JP2001156268A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2001156268A
JP2001156268A JP33416699A JP33416699A JP2001156268A JP 2001156268 A JP2001156268 A JP 2001156268A JP 33416699 A JP33416699 A JP 33416699A JP 33416699 A JP33416699 A JP 33416699A JP 2001156268 A JP2001156268 A JP 2001156268A
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gate electrode
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circuit device
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semiconductor integrated
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JP33416699A
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English (en)
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Shizunori Oyu
静憲 大湯
Hisao Asakura
久雄 朝倉
Yoshitaka Tadaki
▲芳▼▲隆▼ 只木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センスアンプを構成するペアトランジスタの
Vth差を抑えて、リフレッシュ特性の劣化を抑制する
ことのできる技術を提供する。 【解決手段】 nチャネル型MISFETQnおよびp
チャネル型MISFETQpからなるペアトランンジス
タのゲート電極5において、活性領域Bから素子分離領
域Aにかけての境界部分におけるゲート長を、活性領域
Bにおけるゲート長よりも相対的に長くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置に関し、特に、DRAM(Dynamic Random Access Me
mory)またはメモリ回路と論理回路とが同一半導体基板
に設けられたロジック(Logic ;論理回路)混載形メモ
リを有する半導体集積回路装置に適用して有効な技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】DRAMの周辺回路に設けられるセンス
アンプは、2つのnチャネル型MISFET(Metal In
sulator Semiconductor Field Effect Transistor )と
2つのpチャネル型MISFETとで構成され、各々の
ソースを共通としたペアトランジスタの構造を有してい
る。
【0003】なお、例えば培風館発行「超LSIメモ
リ」平成6年11月5日発行、伊藤清男著、P162の
図2. 61には、CMOS(Complementary Metal Oxid
e Semiconductor )センスアンプによって構成された標
準的なセンス系が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】DRAMのリフレッシ
ュ特性は、メモリセルを構成するメモリセル選択用MI
SFETの接合電界、およびセンスアンプを構成するペ
アトランジスタのしきい値電圧(Vth)差に起因した
センスアンプの感度の影響を受けて変動する。
【0005】近年、メモリセルの微細化に伴ってメモリ
セル選択用MISFETのゲート長が短くなり、これに
対応して基板濃度が増加している。このため、上記メモ
リセル選択用MISFETの接合電界および上記ペアト
ランジスタのVth差が大きくなり、これらの相乗効果
でリフレッシュ特性はますます劣化する傾向にある。
【0006】さらに、高集積が要求される半導体集積回
路装置の素子分離領域には、平坦性がよく、半導体素子
を形成する活性領域の面積の減少を防ぐことのできる溝
型アイソレーションが用いられている。この溝型アイソ
レーションは、素子分離領域となる半導体基板に溝を設
け、これに絶縁膜を埋め込むことにより形成されるが、
微細なMISFETでは、溝型アイソレーションに生ず
るリセスによってしきい値電圧が変動するという問題が
