JP2001155974A - 複合化電気二重層コンデンサ - Google Patents
複合化電気二重層コンデンサInfo
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Abstract
コストで、しかもコンパクトな形態で複合化する。 【解決手段】 例えば2個の上記電気二重層コンデンサ
11,12をその軸線と直交する方向に並置してなるコ
ンデンサ連10と、電気二重層コンデンサ11,12の
各封口部の全体を覆うようにコンデンサ連10に取り付
けられる1枚構成の回路基板20と、コンデンサ連10
の外部引出リード30とを含み、回路基板20によって
電気二重層コンデンサ11,12の各リードを電気的に
接続するとともに、回路基板20から外部引出リード3
0を引き出す。
Description
向型である複数個の円筒型電気二重層コンデンサを直列
もしくは並列に電気的に接続してなる複合化電気二重層
コンデンサに関するものである。
圧が低いため、単一として使用されることは少なく、製
品とする場合には複数個の電気二重層コンデンサを直列
に接続して複合化電気二重層コンデンサとしている。
図4により説明すると、複合化するにあたって、内部に
区隔板1を有する有底角筒状の外装ケース2が用いられ
る。この例では2つの電気二重層コンデンサ4を複合化
するため、外装ケース2内は区隔板1により2つの区隔
室3に区隔されている。
4をそれぞれ収納し、その各電気二重層コンデンサ4の
+側と−側とをリード線5により結線した後、外装ケー
ス2内に樹脂6を充填する。なお、ここで複合化される
電気二重層コンデンサ4は、アルミニウム電解コンデン
サの形態と同じく、一対のリードを同一方向に引き出し
てなる円筒型のものである。
は、活性炭を用いた分極性電極を集電体に担持させ、こ
の分極性電極の一対をセパレータとともに巻回してコン
デンサ素子を得、このコンデンサ素子に所定の電解液を
含浸させた後、ゴム封口体とともに有底円筒状の金属ケ
ース内に収納した構造を備えている。
来例によると、そもそも外装ケース2を必要とするため
大型であり、製造コストも高い。また、電気二重層コン
デンサ4間を絶縁する区隔板1やリード線5の結線空間
のために、外装ケース2内の全電気二重層コンデンサ4
の占める体積効率が50%程度であり、きわめて体積効
率が悪い。
題を解決するためになされたもので、その目的は、複数
の円筒型電気二重層コンデンサを低廉なコストで、しか
もコンパクトな形態で複合化できるようにした複合化電
気二重層コンデンサを提供することにある。
ド端子同一方向型である複数個の円筒型電気二重層コン
デンサを直列もしくは並列に電気的に接続してなる複合
化電気二重層コンデンサにおいて、複数個の上記電気二
重層コンデンサをその軸線と直交する方向に並置してな
るコンデンサ連と、上記電気二重層コンデンサの各封口
部の全体を覆うように上記コンデンサ連に取り付けられ
る1枚構成の回路基板と、上記コンデンサ連の外部引出
リードとを含み、上記回路基板には、上記各電気二重層
コンデンサのリード端子がハンダ付けされるリード端子
挿通孔および同リード端子挿通孔間に配線された引き回
し配線パターンと、同引き回し配線パターンの所定の2
箇所に形成された一対の接続端子部とが設けられてお
り、上記コンデンサ連の上記各電気二重層コンデンサが
上記回路基板を介して電気的に接続されているととも
に、上記接続端子部に上記外部引出リードが接続されて
いることを特徴としている。
デンサ連内の上記各電気二重層コンデンサは連結手段に
て一体的に連結される。その連結手段としては接着剤、
熱収縮チューブのいずれであってもよいし、接着剤と熱
収縮チューブとを併用してもよい。この他に、結束テー
プなども連結手段として採用可能である。
気絶縁材が設けられることが好ましい。この電気絶縁材
には溶剤型樹脂、熱硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂(U
V樹脂)もしくはホットメルトなど、回路基板のハンダ
付け面側に容易に塗布できる硬化型樹脂が好ましく採用
される。
材、アセテート布、ノーメック紙、樹脂クロス、ゴム材
テープなど、柔軟性と絶縁性とを併せもった絶縁テープ
も好ましく使用できる。
ンデンサ連の一方の側面側に配置されていることも本発
明の特徴の一つである。これによれば、外部引出リード
を整然と配線することができる。また、外部引出リード
は電気二重層コンデンサ間の凹部に配線することがコン
パクト化の見地から好ましい。
明の実施例について説明する。なお、この実施例は2つ
の円筒型電気二重層コンデンサを複合化する場合につい
てのものである。
化電気二重層コンデンサAは、主たる構成要素として、
コンデンサ連10を構成する2つの電気二重層コンデン
サ11,12、これらを電気的に接続する回路基板2
0、外部引出リード30およびスリーブとしての熱収縮
チューブ40を備えている。
に、リード端子同一方向型の円筒型電気二重層コンデン
