JP2001160299A - シフトレジスタ及び電子装置 - Google Patents

シフトレジスタ及び電子装置

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JP2001160299A
JP2001160299A JP34288599A JP34288599A JP2001160299A JP 2001160299 A JP2001160299 A JP 2001160299A JP 34288599 A JP34288599 A JP 34288599A JP 34288599 A JP34288599 A JP 34288599A JP 2001160299 A JP2001160299 A JP 2001160299A
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克彦 両澤
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    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2310/00Command of the display device
    • G09G2310/02Addressing, scanning or driving the display screen or processing steps related thereto
    • G09G2310/0264Details of driving circuits
    • G09G2310/0286Details of a shift registers arranged for use in a driving circuit

Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力信号のレベルを減衰させることなく後段
にシフトしていくと共に、電荷の放出不足に起因する誤
動作を防ぐ。 【解決手段】 TFT21〜25、31からなる段を連
結して構成する。TFT21は、端子Φからのハイレベ
ルの制御信号によってオンし、端子INから前段の出力
信号(ハイレベル)が入力されることで、容量Aに電荷
を蓄積させる。これにより、TFT22、24がオン、
TFT25がオフとなり、端子clkからのクロック信
号がハイレベルになると、端子OUTから当該段の出力
信号として出力される。次にクロック信号がローレベル
となり、制御信号が再びハイレベルとなったときに、容
量Aに蓄積された電荷がTFT21、前段のTFT25
を介して放出される。容量Aの電荷が所定量以下となる
と、TFT24がオフすることで、TFT31がオンす
る。これにより、容量Aに蓄積された電荷は、TFT3
1を介して完全に放出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シフトレジスタ、
及びこのシフトレジスタをドライバとして適用した撮像
装置、表示装置などの電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マトリクス状に画素が配置された撮像素
子や表示素子を線順次で選択して走査するためのドライ
バには、前段からの出力信号を後段に順次シフトしてい
くシフトレジスタが広く用いられている。従来、このよ
うなシフトレジスタの中には、前段からの出力信号が後
段にシフトしていく度に減衰してしまうものがあった。
【0003】特に近年における撮像素子や表示素子の高
精細化の要請により、このようなシフトレジスタの段数
も多くしていく必要が生じている。段数が増えることと
なると、後ろの方の段での信号の減衰が激しくなってし
まうという問題が生じる。このため、従来、このような
シフトレジスタには、各段からの出力信号を所定レベル
まで増幅するバッファを設けるのが通常であった。が、
バッファを設けることによって、シフトレジスタが大型
化してしまうという問題があった。
【0004】ところで、このようなシフトレジスタで出
力信号を順次シフトさせるために、電界効果トランジス
タの電極に外部から制御信号を供給していくものがあ
る。この場合、制御信号の供給により内部に電荷を蓄積
させてトランジスタをオン/オフさせることにより、出
力信号を順次シフトさせていっている。しかしながら、
蓄積された電荷の放出が十分に行えないと、これが原因
で誤動作を生じる場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、出力信号の
レベルを減衰させることなく後段にシフトしていくこと
が可能なシフトレジスタ、及びこのシフトレジスタを適
用した電子装置を提供することを目的とする。
【0006】本発明は、また、電荷の放出不足に起因す
る誤動作を防ぐことが可能なシフトレジスタ、及びこの
シフトレジスタを適用した電子装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかるシフトレジスタは、複
数の段からなるシフトレジスタであって、前記シフトレ
ジスタの各段は、外部から制御端子に供給される第1ま
たは第2の信号によってオンし、隣接する一方の段から
電流路の一端に供給された所定レベルの信号を電流路の
他端に出力する第1のトランジスタと、制御端子と前記
第1のトランジスタの電流路の他端との間の容量に蓄積
された電荷によってオンし、負荷を介して電流路の一端
に供給される信号を電流路の他端から放出する第2のト
ランジスタと、制御端子と前記第1のトランジスタの電
流路の他端との間の容量に蓄積された電荷によってオン
し、外部から電流路の一端に供給される第3または第4
の信号を出力信号として電流路の他端から出力する第3
のトランジスタと、前記第2のトランジスタがオフして
いるときに負荷を介して制御端子に供給される信号によ
ってオンし、外部から電流路の一端に供給される信号を
出力信号として電流路の他端から出力する第4のトラン
ジスタと、制御端子が前記負荷と前記第2のトランジス
タの間に接続され、前記第2のトランジスタがオフして
いるときにオンし、前記容量に蓄積された電荷を電流路
の他端から放出する第5のトランジスタとを備えること
を特徴とする。
【0008】ここで、シフトレジスタの1番最初の段に
は、隣接する段の片方がない。この場合、第1のトラン
ジスタの電流路の一端から供給される所定レベルの信号
は、例えば、外部の制御装置などから供給されるこれに
相当する信号で代用することができる。
【0009】上記第1の観点にかかるシフトレジスタで
は、各段からの出力信号のレベルは、第3、第4のトラ
ンジスタがそれぞれオンしているときに外部から供給さ
れる信号のレベルにほぼ等しいものとすることができ
る。このため、出力信号のレベルを減衰させることな
く、順次シフトしていくことが可能となる。
【0010】また、各段において第2のトランジスタが
オフしているとき、すなわち当該段の出力信号のレベル
を第3、第4の信号のレベルとするための動作を行わな
いときには、第5のトランジスタがオンしている。これ
により、第1、第2の信号または第3、第4の信号の影
響によって容量に若干の電荷が蓄積されても、これを放
出させることができる。このため、本来容量Aに蓄積さ
れるべきでない電荷によって第2、第3のトランジスタ
がオンしてしまい、誤動作するということが起こらな
い。
【0011】上記第1の観点にかかるシフトレジスタ
は、前記第1のトランジスタの電流路の他端と前記容量
との間に設けられ、前記容量の電圧を分圧させて、前記
第1のトランジスタの電流路の両端にかかるようにする
第1の分圧素子をさらに備えるものとすることができ
る。
【0012】上記第1の観点にかかるシフトレジスタ
は、前記第5のトランジスタの電流路の一端と前記容量
との間に設けられ、前記容量の電圧を分圧させて、前記
第5のトランジスタの電流路の両端にかかるようにする
第2の分圧素子をさらに備えるものとすることもでき
る。
【0013】上記第1の観点にかかるシフトレジスタに
おいて、前記負荷は、例えば、制御端子と電流路の一端
とに外部からの信号が供給され、供給された信号を電流
路の他端に出力する第6のトランジスタと、電流路の一
端に前記外部からの信号が供給されると共に、制御端子
に前記第6のトランジスタの電流路の他端から出力され
た信号が供給され、制御端子に供給された信号によって
オンすることにより、電流路の一端に供給された信号を
電流路の他端から出力して、前記第2のトランジスタの
電流路の一端に供給する第7のトランジスタとから構成
されているものとすることもできる。
【0014】上記第1の観点にかかるシフトレジスタに
おいて、奇数番目の段には、第3、第4の信号のうちの
第3の信号が外部から供給され、偶数番目の段には、第
3、第4の信号のうちの第4の信号が外部から供給され
