JP2001159414A - 建築部材用締結具 - Google Patents

建築部材用締結具

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JP2001159414A
JP2001159414A JP34356999A JP34356999A JP2001159414A JP 2001159414 A JP2001159414 A JP 2001159414A JP 34356999 A JP34356999 A JP 34356999A JP 34356999 A JP34356999 A JP 34356999A JP 2001159414 A JP2001159414 A JP 2001159414A
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JP
Japan
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bolt
nut
fastener
washer
head
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JP34356999A
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Inventor
Kazuyoshi Kimura
一義 木村
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SHELTER KK
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SHELTER KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボルトの空回りを防止する機構を付加するこ
とで、作業者の負担を軽減すると共に、作業効率を向上
した建築部材用締結具を提供すること。 【解決手段】 ボルト10と、座金40と、ナット20
と、からなる建築部材用締結具であって、ボルト10
は、少なくとも先端部外周面におねじ部11が形成され
た軸部12と、軸部12の頭部に連接する四角柱部13
と、四角柱部13の頭部に連接する第1の円板部14
と、を含んで構成され、座金40は、四角柱部13が嵌
合する四角孔41と、第1の円板部14が嵌合する円孔
42と、を含んで構成され、ナット20は、内周面にボ
ルト10の軸部12のおねじ部11が嵌合するめねじ部
が形成された嵌合部21と、嵌合部21より大径に形成
されると共に締結用工具が係合する係合溝23が形成さ
れ、嵌合部21の頭部と連接する第2の円板部22と、
を含んで構成されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築部材用締結具
に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、永年鋭意研究の結果、従
来の最も簡単な結合方法、例えば鉄板とボルト・ナット
を種々組み合わせる方法に比して更に簡単であり、しか
も、強度において古来の木造刻み込み方式にも優る建築
部材用継手装置を開発した。
【0003】これは、特公平6−57977号公報によ
って明らかにされている。即ち、この継手装置は、建築
部材として、規格化されたプレカット部材を使用可能と
し、これを結合して建築物の骨組を形成するに好適な規
格化された継手部材からなる建築部材用継手装置であっ
て、在来軸組工法と枠組壁工法の両特徴を混合した建築
物等に適した骨組を構築し得るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な建築物において、柱や梁等の建築部材に対して継手部
材を締結する締結具としては、通常の六角ボルトと六角
ナット、即ち、先端部外周面におねじ部が形成された軸
部と、該軸部よりも大径に形成されて軸部の頭部と連接
する六角形柱部とから構成されるボルトと、内周面にめ
ねじ部が形成された六角形筒部からなるナットとが使用
されている。
【0005】しかし、かかる構成の締結具にあっては、
継手部材を柱に締結した際に、ボルト頭部並びにナット
が締結面から大きく張り出すため、継手部材に他の梁等
を締結する場合に、締結面から大きく張り出したボルト
頭部等が邪魔になっていた。このため、梁等の木口に座
掘り加工によって、ボルト頭部等が挿入位置される凹面
座を形成する必要がある等、余分な木材加工が必要にな
り、作業効率の低下に繋がっていた。
【0006】そこで、本願出願人は、先の出願(特願平
8−224697号)において、締結面からボルト頭部
並びにナットが大きく張り出すことをなくした建築部材
用締結具を提案した。
【0007】かかる建築部材用締結具は、従来と同じよ
うにボルトとナットとから構成されるが、ボルト及びナ
