JP2001154391A - 電子写真感光体と、該感光体を用いた画像形成方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ - Google Patents

電子写真感光体と、該感光体を用いた画像形成方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ

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JP2001154391A
JP2001154391A JP33422799A JP33422799A JP2001154391A JP 2001154391 A JP2001154391 A JP 2001154391A JP 33422799 A JP33422799 A JP 33422799A JP 33422799 A JP33422799 A JP 33422799A JP 2001154391 A JP2001154391 A JP 2001154391A
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Takeo Oshiba
武雄 大柴
Fumitaka Mochizuki
文貴 望月
Masahiko Kurachi
雅彦 倉地
Satoru Uchino
哲 内野
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面硬度が高く、耐摩耗性、耐傷性や層間接
着性が高く、繰り返し時の電子写真特性が高温高湿下で
も安定な、従って、良好な画像が繰り返し使用に於いて
も得られる電子写真感光体を開発することにあり、又、
前記感光体を用いた画像形成方法、画像形成装置、及び
プロセスカートリッジを提供する。 【解決手段】 導電性支持体上に感光層を有し、且つ該
感光層が少なくとも1種類以上のアルコール系溶媒を用
いた塗布液を塗布してなる層を少なくとも1層有する電
子写真感光体において、該電子写真感光体の表面層が電
荷輸送性能を有する構造単位を含み、且つ架橋構造を有
するシロキサン系樹脂を含有し、且つ該感光層のアルコ
ール成分含有量が500ppm以下であることを特徴と
する電子写真感光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体(以
下、単に感光体とも云う)と、該感光体を用いた画像形
成方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真感光体は有機光導電性物
質を含有する有機感光体が最も広く用いられている。有
機感光体は可視光から赤外光まで各種露光光源に対応し
た材料が開発し易いこと、環境汚染のない材料を選択で
きること、製造コストが安いこと等が他の感光体に対し
て有利な点であるが、唯一の欠点は機械的強度が弱く、
多数枚の複写やプリント時に感光体表面の劣化や傷の発
生があることである。
【0003】電子写真感光体の表面は、帯電器、現像
器、転写手段、及びクリーニング器等により、電気的、
機械的な外力が直接加えられるため、それらに対する耐
久性が要求される。具体的には、摺擦による感光体表面
の摩耗や傷の発生、異物の混入や紙詰まり処理時の衝撃
等による膜剥がれ等に対する機械的耐久性が要求され
る。なかでも衝撃による傷や膜剥がれに対する耐久性に
ついては、無機感光体並みの強度が強く求められてい
る。また、コロナ帯電時に発生するオゾンや活性酸素等
による感光体表面の劣化等に対する耐久性が要求され
る。
【0004】上記のような感光体表面に要求される様々
な特性を満たすため、これまで種々の事が検討されてき
た。即ち、有機感光体の表面にBPZポリカーボネート
をバインダー(結着樹脂)として用いることにより、表
面の摩耗特性、トナーフィルミング特性が改善される事
が報告されている。又、特開平6−118681号公報
では感光体の表面保護層として、コロイダルシリカ含有
硬化性シリコーン樹脂を用いることが報告されている。
【0005】しかし、BPZポリカーボネートバインダ
ーを用いた感光体では、なお耐摩耗特性が不足してお
り、十分な耐久性を有していない。一方、コロイダルシ
リカ含有硬化性シリコーン樹脂の表面層では耐摩耗特性
は改善されるが、繰り返し使用時の電子写真特性が不十
分であり、カブリや画像ボケが発生しやすく、やはりこ
れも耐久性が不十分である。
【0006】この様な欠点を改善する方法として、特開
平9−124943号公報や、特開平9−190004
号公報では有機ケイ素変性正孔輸送性化合物を、硬化性
有機ケイ素系高分子中に結合させた樹脂層を、表面層と
して有する感光体を提案している。
【0007】しかし、ここで挙げたようなシロキサン系
樹脂層は、塗布溶媒にアルコール系溶媒が用いられるこ
とが多く、加熱硬化後に塗布溶媒のアルコールが膜中に
残留する場合がある。この残留量が多いと、架橋密度の
低下による膜強度低下、残留水酸基の影響による画像ボ
ケ、残留溶媒が電荷トラップになりそこへの電荷蓄積に
よる繰り返し電位特性の安定性低下等が発生してしまい
十分な静電的、機械的耐久性が得られない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題点を解決することの出来る表面硬度が高く、耐摩
耗性、耐傷性や層間接着性が高く、繰り返し時の電子写
真特性が高温高湿下でも安定な、従って、良好な画像が
繰り返し使用に於いても得られる電子写真感光体を開発
することにあり、又、前記感光体を用いた画像形成方
法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
解決のため鋭意努力した結果、本発明の目的は、下記構
成の何れかをとることにより達成されることが判明し
た。
【0010】〔1〕 導電性支持体上に感光層を有し、
且つ該感光層が少なくとも1種類以上のアルコール系溶
媒を用いた塗布液を塗布してなる層を少なくとも1層有
する電子写真感光体において、該電子写真感光体の表面
層が電荷輸送性能を有する構造単位を含み、且つ架橋構
造を有するシロキサン系樹脂を含有し、且つ該感光層の
アルコール成分含有量が500ppm以下であることを
特徴とする電子写真感光体。
【0011】〔2〕 前記架橋構造を有するシロキサン
系樹脂が下記一般式(1)で表される構造を含むシロキ
サン系樹脂であることを特徴とする〔1〕記載の電子写
真感光体。 一般式(1) −Si−Y−(X)n 式中、Xは電荷輸送性能を有する構造単位、Yは隣接す
る結合原子(SiとC)を除いた二価以上の原子または
基を表す。nは1以上の整数である。
【0012】〔3〕 前記表面層がコロイダルシリカを
含有することを特徴とする〔1〕又は〔2〕記載の電子
写真感光体。
【0013】〔4〕 前記感光層が酸化防止剤を含有す
ることを特徴とする〔1〕〜〔3〕の何れか1項に記載
の電子写真感光体。
【0014】〔5〕 電子写真感光体に、少なくとも帯
