JP2018024026A - 心押台 - Google Patents

心押台 Download PDF

Info

Publication number
JP2018024026A
JP2018024026A JP2016155490A JP2016155490A JP2018024026A JP 2018024026 A JP2018024026 A JP 2018024026A JP 2016155490 A JP2016155490 A JP 2016155490A JP 2016155490 A JP2016155490 A JP 2016155490A JP 2018024026 A JP2018024026 A JP 2018024026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
tailstock
ram
center
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016155490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6788245B2 (ja
Inventor
紀久利 岡田
Kikutoshi Okada
紀久利 岡田
久徳 中根
Hisanori Nakane
久徳 中根
孝一 斎藤
Koichi Saito
孝一 斎藤
和秀 小山
Kazuhide Koyama
和秀 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
JTEKT Grinding Systems Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Houko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp, Houko Co Ltd filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2016155490A priority Critical patent/JP6788245B2/ja
Priority to CN201710646675.7A priority patent/CN107695877B/zh
Publication of JP2018024026A publication Critical patent/JP2018024026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6788245B2 publication Critical patent/JP6788245B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B41/00Component parts such as frames, beds, carriages, headstocks
    • B24B41/06Work supports, e.g. adjustable steadies
    • B24B41/061Work supports, e.g. adjustable steadies axially supporting turning workpieces, e.g. magnetically, pneumatically
    • B24B41/062Work supports, e.g. adjustable steadies axially supporting turning workpieces, e.g. magnetically, pneumatically between centres; Dogs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B49/00Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation
    • B24B49/16Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation taking regard of the load
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B55/00Safety devices for grinding or polishing machines; Accessories fitted to grinding or polishing machines for keeping tools or parts of the machine in good working condition

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Turning (AREA)

Abstract

【課題】同一の心押台において、ワークの加工条件(ワークの各研削工程)に対応して、ワークに対する心押台センタの押付け力を変更可能とすることである。【解決手段】心押台40は、センタ軸線SJ方向に往復移動可能に案内支持されるラム144と、ラムと一体にセンタ軸線方向に往復移動するスピンドル142と、スピンドルの一端に設けられた心押台センタ42と、スピンドルを回転駆動する回転駆動モータ143と、ラムに対して往復移動可能に案内支持される連結板150と、ラムおよび連結板の間に配置される第1バネ158および第2バネ159と、を備えている。連結板は、第1バネをラムに対して押圧しかつ第2バネをラムに対して押圧しない第1押圧範囲と、第1バネおよび第2バネをともにラムに対して押圧する第2押圧範囲と、を移動する。【選択図】図2