ットの形状に特徴がある。即ち、ボルトは、外周面にお
ねじ部が形成された軸部と、軸部の頭部と連接される円
柱部と、円柱部の頭部と連接される円板部と、を含んで
構成される。
【0008】一方、ナットは、内周面にめねじ部が形成
された円筒部と、円筒部の頭部と連接される円板部と、
を含んで構成される。また、ボルト及びナットの円板部
端面には、締結用工具の係合溝が形成される。
【0009】しかしながら、かかる建築部材用締結具を
使用して継手部材を柱に締結する場合、ボルトの円柱部
及びナットの円筒部の横断面が円であるため、例えば、
ナットを締結用工具により締め込む際、ボルトがナット
と共に回転しまい締結作業が困難になってしまうおそれ
があることに気が付いた。
【0010】この場合には、ボルトを締結用工具で回転
しないように押え付ければ問題は発生しないが、多数の
建築部材用締結具を使用する現実を鑑みると、あまりに
も作業者の負担が大きく、作業効率が期待したほど向上
しなかった。
【0011】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、ボルトの空回りを防止する機構を付加するこ
とで、作業者の負担を軽減すると共に、作業効率を向上
した建築部材用締結具を提供し、更に、ボルトの製作性
を向上することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は、ボルトと、座金と、ナットと、からなる建築
部材用締結具であって、前記ボルトは、少なくとも先端
部外周面におねじ部が形成された軸部と、該軸部の頭部
に連接する四角柱部と、該四角柱部の頭部に連接する第
1の円板部と、を含んで構成され、前記座金は、前記四
角柱部が嵌合する四角孔と、前記第1の円板部が嵌合す
る円孔と、を含んで構成され、前記ナットは、内周面に
前記ボルトの軸部のおねじ部が嵌合するめねじ部が形成
された嵌合部と、該嵌合部より大径に形成されると共に
締結用工具が係合する係合溝が形成され、前記嵌合部の
頭部と連接する第2の円板部と、を含んで構成されたこ
とを特徴とする。
【0013】請求項2に係る発明は、前記座金は、建築
部材に嵌合される爪部を有してなることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記締結用工具は、六角レンチ
であり、前記ナットの締結用工具の係合溝は六角形に形
成されたことを特徴とする。
【0014】本発明の作用について説明する。請求項1
に係る発明において、例えば、柱等の建築部材に継手部
材を締結する場合等において、締結面から座金、ナット
が大きく張り出すことがなくなり、余分な建築部材の加
工が不要となる。また、ボルトの四角柱部が建築部材に
嵌合することによって空回りが防止される。
【0015】従って、建築部材に継手部材を締結する際
に、ボルト及びナットの両方を押えておく必要がなくな
り、締結作業が容易になる。更に、ボルトは、おおむね
軸部からなるため、単純形であり、簡単な形状のため、
製作性に優れている。
【0016】請求項2に係る発明において、座金の爪部
が建築部材に嵌合することによって空回りが防止され
る。請求項3に係る発明において、簡単な工具により、
締結作業が容易に行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。本発明に係る建築部材用締結具(以
下「締結具」という)の一実施形態の構成を図1及び図
2に示す。
【0018】これらの図において、締結具は、ボルト1
0と、ボルト10に嵌合される座金40と、ボルト10
にねじ嵌合されるナット20とからなる。ボルト10
は、少なくとも先端部外周面におねじ部11が形成され
た軸部12と、軸部12よりも外接円が大径に形成され
て軸部12の頭部と連接する四角柱部13と、四角柱部
13の外接円よりも大径に形成されて四角柱部13の頭
部に連接する第1の円板部14と、を含んで構成され
る。
【0019】一方、座金40は、四角柱部13が嵌合す
る四角孔41と、第1の円板部14が嵌合する円孔42
と、柱等の建築部材に嵌合される爪部43を有してい
る。ナット20は、内周面にめねじ部(図示せず)が形
成された嵌合部21と、嵌合部21より大径に形成され
て嵌合部21の頭部と連接する第2の円板部22と、を
含んで構成され、第2の円板部22端面には締結用工具
の係合溝23が形成される。
【0020】ここで、締結用工具としては、六角レンチ
が用いられるようになっており、ナット20の係合溝2
3は、図1に示すように、六角形に形成される。図3
は、締結具の使用例を示している。
【0021】図3(A)において、縦方向の建築部材と
しての柱30の相対向する側面のうち一方の側面には、
継手部材31が締結される。継手部材31は、柱30へ
の締結部となる板部31aと、板部31a面に垂直に連
