JP2001161790A - 医療用ゴム栓およびその製造方法 - Google Patents
医療用ゴム栓およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2001161790A JP2001161790A JP34914499A JP34914499A JP2001161790A JP 2001161790 A JP2001161790 A JP 2001161790A JP 34914499 A JP34914499 A JP 34914499A JP 34914499 A JP34914499 A JP 34914499A JP 2001161790 A JP2001161790 A JP 2001161790A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block copolymer
- styrene
- diene block
- conjugated diene
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 医療用容器のゴム栓の基本特性を低下させる
ことなくプラスチックフィルムとの密着性および接着性
の改善を図る。 【解決手段】 ゴム成分を70〜98重量部とエポキシ
化スチレン−共役ジエンブロック共重合体、カルボキシ
ル化スチレン−共役ジエンブロック共重合体または水酸
基含有スチレン−共役ジエンブロック共重合体、および
/またはエポキシ化水素添加スチレン−共役ジエンブロ
ック共重合体、カルボキシル化水素添加スチレン−共役
ジエンブロック共重合体、または水酸基含有の水素添加
スチレン−共役ジエンブロック共重合体の1種以上の熱
可塑性エラストマーを2〜30重量部を混合して100
重量部とした未加硫ゴム栓組成物に、プラスチックフィ
ルムを積層し、加硫成形時に、該高分子フィルムをラミ
ネートしてなる医療用ゴム栓。
ことなくプラスチックフィルムとの密着性および接着性
の改善を図る。 【解決手段】 ゴム成分を70〜98重量部とエポキシ
化スチレン−共役ジエンブロック共重合体、カルボキシ
ル化スチレン−共役ジエンブロック共重合体または水酸
基含有スチレン−共役ジエンブロック共重合体、および
/またはエポキシ化水素添加スチレン−共役ジエンブロ
ック共重合体、カルボキシル化水素添加スチレン−共役
ジエンブロック共重合体、または水酸基含有の水素添加
スチレン−共役ジエンブロック共重合体の1種以上の熱
可塑性エラストマーを2〜30重量部を混合して100
重量部とした未加硫ゴム栓組成物に、プラスチックフィ
ルムを積層し、加硫成形時に、該高分子フィルムをラミ
ネートしてなる医療用ゴム栓。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医療用容器等の口部
に適用するゴム栓たとえばバイヤル用ゴム栓あるいは輸
液瓶や輸液バッグに装着される輸液用栓体のゴム栓に関
する。
に適用するゴム栓たとえばバイヤル用ゴム栓あるいは輸
液瓶や輸液バッグに装着される輸液用栓体のゴム栓に関
する。
【0002】
【従来の技術】医薬品用容器の口部に適用するゴム栓た
とえばバイヤル用ゴム栓、あるいは輸液用栓体のゴム栓
は通常、図1あるいは図2に示す如き形状をそれぞれ有
している。図1に示すゴム栓4はフィルム7でラミネー
トされており、ガラスの容器5に、密着して嵌装され
る。一方、図2に示す輸液用栓体のゴム栓は、輸液時や
針刺後の自己密閉機能をなすゴム栓3と、該ゴム栓3を
支持する支持体2とから構成される。ここで支持体2は
内側支持体2aと外側支持体2bよりなり、主にプラス
チック等により成形され、輸液瓶、輸液バッグとゴム栓
とを連結させる機能を有する。
とえばバイヤル用ゴム栓、あるいは輸液用栓体のゴム栓
は通常、図1あるいは図2に示す如き形状をそれぞれ有
している。図1に示すゴム栓4はフィルム7でラミネー
トされており、ガラスの容器5に、密着して嵌装され
る。一方、図2に示す輸液用栓体のゴム栓は、輸液時や
針刺後の自己密閉機能をなすゴム栓3と、該ゴム栓3を
支持する支持体2とから構成される。ここで支持体2は
内側支持体2aと外側支持体2bよりなり、主にプラス
チック等により成形され、輸液瓶、輸液バッグとゴム栓
とを連結させる機能を有する。
【0003】ここで、一般的なゴム栓には、たとえばジ
エン系ゴム、ブチル系ゴム、EPDM、EPT等の一般
のゴムが使用され、その成形はシート状に予備成形した
未加硫のゴムシートを、必要によりプラスチックフィル
ムでラミネートした後、プレスで所定の形状のゴム栓に
加硫成形し、この加硫成形物をさらに打抜き、個々のゴ
ム栓に成形される。
エン系ゴム、ブチル系ゴム、EPDM、EPT等の一般
のゴムが使用され、その成形はシート状に予備成形した
未加硫のゴムシートを、必要によりプラスチックフィル
ムでラミネートした後、プレスで所定の形状のゴム栓に
加硫成形し、この加硫成形物をさらに打抜き、個々のゴ
ム栓に成形される。
【0004】係る医療用容器に適用されるゴム栓は、一
般のゴム栓と異なり法令で規定されている所定の特性を
備えなければならない。特に最近では医療用容器に対す
る厳しい信頼性が要求されている。
般のゴム栓と異なり法令で規定されている所定の特性を
備えなければならない。特に最近では医療用容器に対す
る厳しい信頼性が要求されている。
【0005】ここでゴム栓は特にゴム配合成分の医薬品
に溶出し、容器内の薬品を汚染することを防止し、ガラ
ス容器、あるいはプラスチック容器との密封性がよいこ
とが要求される。
に溶出し、容器内の薬品を汚染することを防止し、ガラ
ス容器、あるいはプラスチック容器との密封性がよいこ
とが要求される。
【0006】そのため、既に医療用ゴム栓には凍結乾燥
用を始めとして、プラスチックフィルム、特にフッ素系
樹脂フィルムがラミネートされたゴム栓が実用化されて
いる。フッ素樹脂は極めて不溶性であり、耐薬品性に優
れるためゴム栓の配合成分の医薬品への溶出を防止し、
かつそれ自体溶出成分もないため容器内の医薬品を汚染
しない利点を有する。
用を始めとして、プラスチックフィルム、特にフッ素系
