JP2001153974A - 電子時計及びその電子回路の駆動制御方法 - Google Patents

電子時計及びその電子回路の駆動制御方法

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JP2001153974A JP33352699A JP33352699A JP2001153974A JP 2001153974 A JP2001153974 A JP 2001153974A JP 33352699 A JP33352699 A JP 33352699A JP 33352699 A JP33352699 A JP 33352699A JP 2001153974 A JP2001153974 A JP 2001153974A
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Abstract

(57)【要約】 蓄電電圧が低下したときの時計回路の動作を安定させ
るとともに、再起動性を従来よりも向上し、さらに、よ
り正確に時計動作残時間を告知することができる電子時
計を提供する。 【解決手段】 充電可能な二次電源48と、二次電源4
8を充電するための発電機構Aと、二次電源48の充電
電力を用いて計時動作を行う計時制御回路203と、計
時制御回路203の計時情報を表示するモータ部Dとを
有する電子時計において、二次電源48の充電電圧SC
を検出する電圧検出回路207と、二次電源48への充
電の有無を検出する充電検出回路202と、充電電圧S
Cが計時制御回路203の動作停止電圧よりも高い第1
の所定電圧を下回り、かつ非充電状態が所定時間検出さ
れたとき、計時制御回路203の動作電流を低減又は遮
断して計時動作を強制停止させるとともに、所定の動作
復帰条件を満足したとき強制停止を解除する電子時計で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機又は充電器
あるいは蓄電装置を備えた電子時計に用いて好適な電子
時計及びその電子回路の駆動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】腕時計等の携帯型電子時計や置き時計等
の据え置き型電子時計には、発電機を内蔵し、その発電
機で発電した電力を用いて時計回路を駆動するようにし
たものや、二次電池、大容量コンデンサ等からなる二次
電源を蓄電装置として内蔵あるいは着脱式に搭載し、そ
の蓄電装置へ内部あるいは外部の発電手段で発電した電
力を蓄電し、蓄電した電力を用いて時計回路を駆動する
ようにしたものがある。発電機を備える電子時計として
は、回転錘などで運動エネルギーを捉えて回転型の発電
装置を駆動し、その電力を用いて時計回路を駆動するよ
うにしたもの、ソーラパネルなどで光エネルギーを捉え
て発電し、その電力を用いて時計回路を駆動するように
したものなどがある。また、蓄電装置を備える電子時計
としては、外部の電源装置によって発生された電気エネ
ルギーを、電気的に直接接続することで、あるいは電
波、電磁波等による誘導を利用することで、蓄電装置に
転送および蓄電し、その電力を用いて時計回路を駆動す
るようにしたものがある。
【0003】上記のような発電機能や蓄電機能を備える
電子時計においては、例えば、長期間放置されて再び使
用される場合に、初期時刻表示動作を安定して継続でき
るようにすること、あるいは、発電電圧が低下して回路
動作が一旦停止した後に電圧が復帰した際、正常な回路
動作を得ること、あるいは、蓄電量の残量を正確に報知
することが求められる。これらの要求に対応しようとし
た従来の技術の一例が、特再公表WO98/06013
号公報「電子時計」、特開平11−64546号公報
「発電装置付き電子機器及び発電装置付き電子機器のリ
セット方法」、特開平11−64548号公報「発電装
置付き電子機器、発電装置付き電子機器の電源状態管理
方法、及び発電装置付き電子機器の電源状態管理プログ
ラムを記憶した記憶媒体」等に記載されている。以下、
これらの公報に記載されている技術の概要と、それらの
技術的課題について説明する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特再公表WO98/0
6013号公報には、蓄電量が基準値を下回ったとき少
なくとも時刻表示を停止させ、復帰動作条件を感知した
とき時計動作を再開し、少なくとも設定条件の間継続す
るという技術と、蓄電量が基準値を下回ったとき少なく
とも時刻表示を停止させ、発電検出手段によって一定レ
ベル以上の電気エネルギーが発生されていることが検出
されたとき、停止動作を解除し、少なくとも設定条件の
間継続するという技術が記載されている。前者の技術で
は、復帰動作条件が時刻合わせ動作の検知であるため、
蓄電手段への充電が行われていない状態であっても時計
動作が再開することがある。このような場合、蓄電手段
への充電がないまま時計動作の再開と停止を繰り返すこ
とになり、蓄電量を消費していくことになる。したがっ
て、結果として、時計動作を継続する設定条件を外れる
のが早くなり、予告していた時計動作時間を保証するこ
とができなくなる可能性がある。
【0005】また、前者の技術では、復帰動作条件を感
知したとき、時計動作を再開するとともに、上記基準値
を一段階低いレベルの基準値に変更し、蓄電量が変更し
た基準値を下回るまで再開した動作が継続されるように
なっている。この場合、再開した時計動作を停止させる
蓄電量の基準値が段階的に低下していくため、低い段階
では、蓄電電圧が低いところまで時計動作が行われるこ
とになる。したがって、時計駆動回路が完全に停止した
後、時計駆動回路のオフ・リーク電流によって蓄電電圧
が短時間で0V近辺に降下する可能性がある。そして、
次に時計を使用しようとしても、時計の駆動開始電圧に
達するまでかなりの充電時間が必要になり、再起動性が
悪化するという課題がある。
【0006】一方、後者の技術では、発電検出手段によ
って一定レベル以上の電気エネルギーが発生されている
ことが検出されたときに停止動作が解除されるようにな
っている。このため、そのときの蓄電電圧の大きさと発
電検出手段の検出レベルの関係によっては、蓄電手段へ
の充電に寄与しない発電であっても時計動作が再開され
る可能性がある。この場合、蓄電手段への充電がないま
ま時計動作の再開と停止が繰り返されるため、蓄電量を
さらに消費していくことになる。この結果、時計動作を
継続する設定条件を外れるのが早くなり、予告していた
時計動作時間を保証できなくなる可能性がある。
【0007】また、特開平11−64546号公報に
は、二次電源電圧が時計の駆動電圧以下に低下すること
で回路動作が停止された後、ソーラによって充電が再開
されて、二次電源電圧が復帰し、時計の駆動電圧以上に
なった場合、リセット信号を出力して回路を正常動作さ
せるという技術が記載されている。この技術では、二次
電源電圧が時計駆動電圧以下になるまで回路動作が行わ
れるので、例えば、二次電源電圧が時計駆動電圧以下と
なって回路が停止した後、時計を放置すると、回路のオ
フ・リーク電流によって二次電源電荷が消費され、蓄電
電圧が短時間で0V近辺まで降下する可能性がある。そ
して、次に時計を使用しようとしたとき、時計の駆動開
始電圧に達するまでかなりの充電時間が必要になり、時
計の再起動性が悪化するという課題がある。
【0008】また、復帰時には、二次電源電圧が時計の
駆動電圧以上になった場合に、リセット信号を出力して
回路を動作させるようにしているので、ソーラ等による
発電がなくても二次電源の自己復帰特性により時計ある
いは回路が動作開始する可能性がある。この場合、自己
復帰特性によって時計あるいは回路が動作開始しても、
二次電源の容量が少ないため長くは動作することができ
ない。このような動作を繰り返しながら二次電源電荷が
消費されると電圧が短時間で0V近辺まで降下する可能
性がある。そして、次に時計を使用しようとしたとき、
時計の駆動開始電圧に達するまでかなりの充電時間が必
要になり、時計の再起動性が悪化するという課題があ
る。
【0009】また、特開平11−64546号公報に
は、二次電源の電圧が降下し、電圧検出結果が、第1の
電圧を下回ると残量表示を行い、第2の電圧を下回ると
ブザーあるいは表示画面を照明するためのエレクトロル
ミネッセンス素子の動作を禁止し、さらに第3の電圧を
下回ると表示の駆動を禁止することで、ユーザに二次電
源の消耗具合を告知し、これによって予告なく突然に全
時計回路が停止することを防止しようとする技術が記載
されている。この技術では、電圧検出結果に基づき、上
記のような時計動作によって二次電源の消耗具合を告知
するようにしている。しかしながら、充電条件あるいは
二次電源の容量ばらつき、劣化、温度特性等によって、
二次電源の電圧−容量特性は変化するので、同じ電圧値
であっても時計駆動が可能な時間が変化し、二次電源の
消耗具合を正確に告知できない可能性がある。特に、二
次電源の放電末期、つまり時計が停止する直前の領域に
おいては、より正確に時計の動作可能残時間をユーザに
告知することが望まれるが、この技術においては特定の
条件下では、ユーザがそれを確認する間もなく時計が停
止する可能性がある。
【0010】本発明は、上記の事情に鑑み、蓄電電圧が
低下したときの時計回路の動作を安定させるとともに、
再起動性を従来よりも向上し、さらに、より正確に時計
動作残時間を告知することができる電子時計及びその電
子回路の駆動制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、充電可能な二次電源と、二
次電源を充電する充電手段と、二次電源の充電電力を用
いて計時動作を行う時計駆動回路と、時計駆動回路の計
時情報を表示する表示手段とを備える電子時計におい
て、二次電源の充電電圧に対応する値を検出する電圧検
出手段と、充電手段による充電の状態を検出する充電検
出手段と、電圧検出手段による電圧検出結果が、時計駆
動回路の動作停止電圧よりも高い第1の所定電圧を下回
り、かつその状態において、充電検出手段の検出結果に
基づいて充電手段の非充電状態が所定時間検出されたと
き、時計駆動回路の動作電流を低減又は遮断して計時動
作を強制停止させるとともに、電圧検出手段又は充電検
出手段の検出結果が所定の動作復帰条件を満足したと
き、時計駆動回路の動作の強制停止を解除する制御手段
とを備えたことを特徴としている。
【0012】また、請求項2記載の発明は、前記制御手
段が、前記電圧検出手段による電圧検出結果が前記第1
の所定電圧を下回った状態において、前記充電手段の非
充電状態を所定時間計測している間に、前記電圧検出手
段による電圧検出結果が、前記時計駆動回路の動作停止
電圧よりも高く、かつ前記第1の所定電圧よりも低い、
第2の所定電圧を下回ったとき、前記時計駆動回路の動
作電流を低減又は遮断して計時動作を強制停止させるこ
とを特徴としている。
【0013】また、請求項3記載の発明は、前記時計駆
動回路が、水晶発振回路を有し、その発振を利用して計
時動作を行い、前記制御手段が、その水晶発振回路の発
振を停止又は、後段の回路への発振波形の入力を停止さ