るものとすることができる。この場合、第3、第4の信
号はそれぞれ、前記シフトレジスタの出力信号をシフト
していくタイムスロットのうちの所定期間、タイムスロ
ット毎に交互に駆動レベルとなるものとすることができ
る。
【0015】この場合において、前記第1、第2の信号
は、それぞれ前記第3、第4の信号が駆動レベルとなっ
ている間の一定期間オンレベルとすることができる。
【0016】上記第1の観点にかかるシフトレジスタに
おいて、前記複数の段のそれぞれを構成する各トランジ
スタは、同一のチャネル型の電界効果トランジスタであ
ることを好適とする。
【0017】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかるシフトレジスタは、複数の段からなるシフ
トレジスタであって、前記シフトレジスタの各段は、外
部からの信号により、内部に設けられた容量に電荷を蓄
積させる第1のトランジスタと、前記第1のトランジス
タとの間に前記容量を形成すると共に、前記容量に蓄積
された電荷によってオンしているときに電流路の一端か
ら供給された電圧を出力信号として電流路の他端から出
力する第2のトランジスタと、電流路の一端が前記容量
に接続され、前記第2のトランジスタがオフしている期
間にオンし、前記容量に蓄積されている電荷を放出する
第3のトランジスタとを備えることを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点にかかる電子装置は、複数の段からなり、出力信号
をシフトさせることによって所定レベルの信号を各段か
ら順次出力するドライバと、複数の画素によって構成さ
れ、前記ドライバの各段から出力された出力信号によっ
て駆動される駆動素子とを備え、前記ドライバの各段
は、外部から制御端子に供給される第1または第2の信
号によってオンし、隣接する一方の段から電流路の一端
に供給された所定レベルの信号を電流路の他端に出力す
る第1のトランジスタと、制御端子と前記第1のトラン
ジスタの電流路の他端との間の容量に蓄積された電荷に
よってオンし、負荷を介して電流路の一端に供給される
信号を電流路の他端から放出する第2のトランジスタ
と、制御端子と前記第1のトランジスタの電流路の他端
との間の容量に蓄積された電荷によってオンし、外部か
ら電流路の一端に供給される第3または第4の信号を出
力信号として電流路の他端から出力する第3のトランジ
スタと、前記第2のトランジスタがオフしているときに
負荷を介して制御端子に供給される信号によってオン
し、外部から電流路の一端に供給される信号を出力信号
として電流路の他端から出力する第4のトランジスタ
と、制御端子が前記負荷と前記第2のトランジスタの間
に接続され、前記第2のトランジスタがオフしていると
きにオンし、前記容量に蓄積された電荷を電流路の他端
から放出する第5のトランジスタとを備えることを特徴
とする。
【0019】上記電子装置において、前記駆動素子は、
例えば、撮像素子とすることができる。
【0020】この場合において、前記撮像素子は、励起
光によりキャリアを生成する半導体層と、前記半導体層
の両端にそれぞれ接続されたドレイン電極及びソース電
極と、第1ゲート絶縁膜を介して前記半導体層の一方側
に設けられた第1ゲート電極と、第2ゲート絶縁膜を介
して前記半導体層の他方側に設けられた第2ゲート電極
とを、画素毎に備えるものとしてもよい。そして、前記
ドライバは、出力信号を第1のゲート電極に出力する第
1のドライバと、出力信号を第2のゲート電極に出力す
る第2のドライバとを含むものとすることができる。
【0021】ここで、撮像素子の各画素の構成から第1
ゲート電極または第2ゲート電極を除いた構造のもの
を、ドライバを構成する各トランジスタとして適用する
ことが可能となる。このため、撮像素子を形成した基板
と同一の基板上に、同一のプロセスにおいて、ドライバ
を形成することが可能となる。
【0022】上記電子装置において、前記駆動素子は、
また、表示素子とすることもできる。
【0023】この場合において、前記表示素子は、制御
端子に前記ドライバの各段のいずれかの出力信号が供給
され、電流路の一端に外部から画像データが供給される
第6のトランジスタを、画素毎に備えるものとすること
ができる。
【0024】このとき、表示素子が備える第6のトラン
ジスタには、ドライバを構成する各トランジスタと同一
の構造のものを適用することが可能となる。このため、
撮像素子を形成した基板と同一の基板上に、同一のプロ
セスにおいて、ドライバを形成することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。
【0026】図1は、この実施の形態にかかる撮像装置
の構成を示すブロック図である。図示するように、この
撮像装置は、画像を撮影する撮像素子1、並びにコント
ローラからの制御信号に従って撮像素子1を駆動するた
めのトップゲートドライバ2、ボトムゲートドライバ3
及びドレインドライバ4から構成されている。
【0027】撮像素子1は、マトリクス状に配置された
複数のダブルゲートトランジスタ10で構成される。ダ
ブルゲートトランジスタ10のトップゲート電極はトッ
プゲートラインTGLに、ボトムゲート電極はボトムゲ
ートラインBGLに、ドレイン電極はドレインラインD
Lに、ソース電極は接地されたグラウンドラインGrL
にそれぞれ接続されている。撮像素子1を構成するダブ
ルゲートトランジスタ10の詳細については後述する。
【0028】トップゲートドライバ2は、撮像素子1の
トップゲートラインTGLに接続され、コントローラか
らの制御信号Tcntに従って、各トップゲートライン
TGLに+25(V)または−15(V)の信号を選択
的に出力する。トップゲートドライバ2は、コントロー
ラから供給される信号に従って、+25(V)の信号を
各トップゲートラインTGLに順次選択的に出力するシ
フトレジスタで構成される。トップゲートドライバ2の
詳細については後述する。
【0029】ボトムゲートドライバ3は、撮像素子1の
ボトムゲートラインBGLに接続され、コントローラか
らの制御信号Bcntに従って、各ボトムゲートライン
BGLに+10(V)または0(V)の信号を出力す
る。ボトムゲートドライバ3は、コントローラから供給
される信号に従って、+10(V)の信号を各ボトムゲ
ートラインBGLに順次選択的に出力するシフトレジス
タで構成される。ボトムゲートドライバ3の詳細につい
ては後述する。
【0030】ドレインドライバ4は、撮像素子1のドレ
インラインDLに接続され、コントローラからの制御信
号Dcntに従って、後述する所定の期間において全て
のドレインラインDLに定電圧(+10(V))を出力
し、電荷をプリチャージさせる。ドレインドライバ4
は、プリチャージの後の所定の期間においてダブルゲー
トトランジスタ10の半導体層にチャネルが形成されて
いるか否かによって変化する各ドレインラインDLの電
位を読み出し、画像データDATAとしてコントローラ
に供給する。
【0031】次に、図1に示す撮像素子1を構成するダ
ブルゲートトランジスタ10の構造とその駆動原理につ
いて説明する。
【0032】図2は、ダブルゲートトランジスタ10の
概略的な構造を示す断面図である。図示するように、基
板10a上にクロムなどからなるボトムゲート電極10
bが形成されている。このボトムゲート電極10bを覆
うように、窒化シリコンからなるボトムゲート絶縁膜1
0cが形成されている。
【0033】ボトムゲート絶縁膜10c上のボトムゲー
ト電極10bと対向する位置には、アモルファスシリコ
ンまたはポリシリコンからなる半導体層10dが形成さ
れている。そして、半導体層10d上のブロッキング
層、n型半導体層(図示せず)を介して、半導体層10
dからボトムゲート絶縁膜10cに渡るように、クロム
からなるドレイン電極10eとソース電極10fとが形
成されている。これら半導体層10d、ドレイン電極1
0e及びソース電極10fを覆うように、窒化シリコン
からなるトップゲート絶縁膜10gが形成されている。
【0034】トップゲート絶縁膜10g上の半導体層1
0dと対向する位置には、ITO(Indium Tin Oxide)
からなるトップゲート電極10hが形成されている。そ
して、このトップゲート電極10hを覆うように、窒化
シリコンからなる絶縁保護膜10iが形成されている。
なお、このダブルゲートトランジスタ10において、半
導体層10dへの光の入射は、それぞれ透明材料で形成
された絶縁保護膜10i、トップゲート電極10h及び
トップゲート絶縁膜10gを介してなされる。
【0035】図3(a)〜(d)は、ダブルゲートトラ
ンジスタ10の駆動原理を示す模式図である。
【0036】図3(a)に示すように、トップゲート電
極(TG)に印加されている電圧が+25(V)で、ボ