樹脂フィルムがラミネートされたゴム栓が実用化されて
いる。フッ素樹脂は極めて不溶性であり、耐薬品性に優
れるためゴム栓の配合成分の医薬品への溶出を防止し、
かつそれ自体溶出成分もないため容器内の医薬品を汚染
しない利点を有する。
【0007】医療用ゴム栓には前述の如くジエン系ゴム
等が使用されているが、これらはプラスチックフィルム
との接着性に劣る。特にフッ素系樹脂は不活性であって
ゴムとの接着性に欠ける。
等が使用されているが、これらはプラスチックフィルム
との接着性に劣る。特にフッ素系樹脂は不活性であって
ゴムとの接着性に欠ける。
【0008】そこで従来、プラスチックフィルムとゴム
栓との接着性を改善するため専らプラスチックフィルム
を表面処理していた。たとえばフッ素系樹脂フィルムの
表面を予めコロナ放電、グロー放電あるいはアーク放電
処理等して、表面にスパッタエッチング処理等を行な
い、このフィルムを栓形状の金型内に未加硫ゴムシート
とともに積層し、載置した後、金型内で加圧加熱するこ
とによって、ゴム栓形状に異形成形すると同時にゴムを
加硫することにより、フッ素系樹脂フィルムをラミネー
トしたゴム栓を製造する方法が提案されている(特開昭
59−5046号公報)。
栓との接着性を改善するため専らプラスチックフィルム
を表面処理していた。たとえばフッ素系樹脂フィルムの
表面を予めコロナ放電、グロー放電あるいはアーク放電
処理等して、表面にスパッタエッチング処理等を行な
い、このフィルムを栓形状の金型内に未加硫ゴムシート
とともに積層し、載置した後、金型内で加圧加熱するこ
とによって、ゴム栓形状に異形成形すると同時にゴムを
加硫することにより、フッ素系樹脂フィルムをラミネー
トしたゴム栓を製造する方法が提案されている(特開昭
59−5046号公報)。
【0009】しかし、この方法ではフッ素系樹脂のフィ
ルムと未加硫ゴムシートとを栓形状に異形成形する場
合、フッ素系樹脂フィルムが局部的に延伸部分を生じ、
ゴムとの接着性が十分でなくなる。
ルムと未加硫ゴムシートとを栓形状に異形成形する場
合、フッ素系樹脂フィルムが局部的に延伸部分を生じ、
ゴムとの接着性が十分でなくなる。
【0010】一方輸液用栓体において、ゴム栓とこれを
固定するプラスチック支持体との融着を改善することを
目的とし、ゴム栓をポリオレフィン等のプラスチックフ
ィルムでラミネートしたものもある(特許第25821
34号)。しかしこの場合も、ゴム栓とラミネートフィ
ルムとの接着性は十分ではない。
固定するプラスチック支持体との融着を改善することを
目的とし、ゴム栓をポリオレフィン等のプラスチックフ
ィルムでラミネートしたものもある(特許第25821
34号)。しかしこの場合も、ゴム栓とラミネートフィ
ルムとの接着性は十分ではない。
【0011】また医療用ゴム栓を工業的に製造する場合
は数十から数百個の多数個取り金型を用いて真空プレス
により加硫成形と同時にフィルムをラミネートする。
は数十から数百個の多数個取り金型を用いて真空プレス
により加硫成形と同時にフィルムをラミネートする。
【0012】ゴム栓とフィルムとの接着性が不十分であ
ると真空プレス機のプレス板における温度、圧力差によ
り均質で品質の安定したラミネートゴム栓を工業的に製
造することに多大な経費と労力を要する。すなわち、過
度なフィルムへの表面処理、高価な設備計測装置、さら
には細心な操作管理および製造検査、管理体制が必要と
される。
ると真空プレス機のプレス板における温度、圧力差によ
り均質で品質の安定したラミネートゴム栓を工業的に製
造することに多大な経費と労力を要する。すなわち、過
度なフィルムへの表面処理、高価な設備計測装置、さら
には細心な操作管理および製造検査、管理体制が必要と
される。
【0013】さらには医療用ゴム栓の使用時、ラミネー
トフィルムとゴム栓との接着性が不十分では注射針の刺
入によりラミネートフィルムが破砕され、破砕片が薬剤
へ混入される危険性も存する。
トフィルムとゴム栓との接着性が不十分では注射針の刺
入によりラミネートフィルムが破砕され、破砕片が薬剤
へ混入される危険性も存する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来の医療用容器のゴム栓およびその製造方法における問
題を解決するものであり、ゴム栓の配合成分に特定のス
チレン−共役ジエン共重合体を用いることでゴム栓とし
ての基本特性を低下させることなく、高分子フィルムと
の密着性および接着性の改善を図るものである。
来の医療用容器のゴム栓およびその製造方法における問
題を解決するものであり、ゴム栓の配合成分に特定のス
チレン−共役ジエン共重合体を用いることでゴム栓とし
ての基本特性を低下させることなく、高分子フィルムと
の密着性および接着性の改善を図るものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はゴム成分を70
〜98重量部と、エポキシ化スチレン−共役ジエンブロ
ック共重合体、カルボキシル化スチレン−共役ジエンブ
ロック共重合体または水酸基含有スチレン−共役ジエン
ブロック共重合体、および/またはエポキシ化水素添加
スチレン−共役ジエンブロック共重合体、カルボキシル
化水素添加スチレン−共役ジエンブロック共重合体、ま
たは水酸基含有の水素添加スチレン−共役ジエンブロッ
ク共重合体の1種以上の熱可塑性エラストマーを2〜3
0重量部を混合して100重量部とした未加硫ゴム栓組
成物の少なくとも片面に、高分子フィルムを積層し、加
硫成形時に、該高分子フィルムをラミネートしてなる医
療用ゴム栓である。
〜98重量部と、エポキシ化スチレン−共役ジエンブロ
ック共重合体、カルボキシル化スチレン−共役ジエンブ
ロック共重合体または水酸基含有スチレン−共役ジエン
ブロック共重合体、および/またはエポキシ化水素添加
スチレン−共役ジエンブロック共重合体、カルボキシル
化水素添加スチレン−共役ジエンブロック共重合体、ま
たは水酸基含有の水素添加スチレン−共役ジエンブロッ
ク共重合体の1種以上の熱可塑性エラストマーを2〜3
0重量部を混合して100重量部とした未加硫ゴム栓組