せることで、前記時計駆動回路の計時動作を強制停止さ
せることを特徴としている。また、請求項4記載の発明
は、前記制御手段が、前記水晶発振回路への電源供給を
停止することで、前記水晶発振回路の発振を停止又は、
後段の回路への発振波形の入力を停止させて、前記時計
駆動回路の計時動作を強制停止させることを特徴として
いる。また、請求項5記載の発明は、前記制御手段が、
前記水晶発振回路内の所定の回路の入力又は出力を固定
させることで、前記水晶発振回路の発振を停止又は、後
段の回路への発振波形の入力を停止させて、前記時計駆
動回路の計時動作を強制停止させることを特徴としてい
る。
【0014】また、請求項6記載の発明は、前記時計駆
動回路が、定電圧発生回路を有し、その定電圧発生回路
で発生した電圧を用いて計時動作を行い、前記制御手段
が、その定電圧発生回路による定電圧の発生を停止させ
ることで、前記定電圧で駆動する定電圧駆動回路の動作
を停止して、前記時計駆動回路の計時動作を強制停止さ
せることを特徴としている。また、請求項7記載の発明
は、前記定電圧発生回路が発生した電圧で駆動される定
電圧駆動回路が、水晶発振回路であることを特徴として
いる。また、請求項8記載の発明は、前記定電圧発生回
路が発生した電圧で駆動される定電圧駆動回路が、水晶
発振回路の出力を分周する分周回路であることを特徴と
している。
【0015】また、請求項9記載の発明は、さらに、前
記二次電源の充電電圧を昇圧、降圧、又は昇降圧する昇
降圧手段を備え、前記制御手段が、その昇降圧手段の動
作を停止させることによって、前記時計駆動回路内でそ
の昇降圧手段の出力で駆動されている電源電圧駆動回路
への電源の供給を停止又はその電源の電圧値をその電源
電圧駆動回路の駆動停止電圧まで低下させることで、前
記電源電圧駆動回路の動作を停止して、前記時計駆動回
路の計時動作を強制停止させることを特徴としている。
【0016】また、請求項10記載の発明は、前記制御
手段が、前記時計駆動回路の計時動作を強制停止させる
ことに代えて、又は、前記時計駆動回路の計時動作を強
制停止させるのとともに、前記表示手段の駆動を停止さ
せるものであることを特徴としている。また、請求項1
1記載の発明は、前記表示手段が、ステッピングモータ
を用いて構成されていることを特徴としている。また、
請求項12記載の発明は、前記表示手段が、液晶パネル
を用いて構成されていることを特徴としている。
【0017】また、請求項13記載の発明は、前記制御
手段が、前記時計駆動回路の計時動作を強制停止させる
ときに、さらに、該時計駆動回路の1又は複数の外部入
力端子の状態を決定するための回路の動作を停止するこ
とを特徴としている。また、請求項14記載の発明は、
前記外部入力端子の1つが、前記時計駆動回路の動作を
リセットする信号を入力するためのリセット端子である
ことを特徴としている。
【0018】また、請求項15記載の発明は、前記制御
手段が、前記電圧検出手段による電圧検出結果が前記第
1の所定電圧を下回った状態において、前記充電手段の
非充電状態を所定時間計測している間に、前記充電検出
手段によって前記充電手段の充電状態が検出された場
合、その検出期間中は非充電状態の所定時間の計測を中
断することを特徴としている。
【0019】また、請求項16記載の発明は、前記制御
手段が前記時計駆動回路の動作の強制停止を解除する動
作復帰条件が、前記充電検出手段が前記充電手段の充電
状態を検出したことであることを特徴としている。ま
た、請求項17記載の発明は、前記充電検出手段による
二次電源の充電、非充電状態の検出が、前記充電手段に
よる充電電流が、所定の電流値を越えたか否かを判別す
ることで行われることを特徴としている。また、請求項
18記載の発明は、前記充電検出手段による二次電源の
充電、非充電状態の検出が、前記充電手段による充電電
流に所定の処理を施すことによって得られた二次電源の
充電電圧の予測値が、所定の値を越えたか否かを判別す
ることで行われることを特徴としている。また、請求項
19記載の発明は、前記充電手段が発電機を有して構成
されていて、前記充電検出手段による二次電源の充電、
非充電状態の検出が、前記発電機の出力端子の電圧を、
前記二次電源の充電電圧に対応する所定の基準電圧と比
較した結果に基づいて行われることを特徴としている。
また、請求項20記載の発明は、前記充電検出手段によ
る充電状態の検出が、前記充電手段から前記二次電源へ
の充電電流の経路とは異なる経路による検出で行われる
ことを特徴としている。
【0020】また、請求項21記載の発明は、前記制御
手段が前記時計駆動回路の動作の強制停止を解除する動
作復帰条件として、前記二次電源の充電電圧が、前記時
計駆動回路の動作停止電圧よりも高くかつ前記第1の所
定電圧よりも低い第2の所定電圧を上回ったことが、必
要条件としてさらに含まれていることを特徴としてい
る。
【0021】また、請求項22記載の発明は、前記制御
手段が、前記電圧検出手段による電圧検出結果が前記第
1の所定電圧を下回った状態において、前記充電手段の
非充電状態を所定時間計測している間に、前記電圧検出
手段による電圧検出結果が、前記時計駆動回路の動作停
止電圧よりも高く、かつ前記第1の所定電圧よりも低
い、第2の所定電圧を下回ったとき、前記時計駆動回路
の動作電流を低減又は遮断して計時動作を強制停止させ
るものであって、前記制御手段が前記時計駆動回路の動
作の強制停止を解除する動作復帰条件として、前記二次
電源の充電電圧が、前記第2の所定電圧よりも高く、前
記第1の所定電圧よりも低い、第3の所定電圧を上回っ
たことが、必要条件としてさらに含まれていることを特
徴としている。
【0022】また、請求項23記載の発明は、前記充電
手段が発電機を有して構成されていて、その発電機の発
電の有無を検出する発電検出手段がさらに備えられてい
て、前記制御手段が、前記電圧検出手段による電圧検出
結果が前記第1の所定電圧を下回った状態において、前
記充電手段の非充電状態を所定時間計測している間に、
前記電圧検出手段による電圧検出結果が、前記時計駆動
回路の動作停止電圧よりも高く、かつ前記第1の所定電
圧よりも低い、第2の所定電圧を下回ったとき、前記時
計駆動回路の動作電流を低減又は遮断して計時動作を強
制停止させるものであって、前記制御手段が前記時計駆
動回路の動作の強制停止を解除する動作復帰条件とし
て、その発電検出手段によって発電状態が検出されてい
て、かつ、前記二次電源の充電電圧が、前記第2の所定
電圧よりも高く、前記第1の所定電圧よりも低い、第3
の所定電圧、を上回ったことが、必要条件としてさらに
含まれていることを特徴としている。また、請求項24
記載の発明は、前記充電手段が、回転機構からなる発電
機構、光−電気変換素子、熱−電気変換素子、又はひず
み−電気変換素子を用いて電力を発生する発電機を有
し、その発電機の発電電力で二次電源を充電することを
特徴としている。
【0023】また、請求項25記載の発明は、請求項1
〜24のいずれか1項に記載の電子時計において、前記
制御手段を構成している電子回路を駆動制御する方法で
あって、前記制御手段に、少なくとも、前記電圧検出手
段による電圧検出結果が、前記時計駆動回路の動作停止
電圧よりも高い第1の所定電圧を下回り、かつその状態
において、前記充電検出手段の検出結果に基づいて前記
充電手段の非充電状態が所定時間検出されたとき、前記
時計駆動回路の動作電流を低減又は遮断して計時動作を
強制停止させる制御を行わせるともに、前記電圧検出手
段又は前記充電検出手段の検出結果が所定の動作復帰条
件を満足したとき、前記時計駆動回路の動作の強制停止
を解除する制御を行わせることを特徴としている。
【0024】上記構成においては、二次電源電圧が降下
し、時計駆動回路停止電圧よりも高い第1の所定電圧を
下回りその状態において、充電検出機能により非充電状
態を所定時間計測した時、時計駆動回路の動作電流を低
減あるいはカットして時計動作を強制停止させ、復帰動
作条件を検出した時、時計動作の強制停止を解除するよ
うにしている。これによれば、時計駆動回路停止電圧よ
り高い第1の所定電圧で時計動作を強制停止し、このと
き動作電流を低減あるいはカットしてあるため、時計駆
動停止後、二次電源電圧が0V近辺まで降下する時間が
長くなり、次回時計を使用する際、短い充電時間で時計
の再起動が可能となる。また、第1の所定電圧を下回っ
た後、非充電状態において所定時間経過後、時計駆動が
必ず停止するため、ユーザに正確な時計駆動残時間を保
証することが可能となる。
【0025】また、時計駆動回路の各入力端子の状態を
決定している回路をオフする構成によれば、各入力端子
の信号入力状態に関わらず、信号入力のための回路の動
作電流を所定の値に制御することが可能となる。例え
ば、入力端子がリセット端子である場合、時計がリセッ
ト状態で停止したとき入力回路が電流を流した状態で固
定されてしまうことが考えられるが、上記構成によれ
ば、必ず入力回路がオフされることになるので、リセッ
ト入力状態を決定しているプルダウン抵抗等の回路を通
して時計駆動電源間に貫通電流が流れるのを防止するこ
とができる。
【0026】また、二次電源電圧が第1の所定電圧を下
回った後、非充電状態を所定時間計測している途中で充
電状態が検出された場合に、その期間中は非充電状態の
所定時間計測を中断する構成によれば、充電状態を検出
している期間は時計駆動残時間を延長することで、より
長い時計駆動残時間を保証することが可能となる。
【0027】また、強制停止状態を、充電検出機能によ
る二次電源の充電状態の検出によって解除する構成によ
れば、充電検出機能により強制停止状態を解除するた
め、充電に寄与しない発電により時計が再起動と停止を
繰り返して二次電源電荷を消費し、二次電源電圧が0V
近辺まで降下するのを防止することができる。また、時
計駆動が強制停止した後、充電がないのにも係わらず、
二次電源の電圧自己復帰特性で時計が再起動と停止を繰
り返して二次電源電荷を消費し、二次電源電圧が0V近
辺まで降下するのを防ぐことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
る電子時計の一実施の形態について説明する。図1は、
本発明による電子時計の一実施の形態の概略構成を示す
ブロック図である。図1に示す電子時計1は、腕時計で
あって、使用者が装置本体に連結されたベルトを手首に
巻き付けて使用するようになっている。本実施の形態の
電子時計1は、大別すると、交流電力を発電する発電機
構Aと、発電機構Aからの交流電圧を整流し、それを所
定の充電可能な二次電源48に蓄電し、蓄電電圧をさら
に昇降圧した電圧によって各構成部分へ電力を給電する
電源部Bと、装置全体を制御する制御部Cと、秒針6
1、分針62および時針63をステッピングモータ10
を用いて駆動するモータ部Dとを備えて構成されてい
る。
【0029】発電機構Aは、発電装置40、回転錘45
および増速用ギア46を備えて構成されている。発電装
置40としては、発電用ロータ43が発電用ステータ4
2の内部で回転し発電用ステータ42に接続された発電
コイル44に誘起された電力を外部に出力する電磁誘導