トムゲート電極(BG)に印加されている電圧が0
(V)であると、半導体層10d内に連続したnチャネ
ルが形成されず、ドレイン電極(D)10eに+10
(V)の電圧が供給されても、ソース電極(S)10f
との間に電流が流れない。また、この状態では、後述す
るフォトセンス状態において半導体層10dの上部に蓄
積された正孔が、同じ極性のトップゲート電極10hの
電圧により反発することにより、突出される。以下、こ
の状態をリセット状態という。
【0037】図3(b)に示すように、半導体層10d
に光が入射されると、その光量に応じて半導体層10d
内に正孔−電子対が生じる。このとき、トップゲート電
極(TG)10hに印加されている電圧が−15(V)
で、ボトムゲート電極(BG)10bに印加されている
電圧が0(V)であると、発生した正孔−電子対のうち
の正孔が半導体層10d内のブロッキング層(図の上
部)に蓄積される。以下、この状態をフォトセンス状態
という。なお、半導体層10d内に蓄積された正孔は、
リセット状態となるまで半導体層10dから吐出される
ことはない。
【0038】図3(c)に示すように、フォトセンス状
態において十分な量の正孔が半導体層10d内に蓄積さ
れず、トップゲート電極(TG)10hに印加されてい
る電圧が−15(V)で、ボトムゲート電極(BG)1
0bに印加されている電圧が+10(V)であると、半
導体層10d内に空乏層が広がり、nチャネルがピンチ
オフされ、半導体層10dが高抵抗となる。このため、
ドレイン電極(D)10eに+10(V)の電圧が供給
されても、ソース電極(S)10fとの間に電流が流れ
ない。以下、この状態を第1の読み出し状態という。
【0039】図3(d)に示すように、フォトセンス状
態において十分な量の正孔が半導体層10d内に蓄積さ
れ、トップゲート電極(TG)10hに印加されている
電圧が−15(V)で、ボトムゲート電極(BG)10
bに印加されている電圧が+10(V)であると、蓄積
されている正孔が負電圧の印加されているトップゲート
電極10hに引き寄せられて保持し、トップゲート電極
10hの負電圧が半導体層10dに及ぼす影響を緩和さ
せる。このため、半導体層10dのボトムゲート電極1
0b側にnチャネルが形成され、半導体層10dが低抵
抗となる。このため、ドレイン電極(D)に+10
(V)の電圧が供給されると、ソース電極(S)10f
との間に電流が流れる。以下、この状態を第2の読み出
し状態という。
【0040】次に、図1に示すトップゲートドライバ2
及びボトムゲートドライバ3の詳細について説明する。
図4は、トップゲートドライバ2及びボトムゲートドラ
イバ3として適用されるシフトレジスタの全体の構成を
示すブロック図である。撮像素子1に配されているダブ
ルゲートトランジスタ10の行数(トップゲートライン
TGLの数)をnとすると、いずれのドライバ2、3と
して適用される場合も、このシフトレジスタは、n個の
段RS1(1)〜RS1(n)から構成される。
【0041】各段RS1(k)(k:1〜nの整数)
は、入力信号端子IN、出力信号端子OUT、制御信号
端子Φ、定電圧入力端子SS、基準電圧入力端子DD、
及びクロック信号入力端子clkを有している。出力信
号端子OUTは、各段RS1(k)の出力信号out
(k)を出力する端子である。出力信号out(k)
は、それぞれ撮像素子1の各トップゲートラインTGL
(トップゲートドライバ2として適用の場合)、或いは
各ボトムゲートラインBGL(ボトムゲートドライバ3
として適用の場合)に出力される。
【0042】入力信号端子INは、コントローラからの
スタート信号Vst(1番目の段RS1(1)の場
合)、または前の段RS(k−1)(k:2〜nの整
数)から出力された出力信号out(k−1)(2番目
以降の段の場合)が入力される端子である。
【0043】定電圧入力端子SSは、コントローラから
の定電圧Vssが供給される端子である。定電圧入力端
子SSに供給される定電圧Vssのレベルは、−15
(V)(トップゲートドライバ2として適用の場合)、
或いは0(V)(ボトムゲートドライバ3として適用の
場合)である。基準電圧入力端子DDは、所定の基準電
圧Vddが供給される端子である。基準電圧入力端子D
Dに供給される基準電圧のレベルは、+25(V)であ
る。
【0044】クロック信号入力端子clkは、コントロ
ーラからのクロック信号CK1(奇数番目の段の場
合)、或いはクロック信号CK2(偶数段目の段の場
合)が供給される端子である。クロック信号CK1、C
K2はそれぞれ、前記シフトレジスタの出力信号をシフ
トしていくタイムスロットのうちの所定期間、タイムス
ロット毎に交互に駆動レベルとなる。トップゲートドラ
イバ2として適用した場合は、クロック信号CK1、C
K2は、ハイレベル(nチャネルトランジスタにおける
オン電圧レベル)が+25(V)、ローレベル(nチャ
ネルトランジスタにおけるオフ電圧レベル)が−15
(V)である。一方、ボトムゲートドライバ3として適
用した場合は、ハイレベル(nチャネルトランジスタに
おけるオン電圧レベル)が+10(V)、ローレベル
(nチャネルトランジスタにおけるオフ電圧レベル)が
0(V)である。
【0045】制御信号端子Φは、コントローラからの制
御信号φ1(奇数番目の段の場合)、或いは制御信号φ
2(偶数番目の段の場合)が供給される端子である。制
御信号φ1、φ2のハイレベルは、後述するようにこれ
が供給されるnチャネルのTFTのオンレベルとなる所
定の値、ローレベルは、そのTFTのオフレベルとなる
所定の値である。
【0046】図5は、上記構成のシフトレジスタの各段
RS1(1)〜RS1(n)の回路構成を示す図であ
る。図示するように、各段RS1(1)〜RS1(n)
は、基本構成として5つのTFT(Thin Film Transist
or)21〜25と、付加構成として1つのTFT31と
を有している。TFT21〜25、31は、いずれもn
チャネルMOS型の電界効果トランジスタで構成される
もので、図2に示したダブルゲートトランジスタ10の
ボトムゲート電極10bまたはトップゲート電極10h
を除いた構造となっている。
【0047】TFT21のゲート電極(制御端子)は制
御信号端子Φに、ドレイン電極(電流路の一端)は入力
信号端子INに、ソース電極(電流路の他端)はTFT
22、24のゲート電極(制御端子)に接続されてい
る。TFT23のゲート電極(制御端子)とドレイン電
極(電流路の一端)とは基準電圧入力端子DDに接続さ
れている。TFT22のドレイン電極(電流路の一端)
はTFT23のソース電極(電流路の他端)に、ソース
電極(電流路の他端)は定電圧入力端子SSに接続され
ている。TFT24のドレイン電極(電流路の一端)は
クロック信号入力端子clkに、ソース電極(電流路の
他端)はTFT25のドレイン電極(電流路の一端)と
出力信号端子OUTとに接続されている。TFT25の
ゲート電極(制御端子)はTFT23のソース電極(電
流路の他端)に、ソース電極(電流路の他端)は定電圧
入力端子SSに接続されている。
【0048】TFT21のソース電極とTFT22、2
4のゲート電極との間の配線及びこれと関係するTFT
21、22、24の寄生容量とによって、電荷を蓄積す
るための容量Aが形成されている。また、TFT23の
ソース電極とTFT22のソース電極及びTFT25の
ゲート電極との間には、TFT23を介して基準電圧入
力端子DDから供給される電荷を蓄積するための容量B
が形成されている。
【0049】各段のTFT21のゲート電極には、コン
トローラからの制御信号φ1またはφ2が供給される。
TFT21のドレイン電極には、前の段RS1(k−
1)からの出力信号out(k−1)が供給される。T
FT21は、ハイレベル(オンレベル)の信号φ1また
はφ2が供給されたときにオンし、出力信号out(k
−1)によりドレイン電極とソース電極との間に電流が
流れる。これにより、TFT31を介して容量Aに電荷
をチャージさせる。
【0050】TFT23のゲート電極とドレイン電極と
には、基準電圧Vddが供給されている。これにより、
TFT23は、常にオン状態となっている。TFT23
は、基準電圧Vddを分圧する負荷としての機能を有す
る。
【0051】各段のTFT22は、容量Aに電荷がチャ
ージされていないときにオフ状態となり、TFT23を
介して供給された基準電圧VddをTFT25のゲート
電極に供給させる。また、TFT22は、容量Aに電荷
がチャージされているときにオン状態となり、ドレイン
電極とソース電極との間に貫通電流を流させる。ここ
で、TFT22、23は、いわゆるEE型の構成となっ
ているため、TFT23が完全なオフ抵抗とならないこ
とで、TFT23のソース電極とTFT25のゲート電
極との間に蓄積された電荷が完全にディスチャージされ
ないことがあるが、TFT25の閾値電圧よりも十分に