成物の少なくとも片面に、高分子フィルムを積層し、加
硫成形時に、該高分子フィルムをラミネートしてなる医
療用ゴム栓である。
【0016】そして前記高分子フィルムはフッ素系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂、ナイロン系樹脂等の熱可塑
性樹脂または熱可塑性エラストマーのフィルムであるこ
とが好ましく、さらに該高分子フィルムは紫外線、コロ
ナ放電、グロー放電またはアーク放電で処理されている
ことが望ましい。
脂、ポリオレフィン系樹脂、ナイロン系樹脂等の熱可塑
性樹脂または熱可塑性エラストマーのフィルムであるこ
とが好ましく、さらに該高分子フィルムは紫外線、コロ
ナ放電、グロー放電またはアーク放電で処理されている
ことが望ましい。
【0017】また本発明の他の発明は、ゴム成分を70
〜98重量部とエポキシ化スチレン−共役ジエンブロッ
ク共重合体、カルボキシル化スチレン−共役ジエンブロ
ック共重合体または水酸基含有スチレン−共役ジエンブ
ロック共重合体、および/またはエポキシ化水素添加ス
チレン−共役ジエンブロック共重合体、カルボキシル化
水素添加スチレン−共役ジエンブロック共重合体、また
は水酸基含有の水素添加スチレン−共役ジエンブロック
共重合体の1種以上の熱可塑性エラストマーを2〜30
重量部を混合して100重量部とした未加硫ゴム栓組成
物の少なくとも片面に、高分子フィルムを積層し、加硫
成形時に、該高分子フィルムをラミネートすることを特
徴とする医療用ゴム栓の製造方法である。
〜98重量部とエポキシ化スチレン−共役ジエンブロッ
ク共重合体、カルボキシル化スチレン−共役ジエンブロ
ック共重合体または水酸基含有スチレン−共役ジエンブ
ロック共重合体、および/またはエポキシ化水素添加ス
チレン−共役ジエンブロック共重合体、カルボキシル化
水素添加スチレン−共役ジエンブロック共重合体、また
は水酸基含有の水素添加スチレン−共役ジエンブロック
共重合体の1種以上の熱可塑性エラストマーを2〜30
重量部を混合して100重量部とした未加硫ゴム栓組成
物の少なくとも片面に、高分子フィルムを積層し、加硫
成形時に、該高分子フィルムをラミネートすることを特
徴とする医療用ゴム栓の製造方法である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のゴム栓に用いられるゴム
組成物は、エポキシ化スチレン−共役ジエンブロック共
重合体、カルボキシル化スチレン−共役ジエンブロック
共重合体または水酸基含有スチレン−共役ジエンブロッ
ク共重合体、またはこれらのブロック共重合体に水素添
加したブロック共重合体等の熱可塑性エラストマー(以
下ブロック共重合体エラストマーという)を単独または
2種以上の混合物で構成される。ただし、エポキシ化ブ
ロック共重合体エラストマーと、カルボキシル化ブロッ
ク共重合体エラストマーの混合物においては、両者の官
能基が反応してフィルムとの接着性が低下するため、必
ずしも望ましくない場合もある。
組成物は、エポキシ化スチレン−共役ジエンブロック共
重合体、カルボキシル化スチレン−共役ジエンブロック
共重合体または水酸基含有スチレン−共役ジエンブロッ
ク共重合体、またはこれらのブロック共重合体に水素添
加したブロック共重合体等の熱可塑性エラストマー(以
下ブロック共重合体エラストマーという)を単独または
2種以上の混合物で構成される。ただし、エポキシ化ブ
ロック共重合体エラストマーと、カルボキシル化ブロッ
ク共重合体エラストマーの混合物においては、両者の官
能基が反応してフィルムとの接着性が低下するため、必
ずしも望ましくない場合もある。
【0019】ここで共役ジエンとしては、たとえばブタ
ジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2,3−
ジメチル−1,3−ブタジエン等の中から1種または2
種以上が選択でき、中でもブタジエン、イソプレンおよ
びこれらの組合せが好ましい。
ジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2,3−
ジメチル−1,3−ブタジエン等の中から1種または2
種以上が選択でき、中でもブタジエン、イソプレンおよ
びこれらの組合せが好ましい。
【0020】具体的なブロック共重合体エラストマーの
分子鎖基本骨格としては、たとえばスチレン−イソプレ
ン−ブタジエン−スチレン共重合体(SIBS構造)、
スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(S
BS構造)、そのブタジエンの二重結合部分を水素添加
したスチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック
共重合体(SEBS構造)、スチレン−イソプレン−ス
チレンブロック共重合体(SIS構造)、そのイソプレ
ン二重結合部分を水素添加したスチレン−エチレン−プ
ロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS構
造)、スチレン−エチレン−エチレン−プロピレン−ス
チレン(SEEPS構造)およびそれらを変成したもの
等が挙げられる。
分子鎖基本骨格としては、たとえばスチレン−イソプレ
ン−ブタジエン−スチレン共重合体(SIBS構造)、
スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(S
BS構造)、そのブタジエンの二重結合部分を水素添加
したスチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック
共重合体(SEBS構造)、スチレン−イソプレン−ス
チレンブロック共重合体(SIS構造)、そのイソプレ
ン二重結合部分を水素添加したスチレン−エチレン−プ
ロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS構
造)、スチレン−エチレン−エチレン−プロピレン−ス
チレン(SEEPS構造)およびそれらを変成したもの
等が挙げられる。
【0021】なお上記SIBS構造、SBS構造、SE
