JP2001186771A - チョッパ回路、チョッパ回路の制御方法、チョッパ式充電回路、電子機器及び計時装置 - Google Patents

チョッパ回路、チョッパ回路の制御方法、チョッパ式充電回路、電子機器及び計時装置

Info

Publication number
JP2001186771A
JP2001186771A JP2000267547A JP2000267547A JP2001186771A JP 2001186771 A JP2001186771 A JP 2001186771A JP 2000267547 A JP2000267547 A JP 2000267547A JP 2000267547 A JP2000267547 A JP 2000267547A JP 2001186771 A JP2001186771 A JP 2001186771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
switch
voltage
chopper
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000267547A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001186771A5 (ja
Inventor
Osamu Shinkawa
修 新川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000267547A priority Critical patent/JP2001186771A/ja
Priority to EP00308458A priority patent/EP1096651A3/en
Priority to US09/688,272 priority patent/US6304474B1/en
Priority to CNB001306871A priority patent/CN1136639C/zh
Publication of JP2001186771A publication Critical patent/JP2001186771A/ja
Publication of JP2001186771A5 publication Critical patent/JP2001186771A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/38Means for preventing simultaneous conduction of switches
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/02Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal
    • H02M7/04Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/12Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/21Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M7/217Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M7/219Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only in a bridge configuration

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Rectifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貫通電流を防止して充電効率を高めることが
できるチョッパ回路、チョッパ回路の制御方法、チョッ
パ式充電回路、電子機器及び計時装置を提供する。 【解決手段】 NチャンネルFETN1、N2を制御す
る貫通電流防止回路20は、クロック信号に基づいて短
絡期間を設定し、短絡期間にPチャンネルFETP1、
P2がオフの場合は、短絡期間が終了するまでNチャン
ネルFETN1、N2をオンにし、PチャンネルFET
P1、P2にチャタリングが発生している場合は、Nチ
ャンネルFETN1、N2を強制的に一定期間オフにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チョッパ回路、チ
ョッパ回路の制御方法、チョッパ式充電回路、電子機器
及び計時装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発電機によって発電された交流電力をコ
ンデンサや電池に充電する充電回路として、チョッパ式
充電回路が知られている。図12は、従来のチョッパ式
充電回路の回路図である。このチョッパ式充電回路1
は、クロック信号CLを出力する発振回路2と、交流発
電機AGの出力端子A、Bの電圧と電源の電圧Vddを
比較するコンパレータCOM1、COM2と、コンパレ
ータCOM1、COM2の出力信号SP1、SP2とク
ロック信号CLとを論理積演算するアンド回路3とを備
えて構成される。また、チョッパ式充電回路1は、充電
電流を蓄電する大容量コンデンサ4と、コンパレータC
OM1、COM2の出力信号SP1、SP2によってオ
ン・オフが制御されるPチャンネルFETP1、P2
と、アンド回路3の出力信号SNによってオン・オフが
制御されるNチャンネルFETN1、N2とを備えて構
成される。ここで、ダイオードD1、D2、D3、D4
は、各々PチャンネルFETP1、P2及びNチャンネ
ルFETN1、N2の寄生ダイオードである。
【0003】次に、このチョッパ式充電回路1の動作を
図13に示すタイミングチャートを用いて説明する。図
13において、時刻taまでの出力端子A、Bの電圧は
電源Vdd以下であり、時刻taまでのコンパレータC
OM1、COM2の出力信号SP1、SP2はHレベル
に維持されている場合を想定している。また、時刻ta
までのPチャンネルFETP1、P2はオフ状態になっ
ている場合を想定している。時刻taにおいてクロック
信号CLがHレベルになると、アンド回路3の出力信号
SNがHレベルになるため、NチャンネルFETN1、
N2はオン状態になる。これによって、交流発電機A
G、NチャンネルFETN1、N2が短絡されることと
なる。具体的に説明すると、交流発電機AGの起電圧に
応じて、例えば、出力端子Aが出力端子Bに対して正電
位になると、図12において符号αで示されるように、
電流i1が、交流発電機AG→NチャンネルFETN1
→NチャンネルFETN2という経路で流れる。
【0004】次に、時刻tbにおいてクロック信号CL
がLレベルになると、アンド回路3の出力信号SNがL
レベルになるため、NチャンネルFETN1、N2はオ
フ状態になる。これによって、前述の電流経路が遮断さ
れる。この場合、クロック信号CLがHレベルの期間
(以下「短絡期間」という。)に短絡経路を流れた電流
によって交流発電機AGの発電コイルのインダクタンス
にエネルギーが蓄積される。そして、このエネルギーに
よって出力端子Aの電圧が昇圧される。次に、時刻tc
において出力端子Aの電圧が大容量コンデンサ4の端子
電圧Vdd以上に昇圧されると、コンパレータCOM1
の出力信号SP1はLレベルに切り換わる。これによ
り、PチャンネルFETP1はオン状態に切り換わる。
この結果、図12において符号βで示されるように、充
電電流i2が、NチャンネルFETN2のダイオードD
4→交流発電機AG→PチャンネルFETP1→大容量
コンデンサ4という経路で流れる。そして、大容量コン
デンサ4が充電される。
【0005】充電が継続されることによって、発電コイ
ルのインダクタンスに蓄えられたエネルギーが徐々に放
出される。そして、充電電流i2は徐々に減少する。そ
の後、出力端子Aの電圧が大容量コンデンサ4の端子電
圧Vdd以下になると、コンパレータCOM1の出力信
号SP1はHレベルになり、PチャンネルFETP1は
オフ状態に切り換わる。これにより、前述の充電経路が
遮断される。すなわち、出力端子Aの電圧が大容量コン
デンサ4の端子電圧Vdd以下になるまではアンド回路
3によりNチャンネルFETN1、N2がオフ状態に維
持されるため、充電が継続される。さらに、交流発電機
AGの発電量が大きく、かつ、発電コイルのインダクタ
ンスに蓄えられたエネルギーが大きい場合には、短絡期
間に移行した後も充電が継続されるため、充電時間が長
くなり、その分短絡期間が浸食されることになる。な
お、交流発電機AGに起電圧が発生して出力端子Bが出
力端子Aに対して正電位になった場合には、前述の短絡
経路を流れる電流i1の方向が逆になり、出力端子Bの
電圧が昇圧される。この結果、充電電流i2が、Nチャ
ンネルFETN1のダイオードD3→交流発電機AG→
PチャンネルFETP2→大容量コンデンサ4という経
路で流れ、大容量コンデンサ4が充電される。
【0006】このように、従来のチョッパ式充電回路1
は、クロック信号に基づいて回路の短絡と昇圧とを繰り
返し行うことにより、発電量が小さく一定でない交流発
電機の起電圧をチョッパ電圧に変換して大容量コンデン
サを充電している。また、チョッパ式充電回路1は、発
電コイルのインダクタンスに蓄えられたエネルギーが大
きい場合や、入力エネルギーが大きい場合には、チョッ
パの短絡期間を禁止して非チョッパ動作での充電を優先
して行う。このチョッパ/非チョッパ動作切り替えによ
る充電によって、大容量コンデンサが効率よく充電され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電界効果トランジスタの両端電圧をコンパレータで比較
する構成からなる一方向性ユニットを用いたチョッパ式
充電回路においては、電界効果トランジスタのソース、
ドレイン間の導通抵抗(オン抵抗)をなるべく小さな値
にすることが充電経路の損失を低減させて充電効率を向
上させる手法として考えられる。しかし、この導通電流
が小さい場合には電界効果トランジスタのソース、ドレ
イン間の電圧が低くなる。したがって、コンパレータの
入力端の電位が閾値以下になって電界効果トランジスタ
がオフ状態に切り換わった後に、ダイオードの順方向電
圧降下によってコンパレータの両入力端の電位差が上昇
し、電界効果トランジスタがすぐにオン状態に切り換わ
るという動作が繰り返されることになる。このように低
電流導通時においては、電界効果トランジスタがオン・
オフを繰り返すというチャタリングの現象が生じる。
【0008】すなわち、図13に示されるタイミングチ
ャートの時刻tdにおいて、出力端子Aの電圧が大容量
コンデンサ4の端子電圧Vdd以下になると、コンパレ
ータCOM1の出力信号SP1がHレベルになり、Pチ
ャンネルFETP1がオフ状態になる。しかし、コンパ
レータCOM1の出力信号SP1がHレベルに切り換わ
る直前(時刻td近傍)にPチャンネルFETP1を流
れる充電電流i2は小さいため、PチャンネルFETP
1のオン抵抗による電圧降下は小さい。このため、信号
SP1がHレベルになってPチャンネルFETP1がオ
フ状態に切り換わると、ダイオードD1の順方向電圧降
下によってコンパレータCOM1の両入力端の電位差が
上昇する。そして、時刻teにおいて、コンパレータC
OM1の出力信号SP1は短時間でLレベルに立ち下が
る(図13(c))。すなわち、PチャンネルFETP
1がオンの場合とオフの場合とで、コンパレータCOM
1の両入力端の電位差が異なるため、信号SP1の信号
レベルがHレベルとLレベルに頻繁に切り換わる。した
がって、PチャンネルFETP1が頻繁にオンとオフと
を繰り返すというチャタリングの現象が生ずる。
【0009】このようなチャタリングの現象が、図13
に示されるようにクロック信号CLがHレベルの期間
(短絡期間)に生じた場合には、信号SP1の信号レベ
ルの切り換わりに応じてアンド回路3の出力信号SNの
信号レベルは切り換わる。つまり、NチャンネルFET
N1、N2はオンとオフとを頻繁に繰り返す。このと
き、図13(c)、(d)に示されるように、アンド回
路3の出力信号SNの信号レベルが切り換わるタイミン
グは、アンド回路3の遅れ時間によって信号SP1の信
号レベルが切り換わるタイミングより若干遅れることに
なる。このため、チャタリングの現象が短絡期間に生じ
た場合は、PチャンネルFETP1とNチャンネルFE
TN1、N2の両方がオン状態になる期間(図13に示
される期間dt)が生じる。この場合、出力端子A、B
の電圧は大容量コンデンサ4の正側電圧Vdd以下にな
っているため、図13(b)において符号γで示される
ように、大容量コンデンサ4から貫通電流が流れてしま
い、充電効率が低下する。
【0010】また、図14に、このチョッパ式充電回路
1に流れる電流の波形図(図14(A))と、その拡大
波形図(図14(B))を示す。両図に示されるよう
に、波形中心GNDを基準に上側に示される貫通電流
は、波形中心GNDを基準に下側に示される充電電流に
比べて大きいことが判る。このため、特に充電期間が短
い場合には、充電により得られる充電量より貫通電流に
よる放電量が多くなり、充電効率が著しく低下すること
になる。
【0011】そこで本発明は前述した事情を鑑みてなさ
れたものであり、貫通電流を防止して充電効率を高める
ことができるチョッパ回路、チョッパ回路の制御方法、
チョッパ式充電回路、これらを用いた電子機器及び計時
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明における発明は、
上記課題を解決するため、請求項1記載の構成は、発電
機によって発電される起電力をチョッパ電圧に変換し、
そのチョッパ電圧を第1のラインと第2のラインとの間
に発生させるチョッパ回路において、前記第1のライン
の電圧と前記発電機の起電力が供給される入力端子の電
圧とを比較する起電圧検出用の比較部と、前記第1のラ
インと前記入力端子との間に設けられ、前記入力端子の
電圧が所定の電圧以上の場合は、一方向に電流を流す充
電用のスイッチ部と、前記第2のラインと前記入力端子
との間に設けられ、スイッチ素子と、前記スイッチ素子
に並列接続された一方向に電流を流す一方向性素子とを
有する閉ループ用のスイッチ部と、前記閉ループ用のス
イッチ部のスイッチ素子を制御する制御部とを備え、前
記制御部は、クロック信号に基づいて短絡期間を設定
し、前記短絡期間に前記充電用のスイッチ部がオフの場
合は、前記短絡期間が終了するまで前記閉ループ用のス
イッチ部のスイッチ素子をオンにする閉ループ制御部
と、前記充電用のスイッチ部にチャタリングが発生して