Description

本発明は、心押台に関する。
特許文献1に開示された研削盤においては、相対向する主軸台センタと心押台センタによって、円柱状のワークの両端部がそれぞれ支持されている。心押台センタは、主軸台のセンタの側に押付けられている。この押付け状態の下、両センタは回転駆動される。両センタが回転駆動されると、ワークは、両センタとの摩擦力によって回転する。このように両センタによってワークを回転駆動するタイプの研削盤においては、例えばワークの外周面の一部に駆動金具を取付けて、この駆動金具によってワークを回転させるタイプの研削盤とは異なり、ワークの外周面をその両端に亘って研削できる。
特許文献1に開示された研削盤の心押台は、ワークに対して心押台センタを押付けるためのセンタ加圧装置を備えている。センタ加圧装置には圧縮バネが設けられている。この圧縮バネの伸縮量に応じた弾性力が心押台センタの押付け力となる。圧縮バネは、伸縮量を調節可能に設けられている。圧縮バネの伸縮量を変更することで、ワークに対する心押台センタの押付け力が変更される。
ところで、ワークの研削時に必要とされる心押台センタの押付け力は、ワークの加工条件(ワークの各研削工程)によって異なる。例えば粗研削の場合、ワークは高速で回転され、かつ、ワークに対して砥石は高速で切り込まれる。この条件に対応してワークを回転支持するためには、ワークは両センタによって強く支持される必要がある。そのため、粗研削では、ワークに対する心押台センタの押付け力は大きく設定される。これに対して、ワークの仕上げ研削においては、ワークは低速で回転され、かつ、ワークに対して砥石は低速で切り込まれる。ワークの仕上げ研削においては、ワークの加工精度を向上させるため、ワークはたわみを抑えて支持される。そのため、ワークに対する心押台センタの押付け力は、粗研削時に比べて小さく設定される。
特開2013−220498号公報
特許文献1に開示された研削盤の心押台のように、バネの伸縮量の変更のみによって、ワークに対する心押台センタの押付け力を変更する場合、例えば粗研削あるいは仕上げ研削に対応して心押台センタの押付け力を大きくあるいは細かく変更するとき、両立は困難である。そのため、従来は、各研削工程専用の研削盤をそれぞれ用意し、それぞれの研削盤の心押台に、各工程に対応したバネ力(バネ定数)を備えた圧縮バネを装着していた。しかしこの場合、研削盤が複数台必要であり、コストアップを招く。
本発明の課題は、同一の心押台において、ワークの加工条件(ワークの各研削工程)に対応して、ワークに対する心押台センタの押付け力を変更可能とすることである。
上記の課題を解決するため、本発明はつぎの手段をとる。
本発明の第1の発明は、心押台センタをセンタ軸線方向にワークの一端に押付けてワークの一端を支持する心押台であって、心押台本体と、心押台本体によってセンタ軸線方向に往復移動可能にかつセンタ軸線まわりに回転不能に案内支持されるラムと、ラムによってセンタ軸線まわりに回転可能に支持され、かつ、ラムと一体にセンタ軸線方向に往復移動するスピンドルと、スピンドルの一端に設けられ、ワークに形成されたセンタ穴に係合する心押台センタと、スピンドルの他端に連結され、スピンドルを回転駆動する回転駆動モータと、センタ軸線方向に往復移動可能に案内支持される連結板と、センタ軸線方向においてラムおよび連結板の間に互いに並列に配置される第1バネおよび第2バネと、連結板をセンタ軸線方向に移動させる連結板駆動装置と、ワークの長さに対応して予め設定される第1バネおよび第2バネの押圧量に応じて、連結板の位置を制御する制御装置と、を備えている。連結板には、心押台センタがワークを支持した状態でラムに対してセンタ軸線方向に往復移動する可動範囲が設定されている。可動範囲は、第1バネをラムに対して押圧しかつ第2バネと連結板との間に隙間を有して第2バネをラムに対して押圧しない第1押圧範囲と、第1バネおよび第2バネをともにラムに対して押圧する第2押圧範囲と、を有する。
本発明の第2の発明は、第1発明に記載された心押台であって、第2バネのバネ定数は、第1バネのバネ定数よりも大きい。
本発明の第3発明は、第1発明または第2発明に記載された心押台であって、第1バネおよび第2バネは、スピンドルの外周において、同軸かつ2重に配置されている。第1バネは、第2バネの内周側に位置している。連結板には、円筒状の調整部材が、センタ軸線方向に位置調節可能に螺合されている。第1バネと調整部材との間には、スラストベアリングが配置されている。
第1発明においては、連結板を第1押圧範囲に配置したときには、第1バネのみがラムに対して押付けられ、連結板を第2押圧範囲に配置したときには、第1バネおよび第2バネの双方がラムに対して押付けられる。したがって、連結板の位置に応じて、心押台センタに押付け力を与えるバネの数が変更される。これによって、同一の心押台において、ワークの粗研削と仕上げ研削とに対応してワークに対する心押台センタの押付け力、及び押付け力の変化率を変更できる。
第2発明においては、第1バネおよび第2バネのバネ定数が互いに異なる。例えば粗研削の場合には、ワークに対する心押台センタの押付け力は大きく設定される。そのため、少しの伸縮量で大きな弾性力を発揮できる大きなバネ定数のバネが好ましい。これに対して、仕上げ研削の場合、ワークに対する心押台センタの押付け力は小さく設定される。これに伴い、仕上げ研削の場合、バネの伸縮量の誤差に起因して心押台センタの押付け力が大きくなってしまうことを避けるため、バネの伸縮量に対してバネの弾性力が変化し難い小さなバネ定数のバネが好ましい。第2発明においては、異なるバネ定数のバネを組み合わせているため、各研削工程に対応した心押台センタの押付け力を設定できる。
第3発明においては、連結板に対する調整部材のねじ込み量を変更することで、調節部材をセンタ軸線方向に位置調節できるとともにスラストベアリングを介して第1バネの位置をセンタ軸線方向に調節できる。これによって、第2バネと連結板との間の隙間を自由に変更でき、第1押圧範囲を自由に変更できる。また、スラストベアリングによって調整部材の回転が第1バネに伝わらないので、隙間(第1押圧範囲)の調整が細かく容易に行える。
研削盤を上方から視た平面図である。 心押台を上方から視た断面図である。 図2のIII-III矢視方向の断面図である。 図2のIV領域の拡大図である。 押圧部の変位量とセンタの押付け力との関係を表した図である。 変位量テーブルの例を表した図である。 制御装置の処理手順を表したフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。なお、X軸とY軸とZ軸が記載されている図では、X軸とY軸とZ軸は互いに直交しており、Y軸方向は鉛直上方を示し、Z軸方向は後述する砥石55がワークWに切り込む水平方向を示し、X軸方向は後述する心押台センタ42の中心軸線であるセンタ軸線SJと平行な水平方向を示している。