BS構造、SIS構造、SEPS構造、SEEPS構造
におけるスチレンの含量は共重合体中5〜50重量%、
特に15〜45重量%の範囲が好ましい。5重量%より
少ないとプラスチックフィルムとの密着性が悪くなり、
一方50重量%より多いと材料の柔軟性が低下し、注射
針を突き刺すことが困難となるとともに自己シール性も
低下するなど優れたゴム栓が得にくくなる。
BS構造、SIS構造、SEPS構造、SEEPS構造
におけるスチレンの含量は共重合体中5〜50重量%、
特に15〜45重量%の範囲が好ましい。5重量%より
少ないとプラスチックフィルムとの密着性が悪くなり、
一方50重量%より多いと材料の柔軟性が低下し、注射
針を突き刺すことが困難となるとともに自己シール性も
低下するなど優れたゴム栓が得にくくなる。
【0022】本発明では、上記SIBS構造、SBS構
造、SEBS構造、SIS構造、SEPS構造、SEE
PS構造の共重合体の分子鎖の一部に、エポキシ基、カ
ルボキシル基、または水酸基を含有している。たとえば
エポキシ基を含有するポリブタジエンブロックを有する
スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(E
SBS構造)とは、基本構造を式(1)に示す如く両末
端にポリスチレンを持つブロック共重合体で、その中間
部分がエポキシ基を含有するポリブタジエンである。さ
らに式(1)のポリブタジエン部分の二重結合の一部ま
たは全部に水素添加したものであってもよい。また、エ
ポキシ基を含有するポリイソプレンブロックを有するス
チレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(ES
IS構造)とは、両末端にポリスチレンを持つブロック
共重合体で、その中間部分がエポキシ基を含有するポリ
イソプレンであり、そのポリイソプレン部分の二重結合
の一部または全部に水素添加したものであってもよい。
造、SEBS構造、SIS構造、SEPS構造、SEE
PS構造の共重合体の分子鎖の一部に、エポキシ基、カ
ルボキシル基、または水酸基を含有している。たとえば
エポキシ基を含有するポリブタジエンブロックを有する
スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(E
SBS構造)とは、基本構造を式(1)に示す如く両末
端にポリスチレンを持つブロック共重合体で、その中間
部分がエポキシ基を含有するポリブタジエンである。さ
らに式(1)のポリブタジエン部分の二重結合の一部ま
たは全部に水素添加したものであってもよい。また、エ
ポキシ基を含有するポリイソプレンブロックを有するス
チレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(ES
IS構造)とは、両末端にポリスチレンを持つブロック
共重合体で、その中間部分がエポキシ基を含有するポリ
イソプレンであり、そのポリイソプレン部分の二重結合
の一部または全部に水素添加したものであってもよい。
【0023】
【化1】
【0024】式(1)において、m,n,oはいずれ
も、1〜10,000の範囲の整数であり、m,n,o
は相互に同じであっても異なってもよい。
も、1〜10,000の範囲の整数であり、m,n,o
は相互に同じであっても異なってもよい。
【0025】なお、カルボキシ基または水酸基は、ブロ
ック共重合体の分子鎖末端および/または分子鎖内側に
有する。
ック共重合体の分子鎖末端および/または分子鎖内側に
有する。
【0026】SBS構造、SIS構造等のブロック共重
合体のエポキシ基、カルボキシル基または水酸基含有量
は、0.05〜10モル%、特に0.2〜5モル%であ
ることが好ましい。上記エポキシ基等の官能基が0.0
5モル%よりも少ないと、フッ素樹脂等のプラスチック
フィルムとの親和性が低下し、密着性および接着力が改
善できない。一方10モル%を超えるとゴム成分との混
合分散が悪化し、均質な物性のゴム栓が得られない。
合体のエポキシ基、カルボキシル基または水酸基含有量
は、0.05〜10モル%、特に0.2〜5モル%であ
ることが好ましい。上記エポキシ基等の官能基が0.0
5モル%よりも少ないと、フッ素樹脂等のプラスチック
フィルムとの親和性が低下し、密着性および接着力が改
善できない。一方10モル%を超えるとゴム成分との混
合分散が悪化し、均質な物性のゴム栓が得られない。
【0027】エポキシ基を分子鎖に含有するスチレン−
ブタジエン−スチレンブロック共重合体(ESBS構
造)として、たとえばダイセル化学工業(株)からエポ
フレンドA1010、ESBS A1010、ESBS
A1020などの商品が市販されている。
ブタジエン−スチレンブロック共重合体(ESBS構
造)として、たとえばダイセル化学工業(株)からエポ
フレンドA1010、ESBS A1010、ESBS
A1020などの商品が市販されている。
【0028】またエポキシ基を分子鎖に含有するポリブ
タジエンブロックの一部に、水素添加したスチレン−ブ
タジエン−スチレンブロック共重合体として、ダイセル
化学工業(株)からESBS AT018、ESBS
AT019などの商品が市販されている。
タジエンブロックの一部に、水素添加したスチレン−ブ
タジエン−スチレンブロック共重合体として、ダイセル
化学工業(株)からESBS AT018、ESBS
AT019などの商品が市販されている。
【0029】また分子鎖末端に水酸基が付加したスチレ
ン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(SEP
S構造)として、たとえば(株)クラレからHG−25
2の商品が市販されている。
ン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(SEP
S構造)として、たとえば(株)クラレからHG−25
2の商品が市販されている。
【0030】さらに分子鎖にカルボキシル基を付加した
水素添加のスチレン−ブタジエン共重合体(SEBS構
造)として、たとえばシェルジャパン社からクレイトン
GFG1901Xの商品が市販されている。
