JP2001155815A - 平形ケーブルとこの平形ケーブルを用いた防水コネクタ構造 - Google Patents

平形ケーブルとこの平形ケーブルを用いた防水コネクタ構造

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JP2001155815A
JP2001155815A JP34114099A JP34114099A JP2001155815A JP 2001155815 A JP2001155815 A JP 2001155815A JP 34114099 A JP34114099 A JP 34114099A JP 34114099 A JP34114099 A JP 34114099A JP 2001155815 A JP2001155815 A JP 2001155815A
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seal
cable
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locking
fitting
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Akira Shirai
晃 白井
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Hirose Electric Co Ltd
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Hirose Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブルプリント基板の防水コネクタへ
の係止を確実に行うことができ、シール性を確保するこ
とができる防水コネクタ構造を提供する 【解決手段】 防水コネクタ1の嵌合部3にフレキシブ
ルプリント基板24のシール体22を嵌合して、このフ
レキシブルプリント基板24の接点部24Aを圧接端子
9に接続した場合、係止突起部23を係止孔部8aに係
脱可能に係止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ワイヤー
ハーネス等に使用される防水コネクタ構造に係り、特
に、フラットケーブルやフレキシブルプリント基板(F
PC)等の可撓性の平形ケーブルと、この平形ケーブル
を使用したワイヤーハーネス等に使用される防水コネク
タ構造とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防水コネクタ構造として
特開平6−5327号公報及び特開平6−203910
号公報に開示されたものがある。特開平6−5327号
公報に開示された技術は、フレキシブルプリント基板に
樹脂形成部を設けて、この樹脂形成部にゴム栓を被せ、
このフレキシブルプリント基板をコネクタ本体に挿入し
て端子に接続する共に、ゴム栓をコネクタ本体に接触さ
せて防水保持するようにしたものである。
【0003】また、特開平6−203910号公報に開
示された技術は、フレキシブルプリント基板が通過でき
る溝を有する押圧部材を絶縁ハウジングにヒンジを介し
て設け、フレキシブルプリント基板をシール部材のスリ
ット内に挿通させて、絶縁ハウジングの挿入開口に挿入
し、押圧部材を回動させて絶縁ハウジングに係止させて
シール部材を押圧部材で圧縮し、この圧縮により、フレ
キシブルプリント基板とシール部材との間、シール部材
と絶縁ハウジングとの間の防水性を確保するようにした
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た前者の従来の防水コネクタ構造にあっては、フレキシ
ブルプリント基板に樹脂形成部を設けて、この樹脂形成
部にゴム栓を被せて、このフレキシブルプリント基板を
コネクタ本体に挿入した際に、ゴム栓をコネクタ本体に
圧接させて防水性を保持する構成であるために、構成が
複雑になるばかりか、フレキシブルプリント基板のコネ
クタ本体への係止を確実に行うことができないという問
題点があった。
【0005】また、上記した後者の従来の防水コネクタ
構造にあっては、押圧部材を回動させて絶縁ハウジング
に係止させてシール部材を押圧部材で圧縮し、この圧縮
により、フレキシブルプリント基板とシール部材との
間、シール部材と絶縁ハウジングとの間の防水性を確保
するようにしているために、構成が複雑になり、部品点
数が多くなって、製作工数が多くコストが高価になる
し、特に、フレキシブルプリント基板をシール部材のス