電、像露光、現像、クリーニングを行う工程を有する画
像形成方法に於いて、該電子写真感光体に〔1〕〜
〔4〕の何れか1項に記載の電子写真感光体を用いるこ
とを特徴とする画像形成方法。
【0015】〔6〕 電子写真感光体と、少なくとも帯
電、像露光、現像、クリーニングの手段を有する画像形
成装置に於いて、該電子写真感光体に〔1〕〜〔4〕の
何れか1項に記載の電子写真感光体を用いることを特徴
とする画像形成装置。
【0016】〔7〕 電子写真感光体と、少なくとも帯
電、像露光、現像、クリーニングの手段を有する画像形
成装置に用いられるプロセスカートリッジが〔1〕〜
〔4〕の何れか1項に記載の電子写真感光体と帯電器、
像露光器、現像器、クリーニング器の何れか1つとを一
体に組み合わせて有しており、該画像形成装置に出し入
れ自由に設計されていることを特徴とするプロセスカー
トリッジ。
【0017】本発明について更に説明する。本発明にお
いて、架橋構造を有するシロキサン系樹脂は公知の方法
により、即ち、水酸基或いは加水分解性基を有する有機
ケイ素化合物を用いて製造される。この有機ケイ素化合
物は下記一般式(A)〜(D)の化学式で示されるが、
この一般式中のZが加水分解性基の場合は、加水分解性
基としてメトキシ基、エトキシ基、メチルエチルケトオ
キシム基、ジエチルアミノ基、アセトキシ基、プロペノ
キシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、メトキシエトキシ
基等が挙げられる。
【0018】R1〜R6に示されるケイ素に炭素が直接結
合した形の有機基としては、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル等のアルキル基、フェニル、トリル、ナフチ
ル、ビフェニル等のアリール基、γ−グリシドキシプロ
ピル、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル
等の含エポキシ基、γ−アクリロキシプロピル、γ−メ
タアクリロキシプロピルの含(メタ)アクリロイル基、
γ−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキシプロピ
ルオキシプロピル等の含水酸基、ビニル、プロペニル等
の含ビニル基、γ−メルカプトプロピル等の含メルカプ
ト基、γ−アミノプロピル、N−β(アミノエチル)−
γ−アミノプロピル等の含アミノ基、γ−クロロプロピ
ル、1,1,1−トリフロオロプロピル、ノナフルオロ
ヘキシル、パーフルオロオクチルエチル等の含ハロゲン
基、その他ニトロ、シアノ置換アルキル基等を挙げるこ
とができる。又、R1〜R6はそれぞれの有機基が同一で
も良く、異なっていてもよい。
【0019】本発明における電荷輸送性能を有するシロ
キサン系樹脂の原料として用いられる上記有機ケイ素化
合物は、一般にはケイ素原子に結合している加水分解性
基の数nが1のとき、有機ケイ素化合物の高分子化反応
は抑制される。nが2、3又は4のときは高分子化反応
が起こりやすく、特に3或いは4では高度に架橋反応を
進めることが可能である。従って、これらをコントロー
ルすることにより得られる塗布層液の保存性や塗布層の
硬度等を制御することが出来る。
【0020】
【化1】
【0021】式中、R1〜R6は式中のケイ素に炭素が直
接結合した形の有機基を表し、Zは水酸基又は加水分解
性基を表す。
【0022】又、上記架橋構造を有する樹脂の原料とし
ては上記有機ケイ素化合物を酸性条件下又は塩基性条件
下で加水分解してオリゴマー化或いはポリマー化した加
水分解縮合物を用いることもできる。
【0023】また、本発明中のシロキサン系樹脂を形成
するための塗布液の溶媒としては、メタノール、エタノ
ール、ブタノール、イソプロパノール等のアルコール系
溶媒が好ましい。しかし、本発明はこれらに限定される
ものではない。また、これらの溶媒は単独或いは2種以
上の混合更に、アルコール系以外の溶媒との混合として
も用いることができる。
【0024】尚、本発明中の架橋構造を有する樹脂と
は、上記シロキサン結合を含有する架橋性樹脂の原料が
塗布液中或いは塗布乾燥工程等において樹脂成分の一部
が架橋(クロスリンク)することにより、硬度の高い樹
脂層を形成する樹脂をいう。
【0025】又、架橋後の感光層の残留アルコール量
は、500ppm以下にする必要がある。500ppm
より多いと、架橋密度の低下による膜強度低下、残留水
酸基の影響による画像ボケ、残留溶媒が電荷トラップに
なりそこへの電荷蓄積による繰り返し電位特性の安定性
低下等が発生してしまい十分な静電的、機械的耐久性が
得られない。
【0026】上記含有量の測定は、公知の定量分析法で
得られるものであるが、ガスクロマトグラフィーによる
定量分析が好ましい。
【0027】上記表面層には水酸基或いは加水分解性基
を有するコロイダルシリカを含ませて、架橋構造の一部
にシリカ粒子を取り込んだ表面層としてもよい。
【0028】また本発明中の電荷輸送性能の定義として
は、通常のTime−Of−Flight法の電荷輸送
能を検知できる公知の方法にて、電荷輸送に起因する検
出電流が得られるものとして表現することもできる。
【0029】本発明において、電荷輸送能を有する構造
単位とはこの構造単位自体が電子或いは正孔のドリフト
移動度を有する性質を示すもの(=電荷輸送性能付与
基)である。本発明中の架橋構造を有するシロキサン系
樹脂は一般的には電荷輸送物質として用いられる化合物
(以後電荷輸送性化合物又はCTMとも云う)を前記硬
化性シロキサン系樹脂中に部分構造として含有せしめ、
前記樹脂に電荷輸送能を付与している。
【0030】例えば正孔輸送型CTMとしては、キサゾ
ール、オキサジアゾール、チアゾール、トリアゾール、
イミダゾール、イミダゾロン、イミダゾリン、ビスイミ
ダゾリジン、スチリル、ヒドラゾン、ベンジジン、ピラ
ゾリン、スチルベン化合物、アミン、オキサゾロン、ベ
ンゾチアゾール、ベンズイミダゾール、キナゾリン、ベ
ンゾフラン、アクリジン、フェナジン、アミノスチルベ
ン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリ−1−ビニル
ピレン、ポリ−9−ビニルアントラセンなどの化学構造
を有するもの、あるいは部分構造として含有するもので
ある。
【0031】一方、電子輸送型CTMとしては、無水コ
ハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、無水ピロメリ
ット酸、無水メリット酸、テトラシアノエチレン、テト
ラシアノキノジメタン、ニトロベンゼン、ジニトロベン
ゼン、トリニトロベンゼン、テトラニトロベンゼン、ニ
トロベンゾニトリル、ピクリルクロライド、キノンクロ
ルイミド、クロラニル、ブロマニル、ベンゾキノン、ナ
フトキノン、ジフェノキノン、トロポキノン、アントラ
キノン、1−クロロアントラキノン、ジニトロアントラ
キノン、4−ニトロベンゾフェノン、4,4′−ジニト