水素添加のスチレン−ブタジエン共重合体(SEBS構
造)として、たとえばシェルジャパン社からクレイトン
GFG1901Xの商品が市販されている。
【0031】次に本発明で用いられるゴム成分としてイ
ソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン
ゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレ
ン−プロピレン−ブタジエンゴム、アクリルニトリルゴ
ム、クロロプレンゴム等が単独または2種以上混合して
用いられる。
ソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン
ゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレ
ン−プロピレン−ブタジエンゴム、アクリルニトリルゴ
ム、クロロプレンゴム等が単独または2種以上混合して
用いられる。
【0032】そして前記ブロック共重合体エラストマー
は、ゴム成分とブロック共重合体との合計100重量部
に対して2〜30重量部、好ましくは5〜20重量部配
合される。2重量部未満ではプラスチックフィルムとの
密着性および接着性の改善は認められず、一方30重量
部を超えると、ゴム栓の基本特性である針刺性、、再シ
ール性、コアリング等の総合的なバランスが劣ることに
なる。
は、ゴム成分とブロック共重合体との合計100重量部
に対して2〜30重量部、好ましくは5〜20重量部配
合される。2重量部未満ではプラスチックフィルムとの
密着性および接着性の改善は認められず、一方30重量
部を超えると、ゴム栓の基本特性である針刺性、、再シ
ール性、コアリング等の総合的なバランスが劣ることに
なる。
【0033】なお、本発明では加硫剤、加硫促進剤およ
び焼成クレー、シリカ、金属酸化物、カーボンブラック
等の無機充填剤、オイル等を適宜配合することができ
る。
び焼成クレー、シリカ、金属酸化物、カーボンブラック
等の無機充填剤、オイル等を適宜配合することができ
る。
【0034】次に本発明の高分子フィルムは熱可塑性樹
脂、たとえばフッ素系樹脂、たとえばポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PF
A)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピ
レン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン・エ
チレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロ
エチレン(PCTTE)、クロロトリフルオロエチレン
・エチレン共重合体(ECTFE)、ポリビニルデンフ
ルオライド(PVDF)、ポリビニルフルオライド(P
VF)等、ポリオレフィン系樹脂、たとえばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、アイオノマー、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体、ポリスチレン、ナイロン6、ナイロン6
6、ナイロン11、ナイロン12、ポリエステル等、さ
らに熱可塑性エラストマー、たとえばポリスチレン系エ
ラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタ
ン系エラストマー、オレフィン系エラストマー等が使用
される。そして本発明の高分子フィルムはこれらの樹脂
またはエラストマーを単独で、または2種以上を混合し
て用いることができるが、耐薬品性の観点からはフッ素
系樹脂が最も好ましい。
脂、たとえばフッ素系樹脂、たとえばポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PF
A)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピ
レン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン・エ
チレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロ
エチレン(PCTTE)、クロロトリフルオロエチレン
・エチレン共重合体(ECTFE)、ポリビニルデンフ
ルオライド(PVDF)、ポリビニルフルオライド(P
VF)等、ポリオレフィン系樹脂、たとえばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、アイオノマー、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体、ポリスチレン、ナイロン6、ナイロン6
6、ナイロン11、ナイロン12、ポリエステル等、さ
らに熱可塑性エラストマー、たとえばポリスチレン系エ
ラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタ
ン系エラストマー、オレフィン系エラストマー等が使用
される。そして本発明の高分子フィルムはこれらの樹脂
またはエラストマーを単独で、または2種以上を混合し
て用いることができるが、耐薬品性の観点からはフッ素
系樹脂が最も好ましい。
【0035】なお、高分子フィルムの厚さは1mm以
下、特に10〜100μmの範囲が好ましい。
下、特に10〜100μmの範囲が好ましい。
【0036】本発明では高分子フィルムは、表面処理し
ないものも使用できるが、通常の技術に基づき紫外線コ
ロナ放電、グロー放電、アーク放電、紫外線でプラスチ
ック表面の処理を行なうこともできる。そして高分子フ
ィルムは、図1、図2に示す如く、薬剤に接触する面の
みにラミネートするもののほか、ゴム栓全体にラミネー
トすることもできる。
ないものも使用できるが、通常の技術に基づき紫外線コ
ロナ放電、グロー放電、アーク放電、紫外線でプラスチ
ック表面の処理を行なうこともできる。そして高分子フ
ィルムは、図1、図2に示す如く、薬剤に接触する面の
