JP2001159715A - 高分子クラッド光ファイバ - Google Patents

高分子クラッド光ファイバ

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JP2001159715A
JP2001159715A JP37622199A JP37622199A JP2001159715A JP 2001159715 A JP2001159715 A JP 2001159715A JP 37622199 A JP37622199 A JP 37622199A JP 37622199 A JP37622199 A JP 37622199A JP 2001159715 A JP2001159715 A JP 2001159715A
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JP
Japan
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mol
optical fiber
formula
clad
fluoroacrylate
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JP37622199A
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English (en)
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Reiko Udagawa
礼子 宇田川
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 耐熱性および耐湿性に優れた,低屈折率の材
料から構成される高分子クラッドを用いた光ファイバを
提供する。 【解決手段】 石英ガラスのコアと屈折率がコアの屈折
率より小さい材料から構成されるクラッドを用いた光フ
ァイバ。高分子クラッドは式(I) CH=CR−COORf (I) [式中、RはH、CH、又はF等、Rfは(CH
m(CFCF)nCF、(CH)m(CF
)nCFCF、又はCH(CFCF)n
H等、(m=1〜6、n=0〜5の整数)]で示される
一種以上のフルオロアクリレート40〜90モル%と、
式(II) CH=CR’−COO(CH)p(C
2m+1)NSO2n+1
(I
I) (式中,R’はHまたはCH,m,n,pは1以上の
整数である)で示される一種以上のスルホンアミド基を
含有するフルオロアクリレート60〜10モル%を単量
体成分として含む共重合体から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,フルオロアクリレ
ートとスルホンアミド基含有フルオロアクリレートの共
重合体を高分子クラッドに用いた耐熱性,耐湿性に優れ
た光ファイバに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバは,使用する時に石英ガラス
コアを保護するためにクッラド層を設けるのが一般的で
ある。クッラド層を被覆することにより,破断すること
が少なくなり,種々の分野で使用する事ができる。この
クラッド材料として,アクリル系紫外線硬化型樹脂など
が知られている。光ファイバが使用される分野は非常に
広くなり,さまざまな環境で使用可能となるために,よ
り優れたクラッド材料の開発が進められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐熱
性,耐湿性に優れた高分子クラッド光ファイバのクラッ
ドに用いることができるフルオロアクリレートとスルホ
ンアミド基含有フルオロアクリレートを単量体成分とし
て含む共重合体から構成される材料を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の高分子クラッド
光ファイバは,石英ガラスのコアと屈折率がコアの屈折
率より小さい材料から構成されるクラッドにおいて,式
(I)で示される一種以上のフルオロアクリレート40
〜90モル%と,式(II)で示される一種以上のスル
ホンアミド基含有フルオロアクリレート60〜10モル
%を単量体成分として含む共重合体から構成されてい
る。
【化3】 CH=CR−COORf (I) [式中、RはH、CH、FまたはCF、Rfは(C
)m(CFCF)nCF、(CH)m(C
CF)nCFCF、CH(CFCF
nH、CHCFCHFCF、CH(CFCF
Cl)nCl、(CH)m(CFCF)nCF
(CF、CH(CF、CF(CF
C(CF、CHC(CH)(CF、C
CF(CF)〔CF(CF)CFO〕nOC
または(CH)m(CFCF)n(C
)mOH(m=1〜6、n=0〜5の整数)]
【化4】 CH=CR’−COO(CH)p(C2m+1)NSO2n +1 (II) (式中,R’はHまたはCH,m,n,pは1以上の
整数である。)または式(I)で示される一種以上のフ
ルオロアクリレート40〜90モル%と式(II)で示
される一種以上のスルホンアミド基含有フルオロアクリ
レート60〜10モル%とメチルメタクリレート0.1
〜10モル%またはエチルアクリレート0.1〜10モ
ル%の共重合体から構成されている。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の光ファイバはコアとして
はフッ素またはホウ素がドープされた石英ガラスから構
成されている。クラッドを構成する樹脂としては,式
(I)に示されるフルオロアクリレート(FA)と式
(II)に示されるスルホンアミド基含有フルオロアク
リレート(SAFA)とを単量体成分とする共重合体,
あるいはFA,SAFAとメチルアクリレートまたはエ
チルアクリレートを単量体成分とする共重合体であるこ
とが必要である。
【0006】FAの例としては、トリフルオロエチル−
α−フルオロアクリレート(3αFA)、テトラフルオ
ロプロピル−α−フルオロアクリレート(4αFA)、
ペンタフルオロプロピル−α−フルオロアクリレート
(5αFA)、オクタフルオロペンチル−α−フルオロ
アクリレート(8αFA)等が挙げられる。これらは4
0〜90モル%の範囲であれば各々単独で用いても良
く,二種以上を組み合わせて用いることができる。SA
FAの例としては、n=8、m=2,R’=Hである。
対応するのはメタクリレート(R’=CH)である。
その他の適した化合物はn=8、m=4,R’=Hであ
る。これらの化合物は3M社から市販されている。また
上記FA,SAFA以外の共重合可能な単量体成分は1
0モル%以下ならば共重合することができる。例えば,
アクリル酸エステル,メタクリル酸エステル,スチレ
ン,無水マレイン酸等が挙げられる。これらの中で機械
特性,耐熱性,耐湿性に優れた光ファイバを得るために
は,アクリル酸エチルまたはメタクリル酸メチルを0.
1〜10モル%共重合するのが好ましい。
【0007】本発明の光ファイバ用組成物は、必要な場
合には高分子被覆層と石英ガラスコア間の接着力を大き
くするためにカップリング剤を添加することができる。
カップリング剤は官能基が二の化合物であり,分子の一
方は石英ガラス表面と反応することができ,もう一方は
高分子重合体と反応することができる。このようなカッ
プリング剤としては,シランカップリング剤,チタンカ
ップリング剤が知られている。また,少量の酸化防止剤
および安定剤を添加することにより,耐久性を向上させ
ることができる。これらの添加剤は従来公知のものを使
用することができる。
【0008】本発明の光ファイバは従来の製造法で製造
することができる。例えば,石英ガラスコア材とクラッ
ド材とを加熱溶融下で,複合口金から吐出してコア/ク
ラッドの二層芯鞘構造を形成させる複合紡糸法を一般的
に用いることができる。この光ファイバの外径は,取扱
性などの面から0.5〜1.5mmのものが好ましい。
更に,この光ファイバの外側にポリアミド,熱可塑性ポ
リイミド,熱可塑性ポリウレタン等の公知の樹脂を押出
成形等の通常の方法により被覆することもできる。
【0009】
【実施例】以下に本発明を実施例によりより具体的に説
明するが,本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。 屈折率:アッベ屈折率計を用いて25℃,50%RH雰
囲気中で測定した。 伝送損失:ハロゲン平行光(波長0.9ミクロン,1.
0ミクロン)を使用して30/2mカットバック法によ
り測定した。
【0010】実施例1 長さ150m,直径0.75mmの石英ガラス光ファイ
バを紡糸し,クラッド材として表1に示す8αFA/F
X13共重合体組成物を肉厚0.25mmとなるように
押出機を用いて被覆し,ナイロン−11を肉厚0.12
mmとなるように押出機を用いて被覆した。この高分子
クラッド光ファイバの伝送損失およびクラッド材の屈折
率を測定した。測定結果を表2に示すが,屈折率は23
℃,633nmで1.322と小さく,伝送損失は0.
9ミクロンでは5dB/km,1.0ミクロンでは3.
9dB/kmであった。
【0011】実施例2〜実施例5 表1に示すクラッド材を用いた以外は実施例1と同様に
光ファイバを製造して,実施例1と同様な評価を行っ
た。測定結果を表2に示す。本発明の実施例2〜実施例
5は伝送損失が小さく,いずれも優れていた。
【0012】
【発明の効果】上述した通り,高分子クラッド材として
フルオロアクリレートとスルホンアミド基含有フルオロ
アクリレートを単量体成分とする共重合体を用いること
により,低屈折率で伝送損失の小さい高分子クラッド光
ファイバを製造できる。
【0013】
【表1】 FA/FX共重合体をクラッドに用いた高分
子クラッド光ファイバの構成
【0014】
【表2】光ファイバの伝送損失