いる場合は、前記閉ループ用のスイッチ部のスイッチ素
子を強制的に一定期間オフにする閉ループ禁止部とを有
することを特徴としている。
【0013】請求項2記載の構成は、電源の電力をチョ
ッパ電圧に変換し、そのチョッパ電圧を第1のラインと
第2のラインとの間に発生させるチョッパ回路におい
て、前記第1のラインの電圧と前記電源の電力が供給さ
れる入力端子の電圧とを比較する起電圧検出用の比較部
と、前記第1のラインと前記入力端子との間に設けら
れ、前記入力端子の電圧が所定の電圧以上の場合は、一
方向に電流を流す充電用のスイッチ部と、前記第2のラ
インと前記入力端子との間に設けられ、スイッチ素子
と、前記スイッチ素子に並列接続された一方向に電流を
流す一方向性素子とを有する閉ループ用のスイッチ部
と、前記閉ループ用のスイッチ部のスイッチ素子を制御
する制御部とを備え、前記制御部は、クロック信号に基
づいて短絡期間を設定し、前記短絡期間に前記充電用の
スイッチ部がオフの場合は、前記短絡期間が終了するま
で前記閉ループ用のスイッチ部のスイッチ素子をオンに
する閉ループ制御部と、前記充電用のスイッチ部にチャ
タリングが発生している場合は、前記閉ループ用のスイ
ッチ部のスイッチ素子を強制的に一定期間オフにする閉
ループ禁止部とを有することを特徴としている。
【0014】請求項3記載の構成は、請求項1または請
求項2記載のチョッパ回路において、前記閉ループ禁止
部は、前記短絡期間に前記充電用のスイッチ部がオンか
らオフになったことを検出することによりチャタリング
が発生していると判定し、チャタリングが発生している
と判定した場合は、前記閉ループ用のスイッチ部のスイ
ッチ素子を強制的にオフにするオフ制御部と、少なくと
も次の短絡期間になる前に、前記オフ制御部による前記
閉ループ用スイッチ部のスイッチ素子のオフを解除する
オフ解除部とを有することを特徴としている。
【0015】請求項4記載の構成は、請求項3記載のチ
ョッパ回路において、前記閉ループ禁止部は、前記充電
用のスイッチ部が一定期間オフになったことを検出する
ことにより充電が終了したと判定する充電終了判定部を
更に有し、前記充電終了判定部により充電が終了したと
判定されると、前記オフ制御部による前記閉ループ用ス
イッチ部のスイッチ素子のオフが解除されることを特徴
としている。
【0016】請求項5記載の構成は、請求項1または請
求項2記載のチョッパ回路において、前記閉ループ禁止
部は、前記充電用のスイッチ部がオンからオフになった
ことを検出することによりチャタリングが発生している
と判定し、チャタリングが発生していると判定した場合
は、前記閉ループ用のスイッチ部のスイッチ素子を強制
的にオフにするオフ制御部と、前記充電用のスイッチ部
が一定期間オフになったことを検出することにより充電
が終了したと判定し、充電が終了したと判定した場合
は、前記オフ制御部による前記閉ループ用スイッチ部の
スイッチ素子のオフを解除する充電終了検出部とを有す
ることを特徴としている。
【0017】請求項6記載の構成は、請求項1乃至請求
項5のいずれかに記載のチョッパ回路において、前記第
2のラインと前記入力端子と対の関係にある他の入力端
子との間に設けられ、前記他の入力端子の電圧が所定の
電圧以上の場合は、前記閉ループ用のスイッチ部のスイ
ッチ素子をオンにする第2の制御部を更に具備すること
を特徴としている。
【0018】請求項7記載の構成は、請求項1乃至請求
項5のいずれかに記載のチョッパ回路において、前記閉
ループ用のスイッチ部に並列接続された第2の充電用の
スイッチ部を更に有し、前記第2の充電用のスイッチ部
は、前記入力端子と対の関係にある他の入力端子の電圧
に応じて接続状態が切り換わることを特徴としている。
【0019】請求項8記載の構成は、請求項1乃至請求
項7のいずれかに記載のチョッパ回路において、前記充
電用のスイッチ部は、前記起電圧検出用の比較部の比較
結果に基づいて制御されるスイッチ素子と、前記スイッ
チ素子に並列接続された一方向に電流を流す一方向性素
子とを有することを特徴としている。
【0020】請求項9記載の構成は、請求項1乃至請求
項7のいずれかに記載のチョッパ回路において、前記充
電用のスイッチ部は、ダイオードであることを特徴とし
ている。
【0021】請求項10記載の構成は、交流発電機によ
って発電される起電力をチョッパ電圧に変換して第1の
ラインと第2のラインとの間に発生させるチョッパ回路
において、前記第1のラインの電圧と前記交流発電機の
起電力が供給される一方の入力端子の電圧とを比較する
第1の比較部と、前記第1のラインと前記一方の入力端
子との間に設けられ、前記一方の入力端子の電圧が所定
の電圧以上の場合は、一方向に電流を流す第1のスイッ
チ部と、前記第1のラインの電圧と前記交流発電機の起
電力が供給される他方の入力端子の電圧とを比較する第
2の比較部と、前記第1のラインと前記他方の入力端子
との間に設けられ、前記他方の入力端子の電圧が所定の
電圧以上の場合は、一方向に電流を流す第2のスイッチ
部と、前記第2のラインと前記一方の入力端子との間に
設けられ、スイッチ素子と、前記スイッチ素子に並列接
続された一方向に電流を流す一方向性素子とを有する第
3のスイッチ部と、前記第2のラインと前記他方の入力
端子との間に設けられ、スイッチ素子と、前記スイッチ
素子に並列接続された一方向に電流を流す一方向性素子
とを有する第4のスイッチ部と、前記第3及び第4のス
イッチ部のスイッチ素子を制御する制御部とを備え、前
記制御部は、クロック信号に基づいて短絡期間を設定
し、前記短絡期間に前記第1及び第2のスイッチ部がオ
フの場合は、前記短絡期間が終了するまで前記第3及び
第4のスイッチ部のスイッチ素子をオンにする閉ループ
制御部と、前記第1及び第2のスイッチ部にチャタリン
グが発生している場合は、前記第3及び第4のスイッチ
部のスイッチ素子を強制的に一定期間オフにする閉ルー
プ禁止部とを有することを特徴としている。
【0022】請求項11記載の構成は、交流電源の電力
をチョッパ電圧に変換し、そのチョッパ電圧を第1のラ
インと第2のラインとの間に発生させるチョッパ回路に
おいて、前記第1のラインの電圧と前記交流電源の電力
が供給される一方の入力端子の電圧とを比較する第1の
比較部と、前記第1のラインと前記一方の入力端子との
間に設けられ、前記一方の入力端子の電圧が所定の電圧
以上の場合は、一方向に電流を流す第1のスイッチ部
と、前記第1のラインの電圧と前記交流電源の電力が供
給される他方の入力端子の電圧とを比較する第2の比較
部と、前記第1のラインと前記他方の入力端子との間に
設けられ、前記他方の入力端子の電圧が所定の電圧以上
の場合は、一方向に電流を流す第2のスイッチ部と、前
記第2のラインと前記一方の入力端子との間に設けら
れ、スイッチ素子と、前記スイッチ素子に並列接続され
た一方向に電流を流す一方向性素子とを有する第3のス
イッチ部と、前記第2のラインと前記他方の入力端子と
の間に設けられ、スイッチ素子と、前記スイッチ素子に
並列接続された一方向に電流を流す一方向性素子とを有
する第4のスイッチ部と、前記第3及び第4のスイッチ
部のスイッチ素子を制御する制御部とを備え、前記制御
部は、クロック信号に基づいて短絡期間を設定し、前記
短絡期間に前記第1及び第2のスイッチ部がオフの場合
は、前記短絡期間が終了するまで前記第3及び第4のス
イッチ部のスイッチ素子をオンにする閉ループ制御部
と、前記第1及び第2のスイッチ部にチャタリングが発
生している場合は、前記第3及び第4のスイッチ部のス
イッチ素子を強制的に一定期間オフにする閉ループ禁止
部とを有することを特徴としている。
【0023】請求項12記載の構成は、請求項10また
は請求項11記載のチョッパ回路において、前記閉ルー
プ禁止部は、前記短絡期間に前記充電用のスイッチ部が
オンからオフになったことを検出することによりチャタ
リングが発生していると判定し、チャタリングが発生し
ていると判定した場合は、前記第3及び第4のスイッチ
部のスイッチ素子を強制的にオフにするオフ制御部と、
少なくとも次の短絡期間になる前に、前記オフ制御部に
よる前記第3及び第4スイッチ部のスイッチ素子のオフ
を解除するオフ解除部とを有することを特徴としてい
る。
【0024】請求項13記載の構成は、請求項12記載
のチョッパ回路において、前記閉ループ禁止部は、前記
第1及び第2のスイッチ部が一定期間オフになったこと
を検出することにより充電が終了したと判定する充電終
了判定部を更に有し、前記充電終了判定部により充電が
終了したと判定されると、前記オフ制御部による前記第
3及び第4スイッチ部のスイッチ素子のオフが解除され
ることを特徴としている。
【0025】請求項14記載の構成は、請求項13記載
のチョッパ回路において、前記閉ループ禁止部は、前記
第1または第2のスイッチ部がオンからオフになったこ
とを検出することによりチャタリングが発生していると
判定し、チャタリングが発生していると判定した場合
は、前記第3及び第4のスイッチ部のスイッチ素子を強
制的にオフにするオフ制御部と、前記第1及び第2のス
イッチ部が一定期間オフになったことを検出することに
より充電が終了したと判定し、充電が終了したと判定し
た場合は、前記オフ制御部による前記第3及び第4スイ
ッチ部のスイッチ素子のオフを解除する充電終了検出部
とを有することを特徴としている。
【0026】請求項15記載の構成は、請求項10乃至
請求項14のいずれかに記載のチョッパ回路において、
前記第1のスイッチ部は、前記第1の比較部の比較結果
に基づいて制御されるスイッチ素子と、前記スイッチ素
子に並列接続された一方向に電流を流す一方向性素子と
を有し、前記第2のスイッチ部は、前記第2の比較部の
比較結果に基づいて制御されるスイッチ素子と、前記ス
イッチ素子に並列接続された一方向に電流を流す一方向
性素子とを有することを特徴としている。
【0027】請求項16記載の構成は、請求項10乃至
請求項14のいずれかに記載のチョッパ回路において、
前記第1及び第2のスイッチ部は、それぞれダイオード
であることを特徴としている。
【0028】請求項17記載の構成は、請求項1乃至請
求項16のいずれかに記載のチョッパ回路において、前
記第1のラインは高電圧側ラインであり、前記第2のラ
インは低電圧側ラインであることを特徴としている。
【0029】請求項18記載の構成は、請求項1乃至請
求項16のいずれかに記載のチョッパ回路において、前
記各スイッチ素子は、電界効果トランジスタであり、前
記各一方向性素子は、前記電界効果トランジスタの寄生
ダイオードであることを特徴としている。
【0030】請求項19記載の構成は、第1のラインの
電圧と発電機の起電力が供給される入力端子の電圧とを
比較する起電圧検出用の比較回路と、前記第1のライン
と前記入力端子との間に設けられ、前記入力端子の電圧
が所定の電圧以上の場合は、一方向に電流を流す充電用
のスイッチ回路と、前記第2のラインと前記入力端子と
の間に設けられ、スイッチ素子と、前記スイッチ素子に
並列接続された一方向に電流を流す一方向性素子とを有
する閉ループ用のスイッチ回路と、前記閉ループ用のス
イッチ回路のスイッチ素子を制御する制御回路とを備
え、前記発電機の起電力をチョッパ電圧に変換し、その
チョッパ電圧を前記第1のラインと前記第2のラインと
の間に発生させるチョッパ回路の制御方法において、前
記制御回路は、クロック信号に基づいて短絡期間を設定
し、前記短絡期間に前記充電用のスイッチ回路がオフの
場合は、前記短絡期間が終了するまで前記閉ループ用の
スイッチ回路のスイッチ素子をオンにし、前記充電用の
スイッチ回路にチャタリングが発生している場合は、前
記閉ループ用のスイッチ回路のスイッチ素子を強制的に
一定期間オフにすることを特徴としている。
【0031】請求項20記載の構成は、第1のラインの
電圧と電源の電力が供給される入力端子の電圧とを比較
する起電圧検出用の比較回路と、前記第1のラインと前
記入力端子との間に設けられ、前記入力端子の電圧が所
定の電圧以上の場合は、一方向に電流を流す充電用のス
イッチ回路と、前記第2のラインと前記入力端子との間
に設けられ、スイッチ素子と、前記スイッチ素子に並列
接続された一方向に電流を流す一方向性素子とを有する
閉ループ用のスイッチ回路と、前記閉ループ用のスイッ
チ回路のスイッチ素子を制御する制御回路とを備え、前
記電源の電力をチョッパ電圧に変換し、そのチョッパ電
圧を前記第1のラインと前記第2のラインとの間に発生
させるチョッパ回路の制御方法において、前記制御回路
は、クロック信号に基づいて短絡期間を設定し、前記短
絡期間に前記充電用のスイッチ回路がオフの場合は、前
記短絡期間が終了するまで前記閉ループ用のスイッチ回
路のスイッチ素子をオンにし、前記充電用のスイッチ回
路にチャタリングが発生している場合は、前記閉ループ
用のスイッチ回路のスイッチ素子を強制的に一定期間オ
フにすることを特徴としている。
【0032】請求項21記載の構成は、請求項19また
は請求項20記載のチョッパ回路の制御方法において、
前記制御回路は、前記短絡期間に前記充電用のスイッチ
回路がオンからオフになったことを検出することにより
チャタリングが発生していると判定し、チャタリングが
発生していると判定した場合は、前記閉ループ用のスイ
ッチ回路のスイッチ素子を強制的にオフにし、少なくと
も次の短絡期間になる前に、前記閉ループ用スイッチ回
路のスイッチ素子のオフを解除することを特徴としてい
る。
【0033】請求項22記載の構成は、請求項21記載
のチョッパ回路の制御方法において、前記制御回路は、
前記充電用のスイッチ回路が一定期間オフになったこと
を検出することにより充電が終了したと判定し、充電が
終了したと判定すると、前記閉ループ用スイッチ回路の
スイッチ素子のオフを解除することを特徴としている。
【0034】請求項23記載の構成は、請求項19また
は請求項20記載のチョッパ回路の制御方法において、
前記制御回路は、前記充電用のスイッチ回路がオンから
オフになったことを検出することによりチャタリングが
発生していると判定し、チャタリングが発生していると
判定した場合は、前記閉ループ用のスイッチ回路のスイ
ッチ素子を強制的にオフにし、前記充電用のスイッチ回
路が一定期間オフになったことを検出することにより充
電が終了したと判定し、充電が終了したと判定した場合
は、前記閉ループ用スイッチ回路のスイッチ素子のオフ
を解除することを特徴としている。
【0035】請求項24記載の構成は、第1のラインの
電圧と交流発電機の起電力が供給される一方の入力端子
の電圧とを比較する第1の比較回路と、前記第1のライ
ンと前記一方の入力端子との間に設けられ、前記一方の
入力端子の電圧が所定の電圧以上の場合は、一方向に電
流を流す第1のスイッチ回路と、前記第1のラインの電