顕在化している。
【0007】本発明の目的は、センスアンプを構成する
ペアトランジスタのVth差を抑えて、リフレッシュ特
性の劣化を抑制することのできる技術を提供することに
ある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。すなわち、 (1)本発明の半導体集積回路装置は、活性領域から素
子分離領域にかけての境界部分におけるゲート電極のゲ
ート長が、上記ゲート電極の活性領域におけるゲート長
よりも相対的に長いMISFETを有するものである。
【0010】(2)本発明の半導体集積回路装置は、活
性領域から素子分離領域にかけての境界部分におけるゲ
ート電極のゲート長が、上記ゲート電極の活性領域にお
けるゲート長よりも相対的に長いMISFETを有して
おり、上記MISFETは、センスアンプを構成するも
のである。
【0011】(3)本発明の半導体集積回路装置は、前
記記載の半導体集積回路装置において、活性領域から素
子分離領域にかけての境界部分におけるゲート電極の幅
を、活性領域とゲート電極との合わせ余裕の2倍以上と
するものである。
【0012】(4)本発明の半導体集積回路装置は、前
記記載の半導体集積回路装置において、素子分離領域を
溝型アイソレーションで構成するものである。
【0013】(5)本発明の半導体集積回路装置は、前
記記載の半導体集積回路装置において、素子分離領域に
リセスが生じているものである。
【0014】(6)本発明の半導体集積回路装置は、前
記(5)記載の半導体集積回路装置において、リセスを
0〜10nm程度とするものである。
【0015】上記した手段によれば、MISFETを構
成するゲート電極の活性領域から素子分離領域にかけて
の境界部分におけるゲート長を、活性領域におけるゲー
ト長よりも相対的に長くすることによって、リセスが生
じた素子分離領域を採用しても、MISFETのしきい
値電圧のばらつきの増加を防ぐことができるので、DR
AMの周辺回路に設けられるセンスアンプを構成するペ
アトランジスタのVth差の増加を抑えることが可能と
なる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施の形態であるセン
スアンプを構成するペアトランジスタ(nチャネル型M
ISFETおよびpチャネル型MISFET)の活性領
域およびゲート電極の平面図を示し、図2は、前記図1
のII−II線における半導体基板の要部断面図を示す。な
お、実施の形態を説明するための全図において同一機能
を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説明
は省略する。図中、QnおよびQpはそれぞれnチャネ
ル型MISFETおよびpチャネル型MISFETを示
す。
【0018】nチャネル型MISFETQnおよびpチ
ャネル型MISFETQpは、溝型アイソレーションに
よって構成された素子分離領域Aに囲まれた活性領域B
に形成されている。この溝型アイソレーションは、図2
に示すように、半導体基板1の素子分離領域Aに溝2を
設け、これに絶縁膜3を埋め込むことにより形成される
が、上記絶縁膜3の表面は活性領域Bの半導体基板1の
表面より0〜10nm程度低く、リセスが生じている。
【0019】さらに、半導体基板1の表面には、酸化シ
リコン膜によって構成されるゲート絶縁膜4が形成され
ており、このゲート絶縁膜4の上層には、例えばn型の
不純物が導入された多結晶シリコン膜によって構成され
るゲート電極5が形成されている。
【0020】ここで、nチャネル型MISFETQnの
ゲート電極5において、活性領域Bから素子分離領域A
にかけての境界部分におけるゲート電極5aのゲート長
は、活性領域Bにおけるゲート電極5bのゲート長より
も相対的に長く設けられており、例えば、ゲート電極5
aのゲート長の平均値は約0.44μm程度、ゲート電極
5bのゲート長の平均値は約0.4μm程度である。
【0021】同様に、pチャネル型MISFETQpの
ゲート電極5において、活性領域Bから素子分離領域A
にかけての境界部分におけるゲート電極5aのゲート長
は、活性領域Bにおけるゲート電極5bのゲート長より
も相対的に長く設けられており、例えば、ゲート電極5
aのゲート長の平均値は約0.44μm程度、ゲート電極
5bのゲート長の平均値は約0.4μm程度である。
【0022】なお、活性領域Bとゲート電極5との合わ
せずれ(3σ)を0.06μmとすると、活性領域Bから
素子分離領域Aにかけての境界部分におけるゲート電極
5aの幅(W)は、活性領域Bとゲート電極5との合わ
せ余裕を考慮して0.12μm(=0.06μm×2)以上