ロベンゾフェノン、4−ニトロベンザルマロンジニトリ
ル、α−シアノ−β−(p−シアノフェニル)−2−
(p−クロロフェニル)エチレン、2,7−ジニトロフ
ルオレノン、2,4,7−トリニトロフルオレノン、
2,4,5,7−テトラニトロフルオレノン、9−フル
オレニリデンジシアノメチレンマロノニトリル、ポリニ
トロ−9−フルオロニリデンジシアノメチレンマロノジ
ニトリル、ピクリン酸、o−ニトロ安息香酸、p−ニト
ロ安息香酸、3,5−ジニトロ安息香酸、ペンタフルオ
ロ安息香酸、5−ニトロサリチル酸、3,5−ジニトロ
サリチル酸、フタル酸、メリット酸などの化学構造を有
するもの、あるいは部分構造として含有するものであ
る。
【0032】本発明において、好ましい電荷輸送性能付
与基(下記一般式(1)のX)とは、上記の如き通常用
いられる電荷輸送性化合物を含み、該電荷輸送性化合物
を構成する炭素原子を介して或いは上記電荷輸送性化合
物を部分構造として含有する化合物の炭素原子を介し、
下記式中Yの連結原子を介して架橋構造を有するシロキ
サン系樹脂中に含有される。 一般式(1) −Si−Y−(X)n 式中、Yは隣接する結合原子(SiとC)を除いた2価
以上の原子である。但し、Yが3価以上の原子の時は上
式中のSiとC以外のYの結合手は結合が可能な上記架
橋構造を有するシロキサン系樹脂中のいずれかの構成原
子と結合しているか又は他の原子、分子基と連結した構
造を有する。又、無論Siは2価ではなく通常4価であ
るから、上記以外の結合子を持って他の原子につながっ
ている。
【0033】又、Y原子として、特に酸素原子(O)、
硫黄原子(S)、窒素原子(N)が好ましい。
【0034】電荷輸送性能を有する構造単位(=電荷輸
送性能付与基)Xは上式中では1価の基として図示され
ているが、硬化性シロキサン系樹脂と反応させる電荷輸
送性化合物が2つ以上の反応性官能基を有している場合
は硬化性樹脂中で2価以上のクロスリンク基として接合
してもよく、単にペンダント基として接合していてもよ
い。
【0035】上記原子、即ち隣接する結合原子(Siと
C)を除いた二価以上の原子はそれぞれ電荷輸送性能を
有する化合物中に導入された水酸基、メルカプト基、ア
ミン基と水酸基或いは加水分解性基を有する有機珪素化
合物との反応によって形成され、硬化性シロキサン系樹
脂中に電荷輸送化合物を部分構造として取り込む連結基
である。
【0036】次に本発明中で用いられる水酸基、メルカ
プト基、アミン基を有する電荷輸送性化合物について説
明する。
【0037】水酸基を有する電荷輸送性化合物とは、通
常用いられる構造の電荷輸送物質で、且つ水酸基を有し
ている化合物である。即ち、代表的には硬化性有機ケイ
素化合物と結合して、樹脂層を形成することが出来る下
記一般式で示される電荷輸送性化合物を挙げることがで
きるが、下記構造に限定されるものではなく、電荷輸送
性能を有し、且つ水酸基を有している化合物であればよ
い。 X−(R1−OH)m m≧1 ここにおいて、 X:電荷輸送性能付与基、 R1:単結合子、各々置換又は非置換のアルキレン、ア
リーレン基、 m:好ましくは1〜5である。
【0038】その中でも代表的なものを挙げれば下記の
ごときものがある。又、例えばトリアリールアミン系化
合物とは、トリフェニルアミン等のトリアリールアミン
構造を含み、該基を構成する炭素原子と、又はさらに炭
素原子を介して水酸基と結合する化合物である。 1.トリアリールアミン系化合物
【0039】
【化2】
【0040】2.ヒドラジン系化合物
【0041】
【化3】
【0042】3.スチルベン系化合物
【0043】
【化4】
【0044】4.ベンジジン系化合物
【0045】
【化5】
【0046】5.ブタジエン系化合物
【0047】
【化6】
【0048】6.その他の化合物
【0049】
【化7】
【0050】次に、水酸基を有する電荷輸送性化合物の
合成例について述べる。 例示化合物T−1の合成
【0051】
【化8】
【0052】ステップA 温度計、冷却管、撹拌装置、滴下ロートの付いた四頭コ
ルベンに、化合物(1)49gとオキシ塩化リン184
gを入れ加熱溶解した。滴下ロートよりジメチルホルム
アミド117gを徐々に滴下し、その後反応液温を85
〜95℃に保ち、約15時間撹拌を行った。次に反応液
を大過剰の温水に徐々に注いだ後、撹拌しながらゆっく
り冷却した。
【0053】析出した結晶を濾過及び乾燥した後、シリ
カゲル等により不純物吸着及びアセトニトリルでの再結
晶により精製を行って化合物(2)を得た。収量は30
gであった。 ステップB 化合物(2)30gとエタノール100mlをコルベン
に投入し撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム1.9gを
徐々に添加した後、液温を40〜60℃に保ち、約2時
間撹拌を行った。次に反応液を約300mlの水に徐々
にあけ、撹拌して結晶を析出させた。濾過後充分水洗し
て、乾燥し化合物(3)を得た。収量は30gであっ
た。
【0054】例示化合物S−1の合成
【0055】
【化9】
【0056】ステップA 温度計及び撹拌装置を付けた300mlコルベンに、C
uを30g、K2CO3を60g、化合物(1)8g、化
合物(2)100gを投入し、約180℃まで昇温して
20時間撹拌した。冷却後濾過し、カラム精製により化
合物(3)7gを得た。 ステップB 温度計、滴下ロート、アルゴンガス導入装置及び撹拌装
置を付けた100mlコルベンをアルゴンガス雰囲気に
し、これに化合物(3)7g、トルエン50ml、塩化
ホスホリル3gを投入した。室温下で撹拌しながら、D
MF2gをゆっくりと滴下し、その後約80℃に昇温し
て16時間撹拌した。約70℃の温水にあけてから冷却
した。これをトルエンにて抽出し、抽出液を水のpHが
7になるまで水洗した。硫酸ナトリウムにて乾燥した後
に濃縮し、カラム精製により化合物(4)5gを得た。 ステップC アルゴンガス導入装置及び撹拌装置を付けた100ml
コルベンにt−BuOK1.0g、DMF60mlを投
入し、アルゴンガス雰囲気にした。これに化合物(4)
2.0g、化合物(5)2.2gを加え、室温で1時間
撹拌した。これを大過剰の水にあけ、トルエンにて抽出
し、抽出液を水洗した後、硫酸ナトリウムにて乾燥後、
濃縮してからカラム精製を行い化合物(6)2.44g
を得た。 ステップD 温度計、滴下ロート、アルゴンガス導入装置及び撹拌装
置を付けた100mlコルベンにトルエンを投入し、ア
ルゴンガス雰囲気にした。これにn−BuLiのヘキサ
ン溶液(1.72M)15mlを加え、50℃に加温し
た。これに化合物(6)2.44gをトルエン30ml
溶解させた液を滴下し、50℃に保って3時間撹拌し
た。これを−40℃に冷却した後、エチレンオキサイド
8mlを加え、−15℃まで昇温して1時間撹拌した。
その後室温まで昇温し、水5mlを加えて、エーテル2
00mlにて抽出後、抽出液を飽和食塩水で洗浄した。