圧と前記交流発電機の起電力が供給される他方の入力端
子の電圧とを比較する第2の比較回路と、前記第1のラ
インと前記他方の入力端子との間に設けられ、前記他方
の入力端子の電圧が所定の電圧以上の場合は、一方向に
電流を流す第2のスイッチ回路と、前記第2のラインと
前記一方の入力端子との間に設けられ、スイッチ素子
と、前記スイッチ素子に並列接続された一方向に電流を
流す一方向性素子とを有する第3のスイッチ回路と、前
記第2のラインと前記他方の入力端子との間に設けら
れ、スイッチ素子と、前記スイッチ素子に並列接続され
た一方向に電流を流す一方向性素子とを有する第4のス
イッチ回路と、前記第3及び第4のスイッチ回路のスイ
ッチ素子を制御する制御回路とを備え、前記交流発電機
の起電力をチョッパ電圧に変換し、そのチョッパ電圧を
前記第1のラインと前記第2のラインとの間に発生させ
るチョッパ回路の制御方法において、前記制御回路は、
クロック信号に基づいて短絡期間を設定し、前記短絡期
間に前記第1及び第2のスイッチ回路がオフの場合は、
前記短絡期間が終了するまで前記第3及び第4のスイッ
チ回路のスイッチ素子をオンにし、前記第1及び第2の
スイッチ回路にチャタリングが発生している場合は、前
記第3及び第4のスイッチ回路のスイッチ素子を強制的
に一定期間オフにすることを特徴としている。
【0036】請求項25記載の構成は、第1のラインの
電圧と交流電源の電力が供給される一方の入力端子の電
圧とを比較する第1の比較回路と、前記第1のラインと
前記一方の入力端子との間に設けられ、前記一方の入力
端子の電圧が所定の電圧以上の場合は、一方向に電流を
流す第1のスイッチ回路と、前記第1のラインの電圧と
前記交流電源の電力が供給される他方の入力端子の電圧
とを比較する第2の比較回路と、前記第1のラインと前
記他方の入力端子との間に設けられ、前記他方の入力端
子の電圧が所定の電圧以上の場合は、一方向に電流を流
す第2のスイッチ回路と、前記第2のラインと前記一方
の入力端子との間に設けられ、スイッチ素子と、前記ス
イッチ素子に並列接続された一方向に電流を流す一方向
性素子とを有する第3のスイッチ回路と、前記第2のラ
インと前記他方の入力端子との間に設けられ、スイッチ
素子と、前記スイッチ素子に並列接続された一方向に電
流を流す一方向性素子とを有する第4のスイッチ回路
と、前記第3及び第4のスイッチ回路のスイッチ素子を
制御する制御回路とを備え、前記交流電源の電力をチョ
ッパ電圧に変換し、そのチョッパ電圧を前記第1のライ
ンと前記第2のラインとの間に発生させるチョッパ回路
の制御方法において、前記制御回路は、クロック信号に
基づいて短絡期間を設定し、前記短絡期間に前記第1及
び第2のスイッチ回路がオフの場合は、前記短絡期間が
終了するまで前記第3及び第4のスイッチ回路のスイッ
チ素子をオンにし、前記第1及び第2のスイッチ回路に
チャタリングが発生している場合は、前記第3及び第4
のスイッチ回路のスイッチ素子を強制的に一定期間オフ
にすることを特徴としている。
【0037】請求項26記載の構成は、請求項24また
は請求項25記載のチョッパ回路の制御方法において、
前記制御回路は、前記短絡期間に前記充電用のスイッチ
回路がオンからオフになったことを検出することにより
チャタリングが発生していると判定し、チャタリングが
発生していると判定した場合は、前記第3及び第4のス
イッチ回路のスイッチ素子を強制的にオフにし、少なく
とも次の短絡期間になる前に、前記第3及び第4スイッ
チ回路のスイッチ素子のオフを解除することを特徴とし
ている。
【0038】請求項27記載の構成は、請求項24また
は請求項25記載のチョッパ回路の制御方法において、
前記制御回路は、前記第1及び第2のスイッチ回路が一
定期間オフになったことを検出することにより充電が終
了したと判定し、充電が終了したと判定すると、前記第
3及び第4スイッチ回路のスイッチ素子のオフを解除す
ることを特徴としている。
【0039】請求項28記載の構成は、請求項27記載
のチョッパ回路の制御方法において、前記制御回路は、
前記第1または第2のスイッチ回路がオンからオフにな
ったことを検出することによりチャタリングが発生して
いると判定し、チャタリングが発生していると判定した
場合は、前記第3及び第4のスイッチ回路のスイッチ素
子を強制的にオフにし、前記第1及び第2のスイッチ回
路が一定期間オフになったことを検出することにより充
電が終了したと判定し、充電が終了したと判定した場合
は、前記第3及び第4スイッチ回路のスイッチ素子のオ
フを解除することを特徴としている。
【0040】請求項29記載の構成は、請求項1乃至請
求項18のいずれかに記載のチョッパ回路と、前記チョ
ッパ回路のチョッパ電圧を蓄電する蓄電部とを備えるチ
ョッパ式充電回路であることを特徴としている。
【0041】請求項30記載の構成は、請求項29記載
のチョッパ式充電回路を内蔵するとともに、前記チョッ
パ式充電回路から給電される電力によって動作する電子
機器であることを特徴としている。
【0042】請求項31記載の構成は、請求項29記載
のチョッパ式充電回路と、前記チョッパ式充電回路から
給電される電力によって時刻を計時して表示するする時
刻表示部とを備える計時装置であることを特徴としてい
る。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、チョッパ式充電回路を適用
した腕時計を本発明の一実施形態として説明する。
【0044】(1) 第1実施形態 (1−1) 第1実施形態の構成 図1は、本発明の第1実施形態に係る腕時計に使用され
るチョッパ式充電回路の回路図である。このチョッパ式
充電回路10は、図12に示すアンド回路3に代えて貫
通電流防止回路20が配置される点を除き、ほとんど従
来のチョッパ式充電回路1と同様であるため、同様の部
分については同一の番号を付し、その詳細な説明を省略
する。
【0045】チョッパ式充電回路10は、クロック信号
を出力する発振回路2Aと、交流発電機AGの出力端子
A、Bの電圧と電源の正側電圧Vddを比較するコンパ
レータCOM1、COM2(起電圧検出用の比較部)
と、コンパレータCOM1の出力信号SP1によってオ
ン・オフが制御されるPチャンネルFETP1(充電用
のスイッチ部)と、コンパレータCOM2の出力信号S
P2によってオン・オフが制御されるPチャンネルFE
TP2(充電用のスイッチ部)とを備えて構成されてい
る。また、チョッパ式充電回路10は、交流発電機AG
の出力端子A、Bに接続されたNチャンネルFETN
1、N2(閉ループ用のスイッチ部)と、Nチャンネル
FETN1、N2のオン・オフを制御する貫通電流防止
回路20(制御部)と、充電電流を蓄電する大容量コン
デンサ4(蓄電部)とを備えて構成されている。ここ
で、ダイオードD1、D2、D3、D4(一方向性素
子)は、各々PチャンネルFETP1、P2及びNチャ
ンネルFETN1、N2の寄生ダイオードであるが、通
常のダイオードであってもよい。
【0046】図2は、貫通電流防止回路20及びその周
辺構成を示す回路図である。図2において、発振回路2
Aは、水晶振動子を有する発振回路22aと、分周回路
22bとを備えて構成されている。そして、分周回路2
2bは、発振回路22aより出力された例えば32kH
zのクロック信号を複数の周波数に分周して貫通電流防
止回路20に供給する。ここで、発振回路2Aは、少な
くとも2kHz、4kHz、8kHzのクロック信号C
L2、CL4、CL8を出力する。2kHzのクロック
信号CL2は、このチョッパ式充電回路10の短絡期間
を設定するための基準クロックである。そして、2kH
zのクロック信号CL2がHレベルである期間は短絡期
間として設定され、2kHzのクロック信号CL2がL
レベルである期間は充電(開放)期間として設定され
る。また、4kHz及び8kHzのクロック信号CL4
及びCL8は、貫通電流防止回路20において後述する
信号RSTを生成するための信号である。
【0047】貫通電流防止回路20は、4つのアンド回
路21、22、23と、D−FF(D−フリップフロッ
プ)回路26と、ノア回路27と、エッジ検出回路28
とを備えて構成されている。アンド回路21は、コンパ
レータCOM1の出力信号SP1とコンパレータCOM
2の出力信号SP2の論理積を演算する。アンド回路2
1の出力信号SA1は、アンド回路22の一方の入力端
子に供給される。このため、信号SA1は、信号SP
1、SP2の両信号がHレベルの場合、すなわち、Pチ
ャンネルFETP1、P2の両方がオフ状態の場合にH
レベルになる。アンド回路22は、信号SA1と2kH
zのクロック信号CL2の論理積を演算する。アンド回
路22の出力信号は、アンド回路23の一方の入力端子
と、D−FF回路26のクロック入力端子に供給され
る。このため、アンド回路22の出力信号は、2kHz
のクロック信号CL2がHレベルの期間(短絡期間)で
あって、PチャンネルFETP1、P2の両方がオフ状
態の場合にHレベルになる。ここで、アンド回路22の
出力信号は、前述したアンド回路3の出力信号SNと同
様の信号であるため、以下、信号SNと表す。
【0048】D−FF回路26(オフ制御部、閉ループ
禁止部)は、クロック入力端子に供給される信号SNが
立ち上がるとD入力端子に供給されているHレベルの信
号を取り込んで反転Q出力端子をLレベルにする。ま
た、D−FF回路26は、クリア端子CLRに供給され
る信号RSTがLレベルになるとクリアされる。D−F
F回路26の反転Q出力端子の信号は、オン禁止信号S
ON1としてアンド回路23の他方の入力端子に供給さ
れる。オン禁止信号SON1は、アンド回路23を開閉
する信号として機能する。オン禁止信号SON1がHレ
ベルの場合には、アンド回路23の他方の入力端子に供
給される信号SNが、信号SN1としてNチャンネルF
ETN1、N2のゲートに供給される。一方、オン禁止
信号SON1がLレベルの場合には、アンド回路23の
他方の入力端子に供給される信号SNが、Nチャンネル
FETN1、N2のゲートに供給されないため、Nチャ
ンネルFETN1、N2はオフ状態に維持されることと
なる。
【0049】ノア回路27は、2kHzのクロック信号
CL2と4kHzのクロック信号CL4の否定論理和を
演算する。ノア回路27の出力信号SRは、エッジ検出
回路28に供給される。エッジ検出回路28(オフ解除
部、閉ループ禁止部)は、2つのD−FF回路29、3
0と、インバータ31と、ナンド回路32とを備えて構
成されている。D−FF回路29は、クロック入力端子
に供給されている8kHzのクロック信号CL8が立ち
上がると、D入力端子に供給されている信号SRを取り
込んで、Q出力端子を信号SRの信号レベルにする。D
−FF回路30は、インバータ31を介してクロック入
力端子に供給されている8kHzのクロック信号CL8
が立ち下がると、D入力端子に供給されているD−FF
回路29のQ出力端子の信号レベルを取り込んで、反転
Q出力端子を取り込んだ信号レベルに対して反転させた
信号レベルにする。そして、このD−FF回路29のQ
出力端子の出力信号とD−FF回路30の反転Q出力端
子の出力信号は、ナンド回路32の両出力端子に供給さ
れ、両信号の否定論理積が演算される。ナンド回路32
の出力信号RSTは、D−FF回路26のクリア端子に
供給される。
【0050】具体的に説明すると、エッジ検出回路28
においては、8kHzのクロック信号CL8が立ち上が
ったときの信号SRの信号レベルを、D−FF回路29
の出力端子Qからナンド回路32の一方の入力端子に供
給する。そして、クロック信号CL8が次に立ち下がっ
たときに、D−FF回路29の出力端子Qから出力され
た信号の信号レベルを反転した信号レベルをD−FF回
路30の反転出力端子Qからナンド回路32の他方の入
力端子に供給する。換言すれば、ナンド回路32の一方
の入力端子には、クロック信号CL8が立ち上がったと
きの信号SRの信号レベルが供給されることとなる。一
方、ナンド回路32の他方の入力端子には、クロック信
号CL8が前回に立ち上がったときの信号SRの信号レ
ベルを反転した信号レベルが供給されることとなる。従
って、信号SRの信号レベルがHレベルに変化した場合
は、クロック信号CL8の立ち上がりの時点から立ち下
がりの時点まで、エッジ検出回路28の出力信号RST
はLレベルになる。これに対して、信号RSTがLレベ
ルからHレベルに移行した後であって、信号SRの信号
レベルが一定の場合及び信号SRの信号レベルがLレベ
ルに変化した場合は、エッジ検出回路28の出力信号R
STはHレベルに維持される。これにより、信号SRの
信号レベルがHレベルに変化した場合は、エッジ検出回
路28の出力信号RSTにより、D−FF回路26がク
リアされる。
【0051】次に、交流発電機AGとその周辺機構の構
成を説明する。図3は、交流発電機AGとその周辺機構
の構成を示す斜視図である。図3に示されるように、交
流発電機AGは、ロータ35とステータ36を備えてい
る。そして、交流発電機AGは、2極磁化されたディス
ク状のロータ35が回転すると、ステータ36の発電コ
イル37に起電力が発生し、交流出力が取り出せるよう
になっている。また、図3において、38は、腕時計本
体ケース内で旋回運動を行う回転錘であり、39は、回
転錘38の回転運動を交流発電器AGに伝達する輪列機
構である。回転錘38は、腕時計を装着した人の腕の振
りに応じて回転し、これに伴って交流発電機AGから起
電力が得られるようになっている。なお、交流発電機A
Gには、リューズを手で回してロータを回転させて発電
するものや、ゼンマイを巻いて、その開放力でロータを
回転させて発電するものなどがある。したがって、交流
発電機は広く適用されている。
【0052】交流発電機AGから出力された交流は、本
実施形態のチョッパ式充電回路10で整流され、処理装
置40(時刻表示部)に供給される。処理装置40は、
チョッパ式充電回路10から供給される電力によって時
計装置41を駆動する。この時計装置41(時刻表示
部)は、発振回路2Aより出力されるクロック信号CL
1に基づいて時計動作を行う。以上のように、クロック
信号CL1を生成する発振回路2Aをチョッパ式充電回
路10と時計装置41とで兼用している。この結果、腕
時計全体の回路構成を簡易にすると共に、腕時計全体と
して消費電流を削減することができる。なお、時計装置
41が時刻を表示する方法には、針で表示する方法や、
数字で表示する方法のいずれも適用できるのはいうまで
もない。
【0053】(1−2) 第1実施形態の動作 次に、前述した構成による実施形態の動作について、図
15および図16に示されるフローチャートおよび図4
に示されるタイミングチャートを参照して説明する。本
動作例における腕時計は、腕に装着されていて、この腕
