JPH10249693A - 眼鏡レンズの外周加工装置 - Google Patents

眼鏡レンズの外周加工装置

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Publication number
JPH10249693A
JPH10249693A JP7460297A JP7460297A JPH10249693A JP H10249693 A JPH10249693 A JP H10249693A JP 7460297 A JP7460297 A JP 7460297A JP 7460297 A JP7460297 A JP 7460297A JP H10249693 A JPH10249693 A JP H10249693A
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JP
Japan
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lens
processing
grindstone
outer periphery
circumference
Prior art date
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Application number
JP7460297A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kodama
和夫 小玉
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Komatsu Engineering Corp
Original Assignee
Komatsu Engineering Corp
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Publication date
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Publication of JPH10249693A publication Critical patent/JPH10249693A/ja
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼鏡レンズの外周加工装置のレンズクランプ
装置の剛性を高め、加工精度及び生産性を向上する。 【解決手段】 ベッド1に固設した門型の筐体2に取着
したレンズクランプ装置10と、ベッド1に固設したス
タンド3との間で被加工レンズLEを挾持する。レンズ
クランプ装置10の軸芯回りに回転自在に回転テーブル
20を取着し、回転テーブル20の上面に回転軸芯に向
かって水平移動可能な直動テーブル30を搭載する。直
動テーブル30には昇降部材50を昇降自在に取着した
昇降装置40を搭載し、昇降部材50には砥石60を回
動自在に設けたスピンドルユニット53を取着する。砥
石60を自転させながら被加工レンズLEの外周に当接
させて公転し、レンズの外周を任意形状に研削加工す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡レンズを眼鏡
枠に枠入れするために、外周加工する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】眼鏡レンズを眼鏡枠に枠入れするため
に、外周を加工する装置は各種のものが実用化されてい
る。例えば特公平6−39048号公報には、図13に
示す斜視図のようなレンズ研削装置が開示されている。
以下、同図に基づいて従来技術の一例の構成を説明す
る。
【0003】筐体110の前方砥石室111にはガラス
レンズ用の荒砥石112aと、プラスチックレンズ用の
荒砥石112cと、ヤゲン砥石112bと、平精密砥石
112dとからなる砥石112が回転可能に配設されて
おり、この砥石112は砥石回転用モータ113によっ
て回転駆動されるようになっている。筐体110の後方
に左右に移動可能に取着された軸受114にはシャフト
115が軸線方向に摺動自在に軸支され、シャフト11
5にはキャリッジ116の後端部が回動自在に軸支され
ている。キャリッジ116の先端部には被加工レンズL
Eを両側から挾持するクランプロッド117a,117
bが同軸に回転可能に軸支されている。このクランプロ
ッド117a,117bは図示しないモータによりベル
トを介して同期して回転駆動されるようになっている。
【0004】クランプロッド117aはチャッキングハ
ンドル118の回転により軸方向に進退し、被加工レン
ズLEをクランプロッド117aと117bとによって
挾持する。シャフト115の端部はキャリッジ116移
動用のフレーム119の腕部120に嵌着されている。
フレーム119は筐体110に取着されたシャフト12
1により摺動自在に支持されるとともに、送りネジ12
2に螺合している。そして、送りネジ122はモータ1
23に連結している。モータ123を駆動するとフレー
ム119は左右に移動され、シャフト115を介してキ
ャリッジ116が左右に移動されるようになっている。
【0005】被加工レンズLEの外周を加工する場合に
は、チャッキングハンドル118を操作して被加工レン
ズLEをクランプロッド117a,117bにより挾持
する。つぎに、モータ123を駆動してキャリッジ11
6を左右に移動させ、被加工レンズLEを砥石112の
内、所定の種類の砥石(112a〜112c)の位置に
移動させる。つぎに、砥石回転用モータ113により砥
石112を回転させる。つぎに、クランプロッド117
a,117bを同期して回転させるとともに、予め記憶
させた眼鏡レンズの外形形状になるようにキャリッジ1
16をシャフト115を回転中心として揺動させ、被加
工レンズLEの外周部を砥石112に当接させて研削加
工する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においては、以下のような問題がある。 1)被加工レンズを両面から挾持する2つのクランプロ
ッドはベルトを介して同期して回転駆動されるため、十
分な剛性を備えることは困難である。そのため、加工精
