JPH05337802A - 芯取り装置 - Google Patents
芯取り装置Info
- Publication number
- JPH05337802A JPH05337802A JP15190392A JP15190392A JPH05337802A JP H05337802 A JPH05337802 A JP H05337802A JP 15190392 A JP15190392 A JP 15190392A JP 15190392 A JP15190392 A JP 15190392A JP H05337802 A JPH05337802 A JP H05337802A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- workpiece
- machining
- holder
- centering device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加工タクトを短縮し、生産性を向上する。
【構成】 軸方向端面が球面形状をしたワーク1を軸芯
方向両側から保持具4、5にて挟持してワーク1の外周
を加工することにより軸芯を合わせる芯取り装置におい
て、砥石39を回転駆動するスピンドル装置40と、回
転自在に支持されかつ軸芯方向に離接可能に支持された
一対の保持具4、5からなるワーク挟持手段を複数設け
た回転テーブル2とを備え、1つのワーク挟持手段を加
工位置に位置決めすると同時に他の1つのワーク挟持手
段がワーク取り出し位置に位置決めされるように構成
し、ワーク1の加工中にワーク1の取出し、供給及び芯
出しを実行できるようにして加工タクトを短縮し、生産
性を向上する。
方向両側から保持具4、5にて挟持してワーク1の外周
を加工することにより軸芯を合わせる芯取り装置におい
て、砥石39を回転駆動するスピンドル装置40と、回
転自在に支持されかつ軸芯方向に離接可能に支持された
一対の保持具4、5からなるワーク挟持手段を複数設け
た回転テーブル2とを備え、1つのワーク挟持手段を加
工位置に位置決めすると同時に他の1つのワーク挟持手
段がワーク取り出し位置に位置決めされるように構成
し、ワーク1の加工中にワーク1の取出し、供給及び芯
出しを実行できるようにして加工タクトを短縮し、生産
性を向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学レンズなどのワー
クの芯出しを行った状態でその外周を加工する芯取り装
置に関するものである。
クの芯出しを行った状態でその外周を加工する芯取り装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光学応用製品の急激な伸びの中に
あって、光学レンズの需要も大きく拡大しており、生産
性の高いレンズ芯取り装置の開発が望まれている。
あって、光学レンズの需要も大きく拡大しており、生産
性の高いレンズ芯取り装置の開発が望まれている。
【0003】以下、従来のレンズ芯取り装置について図
4を参照しながら説明する。
4を参照しながら説明する。
【0004】図4において、1はワークであり、一対の
パイプ状の保持具71、72により上下から挟持されて
いる。一方の保持具71はスピンドル装置73の回転軸
74に固定されている。回転軸74の他端に固定された
ギヤ75が本体フレーム76に固定された駆動モータ7
7にギヤ78を介して連結されている。79は回転軸7
4を回転自在に支持するベアリング、80はベアリング
押さえである。82はスピンドル装置73を本体フレー
ム76に固定するブロックである。
パイプ状の保持具71、72により上下から挟持されて
いる。一方の保持具71はスピンドル装置73の回転軸
74に固定されている。回転軸74の他端に固定された
ギヤ75が本体フレーム76に固定された駆動モータ7
7にギヤ78を介して連結されている。79は回転軸7
4を回転自在に支持するベアリング、80はベアリング
押さえである。82はスピンドル装置73を本体フレー
ム76に固定するブロックである。
【0005】他方の保持具72は本体フレーム76に固
定されたブロック83にてスライド自在に支持されたス
ピンドル装置84の一端に固定されている。スピンドル