低い電圧となる。
【0052】各段のTFT24は、容量Aがチャージさ
れているとき(すなわち、TFT25がオフ状態のと
き)にオン状態となり、入力されたクロック信号CK
1、CK2によりゲート電極及びソース電極並びにそれ
らの間のゲート絶縁膜からなる寄生容量がチャージアッ
プされる。TFT24のゲート電極及びドレイン電極並
びにそれらの間のゲート絶縁膜による寄生容量がチャー
ジアップされることにより、容量Aの電位が後述するよ
うに上昇し、そして、ゲート飽和電圧にまで達するとソ
ース−ドレイン電流が飽和する。これにより、出力信号
out(k)は、実質的にクロック信号CK1、CK2
とほぼ同電位となる。各段のTFT24は、また、容量
Aに電荷がチャージされていないとき(すなわち、TF
T25がオン状態のとき)にオフ状態となり、ドレイン
電極に供給されたクロック信号CK1、CK2の出力を
遮断する。
【0053】各段のTFT25のドレイン電極には、定
電圧Vssが供給される。TFT25は、容量Aに電荷
がチャージされていないとき(すなわち、TFT25が
オン状態のとき)にオフ状態となり、TFT24のソー
ス電極から出力された信号のレベルを当該段の出力信号
out(k)として出力させる。TFT25は、また、
容量Aに電荷がチャージされているとき(すなわち、T
FT25がオフ状態のとき)にオン状態となり、ドレイ
ン電極に供給された定電圧Vssのレベルをソース電極
から当該段の出力信号out(k)として出力させる。
【0054】TFT31は、ゲート電極が容量Bに接続
されており、TFT22がオフして容量Bに電荷が蓄積
されているときにオンする。すなわち、TFT22がオ
ンしたタイミング以外は、常にオン状態となっている。
TFT31は、ドレイン電極が容量Aにソース電極が定
電圧入力端子SSに接続されており、オン状態となって
いるときには、容量Aに蓄積された電荷を放出する。付
加構成のTFT31が果たす役割については、さらに詳
しく後述する。
【0055】以下、この実施の形態にかかる撮像装置の
動作について説明する。最初に、トップゲートドライバ
2及びボトムゲートドライバ3の動作について説明す
る。なお、トップゲートドライバ2とボトムゲートドラ
イバ3とは、それぞれ入出力される信号のレベルとタイ
ミングとが異なるだけであるので、以下の説明におい
て、ボトムゲートドライバ3の動作の説明は、トップゲ
ートドライバ2と異なる部分のみに止めることとする。
【0056】図6は、トップゲートドライバ2として適
用した場合における、この実施の形態のシフトレジスタ
の動作を示すタイミングチャートである。図中、tq〜
t(q+1)(q:n以下の自然数)の間となる1t分
の期間が1選択期間である。ここでは、1番目以外の奇
数番目の段RS1(k)(k:3,5,・・・,n−
1)を例としているが、1番目の段も出力信号out
(k−1)をコントローラからのスタート信号Vstと
すれば、他の奇数番目の段と同じである。また、偶数番
目の段も、制御信号φ1を制御信号φ2に、クロック信
号CK1をクロック信号CK2とすれば、奇数番目の段
と同じ動作である。ただし、上述したように通常コント
ローラからトップゲートドライバ2の各段の定電圧入力
端子SSに供給される定電圧Vssのレベルは−15
(V)であるが、定電圧Vssのレベルが0(V)でも
ほぼ同じように動作する。
【0057】タイミングt0〜t1の間、クロック信号
CK2がハイレベル(25(V))となると、前の段R
S1(k−1)から当該段RS1(k)の入力端子IN
に供給される出力信号out(k−1)のレベルが25
(V)となる(図中、×をプロットして示す)。この間
において、制御信号端子Φから入力される制御信号φ1
が一定期間ハイレベルに変化すると、この一定期間だけ
TFT21がオンし、入力端子INに供給された出力信
号out(k−1)の25(V)がTFT21のソース
電極から出力される。
【0058】これにより、容量Aの電位(図中、●をプ
ロットして示す)が上昇する。容量Aの電位が上昇し、
TFT22、24の閾値電圧を超えると、当該段RS1
(k)のTFT22、24がオン、TFT25がオフす
る。TFT22がオンすると、容量Bに蓄積されていた
電荷がこれを介してディスチャージされるため、容量A
の電位がディスチャージされない。
【0059】次に、タイミングt1〜t2の間におい
て、クロック信号入力端子clkから入力されるクロッ
ク信号CK1が25(V)に変化する。すると、ブート
ストラップ効果によりTFT24のゲート電極及びソー
ス電極並びにそれらの間のゲート絶縁膜からなる寄生容
量がチャージアップされる。そして、この寄生容量の電
位がゲート飽和電圧に達すると、TFT24のドレイン
電極とソース電極との間に流れる電流が飽和する。これ
により、当該段RS1(k)の出力端子OUTから出力
される出力信号out(k)は、クロック信号CK1の
レベルとほぼ同電位の25(V)となる(図中、太い実
線で示す)。なお、このタイミングt1〜t2の間は、
TFT24の前述した寄生容量がチャージアップされる
ことにより、容量Aの電位がほぼ45(V)程度にまで
達する。
【0060】次に、タイミングt2になると、クロック
信号CK1のレベルが−15(V)に変化する。これに
より、出力信号out(k)のレベルもほぼ−15
(V)となる。また、これにともないTFT24の寄生
容量へチャージされた電荷が放出され、ブートストラッ
プ効果が減衰し容量Aの電位が低下する。
【0061】さらに、タイミングt3までの間で制御信
号φ1が一定期間ハイレベルになると、TFT21が再
びオンし、段RS1(k)の容量Aに蓄積された電荷が
段RS1(k)のTFT31、21、及び前の段RS1
(k−1)のTFT25(後述するように、オン状態)
を介して放出され、TFT22の閾値電圧を下回ると、
TFT22がオフする。これにより、容量Bに基準電圧
入力端子DDからTFT23を介して電荷が蓄積され、
TFT25、31がオンする。
【0062】これにより、容量Aに蓄積された電荷は、
さらにオン状態となったTFT31も介して放出される
ようになり、図6に示すように、容量Aの電位レベルが
急速に低下する。
【0063】なお、前の段RS1(k−1)の出力信号
out(k−1)がハイレベルとならない期間において
も当該段RS1(k)のTFT21のゲート電極に供給
される制御信号φ1がハイレベルとなり、またTFT2
4のドレイン電極に供給されるクロック信号CK1のレ
ベルがハイレベルとなることがある。この際、TFT2
1のゲート電極及びソース電極並びにそれらの間のゲー
ト絶縁膜による寄生容量、或いはTFT24のゲート電
極及びドレイン電極並びにそれらの間のゲート絶縁膜に
よる寄生容量、すなわち容量Aに電荷がチャージされる
ことから、容量Aの電位は、t0〜t3以外の期間にお
いても若干変動する。
【0064】しかしながら、これらの期間では、前の段
RS1(k−1)の出力信号out(k−1)がハイレ
ベルにならないため、入力信号端子INからTFT21
を介して容量Aにハイチャージの電荷が供給されること
はなく、容量Aの電位がTFT22の閾値電圧を越える
ことはない。つまり、容量Bの電位はハイレベルのまま
であり、TFT31は常にオン状態である。
【0065】このため、TFT21のゲート電極及びソ
ース電極並びにそれらの間のゲート絶縁膜による寄生容
量、或いはTFT24のゲート電極及びドレイン電極並
びにそれらの間のゲート絶縁膜による寄生容量に起因し
て容量Aに電荷がチャージされても、オン状態となって
いるTFT31を介してすぐに放出される。従って、容
量Aに蓄積される電荷の量は、t0〜t3以外の期間で
は、ごく短い期間における変動があるのみとなる。
【0066】そして、このような動作を奇数段、偶数段
共に順次繰り返していくことにより、トップゲートドラ
イバ2の各段RS1(k)(k:1〜n)の出力信号o
ut(k)がそれぞれ1選択期間1tずつ25(V)に
変化し、順次シフトしていく。
【0067】また、ボトムゲートドライバ3の動作は、
トップゲートドライバ2の動作とほぼ同じであるが、コ
ントローラから供給される信号CK1、CK2のハイレ
ベルが10(V)であるため、各段RS1(k)(k:
1〜n)の出力信号out(k)のハイレベルはほぼ1
0(V)であり、この際の容量Aのレベルは18(V)
程度であり、TFT24のソース、ドレイン電流が飽和
電流に達するレベルのゲート電圧となる。また、クロッ
ク信号CK1、CK2がハイレベルとなっている期間
は、1選択期間1tよりも短い所定の期間である。
【0068】次に、撮像素子1を駆動して画像を撮影す
るための全体の動作について、図7(a)〜(i)に示
す模式図を参照して説明する。なお、以下の説明におい
て、1Tの期間は、1水平期間と同じ長さを有するもの
とする。また、説明を簡単にするため、撮像素子1に配