度の向上が困難であり、また回転速度を所定値以上に上
げられないので生産性が十分ではない。 2)被加工レンズの外周を荒加工した後、鏡面仕上げす
るときに、位置誤差等によって仕上げ砥石がレンズの外
周に接触せず、仕上げ加工ができない部分が残る場合が
ある。 3)砥石の種類が限定されているので、ガラスやプラス
チック等のレンズの研削や仕上げに対して、最適な粒度
の砥石で加工できない場合がある。このようなときには
オペレータはその都度砥石を交換する必要があり、作業
が面倒で効率が悪い。 4)また、研削加工後のレンズの周長(外周長さを表
す)を計測する周長計測装置や、研削加工前に加工軌跡
に沿った被加工レンズLEの厚みを計測する厚み計測装
置等は、計測時に、それぞれ独立した移動装置により所
定の計測位置に移動するようになっており、このために
装置全体が複雑で、コストも高い。
【0007】本発明は上記の問題点に着目してなされた
もので、加工精度が良く、生産性に優れており、仕上げ
時に未加工部分が残ることはなく、加工に最適の砥石を
容易に選択可能で、かつ、構造簡単でコストの安い眼鏡
レンズの外周加工装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段、作用および効果】上記の
目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、被加
工レンズLEの外周を眼鏡枠の任意形状の軌跡に沿って
研削加工する眼鏡レンズの外周加工装置において、ベッ
ド1上に固設されたスタンド3と、ベッド1上で、か
つ、スタンド3と対向する位置に固設されたレンズクラ
ンプ装置10と、スタンド3及びレンズクランプ装置1
0の間に保持された被加工レンズLEの任意形状の外周
に当接するように、自転しながら公転する砥石60とを
備えた構成としている。
【0009】請求項1に記載の発明によると、ベッドに
固設したスタンド及びレンズクランプ装置の間に被加工
レンズを保持して固定し、砥石をこの被加工レンズの外
周を公転させて研削加工するので、レンズクランプ装置
及びスタンドの剛性を十分に強くでき、被加工レンズが
加工中に安定して保持される。したがって、加工精度を
向上できるとともに、被加工レンズに加える負荷を増大
できるため生産性の向上を図ることができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、被加工レンズL
Eの外周を眼鏡枠の任意形状の軌跡に沿って研削加工す
る眼鏡レンズの外周加工装置において、軸芯を鉛直方向
に向けてベッド1上に固設されたスタンド3と、ベッド
1上で、かつ、スタンド3の上方に固設されると共に、
スタンド3の前記軸芯と同軸上を下方に向けて上下動可
能なクランプロッド13を有し、このクランプロッド1
3及びスタンド3の間に被加工レンズLEを挾持するレ
ンズクランプ装置10と、このレンズクランプ装置10
の軸芯回りに回転自在に配設された回転テーブル20
と、回転テーブル20を回転駆動する回転駆動装置22
と、前記回転テーブル20の上面に、回転軸芯に向かっ
て、または、回転軸芯に向かう軸と平行に水平移動自在
に配設された直動テーブル30と、前記回転テーブル2
0に取着され、直動テーブル30を水平移動させる水平
移動装置31と、前記直動テーブル30の上面に上下動
自在に配設された昇降部材50と、前記直動テーブル3
0に取着され、昇降部材50を昇降させる昇降装置40
と、前記昇降部材50に取着され、砥石60を回転可能
に保持するスピンドルユニット53と、砥石60を回転
駆動するスピンドル回転モータ54と、スピンドル回転
モータ54を駆動して砥石60を回転させると共に、砥
石60が被加工レンズLEの外周を前記軌跡に沿って移
動するように、前記回転駆動装置22、前記水平移動装
置31および前記昇降装置40に指令して前記回転テー
ブル20の回転、前記直動テーブル30の移動、および
前記スピンドルユニット53の上下動を同時制御する制
御器100とを備え、前記砥石60を回転させながら前
記被加工レンズLEの外周を公転させて研削加工するよ
うにしている。
【0011】請求項2に記載の発明によると、ベッドに
固設したスタンド及びレンズクランプ装置の間に被加工
レンズを保持して固定し、砥石を自転しながら被加工レ
ンズの外周を回転させて研削加工できるため、スタンド
及びレンズクランプ装置の剛性を十分に強くすることが
でき、被加工レンズが加工中に安定して保持される。。
これによって、加工精度を向上できるとともに、被加工
レンズに加える負荷を増大できるため生産性を高めるこ
とができる。また、回転テーブルの回動、直動テーブル
の水平移動、及び昇降部材の上下動を同時制御すること
により、砥石を所定軌跡に沿って移動できる。したがっ
て、任意形状のレンズ外周の研削加工が可能である。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
眼鏡レンズの外周加工装置において、前記レンズクラン
プ装置10の前記クランプロッド13の先端部の水平方
向位置を保持するために、前記回転テーブル20に固設
されたブラケット16に取着され、かつ、前記クランプ
ロッド13の先端部を回転自在および上下方向摺動自在
に支持する軸受17を設けた構成としている。
【0013】請求項3に記載の発明によると、クランプ
ロッドの先端部の位置は安定して確実に保持されるの
で、レンズクランプ部の剛性を更に高めることができ
る。よって、加工精度を向上できるとともに、被加工レ
ンズに加える負荷を増大できるため生産性を高めること
ができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項2記載の
眼鏡レンズの外周加工装置において、研削加工中に被加
工レンズLEの外周に前記砥石60を所定の力で押しつ
けて当接させる付勢手段38を備えた構成としている。
【0015】請求項4に記載の発明によると、砥石は加
工中に常時所定の力でレンズ外周に付勢され、砥石と被
加工レンズとは常に当接した状態で加工される。したが
って、未加工部分が発生することはなく、安定して良好
な加工精度が得られる。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項2記載の