時計に装備されている交流発電機AGには、断続的に起
電力が発生しているものとする。ここで、図4は、本実
施形態に係るチョッパ式充電回路10のタイミングチャ
ートである。なお、時刻t1においては、コンパレータ
COM1の出力信号SP1及びコンパレータCOM2の
出力信号SP2がHレベルであって、PチャンネルFE
TP1、P2はオフ状態である場合、つまり、交流発電
機AGの入力端子A、Bの電圧が電源Vddの電圧以下
の場合を想定している。
【0054】図4(a)に示されるように、時刻t1に
おいて分周回路22bから出力された2kHzのクロッ
ク信号CL2がHレベルとなることによって充電(開
放)期間から短絡期間に移行する(ステップS1)。そ
して、図4(k)に示されるように、アンド回路22の
出力信号SNがHレベルになる。ここで、図4(e)、
(g)に示されるように、2kHz、4kHz及び8k
Hzのクロック信号CL2、CL4、CL8は、分周回
路22bより立ち上がりのタイミングが同一に発生して
いる。このため、図4(f)に示されるように、ノア回
路27の出力信号SRは、時刻t1においてLレベルに
なる。ここで、信号SRがLレベルの場合には、図4
(h)に示されるように、エッジ検出回路28の出力信
号RSTはHレベルに維持される。したがって、オン禁
止信号SON1は、図4(i)に示されるように、Hレ
ベルに維持される。これにより、信号SNはアンド回路
23を介して信号SN1としてNチャンネルFETN
1、N2のゲートに供給される。したがって、図4
(j)に示されるように、時刻t1において信号SN1
がHレベルになると、NチャンネルFETN1、N2は
オン状態に切り換わる。この結果、図1において符号α
で示されるように、チョッパ式充電回路10には、交流
発電機AG、NチャンネルFETN1、N2による閉ル
ープが形成される。そして、この閉ループ内において交
流発電機AGの起電圧に応じた電流i1が流れることに
より、発電コイル37のインダクタンスにエネルギーが
蓄積される。なお、閉ループは、発電コイル37の両端
を短絡するようにしてもよいし、ダイオードや抵抗等を
介してもよい。
【0055】次に、図4(a)に示されるように、時刻
t2において2kHzのクロック信号CL2がLレベル
になると短絡期間が終了する。そして、図4(k)に示
されるように、信号SNはLレベルになる。したがっ
て、図4(j)に示されるように、信号SN1はLレベ
ルとなり、NチャンネルFETN1、N2はオフ状態に
切り換わる。短絡期間から充電(開放)期間に移行する
と(ステップS2;YES)、出力端子Aの電圧が発電
コイル37のインダクタンスに蓄積されたエネルギーに
よって昇圧される。時刻t3において出力端子Aの電圧
が電圧Vddに達すると、コンパレータCOM1の出力
信号SP1がLレベルになり、PチャンネルFETP1
はオン状態になる。この結果、大容量コンデンサ4への
電流経路が形成され、図1において符号βで示されるよ
うに、充電電流i2が大容量コンデンサ4に流れる。し
たがって、大容量コンデンサ4において充電が開始され
る(ステップS3)。なお、ここでは、出力端子Aの電
圧が昇圧した場合を説明しているが、出力端子Bの電圧
が昇圧した場合には、コンパレータCOM1とPチャン
ネルFETP1に代えて、コンパレータCOM2とPチ
ャンネルFETP2を動作させる点を除けば出力端子A
の電圧が昇圧した場合と同様の動作となるため、説明を
省略する。
【0056】次に、図4(e)に示される時刻t4にお
いて、4kHzのクロック信号CL4がLレベルになる
ため、図4(f)に示されるように、信号SRはHレベ
ルになる。この場合、エッジ検出回路28によって、時
刻t5における8kHzのクロック信号CL8の立ち上
がりが検出されると、図4(h)に示されるように、エ
ッジ検出回路28の出力信号RSTはLレベルになる。
そして、エッジ検出回路28によって、時刻t6におけ
る8kHzのクロック信号CL8の立ち下がりが検出さ
れると、エッジ検出回路28の出力信号RSTは再びH
レベルになる。エッジ検出回路28の出力信号RSTが
Lレベルになると、D−FF回路26がクリアされるた
め、オン禁止信号SON1はHレベルになる(ステップ
S4)。すなわち、2kHz及び4kHzのクロック信
号CL2、CL4がLレベルになると、所定期間経過後
にD−FF回路26がクリアされ、オン禁止信号SON
1はHレベルになる。これにより、オン禁止信号SON
1は、2kHzのクロック信号CL2がHレベルになる
直前、すなわち、短絡期間に移行する前に、必ずHレベ
ルの信号が出力されるようになる。図4においては、時
刻t5においてD−FF回路26がクリアされている。
なお、図4(i)に示されるように、オン禁止信号SO
N1は、時刻t5において既にHレベルであるため、そ
のままHレベルに維持される。
【0057】そして、充電によって出力端子Aの電位が
徐々に減少していき、時刻t7において出力端子Aの電
圧が電圧Vdd以下になると、コンパレータCOM1の
出力信号SP1がHレベルになるため、PチャンネルF
ETP1はオフ状態に切り換わる。この場合には、信号
SP1及び信号SP2は、共にHレベルになるため、図
4(c)に示されるように、信号SA1はHレベルにな
る。
【0058】ところで、PチャンネルFETP1、P2
は、一般に、充電経路の損失を低減させて充電効率を向
上させるために、PチャンネルFETP1、P2のソー
ス、ドレイン間の導通抵抗(オン抵抗)が小さいものが
用いられる。このため、前述したように充電中に出力端
子Aの電圧が電圧Vdd近傍になりPチャンネルFET
P1がオン状態からオフ状態に切り換わると、ダイオー
ドD1の順方向電圧降下によってコンパレータCOM1
の両端電圧が上昇し、PチャンネルFETP1がオン状
態に再度切り換わるという動作を繰り返す。すなわち、
充電終了時にPチャンネルFETP1が、オン・オフを
繰り返すという現象(チャタリング)が生じる(図4に
示される時刻t7から時刻t9までの期間)。
【0059】このため、時刻t8において2kHzのク
ロック信号CL2がHレベルになって充電(開放)期間
から短絡期間に移行すると(ステップS5;YES)、
図4(k)に示されるように、信号SNは、コンパレー
タCOM1から出力される信号SP1の信号レベルの切
り換わりに応じて信号レベルを切り換える。この場合に
おいて、信号SNの信号レベルが切り換わるタイミング
は、アンド回路21、22の遅れ時間によって、コンパ
レータCOM1の信号SP1の信号レベルが切り換わる
タイミングより若干遅くなる。このような場合に、アン
ド回路23を介した信号SNをNチャンネルFETN
1、N2のゲートに供給すると、PチャンネルFETP
1とNチャンネルFETN1、N2の両方がオン状態に
なる期間が生じるため、大容量コンデンサ4から貫通電
流が流れてしまい充電効率が低下する。
【0060】本実施形態においては、時刻t8において
2kHzのクロック信号CL2がHレベルとなり短絡期
間に移行すると、信号SNがD−FF回路26に供給さ
れる。ここで、PチャンネルFETP1においてチャタ
リングが生じている場合には、PチャンネルFETP1
のオン・オフに応じて信号SA1の信号レベルが切り換
わる(図4(c))。したがって、チャタリングは、P
チャンネルFETP1、あるいはP2がオンからオフに
なる時点に発生することがわかる。すなわち、チャタリ
ングの検出は信号SNのLレベルからHレベルになる立
ち上がりを検出すればよい。したがって、図4(k)に
示されるように、時刻t8以降において信号SNの信号
レベルがHレベルに立ち上がる(ステップS6;YE
S)。このため、D−FF回路26により信号SNの立
ち上がりが検出されて、図4(i)に示されるように、
オン禁止信号SON1はLレベルになる(ステップS
7)。これにより、短絡期間に移行した時点においてP
チャンネルFETP1にチャタリングが生じている場合
には、オン禁止信号SON1がLレベルになり、Nチャ
ンネルFETN1、N2はオフ状態に維持される(ステ
ップS8)。そして、前述したように、オン禁止信号S
ON1は、短絡期間が終了した後(ステップS9;YE
S)、次の短絡期間に移行する前にエッジ検出回路28
によって必ずHレベルに戻される。したがって、オン禁
止信号SON1は、図4(i)に示されるように、時刻
t10になるとHレベルになる(ステップS10)。
【0061】すなわち、短絡期間に移行した時点におい
てPチャンネルFETP1にチャタリングが生じている
場合には、次の短絡期間に移行するまでにオン禁止信号
SON1をLレベルにすることにより、NチャンネルF
ETN1、N2をオフ状態に維持して、PチャンネルF
ETP1とNチャンネルFETN1、N2の両方がオン
状態にならないようにしている。これにより、大容量コ
ンデンサ4から貫通電流が流れることを防止することが
できる。
【0062】また、次の短絡期間に移行する前にオン禁
止信号SON1を必ずHレベルにすることにより、次の
短絡期間に移行する前に信号SNをNチャンネルFET
N1、N2のゲートに供給することができる。従って、
時刻t11において、充電(開放)期間が終了し(ステ
ップS11;YES)、2kHzのクロック信号CL2
がHレベルとなり次の短絡期間に移行すると、図4
(j)に示されるように、信号SN1がHレベルにな
り、NチャンネルFETN1、N2はオン状態に切り換
わる。これにより、交流発電機AG、NチャンネルFE
TN1、N2による閉ループが形成され、交流発電機A
Gの発電に応じて発電コイル37のインダクタンスにエ
ネルギーが蓄積される。その結果、大容量コンデンサ4
の充電動作を開始することができる。これにより、本実
施形態のチョッパ式充電回路10は、短絡期間に移行し
た際にPチャンネルFETP1、P2の両方がオフ状態
でないと判断した場合には、NチャンネルFETN1、
N2を一定期間オフ状態に維持するため、大容量コンデ
ンサ4から貫通電流が流れてしまうことを防止し、ひい
てはチョッパ式充電回路10の充電効率を高めている。
【0063】(2) 第2実施形態 (2−1) 第2実施形態の構成 図5は、第2実施形態に係る腕時計に使用されるチョッ
パ式充電回路の貫通電流防止回路及びその周辺構成を示
す回路図である。この貫通電流防止回路20Aは、図2
に示すD−FF回路26とアンド回路23との間に充電
終了検出回路45及びオア回路47を配置している点を
除いて第1実施形態のチョッパ式充電回路10と同様で
あるため、同様の部分は同一の符号を付して示し、重複
した説明は省略する。
【0064】貫通電流防止回路20Aにおいて、充電終
了検出回路45は、D−FF回路48とアンド回路49
とを備えて構成される。D−FF回路48は、クロック
入力端子にエッジ検出回路28のインバータ31から出
力される信号、すなわち、8kHzのクロック信号CL
8の反転信号が供給される。そして、D−FF回路48
は、この供給された信号が立ち上がったときにD入力端
子に供給されているHレベルの信号を取り込んでQ出力
端子をHレベルにする。D−FF回路48の反転Q出力
端子の信号は、信号SQ2としてオア回路47の一方の
入力端子に供給される。アンド回路49は、D−FF回
路26のQ出力端子の信号と、信号SNが供給され、こ
れら両信号の論理積を演算する。アンド回路49の出力
信号RST2は、D−FF回路48のクリア端子CLR
に供給される。このため、信号RST2がLレベルにな
ると、D−FF回路48がクリアされる。
【0065】オア回路47は、充電終了検出回路45の
出力信号SQ2と信号SQの論理和を演算する。オア回
路47の出力信号は、オン禁止信号SON2としてアン
ド回路23の他方の入力端子に供給される。
【0066】(2−2) 第2実施形態の動作 次に、前述した構成による実施形態の動作について、図
17および図18に示されるフローチャートおよび図6
に示されるタイミングチャートを参照して説明する。本
動作例における腕時計は、腕に装着されていて、この腕
時計に装備されている交流発電機AGには、断続的に起
電力が発生しているものとする。ここで、図6は、本実
施形態に係るチョッパ式充電回路のタイミングチャート
である。なお、時刻t1においては、コンパレータCO
M1の出力信号SP1及びコンパレータCOM2の出力
信号SP2はHレベルであって、PチャンネルFETP
1、P2はオフ状態である場合、つまり、交流発電機A
Gの入力端子A、Bの電圧が電源Vddの電圧以下の場
合を想定している。
【0067】この貫通電流防止回路20Aは、前述した
ようにD−FF回路26とアンド回路23との間に充電
終了検出回路45及びオア回路47が配置される点を除
いて第1実施形態の貫通電流防止回路20と同一である
ため、同一の信号の説明は省略し、異なる信号のみ説明
する。
【0068】図6(a)に示されるように、時刻t1に
おいて分周回路22bから出力された2kHzのクロッ
ク信号CL2がHレベルになることによって充電(開
放)期間から短絡期間に移行する(ステップS21)。
そして、図6(n)に示されるように、アンド回路22
の出力信号SNがHレベルになる。このとき、図6
(i)に示されるように、信号SQはHレベルであるた
め、図6(l)に示されるように、オン禁止信号SON
2は、Hレベルになっている。このため、信号SNは、
アンド回路23を介して信号SN2としてNチャンネル
FETN1、N2のゲートに供給される。これにより、
図6(m)に示されるように、時刻t1において信号S
N2がHレベルになり、NチャンネルFETN1、N2
はオン状態に切り換わる。この結果、図1において符号
αで示されるように、チョッパ式充電回路10には、交
流発電機AG、NチャンネルFETN1、N2による閉
ループが形成される。そしてこの閉ループ内において交
流発電機AGの起電圧に応じた電流i1が流れることに
より、発電コイル37のインダクタンスにエネルギーが
蓄積されるなお、このとき、図6(j)に示されるよう
に、信号RST2はLレベルに維持されるため、D−F
F回路48はクリアされる。そして、図6(k)に示さ
れるように、充電終了検出回路45の出力信号SQ2は
Lレベルに維持される。
【0069】次に、図6(a)に示されるように、時刻
t2において2kHzのクロック信号CL2がLレベル
に立ち下がると短絡期間は終了する。そして、図6
(n)に示されるように、信号SNはLレベルになる。
このため、図6(m)に示されるように、信号SN2は
Lレベルとなり、NチャンネルFETN1、N2はオフ
状態に切り換わる。短絡期間から充電(開放)期間に移
行すると(ステップS2;YES)、出力端子Aの電圧
が発電コイル37のインダクタンスに蓄積されたエネル
ギーによって昇圧される。時刻t3において出力端子A
の電圧が電圧Vddに達すると、コンパレータCOM1