型の交流発電装置が採用されている。 回転錘45は、
発電用ロータ43に運動エネルギーを伝達する手段とし
て機能する。そして、この回転錘45の動きが増速用ギ
ア46を介して発電用ロータ43に伝達されるようにな
っている。この回転錘45は、腕時計型の電子時計1で
は、ユーザの腕の動きなどを捉えて装置内で旋回できる
ようになっている。したがって、使用者の生活に関連し
たエネルギーを利用して発電を行い、その電力を用いて
電子時計1が駆動されるようになっている。
【0030】電源部Bは、発電機構Aからの交流電圧を
整流する整流回路47と、整流回路47で整流された直
流電力を蓄電する二次電源48と、二次電源48に蓄電
された電圧を昇圧および降圧する昇降圧回路49とから
構成されている。二次電源48は、リチウム電池等の充
電可能な二次電池や大容量コンデンサから構成されてい
る。昇降圧回路49は、複数のコンデンサ49a〜49
cを用いて多段階の昇圧および降圧を行う回路である。
昇降圧回路49により昇降圧された電圧は、制御部Cか
らの制御信号φ11によって調整可能である。
【0031】図1の構成では、二次電源48の高電位側
の電圧VDD(高電位側電圧)が基準電位GNDに設定さ
れている。二次電源48の低電位側の電圧(充電電圧)
は、VTKN(第1の低電位側電圧)として示されてい
る。また、昇降圧回路49の出力のうちの低電位側の電
圧は、第2の低電位側電圧VSSとして示されている。な
お、発電装置40の両端の出力電圧は、制御信号φ13
として、また、電圧VSSの電圧値は、制御信号φ12と
して、それぞれ制御部Cに入力されるようになってい
る。
【0032】モータ駆動回路Eは、制御部Cから供給さ
れる駆動クロックに基づいて駆動パルスを生成し、それ
をモータ部D内のステッピングモータ10に供給する。
ステッピングモータ10は、供給された駆動パルスの数
に応じて回転する。ステッピングモータ10の回転は、
かなを介してステッピングモータの回転部に噛合されて
いる秒中間車51および秒車(秒指示車)52によって
秒針61に伝達され、秒表示がなされる。さらに、秒車
52の回転は、分中間車53、分指示車54、日の裏車
55および筒車(時指示車)56によって各針に伝達さ
れる。分指示車54には分針62が接続され、また、筒
車56には時針63が接続されている。そして、ステッ
ピングモータ10の回転に連動してこれらの各針による
時分表示が行われる。
【0033】さらに各車51〜56からなる輪列50に
は、図示してはいないが、年月日(カレンダ)等の表示
を行うための伝達系(例えば、日付表示を行う場合に
は、筒中間車、日回し中間車、日回し車、日車等)を接
続することももちろん可能である。この場合において
は、さらにカレンダ修正系輪列(例えば、第1カレンダ
修正伝え車、第2カレンダ修正伝え車、カレンダ修正
車、日車等)を設けることが可能である。
【0034】次に、図2を参照して、図1に示す電子時
計1の各部の構成の詳細について説明する。図2は、図
1に示す制御部Cの構成の詳細および各部A〜E間の本
実施の形態に係る主な信号の流れを示すブロック図であ
る。図2において、破線で囲まれている発電機構A、電
源部B、モータ部D、およびモータ駆動回路E以外の各
ブロック201〜209は、制御部Cに含まれている回
路ブロックである。
【0035】発電検出回路201は、 発電機構Aの出
力端子間の電圧である発電電圧SI(φ13)に基づい
て、発電機構Aによる発電の有無を検出し、その結果を
発電検出結果信号SZとして出力する。発電検出回路2
01は、発電電圧SIとあらかじめ定められている所定
の基準電圧Vrefとを比較する比較回路を有して構成
されていて、発電電圧SIが基準電圧Vrefよりも大
きい場合、Highレベルとなる発電検出結果信号SZを出
力する。
【0036】充電検出回路202は、発電機構Aの発電
電圧SI(φ13)と二次電源48の蓄電電圧SC(=
VTKN)とに基づいて、発電機構Aの発電状態が二次電
源48を充電可能な状態であるかどうかを検出し、検出
した結果を充電検出結果信号SAとして出力する。充電
検出回路202は、発電機構Aの発電電圧SI(φ1
3)と二次電源48の蓄電電圧SC(=VTKN)とを比
較する比較回路から構成されていて、発電電圧SIが充
電電圧VTKNよりも大きいとき、Highレベルとなる充電
検出結果信号SAを出力する。ここで、図3を参照して
充電検出回路202の構成について2種類の例を挙げて
説明する。
【0037】図3(a)は、充電検出回路202の第1
の構成例を示す回路図である。図3(a)の充電検出回
路202は、発電コイル44(図1参照)の一方の出力
端子の出力電圧V1と電圧VDDを比較することにより第
1のトランジスタQ1をオンオフ制御する第1のコンパ
レータCOMP1と、他方の出力端子の出力電圧V2と
電圧VDDを比較することにより第2のトランジスタQ2
をオンオフ制御する第2のコンパレータCOMP2と、
二次電源48の一方の端子(電圧VTKN)と発電コイル
44の各出力端子間における能動負荷となる第3および
第4のトランジスタQ3、Q4と、第1および第2のコ
ンパレータCOMP1、2の出力を入力信号とする2入
力NAND(G1)と、NAND(G1)の出力を平滑
する平滑回路C1とを備えて構成されている。
【0038】以上の構成において、発電機構Aの発電状
態が二次電源48を蓄電可能なレベルになった場合、す
なわち、発電機構Aの発電電圧V1〜V2が二次電源4
8の蓄電電圧VTKNを越えた場合、一方、V1>V2の
ときは、第1のコンパレータCOMP1の出力がLowレ
ベルとなり、発電コイル44→第1のトランジスタQ1
→電源VDD→二次電源48→電源VTKN→第4のトラン
ジスタQ4の経路で電流が流れ、他方、V1<V2のと
きは、第2のコンパレータCOMP2の出力がLowレベ
ルとなり、発電コイル44→第2のトランジスタQ2→
電源VDD→二次電源48→電源VTKN→第3のトランジ
スタQ3の経路で電流が流れる。これに対して、発電機
構Aの発電状態が二次電源48を蓄電可能なレベルでな
い場合には、第1および第2のコンパレータCOMP
1、2の出力はHighレベルで変化しないので、第1およ
び第2のトランジスタQ1、Q2がオンすることはな
く、電流は流れない。このように、発電機構Aの発電電
圧V1〜V2が二次電源48の蓄電電圧VTKNを越えた
場合、第1および第2のコンパレータ1、2の出力は、
Lowレベルになるが、そうでない場合には常にHighレベ
ルとなる。充電検出結果信号SAがHighレベルとなるの
は、第1または第2のコンパレータCOMP1、COM
P2のいずれかがLowレベルのときである。第1および
第2のコンパレータ1、2の出力がLowレベルとなる期
間は、発電コイル44の出力波形によって、互いに位相
の異なる部分である。また、発電レベルが低いときには
交流波形がピークの部分のみとなる。したがって、第1
および第2のコンパレータCOMP1、2の出力を、N
AND(G1)によって論理積した後、反転し、さらに
平滑回路C1で平滑処理することで、安定して連続した
充電検出結果信号SAを得ることができる。
【0039】図3(b)は、図2の充電検出回路202
の第2の構成例を示す回路図である。図3(b)の充電
検出回路202では、図3(a)のものと異なり、第1
および第2のトランジスタQ1、Q2にそれぞれ直列に
接続されている第3および第4のトランジスタQ3、Q
4を、新たに設けた第3および第4のコンパレータCO
MP3、COMP4の出力によってオン・オフ駆動する
ようにするとともに、第1のコンパレータCOMP1の
出力と第1のトランジスタQ1のゲート間および第2の
コンパレータCOMP2の出力と第2のトランジスタQ
2のゲート間にそれぞれ2入力ANDゲートG2および
G3を設けている。第3および第4のコンパレータQ
3、Q4は、それぞれ基準電圧VTKNと、発電機構Aの
発電電圧V1およびV2とを比較することによって、第
3および第4のトランジスタQ3およびQ4を、それぞ
れ第2および第1のトランジスタQ2およびQ1と同様
のタイミングでオンオフ制御する信号を出力する。2入
力ANDゲートG2およびG3は、それぞれ、第1およ
び第2のコンパレータCOMP1、COMP2の出力を
一方の入力信号とするとともに、他方の入力にはともに
過充電防止制御信号SLIMを負論理で入力する。過充電
防止制御信号SLIMは、計時制御回路203あるいは電
圧検出回路207で発生される信号であって、二次電源
48の充電電圧VTKNが予め設定した二次電源48等の
許容電圧を越えた場合にHighレベルとなり、許容電圧を
越えない場合にLowレベルとなる信号である。図3
(b)の充電検出回路202は、過充電防止制御信号S
LIMがLowレベルの場合、図3(a)の回路と同様に動作
して、充電状態を検出したときに充電検出結果信号SA
をHighレベルにする。一方、過充電防止制御信号SLIM
がHighレベルの場合は、2入力ANDゲートG2および
G3がLowレベルとなるので第1および第2のトランジ
スタQ1およびQ2がオン状態となり、発電コイル44
の両出力端子がグランド電源VDDで短絡されることにな
り、二次電源48は非充電状態となる。
【0040】一方、図2において、整流回路47は、発
電電圧SI(φ13)を全波整流した電圧を整流出力信
号SBとして二次電源48へ供給する。この二次電源4
8の蓄電電圧SC(=VTKN)は、昇降圧回路49によ
って昇圧あるいは降圧され、昇降圧された結果が、蓄電
電圧昇降圧結果信号SD(φ12=VSS)として、計時
制御回路203へ供給される。
【0041】計時制御回路203は、水晶振動子を用い
た発振回路とその発振信号を分周する分周回路、分周さ
れた複数のクロック信号を用い、各入力信号に基づいて
各部を制御する複数の制御信号を生成して出力する信号
処理回路(例えば中央処理装置(CPU))等を有し、
モータ駆動制御信号SE等の複数の制御信号を生成して
出力する。モータ駆動制御信号SEは、モータ駆動回路
Eにおいて、モータ部Dを駆動するためのモータ駆動信
号SFを、VSS−VDD間の電圧を電源電圧として発生さ
せるための制御信号であり、通常のモータ駆動を行うた
めの通常駆動パルス、モータ回転の有無を検出する際に
用いられる回転検出用パルス、高周波磁界を検出するた
めに用いられる高周波磁界検出用パルス、外部磁界を検
出する際に用いられる磁界検出用パルス、通常駆動パル
スでモータが回転しない場合に出力される通常駆動パル
スよりも大きな実効電力を有する補助パルス信号等を発
生するため信号から形成されている。
【0042】高周波磁界検出回路204、 交流磁界検
出回路205、および回転検出回路206は、それぞ
れ、上述した磁界検出用パルス、高周波磁界検出用パル
ス、および回転検出用パルスに基づいてモータ部Dが駆
動された場合に、モータ部Dのステッピングモータ10
(図1参照)の駆動コイルに生じる双方向のモータ駆動
発生誘起電圧信号SJを入力して、各々の検出用にあら
かじめ設定されている所定の設定電圧と比較すること
で、高周波磁界の有無、交流磁界の有無、およびステッ
ピングモータ10の駆動ロータの回転の有無をそれぞれ