リット内に挿通させて、このフレキシブルプリント基板
にシール部材を設けているために、このシール部材がシ
ール性保持のために圧縮された場合、シール部材のスリ
ットの両端側に、このシール部材とフレキシブルプリン
ト基板との間で隙間ができて、シール性の保持に悪影響
を与えるという問題点があった。
【0006】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、構成が簡単
になるばかりか、平形ケーブルの防水コネクタへの係止
を確実に行うことができるばかりか、シール性保持を確
実に行うことができる防水コネクタ構造を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る防水コネクタ構造は、嵌合部とこの
嵌合部に連なる端子装着部とを有し且つ端子装着部に端
子を装着したコネクタ本体と、ケーブルの先端部に端子
に接続される接点部を有し且つケーブルの端部に嵌合部
に挿抜可能に嵌合するシール体を一体的に設けた平形ケ
ーブルと、シール体の嵌合部への嵌合時に、シール体を
コネクタ本体に係脱可能に係止する係止手段とを備えた
ものである。
【0008】かかる構成により、嵌合部に平形ケーブル
のシール体を嵌合して、この平形ケーブルの接点部を端
子に接続し、係止手段によりシール体をコネクタ本体に
係脱可能に係止することができる。
【0009】このために、構成が簡単になるばかりか、
平形ケーブルの防水コネクタへの係止を確実に行うこと
ができるし、また、平形ケーブルに直接にシール体を設
けて、このシール体を嵌合部に嵌合し、平形ケーブルの
コネクタ本体への係止を行うために、シール性保持を確
実に行うことができる。
【0010】また、上記の目的を達成するために、本発
明に係る防水コネクタ構造は、請求項1に記載の防水コ
ネクタ構造において、コネクタ本体が、ハウジングに嵌
合部に連なる端子装着部を設け、端子装着部にケーブル
に接続された圧接端子を装着し、ハウジングにケーブル
の圧接端子に圧着された部分を保護し且つケーブルを防
水保持するリテーナを装着した構成である。
【0011】かかる構成により、端子が圧接端子の場合
におけるコネクタ本体であっても、上記した本発明の作
用効果と同様な作用効果を奏し得る。
【0012】また、上記の目的を達成するために、本発
明に係る防水コネクタ構造は、請求項1に記載の防水コ
ネクタ構造において、コネクタ本体が、ハウジングに嵌
合部に連なる端子装着部を設け、端子装着部にシール嵌
挿孔部を設け、端子装着部にケーブルに接続された圧着
端子を装着すると共に、シール嵌挿孔部にケーブルに設
けたシール部材を挿入して、シール部材をシール嵌挿孔
部の周面に接触させた構成である。
【0013】かかる構成により、端子が圧着端子の場合
におけるコネクタ本体であっても、上記した本発明の作
用効果と同様な作用効果を奏し得る。
【0014】また、上記の目的を達成するために、本発
明に係る防水コネクタ構造は、請求項1に記載の防水コ
ネクタ構造において、シール体の前面側にシール側嵌合
部を設け、平形ケーブルの接点部の端子への接続時に、
シール側嵌合部をコネクタ本体に被嵌して、シール体を
コネクタ本体に取り付けたものである。
【0015】かかる構成により、コネクタ本体に平形ケ
ーブルのシール体を被嵌して、この平形ケーブルの接点
部を端子に接続し、係止手段によりシール体をコネクタ
本体に係脱可能に係止することができる。
【0016】このために、構成が簡単になるばかりか、
平形ケーブルの防水コネクタへの係止を確実に行うこと
ができ、シール性保持を確実に行うことができる。
【0017】また、上記の目的を達成するために、本発
明に係る防水コネクタ構造は、請求項1乃至請求項4に
記載の防水コネクタ構造において、係止手段が、コネク
タ本体に設けられた一方の係止部と、シール体に設けら
れ且つ一方の係止部に係脱可能に係止する他方の係止体
である。そして、一方の係止部が係止孔部を含み、他方
の係止部が係止突起部を含む。
【0018】かかる構成により、コネクタ本体の嵌合部
に平形ケーブルのシール体を嵌合して、この平形ケーブ
ルの接点部を端子に接続し、または、コネクタ本体に平
形ケーブルのシール体を被嵌して、この平形ケーブルの
接点部を端子に接続した場合に、一方の係止部(係止突
起部)を他方の係止部(係止孔部)に係脱可能に係止す
ることで、平形ケーブルの防水コネクタへの係止を確実
に行うことができ、シール性保持を確実に行うことがで
きる。
【0019】上記の目的を達成するために、本発明に係