まず、研削盤2の全体構成を図1によって説明する。研削盤2は、ベッド10、テーブル20、主軸台30、心押台40、砥石台50等を備えている。ベッド10は、平面視において略T字状に構成されている。ベッド10には、X軸方向に沿って延びるX軸案内面12が設けられている。またベッド10には、Z軸方向に沿って延びるZ軸案内面15が設けられている。
砥石台50は、ベッド10に載置され、Z軸案内面15に静圧案内支持されて、Z軸方向に沿って往復移動可能である。砥石台50は、砥石台駆動モータ50Mの回転に応じてZ軸方向に沿って移動する。制御装置80から砥石台駆動回路50Pに位置速度指令が与えられ、位置速度指令に応じた駆動電流が砥石台駆動モータ50Mに供給されるようになっている。砥石台駆動モータ50Mの回転は、砥石台エンコーダ50Eで検知され、砥石台駆動回路50Pに伝達される。砥石台駆動回路50Pによって砥石台駆動モータ50Mのフィードバック制御がなされる。
砥石台50には、X軸方向に平行な砥石回転軸線55J回りに回転自在に支持された砥石軸54と、砥石モータ55Mと、が設けられている。砥石軸54の一端には砥石55が取り付けられ、砥石軸54の他端には小径プーリ52が取り付けられている。砥石モータ55Mには大径プーリ51が取り付けられている。大径プーリ51と小径プーリ52には、動力伝達用のベルト53が掛けられている。制御装置80から砥石駆動回路55Pに砥石55を所定の回転数で回転させる回転数指令が与えられ、回転数指令に応じた駆動電流が砥石モータ55Mに供給されるようになっている。砥石モータ55Mの回転に応じて、砥石55が砥石軸54と一体に砥石回転軸線55J回りに回転する。
テーブル20は、ベッド10に載置され、X軸案内面12に静圧案内支持されて、X軸方向に沿って往復移動可能である。テーブル20は、テーブル駆動モータ20Mの回転に応じてX軸方向に沿って移動する。制御装置80からテーブル駆動回路20Pに位置速度指令が与えられ、位置速度指令に応じた駆動電流がテーブル駆動モータ20Mに供給されるようになっている。テーブル駆動モータ20Mの回転は、テーブルエンコーダ20Eで検知され、テーブル駆動回路20Pに伝達される。テーブル駆動回路20Pによってテーブル駆動モータ20Mのフィードバック制御がなされる。テーブル20において、X軸方向の一端には主軸台30が固定され、他端には心押台40が固定されている。
主軸台30は、センタ軸線SJを中心軸線とする主軸台センタ32と、主軸台センタ32をセンタ軸線SJまわりに回転させる主軸31と、主軸31を回転駆動する主軸モータ31M等を備えている。主軸台センタ32は、筒状のワークWの一端を支持している。詳細には、主軸台センタ32は、ワークWの端面に形成されたセンタ穴に係合している。制御装置80から主軸駆動回路31Pに主軸31を所定の回転数で回転させる回転数指令が与えられ、回転数指令に応じた駆動電流が主軸モータ31Mに供給されるようになっている。
心押台40は、センタ軸線SJを中心軸線とする心押台センタ42を備えている。心押台センタ42は、ワークWの一端を支持している。詳細には、心押台センタ42は、ワークWの端面に形成されたセンタ穴Wa(図2参照)に係合している。心押台センタ42は、後で詳しく説明するとおり、センタ穴Waに押付けられており、かつ、センタ軸線SJまわりに回転駆動される。両センタ32,42が回転駆動されると、ワークWは両センタ32,42との摩擦によってセンタ軸線SJまわりに回転する。なお、両センタ32,42は同期して回転する。
心押台40について詳述する。心押台40は、図2に示すように、心押台本体140と、ラム144と、ラム延長体146と、心押台センタ42と、スピンドル142と、回転駆動モータ143と、第1バネ158および第2バネ159と、連結板150と、連結板駆動装置160と、を備えている。なお、以下の説明においては、心押台40において主軸台30と対向する側を主軸台サイドM1、主軸台サイドM1とは反対側を主軸台反対サイドM2と記す。主軸台サイドM1と主軸台反対サイドM2とはそれぞれ、センタ軸線SJ方向の一方側と他方側である。
心押台本体140は、テーブル20(図1参照)に固定されている。この心押台本体140に対して、筒状のラム144がセンタ軸線SJ方向に貫通されている(図2参照)。ラム144の中心軸線は、センタ軸線SJに一致している。ラム144の外周面は、心押台本体140によってセンタ軸線SJ方向に往復移動可能にかつセンタ軸線SJまわりに回転不能に案内支持されている。
ラム144の内周面には、図2に示すように、スピンドル142と干渉しない径に設定されたラム小径部144aが形成されている。ラム小径部144aは、センタ軸線SJ方向において、ラム144の中央近傍に配置されている。ラム小径部144aに対して、主軸台反対サイドM2には、ラム小径部144aよりも径の大きいラム中径部144bと、ラム中径部144bよりも径の大きいラム大径部144cと、が順に形成されている。ラム小径部144aとラム中径部144bとの段差面は、後述する第1バネ158の端面を受け止めるラム第1受け部144dを構成している。ラム中径部144bとラム大径部144cとの段差面は、後述する第2バネ159の端面を受け止めるラム第2受け部144eを構成している。ラム小径部144aに対して、主軸台サイドM1には、ラム小径部144aよりも径の大きい主軸側大径部144fが形成されている。
スピンドル142は、ラム144の内部に配置されている。スピンドル142の中心軸線は、センタ軸線SJに一致している。スピンドル142において、ラム144の主軸側大径部144fに対応する部位には、ナット210、2つのラジアルべアリング220、間座230、及び2つのラジアルベアリング240、が主軸台サイドM1に向けて順に装着されている。スピンドル142は、各ベアリング220,240を介して、主軸側大径部144fによってセンタ軸線SJまわりに回転可能に支持されている。スピンドル142の一端には、心押台センタ42が固定されている。スピンドル142の他端には、カップリング300を介して、回転駆動モータ143のシャフト143aが連結されている。心押台センタ42は、主軸台サイドM1に位置している。
回転駆動モータ143は、スピンドル142を回転駆動する。制御装置80からスピンドル駆動回路143Pにスピンドル142を所定の回転数で回転させる回転数指令が与えられ、回転数指令に応じた駆動電流が回転駆動モータ143に供給されるようになっている。回転駆動モータ143は、ラム延長体146を介してラム144と一体とされている。
ラム延長体146は、結合板148を介してラム144に固定されている。結合板148は、図示しないボルトを介してラム144に固定されている。ラム延長体146は、連結板150の押圧部152(後述参照)を周方向(センタ軸線SJまわりの周方向)に取り囲む周壁部146a(図3参照)と、周壁部146aを主軸台反対サイドM2において塞ぐ底壁部146b(図2参照)と、を備えている。底壁部146bには、回転駆動モータ143が固定されている。周壁部146aには、連結板150をラム延長体146の内外に亘って配置するための開口部146cが設けられている。ラム延長体146と、回転駆動モータ143と、スピンドル142と、心押台センタ42は、ラム144と一体にセンタ軸線SJ方向に往復移動する。