装置84の他端は連結板85を介して上下駆動シリンダ
装置86に連結されている。
定されたブロック83にてスライド自在に支持されたス
ピンドル装置84の一端に固定されている。スピンドル
装置84の他端は連結板85を介して上下駆動シリンダ
装置86に連結されている。
【0006】87は本体フレーム76に固定されたシリ
ンダ装置固定ブラケットである。
ンダ装置固定ブラケットである。
【0007】88は回転駆動される砥石スピンドル装置
(図示せず)の先端に取付けられた砥石であり、ワーク
1の外径及び端面の面取りを行う。89は研削液を供給
するパイプである。
(図示せず)の先端に取付けられた砥石であり、ワーク
1の外径及び端面の面取りを行う。89は研削液を供給
するパイプである。
【0008】90は上下駆動シリンダ装置86により駆
動されるスピンドル装置84のスピードを低減するショ
ックアブソーバーであり、ブロック91により本体フレ
ーム76に固定されている。
動されるスピンドル装置84のスピードを低減するショ
ックアブソーバーであり、ブロック91により本体フレ
ーム76に固定されている。
【0009】以上のように構成された芯取り装置につい
て、以下その動作を説明する。
て、以下その動作を説明する。
【0010】外部より保持具71上にワーク1が供給さ
れると、駆動モータ77によりスピンドル装置73を介
して回転駆動が与えられる。又、上下駆動シリンダ装置
86の駆動によりスピンドル装置84が下降し、ワーク
1を回転中の保持具71と静止中の保持具72にて挟持
する。保持具72は挟持圧が加えられることにより徐々
に回転中の保持具71とともに回転する。保持具71及
び72は同軸精度並びに保持具先端の円筒部の平行度が
精密に調整されているため、その間にワーク(レンズ)
1の両球面の光軸合わせが成される。次に、研削液を供
給し、回転する砥石88を矢印A方向に送ることによっ
てワーク1の外周の加工が行われる。外周の加工が終わ
れば次に砥石88を矢印B方向に送ることによってワー
ク1の端面の面取りが行われる。このようにして所定の
芯取り加工が行われる。
れると、駆動モータ77によりスピンドル装置73を介
して回転駆動が与えられる。又、上下駆動シリンダ装置
86の駆動によりスピンドル装置84が下降し、ワーク
1を回転中の保持具71と静止中の保持具72にて挟持
する。保持具72は挟持圧が加えられることにより徐々
に回転中の保持具71とともに回転する。保持具71及
び72は同軸精度並びに保持具先端の円筒部の平行度が
精密に調整されているため、その間にワーク(レンズ)
1の両球面の光軸合わせが成される。次に、研削液を供
給し、回転する砥石88を矢印A方向に送ることによっ
てワーク1の外周の加工が行われる。外周の加工が終わ
れば次に砥石88を矢印B方向に送ることによってワー
ク1の端面の面取りが行われる。このようにして所定の
芯取り加工が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では1つの加工工具に対してワークを挟持す
る手段も1つ設けられているだけであるため、加工動作
と加工動作の間に加工済みのワークを取り出し、新たな
ワークを挟持して芯出しする動作が必要であり、加工停
止時間が長くなる。また、挟持による芯出し動作時にお
いて、第1にワークの挟持スピードを十分に低速にしな
いとワークに割れが発生し、第2に挟持スピードを十分
に低速にしないと光軸が出ないため、ワークの挟持に長
時間を要し、そのためさらに加工停止時間が長くなり、
加工タクトが長くなって生産性が低いという問題点を有
していた。
ような構成では1つの加工工具に対してワークを挟持す
る手段も1つ設けられているだけであるため、加工動作
と加工動作の間に加工済みのワークを取り出し、新たな
ワークを挟持して芯出しする動作が必要であり、加工停
止時間が長くなる。また、挟持による芯出し動作時にお
いて、第1にワークの挟持スピードを十分に低速にしな
いとワークに割れが発生し、第2に挟持スピードを十分
に低速にしないと光軸が出ないため、ワークの挟持に長
時間を要し、そのためさらに加工停止時間が長くなり、
加工タクトが長くなって生産性が低いという問題点を有
していた。
【0012】本発明は上記従来の問題点に鑑み、加工タ