の出力信号SP1がLレベルになってPチャンネルFE
TP1はオン状態になる。この結果、大容量コンデンサ
4への電流経路が形成される。すなわち、図1において
符号βで示されるように、充電電流i2が大容量コンデ
ンサ4に流れ、充電が開始される(ステップS23)。
なお、ここでは、出力端子Aの電圧が昇圧した場合を説
明しているが、出力端子Bの電圧が昇圧した場合には、
コンパレータCOM1とPチャンネルFETP1に代え
て、コンパレータCOM2とPチャンネルFETP2を
動作させる点を除けば出力端子Aの電圧が昇圧した場合
と同様の動作となるため、説明を省略する。また、時刻
t4から時刻t9までの動作は第1実施形態と同一であ
るので詳細な説明は省略する。
【0070】次に、図6(e)に示されるように、時刻
t4において4kHzのクロック信号CL4はLレベル
になる。したがって、図6(f)に示されるように、信
号SRはHレベルになる。この場合、エッジ検出回路2
8により時刻t5における8kHzのクロック信号CL
8の立ち上がりが検出され、図6(h)に示されるよう
に、エッジ検出回路28の出力信号RSTはLレベルに
なる。そして、時刻t6において8kHzのクロック信
号CL8が立ち下がると、信号RSTは再びHレベルに
なる。このように、信号RSTがLレベルになると、D
−FF回路26がクリアされ、信号SQはHレベルにな
る(ステップS24)。ここでは、時刻t5においてD
−FF回路26がクリアされている。なお、図6(i)
に示されるように、信号SQは、時刻t5において既に
Hレベルであるため、そのままHレベルに維持される。
そして、充電によって出力端子Aの電位が徐々に減少し
ていき、時刻t7において出力端子Aの電圧が電圧Vd
d以下になると、前述したように、PチャンネルFET
P1にチャタリングが生じるため、信号SA1の信号レ
ベルがHレベルとLレベルとに頻繁に切り換わる(図6
において、時刻t7から時刻t9までの期間)。このた
め、時刻t8において2kHzのクロック信号CL2が
Hレベルになって充電(開放)期間から短絡期間に移行
すると(ステップS25;YES)、図6(n)に示さ
れるように、信号SNは、コンパレータCOM1から出
力される信号SP1の信号レベルの切り換わりに応じて
信号レベルを切り換える。また、時刻t8において2k
Hzのクロック信号CL2がHレベルになって充電(開
放)期間から短絡期間に移行すると、チャタリングが発
生し(ステップS26;YES)、信号SNはHレベル
になる。したがって、図6(i)に示されるように、信
号SQはLレベルになる(ステップS27)。
【0071】信号SQがLレベルの場合には、D−FF
回路26のQ出力端子はHレベルになるため、図6
(j)に示されるように、充電終了検出回路45にある
アンド回路49の出力信号RST2は、信号SNのHレ
ベルとLレベルの切り換わりに応じてLレベルとHレベ
ルに切り換わる(時刻t8から時刻t9)。この場合、
D−FF回路48は、リセット(クリア)/セットを繰
り返すことになる。ここで、チャタリングの周波数は8
kHzのクロック信号CL8に比して高い周波数(約1
00kHz)である。したがって、D−FF回路48が
リセット(クリア)/セットを繰り返している間は、ク
ロック入力端子に供給されている8kHzのクロック信
号CL8の反転信号が立ち上がっても、図6(k)に示
されるように、信号SQ2はLレベルに維持される。こ
れにより、時刻t8において信号SQ及び信号SQ2は
Lレベルになる。したがって、図6(l)に示されるよ
うに、オン禁止信号SON2は、Lレベルになり、Nチ
ャンネルFETN1、N2はオフ状態に維持される(ス
テップS28)。
【0072】時刻t9においてPチャンネルFETP1
のチャタリングが終了し(ステップS29;YES)、
信号RST2がHレベルに安定すると(図6(j))、
時刻t10において充電終了検出回路45により8kH
zのクロック信号CL8の立ち下がりが検出される。そ
して、図6(k)に示されるように、充電終了検出回路
45から出力される信号SQ2はHレベルになる(ステ
ップS30)。これにより、図6(l)に示されるよう
に、オン禁止信号SON2がHレベルになり、信号SN
がNチャンネルFETN1、N2のゲートに供給され
る。この場合、時刻t10において信号SNはHレベル
であるため、NチャンネルFETN1、N2はオン状態
に制御される。そして、チョッパ式充電回路10には、
交流発電機AG、NチャンネルFETN1、N2による
閉ループが形成される。これにより、交流発電機AGの
起電圧に応じて電流i1が流れ、発電コイル37のイン
ダクタンスにエネルギーを蓄積することができる。そし
て、前述したように、信号SQは、短絡期間が終了した
後(ステップS31;YES)、次の短絡期間に移行す
る前にエッジ検出回路28によってHレベルに戻される
(ステップS32)。
【0073】すなわち、本実施形態においては、短絡期
間に移行したときにPチャンネルFETP1、P2にチ
ャタリングが生じている場合には、充電終了検出回路4
5によりチャタリングが終了したことが検出されるま
で、オン禁止信号SON2をLレベルに維持し、Nチャ
ンネルFETN1、N2をオフ状態に維持している。こ
れにより、PチャンネルFETP1またはP2とNチャ
ンネルFETN1、N2の両方がオン状態になる場合を
防止でき、ひいては大容量コンデンサ4から貫通電流が
流れることを防止することができる。また、充電終了検
出回路45によりチャタリングが終了したことが検出さ
れた場合には、オン禁止信号SON2をHレベルにする
ことにより、チャタリングの終了後すぐに信号SNをN
チャンネルFETN1、N2のゲートに供給することが
できる。また、短絡期間の場合は、チャタリング終了後
すぐにNチャンネルFETN1、N2をオン状態に切り
換えることができ、交流発電機AGの発電に応じて発電
コイル37のインダクタンスにエネルギーを蓄積するこ
とができる。従って、時刻t11において短絡期間が終
了し、NチャンネルFETN1、N2がオフ状態になる
と、チャタリング終了後に発電コイル37のインダクタ
ンスに蓄積されたエネルギーによって出力端子Aの電圧
が昇圧され、大容量コンデンサ4への充電が行われる
(時刻t12から時刻t13)。
【0074】また、本実施形態のチョッパ式充電回路1
0は、短絡期間に移行した際にPチャンネルFETP
1、P2の両方がオフ状態ではないと判断した場合に
は、チャタリングが終了するまで、NチャンネルFET
N1、N2をオフ状態に維持するため、大容量コンデン
サ4から貫通電流が流れてしまう場合を防止し、ひいて
はチョッパ式充電回路10の充電効率を高めている。ま
た、本実施形態のチョッパ式充電回路10は、チャタリ
ングの終了後すぐにNチャンネルFETN1、N2をオ
ン状態に切り換えることができるため、第1実施形態に
比して充電効率を高めることが可能である。
【0075】(3) 第3実施形態 (3−1) 第3実施形態の構成 図7は、第3実施形態に係る腕時計に使用されるチョッ
パ式充電回路の貫通電流防止回路を示す回路図である。
このチョッパ式充電回路は、図1に示す貫通電流防止回
路20に代えて、貫通電流防止回路20Bが配置される
点を除いて第1実施形態のチョッパ式充電回路10と同
様であるため、同様の部分は同一の符号を付して示し、
重複した説明を省略する。
【0076】図7において、発振回路2Aは、第1実施
形態の発振回路2Aと同様の構成であるが、ここでは、
2kHzのクロック信号CL1と、このクロック信号C
L1より高い周波数、例えば32kHzのクロック信号
CLXを貫通電流防止回路20Bに供給するようになっ
ている。このクロック信号CLXは、後述するタイマー
カウンタ56の入力端子に供給される。
【0077】貫通電流防止回路20Bは、4つのアンド
回路21、22、23、54と、D−FF回路55と、
タイマーカウンタ56とを備えて構成される。D−FF
回路55は、クロック入力端子に供給される信号SA1
が立ち上がると、D入力端子に供給されているHレベル
の信号を取り込んでQ出力端子をHレベルにするととも
に、反転Q出力端子をLレベルにする。また、D−FF
回路55は、クリア端子CLRに供給される信号STが
Lレベルになるとクリアされる。D−FF回路55の反
転Q出力端子の信号は、オン禁止信号SON3としてア
ンド回路23の一方の入力端子に供給される。また、D
−FF回路55のQ出力端子の信号は、信号SQ3とし
てアンド回路54の一方の入力端子に供給される。ここ
で、信号SQ3は、アンド回路54を開閉する信号とし
て機能する。そして、信号SQ3がHレベルのときに
は、信号SA1がアンド回路54を介して信号SA4と
なり、信号SA4がタイマーカウンタ56のセット/リ
セット端子に供給される。従って、D−FF回路55
は、PチャンネルFETP1、P2の両方がオフ状態に
なると、オン禁止信号SON3をLレベルにするととも
に、信号SQ3をHレベルにする。これにより、信号S
A1がアンド回路54を介してタイマーカウンタ56の
セット/リセット端子に供給される。
【0078】タイマーカウンタ56は、セット/リセッ
ト端子に供給されている信号SA4がHレベルになる
と、入力端子に供給されているクロック信号CLXをカ
ウントする。そして、信号SA4がLレベルになると、
このカウント値をリセットする。また、タイマーカウン
タ56は、カウント値がレジスタ57に保存されている
設定値に達すると、出力端子より出力されるキャリー信
号STを短期間Lレベルに立ち下げるとともに、カウン
ト値をリセットする。従って、タイマーカウンタ56
は、PチャンネルFETP1、P2の両方がオフ状態に
なった後に、アンド回路54を介して供給される信号S
A1がHレベルの期間をカウントし、Hレベルの状態が
一定期間継続すると、キャリー信号STを短時間Lレベ
ルに立ち下げる。ここで、信号SA1は、Pチャンネル
FETP1、P2の両方がオフ状態の場合にHレベルに
なる信号であるため、タイマーカウンタ56は、Pチャ
ンネルFETP1、P2がオフ状態に維持されている期
間を計測する。
【0079】(3−2) 第3実施形態の動作 次に、前述した構成による実施形態の動作について、図
19および図20に示されるフローチャートおよび図8
に示されるタイミングチャートを参照して説明する。本
動作例における腕時計は、腕に装着されていて、この腕
時計に装備されている交流発電機AGには、断続的に起
電力が発生しているものとする。ここで、図8は、本実
施形態に係るチョッパ式充電回路のタイミングチャート
である。なお、時刻t1においては、コンパレータCO
M1の出力信号SP1及びコンパレータCOM2の出力
信号SP2がHレベルであって、PチャンネルFETP
1、P2はオフ状態である場合、つまり、交流発電機A
Gの入力端子A、Bの電圧が電源Vddの電圧以下の場
合を想定している。また、時刻t1において、D−FF
回路55は、クリア端子CLRに供給されているST信
号によりリセット(クリア)されていることとする。
【0080】図8(a)に示されるように、時刻t1に
おいて発振回路2Aより出力される2kHzのクロック
信号CL1がHレベルに立ち上がり短絡期間になると
(ステップS41)、図8(d)に示されるように、信
号SNはHレベルになる。このとき、図8(e)に示さ
れるように、オン禁止信号SON3はHレベルであるた
め、信号SNがアンド回路23を介して信号SN3とし
てNチャンネルFETN1、N2のゲートに供給され
る。これにより、図8(h)に示されるように、信号S
N3がHレベルになり、NチャンネルFETN1、N2
はオン状態に切り換わる。この結果、図1において符号
αで示されるように、チョッパ式充電回路10には、交
流発電機AG、NチャンネルFETN1、N2による閉
ループが形成される。そして、交流発電機AGの起電圧
に応じて電流i1が流れ、発電コイル37のインダクタ
ンスにエネルギーが蓄積される。このとき、図8(f)
に示されるように、信号SA4はLレベルであるため、
タイマーカウンタ56は、カウント値がリセットされた
状態に維持される。そして、図8(g)に示されるよう
に、キャリー信号STはHレベルに維持される。
【0081】次に、図8(a)に示されるように、時刻
t2において2kHzのクロック信号CL1がLレベル
に立ち下がると、短絡期間が終了する。したがって、図
8(d)に示されるように、信号SNはLレベルにな
る。これにより、図8(h)に示されるように、信号S
N3はLレベルになり、NチャンネルFETN1、N2
はオフ状態に切り換わる。具体的には、短絡期間から充
電(開放)期間に移行すると(ステップS42;YE
S)、発電コイル37のインダクタンスに蓄積されたエ
ネルギーによって、例えば出力端子Aの電圧が昇圧され
る。そして、時刻t3において出力端子Aの電圧が電圧
Vddに達すると、コンパレータCOM1の出力信号S
P1がLレベルになってPチャンネルFETP1はオン
状態になる。この結果、大容量コンデンサ4への電流経
路が形成される。すなわち、図1において符号βで示さ
れるように、充電電流i2が大容量コンデンサ4に流
れ、充電が開始される(ステップS43)。
【0082】そして、充電によって出力端子Aの電位が
徐々に減少していき、時刻t4において出力端子Aの電
圧が電圧Vdd以下になると、前述したように、Pチャ
ンネルFETP1にチャタリングが生じるため、図8
(c)に示されるように、信号SA1の信号レベルがH
レベルとLレベルとに頻繁に切り換わる(時刻t4から
時刻t6までの期間)。この場合、時刻t4において信
号SA1がHレベルになると(ステップS44)、図8
(e)に示されるように、オン禁止信号SON3はLレ
ベルになる。そして、NチャンネルFETN1、N2は
オフ状態になる(ステップS45)。
【0083】また、信号SA1がHレベルになると、信
号SQ3がHレベルになるため、アンド回路54を介し
て信号SA1が信号SA4としてタイマーカウンタ56
のセット/リセット端子に供給される(ステップS4
6)。これにより、図8(f)に示されるように、時刻
t4において信号SA4がHレベルになり、信号SA4
(SA1)がHレベルの期間、すなわち、Pチャンネル
FETP1、P2がオフ状態である期間がタイマーカウ
ンタ56により計測される。この場合において、Pチャ
ンネルFETP1にチャタリングが生じている間は、信
号SA4がHレベルとLレベルとに頻繁に切り換わるた
め(ステップS47;NO)、カウント値はすぐにリセ
ットされる。一方チャタリングが終了してPチャンネル
FETP1、P2がオフ状態に安定すると、信号SA4
はHレベルに安定する。そして、カウント値がカウント
アップされる。従って、時刻t6において信号SA4が
