JP2009136958A - 加工方法および加工装置 - Google Patents

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

【課題】構造を複雑化することなく、未加工のワークの供給および加工済みのワークの回収の効率化による生産性の向上を実現する。
【解決手段】心取装置102において、ベルクランプ106を構成する先ヤトイ104とベルヤトイ105の各々に真空源110からの排気によってレンズ101または加工済みレンズ101aを吸着保持する機能を設け、ローディングアーム153のチャック155に保持された未加工のレンズ101は離間状態の先ヤトイ104に吸着保持させ、加工済みレンズ101aは、離間したベルヤトイ105の側に吸着保持させた状態からチャック155に移行させて回収することで、ローディングアーム153のベルクランプ106とピックアップ機構117との間の一往復の動作で、ベルクランプ106に対する未加工のレンズ101の供給と加工済みレンズ101aのピックアップ機構117への回収を同時に可能にした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、加工技術に関し、加工対象のワークの交換を伴う加工技術等に適用して有効な技術に関する。
たとえば、レンズ等のワークの心取り加工では、レンズの調芯を自動的に行うベルクランプを備えた回転軸にレンズを固定してレンズの外周部を真円に研削するベルクランプ式のレンズ心取加工が知られている。
この場合、ベルクランプに対する未加工のレンズの装着、および加工済みのレンズのベルクランプからの取り外しを効率よく自動的に行うことが、レンズの心取り加工における生産性を左右する一因となる。
このため、たとえば、特許文献1では、ワークが等ピッチで配列された収納部材と、この収納部材から個別にワークを採取したり、加工済みのワークを戻す動作を行うピックアップアームと、このピックアップアームによって採取された未加工のワークを一時的に保持する受け取りアームと、この受け取りアームおよび前記ピックアップアームと、ベルヤトイおよび先ヤトイからなるクランプ機構の間を往復動してワークの搬送を行う受け渡しアームを備えたワーク供給装置を心取り機に備える技術が開示されている。
そして、この特許文献1の技術では、受け渡しアームは、クランプ機構から回収された加工済みのワークをピックアップアームに保持させる動作と、受け取りアームに一時的に保持されている未加工のワークをクランプ機構まで搬送する動作の2往復の移動動作によって、加工済みのワークの回収および未加工のワークの供給を行っている。
しかしながら、この特許文献1の技術では、上述のように、受け渡しアームは、心取り機から加工後のレンズを取り出す時と、加工前のレンズを心取り機に供給する時の2回、それぞれ心取り機と、ピックアップアーム等のレンズ供給装置との間を往復する必要があり、レンズのローディング時間が長くなり、ローディング時間を含めた心取り機の加工所要時間がその分だけ長くなり、生産能力の低下の一因となっていた。
すなわち、上述の従来技術では、心取機に対するワークの供給と排出の動作の度に行う受け渡しアームの旋回移動の往路か復路のどちらかが、ワークを保持しない空手での移動であるために、往復動作が2回必要になり、ローディング時間、すなわち心取り機の非加工時間が長くなるので、生産効率が悪くなる懸念がある。
また、受け渡しアームの他に、未加工のワークを一時的に保持するための受け取りアームを設ける必要もあり、構造が必要以上に複雑になる、という技術的課題もある。
特開2002−11636号公報
本発明の目的は、構造を複雑化することなく、未加工のワークの供給および加工済みのワークの回収の効率化による生産性の向上を実現することが可能な加工技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、対向する第1および第2クランプ手段の間にワークを挟持させて加工を行う加工方法であって、
離間した前記第1クランプ手段の側に未加工の前記ワークを吸着保持させるように供給するステップと、
離間した前記第2クランプ手段の側に吸着保持された加工済みの前記ワークを回収するステップと、
を含む加工方法を提供する。
本発明の第2の観点は、対向する第1および第2クランプ手段の間にワークを挟持させて加工を行う加工装置であって、
前記第1および第2クランプ手段の各々に対する前記ワークの吸着動作を制御する吸着制御手段と、
前記第1クランプ手段に対する前記第2クランプ手段の対向方向の相対変位を制御する変位制御手段と、