としている。
【0023】図3は、MISFETにおけるしきい値電
圧(Vth)とゲート長(Lg)との関係を示す。素子
分離領域の溝型アイソレーションを構成する溝に埋め込
まれた絶縁膜の表面が、活性領域の半導体基板の表面よ
り低くなるリセスが生じると、リセスが生じていない場
合と比してMISFETのしきい値電圧は相対的に低く
なり、さらに短チャネル現象が顕著となる。
【0024】すなわち、ゲート長の平均値が0.4μmで
は、ゲート長の加工ばらつきは10%程度であることか
ら、リセスが生じた素子分離領域の場合のしきい値電圧
のばらつきは約100mV程度となり、リセスが生じな
い素子分離領域の場合のしきい値電圧のばらつきである
約40mV程度の2倍以上となる。
【0025】しかしながら、本実施の形態では、活性領
域から素子分離領域にかけての境界部分におけるゲート
電極のゲート長を、活性領域におけるゲート電極のゲー
ト長よりも相対的に太くしており、例えばその平均値を
0.44μmとすると、リセスが生じた素子分離領域の場
合でも、上記境界部分におけるしきい値電圧のばらつき
は約30mVとなり、しきい値電圧のばらつきを小さく
抑えることができる。従って、リセスが生じた溝型アイ
ソレーションを素子分離領域に採用しても、活性領域で
のしきい値電圧のばらつきは約40mV、活性領域から
素子分離領域にかけての境界部分でのしきい値電圧のば
らつきは約30mVとなるので、MISFETとしての
しきい値電圧のばらつきは、リセスが生じない素子分離
領域の場合とほぼ同程度の値となる。
【0026】図4は、情報蓄積用容量素子に蓄積された
蓄積電荷量の経時変化およびワード線をオン状態にした
時に得られるビット線に現われる信号電圧の経時変化を
示す。ここで、経時時間とは、情報蓄積用容量素子に情
報を書き込み、ワード線をオフにした時からオンにする
時までの時間であって、ペアトランジスタのVth差と
信号電圧とが一致する時間が情報保持時間に対応する。
図中、実線は、接合電界が小さい場合の蓄積電荷量およ
び信号電圧の経時変化を示し、点線は、接合電界が大き
い場合の蓄積電荷量および信号電圧の経時変化を示す。
【0027】Vth差がそのままセンスアンプの感度と
なる場合、例えば接合電界が大きい時には、ペアトラン
ジスタのVth差が約40mVでの情報保持時間は30
0msであるが、Vth差が約100mVでの情報保持
時間は約150msとなり、Vth差が増加するに従っ
て、情報保持時間は短くなることがわかる。
【0028】従って、本実施の形態のペアトランジスタ
では、リセスが生じた素子分離領域を採用しても、nチ
ャネル型MISFETおよびpチャネル型MISFET
の各々のしきい値電圧のばらつきを、リセスが生じてい
ない素子分離領域の場合とほぼ同程度とすることができ
るので、リセスに起因するペアトランジスタのVth差
の増加を防いで、情報保持時間の低下を抑えることがで
きる。
【0029】さらに、例えば半導体基板の基板濃度が高
くなり接合電界が大きくなるに従って、点線で示すよう
に、蓄積電荷量は急激に減少する。このため、信号電圧
も急激に減少し、情報保持時間も短くなる。しかしなが
ら、ペアトランジスタのVth差を小さく抑えることに
より、情報保持時間の低下もある程度抑えることが可能
となる。
【0030】次に、本実施の形態を適用したDRAMの
製造方法を図5〜図11を用いて工程順に説明する。Q
sはメモリアレイに形成されたメモリセル選択用MIS
FETであり、QnおよびQpはそれぞれ周辺回路に形
成されたnチャネル型MISFETおよびpチャネル型
MISFETを示す。
【0031】まず、図5に示すように、p型で比抵抗が
10Ωcm程度の半導体基板11に酸化シリコン膜によ
って構成される素子分離用絶縁膜12を形成する。次い
で、メモリアレイの半導体基板11にn型不純物、例え
ばリン(P)をイオン打ち込みしてn型の埋め込みウエ
ル13を形成し、メモリアレイと周辺回路の一部(nチ
ャネル型MISFETQnを形成する領域)にp型不純
物、例えばボロン(B)をイオン打ち込みしてp型ウエ
ル14を形成し、周辺回路の他の一部(pチャネル型M
ISFETQpを形成する領域)にn型不純物、例えば
ボロンをイオン打ち込みしてn型ウエル15を形成す
る。
【0032】上記不純物イオンを半導体基板11に注入
した後、不純物イオンの活性化、半導体基板11に生じ
た結晶欠陥の回復または最適な不純物濃度分布を得るな
どのために、半導体基板11に1000℃で約30分の
熱処理が施される。
【0033】次いで、図示はしないが、メモリアレイの
メモリセル選択用MISFETQs、周辺回路のnチャ