洗浄液がpHになるまで洗浄した後、硫酸ナトリウムに
て乾燥、濃縮、カラム精製して化合物(7)1.0gを
得た。
【0057】次に、メルカプト基を有する電荷輸送性化
合物の具体例を下記に例示する。メルカプト基を有する
電荷輸送性化合物とは、通常用いられる構造の電荷輸送
物質で、且つメルカプト基を有している化合物である。
即ち、代表的には硬化性有機ケイ素化合物と結合して、
樹脂層を形成することが出来る下記一般式で示される電
荷輸送性化合物を挙げることができるが、下記構造に限
定されるものではなく、電荷輸送性能を有し、且つメル
カプト基を有している化合物であればよい。 X−(R1−SH)m m≧1 ここにおいて、 X:電荷輸送性能付与基、 R1:単結合子、各々置換又は非置換のアルキレン、ア
リーレン基、 m:好ましくは1〜5である。
【0058】その中でも代表的なものを挙げれば下記の
ごときものがある。
【0059】
【化10】
【0060】更に、アミノ基を有する電荷輸送性化合物
の具体例を下記に例示する。アミノ基を有する電荷輸送
性化合物とは、通常用いられる構造の電荷輸送物質で、
且つアミノ基を有している化合物である。即ち、代表的
には硬化性有機ケイ素化合物と結合して、樹脂層を形成
することが出来る下記一般式で示される電荷輸送性化合
物を挙げることができるが、下記構造に限定されるもの
ではなく、電荷輸送性能を有し、且つアミノ基を有して
いる化合物であればよい。
【0061】 X−(R1−NR2H)m m≧1 ここにおいて、 X:電荷輸送性能付与基、 R1:単結合子、各々置換又は非置換のアルキレン、ア
リーレン基、 R2:H、各々置換又は非置換のアルキル基、アリール
基、 m:好ましくは1〜5である。
【0062】その中でも代表的なものを挙げれば下記の
ごときものがある。
【0063】
【化11】
【0064】アミノ基を有する電荷輸送性化合物の中
で、第一アミン化合物(−NH2)の場合は2個の水素
原子が有機珪素化合物と反応し、シロキサン構造に連結
することもあり得る。
【0065】第2アミン化合物(−NHR)の場合は1
個の水素原子が有機珪素化合物と反応し、残りのRはブ
ランチとして残存する基でも良く、架橋反応を起こす基
でも良く、電荷輸送物質を含む化合物基でも良い。
【0066】前記硬化性シロキサン系樹脂の形成原料組
成比としては、有機珪素化合物:(A)+(B)成分1
モルに対し、(C)+(D)成分0.05〜1モルを用
いることが好ましい。
【0067】又、コロイダルシリカ(E)を添加する場
合は、前記(A)+(B)+(C)+(D)成分の総質
量100部に対し(E)を1〜30質量部を用いること
が好ましい。また上記有機ケイ素化合物やコロイダルシ
リカと反応して樹脂層を形成することができる反応性電
荷輸送性化合物(F)は、前記(A)+(B)+(C)
+(D)成分の総質量100部に対し(F)を1〜50
0質量部を用いることが好ましい。
【0068】(A)+(B)成分が少ない場合はシロキ
サン系樹脂層は架橋密度が小さすぎ硬度が不足する可能
性がある。又、(A)+(B)成分が多すぎると架橋密
度が大きすぎ硬度は十分だが、脆い樹脂層となる可能性
がある。(E)成分のコロイダルシリカ成分の過不足
も、(A)+(B)成分と同様の傾向がみられる。一
方、(F)成分が少ない場合はシロキサン系樹脂層の電
荷輸送能が小さく、感度の低下、残電の上昇を生じ、
(F)成分が多い場合はシロキサン系樹脂層の膜強度が
弱くなる傾向がみられる。
【0069】本発明中の硬化性シロキサン系樹脂とは予
め構造単位にシロキサン結合を有するモノマー、オリゴ
マー、ポリマーに触媒や架橋剤を加えて新たな化学結合
を形成させ3次元網目構造を形成する事もあり、又加水
分解反応とその後の脱水縮合によりシロキサン結合を促
進させモノマー、オリゴマー、ポリマーから3次元網目
構造を形成する事もできる。一般的には、アルコキシシ
ランからなる組成物や、又はアルコキシシランとコロイ
ダルシリカからなる組成物の縮合反応により3次元網目
構造を形成することができる。
【0070】又、上記の3次元網目構造を形成させる触
媒としては有機カルボン酸、亜硝酸、亜硫酸、アルミン
酸、炭酸及びチオシアン酸の各アルカリ金属塩、有機ア
ミン塩(水酸化テトラメチルアンモニウム、テトラメチ
ルアンモニウムアセテート)、スズ有機酸塩(スタンナ
スオクトエート、ジブチルチンジアセテート、ジブチル
チンジラウレート、ジブチルチンメルカプチド、ジブチ
ルチンチオカルボキシレート、ジブチルチンマリエート
等)、アルミニウム、亜鉛のオクテン酸、ナフテン酸
塩、アセチルアセトン錯化合物等が挙げられる。
【0071】本発明中の樹脂層にはヒンダードフェノー
ル、ヒンダードアミン、チオエーテル又はホスファイト
部分構造を持つ酸化防止剤を添加することができ、環境
変動時の電位安定性・画質の向上に効果的である。
【0072】ヒンダードフェノール部分構造を持つ酸化
防止剤としては、例えば特開平1−118137(P7
〜P14)記載の化合物が挙げられるがこれに限定され
るものではない。
【0073】ヒンダードアミン部分構造を持つ酸化防止
剤としては、例えば特開平1−118138(P7〜P
9)記載の化合物が挙げられるがこれに限定されるもの
ではない。
【0074】酸化防止剤としては以下のような化合物、
例えば「イルガノックス1076」、「イルガノックス
1010」、「イルガノックス1098」、「イルガノ
ックス245」、「イルガノックス1330」、「イル
ガノックス3114」、「イルガノックス1076」、
「3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシビフェニ
ル」、以上ヒンダードフェノール系、「サノールLS2
626」、「サノールLS765」、「サノールLS7
70」、「サノールLS744」、「チヌビン14
4」、「チヌビン622LD」、「マークLA57」、
「マークLA67」、「マークLA62」、「マークL
A68」、「マークLA63」、以上ヒンダードアミン
系、「スミライザーTPS」、「スミライザーTP−
D」、以上チオエーテル系、「マーク2112」、「マ
ークPEP8」、「マークPEP24G」、「マークP
EP36」、「マーク329K」、「マークHP1
0」、以上ホスファイト系が挙げられる。特にはヒンダ
ードフェノール、ヒンダードアミン系酸化防止剤が好ま
しい。
【0075】具体的な化合物例としては以下のものが挙
げられる。
【0076】
【化12】
【0077】
【化13】
【0078】
【化14】
【0079】
【化15】
【0080】
【化16】
【0081】
【化17】
【0082】酸化防止剤の添加量としては樹脂層組成物
の総質量100部に対し、0.1〜10質量部を用いる
ことが好ましい。
【0083】本発明の電子写真感光体の層構成は、特に
限定はないが、電荷発生層、電荷輸送層、或いは電荷発
生・電荷輸送層(電荷発生と電荷輸送の両方の機能を有
する単層型感光層)等の感光層とその上に本発明の樹脂