眼鏡レンズの外周加工装置において、前記スタンド3の
外周部に円周方向に所定間隔で配置された複数個の交換
用砥石60を備えた構成としている。
【0017】請求項5に記載の発明によると、多種類の
交換用砥石を備えた交換用砥石保管装置(収納マガジ
ン)が簡単な構成で実現されるので、眼鏡レンズの外周
加工装置用の砥石自動交換装置を安価に構成することが
できる。また、レンズの材質や仕上げ精度に応じて最適
の砥石を選択できるので、加工精度および生産性を向上
できる。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項2記載の
眼鏡レンズの外周加工装置において、前記回転テーブル
20上に、加工後のレンズの周長を計測する周長計測装
置91を前記水平移動装置30によって移動可能に設け
た構成としている。
【0019】また請求項7に記載の発明は、請求項2記
載の眼鏡レンズの外周加工装置において、回転テーブル
20上に、加工前に被加工レンズLEの加工軌跡に沿っ
た厚みを計測する厚み計測装置92を前記水平移動装置
30によって移動可能に設けた構成としている。
【0020】また請求項8に記載の発明は、請求項2記
載の眼鏡レンズの外周加工装置において、回転テーブル
20上に、加工後のレンズの所定位置に穿孔するドリル
装置94を前記水平移動装置30によって移動可能に設
けた構成としている。
【0021】また請求項9に記載の発明は、請求項2記
載の眼鏡レンズの外周加工装置において、回転テーブル
20上に、加工後のレンズの穿孔位置にマークするマー
キング装置93を前記水平移動装置30によって移動可
能に設けている。
【0022】請求項6、7、8又は9記載の発明による
と、周長計測装置、厚み計測装置、ドリル装置及びマー
キング装置等の各作業器を独立した移動装置なしに回転
テーブル上に搭載し、回転テーブル上の前記直動テーブ
ルの水平移動装置によって移動可能としている。したが
って、各作業器の設置構造が簡単になり、コストを安価
に構成できる。
【0023】請求項11に記載の発明は、請求項5記載
の眼鏡レンズの外周加工装置において、前記スピンドル
ユニット53の下端部に配設され、前記砥石60を脱着
可能に保持するコレットチャック56と、このコレット
チャック56に前記砥石60の脱着動作を行わせるスピ
ンドルユニット砥石着脱手段106と、砥石交換時に、
前記回転駆動装置22、水平移動装置31及び昇降装置
40に駆動指令を出力して前記コレットチャック56を
移動して現在の砥石60の保管位置、及び交換用の砥石
60の保管位置に順次位置決めし、この各保管位置でそ
れぞれ前記スピンドルユニット砥石着脱手段106にア
ンクランプ指令又はクランプ指令を出力して砥石60の
脱着動作を行う制御器100とを備えた構成としてい
る。
【0024】請求項11に記載の発明によると、砥石交
換時に、自動的にコレットチャックを現在の砥石の保管
位置又は交換用砥石の保管位置に移動させ、その位置で
コレットチャックを拡径又は縮径して砥石の交換が行え
る。この結果、加工に最適な砥石の選択及び交換が容易
に可能となり、研削加工の作業効率を向上できる。
【0025】請求項12に記載の発明は、請求項6,
7,8又は9記載の眼鏡レンズの外周加工装置におい
て、前記回転テーブル20上で、かつ、研削加工時にス
ピンドルユニット53と干渉しない所定位置に、前記周
長計測装置91、厚み計測装置92、ドリル装置94お
よびマーキング装置93の作業器90の内、少なくとも
いずれか2つ以上の作業器90を配設するとともに、こ
の配設した作業器90のいずれか1つを選択して前記レ
ンズクランプ装置10の近傍の作業可能位置に移動させ
る選択移動手段80を備えた構成としている。
【0026】請求項12に記載の発明によると、2つ以
上の種類の作業器をスピンドルユニットと干渉しないよ
うな離れた所定位置に搭載しており、この作業器で作業
(例えば周長計測、厚み計測等)を行わせるときは、こ
の特定の作業に応じた作業器を選択して前記所定位置か
らレンズ近傍の作業可能位置に移動させるようにしてい
る。したがって、各作業器を常時レンズ近傍の作業可能
位置に設置しておく必要がなくなるので、レンズ近傍外
周部の装置構造を簡単化できる。
【0027】請求項10に記載の発明は、請求項2記載
の眼鏡レンズの外周加工装置において、加工後のレンズ
の周長を計測する周長計測装置91を付設すると共に、
前記制御器100は、予めレンズの周長の加工目標値を
記憶しておき、加工後に前記周長計測装置91により計
測した周長計測値と前記記憶した周長の加工目標値との
差値を演算し、前記周長計測値の方が大きい場合に、前
記差値が小さくなるように再度レンズ外周を小さく加工
する制御指令を前記回転駆動装置22、前記水平移動装
置31、前記昇降装置40及び前記スピンドルユニット
53に出力するようにしている。
【0028】また請求項13に記載の発明は、請求項6
または請求項12記載の眼鏡レンズの外周加工装置にお
いて、予めレンズの周長の加工目標値を記憶しておき、
加工後に前記周長計測装置91により計測した周長計測
値と前記記憶した周長の加工目標値との差値を演算し、
前記周長計測値の方が大きい場合に、前記差値が小さく
なるように再度レンズ外周を小さく加工する制御指令を
前記回転駆動装置22、前記水平移動装置31、前記昇
降装置40及び前記スピンドルユニット53に出力する
制御器100を設けた構成としている。
【0029】請求項10又は13に記載の発明による
と、加工後のレンズの周長を計測しながら自動的に加工
目標値に適合した周長のレンズを加工することができる
ので、高精度で均一に加工でき、また歩留りが良く生産
性を向上できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る眼鏡レンズ
の外周加工装置の実施形態について、図面を参照して詳
述する。
【0031】図1は外周加工装置の全体構成を示す側面
一部断面図であり、図2は平面図である。ベッド1には
門型の筐体2が固設されており、筐体2の上部の中央部
には上下動自在にレンズクランプ装置10が設けられて
いる。また、ベッド1の中央部で、かつ、レンズクラン
プ装置10の下方には、レンズクランプ装置10の軸芯