クトを短縮し、生産性を向上した芯取り装置を提供する
ことを目的とする。
クトを短縮し、生産性を向上した芯取り装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の芯取り装置は、
軸方向端面が球面形状をしたワークを軸芯方向両側から
挟持してその芯出しを行った状態でワークの外周を加工
する芯取り装置において、加工工具の回転駆動手段と、
回転自在に支持されかつ軸芯方向に離接可能に支持され
た一対の保持具からなるワーク挟持手段を複数設けた回
転テーブルとを備え、複数のワーク挟持手段を、ワーク
挟持手段の1つを加工位置に位置決めすると他のワーク
挟持手段の1つがワーク取り出し位置に位置決めされる
ように配置したことを特徴とする。
軸方向端面が球面形状をしたワークを軸芯方向両側から
挟持してその芯出しを行った状態でワークの外周を加工
する芯取り装置において、加工工具の回転駆動手段と、
回転自在に支持されかつ軸芯方向に離接可能に支持され
た一対の保持具からなるワーク挟持手段を複数設けた回
転テーブルとを備え、複数のワーク挟持手段を、ワーク
挟持手段の1つを加工位置に位置決めすると他のワーク
挟持手段の1つがワーク取り出し位置に位置決めされる
ように配置したことを特徴とする。
【0014】好適には、複数のワーク挟持手段に回転駆
動を与える駆動手段が回転テーブルに配設され、また回
転テーブルにワーク挟持手段を識別する識別手段が配置
され、さらにワーク挟持手段にワークの有無を検知する
検知手段が設けられる。
動を与える駆動手段が回転テーブルに配設され、また回
転テーブルにワーク挟持手段を識別する識別手段が配置
され、さらにワーク挟持手段にワークの有無を検知する
検知手段が設けられる。
【0015】
【作用】本発明は上記した構成によって、加工位置に位
置決めされたワーク挟持手段にて挟持されたワークの外
周部の加工を実行している間に、ワーク取り出し位置に
位置決めされたワーク挟持手段がワークの挟持を開放し
て加工完了したワークを取り出し、新しく供給されたワ
ークを低速で挟持して割れなどを発生させずに精度良く
その芯出しを行うことができ、次に加工位置に位置決め
されると直ちに加工を行うことができる。このようにワ
ークの加工中にワークの取出し、供給及び芯出しを実行
できるため、加工タクトを短縮して生産性を向上でき
る。
置決めされたワーク挟持手段にて挟持されたワークの外
周部の加工を実行している間に、ワーク取り出し位置に
位置決めされたワーク挟持手段がワークの挟持を開放し
て加工完了したワークを取り出し、新しく供給されたワ
ークを低速で挟持して割れなどを発生させずに精度良く
その芯出しを行うことができ、次に加工位置に位置決め
されると直ちに加工を行うことができる。このようにワ
ークの加工中にワークの取出し、供給及び芯出しを実行
できるため、加工タクトを短縮して生産性を向上でき
る。
【0016】また、複数のワーク挟持手段を1つの駆動
手段にて駆動するようにすると、簡単な構成でワークの
加工と供給されたワークの芯出しを同時に行うことがで
きる。また、回転テーブルにワーク挟持手段を識別する
手段を設けると、ワーク挟持手段別の加工条件を自動設
定するようにできる。さらに、ワーク挟持手段にワーク
検知手段を設けると、ワークの供給エラーを検知して作
業者に知らせるとともに装置を停止させるようにでき
る。
手段にて駆動するようにすると、簡単な構成でワークの
加工と供給されたワークの芯出しを同時に行うことがで
きる。また、回転テーブルにワーク挟持手段を識別する
手段を設けると、ワーク挟持手段別の加工条件を自動設
定するようにできる。さらに、ワーク挟持手段にワーク
検知手段を設けると、ワークの供給エラーを検知して作
業者に知らせるとともに装置を停止させるようにでき
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例の芯取り装置につい
て図1〜図3を参照しながら説明する。
て図1〜図3を参照しながら説明する。
【0018】図1、図2において、1はワークであり、
回転テーブル2にスペーサ3を介して装着された保持具
4とこれに対向する保持具5との間で挟持され、これら
一対の保持具4、5にてワーク挟持手段が構成されてい