ワーク供給源と離間した前記第1および第2クランプ手段の間における未加工および加工済みの前記ワークの搬送動作を行うローディング手段と、
を含む加工装置を提供する。
本発明によれば、構造を複雑化することなく、未加工のワークの供給および加工済みのワークの回収の効率化による生産性の向上を実現することが可能な加工技術を提供することができる。
本実施の形態の一態様では、ベルクランプ式レンズ心取装置におけるレンズローディング方法において、心取装置の生産能力を低下させていたレンズのローディング時間を、最小限の構成要素の追加することにより半減させることを可能にすべく以下の様な技術を開示する。
すなわち、ベルクランプ式のレンズ心取装置に対するレンズの供給と排出を行う機構において、真空発生源と真空のオンオフ制御を行うバルブを各々が備え、レンズを個別に吸着可能とした心取装置の対向した一対のベル軸と、前記ベル軸の少なくとも一方を、自らの軸方向に移動/停止させることを可能にするベル軸移動手段と、前記ベル軸に対してレンズを供給/排出するために、レンズの外周部を掴んで把持可能としたチャックと、前記チャックが先端に配置され、心取装置に対して進入/退避させることを可能にするアームと、前記チャックを前記ベル軸の軸方向に移動/停止を可能とする軸方向チャック移動手段と、前記チャックとの間で、レンズの受け取りが可能で、レンズを既定のパレット等に対して、取り出しおよび回収を可能とするレンズのピックアップ手段から構成されている心取装置およびレンズのローディング機構を開示する。
上述のような本実施の形態の態様によれば、従来技術に比べて、レンズのローディング時間を半減させ、心取装置の生産効率を向上させることが出来る。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である加工装置の構成の一例を示す斜視図であり、図2は、本実施の形態の加工装置の一部を取り出して例示した斜視図である。
また、図3A、図3B、図3C、図3D、図3E、図3F、図3G、図3H、図3Iは、本実施の形態の加工装置の作用を工程順に説明する概念図、図4は、本実施の形態の加工装置の作用を説明する斜視図である。
本実施の形態では、加工装置の一例として、レンズ101(ワーク)の外周の研削加工を行う心取装置102に適用する場合について説明する。
なお、レンズ101は本来、心取加工の前後で形状が変化するが、説明を簡単にするために、加工の前後で形状や名称を区別せず、必要に応じて、加工済みのレンズ101を加工済みレンズ101aと記す。
本実施の形態の心取装置102は、砥石103、先ヤトイ104(第1クランプ手段)およびベルヤトイ105(第2クランプ手段)からなるベルクランプ106、ベル軸駆動シリンダ160(変位制御手段)、ベル軸駆動シリンダ161(変位制御手段)、真空源110、先ヤトイ側吸着制御弁111(吸着制御手段)、ベルヤトイ側吸着制御弁112(吸着制御手段)を含んで構成されている。
また、本実施の形態の心取装置102は、たとえば、ローディングアーム153、ピックアップ機構117(ワーク供給源)、収納部115(ワーク供給源)等で構成されレンズ101の心取加工部分へのレンズ101のローディングを行うローディング機構と一体化されている。
砥石103は、心取装置102内に、同軸に対向する様に配置された先ヤトイ104とベルヤトイ105で形成されるベルクランプ106の軸方向とベルクランプ106の軸方向に対して直交する向きに移動可能であり、モータ103aによって高速回転可能に配置されている。
また、ローディング機構において、ピックアップ機構117は、レンズ101を収納部115から吸着で取り出し、90度旋回させて、レンズ101の姿勢を、その光軸方向がベルクランプ106の軸方向と平行になるように変化させることが出来る。
また、先端に開閉式のチャック155を具備したローディングアーム153(ローディング手段)は、旋回用シリンダ151により、ベルクランプ106の軸方向に直交する平面ないでの旋回運動が可能であり、また、ローディングアーム153を支持する旋回用シリンダ151はアーム移動シリンダ154により、ベルクランプ106の軸方向に移動自在に構成されている。
ベルクランプ106を構成するベルヤトイ105は、ベル軸駆動シリンダ160とベル軸駆動シリンダ161により、ベル軸方向に移動出来る用に構成されている。
このベルヤトイ105の変位により、図3Aに例示されるように、先ヤトイ104とベルヤトイ105の間にレンズ101(加工済みレンズ101a)を挟持する動作と、この挟持した状態から離間する動作が可能になっている。