ネル型MISFETQnおよびpチャネル型MISFE
TQpのしきい値電圧を調整するためにp型不純物、例
えばボロンイオンをp型ウエル14およびn型ウエル1
5に注入する。
【0034】次に、図6に示すように、p型ウエル14
およびn型ウエル15の各表面に、水素燃焼方式を用い
て約7nmの厚さの清浄なゲート絶縁膜16を形成した
後、半導体基板11上にn型不純物、例えばリンを添加
した約50nmの厚さの多結晶シリコン膜、約120n
mの厚さのタングステンシリサイド膜および約200n
mの厚さの窒化シリコン膜17を順次堆積する。次い
で、フォトレジストパターン18をマスクとしてこれら
の膜を加工することによって、タングステンシリサイド
膜と多結晶シリコン膜とからなるゲート電極19を形成
する。
【0035】ここで、周辺回路に設けられたセンスアン
プを構成するペアトランジスタでは、前述したように、
例えばゲート電極19の活性領域におけるゲート長を約
0.4μm程度とし、活性領域から素子分離領域にかけて
の境界部分におけるゲート長を約0.44μm程度とす
る。これにより、ペアトランジスタのVth差を約40
mVに抑えることができる。
【0036】次に、図7に示すように、フォトレジスト
パターン18を除去した後、メモリアレイのp型ウエル
14および周辺回路のp型ウエル14にn型不純物、例
えばリンイオンを注入することによってnチャネル型M
ISFETQnのn- 型半導体領域20aを形成し、さ
らに、周辺回路のn型ウエル15にp型不純物、例えば
ボロンイオンを注入することによってpチャネル型MI
SFETQpのp- 型半導体領域21aを形成する。そ
の後、半導体基板11に950℃で約20秒の熱処理を
施す。
【0037】次いで、半導体基板11上にCVD(Chem
ical Vapor Deposition )法によって約40nmの厚さ
の窒化シリコン膜を堆積した後、この窒化シリコン膜を
異方性エッチングすることによって、窒化シリコン膜1
7およびゲート電極19の側壁にサイドウォールスペー
サ22を形成する。
【0038】次に、図8に示すように、周辺回路のp型
ウエル14にn型不純物、例えば砒素(As)イオンを
注入することによってnチャネル型MISFETQnの
+型半導体領域20bを形成し、周辺回路のn型ウエ
ル15にp型不純物、例えばボロンイオンを注入するこ
とによってpチャネル型MISFETQpのp+ 型半導
体領域21bを形成する。その後、半導体基板11に8
00℃で約60秒の熱処理を施す。
【0039】これにより、周辺回路にnチャネル型MI
SFETQnおよびpチャネル型MISFETQpが形
成される。
【0040】次に、半導体基板11上に酸化シリコン膜
を堆積した後、この酸化シリコン膜の表面を化学的機械
研磨(Chemical Mechanical Polishing ;CMP)法で
研磨してその表面を平坦化することにより、酸化シリコ
ン膜によって構成される層間絶縁膜23を形成する。上
記酸化シリコン膜は、例えばオゾン(O3 )とテトラエ
トキシシラン(TEOS)とをソースガスに用いたプラ
ズマCVD法によって堆積される。
【0041】次いで、フォトレジストパターンをマスク
としたドライエッチングで前記層間絶縁膜23およびゲ
ート絶縁膜16と同一層の絶縁膜を順次除去することに
よって、メモリセル選択用MISFETQsの一方のn
- 型半導体領域20aに達するコンタクトホール24a
を形成し、他方のn- 型半導体領域20aに達するコン
タクトホール24bを形成する。
【0042】このエッチングは、サイドウォールスペー
サ22を構成する窒化シリコン膜が異方的にエッチング
される条件で行い、メモリセル選択用MISFETQs
のゲート電極19の側壁に上記窒化シリコン膜が残るよ
うにする。これにより、フォトリソグラフィの解像限界
以下の微細な径を有するコンタクトホール24a,24
bがメモリセル選択用MISFETQsのゲート電極1
9に対して自己整合で形成される。
【0043】次いで、コンタクトホール24a,24b
の内部にプラグ25a,25bをそれぞれ形成する。プ
ラグ25a,25bは、層間絶縁膜23の上層にn型不
純物、例えばリンを1×1020cm-3程度添加した多結
晶シリコン膜をCVD法で堆積した後、この多結晶シリ
コン膜の表面をCVD法で研磨し、コンタクトホール2
4a,24bの内部に多結晶シリコン膜を残すことによ
って形成する。
【0044】その後、半導体基板11に800℃で約3
0分の熱処理を施す。この熱処理によって、プラグ25
a,25bを構成する多結晶シリコン膜中のn型不純物