る。6は保持具4を回転自在に支持するベアリングであ
り、外輪がハウジング7に嵌合固定されるとともに内輪
が固定ナット8にて保持具4に固定されている。9は保
持具4の下端にナットにて固定されているギヤである。
ギヤ9は駆動軸10の上端に固定されたギヤ11に噛合
されている。駆動軸10の下端はカップリング13を介
して保持具4を回転駆動する駆動モータ12に連結され
ている。14は駆動モータ12の取付ブラケットであ
り、回転テーブル2を回転自在に支持する回転ベース1
5に固定されている。
回転テーブル2にスペーサ3を介して装着された保持具
4とこれに対向する保持具5との間で挟持され、これら
一対の保持具4、5にてワーク挟持手段が構成されてい
る。6は保持具4を回転自在に支持するベアリングであ
り、外輪がハウジング7に嵌合固定されるとともに内輪
が固定ナット8にて保持具4に固定されている。9は保
持具4の下端にナットにて固定されているギヤである。
ギヤ9は駆動軸10の上端に固定されたギヤ11に噛合
されている。駆動軸10の下端はカップリング13を介
して保持具4を回転駆動する駆動モータ12に連結され
ている。14は駆動モータ12の取付ブラケットであ
り、回転テーブル2を回転自在に支持する回転ベース1
5に固定されている。
【0019】16は回転テーブル2を駆動する回転軸で
あり、ギヤ17、18を介して回転駆動源であるロータ
リーアクチュエータ19に連結されている。20はこの
ロータリーアクチュエータ19の取付ブラケットであ
る。21はストッパであり、ロータリーアクチュエータ
19の回転軸に固定されたアーム22を停止させ、回転
テーブル2の回転位置を規制する。23はストッパ21
の取付ブラケットである。24は回転テーブル2を回転
自在に支持するベアリングであり、その外輪が回転ベー
ス15に嵌合固定されている。25はベアリング押さえ
である。26は複数個配設された保持具4の識別手段と
してのセンサーであり、27は保持具4にその種類別に
設けられた検出ドグである。28は本体フレームであ
り、回転ベース15が固定されている。
あり、ギヤ17、18を介して回転駆動源であるロータ
リーアクチュエータ19に連結されている。20はこの
ロータリーアクチュエータ19の取付ブラケットであ
る。21はストッパであり、ロータリーアクチュエータ
19の回転軸に固定されたアーム22を停止させ、回転
テーブル2の回転位置を規制する。23はストッパ21
の取付ブラケットである。24は回転テーブル2を回転
自在に支持するベアリングであり、その外輪が回転ベー
ス15に嵌合固定されている。25はベアリング押さえ
である。26は複数個配設された保持具4の識別手段と
してのセンサーであり、27は保持具4にその種類別に
設けられた検出ドグである。28は本体フレームであ
り、回転ベース15が固定されている。
【0020】保持具4に対向して配設された保持具5は
ハウジング30にベアリング29を介して回転自在に支
持されている。31はベアリング押さえである。ハウジ
ング30は上下スライド自在に支持されたスライドブロ
ック33にブラケット32にて固定されている。34は
スライドブロック33を支持するスライドベアリングで
ある。固定側のスライドベアリングは回転テーブル2か
ら延出されたブロック35に固定され、回転テーブル2
と一体的に回転する。ブロック35には保持具5を上下
に駆動するためのシリンダ装置が内蔵されている。59
は圧縮エアをシリンダ装置に供給するためのエアポート
である。36はシャッターであり、シリンダ装置37に
よって駆動される。
ハウジング30にベアリング29を介して回転自在に支
持されている。31はベアリング押さえである。ハウジ
ング30は上下スライド自在に支持されたスライドブロ
ック33にブラケット32にて固定されている。34は
スライドブロック33を支持するスライドベアリングで
ある。固定側のスライドベアリングは回転テーブル2か
ら延出されたブロック35に固定され、回転テーブル2
と一体的に回転する。ブロック35には保持具5を上下
に駆動するためのシリンダ装置が内蔵されている。59
は圧縮エアをシリンダ装置に供給するためのエアポート
である。36はシャッターであり、シリンダ装置37に
よって駆動される。
【0021】38は砥石39を加工方向に駆動する駆動