検出する回路である。高周波磁界検出回路204、 交
流磁界検出回路205、および回転検出回路206の各
回路の検出結果は、それぞれ、高周波磁界検出結果信号
SK、 交流磁界検出結果信号SL、および回転検出回
路結果信号SMとして計時制御回路203へ入力され
る。
【0043】電圧検出回路207は、蓄電電圧信号SC
(=VTKN)および蓄電電圧昇降圧結果信号SD(=VS
S)を、計時制御回路203から供給される電圧検出制
御信号SRで指示されるタイミングで取り込み、後述す
る第1〜第3の所定電圧VBLD、VOFF、VONや、インジ
ケータ表示切替え電圧VINDA、VINDB、VINDCを含むあ
らかじめ設定された複数の比較電圧と比較して、比較し
た結果を、時計駆動強制停止判別信号SH、電圧検出結
果信号SS、複数の比較結果を含む比較結果信号SY等
として出力する。時計駆動強制停止判別信号SHは、蓄
電電圧信号SC(VTKN)または蓄電電圧昇降圧結果信
号SD(=VSS)と第1の所定電圧VBLDとを比較した
結果を示す信号であり、電圧VTKNまたは電圧VSSを昇
降圧比で割った値が電圧VBLDよりも大きいときにHigh
レベルとなる。電圧検出結果信号SSは、蓄電電圧信号
SC(VTKN)または蓄電電圧昇降圧結果信号SD(=
VSS)と第2の所定電圧VOFFとを比較した結果を示す
信号であり、電圧VTKNまたは電圧VSSを昇降圧比で割
った値が電圧VOFFよりも大きいときにHighレベルとな
る信号である。例えば、|VTKN|=0.625V(=VBLD)
を検出する場合、昇降圧回路49の状態が2倍昇圧状態
のときに|VSS|=1.25Vを検出することで等価とな
る。なお、以下では簡単化のため、比較基準が蓄電電圧
信号SC(VTKN)あるとして説明を行う。
【0044】強制停止制御用カウンタ208は、充電検
出結果信号SA、時計駆動強制停止判別信号SH、およ
び電圧検出結果信号SSに基づいて、時計駆動強制停止
判別信号SHがLowレベルとなった場合、その継続時間
を計時し、所定の継続時間が経過したときに、Highレベ
ルとなる強制停止制御用カウンタ出力信号SNを出力す
る。時計駆動強制停止制御回路209は、充電検出結果
信号SAおよび強制停止制御用カウンタ出力信号SNを
入力して、時計駆動強制停止信号SOを出力する。この
時計駆動強制停止信号SOがHighレベルのとき、時計動
作の強制停止制御が行われる。ここで、図4を参照し
て、強制停止制御用カウンタ208および時計駆動強制
停止制御回路209の構成について説明する。
【0045】図4は、強制停止制御用カウンタ208お
よび時計駆動強制停止制御回路209の構成を示す回路
図である。強制停止制御用カウンタ208は、時計駆動
強制停止判別信号SHの負論理信号と電圧検出結果信号
SSを入力信号とする2入力AND402と、計時制御
回路203内の分周回路で発生された周期80秒のクロ
ックFIB80と充電検出結果信号SAをともに負論理
で入力する2負論理入力AND(NOR)401と、A
ND401の出力を一方の入力とする2入力NAND4
03と、4ビットのカウンタ404および406と、3
ビットのカウンタ408と、カウンタ404の出力Q4
(2の3乗カウント出力)を反転してカウンタ406に
クロック信号として入力するインバータ405と、カウ
ンタ406の出力Q4を反転してカウンタ408にクロ
ック信号として入力するインバータ407と、カウンタ
404,406,408の出力から所定のカウント状態
をデコードして、強制停止制御用カウンタ出力信号SN
を出力する4入力NAND409とから構成されてい
る。この場合、AND402の出力がカウンタ404,
406,408のLowアクティブのリセット端子に入力
され、NAND409の出力がNAND403の他方の
入力に接続され、そして、NAND403の出力がカウ
ンタ404のクロック入力に接続されている。さらに、
カウンタ404のQ4出力、カウンタ406のQ1出力
(2の0乗カウント出力)、Q2出力(2の1乗カウン
ト出力)、および、カウンタ408のQ3出力(2の2
乗カウント出力)がNAND409に入力されるように
なっている。
【0046】以上の構成では、時計駆動強制停止判別信
号SHがHighレベル、あるいは電圧検出結果信号SSが
Lowレベルのとき、すべてのカウンタ404,406,
408がリセットされ、時計駆動強制停止判別信号SH
がLowレベル、かつ電圧検出結果信号SSがHighレベル
のとき、リセットが解除される。3個のカウンタ40
4,406,408は、充電検出結果信号SAがLowレ
ベルのとき、順に、クロックFIB80のクロック信号
に基づくカウントを行う。また、充電検出結果信号SA
がHighレベルのとき、AND401の出力が固定され、
クロックFIB80のクロック信号に基づくカウントを
停止する。また、NAND409の出力がLowレベルに
なったとき、NAND403の出力が固定されるので、
カウント動作が停止される。
【0047】一方、図4の時計駆動強制停止制御回路2
09は、入力Dに常にHighレベルの信号が入力されてい
るDフリップフロップ410と、充電検出結果信号SA
を反転して、Dフリップフロップの負論理のリセット端
子Rに入力するインバータ411とから構成されてい
る。このDフリップフロップ410は、クロックCKの
入力がLowレベルのときは、入力Dをそまま出力Q(S
O)として出力するように動作する。したがって、時計
駆動強制停止制御回路209は、充電検出結果信号SA
がLowレベルの場合、強制停止制御用カウンタ出力信号
SNがLowレベルのときに、Highレベルとなる時計駆動
強制停止信号SOを出力し、強制停止制御用カウンタ出
力信号SNがHighレベルのときには、時計駆動強制停止
信号SOとして、それまでの値を保持して出力する。ま
た、充電検出結果信号SAがHighレベルの場合には、時
計駆動強制停止信号SOがLowレベルになり、その後、
充電検出結果信号SAがLowレベルになった場合、強制
停止制御用カウンタ出力信号SNがLowレベルのとき
に、時計駆動強制停止信号SOがHighレベルになる。
【0048】次に、図5〜図9を参照して、本実施形態
において本発明が特徴とする時計動作(駆動)強制停止
および解除時の制御方法について説明する。図5は、強
制停止の判定基準として、第1および第2の所定電圧
(VBLDおよびVOFF)の2つの基準値を用いる場合、図
6は、第1、第2、および第3の所定電圧(VBLD、VO
FF、およびVON)の3つの基準値を用いる場合の制御方
法の概要を説明するための図である。そして、図7は、
図5および図6に示す制御方法における強制停止時の過
程を示すフローチャートであり、図8は、図5に示す制
御方法における強制停止の解除時の過程を示すフローチ
ャートであり、図9は、図6に示す制御方法における強
制停止の解除時の過程を示すフローチャートである。な
お、基準値の設定方法はいずれか一方を選択的に使用す
るものとする。また、以下の図示および記載では、電圧
値の絶対値を基準として考えている。
【0049】図5に示すように、蓄電電圧VTKNが下降
して行く場合、蓄電電圧VTKNがインジケータ表示切替
電圧VINDCより大きいとき、時計制御回路203は、操
作者の操作に応じてあるいは自動的にもしくは常時、図
示していない電子時計1の所定の表示部、あるいは時刻
表示用の秒針等を所定の駆動状態とすることによって、
電子時計1の駆動残時間がd日以上であることを示すD
表示を行う(図7のS101〜S102)。蓄電電圧V
TKNがさらに下降して、蓄電電圧VTKNがインジケータ表
示切替電圧VINDCより小さく、インジケータ表示切替電
圧VINDBより大きいとき、時計制御回路203は、駆動
残時間がc日以上であることを示すC表示を行う(S1
03〜S104)。そして、蓄電電圧VTKNがさらに下
降して、蓄電電圧VTKNがインジケータ表示切替電圧VI
NDBより小さく、インジケータ表示切替電圧VINDAより
大きいとき、時計制御回路203は、駆動残時間がb日
以上であることを示すB表示を行い(S105〜S10
6)、蓄電電圧VTKNがさらに下降して、蓄電電圧VTKN
がインジケータ表示切替電圧VINDAより小さく、第1の
所定電圧VBLDより大きいとき、時計制御回路203
は、駆動残時間がa日以上であることを示すA表示を行
う(S107〜S108)。
【0050】そして、蓄電電圧VTKNがさらに下降し
て、蓄電電圧VTKNが第1の所定電圧VBLDより小さくな
った場合、さらに残時間が少なくなったことを操作者に
告知するための表示状態に表示が切り替えられる(S1
09)。ここでは、秒針を2秒刻みで進ませる2秒運針
の表示を行うこととする。ここで、図2の強制停止制御
用カウンタ208のカウントが開始される(S110、
図5および図6の)。ここで、蓄電電圧VTKNが第1
の所定電圧VBLDより小さく、かつ第2の所定電圧VOFF
より大きい状態が継続したとすると(図5および図6の
地点PA、へ到達するまでの期間)、その間に発電機
構Aから二次電源48への充電状態が検出されなかった
場合には、カウントが継続して、あらかじめ定めた最大
持続時間のT秒に達したとき、時刻動作を強制停止させ
る制御(時計駆動強制停止信号SOがHighレベル)が行
われる(S111→S112→S113→S114→S
115→S116)(図5および図6のPA、)。
【0051】一方、蓄電電圧VTKNが第1の所定電圧VB
LDより小さく第2の所定電圧VOFFより大きい状態が継
続し、強制停止制御用カウンタ208のカウントが継続
されているときに(図5および図6の地点PA、へ到
達するまでの期間)、発電機構Aから二次電源48への
充電状態が検出された場合、充電状態が検出された間だ
けカウント動作が停止される(S111→S112→S
117→S118→S112)。
【0052】また、蓄電電圧VTKNが第1の所定電圧VB
LDより小さく第2の所定電圧VOFFより大きい状態が継
続し、かつ強制停止制御用カウンタ208のカウント値
が、最大持続時間のT秒に達するまでの間に、蓄電電圧
VTKNが第2の所定電圧VOFFより小さくなったときには
(電圧検出結果信号SSがLowレベルになったときに
は)、カウント値に係わらず、カウント値をリセットし
た後、時刻動作を強制停止させる制御が行われる(S1
11→S112→S113→S119→S116)(図
5および図6の)。
【0053】また、強制停止制御用カウンタ208のカ
ウント継続中に、蓄電電圧VTKNが第1の所定電圧VBLD
より大きくなった場合、表示状態がA表示の状態に戻さ
れて、その状態から、上記の動作が繰り返されることに
なる(S111→S112→S117→S118→S1
19→S107)(図5および図6の)。
【0054】次に、図8および図9を参照して、時計駆
動強制解除時の制御方法について説明する。図8は、強
制停止の判定基準として、第1および第2の所定電圧
(VBLDおよびVOFF)の2つの基準値を用いる場合、図
9は、第1、第2、および第3の所定電圧(VBLD、VO
FF、およびVON)の3つの基準値を用いる場合の制御過