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石英ガラスのコアと屈折率がコアの屈折
    率より小さい材料から構成されるクラッドにおいて,式
    (I)で示される一種以上のフルオロアクリレート40
    〜90モル%と,式(II)で示される一種以上のスル
    ホンアミド基を有するフルオロアクリレート60〜10
    モル%を単量体成分として含む共重合体から構成されて
    いることを特徴とする高分子クラッド光ファイバ。 【化1】 CH=CR−COORf (I) [式中、RはH、CH、FまたはCF、Rfは(C
    )m(CFCF)nCF、(CH)m(C
    CF)nCFCF、CH(CFCF
    nH、CHCFCHFCF、CH(CFCF
    Cl)nCl、(CH)m(CFCF)nCF
    (CF、CH(CF、CF(CF
    C(CF、CHC(CH)(CF、C
    CF(CF)[CF(CF)CFO]nOC
    または(CH)m(CFCF)n(C
    )mOH(m=1〜6、n=0〜5の整数)] 【化2】 CH=CR’−COO(CH)p(C2m+1)NSOCnF2n +1 (II) (式中、R’はHまたはCH,m,n,pは1以上の
    整数である。)
  2. 【請求項2】 クラッドが式(I)で示される一種以上
    のフルオロアクリレート40〜90モル%と式(II)
    で示される一種以上のスルホンアミド基を有するフルオ
    ロアクリレート60〜10モル%とメチルメタクリレー
    ト0.1〜10モル%またはエチルアクリレート0.1
    〜10モル%との共重合体であることを特徴とする請求
    項1に記載の高分子クラッド光ファイバ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の共重合
    体をクラッドに用いた高分子クッラド光ファイバを製造
    するために使用する組成物。
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