手段であり、、砥石39を回転駆動するスピンドル装置
40を有している。41はワーク1の軸芯に向けて砥石
39を送り込むモータであり、42はワーク1の軸芯方
向に砥石39を送り込むモータである。43はモータブ
ラケットであり、ベース44に固定され、ベース44は
本体フレーム28に固定されている。スピンドル装置4
0はブロック45に固定され、ガイド46(図2参照)
にて上下動自在に支持され、ガイド46はブラケット4
7を介してベース44にて支持されている。48はモー
タ42を固定するブラケットで、ブラケット47に固定
されている。49は送りねじで、モータ42にカップリ
ング50にて連結されている。51は送りねじ49に螺
合するナットであり、ブラケット45に固定されてお
り、モータ42にてスピンドル装置40が上下に駆動さ
れる。
手段であり、、砥石39を回転駆動するスピンドル装置
40を有している。41はワーク1の軸芯に向けて砥石
39を送り込むモータであり、42はワーク1の軸芯方
向に砥石39を送り込むモータである。43はモータブ
ラケットであり、ベース44に固定され、ベース44は
本体フレーム28に固定されている。スピンドル装置4
0はブロック45に固定され、ガイド46(図2参照)
にて上下動自在に支持され、ガイド46はブラケット4
7を介してベース44にて支持されている。48はモー
タ42を固定するブラケットで、ブラケット47に固定
されている。49は送りねじで、モータ42にカップリ
ング50にて連結されている。51は送りねじ49に螺
合するナットであり、ブラケット45に固定されてお
り、モータ42にてスピンドル装置40が上下に駆動さ
れる。
【0022】52はブラケット47を水平方向にスライ
ド自在にガイドする案内ガイドであり、ベース44に固
定されている。56は送りねじであり、ブラケット47
に固定されたナット57が螺合され、かつカップリング
58を介してモータ41に連結されている。
ド自在にガイドする案内ガイドであり、ベース44に固
定されている。56は送りねじであり、ブラケット47
に固定されたナット57が螺合され、かつカップリング
58を介してモータ41に連結されている。
【0023】図3にワーク1の有無を検出する空圧回路
を示す。61は真空源、62は保持具4内の真空圧の程
度によってワーク1の有無を検知する検知器であり、6
3は方向切り替え弁である。
を示す。61は真空源、62は保持具4内の真空圧の程
度によってワーク1の有無を検知する検知器であり、6
3は方向切り替え弁である。
【0024】以上のように構成された芯取り装置につい
て、以下その動作について説明する。外部より供給取り
出し位置に位置決めされた保持具4上にワーク1が供給
されると、方向切り替え弁63により保持具4と真空源
61の間に真空回路が構成され、検知器62にてワーク
1の有無が検出される。ワーク1が正しく供給されてい
れば、保持具5がブロック35に内蔵されたシリンダ装
置の駆動により下降して保持具4と5の間でワーク1を
挟持し、光軸出しが行われる。このとき加工位置のワー
ク1に対して砥石39により加工が行われている。加工
が完了すれば、砥石39はモータ41により所定量後方
に逃げ、モータ42により所定量上方に逃げる。次に、
ロータリーアクチュエータ19の作動により回転テーブ
ル2が回転し、保持具4、5により挟持されたワーク1
は入れ替えられ、加工位置に位置決めされたワーク1に
は加工が実施される。
て、以下その動作について説明する。外部より供給取り
出し位置に位置決めされた保持具4上にワーク1が供給
されると、方向切り替え弁63により保持具4と真空源
61の間に真空回路が構成され、検知器62にてワーク
1の有無が検出される。ワーク1が正しく供給されてい
れば、保持具5がブロック35に内蔵されたシリンダ装
置の駆動により下降して保持具4と5の間でワーク1を
挟持し、光軸出しが行われる。このとき加工位置のワー
ク1に対して砥石39により加工が行われている。加工
が完了すれば、砥石39はモータ41により所定量後方
に逃げ、モータ42により所定量上方に逃げる。次に、
ロータリーアクチュエータ19の作動により回転テーブ
ル2が回転し、保持具4、5により挟持されたワーク1
は入れ替えられ、加工位置に位置決めされたワーク1に