がコンタクトホール24a,24bの底部からメモリセ
ル選択用MISFETQsのn- 型半導体領域20aに
拡散し、高濃度なn+ 型半導体領域20cが形成され
る。
【0045】次に、図9に示すように、層間絶縁膜23
の上層に酸化シリコン膜26を堆積する。酸化シリコン
膜26は、例えばO3 とTEOSとをソースガスに用い
たプラズマCVD法によって堆積する。
【0046】次に、フォトレジストパターンをマスクと
したドライエッチングで前記コンタクトホール24a上
の酸化シリコン膜26を除去してコンタクトホール27
aを形成し、プラグ25aの表面を露出させる。同時
に、周辺回路の酸化シリコン膜26、層間絶縁膜23お
よびゲート絶縁膜16と同一層の絶縁膜を順次除去する
ことによって、nチャネル型MISFETQnのn+
半導体領域20bに達するコンタクトホール27bを形
成し、pチャネル型MISFETQpのp+ 型半導体領
域21bに達するコンタクトホール27cを形成する。
【0047】次に、コンタクトホール27aを通してプ
ラグ25aに接するメモリアレイのビット線BLと、コ
ンタクトホール27bを通してnチャネル型MISFE
TQnのn+ 型半導体領域20bに接する第1層配線2
8と、コンタクトホール27cを通してpチャネル型M
ISFETQpのp+ 型半導体領域21bに接する第1
配線層28とを形成する。ビット線BLおよび第1層配
線28は、酸化シリコン膜26の上層に導電膜を堆積し
た後、フォトレジストパターンをマスクとして上記導電
膜を加工することにより形成される。
【0048】次に、図10に示すように、上記ビット線
BLおよび第1層配線28の上層に酸化シリコン膜を堆
積した後、この酸化シリコン膜の表面をCVP法で研磨
してその表面を平坦化し、層間絶縁膜29を形成する。
次いで、フォトレジストパターンをマスクとしたドライ
エッチングでプラグ25b上の層間絶縁膜29および酸
化シリコン膜26を順次除去して、プラグ25bに達す
るスルーホール30を形成する。
【0049】この後、図11に示すように、層間絶縁膜
29の上層にn型不純物、例えばリンを1×1020cm
-3程度添加した多結晶シリコン膜を堆積した後、フォト
レジストパターンをマスクとしたドライエッチングでこ
の多結晶シリコン膜を加工し、情報蓄積用容量素子Cの
蓄積電極31を形成する。次に、蓄積電極31の表面を
窒化または酸窒化処理した後、酸化タンタル膜を堆積
し、次いでこの酸化タンタル膜に熱処理を施して酸化タ
ンタル膜を結晶化して容量絶縁膜32を形成する。この
後、チタンナイトライド膜を堆積した後、これをパター
ニングし、プレート電極33を形成して、DRAMが形
成される。
【0050】このように、本実施の形態によれば、nチ
ャネル型MISFETQnおよびpチャネル型MISF
ETQpからなるペアトランジスタにおいて、活性領域
Bから素子分離領域Aにかけての境界部分におけるゲー
ト電極5aのゲート長を、活性領域におけるゲート電極
5bのゲート長よりも相対的に長くすることにより、素
子分離領域Aにリセスが生じても、nチャネル型MIS
FETQnおよびpチャネル型MISFETQpの各々
のしきい値電圧のばらつきの増加を防ぐことができるの
で、ペアトランジスタのVth差の増加が抑えられてセ
ンスアンプの感度を高めることができる。これによっ
て、センスアンプの感度低下に起因するDRAMのリフ
レッシュ特性の劣化を抑制することができる。
【0051】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0052】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0053】本発明によれば、素子分離領域でリセスが
生じても、MISFETのしきい値電圧のばらつきの増
加を防ぐことができる。これによって、DRAMの周辺
回路に設けられたセンスアンプを構成するペアトランジ
スタのVth差の増加が抑えられるので、センスアンプ
の感度が高められて、DRAMのリフレッシュ特性の劣
化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるペアトランジスタ
のゲート電極を示す半導体基板の要部平面図である。
【図2】図1のII−II線におけるペアトランジスタのゲ
ート電極を示す半導体基板の要部断面図である。
【図3】MISFETのしきい値電圧とゲート長との関
係を示すグラフ図である。
【図4】メモリセルの情報蓄積用容量素子に蓄えられる
蓄積電荷量、およびワード線をオン状態にした時に得ら
れるビット線に現われる信号電圧の経時変化を示すグラ
フ図である。