連結板150は、図2,3に示すように、押圧部152と、押圧部152から径方向(センタ軸線まわりの径方向)の一方側に延長された延長部154と、を備えている。押圧部152は、ラム延長体146の内部に配置されている。延長部154は、ラム延長体146の外部に配置されている。延長部154は、後述する連結板駆動装置160と結合されている。押圧部152と延長部154とは一体である。
押圧部152には、図2に示すように、連結板環状部152aと連結板円環部152bとが形成されている。連結板環状部152aは、センタ軸線SJを中心とした環状部であり、ラム大径部144cと同径である。連結板円環部152bは、連結板環状部152aにおける主軸台反対サイドM2の端部から径方向(センタ軸線SJまわりの径方向)内方に張り出している。連結板円環部152bは、ラム第2受け部144eと周方向(センタ軸線SJまわりの周方向)に亘って相対向している。連結板円環部152bとラム第2受け部144eとの間には、後で説明する第2バネ159が配置されている。
押圧部152には、図2に示すように、円筒状の調節部材155が設けられている。調節部材155の中心軸線は、センタ軸線SJと一致している。調節部材155は、押圧部152に対して、センタ軸線SJ方向に位置調節可能に螺合されている。調整部材155は、ロックボルト400によってロックされている。調節部材155には、主軸台サイドM1側の端面でセンタ軸線SJ方向に円形溝部155a(図4参照)が形成されている。円形溝部155aは、センタ軸線SJを中心として同心円状に設けられた内周壁155a1および外周壁155a2と、内周壁155a1および外周壁155a2を主軸台反対サイドM2においてつなぐ底壁部155a3と、を備えている。円形溝部155aには、スラストベアリング156が配置されている。円形溝部155a(の底壁部155a3)は、図2に示すように、ラム第1受け部144dと周方向(センタ軸線SJまわりの周方向)に亘って相対向している。円形溝部155aとラム第1受け部144dとの間には、第1バネ158が配置されている。
第1バネ158および第2バネ159は、スピンドル142の外周(軸上)に同軸かつ二重で設けられた圧縮バネであり、センタ軸線SJ方向に伸縮する。第1バネ158は第2バネ159に対して内周側に位置している。第1バネ158の両端部は、ラム第1受け部144dと、円形溝部155aに設けられたスラストベアリング156と、にそれぞれ当接している。第2バネ159の一端は、ラム第2受け部144eに当接している。第2バネ159の他端と、連結板円環部152bと、の間には、隙間がある。第1バネ158の外周面は、ラム中径部144bによって保持されている。第2バネ159の外周面は、ラム大径部144cと連結板環状部152aとによって保持されている。なお、図2に示す状態においては、押圧部152が後述する第1押圧範囲R1に位置している。
押圧部152には、図2,3に示すように、複数本のピン157がセンタ軸線SJ方向に貫通されている。各ピン157の一端は、結合板148に固定されている。各ピン157によって、押圧部152がラム144に対してセンタ軸線SJ方向に往復移動可能に案内支持されている。押圧部152は、ラム144に対してセンタ軸線SJ方向に往復移動する可動範囲Rが設定されている。この可動範囲Rは、心押台センタ42がワークWの一端を支持した状態で、押圧部152がラム144に対して相対的に往復移動する範囲である。可動範囲Rについては、後で詳しく説明する。押圧部152は、可動範囲R内の位置に応じて、第1バネ158および第2バネ159をラム144に対して押圧する。両バネ158,159のラム144に対する押圧量は、連結板駆動装置160よってコントロールされる。なお、ラム144と心押台センタ42とは、既に説明したとおり、一体とされている。したがって、ラム144に与えられる両バネ158,159の弾性力は、ワークWに対する心押台センタ42の押付け力となる。
連結板駆動装置160は、図2に示すように、センタ軸線SJと平行に配置されたねじ軸164と、ねじ軸164に連結されてねじ軸164をその軸線まわりに回転駆動する連結板駆動モータ168と、ねじ軸164のねじ山に螺合しかつ連結板150の延長部154に固定されたナット162と、ナット162に対して径方向(センタ軸線SJまわりの径方向)外方に配置されて延長部154をセンタ軸線SJ方向に沿って貫通した円筒部材178と、円筒部材178に挿通された案内軸180と、を備えている。ねじ軸164の先端には、2つのラジアルベアリング172と、ナット174と、が順に装着されている。ねじ軸164は、ラジアルベアリグン172を介して、心押台本体140によって回転可能に支持されている。ねじ軸164は、カップリング176を介して、連結板駆動モータ168のシャフト168aと連結されている。ねじ軸164は、当該ねじ軸164の軸線方向に移動不能で当該ねじ軸164の軸線まわりに回転可能である。案内軸180は心押台本体140に固定されている。案内軸180は、延長部154の移動を案内する。延長部154はセンタ軸線SJ方向に移動する。
連結板駆動モータ168は、正逆両方向に回転可能である。連結板駆動モータ168を回転駆動すると、その回転方向に応じて、ナット162がねじ軸164に対して主軸台サイドM1または主軸台反対サイドM2に移動する。ナット162の移動に伴い、延長部154(連結板150)が主軸台サイドM1または主軸台反対サイドM2に移動する。制御装置80から連結板駆動回路168Pに位置指令が与えられ、位置指令に応じた駆動電流が連結板駆動モータ168に供給されるようになっている。連結板駆動モータ168の回転は、連結板エンコーダ168Eで検知され、連結板駆動回路168Pに伝達される。連結板駆動回路168Pによって連結板駆動モータ168のフィードバック制御がなされる。制御装置80は、ワークWの長さに応じて、また、第1バネ158および第2バネ159のそれぞれのラム144に対する押圧量に応じて、連結板駆動モータ168を回転させて連結板150の位置を制御する。
可動範囲Rについて、図4を用いて説明する。図4では、可動範囲Rが連結板円環部152bを基準に示されている。可動範囲Rは、図4の実線で示す初期位置P1から、図4の二点鎖線で示す最大押圧位置P3まで、の範囲である。なお、初期位置P1と最大押圧位置P3との間には、図4の一点鎖線で示す中間押圧位置P2が設定されている。初期位置P1においては、第1バネ158および第2バネ159がともにラム144に対して押圧されておらず、第1バネ158および第2バネ159はともに弾性力を蓄えていない。初期位置P1においては、第2バネ159と連結板円環部152bとの間に隙間Kが設けられている。中間押圧位置P2においては、隙間Kが詰められている。ただし、第2バネ159は、ラム144に対して押圧されておらず、弾性力を蓄えていない。第1バネ158は、ラム144に対して押圧されており、弾性力を蓄えている。最大押圧位置P3においては、第1バネ158および第2バネ159の双方がラム144に対して押圧されており、両バネ158,159はともに弾性力を蓄えている。