上にスタンド3が固設されており、このスタンド3とレ
ンズクランプ装置10との間で被加工レンズLEを挾持
するようになっている。スタンド3の高さ方向略中央部
の外側には、平面視が円形で、かつ、中空箱状の回転テ
ーブル20が配設されており、この回転テーブル20の
下面板21が軸受4を介してスタンド3に回転自在に取
着されている。そして、回転テーブル20は回転駆動装
置22によってスタンド3の軸芯回りに回転駆動される
ようになっている。
【0032】また、回転テーブル20の上面には、直動
テーブル30が回転テーブル20の半径方向に水平移動
可能に搭載されており、この直動テーブル30は水平移
動装置31により回転テーブル20に対して水平移動さ
れるようになっている。直動テーブル30の上面には昇
降装置40が取着され、昇降装置40には昇降部材50
が昇降自在に取着されている。さらに、この昇降部材5
0には、砥石60を回転可能に保持したスピンドルユニ
ット53が取着されている。
【0033】また、スタンド3の上部外周で、かつ、回
転テーブル20の内方には交換用砥石保管装置70が配
設されており、所要の砥石を選択することができるよう
になっている。さらに、回転テーブル20の上面には、
作業器選択移動手段80が設けられ、また、加工後のレ
ンズの周長を計測する周長計測装置、加工前に被加工レ
ンズLEの加工軌跡に沿った厚みを計測する厚み計測装
置、レンズの所定位置に孔を開けるドリル装置、及び、
レンズの孔開け位置をマークするマーキング装置等の作
業器90の内、少なくともいずれか2つ以上が配設され
ている。そして前記作業器選択移動手段80により、こ
れらの作業器90の内、所要の作業目的に応じたいずれ
か1つの作業器90を選択して所定位置まで移動させ、
各作業ができるようになっている。
【0034】上記に示したような構成であるので、砥石
60は自転しながら、レンズクランプ装置10とスタン
ド3との間に保持された被加工レンズLEの周囲を公転
し、しかも、昇降可能ならびに半径方向に水平移動可能
であるため、任意形状のレンズの外周を加工することが
できる。また、レンズクランプ装置10及びスタンド3
は回転せずに被加工レンズLEを保持するだけなので、
剛性を高めることが可能であり、これによって加工精度
および生産速度の向上が図れる。
【0035】以下に各装置の実施形態について、順次詳
細説明する。 (レンズクランプ装置)図3は、レンズクランプ装置1
0の構成を示している。筐体2の上部中央にはスタンド
3と同軸上に、かつ、下方に向けたピストン12を有す
る油圧シリンダ11が取着され、この上下動自在なピス
トン12の下部にはクランプロッド13が結合されてい
る。クランプロッド13の下端部にはパッド14が取着
され、また、スタンド3の上端部にはパッド15が設け
られており、前記パッド14とパッド15との間で被加
工レンズLEが挾持されるようになっている。また、ピ
ストン12は図示しない油圧源からの圧油により上下動
し、被加工レンズLEをクランプしたりアンクランプす
る。なお、クランプロッド13は上昇時には図3に示す
細い2点鎖線の位置まで上昇する。クランプロッド13
の下部で、かつ、パッド14の上方は、回転テーブル2
0に固設されたブラケット16に取着された軸受17に
より回転自在ならびに上下方向に摺動自在に支持され、
これにより水平方向の位置を保持している。このため、
クランプロッド13の下端部が外力により変位する量は
極めて少なく、剛性の高いレンズクランプ装置が構成さ
れる。したがって、加工精度の向上および生産速度の向
上を図ることができる。
【0036】(回転テーブル回転駆動装置)また、図1
に示したように、前記回転駆動装置22は、回転テーブ
ル20の下面板21の下面に固設された大歯車23と、
スタンド3に取着された回転モータ24と、この回転モ
ータ24の出力軸に取着され、かつ、前記大歯車23と
噛合する小歯車25とから構成されている。回転テーブ
ル20は回転モータ24により小歯車25および大歯車
23を介して回転駆動されるが、大歯車23の外径は被
加工レンズLEの外径より十分に大きいため、歯車のバ
ックラッシュがあっても研削加工精度に及ぼす影響を非
常に小さくすることができる。
【0037】(直動テーブル水平移動装置)図4は、水
平移動装置31の構成を示す側面一部断面図である。直
動テーブル30は回転テーブル20の上面に固設された
水平ガイドレール26に摺動可能に係合しており、スタ
ンド3の軸芯に対して半径方向に移動可能である。回転
テーブル20に固設されたブラケット27に移動モータ
32が取着されており、この移動モータ32の出力軸3
3は軸受34を介してブラケット27に支持されてい
る。この出力軸33には、水平ネジ33aが取着されて
いる。直動テーブル30の上面には上方に開口したコ形
ブラケット35が固設され、コ形ブラケット35にはメ
ネジ36を有するブロック37が摺動可能に内設されて
いる。そして、ブロック37の一端面37aはコ形ブラ
ケット35の一方の内壁35aに当接しており、またブ
ロック37の他端面37bとコ形ブラケット35の他方
の内壁35bとの間には、加工時に直動テーブル30を
被加工レンズLEの方向に所定の力で付勢する付勢手段
38(例えば、バネ等の弾性部材)が介装されている。
本実施形態では、付勢手段38としてバネ(以後、バネ
38と呼ぶ)を用いている。前記水平ネジ33aとブロ
ック37のメネジ36とは螺合しており、移動モータ3
2が水平ネジ33aを回転することによりブロック3
7、バネ38及びコ形ブラケット35を介して直動テー
ブル30が水平ガイドレール26に沿って移動するよう
になっている。なお、本実施形態では、直動テーブル3
0は回転テーブル20の回転軸芯に向かって水平移動自
在となっているが、これに限定されずに、例えば、砥石
60が被加工レンズLEを加工できる範囲内において前
記回転軸芯に向かう軸と平行に水平移動自在であればよ
い。
【0038】このときの、水平移動装置31の作動につ
いて説明する。移動モータ32を回転駆動すると水平ネ
ジ33aは回転し、ブロック37は水平移動する。ブロ
ック37をスタンド3から離す方向に移動する場合に
は、ブロック37の一端面37aはコ形ブラケット35