本実施の形態の場合、ベルクランプ106を構成するベルヤトイ105は、先ヤトイ104に対する対向面に、凹型のテーパまたは円筒保持面105aを備えており、このテーパまたは円筒保持面105aの中央部には、ベルヤトイ側吸着制御弁112を介して真空源110に連通する吸着孔105bが開口している。
同様に、ベルクランプ106を構成する先ヤトイ104は、ベルヤトイ105に対向する対向面に凹型のテーパまたは円筒保持面104aが設けられており、このテーパまたは円筒保持面104aの中央には、先ヤトイ側吸着制御弁111を介して真空源110に連通する吸着孔104bが開口している。
これにより、本実施の形態のベルクランプ106においては、レンズ101を挟持する先ヤトイ104およびベルヤトイ105の各々が、互いに離間した状態においても、単独で、加工前のレンズ101、または加工済みレンズ101aを吸着保持することが可能になっている。
また、ベルクランプ106を構成する先ヤトイ104およびベルヤトイ105においては、テーパまたは円筒保持面104aとテーパまたは円筒保持面105aの間でレンズ101を挟持する際に、レンズ101が安定位置にテーパまたは円筒保持面104aおよびテーパまたは円筒保持面105aに対して摺動変位することで、レンズ101の光軸とベルクランプ106の軸方向が同軸となる調芯動作が自動的に行われる。
図2に例示されるように、ピックアップ機構117は、吸着パッド130、シリンダ132、上アーム134、下アーム135、ストッパ137、バネ138、カムフォロア139を備えている。
シリンダ132に接続された上アーム134に対して下アーム135が90度に屈曲回動可能に連結され、下アーム135の先端には、真空源110に接続されることにより、レンズ101や加工済みレンズ101aを吸着保持する吸着パッド130が設けられている。
下アーム135の側面には、カムフォロア139が固定され、このカムフォロア139が、シリンダ132の引き込み動作による上アーム134(下アーム135)の上昇動作によってストッパ137の下端に当接することで下アーム135がバネ138の付勢力に抗して上アーム134に対して反時計回り方向に90度回転して水平な姿勢となり、シリンダ132の伸長動作による上アーム134の下降動作によってカムフォロア139がストッパ137から離間することで、バネ138の付勢力によって下アーム135は、上アーム134に対して同軸となる状態に復帰する。
収納部115の上面には、長手方向に等ピッチで複数の凹部115aが設けられ、収納部115の底面には凹部115aと等ピッチで位置決め溝115bが刻設されている。
この位置決め溝115bは、シリンダ125に取付ピン129を介して回動自在に支持されて往復駆動される送りツメ128に対して、後述のように一方向に嵌合し、シリンダ125の伸縮動作によって、収納部115は、凹部115aの配列ピッチだけ一方向に移動し、一つの凹部115aがピックアップ機構117の直下に位置決めされる構成となっている。
以下、本実施の形態の心取装置102の作用の一例について説明する。
なお、以下の説明では、ベルクランプ106を構成する先ヤトイ104およびベルヤトイ105の吸着孔104bおよび吸着孔105bの各々に対する真空排気状態を吸着ON、真空排気の解除状態を吸着OFFと記す。
図3Aから図3Iにおいては、本実施の形態の心取装置102におけるベルクランプ106に対してレンズ101のローディング動作をわかり易く説明するために、心取装置102の先ヤトイ104とベルヤトイ105周辺のみを心取装置102の真上から見た状態を模式的に示している。
図3Aは、レンズ101が、ベルクランプ106の先ヤトイ104とベルヤトイ105の間にクランプされた状態で挟持され、心取加工中の状態を示す。
図3Bは、心取加工が終了し、ベルヤトイ105は、吸着孔105bが真空源110からの真空吸引を受け(吸着ON)、先ヤトイ104の吸着孔104bの吸着をOFFとすることにより、ベルヤトイ105が加工済みレンズ101aを吸着したまま、ベル軸駆動シリンダ160とベル軸駆動シリンダ161により、先ヤトイ104から離間する方向に移動した状態を示す。
図3Cは、旋回用シリンダ151により、ローディングアーム153が旋回し、未加工のレンズ101を掴んだ状態で、チャック155が心取装置102内の先ヤトイ104とベルヤトイ105との間に、旋回進入した状態を示す。