初期位置P1と中間押圧位置P2との間は、図4に示すように、第1押圧範囲R1に設定されている。中間押圧位置P2と最大押圧位置P3の間は、第2押圧範囲R2に設定されている。第2押圧範囲R2は、第1押圧範囲R1よりも例えば長く設定されている。上述のとおり、押圧部152が第1押圧範囲R1に位置しているときには、第1バネ158のみがラム144に対して押圧される。このため、第1バネ158の弾性力のみがワークWに対する心押台センタ42の押付け力となる。これに対して、押圧部152が第2押圧範囲R2に位置しているときには、第1バネ158および第2バネ159の双方がラム144に対して押圧される。このため、第1バネ158および第2バネ159の双方の弾性力が心押台センタ42の押付け力となる。
図5は、初期位置P1からの押圧部152の変位量(押圧部152の位置)と、ワークWに対する心押台センタ42の押付け力と、の関係を示している。初期位置P1からの押圧部152の変位量は、第1バネ158および第2バネ159のそれぞれのラム144に対する押圧量(第1バネ158および第2バネ159のそれぞれの圧縮量)と対応している。なお、押圧部152が第1押圧範囲R1に位置しているときには第2バネ159の押圧量(圧縮量)はゼロであるため、初期位置P1からの押圧部152の変位量に応じた第1バネ158および第2バネ159のそれぞれのラム144に対する押圧量(圧縮量)は互いに異なる。第1バネ158と第2バネ159とは、互いにバネ定数が異なり、オーダー単位で異なる弾性力を発揮する。第2バネ159のバネ定数は、第1バネ158のバネ定数よりも大きい。これに伴い、心押台センタ42の押付け力は、第1押圧範囲R1において小さく、第2押圧範囲R2において大きい。また、押圧部152の変位量に対する心押台センタ42の押付け力の変化率は、第1押圧範囲R1において小さく、第2押圧範囲R2において大きい。
図5には、仕上げ研削用押付け力F1が示されている。ワークWの仕上げ研削においては、仕上げ研削用押付け力F1近傍の押付け力によってワークWを支持することが好ましい。仕上げ研削用押付け力F1は、第1押圧範囲R1の第1押圧位置A1と対応している。上述のとおり、第1押圧範囲R1においては、押圧部152の変位量に対する心押台センタ42の押付け力の変化率が小さい。そのため、押圧部152の位置の誤差に起因して、心押台センタ42の押付け力が目標値(仕上げ研削用押付け力F1)から大きく外れてしまうことが回避される。このため、第1押圧範囲R1は、心押台センタ42の押付け力に精度が求められる仕上げ研削において好ましい。
図5には、粗研削用押付け力F2が示されている。ワークWの粗研削においては、粗研削用押付け力F2近傍の押付け力によってワークWを支持することが好ましい。粗研削用押付け力F2は、仕上げ研削用押付け力F1よりもオーダー単位で大きい。粗研削用押付け力F2は、第2押圧範囲R2の第2押圧位置A2と対応している。上述のとおり、第2押圧範囲R2においては、押圧部152の変位量に対する心押台センタ42の押付け力の変化率が大きい。そのため、押圧部152の位置を少し変化させるだけで、大きな押付け力を実現できる。このため、第2押圧範囲R2は、大きな押付け力が求められる粗研削において好ましい。
ところで、図4に示す初期位置P1と中間押圧位置P2と最大押圧位置P3とは、ラム144に対する相対位置である。心押台センタ42がワークWを支持していない(心押台センタ42がワークWから離れた位置にある)状態においては、押圧部152が初期位置P1に配置されており、押圧部152を主軸台サイドM1または主軸台反対サイドM2に移動させると、押圧部152はラム144に対して初期位置P1を保ったまま(第1バネ158が伸縮することなく)ラム144を移動させる。
制御装置80には、例えば図6に示す変位量テーブルが用意(記憶)されている。変位量テーブルは、ワークWの長さに対応して予め設定される押圧部152の初期位置からの変位量をまとめたものであり、粗研削用変位量と仕上げ研削用変位量とが記録されている。例えばワークWの長さが200[mm]である場合、粗研削用変位量は30[mm]であり、仕上げ研削用変位量は4[mm]である。例えばワークWの長さが250[mm]である場合、粗研削用変位量は25[mm]であり、仕上げ研削用変位量は4[mm]である。制御装置80は、変位量テーブルに基づいて、押圧部152(連結板150)の位置を制御する。
心押台40は以上のように構成されている。心押台40においては、連結板150の押圧部152を第1押圧範囲R1に配置したときには、第1バネ158のみがラム144に対して押付けられ、連結板150の押圧部152を第2押圧範囲R2に配置したときには、第1バネ158および第2バネ159の双方がラム144に対して押付けられる。したがって、連結板150の位置に応じて、心押台センタ42に押付け力を与えるバネの数が変更される。これによって、同一の心押台40において、ワークWの粗研削と仕上げ研削とのそれぞれに対応してワークWに対する心押台センタ42の押付け力、及び押付け力の変化率を変更することができる。
また、心押台40においては、押圧部152に対する調節部材155のねじ込み量を変更することで、調節部材155をセンタ軸線SJ方向に位置調節できるとともにスラストベアリング156を介して第1バネ158の好ましい位置をセンタ軸線SJ方向に調節できる。これによって、第2バネ159と連結板円環部152bとの間の隙間Kを自由に変更でき、第1押圧範囲R1を自由に変更できる。上述の好ましい位置とは、例えば、第1バネ158の両端がラム第1受け部144dとスラストベアリング156とにそれぞれ接触し、かつ、第1バネ158がラム144に対して押圧されていない(第1バネ158が弾性力を蓄えていない)位置である。なお、調節部材155を位置調節する際には、ロックボルト400が緩められる。そして、調整部材155の位置調節が終了した後、調整部材155はロックボルト400によってロックされる。
次に図7に示すフローチャートを用いて、ワークWの研削方法について説明する。まず作業者は、ワークWの長さ、粗研削用変位量、及び仕上げ研削用変位量を制御装置80に入力し、図6に示す変位量テーブルを作成する。また作業者は、主軸台センタ32と心押台センタ42との間にワークWをセットする。この後、作業者は、制御装置80から加工開始の操作を行う。なお、ワークWは、図示しない治具に載せられた状態にあり、ワークWの両端は両センタ32,42から離れている。制御装置80は、作業者から加工開始の操作を受け付け、図7に示す処理を開始する。