結され、横方向の建築部材としての梁等が締結される板
部31bと、板部31aの下端部に垂直に連結され、梁
等を受ける板部31cと、から構成されており、板部3
1bには、梁等を板部31bに締結するためのボルト等
の挿通孔31dが開設されている。
【0022】そして、板部31aは、本発明の締結具を
構成するボルト10と座金40とナット20とにより柱
30に締結される。この場合、継手部材31の板部31
aには、図3(B)に示すように、ナット20の嵌合部
21が挿通する横断面が円形状の挿通孔31fが開設さ
れる。
【0023】又、柱30には、ボルト10の四角柱部1
3、軸部12及びナット20の嵌合部21が挿通される
横断面が円形状の挿通孔30aが貫通形成される。かか
る構成の締結具によれば、図3に示すように、ボルト1
0と座金40とナット20とにより継手部材31を柱3
0に締結した際に、ボルト10の頭部、即ち、座金40
並びにナット20が締結面から大きく張り出すことがな
くなる。
【0024】従って、継手部材31の板部31aに他の
梁等を締結する場合、締結面から大きく張り出したボル
ト10の頭部並びにナット20が邪魔になることがな
く、他の梁等の木口に座堀り加工によって、ボルト10
の頭部並びにナット20が挿入位置される凹面座を形成
する必要がなく、余分な木材加工が不要となるため、作
業効率の向上を図ることができる。
【0025】さらに、ボルト10の四角柱部13と座金
40の爪部43夫々が柱等の建築部材に差し込まれるよ
うになっている。従って、ナット20を締結用工具によ
り締め込む際、ボルト10と座金がナット20と共に回
転することが防止され、作業者の負担を軽減すると共
に、作業効率を向上することができる。
【0026】ボルト10は、おおむね軸部12からなる
ため、単純形であり、簡単な形状のため、製作性に優れ
ている。特に、締結用工具として六角レンチを用いるよ
うにして、ナット20の締結用工具の係合溝を六角形に
形成したから、簡単な工具により、締結作業を容易に行
うことができる。
【0027】尚、上記の実施形態においては、締結具の
使用例として、継手部材31を柱30に締結する場合を
例にとって説明したが、本発明の締結具は、建築部材の
締結全てに用いることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、建築部材用締結具の締結作業中に、ボル
ト、座金或いはナットの空回りが防止されるので、作業
者の負担を軽減すると共に、作業効率を向上することが
できる。
【0029】又、ボルトは、おおむね軸部からなるた
め、単純形であり、簡単な形状のため、製作性に優れて
いる。請求項2に係る発明によれば、座金の爪部が建築
部材に嵌合することによって空回りがより効果的に防止
される。
【0030】請求項3に係る発明によれば、簡単な工具
により、締結作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る建築部材用締結具の一実施形態
を示す斜視図
【図2】 (A)〜(C)は、夫々建築部材用締結具の
分解図
【図3】 同上の建築部材用締結具の使用例を示し、
(A)は断面図、(B)は(A)中のA−A断面図
【符号の説明】
10 ボルト 11 おねじ部 12 軸部 13 四角柱部 14 第1の円板部 20 ナット 21 嵌合部 22 第2の円板部 23 係合溝 40 座金 41 四角孔 42 円孔 43 爪部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボルトと、座金と、ナットと、からなる建
    築部材用締結具であって、 前記ボルトは、少なくとも先端部外周面におねじ部が形
    成された軸部と、該軸部の頭部に連接する四角柱部と、
    該四角柱部の頭部に連接する第1の円板部と、を含んで
    構成され、 前記座金は、前記四角柱部が嵌合する四角孔と、前記第
    1の円板部が嵌合する円孔と、を含んで構成され、 前記ナットは、内周面に前記ボルトの軸部のおねじ部が
    嵌合するめねじ部が形成された嵌合部と、該嵌合部より
    大径に形成されると共に締結用工具と係合する係合溝が
    形成され、前記嵌合部の頭部と連接する第2の円板部
    と、を含んで構成されたことを特徴とする建築部材用締
    結具。
  2. 【請求項2】前記座金は、建築部材に嵌合される爪部を
    有してなる請求項1記載の建築部材用締結具。
  3. 【請求項3】前記締結用工具は、六角レンチであり、前
    記ナットの締結用工具の係合溝は六角形に形成されたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の建築部材用締結
    具。
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