわめて高精度の同軸度、円筒度が要求され
るのである。
【0005】なお、上記ファイバ挿入孔2への光ファイ
バ3の挿入を容易にするために、フェルール1の後端面
1cにはファイバ挿入孔2と同心の面取り部2aが設け
られている。また、射出成形法、押し出し成形法、プレ
ス成形法などにより成形されたフェルール1は、その外
径を研削加工する前に、上記先端平面部1bとファイバ
挿入孔2とが予め精密に仕上げられ、ファイバ挿入孔2
と先端平面部1aとの直角度、ファイバ挿入孔2の円筒
度は極めて正確に仕上げ加工されている。
【0006】そして、ファイバ挿入孔2を基準としてフ
ェルール1の外径を研削加工している。ファイバ挿入孔
2を基準とするには、ワイヤを適度の張力を維持してフ
ァイバ挿入孔2に貫通しておき、フェルール1の外径を
ドライブローラと砥石車との間に挟み込み、ドライブロ
ーラの回転によりフェルール1を回転駆動しながら、砥
石車で研削したり、ファイバ挿入孔2を両センター支持
し、一方のセンター側に回し金を用いてフェルール1を
回転駆動しながら、砥石車で研削したりしていた。
【0007】上記のワイヤを使用する研削は、図6に示
すように、主軸台6の上に張られたワイヤ30にフェル
ール1を挿入して回転自在に支持する主軸7とドライブ
ローラ8とを搭載し、砥石車9を回転自在に支持する砥
石台10を主軸台6に向かって切り込み送りすることに
よって研削していた。なお、10bは、砥石台10を切
り込み方向に移動自在に保持するベースである。
【0008】しかし、ワイヤをファイバ挿入孔2に貫通
する研削では、ワイヤとファイバ挿入孔2とのすきまが
残って同軸度があまりよくならず、回し金を用いる研削
では、フェルール外径の一端部を回し金でクランプする
のであるから、クランプ部が研削されず、回し金を付け
替えて2回に分けて研削しなければならず、作業作業能
率が悪く、外径の円筒度が悪くなる欠点がある。
【0009】そこで、本出願人は、先に、ファイバ挿入
孔2の両端に芯押しセンタで支持し、フェルール外周に
回転ローラを押圧しながら回転駆動して研削する方法を
発明し、特願平8−267514号(特開平10−11
3852号公報)として特許出願した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の特願平8−26
7514号の発明は、ファイバ挿入孔2と外径5の同軸
度に優れた高精度のフェルールを提供することができた
が、1台の主軸台に1台の砥石台を切り込んで、砥石台
上の直径数百mmの大径ダイアモンド砥石(研削砥石
車)で主軸台の直径3mm程のジルコニア系セラミック
材フェルール外径を研削するので、生産能率はあまりよ
くなく、1個のフェルールの外径研削に、フェルールの
着脱時間を含めて、20秒程の時間を要するという課題
があった。
【0011】この発明は、上述の課題を解決し、研削装
置のフェルール外径研削生産能率向上を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、研削砥石車を回転自在に保持する砥石台
と、フェルールをフェルールのファイバ挿入孔の両端で
回転自在に保持する主軸と、上記フェルールの外径に接
してこれを回転駆動するドライブローラとを有し、フェ
ルールの外径を上記研削砥石車に対して切り込み送りす
る切り込み機構を備えた複数の主軸台とを具備したこと
を特徴とする。
【0013】複数の主軸台は、互いに同期してフェルー
ル研削、自動供給、自動排出を行うことも、位相をずら
して交互に研削、自動供給、自動排出することも、非同
期でそれぞれ独立に研削、自動供給、自動排出を行うこ
ともできる。
【0014】また、本発明は、上記複数の主軸台におけ
るフェルーセンタルの着脱を、ひとつの自動供給排出装
置が行うようにしたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、以下、
図1〜図5を参照して説明する。
【0016】図1は、この発明に係るフェルールの外径
研削装置の正面図、図2は、図1の平面図、図3は、図
1の実施の形態におけるフェルールの保持、供給排出の
状態を説明する説明図、図4は、自動供給排出装置の供
給アームを示す説明図、図5(a)はフェルールを示す
断面図、(b)は、光コネクタの構成を示す断面図であ
る。
【0017】図1〜図4において、図5および図6で既
に説明したものと同一の機能のものについては、同一の
符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0018】研削砥石車9を回転自在に保持する砥石台
10と、ベース11上にあって、主軸台6a、6bは砥
石台10を挟んで対称系に配置され、それぞれ切込みテ
ーブル12a、12bが搭載され、切込み用ボールねじ
