JP2009136958A - 加工方法および加工装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】心取装置102において、ベルクランプ106を構成する先ヤトイ104とベルヤトイ105の各々に真空源110からの排気によってレンズ101または加工済みレンズ101aを吸着保持する機能を設け、ローディングアーム153のチャック155に保持された未加工のレンズ101は離間状態の先ヤトイ104に吸着保持させ、加工済みレンズ101aは、離間したベルヤトイ105の側に吸着保持させた状態からチャック155に移行させて回収することで、ローディングアーム153のベルクランプ106とピックアップ機構117との間の一往復の動作で、ベルクランプ106に対する未加工のレンズ101の供給と加工済みレンズ101aのピックアップ機構117への回収を同時に可能にした。
【選択図】 図1
Description
離間した前記第1クランプ手段の側に未加工の前記ワークを吸着保持させるように供給するステップと、
離間した前記第2クランプ手段の側に吸着保持された加工済みの前記ワークを回収するステップと、
を含む加工方法を提供する。
前記第1および第2クランプ手段の各々に対する前記ワークの吸着動作を制御する吸着制御手段と、
前記第1クランプ手段に対する前記第2クランプ手段の対向方向の相対変位を制御する変位制御手段と、
ワーク供給源と離間した前記第1および第2クランプ手段の間における未加工および加工済みの前記ワークの搬送動作を行うローディング手段と、
を含む加工装置を提供する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
また、図3A、図3B、図3C、図3D、図3E、図3F、図3G、図3H、図3Iは、本実施の形態の加工装置の作用を工程順に説明する概念図、図4は、本実施の形態の加工装置の作用を説明する斜視図である。
なお、レンズ101は本来、心取加工の前後で形状が変化するが、説明を簡単にするために、加工の前後で形状や名称を区別せず、必要に応じて、加工済みのレンズ101を加工済みレンズ101aと記す。
このベルヤトイ105の変位により、図3Aに例示されるように、先ヤトイ104とベルヤトイ105の間にレンズ101(加工済みレンズ101a)を挟持する動作と、この挟持した状態から離間する動作が可能になっている。
この位置決め溝115bは、シリンダ125に取付ピン129を介して回動自在に支持されて往復駆動される送りツメ128に対して、後述のように一方向に嵌合し、シリンダ125の伸縮動作によって、収納部115は、凹部115aの配列ピッチだけ一方向に移動し、一つの凹部115aがピックアップ機構117の直下に位置決めされる構成となっている。
なお、以下の説明では、ベルクランプ106を構成する先ヤトイ104およびベルヤトイ105の吸着孔104bおよび吸着孔105bの各々に対する真空排気状態を吸着ON、真空排気の解除状態を吸着OFFと記す。
図3Bは、心取加工が終了し、ベルヤトイ105は、吸着孔105bが真空源110からの真空吸引を受け(吸着ON)、先ヤトイ104の吸着孔104bの吸着をOFFとすることにより、ベルヤトイ105が加工済みレンズ101aを吸着したまま、ベル軸駆動シリンダ160とベル軸駆動シリンダ161により、先ヤトイ104から離間する方向に移動した状態を示す。
図3Iは、ベルヤトイ105がベル軸駆動シリンダ160とベル軸駆動シリンダ161により、先ヤトイ104により吸着保持されている未加工のレンズ101をベルクランプするまで移動し、真空源110からの吸着孔104bに対する真空を切り(吸着OFF)、先ヤトイ104がレンズ101の吸着を止めたと同時に、心取装置102が心取加工動作を開始した状態を示す。
その後、収納部115のシリンダ125は逆方向に縮退動作を行う。この縮退動作に合わせて、収納部115の位置決め溝115bと噛み合っていた送りツメ128は、位置決め溝115bの傾斜に合わせて自身の取付ピン129を中心に回転し、位置決め溝115bとの噛み合いが解ける。更にシリンダ125の縮退動作が終わって停止すると、送りツメ128は図示しないバネにより取付ピン129を中心に回転方向の力を受けて、先程まで噛み合っていた位置決め溝115bの隣の位置決め溝115bと噛み合う。
更に、ローディングアーム153のチャック155は、アーム移動シリンダ154により、ベルクランプ106の軸方向に吸着パッド130から離れる方向に移動し、図3Cの離間した先ヤトイ104とベルヤトイ105との間に、旋回しながら進入が可能な位置で停止する。
上記の動作を繰り返すことにより、同時に1個のレンズ101または加工済みレンズ101aしか搬送できない一つのチャック155を備えた心取装置102に対するローディング機構において、ベルクランプ106の周辺とピックアップ機構117との間で、チャック155が1往復動作をするだけで、ベルクランプ106に対して、レンズのローディング、すなわち加工済みレンズ101aの回収と未加工のレンズ101の供給と、を行うことが可能となる。