層を塗設した構成をとるのが好ましい。又、上記電荷発
生層、電荷輸送層、或いは電荷発生・電荷輸送層は各層
が複数の層から構成されていてもよい。
【0084】本発明の感光層に含有される電荷発生物質
(CGM)としては、例えばフタロシアニン顔料、多環
キノン顔料、アゾ顔料、ペリレン顔料、インジゴ顔料、
キナクリドン顔料、アズレニウム顔料、スクワリリウム
染料、シアニン染料、ピリリウム染料、チオピリリウム
染料、キサンテン色素、トリフェニルメタン色素、スチ
リル色素等が挙げられ、これらの電荷発生物質(CG
M)は単独で又は適当なバインダー樹脂と共に層形成が
行われる。
【0085】前記感光層に含有される電荷輸送物質(C
TM)としては、例えばオキサゾール誘導体、オキサジ
アゾール誘導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘
導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、イミ
ダゾロン誘導体、イミダゾリン誘導体、ビスイミダゾリ
ジン誘導体、スチリル化合物、ヒドラゾン化合物、ベン
ジジン化合物、ピラゾリン誘導体、スチルベン化合物、
アミン誘導体、オキサゾロン誘導体、ベンゾチアゾール
誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、キナゾリン誘導
体、ベンゾフラン誘導体、アクリジン誘導体、フェナジ
ン誘導体、アミノスチルベン誘導体、ポリ−N−ビニル
カルバゾール、ポリ−1−ビニルピレン、ポリ−9−ビ
ニルアントラセン等が挙げられこれらの電荷輸送物質
(CTM)は通常バインダーと共に層形成が行われる。
【0086】単層構成の感光層、及び積層構成の場合の
電荷発生層(CGL)、電荷輸送層(CTL)に含有さ
れるバインダー樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、メタクリル樹
脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニ
リデン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルア
セテート樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、塩化ビニリ
デン−アクリロニトリル共重合体樹脂、塩化ビニル−無
水マレイン酸共重合体樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン
樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フ
ェノール樹脂、ポリシラン樹脂、ポリビニルカルバゾー
ル等が挙げられる。
【0087】本発明に於いて電荷発生層中の電荷発生物
質とバインダー樹脂との割合は質量比で1:5〜5:1
が好ましい。また電荷発生層の膜厚は5μm以下が好ま
しく、特には0.05〜2μmが好ましい。
【0088】又、電荷輸送層は前記の電荷輸送物質とバ
インダー樹脂を適当な溶剤に溶解し、その溶液を塗布乾
燥することによって形成される。電荷輸送物質とバイン
ダー樹脂との混合割合は質量比で3:1〜1:3が好ま
しい。
【0089】電荷輸送層の膜厚は5〜50μm、特には
10〜40μmが好ましい。また、電荷輸送層が複数設
けられている場合は、電荷輸送層の上層の膜厚は10μ
m以下が好ましく、かつ、電荷輸送層の上層の下に設け
られた電荷輸送層の全膜厚より小さいことが好ましい。
【0090】本発明のシロキサン系樹脂層は、上記電荷
輸送層を兼ねても良いが、好ましくは、電荷輸送層もし
くは電荷発生層或いは単層型の電荷発生・輸送層等の感
光層の上に、これらとは別層として設けるのがよい。こ
の場合、上記感光層と本発明の樹脂層の間に接着層を設
けるのが更に良い。
【0091】次に本発明の電子写真感光体の導電性支持
体としては、 1)アルミニウム板、ステンレス板などの金属板、 2)紙或いはプラスチックフィルムなどの支持体上に、
アルミニウム、パラジウム、金などの金属薄層をラミネ
ート若しくは蒸着によって設けたもの、 3)紙或いはプラスチックフィルムなどの支持体上に、
導電性ポリマー、酸化インジウム、酸化錫などの導電性
化合物の層を塗布若しくは蒸着によって設けたもの等が
挙げられる。
【0092】本発明で用いられる導電性支持体の材料と
しては、主としてアルミニウム、銅、真鍮、スチール、
ステンレス等の金属材料、その他プラスチック材料をベ
ルト状またはドラム状に成形加工したものが用いられ
る。中でもコスト及び加工性等に優れたアルミニウムが
好ましく用いられ、通常押出成型または引抜成型された
薄肉円筒状のアルミニウム素管が多く用いられる。
【0093】支持体の形状はドラム状でもシート状でも
ベルト状でもよく、適用する電子写真装置に最適した形
状であることが好ましい。
【0094】本発明の感光体の製造に用いられる溶媒又
は分散媒としては、n−ブチルアミン、ジエチルアミ
ン、エチレンジアミン、イソプロパノールアミン、トリ
エタノールアミン、トリエチレンジアミン、N,N−ジ
メチルホルムアミド、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソプロピルケトン、シクロヘキサノン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン、1,2−ジクロロプロパ
ン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1,1−トリ
クロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエタ
ン、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、ジオキサン、
メタノール、エタノール、ブタノール、イソプロパノー
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジメチルスルホキシド、
メチルセロソルブ等が挙げられる。本発明はこれらに限
定されるものではないが、ジクロロメタン、1,2−ジ
クロロエタン、メチルエチルケトン等が好ましく用いら
れる。また、これらの溶媒は単独或いは2種以上の混合
溶媒として用いることもできる。
【0095】次に本発明の電子写真感光体を製造するた
めの塗布加工方法としては、浸漬塗布、スプレー塗布、
円形量規制型塗布等の塗布加工法が用いられるが、感光
層の表面層側の塗布加工は下層の膜を極力溶解させない
ため、又、均一塗布加工を達成するためスプレー塗布又
は円形量規制型(円形スライドホッパ型がその代表例)
塗布等の塗布加工方法を用いるのが好ましい。なお前記
スプレー塗布については例えば特開平3−90250号
及び特開平3−269238号公報に詳細に記載され、
前記円形量規制型塗布については例えば特開昭58−1
89061号公報に詳細に記載されている。