図3Dは、ローディングアーム153のチャック155がアーム移動シリンダ154により、ベルクランプ106の軸方向に移動し、掴んでいる未加工のレンズ101が先ヤトイ104に接触した状態で停止し、先ヤトイ104の吸着孔104bは真空源110より真空を供給され(吸着ON)、未加工のレンズ101を吸着保持するとともに、その後、チャック155はツメを拡開して、未加工のレンズ101を解放した状態を示す。
図3Eは、ツメを拡開したチャック155が、アーム移動シリンダ154により、ベルクランプ106の軸方向に、先ヤトイ104から離れる方向に移動し、停止した状態を示す。このとき、吸着孔104bおよび吸着孔105bの双方が吸着ONの状態である。
図3Fは、加工済みレンズ101aを吸着保持したベルヤトイ105が、ベル軸駆動シリンダ161により、チャック155の開いたツメの間に、加工済みレンズ101aが位置するまで移動し、停止した所でチャック155がツメを閉じて、加工済みレンズ101aの外周部をクランプ保持した状態を示す。
図3Gは、ベルヤトイ105が真空源110からの吸着孔105bに対する真空の供給を切り(吸着OFF)、加工済みレンズ101aを解放した後に、ベル軸駆動シリンダ161によりチャック155から遠ざかる方向に移動した状態を示す。
図3Hは、加工済みレンズ101aの外周部を保持したチャック155が、旋回用シリンダ151により、心取装置102のベル軸周辺から、旋回退避した状態を示す。
図3Iは、ベルヤトイ105がベル軸駆動シリンダ160とベル軸駆動シリンダ161により、先ヤトイ104により吸着保持されている未加工のレンズ101をベルクランプするまで移動し、真空源110からの吸着孔104bに対する真空を切り(吸着OFF)、先ヤトイ104がレンズ101の吸着を止めたと同時に、心取装置102が心取加工動作を開始した状態を示す。
図4は、加工済みレンズ101aを保持した状態で、心取装置102のベルクランプ106の周辺より旋回退避したチャック155が、ピックアップ機構117の吸着パッド130に対してレンズを受け渡すために、アーム移動シリンダ154により吸着パッド130に接近する方向に移動し、加工済みレンズ101aが、ピックアップ機構117の吸着パッド130に触れるまで移動した後に停止し、真空源110からの真空供給を受けた吸着パッド130が加工済みレンズ101aを吸着した状態を示す。
その後、チャック155はそのツメを開き、加工済みレンズ101aを解放し、アーム移動シリンダ154により、ベルクランプ106の軸方向にレンズ101から離れる方向に移動する。
その後、ピックアップ機構117は、加工済みレンズ101aを吸着保持した状態で、シリンダ132が下向きに伸張する方向に作動することにより、ストッパ137にカムフォロア139が当接して水平方向を向いていた吸着パッド130は、ストッパ137とカムフォロア139との干渉が無くなると同時に、自重とバネ138の付勢力により、吸着パッド130は垂直下向きの姿勢に移行する。
下アーム135は、この吸着パッド130の下向きへの移行と同時に下降しながら、ピックアップ機構117の真下にある収納部115に穿たれたレンズ101の収納のための凹部115aに加工済みレンズ101aが収まるまで下降する。
加工済みレンズ101aが凹部115aに収納された時点で、ピックアップ機構117では、吸着パッド130に供給されていた真空を切り、加工済みレンズ101aを解放し、シリンダ132により上アーム134を引き込む方向に移動させ、ストッパ137と下アーム135のカムフォロア139が干渉し、下アーム135の先端の吸着パッド130が真横を向いた所で駆動を停止し、その状態を保持する。
その後、収納部115のシリンダ125が伸張方向に作動し、収納部115に支持された送りツメ128と、収納部115に一定間隔で配列された凹部115aとが噛み合っているので、収納部115がシリンダ125によりベルクランプ106の軸方向に押されて移動する。
シリンダ125のストロークは送りツメ128と噛み合う収納部115に配列された位置決め溝115bの配列間隔と同じ長さに調整されており、更に収納部115には前記のレンズ101収納のための凹部115aが、同じ間隔で配置されているために、収納部115はシリンダ125により押されて移動し、ピックアップ機構117の真下に、上述の加工済みレンズ101aを回収した凹部115aの隣の凹部115aが位置決めされる。
また、ピックアップ機構117の真下に位置した凹部115aには、事前に未加工のレンズ101が収納されている。