の一方の内壁35aに当接して直動テーブルを図に示す
細い破線の位置まで移動させる。また、ブロック37を
スタンド3に近づける方向に移動する場合には、ブロッ
ク37の他端面37bはバネ38を介してコ形ブラケッ
トの他方の内壁35bを押圧し、これにより直動テーブ
ル30を移動させる。そして、加工時に砥石60を被加
工レンズLEの外周に当接させるときは、バネ38を所
定量縮ませた状態で当接させる。したがって、砥石60
はバネ38の付勢力によって被加工レンズLEへ所定の
当接力で常時押圧されており、この結果精度のよい加工
ができる。また、バネ38の上記付勢力があるため、砥
石60と被加工レンズLE間の距離に多少の誤差が生じ
ても砥石60は常に被加工レンズLEの外周に接触する
ことができ、未加工部分が生じる恐れはない。
【0039】(昇降部材昇降装置)図5は昇降装置40
の側面断面図である。直動テーブル30の一端側上面に
は昇降フレーム41が垂直に固設されており、この昇降
フレーム41の上端部に設けられたボス42に昇降ネジ
44が軸受43を介して回転自在に支持されている。昇
降ネジ44の上端にはベルトプーリ45が固設されてお
り、ベルトプーリ45は昇降フレーム41に取着された
昇降モータ46の出力軸とベルト47を介して連結され
ている。また、昇降フレーム41には垂直ガイドレール
48が上下方向に固設されており、この垂直ガイドレー
ル48には昇降部材50が上下方向に移動可能に係合さ
れている。昇降部材50にはメネジ51を有するボス5
2が固設されており、前記昇降ネジ44とメネジ51は
螺合している。これによって、昇降モータ46を駆動す
ることにより昇降部材50は垂直ガイドレール48に沿
って昇降し、図に細い2点鎖線で示す位置まで上昇した
り、あるいは細い破線で示す位置まで下降したりする。
【0040】(スピンドルユニット)図5に示すよう
に、昇降部材50にはスピンドルユニット53が取着さ
れており、スピンドルユニット53の下端部には砥石6
0が回転自在に取着されている。また、図2に示したよ
うに、スピンドルユニット53の側面にはスピンドル回
転モータ54が配設されており、前記砥石60はこのス
ピンドル回転モータ54によりベルト55を介して回転
駆動されるようになっている。さらに、スピンドルユニ
ット53は下端部にコレットチャック56を内設してお
り、前記砥石60を着脱自在としている。
【0041】(交換用砥石保管装置)図6は図1のA−
A断面図で、交換用砥石保管装置70の平面図を示して
おり、また図7は図6のB−B断面図である。スタンド
3には保持プレート71が固設されており、保持プレー
ト71の外周部には円周方向に所定間隔で複数の保持孔
72が穿設されている。各砥石60の先端側、つまり、
前記コレットチャック56にクランプされる砥石60の
クランプ軸60aと反対側には、突起部61が突出して
設けられており、前記各保持孔72には交換用の砥石6
0の前記突起部61が挿入される。これにより、複数の
交換用の砥石60が交換用砥石保管装置70に保持され
るようになっている。
【0042】砥石60を交換する場合には、図8に示す
ように、回転駆動装置22、水平移動装置31及び昇降
装置40をそれぞれ作動させてスピンドルユニット53
を所要の交換用の砥石60の位置に移動させ、コレット
チャック56によって砥石60の着脱を行うようになっ
ている。上記構成によると、多種類の交換用砥石の保管
が可能であり、したがって、例えば被加工レンズLEの
材質がガラスやプラスティック等のように変わっても、
材質に適した砥石を用いて研削できる。また、同じ材質
であっても、加工作業目的(例えば、荒研削、仕上げ、
鏡面仕上げ等)に応じて最適な砥石を選択する必要があ
るが、この場合にも適切な砥石を自動的に選択して交換
できる。よって、作業者の砥石交換時の作業負荷を軽減
でき、生産性を高めることができる。
【0043】(作業器選択移動手段)また、図9は作業
器選択移動手段80の平面図を示し、図10は図9のC
−C断面図を示している。回転テーブル20の上面に固
設された一対のガイドレール28、28に、直動テーブ
ル30を跨いで移動テーブル81が摺動可能に係合して
いる。移動テーブル81の上面には所定の個数のガイド
82が固設されており、このガイド82には作業器90
が摺動可能に係合している。作業器90は例えば周長計
測装置、厚み計測装置、ドリル装置およびマーキング装
置等からなり、通常はこれらの作業器90の内少なくと
もいずれか2つ以上が配設されている。本実施形態にお
いては、周長計測装置91、厚み計測装置92およびマ
ーキング装置93が搭載されている。これらの搭載位置
は、図1に示すようにスピンドルユニット50で加工時
にスピンドルユニット50と干渉しない、十分に離れた
位置に設定されている。したがって、作業器90で作業
する場合には、被加工レンズLE近傍まで位置を移動さ
せる必要がある。
【0044】直動テーブル30の側面にはロッド83が
固設されており、ロッド83の先端部は移動テーブル8
1に設けられたロッキングスリーブ84に挿入可能にな
っている。また、直動テーブル30の上部には一対の回
動ロッド85,85が回動自在に取着されており、この
回動ロッド85,85を所定の角度位置に回動させるこ
とにより回動ロッド85,85の先端部が作業器90に
それぞれ設けられたロッキングスリーブ95に挿入され
るようになっている。
【0045】つぎに、上記作業器選択移動手段の作動に
ついて説明する。例えば周長計測装置91を選択する場
合には、図9に示すように回動ロッド85を所定角度回
動させ、この回動ロッド85の先端部を周長計測装置9
1のロッキングスリーブ95に挿入する。この後、ロッ
キングスリーブ95は回動ロッド85の先端部をロック
する。この状態で直動テーブル30を白矢印方向に移動
させ、周長計測装置91をガイド82に沿って細い破線
の位置まで移動させる。つぎに、ロッキングスリーブ9
5のロックを解除した後、直動テーブル30を元の実線
の位置に戻し、ロッド83の先端部を移動テーブル81
のロッキングスリーブ84に挿入し、ロッキングスリー
ブ84をロックさせる。つぎに、図11に示すように、
直動テーブル30を白矢印方向に移動させる。これによ
り移動テーブル81はガイドレール28に沿って白矢印