る平形ケーブルは、ケーブルの先端に相手端子に接続さ
れる接点部を有し且つケーブルの端部に相手コネクタま
たは相手コネクタに嵌合する中間体に挿抜可能に嵌合す
るシール体を備えたものである。
【0020】かかる構成により、シール体は相手コネク
タまたは相手コネクタに嵌合する中間体に挿抜可能にな
る。特に、シール体が相手コネクタに嵌合する中間体に
挿抜可能になることで、中間体を相手コネクタに嵌合し
挿抜するために、嵌合に強度を与えることができて頻繁
な嵌合に都合がよいものになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は本発明に係る防水
コネクタ構造(実施の形態1)の斜視図、図2は同防水
コネクタ構造(実施の形態1)の縦断面図、図3は同防
水コネクタ構造(実施の形態1)の分解状態の縦断面図
である。
【0023】本発明の実施の形態1に係る防水コネクタ
構造における防水コネクタ1は、コネクタ本体10と、
このコネクタ本体10に装着されるリテーナ11とを備
えている。
【0024】図2、図3に示すようにコネクタ本体10
はハウジング2を有しており、このハウジング2の前面
部には嵌合部3が凹部として形成してあり、また、ハウ
ジング2の表、裏部2a、2bには、嵌合部3の前縁よ
り前方に突出するようにしてそれぞれ一対の係止片部8
が形成してあり、これらの係止片部8には一方の係止部
である係止孔部8aが形成してある。
【0025】また、嵌合部3の底面部3aには、ハウジ
ング2の幅方向に所定の間隔をおいて多数の端子装着部
4が形成してある。また、ハウジング2の後部にはリテ
ーナ装着部5が形成してあり、このリテーナ装着部5の
表、裏面部5a、5b及び両側部にはそれぞれ一対の係
止突起部6が設けてある。また、リテーナ装着部5の内
方には圧接処理部7が形成してある。
【0026】そして、端子装着部4には圧接端子9が圧
入状態で装着してあり、これらの圧接端子9は、圧入部
9Aの先側に、接点部9bを有する一対の接触片9B
を、後側に圧接部9Cをそれぞれ有しており、圧接部9
Cは圧接処理部7に突入している。
【0027】そして、圧接処理部7には多数本のケーブ
ル12の端末部12aが直角に折り曲げられた状態で挿
入してあり、この端末部12aは圧接端子9の圧接部9
Cに圧接により接続してある。
【0028】リテーナ11は、合成樹脂製のリテーナ本
体11Aを有しており、このリテーナ本体11Aの前面
部には嵌合部13が凹部として形成してあり、この嵌合
部13の底面部13aには圧接部挿入凹部14と成形体
収納部15とが形成してある。また、この成形体収納部
15には、リテーナ本体11Aの幅方向に所定の間隔を
おいてケーブル毎に多数のケーブル挿通孔部16とゴム
成形体係止孔部17とが形成してある。
【0029】そして、成形体収納部15には一体成形で
ゴム成形体18が収納してあり、このゴム成形体18に
設けた係止部18aはゴム成形体係止孔部17に係止さ
れている。
【0030】また、ゴム成形体18にはケーブル毎に多
数のケーブル挿通孔部19が形成してあり、これらのケ
ーブル挿通孔部19の周面に複数のリップ部20が形成
してあって、波状になっている。そして、ケーブル挿通
孔部19はリテーナ本体11Aのケーブル挿通孔部16
に連なっている。
【0031】また、リテーナ本体11Aの表、裏面部1
1a、11b及び両側部11c、11dには、その前縁
部に位置させてそれぞれ係止片部21が形成してあり、
これらの係止片部21には係止孔部21aが形成してあ
る。
【0032】そして、コネクタ本体10の圧接端子9の
圧接部9Cに圧接されているケーブル12をリテーナ1
1のケーブル挿通孔部16及びケーブル挿通孔部19に
挿通した状態で、このリテーナ11の嵌合部13にリテ
ーナ装着部5を嵌合して係止片部21の係止孔部21a
にリテーナ装着部5の係止突起部6を係脱可能に係止す
ることでリテーナ11がコネクタ本体10に組み付けら
れていて、防水コネクタ1が構成してある。
【0033】この場合、圧接処理部7に収容された多数
本のケーブル12の端末部12aは圧接処理部7の面部
7aとリテーナ11の嵌合部13の底面部13aとで挟
み込まれており、圧接端子9の圧接部9Cは圧接部挿入
凹部14に挿入してある。そして、ケーブル12はリテ
ーナ11のケーブル挿通孔部16及びゴム成形体18の
ケーブル挿通孔部19に挿通されていて、ケーブル挿通
孔部19の周面の複数のリップ部20がケーブル12の
表面に圧接していて液密状態を保持している。
【0034】また、図1に示すように、本発明に係る平
形ケーブルは、フレキシブルプリント基板(FPC)2