程をそれぞれ示している。なお、図8に示すフローチャ
ート、図9に示すフローチャートの違いは、解除時の判
定に用いる基準電圧が互いに異なることのみであり(図
8のS206と図8のS206a)、図9については詳
細な説明を省略する。
【0055】図8において、時計動作強制停止状態(S
201)で、発電検出結果信号SZがHighレベルとな
り、発電状態の検出が確認された場合(S202)、計
時制御回路203は、充電検出回路202による充電検
出を開始させるとともに(S203)、電圧検出回路2
07による電圧検出を開始させる(S204)。ここ
で、充電検出結果信号SAがHighレベルとなり、充電状
態が検出された場合、蓄電電圧VTKNと第2の所定電圧
VOFFとを比較し、蓄電電圧VTKNが第2の所定電圧VOF
F以上のときには、時計動作強制停止を解除する(S2
05→S206→S207)。一方、ステップS202
で発電状態の検出が無かった場合、ステップS205で
充電状態の検出が無かった場合、およびステップS20
6で蓄電電圧VTKNが第2の所定電圧VOFF未満であると
判定された場合、時計動作の強制停止解除は行われず、
ステップS201の時計動作強制停止の状態から制御が
再開される。
【0056】次に、図10〜図13のタイミングチャー
トを参照して、本実施形態の動作例を説明する。図10
および図11は、第1および第2の所定電圧を基準値と
する図5、図7および図8を参照して説明した制御方法
による動作例を示し、図12および図13は、第1、第
2および第3の所定電圧を基準値とする図6、図7およ
び図9を参照して説明した制御方法による動作例を示し
ている。また、図10〜図13は、図2に示すブロック
図における各部の信号(発電電圧SI、発電検出結果信
号SZ、充電検出結果信号SA、時計駆動強制停止信号
SO、電圧検出結果信号SS、電圧検出制御信号SR、
蓄電電圧SC)と、時計制御回路203内の回路の動作
が実際に停止したことを示す信号である発振停止検出結
果信号SQとを示している。各図に示すように、発振停
止検出結果信号SQが動作停止(Highレベルで動作停止
状態)を示すタイミングは、時計駆動強制停止信号SO
がHighレベルまたは電圧検出結果信号SSがLowレベル
となるタイミングとは一致していない。これは、時刻動
作の強制停止制御が行われてから、例えば、始めに駆動
停止される回路の構成やクロックのタイミングあるいは
電源電圧の値によって決定される動作の遅延によるもの
である。
【0057】なお、図10〜図13では、発電電圧SI
と蓄電電圧SCをパラメータとして変化させた場合の各
部の波形の変化を示したものである。ここで、発電電圧
SIの波形としては、全波整流後の波形を用いている。
また、図10〜図13では、図示するすべてのタイミン
グで、蓄電電圧SC(VTKN)が、第1の所定電圧(VB
LD)を下回っているものとする。したがって、タイミン
グチャートの左端の時刻において既に、強制停止制御用
カウンタ208のカウントが開始されていることにな
る。
【0058】図10では、t101〜t104およびt
107以降で発電検出結果信号SZが検出状態を示す
(Highレベル)大きさの発電電圧SIが発生し、また、
蓄電電圧SCが第2の所定電圧(VOFF)を下回らない
場合の各部の動作を示している。時刻t101〜t10
4では、発電検出結果信号SZがHighレベルとなり、さ
らに、その間の時刻t102〜t103では、充電検出
結果信号SAがHighレベルとなっている。したがって、
時刻t102〜t103では、強制停止制御用カウンタ
208は、カウント動作を停止している。次に、時刻t
105で、強制停止制御用カウンタ208のカウント値
が設定時間Tに対応する値になったとすると、時計駆動
強制停止信号SOがHighレベルになる。そして、時刻t
106で実際に時計動作が強制停止状態になっている
(発振停止検出結果信号SQがHighレベル)。なお、時
刻t106では、蓄電電圧SC(VTKN)が第2の所定
電圧(VOFF)を下回っていないのにも係わらず、電圧
検出結果信号SSがLowレベルとなっているが、これ
は、上記では説明していないが、電圧検出結果信号SS
の出力回路が、実際に各回路が発振停止状態になったと
きには、電圧検出結果信号SSが必ずLowレベルになる
ように構成されているためである。なお、時刻t105
〜t106の間は強制停止制御用カウンタ208のカウ
ント値が維持されていて、時刻t106〜t109の間
は強制停止制御用カウンタ208がリセットされてい
る。
【0059】次に、時刻t107で発電が開始されたこ
とが検出され(発電検出結果信号SZがHighレベル)
て、充電検出回路202と電圧検出回路207による検
出が開始され、次に、時刻t108で充電が開始された
ことが検出されると(充電検出結果信号SAがHighレベ
ル)、時計駆動強制停止信号SOがLowレベルになり、
時計動作強制停止制御が解除される。ただし、時刻t1
08の時点では、電圧検出結果信号SSがLowレベルで
あり、次に、時刻t109で電圧検出制御信号SRがア
クティブになったとき(Lowレベル)、電圧検出結果信
号SSがHighレベルに復帰するとともに、強制停止制御
用カウンタ208のリセットが解除される。この場合、
電圧検出結果信号SSがHighレベルに復帰するのは時刻
t109なので、したがって、時刻t108〜t109
の間は、駆動停止制御を行う回路の構成によっては、こ
の図に示すような動作波形を示さない場合がある(暫定
時計動作)。
【0060】次に、図11では、t201〜t204お
よびt207以降で発電検出結果信号SZが検出状態を
示す(Highレベル)大きさの発電電圧SIが発生し、ま
た、蓄電電圧SCが第2の所定電圧(VOFF)を時刻t
205の直前で下回り、時刻t208の充電開始後に上
回る場合を仮定した各部の動作を示している。時刻t2
01〜t204では、発電検出結果信号SZがHighレベ
ルとなり、さらに、その間の時刻t202〜t203で
は、充電検出結果信号SAがHighレベルとなっている。
したがって、時刻t202〜t203では、強制停止制
御用カウンタ208は、カウント動作を停止している。
次に、時刻t205で、電圧検出制御信号SRがアクテ
ィブになるので、蓄電電圧SCが第2の所定電圧(VOF
F)を下回ったことが検出され、電圧検出結果信号SS
がLowレベルになり、時計動作強制停止制御が開始され
るとともに、強制停止制御用カウンタ208がリセット
される。その後、時刻t206で、発振停止が検出され
て発振停止検出結果信号SQがHighレベルになったとす
る。
【0061】次に、時刻t207で発電が開始されたこ
とが検出され(発電検出結果信号SZがHighレベル)
て、充電検出回路202と電圧検出回路207による検
出が開始され、次に、時刻t208で充電が開始された
ことが検出されたとき(充電検出結果信号SAがHighレ
ベル)、発振停止検出結果信号SQがLowレベルになっ
たとする。そして、時刻t209で電圧検出制御信号S
Rがアクティブになったとき(Lowレベル)に、蓄電電
圧SCが第2の所定電圧(VOFF)を上回っていたとす
ると、時計駆動強制停止信号SOはLowレベルなので、
時計動作強制停止制御が解除されるとともに、強制停止
制御用カウンタ208のリセットが解除される。
【0062】次に図12を参照して、第1〜第3の所定
電圧を基準として用いる場合の動作について説明する。
図12では、t301〜t304およびt307以降で
発電検出結果信号SZが検出状態を示す(Highレベル)
大きさの発電電圧SIが発生し、また、蓄電電圧SCが
第3の所定電圧(VON)を時刻t306で下回り、その
後、時刻t309の直前に蓄電電圧SCが第3の所定電
圧(VON)を上回った場合の各部の動作を示している。
時刻t301〜t304では、発電検出結果信号SZが
Highレベルとなり、さらに、その間の時刻t302〜t
303では、充電検出結果信号SAがHighレベルとなっ
ている。したがって、時刻t302〜t303では、強
制停止制御用カウンタ208は、カウント動作を停止し
ている。次に、時刻t305で、強制停止制御用カウン
タ208のカウント値が設定時間Tに対応する値になっ
たとすると、時計駆動強制停止信号SOがHighレベルに
なる。そして、時刻t306で実際に時計動作が強制停
止状態になっている(発振停止検出結果信号SQがHigh
レベル)。なお、時刻t306では電圧検出結果信号S
SがLowレベルとなっている。また、時刻t305〜t
306の間は強制停止制御用カウンタ208のカウント
値が維持されていて、時刻t306〜t309の間は強
制停止制御用カウンタ208がリセットされている。
【0063】次に、時刻t307で発電が開始されたこ
とが検出され(発電検出結果信号SZがHighレベル)
て、充電検出回路202と電圧検出回路207による検
出が開始され、次に、時刻t308で充電が開始された
ことが検出されると(充電検出結果信号SAがHighレベ
ル)、時計駆動強制停止信号SOがLowレベルになり、
時計動作強制停止制御が解除される。ただし、時刻t3
08の時点では、電圧検出結果信号SSがLowレベルで
あり、次に、時刻t309で電圧検出制御信号SRがア
クティブになって(Lowレベル)、蓄電電圧SCが第3
の所定電圧(VON)を上回ったことが検出されると、電
圧検出結果信号SSがHighレベルに復帰するとともに、
強制停止制御用カウンタ208のリセットが解除され
る。この場合、電圧検出結果信号SSがHighレベルに復
帰するのは時刻t309なので、したがって、時刻t3
08〜t309の間は、駆動停止制御を行う回路の構成
によっては、この図に示すような動作波形を示さない場
合がある(暫定時計動作)。
【0064】次に、図13では、t401〜t404お
よびt407以降で発電検出結果信号SZが検出状態を
示す(Highレベル)大きさの発電電圧SIが発生し、ま
た、蓄電電圧SCが第2の所定電圧(VOFF)を時刻t
405の直前で下回り、時刻t408の充電開始後に蓄
電電圧SCが第3の所定電圧(VON)を上回る場合を仮
定した各部の動作を示している。時刻t401〜t40
4では、発電検出結果信号SZがHighレベルとなり、さ
らに、その間の時刻t402〜t403では、充電検出
結果信号SAがHighレベルとなっている。したがって、
時刻t402〜t403では、強制停止制御用カウンタ
208は、カウント動作を停止している。次に、時刻t
405で、電圧検出制御信号SRがアクティブになるの
で、蓄電電圧SCが第2の所定電圧(VOFF)を下回っ
たことが検出され、電圧検出結果信号SSがLowレベル
になり、時計動作強制停止制御が開始されるとともに、
強制停止制御用カウンタ208がリセットされる。その
後、時刻t406で、発振停止が検出されて発振停止検
出結果信号SQがHighレベルになったとする。
【0065】次に、時刻t407で発電が開始されたこ
とが検出され(発電検出結果信号SZがHighレベル)、
充電検出回路202と電圧検出回路207による検出が
開始され、次に、時刻t408で充電が開始されたこと
が検出されたとき(充電検出結果信号SAがHighレベ