Hレベルに安定すると(ステップS47;YES)、カ
ウント値がカウントアップされる(ステップS48)。
そして、時刻t7においてカウント値がレジスタ57に
保存されている設定値までカウントされると(ステップ
S49;YES)、図8(g)に示されるように、キャ
リー信号STは短期間Lレベルになる。
【0084】このように、キャリー信号STがLレベル
になると、D−FF回路55はクリアされる(ステップ
S50)。これにより、図8(e)に示されるように、
オン禁止信号SON3がHレベルになるとともに、図8
(f)に示されるように、信号SA4がLレベルにな
り、タイマーカウンタ56のカウント値がリセットされ
た状態に維持される。すなわち、PチャンネルFETP
1、P2がオフ状態になった時点からオフ状態の期間が
一定期間経過するまで、オン禁止信号SON3がLレベ
ルに維持されることにより、PチャンネルFETP1ま
たはP2にチャタリングが生じている期間は、Nチャン
ネルFETN1、N2がオフ状態に維持される。これに
より、PチャンネルFETP1またはP2とNチャンネ
ルFETN1、N2の両方がオン状態になる場合を防止
することができ、ひいては大容量コンデンサ4から貫通
電流が流れることを防止している。
【0085】そして、時刻t7においてオン禁止信号S
ON3がHレベルになると、信号SNがアンド回路23
を介してNチャンネルFETN1、N2のゲートに供給
される。この信号SNによってNチャンネルFETN
1、N2の制御が行われる。この場合においては、時刻
t7において信号SNはHレベルであるため、Nチャン
ネルFETN1、N2はオン状態に制御される。これに
より、交流発電機AG、NチャンネルFETN1、N2
による閉ループが形成され、交流発電機AGの起電圧に
応じて発電コイル37のインダクタンスにエネルギーが
蓄積される。そして、時刻t8において、短絡期間が終
了し(ステップS52;YES)、信号SNがLレベル
になると、NチャンネルFETN1、N2はオフ状態に
なる。そして、発電コイル37のインダクタンスに蓄積
されたエネルギーによって出力端子Aの電圧が昇圧さ
れ、大容量コンデンサ4の充電が行われる。
【0086】これにより、本実施形態においては、Pチ
ャンネルFETP1、P2がオフ状態になった時点から
オフ状態の期間が一定時間経過するまで、Nチャンネル
FETN1、N2をオフ状態に維持することにより、大
容量コンデンサ4から貫通電流が流れることを防止する
ことができる。また、オフ状態の期間が一定時間経過し
た後は、すぐにNチャンネルFETN1、N2をオン状
態に制御することができ、チョッパ式充電回路の充電効
率をより高めることができる。
【0087】(4) 変形例 (4−1) 第1変形例 前述の実施形態において、大容量コンデンサ4の充電時
においては、NチャンネルFETN1及びN2をオフ状
態に制御する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、大容量コンデンサ4の充電時の電流経路にあるN
チャンネルFETN1、N2がオン状態になるようにし
てもよい。この場合、例えば、図9に示されるように、
交流発電機AGの出力端子A、Bの電圧と基準電圧Vr
ef1とをそれぞれ比較するコンパレータCOM3、C
OM4(第2の制御部)と、各コンパレータCOM3、
COM4の出力信号と制御回路20の出力信号SN1と
の論理和を演算するオア回路OR1、OR2(第2の制
御部)とを追加し、オア回路OR1、OR2の各出力信
号をNチャンネルFETN1、N2のゲートに供給する
方法が考えられる。また、図10に示されるように、N
チャンネルFETN1、N2にそれぞれNチャンネルF
ETN3、N4(第2の充電用のスイッチ部)を並列接
続し、これらNチャンネルFETN3、N4のゲートに
交流発電機AGの出力端子A、Bの各電圧を供給する方
法が考えられる。このようにすれば、充電時に電流が流
れるダイオードD3またはD4の損失を低減することが
でき、チョッパ式充電回路の充電効率を高くすることが
できる。
【0088】(4−2) 第2変形例 前述の実施形態においては、交流発電機の起電力を充電
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、商
用交流電源や電波などの交流電源や、直流発電機などの
直流電源の電力を充電する場合にも広く適用することが
できる。また、電力を入力する方法は、図11に示され
るようにコイル(1次コイル、2次コイル)を介して非
接触で入力する方法などを広く適用することができる。
【0089】(4−3) 第3変形例 前述の実施形態においては、スイッチ部の一例として、
PチャンネルFET、NチャンネルFETの電界効果ト
ランジスタを使用する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、PチャンネルFETに代えてPNP型の
トランジスタ、または、NチャンネルFETに代えてN
PN型のバイポーラトランジスタを使用してもよい。ま
た、PチャンネルFETP1およびP2をダイオードに
置き換えてもよい。この場合、コンパレータCOM1お
よびCOM2は、それぞれダイオードの順方向電圧を検
出し、その出力信号SP1およびSP2は制御回路20
にのみ供給される。
【0090】(4−4) 第4変形例 前述の実施形態においては、全波整流を行うチョッパ式
充電回路に本発明を適用する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、半波整流を行うチョッパ式充電回
路に適用してもよい。
【0091】(4−5) 第5変形例 前述の実施形態においては、チョッパ式充電回路を腕時
計に適用する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、例えば置き時計、柱時計などのいわゆる時計や、
パーソナルコンピュータ、電卓、携帯電話などの電子機
器に内蔵された計時装置に適用してもよい。さらに、携
帯型の血圧計、ページャ、歩数計などの電子機器に広く
適用することができる。また、これらの電子機器に電池
とチョッパ式充電回路とを両方具備させて、蓄電量が少
なくなった場合に電池の電力で動作させるようにしても
よい。
【0092】(4−6) 第6変形例 前述の実施形態においては、チョッパ式充電回路に本発
明を適用する場合について述べたが、単にチョッパ電圧
を出力するチョッパ回路にも適用することができる。
【0093】
【発明の効果】前述したように本発明のチョッパ式充電
回路は、充電用のトランジスタP1、P2にチャタリン
グが発生している場合には、閉ループ用のトランジスタ
N1、N2を強制的に一定期間オフにすることにより、
貫通電流を防止して充電効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る腕時計に使用されるチョ
ッパ式充電回路の回路図である。
【図2】 前記チョッパ式充電回路の貫通電流防止回路
及びその周辺構成を示す回路図である。
【図3】 前記腕時計の交流発電機とその周辺機構の構
成を示す斜視図である。
【図4】 前記チョッパ式充電回路のタイミングチャー
トである。
【図5】 第2実施形態に係る腕時計に使用されるチョ
ッパ式充電回路の貫通電流防止回路及びその周辺構成を
示す回路図である。
【図6】 前記チョッパ式充電回路のタイミングチャー
トである。
【図7】 第3実施形態に係る腕時計に使用されるチョ
ッパ式充電回路の貫通電流防止回路を示す回路図であ
る。
【図8】 前記チョッパ式充電回路のタイミングチャー
トである。
【図9】 変形例1に係るチョッパ式充電回路の回路図
である。
【図10】 変形例1に係るチョッパ式充電回路の回路
図である。
【図11】 交流電源の電力を非接触で入力する方法を
示す図である。
【図12】 従来のチョッパ式充電回路の回路図であ
る。
【図13】 前記チョッパ式充電回路のタイミングチャ
ートである。
【図14】 前記チョッパ式充電回路に流れる充電電流
の波形図と拡大波形図である。
【図15】 第1実施形態に係る腕時計に使用されるチ
ョッパ式充電回路の動作例を示すフローチャート(その
1)である。
【図16】 第1実施形態に係る腕時計に使用されるチ
ョッパ式充電回路の動作例を示すフローチャート(その
2)である。
【図17】 第2実施形態に係る腕時計に使用されるチ
ョッパ式充電回路の動作例を示すフローチャート(その
1)である。
【図18】 第2実施形態に係る腕時計に使用されるチ
ョッパ式充電回路の動作例を示すフローチャート(その
2)である。
【図19】 第3実施形態に係る腕時計に使用されるチ
ョッパ式充電回路の動作例を示すフローチャート(その
1)である。
【図20】 第3実施形態に係る腕時計に使用されるチ
ョッパ式充電回路の動作例を示すフローチャート(その
2)である。
【符号の説明】
1、10……チョッパ式充電回路 2、2A……発振回路 4……大容量コンデンサ(蓄電部) 20、20A、20B……貫通電流防止回路(制御部) 21、22、23……アンド回路(閉ループ制御部) 26、55……D−FF回路(オフ制御部、閉ループ禁
止部) 28……エッジ検出回路(オフ解除部、閉ループ禁止
部) 40……処理装置(時刻表示部) 41……時計装置(時刻表示部) 45……充電終了検出回路(充電終了判定部) 56……タイマーカウンタ(充電終了判定部) A、B……出力端子 COM1、COM2……コンパレータ(起電圧検出用の
比較部、第1及び第2の比較部) D1、D2、D3、D4……ダイオード(一方向性素
子) N1、N2……NチャンネルFET(閉ループ用のスイ
ッチ部、第3及び第4のスイッチ部、スイッチ素子) P1、P2……PチャンネルFET(起電圧検出用のス
イッチ部、第1及び第2のスイッチ部、スイッチ素子)

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機によって発電される起電力をチョ
    ッパ電圧に変換し、そのチョッパ電圧を第1のラインと
    第2のラインとの間に発生させるチョッパ回路におい
    て、 前記第1のラインの電圧と前記発電機の起電力が供給さ
    れる入力端子の電圧とを比較する起電圧検出用の比較部
    と、 前記第1のラインと前記入力端子との間に設けられ、前
    記入力端子の電圧が所定の電圧以上の場合は、一方向に
    電流を流す充電用のスイッチ部と、 前記第2のラインと前記入力端子との間に設けられ、ス
    イッチ素子と、前記スイッチ素子に並列接続された一方
    向に電流を流す一方向性素子とを有する閉ループ用のス
    イッチ部と、 前記閉ループ用のスイッチ部のスイッチ素子を制御する
    制御部とを備え、 前記制御部は、 クロック信号に基づいて短絡期間を設定し、前記短絡期
    間に前記充電用のスイッチ部がオフの場合は、前記短絡
    期間が終了するまで前記閉ループ用のスイッチ部のスイ
    ッチ素子をオンにする閉ループ制御部と、 前記充電用のスイッチ部にチャタリングが発生している
    場合は、前記閉ループ用のスイッチ部のスイッチ素子を
    強制的に一定期間オフにする閉ループ禁止部とを有する
    ことを特徴とするチョッパ回路。
  2. 【請求項2】 電源の電力をチョッパ電圧に変換し、そ
    のチョッパ電圧を第1のラインと第2のラインとの間に
    発生させるチョッパ回路において、 前記第1のラインの電圧と前記電源の電力が供給される
    入力端子の電圧とを比較する起電圧検出用の比較部と、 前記第1のラインと前記入力端子との間に設けられ、前
    記入力端子の電圧が所定の電圧以上の場合は、一方向に
    電流を流す充電用のスイッチ部と、 前記第2のラインと前記入力端子との間に設けられ、ス
    イッチ素子と、前記スイッチ素子に並列接続された一方
    向に電流を流す一方向性素子とを有する閉ループ用のス
    イッチ部と、 前記閉ループ用のスイッチ部のスイッチ素子を制御する
    制御部とを備え、 前記制御部は、 クロック信号に基づいて短絡期間を設定し、前記短絡期
    間に前記充電用のスイッチ部がオフの場合は、前記短絡
    期間が終了するまで前記閉ループ用のスイッチ部のスイ
    ッチ素子をオンにする閉ループ制御部と、 前記充電用のスイッチ部にチャタリングが発生している
    場合は、前記閉ループ用のスイッチ部のスイッチ素子を
    強制的に一定期間オフにする閉ループ禁止部とを有する
    ことを特徴とするチョッパ回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のチョッパ
    回路において、 前記閉ループ禁止部は、 前記短絡期間に前記充電用のスイッチ部がオンからオフ
    になったことを検出することによりチャタリングが発生
    していると判定し、チャタリングが発生していると判定
    した場合は、前記閉ループ用のスイッチ部のスイッチ素
    子を強制的にオフにするオフ制御部と、 少なくとも次の短絡期間になる前に、前記オフ制御部に
    よる前記閉ループ用スイッチ部のスイッチ素子のオフを
    解除するオフ解除部とを有することを特徴とするチョッ
    パ回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のチョッパ回路において、 前記閉ループ禁止部は、 前記充電用のスイッチ部が一定期間オフになったことを
    検出することにより充電が終了したと判定する充電終了
    判定部を更に有し、 前記充電終了判定部により充電が終了したと判定される
    と、前記オフ制御部による前記閉ループ用スイッチ部の
    スイッチ素子のオフが解除されることを特徴とするチョ
    ッパ回路。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載のチョッパ
    回路において、 前記閉ループ禁止部は、 前記充電用のスイッチ部がオンからオフになったことを
    検出することによりチャタリングが発生していると判定
    し、チャタリングが発生していると判定した場合は、前
    記閉ループ用のスイッチ部のスイッチ素子を強制的にオ
    フにするオフ制御部と、 前記充電用のスイッチ部が一定期間オフになったことを
    検出することにより充電が終了したと判定し、充電が終
    了したと判定した場合は、前記オフ制御部による前記閉
    ループ用スイッチ部のスイッチ素子のオフを解除する充
    電終了検出部とを有することを特徴とするチョッパ回
    路。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のチョッパ回路において、 前記第2のラインと前記入力端子と対の関係にある他の