置されているダブルゲートトランジスタ10のうち、最
初の3行のみを考えることとする。
【0069】まず、タイミングT1からT2までの1T
の期間において、図7(a)に示すように、トップゲー
トドライバ2は、1行目のトップゲートラインTGLを
選択して+25(V)を出力し、2、3行目(他の全
行)のトップゲートラインTGLに−15(V)を出力
する。一方、ボトムゲートドライバ3は、すべてのボト
ムゲートラインBGLに0(V)を出力する。この期間
において、1行目のダブルゲートトランジスタ10がリ
セット状態となり、2、3行目のダブルゲートトランジ
スタ10が前の垂直期間での読み出し状態を終了した状
態(フォトセンスに影響しない状態)となる。
【0070】次に、タイミングT2からT3までの1T
の期間において、図7(b)に示すように、トップゲー
トドライバ2は、2行目のトップゲートラインTGLを
選択して+25(V)を出力し、他のトップゲートライ
ンTGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲー
トドライバ3は、すべてのボトムゲートラインBGLに
0(V)を出力する。この期間において、1行目のダブ
ルゲートトランジスタ10がフォトセンス状態となり、
2行目のダブルゲートトランジスタ10がリセット状態
となり、3行目のダブルゲートトランジスタ10が前の
垂直期間での読み出し状態を終了した状態(フォトセン
スに影響しない状態)となる。
【0071】次に、タイミングT3からT4までの1T
の期間において、図7(c)に示すように、トップゲー
トドライバ2は、3行目のトップゲートラインTGLを
選択して+25(V)を出力し、他のトップゲートライ
ンTGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲー
トドライバ3は、すべてのボトムゲートラインBGLに
0(V)を出力する。この期間において、1、2行目の
ダブルゲートトランジスタがフォトセンス状態となり、
3行目のダブルゲートトランジスタ10がリセット状態
となる。
【0072】次に、タイミングT4からT4.5までの
0.5Tの期間において、図7(d)に示すように、ト
ップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートライン
TGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲート
ドライバ3は、すべてのボトムゲートラインBGLに0
(V)を出力する。また、ドレインドライバ4は、すべ
てのドレインラインDLに+10(V)を出力する。こ
の期間において、すべての行のダブルゲートトランジス
タ10がフォトセンス状態となる。
【0073】次に、タイミングT4.5からT5までの
0.5Tの期間において、図7(e)に示すように、ト
ップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートライン
TGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲート
ドライバ3は、1行目のボトムゲートラインBGLを選
択して+10(V)を出力し、他のボトムゲートライン
BGLに0(V)を出力する。この期間において、1行
目のダブルゲートトランジスタ10が第1または第2の
読み出し状態となり、2、3行目のダブルゲートトラン
ジスタ10がフォトセンス状態のままとなる。
【0074】ここで、1行目のダブルゲートトランジス
タ10は、フォトセンス状態となっていたタイミングT
2からT4.5までの期間で十分な光が半導体層に照射
されていると、第2の読み出し状態となって半導体層内
にnチャネルが形成されるため、対応するドレインライ
ンDL上の電荷がディスチャージされる。一方、タイミ
ングT2からT4.5までの期間で十分な光が半導体層
に照射されていないと、第1の読み出し状態となって半
導体層内のnチャネルがピンチオフされるため、対応す
るドレインラインDL上の電荷はディスチャージされな
い。ドレインドライバ4は、タイミングT4.5からT
5までの期間で各ドレインラインDL上の電位を読み出
し、1行目のダブルゲートトランジスタ10が検出した
画像データDATAとしてコントローラに供給する。
【0075】次に、タイミングT5からT5.5までの
0.5Tの期間において、図7(f)に示すように、ト
ップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートライン
TGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲート
ドライバ3は、すべてのボトムゲートラインBGLに0
(V)を出力する。また、ドレインドライバ4は、すべ
てのドレインラインDLに+10(V)を出力する。こ
の期間において、1行目のダブルゲートトランジスタ1
0が読み出しを終了した状態となり、2、3行目のダブ
ルゲートトランジスタ10がフォトセンス状態となる。
【0076】次に、タイミングT5.5からT6までの
0.5Tの期間において、図7(g)に示すように、ト
ップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートライン
TGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲート
ドライバ3は、2行目のボトムゲートラインBGLを選
択して+10(V)を出力し、他のボトムゲートライン
BGLに0(V)を出力する。この期間において、1行
目のダブルゲートトランジスタ10が読み出しを終了し
た状態となり、2行目のダブルゲートトランジスタ10
が第1または第2の読み出し状態となり、3行目のダブ
ルゲートトランジスタ10がフォトセンス状態となる。
【0077】ここで、2行目のダブルゲートトランジス
タ10は、フォトセンス状態となっていたタイミングT
3からT5.5までの期間で十分な光が半導体層に照射
されていると、第2の読み出し状態となって半導体層内
にnチャネルが形成されるため、対応するドレインライ
ンDL上の電荷がディスチャージされる。一方、タイミ
ングT3からT5.5までの期間で十分な光が半導体層
に照射されていないと、第1の読み出し状態となって半
導体層内のnチャネルがピンチオフされるため、対応す
るドレインラインDL上の電荷はディスチャージされな
い。ドレインドライバ4は、タイミングT5.5からT
6までの期間で各ドレインラインDL上の電位を読み出
し、2行目のダブルゲートトランジスタ10が検出した
画像データDATAとしてコントローラに供給する。
【0078】次に、タイミングT6からT6.5までの
0.5Tの期間において、図7(h)に示すように、ト
ップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートライン
TGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲート
ドライバ3は、すべてのボトムゲートラインBGLに0
(V)を出力する。また、ドレインドライバ4は、すべ
てのドレインラインDLに+10(V)を出力する。こ
の期間において、1、2行目のダブルゲートトランジス
タ10が読み出しを終了した状態となり、3行目のダブ
ルゲートトランジスタ10がフォトセンス状態となる。
【0079】次に、タイミングT6.5からT7までの
0.5Tの期間において、図7(i)に示すように、ト
ップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートライン
TGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲート
ドライバ3は、3行目のボトムゲートラインBGLを選
択して+10(V)を出力し、他のボトムゲートライン
BGLに0(V)を出力する。この期間において、1、
2行目のダブルゲートトランジスタ10が読み出しを終
了した状態となり、3行目のダブルゲートトランジスタ
10が第1または第2の読み出し状態となる。
【0080】ここで、3行目のダブルゲートトランジス
タ10は、フォトセンス状態となっていたタイミングT
4からT6.5までの期間で十分な光が半導体層に照射
されていると、第2の読み出し状態となって半導体層内
にnチャネルが形成されるため、対応するドレインライ
ンDL上の電荷がディスチャージされる。一方、タイミ
ングT4からT6.5までの期間で十分な光が半導体層
に照射されていないと、第1の読み出し状態となって半
導体層内のnチャネルがピンチオフされるため、対応す
るドレインラインDL上の電荷はディスチャージされな
い。ドレインドライバ4は、タイミングT6.5からT
7までの期間で各ドレインラインDL上の電位を読み出