13a、13b、この切込み用ボールねじ13a、13
bを回転制御する切込みサーボモータ14a、14bを
備えた切り込み機構15a、15bにより、上記切込み
テーブル12a、12bが砥石台6に対して離接するよ
うになっている。
【0019】上記切込みテーブル12a、12bには、
更に、被加工物であるフェルール1、1を支持する主軸
7a、7bが設けられ、また、弾性のあるゴム製のドラ
イブローラ8a、8bを保持するドライブローラ台16
a、16bがフェルール1、1を研削砥石車9とで挟む
ような位置に設けられ、これらのドライブローラ台16
a、16bは、図示は省略するが、上記切込み機構15
a、15bと同様な構造の送り機構を備え、ドライブロ
ーラ8a、8bをフェルール1、1に対して離接できる
ようになっている。上記ドライブローラ8a、8bは、
ドライブローラ台16a、16b上に設けられたドライ
ブモータ17a、17b(図2参照)に連結されてい
て、一定速度で一定方向に回転されるようになってい
る。なお、このドライブモータ17としては、フェルー
ル研削時のフェルール外周周速を適正に設定するため
に、制御可能な可変速モータが用いられ、例えば、外径
の異なるフェルールを加工するときは、回転速度を変更
することがある。
【0020】18a、18bは、研削中のフェルール
1、1の外径を測定し、仕上がり寸法を検出する周知の
自動定寸装置で、この自動定寸装置18は、主軸台毎に
設けられる。19は、両主軸7a、7bへ外径未加工の
フェルール1を供給し、外径研削終了後のフェルール1
を排出する自動供給排出装置で、この自動供給排出装置
19は、図1に示すように、主軸台6a、6b、砥石台
10の上方に1台配設され、その供給アーム19aが主
軸7a、7bに交互に接近して加工後のフェルール1を
排出し、未加工のフェルール1を順次供給するようにな
っている。
【0021】供給アーム19aの先端部には、図3に示
すように、上下に2つの真空吸着式の吸着具19b、1
9cが備えられ、下側の吸着具19cで研削加工終了後
のフェルール1を真空吸着して主軸から取り外し、次
に、供給アーム19aを下げて、予め上側の吸着具19
bに真空吸着されていた外径研削前のフェルール1を主
軸に供給する。なお、この実施の形態では、2つの吸着
具を上下に配置し、上側を供給側、下側を排出側とした
が、これら2つの吸着具の位置関係およびいずれを供給
側とするかについては、適宜自由に選択すればよい。
【0022】図2に示す20は、砥石台10に取り付け
られた砥石車回転駆動用モータ、21は、砥石車ドレッ
シング用のドレッサである。
【0023】上記砥石車回転駆動用モータ20は、ほと
んど変速する必要がなく、この実施の形態では、定速度
モータを使用している。砥石車9のダイヤモンド砥粒層
は比較的薄いものであって、研削砥石径があまり小さく
なるまで使用するものではないからである。
【0024】上記砥石台10は、この実施の形態では、
砥石車9を切り込み方向に送る機構は持たず、砥石軸線
方向に送る機構(図示省略)のみを持ち、ドレッシング
の際は、砥石車9は図2の下方、ドレッサ21側に移動
され、ドレッサ21の切り込みと砥石車9の軸線方向レ
シプロ運動により所要のドレッシングが施されるように
なっている。
【0025】図5において、フェルール1は、ジルコニ
ア系セラミック材が用いられ、その軸方向に貫通したフ
ァイバ挿入孔2と、相手側フェルールと突き合わされる
側の端面1bと、上記ファイバ挿入孔2と同軸心の円筒
状外径5と、上記後端面1cと、この後端面1c側のフ
ァイバ挿入孔2周辺に設けられた、光ファイバの挿入を
容易にするための大きめの面取り部2aとからなり、上
記端面1bとファイバ挿入孔2との直角度、ファイバ挿
入孔2の円筒度は極めて正確に仕上げ加工されている。
なお、相手側フェルールと突き合わされる側の端面1b
は、この実施の形態では、平面としたが、端面1bを凸
の球面状としたものであってもてもよい。この場合は、
球面の中央部、すなわち、ファイバ挿入孔2部分をファ
イバ挿入孔2と正確に直角に仕上げておく。
【0026】このフェルール1は、ファイバ挿入孔2を
基準として外径を仕上げるために、ファイバ挿入孔2の
両端2c、2dを一対のデッドセンタ22a、22bで
支持する。上記デッドセンタ22a、22bはその中心
軸線が主軸7の軸線と一致させてあり、一方のデッドセ
ンタ22aは主軸台6上で固定、他方のデッドセンタ2
2bは、フェルール着脱のために、押圧ばね23により
一方のデッドセンタ22a側へ付勢されて、デッドセン
タ22a、22b間で、フェルール1のファイバ挿入孔
2を挟み込む。
【0027】押圧ばね23に付勢されるデッドセンタ2
2bも自ら回転しないデッドセンタであり、図示省略の