    入力端子との間に設けられ、前記他の入力端子の電圧が
    所定の電圧以上の場合は、前記閉ループ用のスイッチ部
    のスイッチ素子をオンにする第2の制御部を更に具備す
    ることを特徴とするチョッパ回路。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のチョッパ回路において、 前記閉ループ用のスイッチ部に並列接続された第2の充
    電用のスイッチ部を更に有し、 前記第2の充電用のスイッチ部は、前記入力端子と対の
    関係にある他の入力端子の電圧に応じて接続状態が切り
    換わることを特徴とするチョッパ回路。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    のチョッパ回路において、 前記充電用のスイッチ部は、 前記起電圧検出用の比較部の比較結果に基づいて制御さ
    れるスイッチ素子と、 前記スイッチ素子に並列接続された一方向に電流を流す
    一方向性素子とを有することを特徴とするチョッパ回
    路。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    のチョッパ回路において、 前記充電用のスイッチ部は、ダイオードであることを特
    徴とするチョッパ回路。
  10. 【請求項10】 交流発電機によって発電される起電力
    をチョッパ電圧に変換して第1のラインと第2のライン
    との間に発生させるチョッパ回路において、 前記第1のラインの電圧と前記交流発電機の起電力が供
    給される一方の入力端子の電圧とを比較する第1の比較
    部と、 前記第1のラインと前記一方の入力端子との間に設けら
    れ、前記一方の入力端子の電圧が所定の電圧以上の場合
    は、一方向に電流を流す第1のスイッチ部と、 前記第1のラインの電圧と前記交流発電機の起電力が供
    給される他方の入力端子の電圧とを比較する第2の比較
    部と、 前記第1のラインと前記他方の入力端子との間に設けら
    れ、前記他方の入力端子の電圧が所定の電圧以上の場合
    は、一方向に電流を流す第2のスイッチ部と、 前記第2のラインと前記一方の入力端子との間に設けら
    れ、スイッチ素子と、前記スイッチ素子に並列接続され
    た一方向に電流を流す一方向性素子とを有する第3のス
    イッチ部と、 前記第2のラインと前記他方の入力端子との間に設けら
    れ、スイッチ素子と、前記スイッチ素子に並列接続され
    た一方向に電流を流す一方向性素子とを有する第4のス
    イッチ部と、 前記第3及び第4のスイッチ部のスイッチ素子を制御す
    る制御部とを備え、 前記制御部は、 クロック信号に基づいて短絡期間を設定し、前記短絡期
    間に前記第1及び第2のスイッチ部がオフの場合は、前
    記短絡期間が終了するまで前記第3及び第4のスイッチ
    部のスイッチ素子をオンにする閉ループ制御部と、 前記第1及び第2のスイッチ部にチャタリングが発生し
    ている場合は、前記第3及び第4のスイッチ部のスイッ
    チ素子を強制的に一定期間オフにする閉ループ禁止部と
    を有することを特徴とするチョッパ回路。
  11. 【請求項11】 交流電源の電力をチョッパ電圧に変換
    し、そのチョッパ電圧を第1のラインと第2のラインと
    の間に発生させるチョッパ回路において、 前記第1のラインの電圧と前記交流電源の電力が供給さ
    れる一方の入力端子の電圧とを比較する第1の比較部
    と、 前記第1のラインと前記一方の入力端子との間に設けら
    れ、前記一方の入力端子の電圧が所定の電圧以上の場合
    は、一方向に電流を流す第1のスイッチ部と、 前記第1のラインの電圧と前記交流電源の電力が供給さ
    れる他方の入力端子の電圧とを比較する第2の比較部
    と、 前記第1のラインと前記他方の入力端子との間に設けら
    れ、前記他方の入力端子の電圧が所定の電圧以上の場合
    は、一方向に電流を流す第2のスイッチ部と、 前記第2のラインと前記一方の入力端子との間に設けら
    れ、スイッチ素子と、前記スイッチ素子に並列接続され
    た一方向に電流を流す一方向性素子とを有する第3のス
    イッチ部と、 前記第2のラインと前記他方の入力端子との間に設けら
    れ、スイッチ素子と、前記スイッチ素子に並列接続され
    た一方向に電流を流す一方向性素子とを有する第4のス
    イッチ部と、 前記第3及び第4のスイッチ部のスイッチ素子を制御す
    る制御部とを備え、 前記制御部は、 クロック信号に基づいて短絡期間を設定し、前記短絡期
    間に前記第1及び第2のスイッチ部がオフの場合は、前
    記短絡期間が終了するまで前記第3及び第4のスイッチ
    部のスイッチ素子をオンにする閉ループ制御部と、 前記第1及び第2のスイッチ部にチャタリングが発生し
    ている場合は、前記第3及び第4のスイッチ部のスイッ
    チ素子を強制的に一定期間オフにする閉ループ禁止部と
    を有することを特徴とするチョッパ回路。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11記載のチ
    ョッパ回路において、 前記閉ループ禁止部は、 前記短絡期間に前記充電用のスイッチ部がオンからオフ
    になったことを検出することによりチャタリングが発生
    していると判定し、チャタリングが発生していると判定
    した場合は、前記第3及び第4のスイッチ部のスイッチ
    素子を強制的にオフにするオフ制御部と、 少なくとも次の短絡期間になる前に、前記オフ制御部に
    よる前記第3及び第4スイッチ部のスイッチ素子のオフ
    を解除するオフ解除部とを有することを特徴とするチョ
    ッパ回路。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のチョッパ回路におい
    て、 前記閉ループ禁止部は、 前記第1及び第2のスイッチ部が一定期間オフになった
    ことを検出することにより充電が終了したと判定する充
    電終了判定部を更に有し、 前記充電終了判定部により充電が終了したと判定される
    と、前記オフ制御部による前記第3及び第4スイッチ部
    のスイッチ素子のオフが解除されることを特徴とするチ
    ョッパ回路。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のチョッパ回路におい
    て、 前記閉ループ禁止部は、 前記第1または第2のスイッチ部がオンからオフになっ
    たことを検出することによりチャタリングが発生してい
    ると判定し、チャタリングが発生していると判定した場
    合は、前記第3及び第4のスイッチ部のスイッチ素子を
    強制的にオフにするオフ制御部と、 前記第1及び第2のスイッチ部が一定期間オフになった
    ことを検出することにより充電が終了したと判定し、充
    電が終了したと判定した場合は、前記オフ制御部による
    前記第3及び第4スイッチ部のスイッチ素子のオフを解
    除する充電終了検出部とを有することを特徴とするチョ
    ッパ回路。
  15. 【請求項15】 請求項10乃至請求項14のいずれか
    に記載のチョッパ回路において、 前記第1のスイッチ部は、 前記第1の比較部の比較結果に基づいて制御されるスイ
    ッチ素子と、 前記スイッチ素子に並列接続された一方向に電流を流す
    一方向性素子とを有し、 前記第2のスイッチ部は、 前記第2の比較部の比較結果に基づいて制御されるスイ
    ッチ素子と、 前記スイッチ素子に並列接続された一方向に電流を流す
    一方向性素子とを有することを特徴とするチョッパ回
    路。
  16. 【請求項16】 請求項10乃至請求項14のいずれか
    に記載のチョッパ回路において、 前記第1及び第2のスイッチ部は、それぞれダイオード
    であることを特徴とするチョッパ回路。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至請求項16のいずれかに
    記載のチョッパ回路において、 前記第1のラインは高電圧側ラインであり、前記第2の
    ラインは低電圧側ラインであることを特徴とするチョッ
    パ回路。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至請求項16のいずれかに
    記載のチョッパ回路において、 前記各スイッチ素子は、電界効果トランジスタであり、 前記各一方向性素子は、前記電界効果トランジスタの寄
    生ダイオードであることを特徴とするチョッパ回路。
  19. 【請求項19】 第1のラインの電圧と発電機の起電力
    が供給される入力端子の電圧とを比較する起電圧検出用
    の比較回路と、 前記第1のラインと前記入力端子との間に設けられ、前
    記入力端子の電圧が所定の電圧以上の場合は、一方向に
    電流を流す充電用のスイッチ回路と、 前記第2のラインと前記入力端子との間に設けられ、ス
    イッチ素子と、前記スイッチ素子に並列接続された一方
    向に電流を流す一方向性素子とを有する閉ループ用のス
    イッチ回路と、 前記閉ループ用のスイッチ回路のスイッチ素子を制御す
    る制御回路とを備え、前記発電機の起電力をチョッパ電
    圧に変換し、そのチョッパ電圧を前記第1のラインと前
    記第2のラインとの間に発生させるチョッパ回路の制御
    方法において、 前記制御回路は、 クロック信号に基づいて短絡期間を設定し、前記短絡期
    間に前記充電用のスイッチ回路がオフの場合は、前記短
    絡期間が終了するまで前記閉ループ用のスイッチ回路の
    スイッチ素子をオンにし、 前記充電用のスイッチ回路にチャタリングが発生してい
    る場合は、前記閉ループ用のスイッチ回路のスイッチ素
    子を強制的に一定期間オフにすることを特徴とするチョ
    ッパ回路の制御方法。
  20. 【請求項20】 第1のラインの電圧と電源の電力が供
    給される入力端子の電圧とを比較する起電圧検出用の比
    較回路と、 前記第1のラインと前記入力端子との間に設けられ、前
    記入力端子の電圧が所定の電圧以上の場合は、一方向に
    電流を流す充電用のスイッチ回路と、 前記第2のラインと前記入力端子との間に設けられ、ス
    イッチ素子と、前記スイッチ素子に並列接続された一方
    向に電流を流す一方向性素子とを有する閉ループ用のス
    イッチ回路と、 前記閉ループ用のスイッチ回路のスイッチ素子を制御す
    る制御回路とを備え、前記電源の電力をチョッパ電圧に
    変換し、そのチョッパ電圧を前記第1のラインと前記第
    2のラインとの間に発生させるチョッパ回路の制御方法
    において、 前記制御回路は、 クロック信号に基づいて短絡期間を設定し、前記短絡期
    間に前記充電用のスイッチ回路がオフの場合は、前記短
    絡期間が終了するまで前記閉ループ用のスイッチ回路の
    スイッチ素子をオンにし、 前記充電用のスイッチ回路にチャタリングが発生してい
    る場合は、前記閉ループ用のスイッチ回路のスイッチ素
    子を強制的に一定期間オフにすることを特徴とするチョ
    ッパ回路の制御方法。
  21. 【請求項21】 請求項19または請求項20記載のチ
    ョッパ回路の制御方法において、 前記制御回路は、 前記短絡期間に前記充電用のスイッチ回路がオンからオ
    フになったことを検出することによりチャタリングが発
    生していると判定し、チャタリングが発生していると判
    定した場合は、前記閉ループ用のスイッチ回路のスイッ
    チ素子を強制的にオフにし、 少なくとも次の短絡期間になる前に、前記閉ループ用ス
    イッチ回路のスイッチ素子のオフを解除することを特徴
    とするチョッパ回路の制御方法。
  22. 【請求項22】 請求項21記載のチョッパ回路の制御
    方法において、 前記制御回路は、 前記充電用のスイッチ回路が一定期間オフになったこと
    を検出することにより充電が終了したと判定し、 充電が終了したと判定すると、前記閉ループ用スイッチ
    回路のスイッチ素子のオフを解除することを特徴とする
    チョッパ回路の制御方法。
  23. 【請求項23】 請求項19または請求項20記載のチ
    ョッパ回路の制御方法において、 前記制御回路は、 前記充電用のスイッチ回路がオンからオフになったこと
    を検出することによりチャタリングが発生していると判
    定し、チャタリングが発生していると判定した場合は、
    前記閉ループ用のスイッチ回路のスイッチ素子を強制的
    にオフにし、 前記充電用のスイッチ回路が一定期間オフになったこと
    を検出することにより充電が終了したと判定し、充電が
    終了したと判定した場合は、前記閉ループ用スイッチ回
    路のスイッチ素子のオフを解除することを特徴とするチ
    ョッパ回路の制御方法。
  24. 【請求項24】 第1のラインの電圧と交流発電機の起
    電力が供給される一方の入力端子の電圧とを比較する第
    1の比較回路と、 前記第1のラインと前記一方の入力端子との間に設けら
    れ、前記一方の入力端子の電圧が所定の電圧以上の場合
    は、一方向に電流を流す第1のスイッチ回路と、 前記第1のラインの電圧と前記交流発電機の起電力が供
    給される他方の入力端子の電圧とを比較する第2の比較
    回路と、 前記第1のラインと前記他方の入力端子との間に設けら
    れ、前記他方の入力端子の電圧が所定の電圧以上の場合
    は、一方向に電流を流す第2のスイッチ回路と、 前記第2のラインと前記一方の入力端子との間に設けら
    れ、スイッチ素子と、前記スイッチ素子に並列接続され
    た一方向に電流を流す一方向性素子とを有する第3のス
    イッチ回路と、 前記第2のラインと前記他方の入力端子との間に設けら
    れ、スイッチ素子と、前記スイッチ素子に並列接続され
    た一方向に電流を流す一方向性素子とを有する第4のス
    イッチ回路と、 前記第3及び第4のスイッチ回路のスイッチ素子を制御
    する制御回路とを備え、前記交流発電機の起電力をチョ
    ッパ電圧に変換し、そのチョッパ電圧を前記第1のライ
    ンと前記第2のラインとの間に発生させるチョッパ回路
    の制御方法において、 前記制御回路は、 クロック信号に基づいて短絡期間を設定し、前記短絡期