し、3行目のダブルゲートトランジスタ10が検出した
画像データDATAとしてコントローラに供給する。
【0081】こうしてドレインドライバ4から行毎に供
給された画像データDATAに対して、コントローラが
所定の処理を行うことで、撮像対象物の画像データが生
成される。
【0082】以下、付加構成のTFT31が果たす役割
について詳細に説明する。ここでは、比較例を以てその
役割を説明する。図8は、この比較例においてトップゲ
ートドライバ2及びボトムゲートドライバ3として適用
されるシフトレジスタの1段分の構成を示す回路図であ
る。これは、図5に示す回路から付加構成のTFT31
を除いたもので、容量Aに蓄積された電荷は、TFT2
1を介してしかディスチャージされない構造となってい
る。シフトレジスタの全体構成としては、上記の図4に
示すものと同じである。
【0083】次に、この比較例のシフトレジスタの動作
を、トップゲートドライバ2として適用した場合を例と
して説明する。図9は、トップゲートドライバ2として
適用した場合におけるこの比較例のシフトレジスタの動
作を示すタイミングチャートである。ここでも、1t分
の期間が1選択期間であり、また、1番目以外の奇数番
目の段RS1(k)(k:3,5,・・・,n−1)を
例としている。
【0084】この比較例のシフトレジスタは、TFT2
2がオフ状態となっている期間、すなわち、t0〜t3
の期間以外の期間における動作が、上記の実施の形態の
シフトレジスタにおけるものと大きく異なる。
【0085】t1〜t3の期間以外の期間において、T
FT24のドレイン電極に供給される信号CK1のレベ
ルがハイレベルになると、TFT24のゲート電極及び
ドレイン電極並びにこれらの間のゲート絶縁膜からなる
寄生容量がチャージアップされることにより、容量Aに
若干の電荷が蓄積され、容量Aの電位が上昇する。しか
し、ハイレベルの制御信号φ1がTFT21のゲート電
極に供給されたとき以外は、容量Aに蓄積された電荷が
放出されることはない。
【0086】ハイレベルの制御信号φ1がTFT21の
ゲート電極に供給されたときでも、前の段RS1(k−
1)のTFT25はオフ状態となっているため、容量A
に蓄積された電荷がほとんど放出されない。
【0087】このため、この比較例のシフトレジスタで
は、TFT24のゲート電極及びドレイン電極並びにこ
れらの間のゲート絶縁膜からなる寄生容量に起因して容
量Aに蓄積される電荷の量、TFT22、24の特性に
よっては、容量Aの電位がTFT22、24の閾値電圧
を越えてしまう可能性がある。よって、この比較例のシ
フトレジスタは、上記の実施の形態で示したシフトレジ
スタでは生じ得ない誤動作が発生してしまう可能性があ
る。
【0088】以上説明したように、この実施の形態にか
かる撮像装置では、トップゲートドライバ2及びボトム
ゲートドライバ3として適用されるシフトレジスタの各
段RS1(k)(k:1〜nの整数)から信号CK1、
CK2のハイレベルをほぼそのまま出力信号のレベルと
して出力することができる。このため、各段RS1
(k)にバッファ等を設けなくても、出力信号のレベル
を減衰させることなく、順次シフトしていくことができ
る。
【0089】また、シフトレジスタの各段RS1(k)
を図5に示す構造にしたことにより各段RS1(k)の
TFT22がそれぞれオフしているとき、すなわち上記
したt0〜t2以外の期間で各段RS1(k)からの出
力信号OUT(k)のレベルを信号CK1、CK2のハ
イレベルとするための動作を行わないときは、当該段R
S1(k)のTFT31が常にオン状態となっている。
このため、当該段RS1(k)のTFT21のゲート電
極及びソース電極並びにそれらの間のゲート絶縁膜によ
る寄生容量、或いは当該段RS1(k)のTFT24の
ゲート電極及びドレイン電極並びにそれらの間のゲート
絶縁膜による寄生容量に起因して容量Aに電荷がチャー
ジされても、段RS1(k)のオン状態となっているT
FT31を介してすぐに放出される。
【0090】従って、この実施の形態にかかるシフトレ
ジスタでは、各段RS1(k)において本来容量Aに蓄
積されるべきでない電荷によって容量Aの電位が上昇し
て、TFT22、24がオン状態になってしまうことが
ない。よって、この実施の形態にかかるシフトレジスタ
は、上記した比較例のシフトレジスタに比べて、誤動作
を生じることなく長期間使用することができる。
【0091】また、トップゲートドライバ2及びボトム
ゲートドライバ3として適用されるシフトレジスタは、
TFT21〜25、31のみで、他の素子を用いること
なく構成することができる。ここで、TFT21〜2
5、31は、撮像素子1を構成するダブルゲートトラン
ジスタ10のボトムゲート電極10bまたはトップゲー
ト電極10hを除いた構造を有している。このため、撮
像素子1を基板10a上に形成する際に、同一の基板1
0a上に、同一プロセスでTFT21〜25、31を、
すなわちトップゲートドライバ2及びボトムゲートドラ
イバ3を形成することができる。
【0092】本発明は、上記の実施の形態に限られず、
種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可
能な上記の実施の形態の変形態様について説明する。
【0093】上記の実施の形態で示したシフトレジスタ
の各段RS1(k)(k:1〜nの整数)の構成は、適
宜変更することが可能である。例えば、基本構成として
のTFT23は、TFT以外の抵抗素子に置き換えても
よい。また、シフトレジスタの各段RS1(k)、
(k:1〜nの整数)は、ゲート電極にクロック信号C
K1、CK2のレベルを反転した信号が供給され、ドレ
イン電極がTFT24のソース電極に接続され、ソース
電極が定電圧供給端子SSに接続されたTFTをさらに
備えるものとしてもよい。
【0094】さらに、シフトレジスタの各段RS1
(k)(k:1〜nの整数)は、フローティングを防ぐ
ためのプルアップ用、プルダウン用のTFTや抵抗素子
などを適宜付加した構成としてもよい。さらに、クロッ
ク信号入力端子clkとTFT25のゲート電極との間
に、TFTを挿入した構成とすることなどもできる。T
FT21、31のソース電極は、低電圧供給端子SSに
接続されるのではなく、接地されていてもよい。
【0095】その他にも、シフトレジスタの各段RS1
(k)(k:1〜nの整数)は、付加構成として1つの
TFT31を有する構造のみならず、付加構成としてさ
らに多くのTFTを有する構造とすることもできる。図
10〜図12は、付加構成としてさらに多くのTFTを
有するシフトレジスタの各段RS1(k)(k:1〜n
の整数)の回路構成を示す図である。
【0096】図10に示すシフトレジスタでは、各段R
S1(k)は、図5に示した構成に加えて、付加構成と
してのTFT32を有する。TFT32は、そのゲート
電極が基準電圧入力端子DDに接続されており、TFT
32のドレイン電極はTFT21のソース電極に、ソー
ス電極は容量Aに接続されている。TFT32は該端子
DDから供給される基準電圧並びにソース、ドレイン電
極にそれぞれ接続された容量C、Aの電位に応じてオン
状態となっている。
【0097】TFT32は、次のような機能を有するも
のである。すなわち、前段の出力信号OUT(k−1)
のローレベルが−15(V)であるとすると、図9のt
1〜t2の期間は、容量Aの電位が45(V)程度まで
上昇し、容量Aと入力信号端子INとの間の電圧は、6
0(V)程度にまで達する。TFT32は、この電圧を
TFT21との間で分圧することで、TFT21のドレ
イン−ソース間に大きな電圧がかかるのを防ぎ、TFT
21が破壊することを防ぐものである。
【0098】図11に示すシフトレジスタでは、各段R
S1(k)は、図10に示した構成に加えて、付加構成
としてのTFT33を有する。TFT33は、そのゲー
ト電極が基準電圧入力端子DDに接続されており、該端
子DDから常に基準電圧が供給されている。TFT33
のドレイン電極は容量Aに、ソース電極はTFT31の
ドレイン電極に接続されている。図5に示した構成に、
TFT33を加えることも可能である。
【0099】TFT33は、次のような機能を有するも
のである。すなわち、定電圧入力端子SSから供給され
る定電圧のレベルが−15(V)であるとすると、図9
のt1〜t2の期間は、容量Aの電位が45(V)程度
まで上昇し、容量Aと定電圧信号端子SSとの間の電圧
は、60(V)にまで達する。TFT33は、この電圧
をTFT31との間で分圧することで、TFT31のド
レイン−ソース間に大きな電圧がかかるのを防ぎ、TF
T31が破壊することを防ぐものである。
【0100】なお、図10、図11にそれぞれ示したT
FT32、33は、いずれの容量Aに蓄積された電荷に
よる電圧を分圧して、TFT21、31のドレイン−ソ