ステップS10にて、制御装置80は、「連結板移動量」=「先回のワークWの長さ」−「今回のワークWの長さ」+「ワーク脱着量」を元に連結板移動量を算出し、連結板150を連結板移動量だけ主軸台サイドM1に向けて移動させる。連結板150は、ラム144に対して初期位置P1を保ったままラム144を移動させる。ラム144が移動することにより、心押台センタ42がワークWの一端に接触してワークWを主軸台センタ32に向けて移動させる。そして、ワークWが両センタ32,42によって支持された状態となる。ワークWが支持されると、上述した治具は、ワークWおよび砥石55と干渉しない位置に移動する。この後、制御装置80は、ステップS35に進む。ステップS35にて、制御装置80は、変位量テーブルからワークWの長さに応じた粗研削用変位量を読み出す。この後、制御装置80は、ステップS40に進む。ステップS40にて、制御装置80は、変位量テーブルから読み出した粗研削用変位量に対応する位置に押圧部152(連結板150)を移動させる。押圧部152は第2押圧範囲R2に配置される。粗研削用変位量に応じた押付け力で持って両センタ32,42はワークWに押付けられる。これにより、後で行われる粗研削時に、両センタ32,42とワークWとの間でスリップを起こしにくくなる。
ステップS40の後、制御装置80はステップS20に進む。ステップS20にて、制御装置80は、砥石55を回転駆動する。また、制御装置80は、両センタ32,42を回転駆動する。両センタ32,42を回転駆動すると、両センタ32,42との摩擦によってワークWが回転する。ステップS20の後、制御装置80は、ステップS30に進む。
ステップS30にて、制御装置80は、砥石55をワークWの手前まで早送り前進させる。この後、制御装置80は、ステップS50に進む。
ステップS50にて、制御装置80は、粗研削送り速度で砥石55をワークWの粗研削完了位置まで移動させる。これによって、ワークWの粗研削が行われる。ワークWの粗研削の終了後、砥石55は一旦ワークWの手前に戻される。この後、制御装置80は、ステップS55に進む。ステップS55にて、制御装置80は、変位量テーブルからワークWの長さに応じた仕上げ研削用変位量を読み出す。この後、制御装置80は、ステップS60に進む。ステップS60にて、制御装置80は、変位量テーブルから読み出した仕上げ削用変位量に対応する位置に押圧部152(連結板150)を移動させる。押圧部152は第1押圧範囲R1に配置される。仕上げ研削用変位量に応じた押付け力で持って両センタ32,42はワークWに押付けられる。これにより、後で行われる仕上げ研削時に、両センタ32,42とワークWとの間でスリップを起こしにくくなる。この後、制御装置80は、ステップS70に進む。
ステップS70にて、制御装置80は、仕上げ研削送り速度で砥石55をワークWの仕上げ研削完了位置まで移動させる。これによって、ワークWの仕上げ研削が行われる。この後、制御装置80は、ステップS80に進む。ステップS80にて、制御装置80は、砥石55を所定の待機位置まで後退させる。この後、制御装置80は、砥石55の回転を停止する。また、制御装置80は、両センタ32,42の回転を停止し、押圧部152をワーク脱着量だけ主軸台反対サイドM2へ移動させ、ワークWは図示しない治具に載せられる。
このように、ワーク研削方法においては、ワークWの粗研削では連結板150(押圧部152)を第2押圧範囲R2に移動させて第1バネ158および第2バネ159の双方をラム144に対して押圧し、ワークWの仕上げ研削では連結板150(押圧部152)を第1押圧範囲R1に移動させて第1バネ158のみをラム144に対して押圧する。したがって、ワークWの粗研削と仕上げ研削とで、心押台センタ42に押付け力を与えるバネの数が変更される。これによって、同一の心押台40において、ワークWの粗研削と仕上げ研削とに対応してワークWに対する心押台センタ42の押付け力、および押付け力の変化率を変更できる。
例えば特開平8−174307号公報に開示された心押台は、心押台センタに押付け力を与えるための2つの圧縮バネと、両バネの伸縮量(弾性力)を調節するためのバネ圧調整ねじを備えている。この心押台では、バネ圧調整ねじのねじ込み量に応じて、心押台センタに押付け力を与えるバネの数が1つまたは2つに変更される。バネ圧調整ねじのねじ込み量は、作業者によって手動で変更される。この心押台に対して、本実施形態で示した心押台40では、連結板駆動モータ168の駆動に応じた連結板150の移動によって、心押台センタ42に押付け力を与えるバネの数が自動で変更される。このため、本実施形態で示した心押台40は、特開平8−174307号公報に開示された心押台に比べて、作業性が良い。なお、特開平8−174307号公報に開示された心押台は、本実施形態で示した心押台40とは異なり、心押台センタが回転しないタイプである。
例えば特開2009−214276号公報に開示された心押台は、心押台センタをワークの側へ移動させる油圧シリンダと、心押台センタに押付け力を与えるための圧縮バネと、圧縮バネの伸縮量(弾性力)を調整するためのバネ圧調整部と、を備えている。この心押台では、バネ圧調整部が心押台ハウジング(本実施形態の心押台本体に相当)に固定されているか、バネ調整部が心押台センタと一体に固定されているかかが不明であるが、仮にバネ圧調整部が心押台センタと一体に固定されている場合には、油圧シリンダの動作に応じて心押台センタがワークの側に移動すると、バネ圧調整部も心押台センタとともにワークの側移動してしまい、結果として、バネ圧調整部によって圧縮バネの伸縮量(弾性力)を変更できなくなる。これに対して、本実施形態で示した心押台40では、連結板150を移動させることで、第1バネ158および第2バネ159の伸縮量(弾性力)を確実に変更できる。また、特開2009−214276号公報に開示された心押台は、心押台センタを回転駆動するための駆動モータが心押台ハウジングに固定されている。そして、センタ軸線方向に移動する心押台センタに対して、プーリおよびベルトを介して駆動モータの回転が伝達される。これに対して、本実施形態で示した心押台40では、心押台センタ42を回転駆動する回転駆動モータ163が、スピンドル142に直接固定されている。したがって、プーリやベルトを介在させた場合に生じうる滑りを抑えて、回転駆動モータ163の回転を直接心押台センタ42に伝達できるため、力の伝達効率がよい。
以上は、本発明を実施するための形態を図面に関連して説明したが、本発明は上述の実施形態にて説明した構造、構成、外観、形状等に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。上述の実施形態では、ワークWに対する心押台センタ42の押付け力を決定するバネの数が2個であった。しかし、バネの数を3個以上とし、連結板150の位置に応じて、心押台センタ42に押付け力を与えるバネの数を段階的に増やすように構成してもよい。心押台センタ42の適用対象は、研削盤2に限定されるものではなく、例えば切削加工を行う旋盤でもよい。
2 研削盤
31J センタ軸線
32 主軸台センタ
40 心押台
42 心押台センタ
55 砥石
140 心押台本体
142 スピンドル
143 回転駆動モータ
144 ラム
150 連結板
157 ピン
158 第1バネ
159 第2バネ
160 連結板駆動装置
R 可動範囲
R1 第1押圧範囲
R2 第2押圧範囲
SJ センタ軸線
W ワーク
Wa センタ穴