その後、収納部115のシリンダ125は逆方向に縮退動作を行う。この縮退動作に合わせて、収納部115の位置決め溝115bと噛み合っていた送りツメ128は、位置決め溝115bの傾斜に合わせて自身の取付ピン129を中心に回転し、位置決め溝115bとの噛み合いが解ける。更にシリンダ125の縮退動作が終わって停止すると、送りツメ128は図示しないバネにより取付ピン129を中心に回転方向の力を受けて、先程まで噛み合っていた位置決め溝115bの隣の位置決め溝115bと噛み合う。
収納部115の移動が停止した後に、ピックアップ機構117は、シリンダ132を上アーム134が下降する方向に駆動させ、吸着パッド130が収納部115の凹部115aの未加工のレンズ101に触れるまで移動させて停止し、真空源110から吸着パッド130を真空吸引することにより、未加工のレンズ101を吸着させる。
その後、シリンダ132は反転駆動し、未加工のレンズ101を吸着したまま、吸着パッド130が真横を向くまで上昇させ、シリンダ132は駆動を停止し、その状態を保持する。
その後、ツメを開いて退避していた、チャック155は、吸着パッド130が保持している未加工のレンズ101の外周を掴むことが可能な位置までアーム移動シリンダ154により、ベルクランプ106の軸方向に移動して停止する。
その後、チャック155はツメを閉じて、未加工のレンズ101の外周部を把持し、同時に吸着パッド130は供給されていた真空を切り、未加工のレンズ101を解放する。
更に、ローディングアーム153のチャック155は、アーム移動シリンダ154により、ベルクランプ106の軸方向に吸着パッド130から離れる方向に移動し、図3Cの離間した先ヤトイ104とベルヤトイ105との間に、旋回しながら進入が可能な位置で停止する。
その後、心取装置102のベルヤトイ105の周辺が、図3Aの加工中の状態から、図3Bの加工完了後の離間状態になるのを待つ。
上記の動作を繰り返すことにより、同時に1個のレンズ101または加工済みレンズ101aしか搬送できない一つのチャック155を備えた心取装置102に対するローディング機構において、ベルクランプ106の周辺とピックアップ機構117との間で、チャック155が1往復動作をするだけで、ベルクランプ106に対して、レンズのローディング、すなわち加工済みレンズ101aの回収と未加工のレンズ101の供給と、を行うことが可能となる。
このためレンズのローディングに要するチャック155の移動動作が従来比で半減するので、ローディング時間が短くなり、結果として、心取装置102の稼動時間に対する正味の心取り加工時間の比率が長くなり、単位時間当たりの心取装置102の生産能力を向上させることが可能となる。
また、ピックアップ機構117の他に、レンズ101や加工済みレンズ101aを一時的に保持させるための余分な保持機構も不要となる。
したがって、本発明の実施の形態の心取装置102によれば、構造を複雑化することなく、ベルクランプ106に対する未加工のレンズ101の供給および加工済みレンズ101aの取り出しの効率化による生産性の向上を実現することが可能となる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、ワークとしては、レンズに限らず、第1および第2クランプ手段にワークを挟持して加工を行う一般の加工技術に広く適用できる。
[付記1]
ベルクランプ式のレンズ心取装置に対するレンズの供給と排出を行う機構において、真空発生源と真空のオンオフ制御を行うバルブを各々が備え、レンズを個別に吸着可能とした心取装置の対向した一対のベル軸と、前記ベル軸の少なくとも一方を、自らの軸方向に移動/停止させることを可能にするベル軸移動手段と、前記ベル軸に対してレンズを供給/排出するために、レンズの外周部を掴んで把持可能としたチャックと、前記チャックが先端に配置され、心取装置に対して進入/退避させることを可能にするアームと、前記チャックを前記ベル軸の軸方向に移動/停止を可能とする軸方向チャック移動手段と、前記チャックとの間で、レンズの受け取りが可能で、レンズを既定のパレット等に対して、取り出しおよび回収を可能とするレンズのピックアップ手段から構成されていることを特徴とする心取装置およびレンズのローディング機構。