【0096】本発明の感光体は前記表面層が塗布形成さ
れた後、50℃以上好ましくは、60〜200℃の温度
で加熱乾燥する事が好ましい。この加熱乾燥により、残
存塗布溶媒を少なくすると共に、硬化性樹脂層を十分に
硬化させることができる。
【0097】本発明においては導電性支持体と感光層の
間に、バリヤー機能を備えた中間層を設けることもでき
る。
【0098】中間層用の材料としては、カゼイン、ポリ
ビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−アク
リル酸共重合体、ポリビニルブチラール、フェノール樹
脂ポリアミド類(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン
610、共重合ナイロン、アルコキシメチル化ナイロン
等)、ポリウレタン、ゼラチン及び酸化アルミニウムを
用いた中間層、或いは特開平9−68870号公報の如
く金属アルコキシド、有機金属キレート、シランカップ
リング剤による硬化型中間層等が挙げられる。中間層の
膜厚は、0.1〜10μmが好ましく、特には0.1〜
5μmが好ましい。
【0099】本発明においては、更に、支持体と中間層
との間に支持体の表面欠陥を補うための被覆を施すこと
や、特に画像入力がレーザー光の場合には問題となる干
渉縞の発生を防止することなどを目的とした導電層を設
けることができる。この導電層は、カーボンブラック、
金属粒子又は金属酸化物粒子等の導電性粉体を適当なバ
インダー樹脂中に分散した溶液を塗布乾燥して形成する
ことができる。導電層の膜厚は5〜40μmが好まし
く、特には10〜30μmが好ましい。
【0100】本発明の電子写真感光体は、複写機、レー
ザープリンター、LEDプリンター、液晶シャッター式
プリンター等の電子写真装置一般に適用し得るものであ
るが、更には電子写真技術を応用したディスプレイ、記
録、軽印刷、製版、ファクシミリ等の装置にも広く適用
し得るものである。
【0101】図1は本発明の電子写真感光体を有する画
像形成装置の1例を示す断面図である。
【0102】図1において10は像担持体である感光体
ドラム(感光体)で、有機感光層をドラム上に塗布し、
その上に本発明の樹脂層を塗設した感光体で、接地され
て時計方向に駆動回転される。12はスコロトロンの帯
電器で、感光体ドラム10の周面に対し一様な帯電をコ
ロナ放電によって与える。この帯電器12による帯電に
先だって、前画像形成での感光体の履歴をなくすために
発光ダイオード等を用いた露光部11による露光を行っ
て感光体周面の除電をしてもよい。
【0103】感光体への一様帯電ののち像露光器13に
より画像信号に基づいた像露光が行われる。この図の像
露光器13は図示しないレーザーダイオードを露光光源
とする。回転するポリゴンミラー131、fθレンズ等
を経て反射ミラー132により光路を曲げられた光によ
り感光体ドラム上の走査がなされ、静電潜像が形成され
る。
【0104】その静電潜像は次いで現像器14で現像さ
れる。感光体ドラム10周縁にはイエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)等のトナーとキ
ャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵した現像器14
が設けられていて、先ず1色目の現像がマグネットを内
蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ141によ
って行われる。現像剤は、例えばフェライトをコアとし
てそのまわりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャリア
と、ポリエステルを主材料として色に応じた顔料と荷電
制御剤、シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとからな
るもので、現像剤は図示していない層形成手段によって
現像スリーブ141上に100〜600μmの層厚に規
制されて現像域へと搬送され、現像が行われる。この時
通常は感光体ドラム10と現像スリーブ141の間に直
流及び/又は交流バイアス電圧をかけて現像が行われ
る。
【0105】カラー画像形成に於いては、1色目の顕像
化が終った後2色目の画像形成行程にはいり、再びスコ
ロトロン帯電器12による一様帯電が行われ、2色目の
潜像が像露光器13によって形成される。3色目、4色
目についても2色目と同様の画像形成行程が行われ、感
光体ドラム10周面上には4色の顕像が形成される。
【0106】一方モノクロの電子写真装置では現像器1
4は黒トナー1種で構成され、1回の現像で画像を形成
することができる。
【0107】記録紙Pは画像形成後、転写のタイミング
の整った時点で給紙ローラ17の回転作動により転写域
へと給紙される。
【0108】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の周面に転写ローラ(転写器)1
8が圧接され、給紙された記録紙Pを挟着して多色像が
一括して転写される。
【0109】次いで記録紙Pは転写ローラとほぼ同時に
圧接状態とされた分離ブラシ(分離器)19によって除
電がなされ、感光体ドラム10の周面により分離して定
着装置20に搬送され、熱ローラ201と圧着ローラ2
02の加熱、加圧によってトナーを溶着したのち排紙ロ
ーラ21を介して装置外部に排出される。なお前記の転
写ローラ18及び分離ブラシ19は記録紙Pの通過後感
光体ドラム10の周面より退避離間して次なるトナー像
の形成に備える。
【0110】一方記録紙Pを分離した後の感光体ドラム
10は、クリーニング器22のブレード221の圧接に
より残留トナーを除去・清掃し、再び露光部11による
除電と帯電器12による帯電を受けて次なる画像形成の
プロセスに入る。なお感光体上にカラー画像を重ね合わ
せて形成する場合には、前記のブレード221は感光体
面のクリーニング後直ちに移動して感光体ドラム10の
周面より退避する。
【0111】尚、30は感光体、帯電器、転写器・分離
器及びクリーニング器が一体化されている着脱可能なプ
ロセスカートリッジである。
【0112】電子写真画像形成装置としては、上述の感
光体と、現像器、クリーニング器等の構成要素をプロセ
スカートリッジとして一体に結合して構成し、このユニ
ットを装置本体に対して出し入れ自由に設計された構成
しても良い。又、帯電器、像露光器、現像器、転写又は
分離器、及びクリーニング器の少なくとも1つを感光体
とともに一体に支持してプロセスカートリッジを形成
し、装置本体に着脱自在の単一ユニットとし、装置本体
のレールなどの案内手段を用いて出し入れ自由に設計さ
れた構成としても良い。
【0113】像露光は、画像形成装置を複写機やプリン
ターとして使用する場合には、原稿からの反射光や透過
光を感光体に照射すること、或いはセンサーで原稿を読
み取り信号化し、この信号に従ってレーザービームの走