ル)、発振停止検出結果信号SQがLowレベルになった
とする。そして、時刻t409で電圧検出制御信号SR
がアクティブになったとき(Lowレベル)に、蓄電電圧
SCが第3の所定電圧(VON)を上回っていたとする
と、時計駆動強制停止信号SOはLowレベルなので、時
計動作強制停止制御が解除されるとともに、強制停止制
御用カウンタ208のリセットが解除される。
【0066】次に、図14〜図21を参照して、時計動
作強制停止制御の直接の対象となる回路の構成について
説明する。図14は、図2の計時制御回路203内の構
成の一部と、計時制御回路203周辺部の構成とを示す
ブロック図である。なお、以下の各図において、図2に
示すものに対応する構成には同一の符号を用いており、
その説明は省略する。
【0067】図14に示す計時制御回路203内には、
外部の水晶振動子1402を用いて所定周波数の発振信
号を発生する水晶発振回路1401と、水晶発振回路1
401が出力した水晶発振回路出力信号SUを入力し、
その波形を整形するとともに、その周期を分周すること
で、複数の異なる周期を有する複数のクロック信号を生
成して出力する波形整形・高周波分周回路1403と、
水晶発振回路1401、波形整形・高周波分周回路14
03等の回路に対して、昇降圧回路49から出力される
昇降圧電圧(VSS−VDD)を電源として、昇降圧電圧よ
りも電圧値が小さい所定の一定電圧の定電圧電源(定電
圧出力ST)を供給する定電圧発生回路1405と、波
形整形・高周波分周回路1403の分周出力SVをさら
に低周波数の信号に分周するとともに電圧レベルの変換
を行う低周波分周回路1406と、低周波分周回路14
06から出力された分周出力SWを用いて、モータ駆動
制御信号SEを生成する機能回路1407とが設けられ
ている。このように計時制御回路203内には、モータ
駆動回路Eと同一の電源を用いる機能回路1407、低
周波分周回路1406、定電圧発生回路1405等の電
源電圧駆動回路1408に含まれる回路と、モータ駆動
回路Eの電源電圧よりも小さい電圧電源で、かつ電圧の
安定度が高い電圧で駆動することが望まれる水晶発振回
路1401、波形整形・高周波分周回路1403等を含
む定電圧駆動回路1404とが含まれている。
【0068】ところで、図14に示す構成では、蓄電電
圧SCが低下したときに強制停止制御を行う対象、すな
わち時計駆動強制停止信号SO、あるいはそれに電圧検
出結果信号SSを組み合わせた信号によって、動作を停
止させる回路として、例えば、水晶発振回路1401、
定電圧発生回路1405、機能回路1407,モータ駆
動回路E等が考えられる。また、各対象回路は、単独、
あるいは他の回路との組み合わせにおいても強制停止制
御を行うことが可能である。さらに、時計駆動強制停止
信号SOで水晶発振回路1401の動作を停止させ、電
圧検出結果信号SSで昇降圧回路49の動作を停止する
というように、動作停止の対象回路を各信号によって変
えてもよい。時計駆動強制停止信号SO、あるいはそれ
に電圧検出結果信号SSを組み合わせた信号によって回
路動作を停止させる構成例について、以下で具体的に説
明する。
【0069】図15は、図14に示す水晶発振回路14
01の具体的構成の一例を示すブロック図である。図1
4に示す水晶発振回路1401は、水晶振動子1402
を入出力間に接続している発振インバータ1501と、
インバータ1501の入力および出力とGND(VDD)
間に接続されている位相補償用コンデンサ1503およ
び1504と、水晶振動子1402と並列に接続されて
いる帰還抵抗1505と、定電圧電源STと発振インバ
ータ1501の電源端子との間に直列に接続されている
電源電圧制御用のスイッチング素子1502とから構成
されている。また、スイッチング素子1502のゲート
オンオフ制御信号生成用の一方が正論理で他方が負論理
の2入力NOR1506が、水晶発振回路1401の外
部に設けられている。このNOR1506へは、正論理
入力として時計駆動強制停止信号SOが入力され、負論
理入力として電圧検出結果信号SSが入力されるように
なっている。この場合、時計駆動強制停止信号SOがLo
wで、電圧検出結果信号SSがHighのとき、NOR15
06の出力がHighとなるので、スイッチング素子150
2がオンして発振動作が行われ、水晶発振回路出力信号
SUとして所定の周波数の発振信号が出力される。一
方、時計駆動強制停止信号SOがHigh(強制停止制御起
動状態)または電圧検出結果信号SSがLow(第2の所
定電圧(VOFF)以下検出状態)のときには、NOR1
506の出力がLowとなるので、スイッチング素子15
02がオフして発振動作が停止される。
【0070】なお、スイッチング素子1502をオンオ
フ制御するための信号は、必ずしも時計駆動強制停止信
号SOと電圧検出結果信号SSを組み合わせたものでな
くてもよく、例えば時計駆動強制停止信号SO単独であ
ってもよい。この場合、NOR1506に代えて、イン
バータを用いるようにしたり、あるいは、スイッチング
素子1502をNチャネルではなくPチャネルのトラン
ジスタとして、インバータ1501のVDD側の電源端子
に直列に設けるとともに、時計駆動強制停止信号SOを
反転せずにそのままゲート端子へ入力するようにするよ
うにしてもよい。また、スイッチング素子1502に代
えてトランスミッションゲートを用いるようにしてもよ
い。なお、スイッチング素子1502としては、できる
だけオン抵抗の小さいもの、しきい値電圧VTHが低いも
の、そして、直流増幅率βが高いものが望ましい。
【0071】次に、図16を参照して図15の水晶発振
回路1401の変形例1401aについて説明する。図
16の水晶発振回路1401aでは、発振インバータ1
601の電源端子の上下にスイッチング素子1602と
スイッチング素子1603をそれぞれ設けている。さら
に、インバータ1601の出力端子と電圧VDD間にスイ
ッチング素子1604を設けて電源遮断時に出力端子を
プルアップするようにしている。また、スイッチング素
子1602とスイッチング素子1603の各ゲート端子
へは、NOR1506の出力と、NOR1506の出力
を反転するインバータ1605の出力とが入力されるよ
うになっている。また、スイッチング素子1604のゲ
ートへは、インバータ1605の出力が入力されるよう
になっている。この構成における水晶発振の動作/停止
の制御は、図15の水晶発振回路1401の場合と同様
に行うことができる。
【0072】なお、図16の水晶発振回路1401aで
は、各スイッチングトランジスタ1602,1603
を、トランスミッションゲートとしてもよいし、どちら
か一方を省略することも可能である。なお、素子の特性
は、図15を参照して説明したものと同様なものがより
好ましい。また、スイッチング素子1604は、定電圧
出力ST側へ設けてプルダウンするにしてもよいし、ス
イッチングしない微小電流源や高抵抗素子で構成するよ
うにしてもよい。
【0073】次に、図17を参照して、図15に示す水
晶発振回路1401の他の変形例について説明する。図
17(a)に示す水晶発振回路1401bは、図14の
スイッチング素子1502を省略するとともに、NOR
1506の出力を発振インバータ1701の能動部分に
直接入力している。この構成によれば、時計駆動強制停
止信号SOがLowで、かつ電圧検出結果信号SSがHigh
のとき、発振インバータ1701を能動状態として水晶
発振を行わせるとともに、時計駆動強制停止信号SOが
Highまたは電圧検出結果信号SSがLowのとき、発振イ
ンバータ1701を非能動状態として水晶発振を停止さ
せる。なお、NOR1506の出力は、図17(b)の
ようにして、発振インバータ1701を2入力NAND
1701aに変更し、その一方の入力端子に入力するよ
うにすることもできる。この場合の動作は、図17
(a)と同様である。なお、発振インバータ1701の
変更は、NANDに限られず、例えば、NOR、AN
D、ORゲートとすることも可能である。
【0074】次に、図18を参照して、図14に示す定
電圧発生回路1405の構成について説明する。図18
(a)に示す定電圧発生回路1405は、2個のトラン
ジスタからなる差動対1804と、その電源VDD側に直
列に接続された2個のトランジスタ1801および18
03と、電源VSS側に直列に接続されたトランジスタ1
805と、トランジスタ1801のゲート、ソース間の
能動負荷となるトランジスタ1802と、トランジスタ
1805のゲート、ソース間の能動負荷となるトランジ
スタ1806と、差動対1804の一方の出力18aと
定電圧発生回路1405の出力18bとの間に接続され
たコンデンサ1809と、定電圧発生回路1405の出
力段1813となるトランジスタ1807、1808、
および1810と、トランジスタ1810のゲート、ソ
ース間に接続されたトランジスタ1811と、時計駆動
強制停止信号SOと電圧検出結果信号SSの反転信号と
を入力信号とするOR1815の出力を反転するインバ
ータ1814とから構成されている。この場合、OR1
815の出力信号は、インバータ1814の入力の他、
トランジスタ1801およびトランジスタ1811のゲ
ートに入力され、また、インバータ1814の出力がト
ランジスタ1805のゲートに入力されている。
【0075】したがって、時計駆動強制停止信号SOが
Lowで、電圧検出結果信号SSがHighのとき、トランジ
スタ1801とトランジスタ1805がオンするので、
差動対1804へ電源が供給され、かつ、トランジスタ
1811がオフとなりトランジスタ1810を能動状態
とすることで、定電圧出力STを発生することが可能と
なる。また、時計駆動強制停止信号SOがHigh、または
電圧検出結果信号SSがLowのとき、トランジスタ18
01とトランジスタ1805がオフするので、差動対1
804への電源供給が遮断され、かつ、トランジスタ1
811がオンとなりトランジスタ1810を非能動状態
とすることで、定電圧出力STの発生を停止させること
が可能となる。
【0076】なお、図18(a)のトランジスタ181
0、1811からなる出力段1812は、図18(b)
のトランジスタ1810aと能動負荷(微小電流源)と
して機能するディプレション型のトランジスタ1811
aからなる出力段1812aに変更することも可能であ
る。さらには、トランジスタ1811aを高抵抗素子に
変更することも可能である。また、上記の構成では、制
御信号によってオンオフ制御される差動対1804と電
源電圧間に設けられたトランジスタ1801と1805
を、差動対1804の上下に設けるようにしているが、
どちらか一方を省略することや、トランスミッションゲ
ートに変更することも可能である。
【0077】次に、図19を参照して、強制停止制御の
対象となる回路を昇降圧回路49(図2等参照)とする
場合の構成について説明する。この場合、昇降圧回路4
9は、複数のコンデンサ(図1のコンデンサ49a、4
9b)と複数のスイッチング素子から構成される昇降圧
スイッチング回路1901と、出力電圧が充電される補
助コンデンサ49cと、二次電源48の出力SC側にド