本発明の一実施の形態である加工装置の構成の一例を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である加工装置の一部を取り出して例示した斜視図である。 本発明の一実施の形態である加工装置の作用を工程順に説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である加工装置の作用を工程順に説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である加工装置の作用を工程順に説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である加工装置の作用を工程順に説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である加工装置の作用を工程順に説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である加工装置の作用を工程順に説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である加工装置の作用を工程順に説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である加工装置の作用を工程順に説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である加工装置の作用を工程順に説明する概念図である。 本発明の一実施の形態である加工装置の作用を説明する斜視図である。
符号の説明
101 レンズ
101a 加工済みレンズ
102 心取装置
103 砥石
103a モータ
104 先ヤトイ
104a テーパまたは円筒保持面
104b 吸着孔
105 ベルヤトイ
105a テーパまたは円筒保持面
105b 吸着孔
106 ベルクランプ
110 真空源
111 先ヤトイ側吸着制御弁
112 ベルヤトイ側吸着制御弁
115 収納部
115a 凹部
115b 位置決め溝
117 ピックアップ機構
125 シリンダ
128 送りツメ
129 取付ピン
130 吸着パッド
132 シリンダ
134 上アーム
135 下アーム
137 ストッパ
138 バネ
139 カムフォロア
151 旋回用シリンダ
153 ローディングアーム
154 アーム移動シリンダ
155 チャック
160 ベル軸駆動シリンダ
161 ベル軸駆動シリンダ

Claims (5)

  1. 対向する第1および第2クランプ手段の間にワークを挟持させて加工を行う加工方法であって、
    離間した前記第1クランプ手段の側に未加工の前記ワークを吸着保持させるように供給するステップと、
    離間した前記第2クランプ手段の側に吸着保持された加工済みの前記ワークを回収するステップと、
    を含むことを特徴とする加工方法。
  2. 請求項1記載の加工方法において、
    前記第1および第2クランプ手段は、当該第1および第2クランプ手段の少なくとも一方の対向面にテーパまたは円筒面が形成され、前記第1および第2クランプ手段の間に挟持される前記ワークが前記テーパまたは円筒面に沿って移動することで当該ワークの中心軸を前記第1および第2クランプ手段の中心軸に一致させる調芯が行われるベルクランプであり、
    前記ワークはレンズであり、
    前記ベルクランプに保持された前記レンズの心取り加工を行うことを特徴とする加工方法。
  3. 対向する第1および第2クランプ手段の間にワークを挟持させて加工を行う加工装置であって、
    前記第1および第2クランプ手段の各々に対する前記ワークの吸着動作を制御する吸着制御手段と、
    前記第1クランプ手段に対する前記第2クランプ手段の対向方向の相対変位を制御する変位制御手段と、
    ワーク供給源と離間した前記第1および第2クランプ手段の間における未加工および加工済みの前記ワークの搬送動作を行うローディング手段と、
    を含むことを特徴とする加工装置。
  4. 請求項3記載の加工装置において、
    前記ローディング手段は、
    前記ワーク供給源から取り出した未加工の前記ワークを、離間した前記第1クランプ手段の側に吸着保持させる動作と、
    離間した前記第2クランプ手段の側に吸着保持された加工済みの前記ワークを回収する動作を、
    前記ワーク供給源との間の1回の往復動作で行うことを特徴とする加工装置。
  5. 請求項3または請求項4記載の加工装置において、
    前記第1および第2クランプ手段は、当該第1および第2クランプ手段の少なくとも一方の対向面にテーパまたは円筒面が形成され、前記第1および第2クランプ手段の間に挟持される前記ワークが前記テーパまたは円筒面に沿って移動することで当該ワークの中心軸を前記第1および第2クランプ手段の中心軸に一致させる調芯が行われるベルクランプであり、
    前記ワークはレンズであり、
    前記レンズの心取り加工が行われることを特徴とする加工装置。
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