ガイド孔に挿入されていて、ガタつかず、両センタ22
a、22bでフェルール1を主軸7の軸線上に保持する
のである。例えば、両センタ22a、22bの先端にダ
イヤモンドチップを埋め込めば、きわめて優れた対磨耗
性を有するため、長期間の使用に耐えることも可能であ
る。
【0028】この両デッドセンタ支持で、後述するよう
に、ドライブローラ8により外輪駆動されるから、フェ
ルール1は、触れ回りや振動がなくきわめて静粛に回転
駆動されることになる。
【0029】フェルール1は、上述のように、自動供給
排出装置19から供給される。すなわち、自動供給排出
装置19の供給アーム19aは、真空吸着式の吸着具1
9bに1個の未加工フェルール1を吸着し、装着予定の
主軸7の両デッドセンタ22a、22b間に供給され
る。このとき、押圧ばね23により付勢される側のデッ
ドセンタ22bは、図示省略の後退手段により押圧ばね
23に抗して後退されており、ドライブローラ台16が
後退してドライブローラ8も主軸台中心軸線から充分離
れているので、フェルール1は主軸軸線上に正しく位置
することができ、上記後退手段がデッドセンタ22bを
開放して押圧ばね23の弾力で、未加工フェルール1が
両デッドセンタ22a、22b間、フェルール1のファ
イバ挿入孔2の両端で回転自在に主軸7に保持される。
【0030】次いで、ドライブローラ台16が前進し
て、ドライブローラ8をセンタ支持されたフェルール1
の外周面に、ドライブローラ8のゴムが弾性変形するほ
どに強く押し付け、これを回転駆動する。
【0031】次に、切り込みテーブル15の切り込み動
作により、センタ支持されたまま回転駆動されるフェル
ール1は、回転中の砥石車9に対して切り込み送りさ
れ、切り込み中は、自動定寸装置18が研削中のフェル
ール1の外径を測定し、目標値に達すると、仕上がり寸
法検出信号を発して、研削を終了する。
【0032】研削終了後は、外径が仕上がったフェルー
ル1を主軸7から取り外す。フェルールの主軸7からの
取り外しは、供給時と逆の動作で、ドライブローラ台1
6、自動供給排出装置19、センタ後退手段を動作させ
たり、ドライブローラ台16が、ドライブローラ8をフ
ェルール1から離し、センタ後退手段が一方のセンタを
後退させた後、自動供給排出装置19の排出用真空吸着
具19cが加工済みのフェルール1を吸着して取り外
す。次いで、供給アーム19aが下降して供給用真空吸
着具19bに吸着している外径未加工のフェルール1を
両センタ22a、22b間に供給し、両センタ22a、
22bが未加工のフェルール1を保持し、ドライブロー
ラ8がフェルール1を押圧しながら回転駆動し、研削砥
石車9がフェルール1を研削する。また、フェルールの
主軸からの取り外しの際は、フェルールの端面1bをエ
ジェクタ24で押圧バネ23方向に押してセンタ22a
から外すようにすることも有効である。
【0033】上述した自動供給排出(19)、ドライブ
ローラ8のフェルール1への押圧、砥石車9によるフェ
ルール1の研削(9)、自動定寸(18)、フェルール
1の排出、の一連の動作は、複数の主軸台7毎に独立し
て、独立したタイミングで行うことができる。
【0034】複数の主軸がひとつの砥石軸を用いて研削
するのであるから、研削装置は比較的小型にまとめら
れ、上述のふたつの主軸を用いた実施の形態の場合、従
来の1主軸台・砥石台切り込み式のフェルール外径研削
装置に比べて、単位時間当たり約1.8倍の生産能率向
上となった。計算上の2倍にならないのは、フェルール
の着脱、砥石への接近、離反などの動作が入り、無駄時
間0とすることは出来ないからであるが、重量のある砥
石台(直径300mm程の砥石車)の往復運動でひとつ
のフェルールを加工するよりも、複数台ではあっても比
較的軽量な主軸台の往復移動で複数のフェルールを加工
する方が、応答動作も速く、省エネルギでもあるといえ
る。
【0035】この発明では、また、加工状況に応じて、
その他のサイクルによる運転、例えば、時間的な位相を
ずらし、一方で研削中に他方でフェルール着脱をする交
互運転、位相ずれが少なく、時に研削、着脱をオーバー
ラップさせる運転、主軸毎に外径、長さの異なるフェル
ールの同時加工、プランジ研削単独でなく、トラバース
研削動作との複合動作による研削、研削砥石軸に対する
直角切り込みのみでない、斜め切り込み、砥石台に種類
の異なる複数の研削砥石の同時装着による多種のフェル
ールの同時研削も可能である。
【0036】また、上述の実施の形態のように、砥石車
9、フェルール1、ドライブローラ8の各軸線を同一高
さに並べることは、かならずしも必要ないが、装置製造
上、加工時の安定性、作業性から、同一高さが好まし
い。主軸数は、2本に限らず、レイアウトの変更により