ース間の電圧が高くなりすぎないようにする機能を有し
ている。従って、このような分圧の機能を有するのであ
れば、他のタイプの素子(例えば、抵抗素子)をTFT
32、33の代わりに適用することもできる。
【0101】図12に示すシフトレジスタでは、各段R
S1(k)は、図11に示した構成に加えて、付加構成
としてのTFT34を有する。TFT34は、ゲート電
極とドレイン電極とが基準電圧入力端子DDに接続され
ている。TFT23のゲート電極は、基準電圧入力端子
DDに直接接続されているのではなく、TFT34のソ
ース電極に接続されている。図5または図10に示した
構成に、TFT34を加えることも可能である。
【0102】図5、図10及び図11の構成では、容量
Bの電位は、TFT23が有する寄生容量の影響によ
り、基準電圧入力端子DDから供給される基準電圧のレ
ベルまで上昇しない。これに対して、この構成では、T
FT34を加え、TFT23とTFT34とをいわゆる
ブートストラップ構造とすることで、容量Bの電位をほ
ぼ基準電圧のレベルまで上昇できるようにするものであ
る。これにより、TFT25、31が確実にオンするよ
うになり、容量Bのレベルが十分に上昇しないことによ
る誤動作を防いでいる。
【0103】上記の実施の形態では、ダブルゲートトラ
ンジスタ10をマトリクス状に配した撮像素子1を、ト
ップゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3を用
いて駆動する撮像装置を例として説明した。しかしなが
ら、本発明は、これに限られず、マトリクス状などの所
定の配列で画素を配した他のタイプの撮像素子或いは表
示素子を、上記の実施の形態で示したシフトレジスタと
同一の構成を有するドライバで駆動する撮像装置或いは
表示装置にも適用することができる。
【0104】例えば、図13に示すような液晶表示装置
への適用を例として説明する。図示するように、この液
晶表示装置は、液晶表示素子5と、ゲートドライバ6
と、ドレインドライバ7とを有している。
【0105】液晶表示素子5は、一対の基板に液晶を封
入して構成されるもので、その一方の基板には、TFT
50がマトリクス状に形成されている。各TFT50の
ゲート電極はゲートラインGLに、ドレイン電極はドレ
インラインDLに、ソース電極は同様にマトリクス状に
形成された画素電極に形成されている。他方の基板に
は、定電圧が印加されている共通電極が形成されてお
り、この共通電極と各画素電極との間に、画素容量51
が形成される。そして、画素容量51に蓄積された電荷
によって液晶の配向状態が変化することで、液晶表示素
子5は、透過させる光の量を制御して画像を表示するも
のである。
【0106】ゲートドライバ6は、上記の実施の形態に
おいてトップゲートドライバ2及びボトムゲートドライ
バ3として適用したシフトレジスタのいずれか、或いは
上記で説明した変形例のものを以て構成される。ゲート
ドライバ6は、コントローラからの制御信号Gcntに
従って、ゲートラインGLを順次選択して所定の電圧を
出力する。但し、制御信号Gcntとして供給される定
電圧Vssは0(V)であり、また、出力電圧は、TF
T50の特性に従うもので、コントローラから制御信号
Gcntとして供給される信号CK1、CK2のレベル
もこれに従っている。
【0107】ドレインドライバ7は、コントローラから
の制御信号Dcntに従って、コントローラから画像デ
ータdataを順次取り込む。1ライン分の画像データ
dataを蓄積すると、ドレインドライバ7は、コント
ローラからの制御信号Dcntに従ってこれをドレイン
ラインDLに出力し、ゲートドライバ6によって選択さ
れたゲートラインGLに接続されているTFT50(オ
ン状態)を介して、画素容量51に蓄積させる。
【0108】この液晶表示装置において、液晶表示素子
5上に画像を表示する場合には、まず、ゲートドライバ
6は、画像データdataを書き込むべき行のゲートラ
インGLに対応した段からハイレベルの信号を出力し、
当該行のTFT50をオンさせる。当該行のTFT50
がオンしているタイミングにおいて、ドレインドライバ
7は、蓄積した画像データdataに応じた電圧をドレ
インラインDLに出力し、オンしているTFT50を介
して画素容量51に書き込む。以上の動作の繰り返しに
より、画素容量51に画像データdataが書き込ま
れ、これに応じて液晶の配向状態が変化して、液晶表示
素子5上に画像が表示される。
【0109】この液晶表示装置では、液晶表示素子5
は、一方の基板上にTFT50がマトリクス状に形成さ
れたものとなっている。このTFT50の構造も、ゲー
トドライバ6に適用したシフトレジスタを構成するTF
T21〜27、31〜33と基本的に同じである。従っ
て、ゲートドライバ6を、液晶表示素子5を構成する一
方の基板上に、同時プロセスにおいて形成することが可
能となる。
【0110】さらには、上記の実施の形態における構
成、或いはそれを上記したように変形した構成を有する
シフトレジスタは、撮像素子または表示素子を駆動する
ためのドライバとしての用途以外にも適用することがで
きる。例えば、これらのシフトレジスタは、データ処理
装置などにおいて直列のデータを並列のデータに変換す
る場合などの用途にも適用することができる。
【0111】なお、上記の実施の形態のトップゲートド
ライバ2、ボトムゲートドライバ3並びにゲートドライ
バ6はTFT21〜25、31〜34のいずれかにより
構成されているが、これらをTFT以外のトランジスタ
に置き換えてもよい。また、上記TFT21〜25、3
1〜34はnチャネル型であったが、全てpチャネル型
としてもよい。このとき、各信号のハイ、ローレベルは
nチャネルのときに比べ互いに反転されるように設定さ
れていればよい。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシフトレ
ジスタによれば、出力信号のレベルを減衰させることな
く、順次シフトしていくことが可能となる。
【0113】また、容量に蓄積された電荷が十分に放出
されないことに起因する誤動作を防ぐことができる。
【0114】さらに、本発明の電子装置では、撮像素子
或いは表示素子などの駆動素子に、ドライバを構成する
トランジスタとほぼ同様の構造を有する素子を含むもの
を適用することによって、ドライバを撮像素子と同一の
基板上に、同一のプロセスで形成することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる撮像装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1のダブルゲートトランジスタの概略的な構
造を示す断面図である。
【図3】(a)〜(d)は、図1のダブルゲートトラン
ジスタの駆動原理を示す模式図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態において、トップゲ
ートドライバ及びボトムゲートドライバとして適用され
るシフトレジスタの全体の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態において、トップゲ
ートドライバ及びボトムゲートドライバとして適用され
るシフトレジスタの1段分の構成を示す回路図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるシフトレジ
スタを、トップゲートドライバとして適用した場合の動
作を示すタイミングチャートである。
【図7】(a)〜(i)は、本発明の第1の実施の形態
にかかる撮像装置の動作を示す模式図である。
【図8】第1の比較例においてトップゲートドライバ及
びボトムゲートドライバとして適用されるシフトレジス
タの1段分の構成を示す回路図である。
【図9】第1の比較例におけるシフトレジスタを、トッ
プゲートドライバとして適用した場合の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図10】トップゲートドライバ及びボトムゲートドラ
イバとして適用されるシフトレジスタの1段分の他の構
成を示す回路図である。
【図11】トップゲートドライバ及びボトムゲートドラ
イバとして適用されるシフトレジスタの1段分の他の構
成を示す回路図である。
【図12】トップゲートドライバ及びボトムゲートドラ
イバとして適用されるシフトレジスタの1段分の他の構
成を示す回路図である。
【図13】本発明の実施の形態の変形にかかる液晶表示
装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・撮像素子、2・・・トップゲートドライバ、3・・・ボ
トムゲートドライバ、4・・・ドレインドライバ、5・・・液
晶表示素子、6・・・ゲートドライバ、7・・・ドレインドラ