4の端部に、その先端部の接続部24Aより後方に位置
させて弾性部材、例えばゴム製の嵌合ブロック形のシー
ル体22を固着(一体成形)して構成してある。この場
合、シール体22の周面部には複数のリップ部22cが
形成してあって波状をなしており、また、シール体22
の表、裏面部22a、22bにはそれぞれに他方の係止
部である一対の係止突起部23が形成してある。そし
て、係止孔部8aと係止突起部23とで係止手段を構成
している。
【0035】次に、防水コネクタ1にフレキシブルプリ
ント基板24を接続する動作を説明する。
【0036】フレキシブルプリント基板24の端部に設
けたシール体22を、防水コネクタ1のコネクタ本体1
0の嵌合部3に嵌合して、ハウジング2の係止片部8の
係止孔部8aにシール体22の係止突起部23を係脱可
能に係止する。この場合、フレキシブルプリント基板2
4の先端部の接点部24Aは各圧接端子9の一対の接触
片9B間に挿入されて、接触片9Bに設けた接点部9b
が接続部24Aの各接点部24aに接触する。
【0037】この場合、シール体22の周面部の複数の
リップ部22cが嵌合部3の表面に圧接していて防水状
態を保持する。
【0038】上記のように本発明に係る防水コネクタ構
造の実施の形態1にあっては、防水コネクタ1の嵌合部
3にフレキシブルプリント基板24のシール体22を嵌
合して、このフレキシブルプリント基板24の接点部2
4aを圧接端子9に接続した場合、係止突起部23を係
止孔部8aに係脱可能に係止することで、フレキシブル
プリント基板24の防水コネクタ1への係止を確実に行
うことができる。
【0039】(実施の形態2)図4に本発明に係る防水
コネクタ構造の実施の形態2を示す。
【0040】図10に示すように、この防水コネクタ構
造における防水コネクタ1−1のコネクタ本体10のハ
ウジング2の前面側には偏平形状の嵌合凸部30が形成
してあり、この嵌合凸部30にはハウジング2の幅方向
に所定の間隔をおいて多数の端子装着部31が形成して
あり、また、嵌合凸部30の表、裏部30a、30bに
はそれぞれ一対の係止突起部(他方の係止部)32が形
成してある。そして、端子装着部31には圧接端子9が
圧入状態で装着してある。
【0041】そして、防水コネクタ1−1の他の構成
は、上記した実施の形態1における防水コネクタ構造と
同構成であるために、同じ符号を付して説明を省略す
る。
【0042】また、フレキシブルプリント基板(FP
C)34の端部には、その先端部の接続部34Aより後
方に位置させて弾性部材、例えばゴム製の被嵌合ブロッ
ク形状のシール体35が固着(一体成形)してあり、こ
のシール体35の前面側にはシール側嵌合部36が凹部
として形成してあり、シール体35の表、裏面部35
a、35bには、シール側嵌合部36の内部に抜ける係
止孔部(一方の係止部)37がそれぞれ一対形成してあ
る。
【0043】また、シール体35のシール側嵌合部36
の周面部には複数のリップ部38が形成してあって波状
をなしている。そして、係止突起部(他方の係止部)3
2と係止孔部(一方の係止部)37とで係止手段を構成
している。
【0044】次に、防水コネクタ1−1にフレキシブル
プリント基板34を接続する動作を説明する。
【0045】フレキシブルプリント基板34の端部に設
けたシール体35を、防水コネクタ1−1のコネクタ本
体10の偏平形状の嵌合凸部30に被嵌して、この嵌合
凸部30の係止突起部32をシール側嵌合部36の係止
孔部37に係脱可能に係止する。この場合、フレキシブ
ルプリント基板34の先端部の接続部34Aは各圧接端
子9の一対の接触片9B間に挿入されて、接触片9Bに
設けた接点部9bが接続部34Aの各接点部に接触す
る。
【0046】この場合、シール体35の周面部の複数の
リップ部38が嵌合凸部30の表面に圧接していて防水
状態を保持する。
【0047】上記のように本発明に係る防水コネクタ構
造の実施の形態2にあっては、防水コネクタ1−1の嵌
合凸部30にフレキシブルプリント基板34のシール体
35を被嵌して、このフレキシブルプリント基板34の
先端部の接続部34Aの接点部を圧接端子9に接続した
場合に、係止突起部32を係止孔部37に係脱可能に係
止することで、フレキシブルプリント基板34の防水コ
ネクタ1−1への係止を確実に行うことができる。
【0048】(実施の形態3)図5に本発明に係る防水
コネクタ構造の実施の形態3を示す。
【0049】この防水コネクタ構造における防水コネク
タ1−2は偏平形状のハウジング40を備えており、こ
のハウジング40の前面部には嵌合部41が凹部として