レインが接続され、ソースが昇降圧スイッチング回路1
901の入力へ接続されているNチャネルMOS(金属
酸化膜半導体)トランジスタ1902と、昇降圧スイッ
チング回路1901の出力側にドレインが接続され、ソ
ースが補助コンデンサ49cの出力VSS側に接続されて
いるNチャネルMOSトランジスタ1904とから構成
されている。なお、ダイオード1903とダイオード1
905は、それぞれトランジスタ1902とトランジス
タ1904の寄生ダイオードである。そして、トランジ
スタ1902および1904のゲートへは、正論理入力
に時計駆動強制停止信号SOが入力され、負論理入力に
電圧検出結果信号SSが入力されるNOR1906の出
力信号を入力される。
【0078】図19の昇降圧回路49では、時計駆動強
制停止信号SOがLowで、電圧検出結果信号SSがHigh
のとき、トランジスタ1902とトランジスタ1904
が能動状態となるので、昇降圧回路スイッチング回路1
901が昇降圧動作を行うことが可能となる。一方、時
計駆動強制停止信号SOがHigh、または電圧検出結果信
号SSがLowのときは、トランジスタ1902とトラン
ジスタ1904がともに非能動状態となるので、昇降圧
回路スイッチング回路1901の昇降圧動作ができなく
なる。したがって、補助コンデンサ49cの出力電圧V
SSが小さくなることになる。なお、トランジスタ190
2およびトランジスタ1904をオンオフ制御するため
の信号は、必ずしも時計駆動強制停止信号SOと電圧検
出結果信号SSを組み合わせたものでなくてもよく、例
えば電圧検出結果信号SS単独であってもよい。
【0079】次に、図20を参照して、時計動作強制停
止制御時に、計時制御回路203から、モータ駆動回路
Eへ供給されるモータ駆動制御信号SEを停止させる構
成について説明する。図20の構成では、計時制御回路
203からモータ駆動回路Eへ入力されるモータ駆動制
御信号SEを伝送する信号線に2入力ANDゲート20
01を挿入し、一方の入力に、正論理入力に時計駆動強
制停止信号SOが入力され、負論理入力に電圧検出結果
信号SSが入力されるNOR2002の出力信号を入力
する。なお、図20では計時制御回路203の出力をモ
ータ駆動制御信号SEの変更信号「Se変更」と表して
いる。
【0080】図20の構成では、時計駆動強制停止信号
SOがLowで、電圧検出結果信号SSがHighのとき、A
NDゲート2001が能動状態となるので、モータ駆動
制御信号SEがモータ駆動回路Eへ供給可能となり、一
方、時計駆動強制停止信号SOがHigh、または電圧検出
結果信号SSがLowのときは、ANDゲート2001が
非能動状態となるので、モータ駆動制御信号SEがモー
タ駆動回路Eへ供給されなくなる。したがって、モータ
部Dを停止させることができる。なお、図20の例で
は、時計動作強制停止制御時に計時制御回路203から
出力される制御信号を制御することによって、モータ駆
動回路Eの動作を停止させるようにしたが、例えば、液
晶パネルを備える電子時計において液晶パネルの表示を
停止させるようにしてもよい。
【0081】次に、図21を参照して、時計動作強制停
止制御時に、制御部Cの1または複数の外部入力端子の
状態を決定するための回路の動作を停止する場合の構成
について説明する。図21は、外部端子(例えばリセッ
ト信号を入力するための端子)2116、2117に対
する計時制御回路203内の入力回路の構成を示すブロ
ック図である。この場合、計時制御回路203他の回路
は例えば集積回路に集積されていて、外部端子211
6、2117が集積回路の外部からの信号を入力するた
めに用いられるものである。外部端子2116には、直
列接続された抵抗2105、2106と、正または負の
電源に接続されている過電圧保護用のダイオード210
4、2107とからなる入力保護回路と、外部入力信号
が不定の時にゲート回路(NOR)2101の入力を固
定するためのプルダウン回路(トランジスタ)2103
および2102が接続されている。外部端子2117に
は、直列接続された抵抗2111、2109と、正また
は負の電源に接続されている過電圧保護用のダイオード
2110、2112とからなる入力保護回路と、ゲート
回路(NOR)2101の入力を固定するためのプルダ
ウン回路(トランジスタ)2103および2102が接
続されている。
【0082】ゲート回路(NOR)2101の出力は計
時制御回路203へ入力され、ゲート回路(NOR)2
101の他方の入力には、発振停止検出結果信号SQが
入力される。また、トランジスタ2102のゲートには
ゲート回路2101の出力が接続され、発振停止検出結
果信号SQを反転した信号と所定のサンプリングクロッ
ク信号CKを2入力とするAND2114の出力がトラ
ンジスタ2103のゲートに接続されている。
【0083】以上の構成において、時計動作時には、発
振停止検出結果信号SQがLowとなり、サンプリングク
ロックCKに応じて、トランジスタ2103によるプル
ダウン回路がオンすることになる。一方、時計動作停止
時には、発振停止検出結果信号SQがHigh(発振停止状
態検出)となるので、トランジスタ2102および21
03によるプルダウン回路がオフすることになる。した
がって、例えばリセット信号を入力するための外部端子
(リセット1、リセット2)をHighレベルとしたリセッ
ト状態での時計動作停止時には、プルダウン回路を通し
て時計駆動電源間に貫通電流が流れなくなるので、時計
動作停止時の回路の消費電流を低減することができる。
【0084】なお、本発明の実施の形態は、上述した形
態に限定されるものではなく、例えば、二次電源の充電
機能は、内蔵のほか、着脱式にしたり、外部で提供する
ようにすることもできる。例えば、商用電源に接続した
充電器を二次電源に接続し充電させても良い。また、上
述したように、回転錘などで運動エネルギーを捉えて回
転型の発電装置を駆動して電気エネルギーに変換し、そ
の電力を用いてステッピングモータを駆動する発電機能
付きの電子時計に限定することなく、本発明は、ソーラ
パネル等の光−電気変換素子で光エネルギーを捉えた
り、ペルチェ素子等の熱−電気変換素子を用いて熱エネ
ルギーを捉えたり、ピエゾ素子等のひずみ−電気変換素
子によってひずみエネルギーを捉えたりして、その電力
を用いてステッピングモータを駆動する発電機能付きの
電子時計、外部からの誘導により発電し、その電力を用
いてステッピングモータを駆動する発電機能付きの電子
時計等に適用することが可能である。さらに、電子時計
に限らず、ストップウォッチ等の他の計時装置に用いる
ことも可能である。
【0085】また、上記実施の形態では。図2の充電検
出回路202の構成として、発電コイル44の出力端子
の状態を直接検出して充電状態の有無を検出すること
で、発電コイル44から二次電源48への充電経路とは
別の経路で充電を検出するようにしているが、例えば、
充電経路上に直列に低抵抗の電流検出用抵抗を挿入し、
充電電流が発生したときに抵抗に生じる電圧降下を直
接、あるいは増幅した後、所定の基準値と比較すること
で充電の有無を検出するようにした構成を採ることも可
能である。さらに、充電電流値を検出する場合に、電流
の検出値に平滑処理あるいは積分処理を施すことによっ
て、二次電源の充電電圧に対応する予測値を求めて、そ
の結果が所定の基準値を越えたか否かを判別すること
で、充電の有無を判定するようにしてもよい。
【0086】また、本発明は電子時計以外の携帯型電子
機器にも適用することができる。例えば、携帯電話、携
帯型パソコン、電卓等にも用いることができる。その場
合、二次電源の充電電力を用いて駆動される駆動手段に
対応する部分は、これらの携帯型電子機器の機能を制御
する制御回路部である。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、蓄電電圧が低下したと
きの時計回路の動作を安定させるとともに、再起動性を
従来よりも向上し、さらに、より正確に時計動作残時間
を告知することができるという効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電子時計の実施形態の一例の概
略構成を示すブロック図
【図2】 図1の電子時計の各部の構成を示すブロック
【図3】 図2の充電検出回路202の2種類の構成例
(a)および(b)を示す回路図
【図4】 図2の強制停止制御用カウンタ208および
時計駆動強制停止制御回路209の構成を示す回路図
【図5】 図2の電子時計において第1および第2の所
定電圧を用いる時計駆動強制停止制御の制御方法を説明
するための説明図
【図6】 図2の電子時計において第1、第2および第
3の所定電圧を用いる時計駆動強制停止制御の制御方法
を説明するための説明図
【図7】 図5および図6の制御方法における強制停止
時の過程を示すフローチャート
【図8】 図5の制御方法における強制停止解除時の過
程を示すフローチャート
【図9】 図6の制御方法における強制停止解除時の過
程を示すフローチャート
【図10】 図5の制御方法による動作例を示すタイミ
ングチャート
【図11】 図5の制御方法による他の動作例を示すタ
イミングチャート
【図12】 図6の制御方法による動作例を示すタイミ
ングチャート
【図13】 図6の制御方法による他の動作例を示すタ
イミングチャート
【図14】 図2の電子時計における強制停止の対象回
路を説明するためのブロック図
【図15】 図14の水晶発振回路1401の構成を示
すブロック図
【図16】 図14の水晶発振回路1401の変形例を
示すブロック図
【図17】 図14の水晶発振回路1401の他の変形
例を示すブロック図
【図18】 図14の定電圧発生回路1405の構成を
示すブロック図
【図19】 図2の昇降圧回路49の構成の一例を示す
ブロック図
【図20】 図2の計時制御回路203からモータ駆動
回路Eへの信号線に関する構成の変形例を示すブロック
【図21】 図2の計時制御回路203の外部信号入力
部の構成例を示すブロック図
【符号の説明】
A:発電機構 B:電源部 C:制御部 D:モータ部 E:モータ駆動回路 48:二次電源 201:発電検出回路 202:充電検出回路 203:計時制御回路 207:電圧検出回路 208:強制停止制御用カウンタ 209:強制停止制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松崎 賞 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2F001 AA05 AB01 AD00 AD01 AE00 AE03 AG05 AG11 AH00 AH07

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電可能な二次電源と、 二次電源を充電する充電手段と、 二次電源の充電電力を用いて計時動作を行う時計駆動回
    路と、 時計駆動回路の計時情報を表示する表示手段とを備える
    電子時計において、 二次電源の充電電圧に対応する値を検出する電圧検出手