方向に移動し、移動テーブル81および周長計測装置9
1は細い破線で示す位置まで移動する。この結果、周長
計測装置91はレンズクランプ装置10の近傍まで移動
して作業可能となる。
【0046】上記のように、各種の作業器90を選択
し、水平移動装置31によって各作業器90を所定の作
業位置まで移動させることができるため、各作業器毎に
駆動装置を設ける必要がなくなる。したがって、装置の
構造が簡単になり、コストの安い装置を構成できる。ま
た、作業効率を向上することができる。
【0047】つぎに、本発明に係る眼鏡レンズの外周加
工装置の制御装置について説明する。図12は、この制
御構成を示すブロック図である。制御器100は例えば
マイクロコンピュータ等を主体としたコンピュータ装置
により構成されており、記憶装置101を備えている。
この記憶装置101には、研削加工を制御するためのパ
ラメータ、被加工レンズの加工データ等が記憶されてい
る。厚み計測装置92は、制御器100からの厚み計測
指令に基づいて、研削加工前に被加工レンズLEの加工
軌跡に沿った厚みを計測するものであり、この計測した
厚み情報は制御器100に出力され、記憶装置101に
記憶される。なお、この厚み情報に基づいて、制御器1
00は研削時のスピンドル回転モータ54の回転数やト
ルク等を制御することができる。周長計測装置91は、
制御器100からの周長計測指令に基づいて、研削加工
後のレンズの周長を計測するものであり、この計測した
周長データは制御器100に出力される。制御器100
はこの周長データと、予め記憶装置101に記憶されて
いる周長の加工目標値との差を演算し、この差値が小さ
くなるように再度研削するための各軸モータの制御指令
値を演算して出力する。
【0048】また、ドリル装置94は、研削加工後のレ
ンズの所定位置に、眼鏡の左右のレンズ間を連結するブ
リッジフレームをネジ等で固定するための孔を穿孔する
ものである。ドリル装置94は、制御器100からの穿
孔位置データ及びドリル開始指令に基づいて穿孔する。
マーキング装置93は、前記ドリル装置94を作業器と
して本加工装置に備えていない場合に、上記のブリッジ
フレーム固定用の孔を他の外部ドリル手段で穿孔するた
めに、その穿孔位置をマークするものである。マーキン
グ装置93は、制御器100からのマーキング位置デー
タ及びマーキング開始指令に基づいてマークする。
【0049】また、指令手段102は、制御器100に
各種の制御データ、パラメータ等を設定したり、作業モ
ードを選択するための各種スイッチで構成されている。
例えば、所定の砥石を選択して交換するための砥石選択
スイッチ、周長の加工目標値の設定スイッチ、作業器9
0の内から特定のものを選択して作業するための作業器
選択スイッチ等が備えられている。
【0050】また、レンズクランプ装置10は前述のよ
うに油圧シリンダ11により上下動して被加工レンズL
Eをクランプするものであり、制御器100からのクラ
ンプ指令又はアンクランプ指令によって作動する。スピ
ンドル回転モータ54は前述のように砥石60を回転駆
動しており、制御器100からの駆動信号によって回転
数及び/又は回転トルクが制御される。
【0051】昇降(Z軸)モータ46は前述のように昇
降部材50を昇降駆動することによってスピンドルユニ
ット53の砥石60を上下動しており、制御器100か
らの駆動信号によって砥石60の高さ(Z軸位置)を制
御している。昇降(Z軸)モータ46にはこのZ軸位置
を検出するZ軸位置センサ103が設けられており、こ
の位置検出信号は制御器100にフィードバックされ
る。移動(Y軸)モータ32は前述のように直動テーブ
ル30を水平移動させており、制御器100からの駆動
信号によって直動テーブル30の位置(Y軸位置)を制
御している。移動(Y軸)モータ32にはこのY軸位置
を検出するY軸位置センサ104が設けられており、こ
の位置検出信号は制御器100にフィードバックされ
る。
【0052】回転(θ軸)モータ24は前述のように回
転テーブル20をレンズクランプ装置10の軸芯回りに
回転駆動しており、制御器100からの駆動信号によっ
て回転テーブル20の回転角度(θ軸位置)を制御して
いる。回転(θ軸)モータ24にはこのθ軸位置を検出
するθ軸位置センサ105が設けられており、この位置
検出信号は制御器100にフィードバックされる。スピ
ンドルユニット砥石着脱手段106は前述のようにコレ
ットチャック56のコレット(図示せず)を拡径又は縮
径して砥石60を自動的に脱着するものであり、制御器
100からのクランプ指令又はアンクランプ信号によっ
て脱着を行う。
【0053】計測/ドリル/マーキング装置選択移動手
段(作業器選択移動手段)80は、前述のように作業器
90の内、特定の作業器、例えば周長計測装置91、厚
み計測装置92、マーキング装置93又はドリル装置9
4等を選択し、その作業を行う所定位置に水平移動装置
31の駆動を利用して移動させる。制御器100からの
作業器制御指令に基づいて、移動モータ32による直動
テーブル30の移動と同期させながら、対応する回動ロ
ッド85の回動、及びロッキングスリーブ95又はロッ
キングスリーブ84のロックを制御して特定の作業器を
移動させる。
【0054】以下に、各制御について説明する。 (砥石自動交換制御)オペレータが指令手段102(例
えば砥石選択スイッチ等)により制御器100に砥石選
択指令信号を発信すると、制御器100はZ軸位置セン
サ103、Y軸位置センサ104およびθ軸位置センサ
105からの位置検出信号を入力して監視しながら、回
転モータ24、移動モータ32および昇降モータ46に
駆動信号を出力して作動させ、前述の(交換用砥石保管
装置)の項で詳述したように、まず現在の砥石を保管す
べき位置にスピンドルユニット53を移動させる。この
後、制御器100はスピンドルユニット砥石着脱手段1
06にアンクランプ指令を出力してコレットチャック5
6のコレット(図示せず)を拡径し、現在の砥石60を
所定保管位置に保管する。つぎに、スピンドルユニット
53を所定位置まで上昇させた後、回転モータ24を回
転させて選択した砥石の保管位置にスピンドルユニット
53を移動させる。そして、スピンドルユニット53を
