JP3299642B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP3299642B2
JP3299642B2 JP25465094A JP25465094A JP3299642B2 JP 3299642 B2 JP3299642 B2 JP 3299642B2 JP 25465094 A JP25465094 A JP 25465094A JP 25465094 A JP25465094 A JP 25465094A JP 3299642 B2 JP3299642 B2 JP 3299642B2
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幸文 町田
章弘 小島
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菱星電装株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハウジングに収容した
接続端子を係止する係止ランスを係止方向に押圧するた
めのフロントホルダを備えたコネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の配線に使用されるコネ
クタでは、電線を接続した接続端子を複列に収容する所
謂多極コネクタが多用されており、例えば図10の断面
図に示すように、雌型ハウジング1と雄型ハウジング2
を結合したコネクタが知られている。
【0003】この場合に、雌型ハウジング1の端子収容
孔3には、電線4を接続すると共に防水用のシール材5
を装着した受接続端子6が収容され、これらの受接続端
子6は係止ランス7に係止されて後方への抜け出しが防
止されている。
【0004】また、雌型ハウジング1の内筒部8の外周
には、雌型ハウジング1と雄型ハウジング2の結合部を
防水するためのシール部材9と、係止ランス7を係止方
向に押圧するためのフロントホルダ10とが順次に嵌着
されており、シール部材9はフロントホルダ10と雌型
ハウジング1に設けられた規制部11の間に圧縮される
ことによりシール力が補強され、係止ランス7はフロン
トホルダ10の押圧突起10aにより押圧されることに
より係止力が補強されている。
【0005】このようなシール部材9とフロントホルダ
10の外周には、内部に嵌合孔12を有する相手側の雄
型ハウジング2の嵌合突起13が嵌合されている。これ
により、雄型ハウジング2に収容された挿込接続端子1
4の挿入部が受接続端子6に挿し込まれると共に、雄型
ハウジング2のロック用突起15と雌型ハウジング1の
ロック用アーム16が係合される。また、雌型ハウジン
グ1及び雄型ハウジング2の結合部は、シール部材9に
よりハウジング1、2内が防水され、ロック用突起15
及びロック用アーム16によりハウジング1、2同士の
解離が防止されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来例においては、雌型ハウジング1と雄型ハウジング
2の間に隙間がある場合には、それらの間のがたつきに
よって受接続端子6と挿込接続端子14の接触面が摺動
し、受接続端子6や挿込接続端子14が振動により金属
疲労したり、それらの間に接触不良が発生するという問
題点がある。
【0007】本発明の目的は、上述した問題点を解消
し、雄型ハウジングと雌型ハウジングの結合部のがたつ
きを防止したコネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るコネクタは、収容した接続端子を係止す
るための係止ランスを有する合成樹脂製の第1のハウジ
ングと、前記係止ランスを係止方向に押圧するために前
記第1のハウジングの相手側の第2のハウジングとの結
合側から嵌合した合成樹脂製のフロントホルダとから成
り、前記第1のハウジングと第2のハウジングとの間の
がたつきを防止するための弾性体を前記フロントホルダ
の前記第2のハウジング側の端面に設けたことを特徴と
する。
【0009】
【作用】上述の構成を有するコネクタでは、ハウジング
に嵌合するフロントホルダの端面に弾性体を設けたこと
により、ハウジング間のがたつきを防止する。
【0010】
【実施例】本発明を図1〜図9に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は雄型ハウジング21と雌型ハ
ウジング22の結合状態の断面図であり、図2はそれら
の結合前の断面図である。雄型ハウジング21の結合側
には筒状の嵌合突起31が設けられており、嵌合突起3
1の内部には嵌合孔32が形成され、嵌合突起31の外
周面には結合方向に対して直角な方向に向けたロック用
突起33が形成されている。嵌合孔32の内周面は嵌合
面32aとされ、その奥部は押圧面32bとされて、一
方のロック用突起33の後面は係合面33aとなってい
る。そして、雄型ハウジング21には挿込接続端子34
が収容されている。
【0011】一方、雌型ハウジング22には雄型ハウジ
ング21との結合側に向けた内筒部41と外筒部42が
設けられ、内筒部41の外周にはフランジ状の規制部4
3が設けられている。内筒部41の内部は端子収容孔4
4とされ、端子収容孔44には可撓性を有する係止ラン
ス45が設けられている。このような端子収容孔44に
は、電線46を接続すると共に防水用のシール材47を
装着した受接続端子48が収容され、係止ランス45に
より係止されて後方への抜け出しが防止されている。
【0012】内筒部41の上方で外筒部42との間に
は、雄型ハウジング21との結合側に突出して、雄型ハ
ウジング21のロック用突起33に係合するロック用ア
ーム49が設けられている。このロック用アーム49に
は、ロック用突起33が嵌入する嵌入溝49aと、ロッ
ク用突起33の係合面33aに係合する係合面49bが
形成されている。
【0013】また、内筒部41の外周面には、雄型ハウ
ジング21と雌型ハウジング22の結合部を防水するた
めのシール部材50と、係止ランス45の下面を押圧し
て受接続端子48に対する係止力を向上させるためのフ
ロントホルダ51が嵌着されている。シール部材50は
例えばゴム等の弾性体から筒状に形成され、シール部材
50の外周面には複数の隆条部50aが設けられてい
る。
【0014】フロントホルダ51の前端には弾性体52
が装着さており、これらのフロントホルダ51と弾性体
52は、図3の分解斜視図、図4の組立斜視図、図5の
側面図に示すように構成されている。即ち、フロントホ