は加工が実施される。
【0025】ワーク1に対する加工は、まず研削液が供
給され、砥石39がモータ41の駆動によりワーク1の
軸芯に向けて所定量送り込まれ、ワーク1の外周の加工
が行われる。次に、モータ42の駆動により砥石39が
下方向に所定量送り込まれ、端面の面取り加工が行われ
る。このとき砥石39の送り量はセンサー26により識
別された保持具4の種類に対応して所定量(予め保持具
4別に設定されているデータ量)だけ送り込まれる。
給され、砥石39がモータ41の駆動によりワーク1の
軸芯に向けて所定量送り込まれ、ワーク1の外周の加工
が行われる。次に、モータ42の駆動により砥石39が
下方向に所定量送り込まれ、端面の面取り加工が行われ
る。このとき砥石39の送り量はセンサー26により識
別された保持具4の種類に対応して所定量(予め保持具
4別に設定されているデータ量)だけ送り込まれる。
【0026】一方、この間に保持具4、5により挟持さ
れて供給取り出し位置に位置決めされたワーク1は取り
出される。まずブロック35に内蔵されたシリンダ装置
が作動し、保持具5が上昇し、ワーク1の上端面から所
定量離れる。ここで、外部より取り出しツールにてワー
ク1が取り出されるとともに新たなワーク1が供給さ
れ、上記のようにワーク1が挟持されて光軸出しが行わ
れる。
れて供給取り出し位置に位置決めされたワーク1は取り
出される。まずブロック35に内蔵されたシリンダ装置
が作動し、保持具5が上昇し、ワーク1の上端面から所
定量離れる。ここで、外部より取り出しツールにてワー
ク1が取り出されるとともに新たなワーク1が供給さ
れ、上記のようにワーク1が挟持されて光軸出しが行わ
れる。
【0027】このように、本実施例の芯取り装置による
と、ワークの加工中に加工完了のワークが取り出されて
新たなワークが供給されるとともに芯出しが行われるこ
とによりほぼ連続的に加工が行われる。
と、ワークの加工中に加工完了のワークが取り出されて
新たなワークが供給されるとともに芯出しが行われるこ
とによりほぼ連続的に加工が行われる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、以上のように加工位置
に位置決めされたワーク挟持手段にて挟持されているワ
ークの加工を実行する間に、ワーク取り出し位置に位置
決めされたワーク挟持手段においてワークの挟持を開放
して加工完了したワークを取り出し、新しくワークを供
給するとともに供給されたワークを挟持してその芯出し
を行うことができ、またこれによって挟持動作が加工タ
クトに影響しないため十分に低速にて挟持でき、ワーク
に割れを発生する恐れがなく、かつ精度良く芯出しがで
きる。このように、加工動作中にワークの取出し、供給
及び芯出しを実行できるため、加工動作をほぼ連続的に
行うことができ、加工タクトを短縮して生産性を向上で
きる。
に位置決めされたワーク挟持手段にて挟持されているワ
ークの加工を実行する間に、ワーク取り出し位置に位置
決めされたワーク挟持手段においてワークの挟持を開放
して加工完了したワークを取り出し、新しくワークを供
給するとともに供給されたワークを挟持してその芯出し
を行うことができ、またこれによって挟持動作が加工タ
クトに影響しないため十分に低速にて挟持でき、ワーク
に割れを発生する恐れがなく、かつ精度良く芯出しがで
きる。このように、加工動作中にワークの取出し、供給
及び芯出しを実行できるため、加工動作をほぼ連続的に
行うことができ、加工タクトを短縮して生産性を向上で
きる。
【0029】また、複数のワーク挟持手段を1つの駆動
手段にて駆動するようにすると、簡単な構成で加工と供
給されたワークの芯合わせを同時に行うことができる。
また、回転テーブルにワーク挟持手段を識別する手段を
設けると、ワーク挟持手段別に加工条件を自動設定する
ようにできる。さらに、ワーク挟持手段にワーク検知手
段を設けると、ワークの供給エラーを検知して作業者に
知らせるとともに装置を停止させるようにできる。
手段にて駆動するようにすると、簡単な構成で加工と供
給されたワークの芯合わせを同時に行うことができる。
また、回転テーブルにワーク挟持手段を識別する手段を
設けると、ワーク挟持手段別に加工条件を自動設定する
ようにできる。さらに、ワーク挟持手段にワーク検知手