3本以上とすることも可能である。なお、この発明のフ
ェルール外径研削装置では、アップカットでもダウンカ
ットでも、必要に応じて適宜選択して差支えない。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
おいては、研削砥石車を回転自在に保持する砥石台と、
フェルールをフェルールのファイバ挿入孔の両端で回転
自在に保持する主軸と、上記フェルールの外径に接して
これを回転駆動するドライブローラとを有し、フェルー
ルの外径を上記研削砥石車に対して切り込み送り機構を
備えた複数の主軸台とを具備しているので、ひとつの砥
石台で同時に複数のフェルールの外径の研削を行うこと
ができ、研削装置の生産効率が向上する。
【0038】また、更に、研削中のフェルールの外径寸
法を測定し仕上がり寸法を検出する自動定寸装置を、上
記複数の主軸台毎に備え、複数の主軸台がそれぞれ独立
にフェルールの着脱、切り込み動作を行うようにすれ
ば、所望の研削仕上げ精度を維持しながら、それぞれの
主軸台の着脱、切り込みの動作が休みなく行なわれ、一
層生産効率も向上する。
【0039】また、このフェルールの着脱は、複数の主
軸台の動作サイクルをずらして、ひとつの自動供給排出
装置により行うようにすれば、設備コストが低減でき、
装置の小型化もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す正面図。
【図2】図1の一部を除去した平面図。
【図3】図1の実施の形態におけるフェルールの保持、
供給排出の状態を説明する説明図。
【図4】図1における自動供給排出装置の供給アームを
示す説明図。
【図5】(a)はフェルールを示す断面図、(b)は、
光コネクタの構成を示す断面図。
【図6】従来のフェルール外径研削装置を示す正面図。
【符号の説明】
1 フェルール 1b (相手側フェルールと突き合わせる)端面 1c (フェルール)後端 2 ファイバ挿入孔 2a(フェルール) 面取り部 5 (フェルール)外径 6、6a、6b 主軸台 7、7a、7b 主軸 8、8a、8b ドライブローラ 9 研削砥石車(ダイヤモンド砥石車) 10 砥石台 12、12a、12b 切り込みテーブル 15、15a、15b 切り込み機構 18、18a、18b 自動定寸装置 19 自動供給排出装置 22a、22b デッドセンタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研削砥石車を回転自在に保持する砥石台
    と、 フェルールをフェルールのファイバ挿入孔の両端で回転
    自在に保持する主軸と、上記フェルールの外径に接して
    これを回転駆動するドライブローラとを有し、フェルー
    ルの外径を上記研削砥石車に対して切り込み送りする切
    り込み機構を備えた複数の主軸台とを具備したことを特
    徴とするフェルールの外径研削装置。
  2. 【請求項2】 上記複数の主軸台がそれぞれ独立にフェ
    ルールの着脱、切り込み動作を行うようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のフェルールの外径研削装置。
  3. 【請求項3】 上記複数の主軸台におけるフェルールの
    着脱を、ひとつの自動供給排出装置が行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項2記載のフェルールの外径研削装
    置。
JP11189354A 1999-07-02 1999-07-02 フェルールの外径研削装置 Pending JP2001009686A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11189354A JP2001009686A (ja) 1999-07-02 1999-07-02 フェルールの外径研削装置
TW089112218A TW442358B (en) 1999-07-02 2000-06-21 Method and device for grinding the outer diameter of a ferrule
KR1020000036992A KR20010049680A (ko) 1999-07-02 2000-06-30 페룰의 외경 연삭 장치 및 외경 연삭 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11189354A JP2001009686A (ja) 1999-07-02 1999-07-02 フェルールの外径研削装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001009686A true JP2001009686A (ja) 2001-01-16