所定位置まで下降させ、スピンドルユニット砥石着脱手
段106にクランプ指令を出力して前記コレットを縮径
し、所定の砥石60をクランプする。これにより、砥石
交換が自動的に行われるので交換時の作業性がよく、し
かも加工に最適の砥石60を選択できるため、加工精度
の向上及び加工作業の能率向上が図れる。
【0055】(レンズの周長制御)指令手段102から
のデータ設定により、研削加工前に予め制御器100の
記憶装置101にレンズの周長の加工目標値を記憶して
おく。つぎに、制御器100は、実際に被加工レンズL
Eを研削加工した後、周長計測装置91によって加工レ
ンズの周長を計測し、この計測値を入力して前記記憶し
ている周長の加工目標値との差値を演算する。そして、
計測値が加工目標値より大きい場合には、その差値が小
さくなるように再度レンズの外周を均一に小さく研削す
る駆動信号を回転モータ24、移動モータ32、昇降モ
ータ46およびスピンドルモータ54に出力する。これ
により、周長の精度が極めて高い研削加工を自動的に行
うことができる。
【0056】(作業器選択制御) オペレータが指令手
段102(例えば作業器選択スイッチ等)により制御器
100に作業指令信号を発信すると、制御器100は計
測/ドリル/マーキング装置選択移動手段80に作業器
制御指令を出力する。これに基づいて、前述の(作業器
選択移動手段)の項で詳述したように、周長計測装置9
1、厚み計測装置92、マーキング装置93およびドリ
ル装置94等の作業器90の内から、前記作業器制御指
令に対応した所要の作業器90が自動的に選択され、水
平移動装置31により所定の作業位置まで移動して作業
を行うことができる。したがって、作業効率は向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る眼鏡レンズの外周加工装置の側面
一部断面図である。
【図2】本発明に係る眼鏡レンズの外周加工装置の平面
図である。
【図3】本発明に係る外周加工装置のレンズクランプ装
置の側面断面図である。
【図4】本発明に係る外周加工装置の水平移動装置の側
面一部断面図である。
【図5】本発明に係る外周加工装置の昇降装置の側面断
面図である。
【図6】本発明に係る外周加工装置の交換用砥石保管装
置の平面図である。
【図7】図6のB−B断面図である。
【図8】本発明に係る外周加工装置の砥石交換作業の説
明図である。
【図9】本発明に係る外周加工装置の作業器選択移動手
段の平面図である。
【図10】本発明に係る外周加工装置の作業器選択移動
手段の正面図である。
【図11】本発明に係る外周加工装置の作業器選択移動
作業の説明図である。
【図12】本発明の外周加工装置の制御構成ブロック図
である。
【図13】従来技術に係る眼鏡レンズの外周加工装置の
一例の斜視図である。
【符号の説明】
1…ベッド、2…筐体、3…スタンド、10…レンズク
ランプ装置、11…油圧シリンダ、13…クランプロッ
ド、17…軸受、20…回転テーブル、24…回転モー
タ、30…直動テーブル、31…水平移動装置、32…
移動モータ、35…コ形ブラケット、37…ブロック、
38…付勢手段、40…昇降装置、46…昇降モータ、
50…昇降部材、53…スピンドルユニット、54…ス
ピンドル回転モータ、60…砥石、70…交換用砥石保
管装置、80…作業器選択移動手段、90…作業器、1
00…制御器。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工レンズ(LE)の外周を眼鏡枠の任意
    形状の軌跡に沿って研削加工する眼鏡レンズの外周加工
    装置において、 ベッド(1) 上に固設されたスタンド(3) と、 ベッド(1) 上で、かつ、スタンド(3) と対向する位置に
    固設されたレンズクランプ装置(10)と、 スタンド(3) 及びレンズクランプ装置(10)の間に保持さ
    れた被加工レンズ(LE)の任意形状の外周に当接するよう
    に、自転しながら公転する砥石(60)とを備えたことを特
    徴とする眼鏡レンズの外周加工装置。
  2. 【請求項2】 被加工レンズ(LE)の外周を眼鏡枠の任意
    形状の軌跡に沿って研削加工する眼鏡レンズの外周加工
    装置において、 軸芯を鉛直方向に向けてベッド(1) 上に固設されたスタ
    ンド(3) と、 ベッド(1) 上で、かつ、スタンド(3) の上方に固設され
    ると共に、スタンド(3) の前記軸芯と同軸上を下方に向
    けて上下動可能なクランプロッド(13)を有し、このクラ
    ンプロッド(13)及びスタンド(3) の間に被加工レンズ(L
    E)を挾持するレンズクランプ装置(10)と、 このレンズクランプ装置(10)の軸芯回りに回転自在に配
    設された回転テーブル(20)と、 回転テーブル(20)を回転駆動する回転駆動装置(22)と、 前記回転テーブル(20)の上面に、回転軸芯に向かって、
    または、回転軸芯に向かう軸と平行に水平移動自在に配
    設された直動テーブル(30)と、 前記回転テーブル(20)に取着され、直動テーブル(30)を
    水平移動させる水平移動装置(31)と、 前記直動テーブル(30)の上面に上下動自在に配設された
    昇降部材(50)と、 前記直動テーブル(30)に取着され、昇降部材(50)を昇降
    させる昇降装置(40)と、前記昇降部材(50)に取着され、
    砥石(60)を回転可能に保持するスピンドルユニット(53)
    と、 砥石(60)を回転駆動するスピンドル回転モータ(54)と、 スピンドル回転モータ(54)を駆動して砥石(60)を回転さ
    せると共に、砥石(60)が被加工レンズ(LE)の外周を前記
    軌跡に沿って移動するように、前記回転駆動装置(22)、
    前記水平移動装置(31)および前記昇降装置(40)に指令し
    て前記回転テーブル(20)の回転、前記直動テーブル(30)
    の移動、および前記スピンドルユニット(53)の上下動を
    同時制御する制御器(100) とを備え、前記砥石(60)を回
    転させながら前記被加工レンズ(LE)の外周を公転させて