段を設けると、ワークの供給エラーを検知して作業者に
知らせるとともに装置を停止させるようにできる。
【図1】本発明の一実施例における芯取り装置の断面図
である。
である。
【図2】同実施例の平面図である。
【図3】同実施例の検出手段の空圧回路図である。
【図4】従来例の芯取り装置の断面図である。
1 ワーク 2 回転テーブル 4 保持具 5 保持具 10 駆動軸 12 モータ 26 センサー 39 砥石 40 スピンドル装置 41 モータ 42 モータ 62 検知器
Claims (4)
- 【請求項1】 軸方向端面が球面形状をしたワークを軸
芯方向両側から挟持してその芯出しを行った状態でワー
クの外周を加工する芯取り装置において、加工工具の回
転駆動手段と、回転自在に支持されかつ軸芯方向に離接
可能に支持された一対の保持具からなるワーク挟持手段
を複数設けた回転テーブルとを備え、複数のワーク挟持
手段を、ワーク挟持手段の1つを加工位置に位置決めす
ると他のワーク挟持手段の1つがワーク取り出し位置に
位置決めされるように配置したことを特徴とする芯取り
装置。 - 【請求項2】 回転テーブルに、複数のワーク挟持手段
に回転駆動を与える駆動手段を配設したことを特徴とす
る請求項1記載の芯取り装置。 - 【請求項3】 回転テーブルにワーク挟持手段を識別す
る識別手段を配置したことを特徴とする請求項1記載の
芯取り装置。 - 【請求項4】 ワーク挟持手段にワークの有無を検知す
る検知手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の芯
取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15190392A JPH05337802A (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 芯取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15190392A JPH05337802A (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 芯取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05337802A true JPH05337802A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15528715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15190392A Pending JPH05337802A (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 芯取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05337802A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100426083B1 (ko) * | 2001-11-15 | 2004-04-06 | 주식회사 휴비츠 | 렌즈 블록킹 장치 |
JP2009136958A (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-25 | Olympus Corp | 加工方法および加工装置 |
-
1992
- 1992-06-11 JP JP15190392A patent/JPH05337802A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100426083B1 (ko) * | 2001-11-15 | 2004-04-06 | 주식회사 휴비츠 | 렌즈 블록킹 장치 |
JP2009136958A (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-25 | Olympus Corp | 加工方法および加工装置 |
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