イバ、10・・・ダブルゲートトランジスタ、10a・・・基
板、10b・・・ボトムゲート電極、10c・・・ボトムゲー
ト絶縁膜、10d・・・半導体層、10e・・・ドレイン電
極、10f・・・ソース電極、10g・・・トップゲート絶縁
膜、10h・・・トップゲート電極、10i・・・絶縁保護
膜、21〜25・・・TFT(基本構成)、31〜34・・・
TFT(付加構成)、50・・・TFT、51・・・画素容
量、TGL・・・トップゲートライン、BGL・・・ボトムゲ
ートライン、DL・・・ドレインライン、GL・・・ゲートラ
イン、GrL・・・グラウンドライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B022 AA00 BA00 CA02 FA06 FA10 FA11 5C024 BX00 BX01 CX00 GX15 GX18 GY35 5C080 AA10 BB05 DD09 EE29 FF11 JJ02 JJ03 JJ04 JJ06

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の段からなるシフトレジスタであっ
    て、前記シフトレジスタの各段は、 外部から制御端子に供給される第1または第2の信号に
    よってオンし、隣接する一方の段から電流路の一端に供
    給された所定レベルの信号を電流路の他端に出力する第
    1のトランジスタと、 制御端子と前記第1のトランジスタの電流路の他端との
    間の容量に蓄積された電荷によってオンし、負荷を介し
    て電流路の一端に供給される信号を電流路の他端から放
    出する第2のトランジスタと、 制御端子と前記第1のトランジスタの電流路の他端との
    間の容量に蓄積された電荷によってオンし、外部から電
    流路の一端に供給される第3または第4の信号を出力信
    号として電流路の他端から出力する第3のトランジスタ
    と、 前記第2のトランジスタがオフしているときに負荷を介
    して制御端子に供給される信号によってオンし、外部か
    ら電流路の一端に供給される信号を出力信号として電流
    路の他端から出力する第4のトランジスタと、 制御端子が前記負荷と前記第2のトランジスタの間に接
    続され、前記第2のトランジスタがオフしているときに
    オンし、前記容量に蓄積された電荷を電流路の他端から
    放出する第5のトランジスタとを備えることを特徴とす
    るシフトレジスタ。
  2. 【請求項2】前記第1のトランジスタの電流路の他端と
    前記容量との間に設けられ、前記容量の電圧を分圧させ
    て、前記第1のトランジスタの電流路の両端にかかるよ
    うにする第1の分圧素子をさらに備えることを特徴とす
    る請求項1に記載のシフトレジスタ。
  3. 【請求項3】前記第5のトランジスタの電流路の一端と
    前記容量との間に設けられ、前記容量の電圧を分圧させ
    て、前記第5のトランジスタの電流路の両端にかかるよ
    うにする第2の分圧素子をさらに備えることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のシフトレジスタ。
  4. 【請求項4】前記負荷は、 制御端子と電流路の一端とに外部からの信号が供給さ
    れ、供給された信号を電流路の他端に出力する第6のト
    ランジスタと、 電流路の一端に前記外部からの信号が供給されると共
    に、制御端子に前記第6のトランジスタの電流路の他端
    から出力された信号が供給され、制御端子に供給された
    信号によってオンすることにより、電流路の一端に供給
    された信号を電流路の他端から出力して、前記第2のト
    ランジスタの電流路の一端に供給する第7のトランジス
    タとから構成されていることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1項に記載のシフトレジスタ。
  5. 【請求項5】前記シフトレジスタの奇数番目の段には、
    第3、第4の信号のうちの第3の信号が外部から供給さ
    れ、 前記シフトレジスタの偶数番目の段には、第3、第4の
    信号のうちの第4の信号が外部から供給され、 第3、第4の信号はそれぞれ、前記シフトレジスタの出
    力信号をシフトしていくタイムスロットのうちの所定期
    間、タイムスロット毎に交互に駆動レベルとなることを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシフ
    トレジスタ。
  6. 【請求項6】前記第1、第2の信号は、それぞれ前記第
    3、第4の信号が駆動レベルとなっている間の一定期間
    オンレベルとなることを特徴とする請求項5に記載のシ
    フトレジスタ。
  7. 【請求項7】前記複数の段のそれぞれを構成する各トラ
    ンジスタは、同一のチャネル型の電界効果トランジスタ
    であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項
    に記載のシフトレジスタ。
  8. 【請求項8】複数の段からなるシフトレジスタであっ
    て、前記シフトレジスタの各段は、 外部からの信号により、内部に設けられた容量に電荷を
    蓄積させる第1のトランジスタと、 前記第1のトランジスタとの間に前記容量を形成すると
    共に、前記容量に蓄積された電荷によってオンしている
    ときに電流路の一端から供給された電圧を出力信号とし
    て電流路の他端から出力する第2のトランジスタと、 電流路の一端が前記容量に接続され、前記第2のトラン
    ジスタがオフしている期間にオンし、前記容量に蓄積さ
    れている電荷を放出する第3のトランジスタと、 を備えることを特徴とするシフトレジスタ。
  9. 【請求項9】複数の段からなり、出力信号をシフトさせ
    ることによって所定レベルの信号を各段から順次出力す
    るドライバと、複数の画素によって構成され、前記ドラ
    イバの各段から出力された出力信号によって駆動される
    駆動素子とを備え、 前記ドライバの各段は、 外部から制御端子に供給される第1または第2の信号に
    よってオンし、隣接する一方の段から電流路の一端に供
    給された所定レベルの信号を電流路の他端に出力する第
    1のトランジスタと、 制御端子と前記第1のトランジスタの電流路の他端との
    間の容量に蓄積された電荷によってオンし、負荷を介し
    て電流路の一端に供給される信号を電流路の他端から放
    出する第2のトランジスタと、 制御端子と前記第1のトランジスタの電流路の他端との
    間の容量に蓄積された電荷によってオンし、外部から電
    流路の一端に供給される第3または第4の信号を出力信
    号として電流路の他端から出力する第3のトランジスタ
    と、 前記第2のトランジスタがオフしているときに負荷を介
    して制御端子に供給される信号によってオンし、外部か
    ら電流路の一端に供給される信号を出力信号として電流
    路の他端から出力する第4のトランジスタと、 制御端子が前記負荷と前記第2のトランジスタの間に接
    続され、前記第2のトランジスタがオフしているときに
    オンし、前記容量に蓄積された電荷を電流路の他端から
    放出する第5のトランジスタとを備えることを特徴とす
    る電子装置。
  10. 【請求項10】前記駆動素子は、撮像素子であることを
    特徴とする請求項9に記載の電子装置。
  11. 【請求項11】前記撮像素子は、励起光によりキャリア
    を生成する半導体層と、前記半導体層の両端にそれぞれ
    接続されたドレイン電極及びソース電極と、第1ゲート
    絶縁膜を介して前記半導体層の一方側に設けられた第1
    ゲート電極と、第2ゲート絶縁膜を介して前記半導体層
    の他方側に設けられた第2ゲート電極とを、画素毎に備
    え、 前記ドライバは、出力信号を第1のゲート電極に出力す
    る第1のドライバと、出力信号を第2のゲート電極に出
    力する第2のドライバとを含むことを特徴とする請求項
    9または10に記載の電子装置。
  12. 【請求項12】前記駆動素子は、表示素子であることを
    特徴とする請求項9に記載の電子装置。
  13. 【請求項13】前記表示素子は、制御端子に前記ドライ
    バの各段のいずれかの出力信号が供給され、電流路の一
    端に外部から画像データが供給される第6のトランジス
    タを、画素毎に備えることを特徴とする請求項12に記
    載の電子装置。
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