    段と、 充電手段による充電の状態を検出する充電検出手段と、 電圧検出手段による電圧検出結果が、時計駆動回路の動
    作停止電圧よりも高い第1の所定電圧を下回り、かつそ
    の状態において、充電検出手段の検出結果に基づいて充
    電手段の非充電状態が所定時間検出されたとき、時計駆
    動回路の動作電流を低減又は遮断して計時動作を強制停
    止させるとともに、電圧検出手段又は充電検出手段の検
    出結果が所定の動作復帰条件を満足したとき、時計駆動
    回路の動作の強制停止を解除する制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする電子時計。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、前記電圧検出手段によ
    る電圧検出結果が前記第1の所定電圧を下回った状態に
    おいて、前記充電手段の非充電状態を所定時間計測して
    いる間に、前記電圧検出手段による電圧検出結果が、前
    記時計駆動回路の動作停止電圧よりも高く、かつ前記第
    1の所定電圧よりも低い、第2の所定電圧を下回ったと
    き、前記時計駆動回路の動作電流を低減又は遮断して計
    時動作を強制停止させることを特徴とする請求項1記載
    の電子時計。
  3. 【請求項3】 前記時計駆動回路が、水晶発振回路を有
    し、その発振を利用して計時動作を行い、 前記制御手段が、その水晶発振回路の発振を停止又は、
    後段の回路への発振波形の入力を停止させることで、前
    記時計駆動回路の計時動作を強制停止させることを特徴
    とする請求項1又は2記載の電子時計。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、前記水晶発振回路への
    電源供給を停止することで、前記水晶発振回路の発振を
    停止又は、後段の回路への発振波形の入力を停止させ
    て、前記時計駆動回路の計時動作を強制停止させること
    を特徴とする請求項3記載の電子時計。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、前記水晶発振回路内の
    所定の回路の入力又は出力を固定させることで、前記水
    晶発振回路の発振を停止又は、後段の回路への発振波形
    の入力を停止させて、前記時計駆動回路の計時動作を強
    制停止させることを特徴とする請求項3記載の電子時
    計。
  6. 【請求項6】 前記時計駆動回路が、定電圧発生回路を
    有し、その定電圧発生回路で発生した電圧を用いて計時
    動作を行い、 前記制御手段が、その定電圧発生回路による定電圧の発
    生を停止させることで、前記定電圧で駆動する定電圧駆
    動回路の動作を停止して、前記時計駆動回路の計時動作
    を強制停止させることを特徴とする請求項1又は2記載
    の電子時計。
  7. 【請求項7】 前記定電圧発生回路が発生した電圧で駆
    動される定電圧駆動回路が、水晶発振回路であることを
    特徴とする請求項6記載の電子時計。
  8. 【請求項8】 前記定電圧発生回路が発生した電圧で駆
    動される定電圧駆動回路が、水晶発振回路の出力を分周
    する分周回路であることを特徴とする請求項6記載の電
    子時計。
  9. 【請求項9】 さらに、前記二次電源の充電電圧を昇
    圧、降圧、又は昇降圧する昇降圧手段を備え、 前記制御手段が、その昇降圧手段の動作を停止させるこ
    とによって、前記時計駆動回路内でその昇降圧手段の出
    力で駆動されている電源電圧駆動回路への電源の供給を
    停止又はその電源の電圧値をその電源電圧駆動回路の駆
    動停止電圧まで低下させることで、前記電源電圧駆動回
    路の動作を停止して、 前記時計駆動回路の計時動作を
    強制停止させることを特徴とする請求項1又は2記載の
    電子時計。
  10. 【請求項10】 前記制御手段が、前記時計駆動回路の
    計時動作を強制停止させることに代えて、又は、前記時
    計駆動回路の計時動作を強制停止させるのとともに、前
    記表示手段の駆動を停止させるものであることを特徴と
    する請求項1又は2記載の電子時計。
  11. 【請求項11】 前記表示手段が、ステッピングモータ
    を用いて構成されていることを特徴とする請求項10記
    載の電子時計。
  12. 【請求項12】 前記表示手段が、液晶パネルを用いて
    構成されていることを特徴とする請求項10記載の電子
    時計。
  13. 【請求項13】 前記制御手段が、前記時計駆動回路の
    計時動作を強制停止させるときに、さらに、該時計駆動
    回路の1又は複数の外部入力端子の状態を決定するため
    の回路の動作を停止することを特徴とする請求項1又は
    2記載の電子時計。
  14. 【請求項14】 前記外部入力端子の1つが、前記時計
    駆動回路の動作をリセットする信号を入力するためのリ
    セット端子であることを特徴とする請求項13記載の電
    子時計。
  15. 【請求項15】 前記制御手段が、前記電圧検出手段に
    よる電圧検出結果が前記第1の所定電圧を下回った状態
    において、前記充電手段の非充電状態を所定時間計測し
    ている間に、前記充電検出手段によって前記充電手段の
    充電状態が検出された場合、その検出期間中は非充電状
    態の所定時間の計測を中断することを特徴とする請求項
    1又は2記載の電子時計。
  16. 【請求項16】 前記制御手段が前記時計駆動回路の動
    作の強制停止を解除する動作復帰条件が、前記充電検出
    手段が前記充電手段の充電状態を検出したことであるこ
    とを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の
    電子時計。
  17. 【請求項17】 前記充電検出手段による二次電源の充
    電、非充電状態の検出が、前記充電手段による充電電流
    が、所定の電流値を越えたか否かを判別することで行わ
    れることを特徴とする請求項16記載の電子時計。
  18. 【請求項18】 前記充電検出手段による二次電源の充
    電、非充電状態の検出が、前記充電手段による充電電流
    に所定の処理を施すことによって得られた二次電源の充
    電電圧の予測値が、所定の値を越えたか否かを判別する
    ことで行われることを特徴とする請求項16記載の電子
    時計。
  19. 【請求項19】 前記充電手段が発電機を有して構成さ
    れていて、 前記充電検出手段による二次電源の充電、非充電状態の
    検出が、前記発電機の出力端子の電圧を、前記二次電源
    の充電電圧に対応する所定の基準電圧と比較した結果に
    基づいて行われることを特徴とする請求項16記載の電
    子時計。
  20. 【請求項20】 前記充電検出手段による充電状態の検
    出が、前記充電手段から前記二次電源への充電電流の経
    路とは異なる経路による検出で行われることを特徴とす
    る請求項16記載の電子時計。
  21. 【請求項21】 前記制御手段が前記時計駆動回路の動
    作の強制停止を解除する動作復帰条件として、前記二次
    電源の充電電圧が、前記時計駆動回路の動作停止電圧よ
    りも高くかつ前記第1の所定電圧よりも低い第2の所定
    電圧を上回ったことが、必要条件としてさらに含まれて
    いることを特徴とする請求項16〜20のいずれか1項
    に記載の電子時計。
  22. 【請求項22】 前記制御手段が、前記電圧検出手段に
    よる電圧検出結果が前記第1の所定電圧を下回った状態
    において、前記充電手段の非充電状態を所定時間計測し
    ている間に、前記電圧検出手段による電圧検出結果が、
    前記時計駆動回路の動作停止電圧よりも高く、かつ前記
    第1の所定電圧よりも低い、第2の所定電圧を下回った
    とき、前記時計駆動回路の動作電流を低減又は遮断して
    計時動作を強制停止させるものであって、 前記制御手段が前記時計駆動回路の動作の強制停止を解
    除する動作復帰条件として、前記二次電源の充電電圧
    が、前記第2の所定電圧よりも高く、前記第1の所定電
    圧よりも低い、第3の所定電圧を上回ったことが、必要
    条件としてさらに含まれていることを特徴とする請求項
    16〜20のいずれか1項に記載の電子時計。
  23. 【請求項23】 前記充電手段が発電機を有して構成さ
    れていて、 その発電機の発電の有無を検出する発電検出手段がさら
    に備えられていて、 前記制御手段が、前記電圧検出手段による電圧検出結果
    が前記第1の所定電圧を下回った状態において、前記充
    電手段の非充電状態を所定時間計測している間に、前記
    電圧検出手段による電圧検出結果が、前記時計駆動回路
    の動作停止電圧よりも高く、かつ前記第1の所定電圧よ
    りも低い、第2の所定電圧を下回ったとき、前記時計駆
    動回路の動作電流を低減又は遮断して計時動作を強制停
    止させるものであって、 前記制御手段が前記時計駆動回路の動作の強制停止を解
    除する動作復帰条件として、その発電検出手段によって
    発電状態が検出されていて、かつ、前記二次電源の充電
    電圧が、前記第2の所定電圧よりも高く、前記第1の所
    定電圧よりも低い、第3の所定電圧、を上回ったこと
    が、必要条件としてさらに含まれていることを特徴とす
    る請求項16〜20のいずれか1項に記載の電子時計。
  24. 【請求項24】 前記充電手段が、回転機構からなる発
    電機構、光−電気変換素子、熱−電気変換素子、又はひ
    ずみ−電気変換素子を用いて電力を発生する発電機を有
    し、その発電機の発電電力で二次電源を充電することを
    特徴とする請求項1〜23のいずれか1項に記載の電子
    時計。
  25. 【請求項25】 請求項1〜24のいずれか1項に記載
    の電子時計において、前記制御手段を構成している電子
    回路を駆動制御する方法であって、 前記制御手段に、少なくとも、前記電圧検出手段による
    電圧検出結果が、前記時計駆動回路の動作停止電圧より
    も高い第1の所定電圧を下回り、かつその状態におい
    て、前記充電検出手段の検出結果に基づいて前記充電手
    段の非充電状態が所定時間検出されたとき、前記時計駆
    動回路の動作電流を低減又は遮断して計時動作を強制停
    止させる制御を行わせるともに、前記電圧検出手段又は
    前記充電検出手段の検出結果が所定の動作復帰条件を満
    足したとき、前記時計駆動回路の動作の強制停止を解除
    する制御を行わせることを特徴とする電子時計の電子回
    路の駆動制御方法。
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