サで、その構成は同一である。すなわち双方ともに、ア
ルミニウムなどからなる有底円筒状の金属ケース11
1,121を有し、図示されていないが、金属ケース1
11,121内には、分極性電極の巻回体からなるコン
デンサ素子が収納されている。
封口体112,122によって封口されているが、各コ
ンデンサ素子に一対として取り付けられているリード端
子113,114;123,124がそれぞれゴム封口
体112,122を貫通して外部に引き出されている。
この例では一方のリード端子113,123が+側であ
り、他方のリード端子114,124が−側である。
軸線と直交する方向に並置されている。この実施例で
は、各リード端子113,114,123,124が、
その極性の向きを同じとして同一直線上に並べられてい
る。すなわち、リード端子113,114,123,1
24は、例えば+,−,+,−となるように並べられて
いる。
11,12を並置したものがコンデンサ連10である
が、このコンデンサ連10は組み立てが完了するまで、
もしくは所定の中間工程まで図示しない仮止め用の粘着
テープにて保持されてもよい。
1,12の各封口部を跨る大きさの楕円状に形成されて
おり、この回路基板20には6つのリード挿通孔211
〜216が穿設されている。この内、リード挿通孔21
1,212が一方の電気二重層コンデンサ11のリード
端子113,114用で、リード挿通孔213,214
が他方の電気二重層コンデンサ12のリード端子12
3,124用である。
は外部引出リード30のリード線311,312用の接
続端子部である。リード挿通孔211〜214は同一直
線上に配列されており、リード挿通孔212と213の
間には両孔間を電気的に接続する配線パターン221が
形成されている。
216は、コンデンサ連10の一方の側面側に配置され
ており、一方のリード挿通孔215は配線パターン22
2を介してリード挿通孔211に接続されている。ま
た、他方のリード挿通孔216は配線パターン223を
介してリード挿通孔214に接続されている。
1,312を備えているが、この実施例によると、それ
らの各一端にはコネクタ320が取り付けられている。
熱収縮チューブ40は、コンデンサ連10の封口部側の
一部分を被覆する長さにあらかじめ切断されている。な
お図示されていないが、熱収縮チューブ40に製品記号
や定格などが印刷されている。
の組み立て手順の一例を説明する。まず、回路基板20
のリード挿通孔215,216に外部引出リード30の
リード線311,312を基板下面側から挿通してハン
ダ付け215A,216Aする。回路基板20はハンダ
付けを行なう箇所以外にレジスト膜をあらかじめ設けて
おいてもよい。
図1のように並べてコンデンサ連10とし、その各リー
ド端子113,114,123,124を所定長さ例え
ば約10mm長となるようにカットする。
上に載せて、リード端子113,114,123,12
4をそれぞれ対応するリード挿通孔211,212,2
13,214に挿通し、リード端子113,114,1
23,124が回路基板20から例えば0.5mm突き
出る長さにカットし、ハンダ付け211A,212A,
213A,214Aする。
ようにするため、図2に示されているように、電気二重
層コンデンサ11,12間に接着剤50を塗布する。こ
の実施例において、接着剤50の塗布位置は、コンデン
サの底部側と封口部側の2箇所としている。封口部側に
塗布する目的は、リード線311,312および回路基
板20を固定するためである。なお、接着剤に代えて、
もしくは接着剤と併用して、コンデンサ連10に結束バ
ンドのようなテープを巻き付けてもよい。
絶縁処理を施す。この実施例では、ハンダ付け面に樹脂
を塗布し、硬化させて電気絶縁層60を形成するように
している。ここで使用する樹脂は、回路基板20のハン
ダ付け面側に容易に塗布できる硬化型樹脂であればよ
く、溶剤型樹脂、熱硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂(U
V樹脂)もしくはホットメルトなどが例示される。
して、ガラスクロス、布材、アセテート布、ノーメック
紙、樹脂クロス、ゴム材テープなど、柔軟性と絶縁性と
を併せもった絶縁テープを用いて、回路基板20のハン
ダ付け面を電気絶縁処理してもよい。
0にスリーブ掛けを行なう。すなわち、コンデンサ連1
0に熱収縮チューブ40を被せ熱風を吹き付ける。これ
により、2つの電気二重層コンデンサ11,12がより
強固に機械的に連結され、図3に示されている製品形態
の複合化電気二重層コンデンサAが得られる。
本発明はこれに限定されるものではない。本発明によれ
ば、3つ以上の円筒型電気二重層コンデンサを複合化す
ることができる。また、電気的接続も直列だけでなく、
必要に応じて並列接続にも変更できる。
ついては任意的構成要素である。すなわち、本発明には
スリーブ掛けを行なっていない複合化電気二重層コンデ
ンサも含まれる。
0のリード端子113,114,123,124を回路
基板20のリード挿通孔211,212,213,21