みにラミネートするもののほか、ゴム栓全体にラミネー
トすることもできる。
【0037】上記表面処理された高分子フィルムを前記
未加硫のゴム栓組成物のシートに積層し、通常の加硫条
件、たとえば150℃〜180℃の温度で圧力30〜1
50kg/cm2、5〜30分間の条件下で真空プレス
にて成形と同時に加硫し、高分子フィルムでラミネート
されたゴム栓を製造する。成形されたラミネートゴム栓
は図1に示される如くゴム栓4が医療用容器5と密着す
るように嵌装される。一方輸液用栓体のゴム栓は、図2
に示される如く、ゴム栓3は別途樹脂を成形して得られ
た支持体2に組付けられて、栓体1が完成する。
未加硫のゴム栓組成物のシートに積層し、通常の加硫条
件、たとえば150℃〜180℃の温度で圧力30〜1
50kg/cm2、5〜30分間の条件下で真空プレス
にて成形と同時に加硫し、高分子フィルムでラミネート
されたゴム栓を製造する。成形されたラミネートゴム栓
は図1に示される如くゴム栓4が医療用容器5と密着す
るように嵌装される。一方輸液用栓体のゴム栓は、図2
に示される如く、ゴム栓3は別途樹脂を成形して得られ
た支持体2に組付けられて、栓体1が完成する。
【0038】組付け方法としては予め射出成形された支
持体2にゴム栓3を嵌合するか、あるいは所定形状のゴ
ム栓3と内側支持体2aを金型内にセットし、外側支持
体2bを射出成形する。
持体2にゴム栓3を嵌合するか、あるいは所定形状のゴ
ム栓3と内側支持体2aを金型内にセットし、外側支持
体2bを射出成形する。
【0039】
【実施例】1.ゴム栓組成物の製造 実施例および比較例に用いたゴム栓組成物の基本配合と
して表2に示す仕様の配合を用いた。ゴム組成物として
はイソプレンゴムとブチルゴムの2種類を用い、これに
ブロック共重合体エラストマーとして次の2種類を使用
した。
して表2に示す仕様の配合を用いた。ゴム組成物として
はイソプレンゴムとブチルゴムの2種類を用い、これに
ブロック共重合体エラストマーとして次の2種類を使用
した。
【0040】A エポキシ化スチレン−ブタジエン−ス
チレンブロック共重合体(ESBS構造) スチレン含量:40重量% オキシラン酸素濃度:1.6重量% 商品名:エポフレンドA1010(ダイセル化学工業
(株)) B カルボキシル化水素添加スチレン−ブタジエンブロ
ック共重合体(SEBS構造) スチレン含量:28重量% マレイン酸含量:1.8重量% 商品名:クレイトンG FG1901X(シェルジャパ
ン(株)) これらのブロック共重合体エラストマーと前記ゴム成分
の混合物が100重量部になるように混合比を調整し
て、その他の配合剤の配合割合を決定した。表2にXと
表示しているのは変量を意味する。
チレンブロック共重合体(ESBS構造) スチレン含量:40重量% オキシラン酸素濃度:1.6重量% 商品名:エポフレンドA1010(ダイセル化学工業
(株)) B カルボキシル化水素添加スチレン−ブタジエンブロ
ック共重合体(SEBS構造) スチレン含量:28重量% マレイン酸含量:1.8重量% 商品名:クレイトンG FG1901X(シェルジャパ
ン(株)) これらのブロック共重合体エラストマーと前記ゴム成分
の混合物が100重量部になるように混合比を調整し
て、その他の配合剤の配合割合を決定した。表2にXと
表示しているのは変量を意味する。
【0041】なお上記ゴム栓組成物の混合は、加圧ニー
ダで60℃で混練した。 2.プラスチックフィルムの表面処理 各種プラスチックフィルムのコロナ放電、特殊コロナ放
電およびスパッタエッチングで処理したものを用いた。
ダで60℃で混練した。 2.プラスチックフィルムの表面処理 各種プラスチックフィルムのコロナ放電、特殊コロナ放
電およびスパッタエッチングで処理したものを用いた。
【0042】そしてフィルムの材質の種類と商品名は表
1のとおりである。またフィルムの厚みはすべて50μ
mである。
1のとおりである。またフィルムの厚みはすべて50μ
mである。
【0043】3.物性評価 (1) 接着強度 プラスチックフィルムでラミネートした加硫ゴムシート
から幅10mmの試験片を作製し、23℃の温度で18
0°ピーリング試験(引張スピード100mm/分)を
行ない、接着力を測定した。
から幅10mmの試験片を作製し、23℃の温度で18
0°ピーリング試験(引張スピード100mm/分)を
行ない、接着力を測定した。
【0044】(2) 良品率評価 図1に類似した凍結乾燥用のゴム栓(笠径19m/m)
24個取り金型にセットして、真空プレス成形にて成形
加硫シートを作製する。このシートから打抜きプレスに
より全面ラミネートゴム栓24個を作製した。同一材料
につき加硫成形を10回行ない、合計240個のラミネ
ートゴム栓を製作し、ゴム栓への均質なラミネート状
況、接着不良による浮き、剥がれ等を目視検査にて行な
い、結果を表5に示す。
24個取り金型にセットして、真空プレス成形にて成形
加硫シートを作製する。このシートから打抜きプレスに
より全面ラミネートゴム栓24個を作製した。同一材料
につき加硫成形を10回行ない、合計240個のラミネ
ートゴム栓を製作し、ゴム栓への均質なラミネート状
況、接着不良による浮き、剥がれ等を目視検査にて行な
い、結果を表5に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】
【表5】
【0050】表3,表4,表5から本発明のゴム栓はフ
ィルムとの接着性に優れるとともに、不良品が大幅に減
少し生産性の改善がされていることがわかる。
ィルムとの接着性に優れるとともに、不良品が大幅に減
少し生産性の改善がされていることがわかる。
【0051】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0052】
【発明の効果】上述の如く、本発明のゴム栓はゴム成分
にエポキシ基等の官能基を有するスチレン−共役ジエン
ブロック共重合体による熱可塑性エラストマーを所定量
混入したため、ゴム栓として基本特定を低下させること
なくラミネートされるフィルムとの密着性および接着性
が改善でき、さらに不良品が大幅に減少し生産性が改善
される。