Family

ID=16239932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11189354A Pending JP2001009686A (ja) 1999-07-02 1999-07-02 フェルールの外径研削装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2001009686A (ja)
KR (1) KR20010049680A (ja)
TW (1) TW442358B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006198734A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Honda Motor Co Ltd 研削方法
CN108098471A (zh) * 2017-12-26 2018-06-01 新昌县江北轴承有限公司 一种单工位轴承圈外周面抛光装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112589561B (zh) * 2020-12-09 2022-03-08 浙江理工大学 一种金属框架结构件翻转及端面打磨方法
CN113059443B (zh) * 2021-04-22 2022-11-22 国网甘肃省电力公司酒泉供电公司 一种电力电线电缆线夹卡头加工机械及加工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006198734A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Honda Motor Co Ltd 研削方法
CN108098471A (zh) * 2017-12-26 2018-06-01 新昌县江北轴承有限公司 一种单工位轴承圈外周面抛光装置

Also Published As

Publication number Publication date
TW442358B (en) 2001-06-23
KR20010049680A (ko) 2001-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4455750B2 (ja) 研削装置
US8360819B2 (en) Method for grinding a machine part, and grinding machine for carrying out said method
US6773335B2 (en) Apparatus for polishing periphery of device wafer and polishing method
CN115703206A (zh) 晶棒治具组件与晶棒边抛机台
JP2001009686A (ja) フェルールの外径研削装置
JP2992545B2 (ja) フェルールの同軸度測定装置
JP2002361543A (ja) 内面研削装置
CN1347780A (zh) 对中设备和使用这种对中设备的机床
CN113560901A (zh) 一种机械制备用组合机床
JP3801780B2 (ja) ツルーイング工具及びツルーイング工具付きウェーハ面取り装置
JPH06208042A (ja) セラミックスフェルールの製造方法
JP3187740B2 (ja) 多工程研削盤
TWI332489B (en) A cylindrical equipment and a method with therein
JP3407691B2 (ja) ベルト駆動回転付与方式硬脆材円筒形状品の研削方法
JP2003136385A (ja) 端面加工方法および装置
JP2005138253A (ja) 弾性ローラーの支持装置
JP2520069B2 (ja) 光ファイバ用コネクタのスリ―ブ製造装置
JPS6328744B2 (ja)
JPS5969259A (ja) 小径孔のラツピング装置
JPH05337802A (ja) 芯取り装置
JP2752710B2 (ja) 光学素子の加工方法と装置
JP3933477B2 (ja) フェルールの多軸加工装置
JP2844063B2 (ja) ワ−ク供給・回収装置
JPH0511955Y2 (ja)
KR830002583B1 (ko) 렌즈상 물체 및 유사물의 제조법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040616

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041015