形成してあり、また、ハウジング40の表、裏部40
a、40bには、嵌合部41の前縁より前方に突出する
ようにしてそれぞれ一対の係止片部42が形成してあ
り、これらの係止片部42には係止孔部(一方の係止
部)42aが形成してある。
【0050】また、嵌合部41の底面部41aには、ハ
ウジング40の幅方向に所定の間隔をおいて多数の端子
装着部43が形成してあり、これらの端子装着部43の
後部はシール嵌挿孔部44になされていて、これらのシ
ール嵌挿孔部44はハウジング40の後端面に抜けてい
る。
【0051】そして、端子装着部43には圧着端子45
が圧入状態で装着してあり、これらの圧着端子45は、
圧入部45Aの先側に、接点部45bを有する一対の接
触片45Bを、後側に圧着部45Cをそれぞれ有してい
る。
【0052】そして、圧着端子45は、その圧着部45
Cでケーブル46の端末部に圧着により接続されてい
て、このケーブル46の端末部にはシール部材47が固
着してある。そして、圧着端子45が端子装着部43に
装着された状態ではシール部材47はシール嵌挿孔部4
4に挿入されていて、シール部材47はシール嵌挿孔部
44の周面に接触して防水状態を保持している。
【0053】また、フレキシブルプリント基板(FP
C)及びシール体は、上記した本発明の実施の形態1に
おけるフレキシブルプリント基板24及びシール体22
と同構成であり、このために、同じ符号を付して説明を
省略する。
【0054】次に、防水コネクタ1−2にフレキシブル
プリント基板24を接続する動作を説明する。
【0055】フレキシブルプリント基板24の端部に設
けたシール体22を、コネクタ本体の嵌合部41に嵌合
して、ハウジング40の係止片部42の係止孔42aに
シール体22の係止突起部23を係脱可能に係止する。
この場合、フレキシブルプリント基板24の先端部の接
続部24Aは各圧着端子45の一対の接触片45B間に
挿入されて、接触片45Bに設けた接点部が接続部24
Aの各接点部24aに接触する。
【0056】この場合、シール体22の周面部の複数の
リップ部22cが嵌合部41の表面に圧接していて防水
状態を保持する。
【0057】上記のように本発明に係る防水コネクタ構
造の実施の形態3にあっては、防水コネクタ1−2の嵌
合部41にフレキシブルプリント基板24のシール体2
2を嵌合して、このフレキシブルプリント基板24の接
点部24Aを圧着端子45に接続した場合、係止突起部
23を係止孔部42aに係脱可能に係止することで、フ
レキシブルプリント基板24の防水コネクタ1−2への
係止を確実に行うことができる。
【0058】また、上記のように本発明の実施の形態1
〜3にあっては、コネクタ本体10の圧接端子9又は圧
着端子45はケーブル12、46に接続されているが、
直接に基板へ半田付けしてもよい。この場合、コネクタ
本体10は機器と適宜防水されている。
【0059】更に、別の本発明の実施の形態として、シ
ール体22、35を相手コネクタ(例えば、コネクタ本
体10)に嵌合する中間体に挿抜可能になるようにして
もよく、この場合、相手コネクタと中間体との間で防水
性がとられる必要がある。特に、シール体が相手コネク
タに嵌合する中間体に挿抜可能になることで、中間体を
相手コネクタに嵌合し挿抜するために、嵌合に強度を与
えることができ、頻繁な嵌合に都合がよいものになる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る防水
コネクタ構造によれば、防水コネクタの嵌合部に平形ケ
ーブルのシール体を嵌合して、この平形ケーブルの接点
部を端子に接続し、係止手段によりシール体を防水コネ
クタに係脱可能に係止することができる。このために、
構成が簡単になるばかりか、平形ケーブルの防水コネク
タへの係止を確実に行うことができし、また、平形ケー
ブルに直接にシール体を設けて、このシール体を防水コ
ネクタの嵌合部に嵌合し、平形ケーブルの防水コネクタ
への係止を行うために、シール性保持を確実に行うこと
ができる。
【0061】また、本発明に係る防水コネクタ構造によ
れば、端子が圧接端子、圧着端子のいづれの場合におけ
る防水コネクタであっても、構成が簡単になるばかり
か、可撓性平形ケーブルの防水コネクタへの係止を確実
に行うことができる。
【0062】本発明に係る平形ケーブルによれば、ケー
ブルの先端に相手端子に接続される接点部を有し且つケ
ーブルの端部に相手コネクタまたは相手コネクタに嵌合
する中間体に挿抜可能に嵌合するシール体を備えた構成
であるために、シール体は相手コネクタまたは相手コネ