4に挿通させる際に、電気二重層コンデンサ11,12
からの漏液対策として布などの液吸収材を介して挿通さ
せてもよい。
回路基板と外部引出リードを用い、簡単な絶縁処理を行
なうだけなので、複数の円筒型電気二重層コンデンサを
低廉なコストで、しかもコンパクトな形態で複合化する
ことができる。
実施例を示した分解斜視図。
て状態を示した正面図。
Claims (9)
- 【請求項1】 リード端子同一方向型である複数個の円
筒型電気二重層コンデンサを直列もしくは並列に電気的
に接続してなる複合化電気二重層コンデンサにおいて、 複数個の上記電気二重層コンデンサをその軸線と直交す
る方向に並置してなるコンデンサ連と、上記電気二重層
コンデンサの各封口部の全体を覆うように上記コンデン
サ連に取り付けられる1枚構成の回路基板と、上記コン
デンサ連の外部引出リードとを含み、上記回路基板に
は、上記各電気二重層コンデンサのリード端子がハンダ
付けされるリード端子挿通孔および同リード端子挿通孔
間に配線された引き回し配線パターンと、同引き回し配
線パターンの所定の2箇所に形成された一対の接続端子
部とが設けられており、上記コンデンサ連の上記各電気
二重層コンデンサが上記回路基板を介して電気的に接続
されているとともに、上記接続端子部に上記外部引出リ
ードが接続されていることを特徴とする複合化電気二重
層コンデンサ。 - 【請求項2】 上記コンデンサ連内の上記各電気二重層
コンデンサが、連結手段にて一体的に連結されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の複合化電気二重層コン
デンサ。 - 【請求項3】 上記連結手段が、上記各電気二重層コン
デンサ間に塗布された接着剤であることを特徴とする請
求項2に記載の複合化電気二重層コンデンサ。 - 【請求項4】 上記連結手段が、上記コンデンサ連に被
せられた熱収縮チューブであることを特徴とする請求項
2に記載の複合化電気二重層コンデンサ。 - 【請求項5】 上記回路基板のハンダ付け面側に電気絶
縁材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし
4のいずれか1項に記載の複合化電気二重層コンデン
サ。 - 【請求項6】 上記電気絶縁材が、上記回路基板のハン
ダ付け面上に塗布された硬化型樹脂であることを特徴と
する請求項5に記載の複合化電気二重層コンデンサ。 - 【請求項7】 上記電気絶縁材が、上記回路基板のハン
ダ付け面上に配置された絶縁テープであることを特徴と
する請求項5に記載の複合化電気二重層コンデンサ。 - 【請求項8】 上記電気絶縁材として、請求項6に記載
の硬化型樹脂と請求項7に記載の絶縁テープの双方が用
いられていることを特徴とする請求項5に記載の複合化
電気二重層コンデンサ。 - 【請求項9】 上記回路基板の一対の接続端子部が、上
記コンデンサ連の一方の側面側に配置されていることを
特徴とする請求項1,2または5に記載の複合化電気二
重層コンデンサ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP33941099A JP3778253B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 複合化電気二重層コンデンサ |
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JP33941099A JP3778253B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 複合化電気二重層コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001155974A true JP2001155974A (ja) | 2001-06-08 |
JP3778253B2 JP3778253B2 (ja) | 2006-05-24 |
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ID=18327219
Family Applications (1)
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JP33941099A Expired - Lifetime JP3778253B2 (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 複合化電気二重層コンデンサ |
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-
1999
- 1999-11-30 JP JP33941099A patent/JP3778253B2/ja not_active Expired - Lifetime
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