査、LEDアレイの駆動、又は液晶シャッターアレイの
駆動を行い感光体に光を照射することなどにより行われ
る。
【0114】尚、ファクシミリのプリンターとして使用
する場合には、像露光器13は受信データをプリントす
るための露光を行うことになる。
【0115】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0116】実施例1 下記のごとくして、感光体を作製した。 〈導電性基体〉直径80mm、長さ360mmの円筒状
アルミニウム基体 〈中間層〉 ポリアミド樹脂(CM8000、東レ社製) 60g メタノール 2000ml を混合し、溶解して、中間層塗布液を調製した。この塗
布液を円筒状アルミニウム基体上に浸漬塗布法で塗布
し、室温乾燥して、膜厚0.3μmの中間層を形成し
た。 〈電荷発生層〉 電荷発生物質:チタニルフタロシアニン(Cu−KαX線回折におけるブラッ グ角2θの最大ピークが27.3°) 60g シリコーン樹脂溶液(KR5240,15%キシレン−ブタノール溶液、 信越化学社製) 700g メチルエチルケトン 2000ml を混合し、サンドミルを用いて10時間分散し、電荷発
生層塗布液を調製した。この塗布液を前記中間層の上に
浸漬塗布法で塗布し、膜厚0.2μmの電荷発生層を形
成した。 〈電荷輸送層〉 電荷輸送物質(D1) 200g ビスフェノールZ型ポリカーボネート(ユーピロンZ300、三菱瓦斯化 学社製) 300g 1,2−ジクロルエタン 2000ml を混合し、溶解して、電荷輸送層塗布液を調製した。こ
の塗布液を前記電荷発生層の上に浸漬塗布法で塗布し、
膜厚25μmの電荷輸送層を形成した。
【0117】
【化18】
【0118】この上に市販のプライマーPC−7J(信
越化学社製)をトルエンで2倍に希釈し、塗布後100
℃・30分間乾燥させ、乾燥膜厚0.3μmの接着層を
形成した。
【0119】この上にメチルシロキサン単位80モル
%、メチル−フエニルシロキサン単位20モル%から成
るポリシロキサン樹脂(1質量%のシラノール基を含
む)10質量部にモレキュラーシーブ4Aを添加し、1
5時間静置し脱水処理した。この樹脂を1−ブタノール
5質量部とメタノール5質量部の混合溶媒に溶解し、こ
れにメチルトリメトキシシラン5質量部、ジブチル錫ア
セテート0.2質量部を加え均一な溶液にした。
【0120】これにジヒドロキシメチルトリフェニルア
ミン(例示化合物T−1)6質量部を加えて混合し、こ
の溶液を乾燥膜厚1μmの保護層として塗布して、12
0℃・1時間の乾燥を行い実施例1の感光体を作製し
た。
【0121】ここで得られた感光層のアルコール成分含
有量を、以下の条件で測定したところ350ppmであ
った。
【0122】装置 :HP5890 カラム:DB−WAX 30mm×0.32mmID、
0.25μmfilm 検出器:FID 検出器温度:150℃ インジェクション温度:150℃ カラム流量:1.7ml/min 線速度35.3cm
/sec スピリット比:16/1 サンプル注入量:0.1〜0.2μl。
【0123】実施例2 実施例1中の保護層のポリシロキサン樹脂を、メチルシ
ロキサン単位80モル%、ジメチルシロキサン単位20
モル%から成るポリシロキサン樹脂(2質量%のシラノ
ール基を含む)に代え、溶媒を1−ブタノール10質量
部にした以外は全く同様にして実施例2の感光体を作製
した。
【0124】この感光層のアルコール成分含有量は42
0ppmであった。 実施例3 実施例1中の保護層のポリシロキサン樹脂を、メチルシ
ロキサン単位30モル%、エチルシロキサン単位40モ
ル%、ジメチルシロキサン単位20モル%、ジエチルシ
ロキサン単位10モル%から成るポリシロキサン樹脂
(2質量%のシラノール基を含む)に代え、溶媒を1−
ブタノール5質量部とエタノール5質量部の混合溶媒に
した以外は全く同様にして実施例3の感光体を作製し
た。
【0125】この感光層のアルコール成分含有量は31
0ppmであった。 実施例4 実施例1中の保護層のポリシロキサン樹脂を、メチルシ
ロキサン単位30モル%、フェニルシロキサン単位30
モル%、ジメチルシロキサン単位20モル%、ジエチル
シロキサン単位20モル%から成るポリシロキサン樹脂
(2質量%のシラノール基を含む)に代え、溶媒をイソ
プロピルアルコール10質量部にした以外は全く同様に
して実施例4の感光体を作製した。
【0126】この感光層のアルコール成分含有量は20
0ppmであった。 実施例5 実施例1中の保護層のジヒドロキシメチルトリフェニル
アミン(例示化合物T−1)を、ヒドラゾン型の例示化
合物H−1に代え、溶媒をt−ブチルアルコール5質量
部とエタノール5質量部の混合溶媒にした以外は全く同
じにして実施例5の感光体を作製した。
【0127】この感光層のアルコール成分含有量は10
0ppmであった。 実施例6 実施例5において、保護層にコロイダルシリカを5質量
部加えた以外は全く同じにして実施例6の感光体を作製
した。
【0128】この感光層のアルコール成分含有量は11
0ppmであった。 実施例7 実施例1と同様に接着層まで作製した。
【0129】その上に、市販の硬化性シロキサン樹脂K
P−854(信越化学工業社製)60質量部、イソプロ
パノール60質量部を加えて、均一に溶解し、実施例1
と同様にジヒドロキシメチルトリフェニルアミン(例示
化合物T−1)6質量部を加えて混合し、この溶液を乾
燥膜厚1μmの保護層となるように塗布し、120℃・
1時間の乾燥を行い実施例7の感光体を作製した。
【0130】この感光層のアルコール成分含有量は、9
0ppmであった。 実施例8 実施例7のシロキサン樹脂KP−854の代わりにX−
40−2239(信越化学工業社製)を用いた以外は全
く同様にして実施例8の感光体を作製した。
【0131】この感光層のアルコール成分含有量は11
0ppmであった。 実施例9 実施例7のシロキサン樹脂KP−854の代わりにX−
40−2269(信越化学工業社製)を用いた以外は全
く同様にして実施例9の感光体を作製した。
【0132】この感光層のアルコール成分含有量は35
0ppmであった。 実施例10 実施例1中の保護層中のジヒドロキシメチルトリフェニ
ルアミンを4−〔2−(トリエトキシシリル)エチル〕
トリフェニルアミンに代えた以外は全く同じにして実施
例10の感光体を作製した。
【0133】この感光層のアルコール成分含有量は48
0ppmであった。 実施例11 実施例1において、導電性基体と電荷発生層の間に以下
の中間層を設けた以外は同様にして実施例11の感光体
を作製した。 〈中間層〉 ジルコニウムキレート化合物 ZC−540(松本製薬社製) 200g シランカップリング剤 KBM−903(信越化学社製) 100g メタノール 700ml エタノール 300ml 上記材料を浸漬塗布し、150℃.30分間乾燥し、厚
さ1.0μmの中間層を形成した。
【0134】この感光層のアルコール成分含有量は48