クタに嵌合する中間体に挿抜可能になる。特に、シール
体が相手コネクタに嵌合する中間体に挿抜可能になるこ
とで、中間体を相手コネクタに嵌合し挿抜するために、
嵌合に強度を与えることができて頻繁な嵌合に都合がよ
いものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水コネクタ構造(実施の形態
1)の斜視図である。
【図2】同防水コネクタ構造(実施の形態1)の縦断面
図である。
【図3】同防水コネクタ構造(実施の形態1)の分解状
態の縦断面図である。
【図4】本発明に係る防水コネクタ構造(実施の形態
2)の縦断面図である。
【図5】本発明に係る防水コネクタ構造(実施の形態
3)の縦断面図である。
【符号の説明】
1 防水コネクタ 1−1 防水コネクタ 1−2 防水コネクタ 2 ハウジング 3 嵌合部 4 端子装着部 5 リテーナ装着部 6 係止突起部 7 圧接処理部 8 係止片部 8a 係止孔部(一方の係止部) 9 圧接端子 9A 圧入部 9B 接触片 9C 圧接部 9b 接点部 10 コネクタ本体 11 リテーナ 11A リテーナ本体 12 ケーブル 13 嵌合部 14 圧接部挿入凹部 15 成形体収納部 16 ケーブル挿通孔部 17 ゴム成形体係止孔部 18 ゴム成形体 19 ケーブル挿通孔部 20 リップ部 21 係止片部 21a 係止孔部 22 シール体 23 係止突起部(他方の係止部) 24 フレキシブルプリント基板(平形ケーブル) 30 嵌合凸部 31 端子装着部 32 係止突起部(他方の係止部) 34 フレキシブルプリント基板(平形ケーブル) 35 シール体 36 シール側嵌合部 37 係止孔部(一方の係止部) 40 ハウジング 41 嵌合部 42 係止片部 42a 係止孔部(一方の係止部) 43 端子装着部 44 シール嵌挿孔部 45 圧着端子 46 ケーブル 47 シール部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌合部と前記嵌合部に連なる端子装着部
    とを有し且つ前記端子装着部に端子を装着したコネクタ
    本体と、 ケーブルの先端部に前記端子に接続される接点部を有し
    且つ前記ケーブルの端部に前記嵌合部に挿抜可能に嵌合
    するシール体を一体的に設けた平形ケーブルと、 前記シール体の前記嵌合部への嵌合時に、前記シール体
    を前記コネクタ本体に係脱可能に係止する係止手段とを
    備えたことを特徴とする防水コネクタ構造。
  2. 【請求項2】 前記コネクタ本体が、ハウジングに前記
    嵌合部に連なる前記端子装着部を設け、前記端子装着部
    に前記ケーブルに接続された圧接端子を装着し、前記ハ
    ウジングに前記ケーブルの前記圧接端子に圧着された部
    分を保護し且つ前記ケーブルを防水保持するリテーナを
    装着した構成である請求項1に記載の防水コネクタ構
    造。
  3. 【請求項3】 前記コネクタ本体が、前記ハウジングに
    前記嵌合部に連なる前記端子装着部を設け、前記端子装
    着部にシール嵌挿孔部を設け、前記端子装着部に前記ケ
    ーブルに接続された圧着端子を装着すると共に、前記シ
    ール嵌挿孔部に前記ケーブルに設けたシール部材を挿入
    して、前記シール部材を前記シール嵌挿孔部の周面に接
    触させた構成である請求項1に記載の防水コネクタ構
    造。
  4. 【請求項4】 前記シール体の前面側にシール側嵌合部
    を設け、前記平形ケーブルの前記接点部の前記端子への
    接続時に、前記シール側嵌合部を前記コネクタ本体に被
    嵌して、前記シール体を前記コネクタ本体に取り付けた
    請求項1に記載の防水コネクタ構造。
  5. 【請求項5】 前記係止手段が、前記コネクタ本体に設
    けられた一方の係止部と、前記シール体に設けられ且つ
    前記一方の係止部に係脱可能に係止する他方の係止部で
    ある請求項1に記載の防水コネクタ構造。
  6. 【請求項6】 一方の係止部が係止孔部であり、他方の
    係止部が係止突起部である請求項5に記載の防水コネク
    タ構造。
  7. 【請求項7】 ケーブルの先端に相手端子に接続される
    接点部を有し且つ前記ケーブルの端部に相手コネクタま
    たは前記相手コネクタに嵌合する中間体に挿抜可能に嵌
    合するシール体を備えたことを特徴とする平形ケーブ
    ル。
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