Claims (3)

  1. 心押台センタをセンタ軸線方向にワークの一端に押付けて前記ワークの一端を支持する心押台であって、
    心押台本体と、
    前記心押台本体によって前記センタ軸線方向に往復移動可能にかつ前記センタ軸線まわりに回転不能に案内支持されるラムと、
    前記ラムによって前記センタ軸線まわりに回転可能に支持され、かつ、前記ラムと一体に前記センタ軸線方向に往復移動するスピンドルと、
    前記スピンドルの一端に設けられ、前記ワークに形成されたセンタ穴に係合する前記心押台センタと、
    前記スピンドルの他端に連結され、前記スピンドルを回転駆動する回転駆動モータと、
    前記センタ軸線方向に往復移動可能に案内支持される連結板と、
    前記センタ軸線方向において前記ラムおよび前記連結板の間に互いに並列に配置される第1バネおよび第2バネと、
    前記連結板を前記センタ軸線方向に移動させる連結板駆動装置と、
    前記ワークの長さに対応して予め設定される前記第1バネおよび前記第2バネの押圧量に応じて、前記連結板の位置を制御する制御装置と、を備え、
    前記連結板には、前記心押台センタが前記ワークを支持した状態で前記ラムに対して前記センタ軸線方向に往復移動する可動範囲が設定されており、
    前記可動範囲は、前記第1バネを前記ラムに対して押圧しかつ前記第2バネと前記連結板との間に隙間を有して前記第2バネを前記ラムに対して押圧しない第1押圧範囲と、前記第1バネおよび前記第2バネをともに前記ラムに対して押圧する第2押圧範囲と、を有する心押台。
  2. 請求項1に記載された心押台であって、
    前記第2バネのバネ定数は、前記第1バネのバネ定数よりも大きい心押台。
  3. 請求項1または2に記載された心押台であって、
    前記第1バネおよび前記第2バネは、前記スピンドルの外周において、同軸かつ2重に配置され、
    前記第1バネは、前記第2バネの内周側に位置しており、
    前記連結板には、円筒状の調整部材が、前記センタ軸線方向に位置調節可能に螺合され、
    前記第1バネと前記調整部材との間には、スラストベアリングが配置されている心押台。
JP2016155490A 2016-08-08 2016-08-08 心押台 Active JP6788245B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016155490A JP6788245B2 (ja) 2016-08-08 2016-08-08 心押台
CN201710646675.7A CN107695877B (zh) 2016-08-08 2017-08-01 尾座