ルダ51は合成樹脂材により内筒部41の外周に嵌合で
きる形状に形成されており、フロントホルダ51の本体
61の上壁端面61aには、係合孔62a、63aをそ
れぞれ有する係合突起62、63が設けられている。ま
た、本体61の下壁端面61bには、上部突片64及び
下部突片65が相互に平行に設けられ、上部突片64に
は下部突片65側に向けた係合突起66、67が設けら
れている。更に、本体61の内部には、係止ランス45
を押圧するための後方に向けた押圧突起68が設けられ
ている。
【0015】そして、弾性体52は例えばゴムパッキン
とされ、その外周面はフロントホルダ51の外周面と略
一致するものとされている。弾性体52の上壁71aに
は、フロントホルダ51の係合突起62、63にそれぞ
れ係合する係合部72、73が設けられ、下壁71bに
はフロントホルダ51の係合突起66、67にそれぞれ
係合する係合部74、75が設けられている。
【0016】このようなフロントホルダ51と弾性体5
2は、フロントホルダ51の上部突片64と下部突片6
5の間に弾性体52の下壁71bが嵌合され、フロント
ホルダ51の係合突起62、63と弾性体52の係合部
72、73が係合されると共に、フロントホルダ51の
係合突起66、67と弾性体52の係合部74、75が
係合される。そして、雌型ハウジング22の内筒部41
にシール部材50を嵌着した後に、弾性体52を予め組
み込んだこのフロントホルダ51を嵌着する。これによ
り、フロントホルダ51の押圧突起68が係止ランス4
5を係止方向に押圧する。
【0017】雄型ハウジング21と雌型ハウジング22
を結合する際には、シール部材50、フロントホルダ5
1及び弾性体52の外周に、雄型ハウジング21の嵌合
突起31を嵌合する。これにより、挿込接続端子34が
受接続端子48に接続すると共に、雄型ハウジング21
の嵌合突起31の嵌合面32aがシール部材50、フロ
ントホルダ51及び弾性体52の外周を押圧し、嵌合突
起31の押圧面32bが弾性体52の端面を押圧する。
同時に、ロック用突起33がロック用アーム49の嵌入
溝49aに嵌入し、ロック用突起33の係合面33aと
ロック用アーム49の係合面49bがシール部材50と
弾性体52の復元力により付勢された状態で係合する。
【0018】このように第1の実施例では、弾性体52
がフロントホルダ51の端面と雄型ハウジング21の押
圧面32bの間の隙間に介在するため、雄型ハウジング
21と雌型ハウジング22の間のがたつきを防止するこ
とができる。また、弾性体52はフロントホルダ51を
嵌着方向に付勢し、その押圧突起68が係止ランス45
を強く押圧するため、係止ランス45の係止力を向上さ
せることができる。
【0019】図6は第2の実施例のフロントホルダ81
の側面図、図7は平面図、図8は正面図であり、本体8
2の前端面に弾性体83が突設されている。この弾性体
83は、図9の部分拡大図に示すようにフロントホルダ
81の端面に一体に突設された複数のアーチ状のばね体
とされ、それらの一端又は両端が本体82の前端面に接
合されている。そして、本体82の内部には第1の実施
例と同様に押圧突起84が設けられている。
【0020】この第2の実施例のフロントホルダ81で
も、ばね体が弾性体83として雄型ハウジング21の押
圧面32bとフロントホルダ81の本体82の間の隙間
に介在するため、第1の実施例と同様な作用効果を有す
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るコネク
タは、弾性体をフロントホルダの端面に設けたので、ハ
ウジング同士を結合した場合のがたつきを防止すること
ができる。また、弾性体はフロントホルダを付勢し、フ
ロントホルダが係止ランスを押圧するため、接続端子に
対する係止ランスの係止力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の雄型ハウジングと雌型ハウジン
グが結合した状態の断面図である。
【図2】結合前の断面図である。
【図3】フロントホルダと弾性体の分解斜視図である。
【図4】組立斜視図である。
【図5】側面図である。
【図6】第2の実施例のフロントホルダの側面図であ
る。
【図7】平面図である。
【図8】正面図である。
【図9】部分拡大図である。
【図10】従来例の断面図である。
【符号の説明】
21 雄型ハウジング 22 雌型ハウジング 31 嵌合突起 32 嵌合孔 33 ロック用突起 34 挿込接続端子 41 内筒部 42 外筒部 48 受接続端子 49 ロック用アーム 50 シール部材 51、81 フロントホルダ 52、83 弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−296876(JP,A) 実開 平3−26065(JP,U) 実開 平2−34082(JP,U) 実開 平6−60072(JP,U) 実開 平1−27978(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容した接続端子を係止するための係止
    ランスを有する合成樹脂製の第1のハウジングと、前記
    係止ランスを係止方向に押圧するために前記第1のハウ
    ジングの相手側の第2のハウジングとの結合側から嵌合
    した合成樹脂製のフロントホルダとから成り、前記第1
    のハウジングと第2のハウジングとの間のがたつきを防
    止するための弾性体を前記フロントホルダの前記第2の
    ハウジング側の端面に設けたことを特徴とするコネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記弾性体は前記フロントホルダの
    に装着したゴムパッキンとした請求項1に記載のコネク
    タ。
  3. 【請求項3】 前記弾性体は前記フロントホルダの端面
    から突設したばね体とした請求項1に記載のコネクタ。
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JP5002485B2 (ja) * 2008-02-22 2012-08-15 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP5596361B2 (ja) * 2010-02-02 2014-09-24 矢崎総業株式会社 防水コネクタ

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