0ppmであった。 実施例12 実施例1において、ヒンダードフェノール化合物(例示
化合物1−32)0.9質量部を添加した以外は同様に
して実施例12の感光体を作製した。
【0135】この感光層のアルコール成分含有量は10
0ppmであった。 実施例13 実施例1において、ヒンダードフェノールアミン化合物
(例示化合物2−1)0.6質量部を添加した以外は同
様にして実施例13の感光体を作製した。
【0136】この感光層のアルコール成分含有量は80
ppmであった。 実施例14 実施例13において、保護層の溶媒をt−ブチルアルコ
ールに代え膜厚を2μmにした以外は同様にして実施例
14の感光体を作製した。
【0137】この感光層のアルコール成分含有量は15
0ppmであった。 比較例1 実施例1において、保護層中のジヒドロキシメチルトリ
フェニルアミンを除いた以外は全く同じにして比較例1
の感光体を作製した。
【0138】この感光層のアルコール成分含有量は36
0ppmであった。 比較例2 実施例1において保護層の膜厚を2μmに代えた以外は
全く同じにして比較例2の感光体を作製した。
【0139】この感光層のアルコール成分含有量は54
0ppmであった。 比較例3 実施例10において感光層の乾燥条件を100℃・1時
間に代えた以外は全く同じにして比較例3の感光体を作
製した。
【0140】この感光層のアルコール成分含有量は、5
50ppmであった。 比較例4 実施例7において保護層塗布液の溶媒を1−ブタノール
に、また、感光層の乾燥温度を100℃・1時間に代え
た以外は全く同じにして比較例4の感光体を作製した。
【0141】この感光層のアルコール成分含有量は51
0ppmであった。上記の感光体の評価は、本感光体を
Konica7050(コニカ社製レーザーデジタル複
写機:感光体と帯電器、現像器、クリーニング装置及び
除電器とが一体となったカートリッジを備えている)に
搭載し、20℃、60%RH環境下において、10万枚
コピー前後の感光体の露光部電位(VL)と未露光部電
位(VH)を測定した。
【0142】又、10万枚コピー途中とコピーテスト後
の画像評価を肉眼観察で行った。膜厚減耗量は、初期と
10万枚コピー後の膜厚をうず電流式膜厚計(フィッシ
ャースコープEDDY560C、フィッシャー社製)を
用いて測定し、その差を求めた。
【0143】上記の結果は下記表1にまとめた。
【0144】
【表1】
【0145】本発明外の比較例1〜4の感光体は、初期
電位、10万コピー後電位、減耗量、画像のいずれかに
おいて特性が悪く実用的でないのに対し、本発明内の実
施例1〜14の感光体はいずれも良好であることがわか
る。
【0146】
【発明の効果】本発明により、表面硬度が高く、耐摩耗
性、耐傷性や層間接着性が高く、繰り返し時の電子写真
特性が高温高湿下でも安定な、従って、良好な画像が繰
り返し使用においても得られる電子写真感光体を開発す
ることが出来、又、前記感光体を用いた画像形成方法、
画像形成装置、及びプロセスカートリッジを提供するこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体を搭載した画像形成装
置の1例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム(又は感光体) 11 発光ダイオード等を用いた露光部 12 帯電器 13 像露光器 14 現像器 17 給紙ローラ 18 転写ローラ(転写器) 19 分離ブラシ(分離器) 20 定着装置 21 排紙ローラ 22 クリーニング器 30 感光体、帯電器、転写器・分離器及びクリーニン
グ器が一体化されている着脱可能なプロセスカートリッ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内野 哲 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H068 AA03 AA04 BA03 BB33 BB44 BB57 CA06 EA14 FA27 2H071 BA04 BA13 DA02 DA06 DA08 DA13 DA15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有し、且つ該
    感光層が少なくとも1種類以上のアルコール系溶媒を用
    いた塗布液を塗布してなる層を少なくとも1層有する電
    子写真感光体において、該電子写真感光体の表面層が電
    荷輸送性能を有する構造単位を含み、且つ架橋構造を有
    するシロキサン系樹脂を含有し、且つ該感光層のアルコ
    ール成分含有量が500ppm以下であることを特徴と
    する電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 前記架橋構造を有するシロキサン系樹脂
    が下記一般式(1)で表される構造を含むシロキサン系
    樹脂であることを特徴とする請求項1記載の電子写真感
    光体。 一般式(1) −Si−Y−(X)n (式中、Xは電荷輸送性能を有する構造単位、Yは隣接
    する結合原子(SiとC)を除いた二価以上の原子また
    は基を表す。nは1以上の整数である。)
  3. 【請求項3】 前記表面層がコロイダルシリカを含有す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の電子写真感光
    体。
  4. 【請求項4】 前記感光層が酸化防止剤を含有すること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電子写
    真感光体。
  5. 【請求項5】 電子写真感光体に、少なくとも帯電、像
    露光、現像、クリーニングを行う工程を有する画像形成
    方法に於いて、該電子写真感光体に請求項1〜4の何れ
    か1項に記載の電子写真感光体を用いることを特徴とす
    る画像形成方法。
  6. 【請求項6】 電子写真感光体と、少なくとも帯電、像
    露光、現像、クリーニングの手段を有する画像形成装置
    に於いて、該電子写真感光体に請求項1〜4の何れか1
    項に記載の電子写真感光体を用いることを特徴とする画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 電子写真感光体と、少なくとも帯電、像
    露光、現像、クリーニングの手段を有する画像形成装置
    に用いられるプロセスカートリッジが請求項1〜4の何
    れか1項に記載の電子写真感光体と帯電器、像露光器、
    現像器、クリーニング器の何れか1つとを一体に組み合
    わせて有しており、該画像形成装置に出し入れ自由に設
    計されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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