    研削加工することを特徴とする眼鏡レンズの外周加工装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の眼鏡レンズの外周加工装
    置において、 前記レンズクランプ装置(10)の前記クランプロッド(13)
    の先端部の水平方向位置を保持するために、前記回転テ
    ーブル(20)に固設されたブラケット(16)に取着され、か
    つ、前記クランプロッド(13)の先端部を回転自在および
    上下方向摺動自在に支持する軸受(17)を設けたことを特
    徴とする眼鏡レンズの外周加工装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の眼鏡レンズの外周加工装
    置において、 研削加工中に被加工レンズ(LE)の外周に前記砥石(60)を
    所定の力で押しつけて当接させる付勢手段(38)を備えた
    ことを特徴とする眼鏡レンズの外周加工装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の眼鏡レンズの外周加工装
    置において、 前記スタンド(3) の外周部に円周方向に所定間隔で配置
    された複数個の交換用砥石(60)を備えたことを特徴とす
    る眼鏡レンズの外周加工装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の眼鏡レンズの外周加工装
    置において、 前記回転テーブル(20)上に、加工後のレンズの周長を計
    測する周長計測装置(91)を前記水平移動装置(30)によっ
    て移動可能に設けたことを特徴とする眼鏡レンズの外周
    加工装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の眼鏡レンズの外周加工装
    置において、 前記回転テーブル(20)上に、加工前に被加工レンズ(LE)
    の加工軌跡に沿った厚みを計測する厚み計測装置(92)を
    前記水平移動装置(30)によって移動可能に設けたことを
    特徴とする眼鏡レンズの外周加工装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の眼鏡レンズの外周加工装
    置において、 前記回転テーブル(20)上に、加工後のレンズの所定位置
    に穿孔するドリル装置(94)を前記水平移動装置(30)によ
    って移動可能に設けたことを特徴とする眼鏡レンズの外
    周加工装置。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の眼鏡レンズの外周加工装
    置において、 前記回転テーブル(20)上に、加工後のレンズの穿孔位置
    にマークするマーキング装置(93)を前記水平移動装置(3
    0)によって移動可能に設けたことを特徴とする眼鏡レン
    ズの外周加工装置。
  10. 【請求項10】 請求項2記載の眼鏡レンズの外周加工
    装置において、 加工後のレンズの周長を計測する周長計測装置(91)を付
    設すると共に、 前記制御器(100) は、予めレンズの周長の加工目標値を
    記憶しておき、加工後に前記周長計測装置(91)により計
    測した周長計測値と前記記憶した周長の加工目標値との
    差値を演算し、前記周長計測値の方が大きい場合に、前
    記差値が小さくなるように再度レンズ外周を小さく加工
    する制御指令を前記回転駆動装置(22)、前記水平移動装
    置(31)、前記昇降装置(40)及び前記スピンドルユニット
    (53)に出力することを特徴とする眼鏡レンズの外周加工
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項5記載の眼鏡レンズの外周加工
    装置において、 前記スピンドルユニット(53)の下端部に配設され、前記
    砥石(60)を脱着可能に保持するコレットチャック(56)
    と、 このコレットチャック(56)に前記砥石(60)の脱着動作を
    行わせるスピンドルユニット砥石着脱手段(106) と、 砥石交換時に、前記回転駆動装置(22)、水平移動装置(3
    1)及び昇降装置(40)に駆動指令を出力して前記コレット
    チャック(56)を移動して現在の砥石(60)の保管位置、及
    び交換用の砥石(60)の保管位置に順次位置決めし、この
    各保管位置でそれぞれ前記スピンドルユニット砥石着脱
    手段(106) にアンクランプ指令又はクランプ指令を出力
    して砥石(60)の脱着動作を行う制御器(100) とを備えた
    ことを特徴とする眼鏡レンズの外周加工装置。
  12. 【請求項12】 請求項6,7,8又は9記載の眼鏡レ
    ンズの外周加工装置において、 前記回転テーブル(20)上で、かつ、研削加工時にスピン
    ドルユニット(53)と干渉しない所定位置に、前記周長計
    測装置(91)、厚み計測装置(92)、ドリル装置(94)および
    マーキング装置(93)の作業器(90)の内、少なくともいず
    れか2つ以上の作業器(90)を配設するとともに、 この配設した作業器(90)のいずれか1つを選択して前記
    レンズクランプ装置(10)の近傍の作業可能位置に移動さ
    せる選択移動手段(80)を備えたことを特徴とする眼鏡レ
    ンズの外周加工装置。
  13. 【請求項13】 請求項6または請求項12記載の眼鏡
    レンズの外周加工装置において、 予めレンズの周長の加工目標値を記憶しておき、加工後
    に前記周長計測装置(91)により計測した周長計測値と前
    記記憶した周長の加工目標値との差値を演算し、前記周
    長計測値の方が大きい場合に、前記差値が小さくなるよ
    うに再度レンズ外周を小さく加工する制御指令を前記回
    転駆動装置(22)、前記水平移動装置(31)、前記昇降装置
    (40)及び前記スピンドルユニット(53)に出力する制御器
    (100) を設けたことを特徴とする眼鏡レンズの外周加工
    装置。
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