にエポキシ基等の官能基を有するスチレン−共役ジエン
ブロック共重合体による熱可塑性エラストマーを所定量
混入したため、ゴム栓として基本特定を低下させること
なくラミネートされるフィルムとの密着性および接着性
が改善でき、さらに不良品が大幅に減少し生産性が改善
される。
【図1】 ゴム栓を容器に装着した状態の断面概略図で
ある。
ある。
【図2】 輸液用栓体の断面図である。
1 栓体、2 支持体、2a 内側支持体、2b 外側
支持体、3,4 ゴム栓、5 容器、6,7 フィル
ム。
支持体、3,4 ゴム栓、5 容器、6,7 フィル
ム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 21/00 C08L 53/02 53/02 B29K 21:00 // B29K 21:00 105:24 105:24 B29L 31:56 B29L 31:56 A61J 1/00 315A 315Z Fターム(参考) 3E084 AA12 AA24 AA32 AB05 BA02 CA01 CC03 EA03 EA04 EC03 FA09 GA08 GB12 GB19 HA03 HB01 HC03 HD04 KB02 LA17 LA30 LB02 LB07 4F006 AA04 AA15 AA58 AB13 AB14 AB16 AB17 AB19 AB35 AB37 AB38 BA11 BA17 CA09 EA01 EA03 4F203 AA45 AC03 AG03 AH57 AH63 DA11 DB01 DC01 DC12 DF05 DK01 DL10 DM16 4F204 AA45 AC03 AG03 AH57 AH63 FA01 FB01 FF05 FG02 FN02 FN08 FN12 FN15 FN17 4J002 AC031 AC061 AC071 AC081 AC091 BB151 BB181 BP012 GB01 GF00
Claims (4)
- 【請求項1】 ゴム成分を70〜98重量部と、エポキ
シ化スチレン−共役ジエンブロック共重合体、カルボキ
シル化スチレン−共役ジエンブロック共重合体または水
酸基含有スチレン−共役ジエンブロック共重合体、およ
び/またはエポキシ化水素添加スチレン−共役ジエンブ
ロック共重合体、カルボキシル化水素添加スチレン−共
役ジエンブロック共重合体、または水酸基含有の水素添
加スチレン−共役ジエンブロック共重合体の1種以上の
熱可塑性エラストマーを2〜30重量部を混合して10
0重量部とした未加硫ゴム栓組成物の少なくとも片面
に、高分子フィルムを積層し、加硫成形時に、該高分子
フィルムをラミネートしてなる医療用ゴム栓。 - 【請求項2】 高分子フィルムは熱可塑性樹脂または熱
可塑性エラストマーのフィルムである請求項1記載の医
療用ゴム栓。 - 【請求項3】 高分子フィルムは紫外線、コロナ放電、
グロー放電またはアーク放電で処理されている請求項1
記載の医療用ゴム栓。 - 【請求項4】 ゴム成分を70〜98重量部と、エポキ
シ化スチレン−共役ジエンブロック共重合体、カルボキ
シル化スチレン−共役ジエンブロック共重合体または水
酸基含有スチレン−共役ジエンブロック共重合体、およ
び/またはエポキシ化水素添加スチレン−共役ジエンブ
ロック共重合体、カルボキシル化水素添加スチレン−共
役ジエンブロック共重合体、または水酸基含有の水素添
加スチレン−共役ジエンブロック共重合体の1種以上の
熱可塑性エラストマーを2〜30重量部を混合して10
0重量部とした未加硫ゴム栓組成物の少なくとも片面
に、高分子フィルムを積層し、加硫成形時に、該高分子
フィルムをラミネートすることを特徴とする医療用ゴム
栓の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34914499A JP2001161790A (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 医療用ゴム栓およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34914499A JP2001161790A (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 医療用ゴム栓およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001161790A true JP2001161790A (ja) | 2001-06-19 |
Family
ID=18401790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34914499A Pending JP2001161790A (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 医療用ゴム栓およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001161790A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001198188A (ja) * | 2000-01-18 | 2001-07-24 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | 医療用栓体 |
WO2004020300A1 (ja) * | 2002-08-30 | 2004-03-11 | Suntory Limited | 容器用栓とその製法 |
JP2011031404A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-17 | Mitsui Chemicals Inc | 熱可塑性樹脂フィルム、ならびにそれを積層されたエラストマー積層体およびゴム栓 |
JP2015166173A (ja) * | 2014-03-04 | 2015-09-24 | 大日本印刷株式会社 | ゴム製製品およびその製造方法 |