したがって、本発明の実施の形態の心取装置102によれば、構造を複雑化することなく、ベルクランプ106に対する未加工のレンズ101の供給および加工済みレンズ101aの取り出しの効率化による生産性の向上を実現することが可能となる。
たとえば、ワークとしては、レンズに限らず、第1および第2クランプ手段にワークを挟持して加工を行う一般の加工技術に広く適用できる。
[付記1]
ベルクランプ式のレンズ心取装置に対するレンズの供給と排出を行う機構において、真空発生源と真空のオンオフ制御を行うバルブを各々が備え、レンズを個別に吸着可能とした心取装置の対向した一対のベル軸と、前記ベル軸の少なくとも一方を、自らの軸方向に移動/停止させることを可能にするベル軸移動手段と、前記ベル軸に対してレンズを供給/排出するために、レンズの外周部を掴んで把持可能としたチャックと、前記チャックが先端に配置され、心取装置に対して進入/退避させることを可能にするアームと、前記チャックを前記ベル軸の軸方向に移動/停止を可能とする軸方向チャック移動手段と、前記チャックとの間で、レンズの受け取りが可能で、レンズを既定のパレット等に対して、取り出しおよび回収を可能とするレンズのピックアップ手段から構成されていることを特徴とする心取装置およびレンズのローディング機構。
101a 加工済みレンズ
102 心取装置
103 砥石
103a モータ
104 先ヤトイ
104a テーパまたは円筒保持面
104b 吸着孔
105 ベルヤトイ
105a テーパまたは円筒保持面
105b 吸着孔
106 ベルクランプ
110 真空源
111 先ヤトイ側吸着制御弁
112 ベルヤトイ側吸着制御弁
115 収納部
115a 凹部
115b 位置決め溝
117 ピックアップ機構
125 シリンダ
128 送りツメ
129 取付ピン
130 吸着パッド
132 シリンダ
134 上アーム
135 下アーム
137 ストッパ
138 バネ
139 カムフォロア
151 旋回用シリンダ
153 ローディングアーム
154 アーム移動シリンダ
155 チャック
160 ベル軸駆動シリンダ
161 ベル軸駆動シリンダ
Claims (5)
- 対向する第1および第2クランプ手段の間にワークを挟持させて加工を行う加工方法であって、
離間した前記第1クランプ手段の側に未加工の前記ワークを吸着保持させるように供給するステップと、
離間した前記第2クランプ手段の側に吸着保持された加工済みの前記ワークを回収するステップと、
を含むことを特徴とする加工方法。 - 請求項1記載の加工方法において、
前記第1および第2クランプ手段は、当該第1および第2クランプ手段の少なくとも一方の対向面にテーパまたは円筒面が形成され、前記第1および第2クランプ手段の間に挟持される前記ワークが前記テーパまたは円筒面に沿って移動することで当該ワークの中心軸を前記第1および第2クランプ手段の中心軸に一致させる調芯が行われるベルクランプであり、
前記ワークはレンズであり、
前記ベルクランプに保持された前記レンズの心取り加工を行うことを特徴とする加工方法。 - 対向する第1および第2クランプ手段の間にワークを挟持させて加工を行う加工装置であって、
前記第1および第2クランプ手段の各々に対する前記ワークの吸着動作を制御する吸着制御手段と、
前記第1クランプ手段に対する前記第2クランプ手段の対向方向の相対変位を制御する変位制御手段と、
ワーク供給源と離間した前記第1および第2クランプ手段の間における未加工および加工済みの前記ワークの搬送動作を行うローディング手段と、
を含むことを特徴とする加工装置。 - 請求項3記載の加工装置において、
前記ローディング手段は、
前記ワーク供給源から取り出した未加工の前記ワークを、離間した前記第1クランプ手段の側に吸着保持させる動作と、
離間した前記第2クランプ手段の側に吸着保持された加工済みの前記ワークを回収する動作を、
前記ワーク供給源との間の1回の往復動作で行うことを特徴とする加工装置。 - 請求項3または請求項4記載の加工装置において、
前記第1および第2クランプ手段は、当該第1および第2クランプ手段の少なくとも一方の対向面にテーパまたは円筒面が形成され、前記第1および第2クランプ手段の間に挟持される前記ワークが前記テーパまたは円筒面に沿って移動することで当該ワークの中心軸を前記第1および第2クランプ手段の中心軸に一致させる調芯が行われるベルクランプであり、
前記ワークはレンズであり、
前記レンズの心取り加工が行われることを特徴とする加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007315538A JP2009136958A (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 加工方法および加工装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2007
- 2007-12-06 JP JP2007315538A patent/JP2009136958A/ja active Pending
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