【図5】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法の一例を示す半導体基板の要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法の一例を示す半導体基板の要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法の一例を示す半導体基板の要部断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法の一例を示す半導体基板の要部断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方
法の一例を示す半導体基板の要部断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法の一例を示す半導体基板の要部断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態であるDRAMの製造
方法の一例を示す半導体基板の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 溝 3 絶縁膜 4 ゲート絶縁膜 5 ゲート電極 5a ゲート電極 5b ゲート電極 11 半導体基板 12 素子分離用絶縁膜 13 埋め込みウエル 14 p型ウエル 15 n型ウエル 16 ゲート絶縁膜 17 窒化シリコン膜 18 フォトレジストパターン 19 ゲート電極 20a n- 型半導体領域 20b n+ 型半導体領域 20c n+ 型半導体領域 21a p- 型半導体領域 21b p+ 型半導体領域 22 サイドウォールスペーサ 23 層間絶縁膜 24a コンタクトホール 24b コンタクトホール 25a プラグ 25b プラグ 26 酸化シリコン膜 27a コンタクトホール 27b コンタクトホール 27c コンタクトホール 28 第1層配線 29 層間絶縁膜 30 スルーホール 31 蓄積電極 32 容量絶縁膜 33 プレート電極 A 素子分離領域 B 活性領域 Qn nチャネル型MISFET Qp pチャネル型MISFET Qs メモリセル選択用MISFET BL ビット線 C 情報蓄積用容量素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 只木 ▲芳▼▲隆▼ 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5F048 AB01 AB10 AC03 BA01 BB01 BB06 BB08 BB12 BB14 BC06 DA27 DB04 DB06 5F083 AD42 AD48 GA30 JA05 JA06 JA32 JA35 JA40 JA53 JA56 LA03 MA03 MA06 MA20 NA01 PR03 PR21 PR29 PR33 PR36 PR40 PR43 PR44 PR45 PR46 PR53 PR54 PR55 PR56 ZA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性領域から素子分離領域にかけての境
    界部分におけるゲート電極のゲート長が、前記ゲート電
    極の活性領域におけるゲート長よりも相対的に長いMI
    Sトランジスタを有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記MISトランジスタは、センスアンプを構成
    することを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置において、活性領域から素子分離領域にかけての境
    界部分における前記ゲート電極の幅は、前記活性領域と
    前記ゲート電極との合わせ余裕の2倍以上であることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体集積
    回路装置において、前記素子分離領域は、溝型アイソレ
    ーションで構成されることを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置において、前記素子分離領域にリセス
    が生じていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記リセスは、0〜10nm程度であることを特
    徴とする半導体集積回路装置。
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