JP2016535145A (ja) * | 2013-08-16 | 2016-11-10 | モーメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・インク | 自己潤滑性医薬品シリンジストッパ |
JP2020183251A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-12 | 株式会社吉野工業所 | スポイト容器 |
-
1999
- 1999-12-08 JP JP34914499A patent/JP2001161790A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001198188A (ja) * | 2000-01-18 | 2001-07-24 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | 医療用栓体 |
JP4530460B2 (ja) * | 2000-01-18 | 2010-08-25 | 住友ゴム工業株式会社 | 医療用栓体 |
WO2004020300A1 (ja) * | 2002-08-30 | 2004-03-11 | Suntory Limited | 容器用栓とその製法 |
CN100548823C (zh) * | 2002-08-30 | 2009-10-14 | 三得利控股株式会社 | 容器用塞子及其制造方法 |
US7886923B2 (en) | 2002-08-30 | 2011-02-15 | Suntory Holdings Limited | Container stopper with synthetic resin skin |
JP2011031404A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-17 | Mitsui Chemicals Inc | 熱可塑性樹脂フィルム、ならびにそれを積層されたエラストマー積層体およびゴム栓 |
JP2016535145A (ja) * | 2013-08-16 | 2016-11-10 | モーメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・インク | 自己潤滑性医薬品シリンジストッパ |
JP2015166173A (ja) * | 2014-03-04 | 2015-09-24 | 大日本印刷株式会社 | ゴム製製品およびその製造方法 |
JP2020183251A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-12 | 株式会社吉野工業所 | スポイト容器 |
JP7330614B2 (ja) | 2019-04-26 | 2023-08-22 | 株式会社吉野工業所 | スポイト容器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1932686B1 (en) | Pneumatic tire comprising a layered product which comprises thermoplastic resin and rubber | |
EP2788444B1 (en) | Water-based adhesives | |
RU2008121213A (ru) | Конструкция, включающая соединительный слой | |
JP2010158511A (ja) | 靴底および靴底の製造方法 | |
CN108165205A (zh) | 一种热熔胶组合物及其使用方法 | |
CN103619583A (zh) | 层压体、轮胎和轮胎的制造方法 | |
JP4939863B2 (ja) | 空気入りタイヤ用インナーライナー及びその製造方法、並びに空気入りタイヤ | |
JP2001161790A (ja) | 医療用ゴム栓およびその製造方法 | |
JPH11235787A (ja) | 熱可塑性エラストマーと加硫エラストマーとを組み合わせた複合材料 | |
US20170348930A1 (en) | Tire ready to receive a member on the surface thereof | |
JP4683713B2 (ja) | 注射器用ゴム栓およびその製造方法 | |
CN109320858A (zh) | 一种高寿命轮胎硫化胶囊的制备方法 | |
JPH0240491B2 (ja) | ||
JP2002345925A (ja) | 医療用の積層ゴム製品およびその製造方法 | |
US3205113A (en) | Method of making a valve diaphragm | |
JP4530460B2 (ja) | 医療用栓体 | |
JP2002143270A (ja) | 輸液容器用栓体 | |
JPH05212104A (ja) | 熱可塑性医薬・医療用シ−ル性物品 | |
JP2528535B2 (ja) | バイアル用ゴム栓の製造方法 | |
JP4530462B2 (ja) | 医療用栓体 | |
JPH08511741A (ja) | エラストマーと熱可塑性ポリマーとを含む複合構造物と、その製造方法と、それを含む物品 | |
CN113166443A (zh) | 层压膜及其制备和使用方法 | |
JP2021146544A (ja) | 積層体、その製造方法及びエアレスタイヤ | |
JP2976411B2 (ja) | バイアル用ゴム栓の製造方法 | |
JP7406068B2 (ja) | インナーライナー、積層体および空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061115 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090903 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090915 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100126 |