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016155490A JP6788245B2 (ja) 2016-08-08 2016-08-08 心押台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018024026A true JP2018024026A (ja) 2018-02-15
JP6788245B2 JP6788245B2 (ja) 2020-11-25

Family

ID=61170647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016155490A Active JP6788245B2 (ja) 2016-08-08 2016-08-08 心押台

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6788245B2 (ja)
CN (1) CN107695877B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115635370A (zh) * 2022-03-28 2023-01-24 无锡连强智能装备有限公司 一种便于更换的数控晶体滚圆机用尾架机构

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107999795B (zh) * 2016-10-28 2021-07-20 富翔精密工业(昆山)有限公司 顶尖调节装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08174307A (ja) * 1994-12-26 1996-07-09 Okuma Mach Works Ltd 心押台のばね圧式推力機構
JPH10118923A (ja) * 1996-10-22 1998-05-12 Toyoda Mach Works Ltd 工作物支持駆動装置およびそのための心押台
DE502005003334D1 (de) * 2005-07-07 2008-04-30 Supfina Grieshaber Gmbh & Co Vorrichtung zum Schleifen und/oder Finishen eines Werkstücks
CN101274413B (zh) * 2008-04-17 2010-12-08 晋中桥英机械设备制造厂 组合式刀具刃磨夹持装置
CN203751942U (zh) * 2014-04-16 2014-08-06 荆州恒隆汽车零部件制造有限公司 一种数控磨床加长液压尾座间隙调整装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115635370A (zh) * 2022-03-28 2023-01-24 无锡连强智能装备有限公司 一种便于更换的数控晶体滚圆机用尾架机构
CN115635370B (zh) * 2022-03-28 2023-09-05 无锡连强智能装备有限公司 一种便于更换的数控晶体滚圆机用尾架机构

Also Published As

Publication number Publication date
CN107695877B (zh) 2021-04-13
CN107695877A (zh) 2018-02-16
JP6788245B2 (ja) 2020-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI430862B (zh) Gear processing machinery
KR101583563B1 (ko) 호닝 가공 방법 및 호닝머신
JP6322014B2 (ja) クランプ装置
KR20100090801A (ko) 틸트 장치
CN112264920A (zh) 立式内孔与外圆珩磨集成机床
TW201429582A (zh) 金屬件加工方法
KR19980080910A (ko) 연삭기 및 연삭방법
JP2018024026A (ja) 心押台
JP5287217B2 (ja) 超仕上げ装置
KR101683593B1 (ko) 수평형 호닝가공장치
JP2005262326A (ja) 心押し台
JP6396826B2 (ja) 振れ止め装置
JP5943851B2 (ja) 軸状部材の研磨用保持装置及びこの保持装置を用いた研磨装置
CN205765527U (zh) 一种用于加工环形工件的内外圆的超精机
JP2019042901A (ja) 加工装置及びそれを用いた加工方法
US10363611B2 (en) Rotation tool having function of fixing workpiece
JP2019042900A (ja) 加工装置及びそれを用いた加工方法
JP7109769B2 (ja) 機械加工装置
JP6927779B2 (ja) 加工装置及びそれを用いた加工方法
JP7021455B2 (ja) 加工装置
CN111775038A (zh) 一种高精度往复单轴震荡超精研机
WO2022264855A1 (ja) 回転テーブル及びこれを備えた工作機械
US5187900A (en) Auxiliary device for a machine tool
JP4507787B2 (ja) 工作機械
JP4548581B2 (ja) 超仕上盤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200609

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201006

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6788245

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150