    間に前記第1及び第2のスイッチ回路がオフの場合は、
    前記短絡期間が終了するまで前記第3及び第4のスイッ
    チ回路のスイッチ素子をオンにし、 前記第1及び第2のスイッチ回路にチャタリングが発生
    している場合は、前記第3及び第4のスイッチ回路のス
    イッチ素子を強制的に一定期間オフにすることを特徴と
    するチョッパ回路の制御方法。
  25. 【請求項25】 第1のラインの電圧と交流電源の電力
    が供給される一方の入力端子の電圧とを比較する第1の
    比較回路と、 前記第1のラインと前記一方の入力端子との間に設けら
    れ、前記一方の入力端子の電圧が所定の電圧以上の場合
    は、一方向に電流を流す第1のスイッチ回路と、 前記第1のラインの電圧と前記交流電源の電力が供給さ
    れる他方の入力端子の電圧とを比較する第2の比較回路
    と、 前記第1のラインと前記他方の入力端子との間に設けら
    れ、前記他方の入力端子の電圧が所定の電圧以上の場合
    は、一方向に電流を流す第2のスイッチ回路と、 前記第2のラインと前記一方の入力端子との間に設けら
    れ、スイッチ素子と、前記スイッチ素子に並列接続され
    た一方向に電流を流す一方向性素子とを有する第3のス
    イッチ回路と、 前記第2のラインと前記他方の入力端子との間に設けら
    れ、スイッチ素子と、前記スイッチ素子に並列接続され
    た一方向に電流を流す一方向性素子とを有する第4のス
    イッチ回路と、 前記第3及び第4のスイッチ回路のスイッチ素子を制御
    する制御回路とを備え、前記交流電源の電力をチョッパ
    電圧に変換し、そのチョッパ電圧を前記第1のラインと
    前記第2のラインとの間に発生させるチョッパ回路の制
    御方法において、 前記制御回路は、 クロック信号に基づいて短絡期間を設定し、前記短絡期
    間に前記第1及び第2のスイッチ回路がオフの場合は、
    前記短絡期間が終了するまで前記第3及び第4のスイッ
    チ回路のスイッチ素子をオンにし、 前記第1及び第2のスイッチ回路にチャタリングが発生
    している場合は、前記第3及び第4のスイッチ回路のス
    イッチ素子を強制的に一定期間オフにすることを特徴と
    するチョッパ回路の制御方法。
  26. 【請求項26】 請求項24または請求項25記載のチ
    ョッパ回路の制御方法において、 前記制御回路は、 前記短絡期間に前記充電用のスイッチ回路がオンからオ
    フになったことを検出することによりチャタリングが発
    生していると判定し、チャタリングが発生していると判
    定した場合は、前記第3及び第4のスイッチ回路のスイ
    ッチ素子を強制的にオフにし、 少なくとも次の短絡期間になる前に、前記第3及び第4
    スイッチ回路のスイッチ素子のオフを解除することを特
    徴とするチョッパ回路の制御方法。
  27. 【請求項27】 請求項24または請求項25記載のチ
    ョッパ回路の制御方法において、 前記制御回路は、 前記第1及び第2のスイッチ回路が一定期間オフになっ
    たことを検出することにより充電が終了したと判定し、 充電が終了したと判定すると、前記第3及び第4スイッ
    チ回路のスイッチ素子のオフを解除することを特徴とす
    るチョッパ回路の制御方法。
  28. 【請求項28】 請求項27記載のチョッパ回路の制御
    方法において、 前記制御回路は、 前記第1または第2のスイッチ回路がオンからオフにな
    ったことを検出することによりチャタリングが発生して
    いると判定し、チャタリングが発生していると判定した
    場合は、前記第3及び第4のスイッチ回路のスイッチ素
    子を強制的にオフにし、 前記第1及び第2のスイッチ回路が一定期間オフになっ
    たことを検出することにより充電が終了したと判定し、
    充電が終了したと判定した場合は、前記第3及び第4ス
    イッチ回路のスイッチ素子のオフを解除することを特徴
    とするチョッパ回路の制御方法。
  29. 【請求項29】 請求項1乃至請求項18のいずれかに
    記載のチョッパ回路と、 前記チョッパ回路のチョッパ電圧を蓄電する蓄電部とを
    備えることを特徴とするチョッパ式充電回路。
  30. 【請求項30】 請求項29記載のチョッパ式充電回路
    を内蔵するとともに、前記チョッパ式充電回路から給電
    される電力によって動作することを特徴とする電子機
    器。
  31. 【請求項31】 請求項29記載のチョッパ式充電回路
    と、 前記チョッパ式充電回路から給電される電力によって時
    刻を計時して表示するする時刻表示部とを備えることを
    特徴とする計時装置。
JP2000267547A 1999-10-15 2000-09-04 チョッパ回路、チョッパ回路の制御方法、チョッパ式充電回路、電子機器及び計時装置 Withdrawn JP2001186771A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000267547A JP2001186771A (ja) 1999-10-15 2000-09-04 チョッパ回路、チョッパ回路の制御方法、チョッパ式充電回路、電子機器及び計時装置
EP00308458A EP1096651A3 (en) 1999-10-15 2000-09-27 Chopper circuit and chopper circuit control method
US09/688,272 US6304474B1 (en) 1999-10-15 2000-10-11 Chopper circuit, chopper circuit control method, chopper-type charging circuit, electronic device, and timekeeping apparatus
CNB001306871A CN1136639C (zh) 1999-10-15 2000-10-16 削波电路及控制方法、充电电路、电子设备和计时装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29442799 1999-10-15
JP11-294427 1999-10-15
JP2000267547A JP2001186771A (ja) 1999-10-15 2000-09-04 チョッパ回路、チョッパ回路の制御方法、チョッパ式充電回路、電子機器及び計時装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001186771A true JP2001186771A (ja) 2001-07-06
JP2001186771A5 JP2001186771A5 (ja) 2005-02-03

Family

ID=26559828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000267547A Withdrawn JP2001186771A (ja) 1999-10-15 2000-09-04 チョッパ回路、チョッパ回路の制御方法、チョッパ式充電回路、電子機器及び計時装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6304474B1 (ja)
EP (1) EP1096651A3 (ja)
JP (1) JP2001186771A (ja)
CN (1) CN1136639C (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008178296A (ja) * 2006-06-01 2008-07-31 Hitachi Ltd Mos整流装置
US9048731B2 (en) 2013-06-26 2015-06-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Rectifying apparatus

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6545886B1 (en) * 2001-05-05 2003-04-08 Anthony J. Ireland Power conditioning for model railroad control decoders
US8878394B2 (en) 2010-02-25 2014-11-04 Qualcomm Incorporated Wireless power receiver
US20120307537A1 (en) * 2011-05-30 2012-12-06 Stmicroelectronics S.R.L. Rectifier circuit, method for operating the rectifier circuit, and energy harvesting system comprising the rectifier circuit
US11506555B2 (en) 2016-03-24 2022-11-22 Citizen Finedevice Co., Ltd. Piezoelectric sensor
TWI585366B (zh) * 2016-08-23 2017-06-01 新唐科技股份有限公司 計數裝置及計步裝置

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5947550B2 (ja) * 1977-04-04 1984-11-20 ソニー株式会社 トリガ回路
FR2390849A1 (fr) * 1977-05-12 1978-12-08 Anvar Commande de moteur electrique a courant continu, en particulier pour voiture electrique
US4238821A (en) * 1979-04-24 1980-12-09 General Electric Company Method and apparatus for a variable frequency inverter system having commutation fault detection and correction capabilities
US4447867A (en) * 1982-01-29 1984-05-08 Varo, Inc. Multiphase inverter drive circuit with synchronized switching delay feature
DE3575246D1 (de) * 1984-05-10 1990-02-08 Toshiba Kawasaki Kk Stromflussumkehrschaltkreis.
JPS61277223A (ja) * 1985-06-03 1986-12-08 Mitsubishi Electric Corp 半導体モジユ−ル
JPH01128615A (ja) * 1987-10-12 1989-05-22 Siemens Ag プツシユプル回路の作動方法および装置
DE69128936T2 (de) * 1991-11-25 1998-07-16 St Microelectronics Srl Hochstrom-MOS-Transistor enthaltende integrierte Brückenstruktur mit optimierten Übertragungsleistungsverlusten
US5365118A (en) * 1992-06-04 1994-11-15 Linear Technology Corp. Circuit for driving two power mosfets in a half-bridge configuration
US5432420A (en) * 1992-06-29 1995-07-11 Kabushikigaisha Sekogiken Reluctance-type motor and a DC motor capable of performing regenerative braking
JP3321298B2 (ja) * 1994-06-27 2002-09-03 東京電力株式会社 電圧形自励式変換器の事故検出回路
US5510972A (en) 1994-06-29 1996-04-23 Philips Electronics North America Corporation Bridge rectifier circuit having active switches and an active control circuit
US5540729A (en) * 1994-12-19 1996-07-30 Medtronic, Inc. Movement powered medical pulse generator having a full-wave rectifier with dynamic bias
AT404414B (de) * 1995-08-28 1998-11-25 Siemens Ag Oesterreich Thyristorschutz durch wechselrichterkipperkennung
KR0173949B1 (ko) 1995-10-16 1999-05-01 김광호 전파브리지 정류회로
JP3522969B2 (ja) * 1995-10-25 2004-04-26 パイオニア株式会社 Btl増幅器装置
DE69623814T2 (de) 1995-12-29 2003-08-07 Em Microelectronic Marin Sa Aktiver gleichrichter mit minimalen energieverlusten
US6421261B1 (en) * 1996-11-13 2002-07-16 Seiko Epson Corporation Power supply apparatus with unidirectional units
JP3624665B2 (ja) * 1997-02-07 2005-03-02 セイコーエプソン株式会社 発電装置、充電方法および計時装置
USRE38110E1 (en) * 1997-09-30 2003-05-06 Seiko Epson Corporation Electronically controlled mechanical timepiece and control method therefor
JP3575257B2 (ja) * 1997-12-17 2004-10-13 セイコーエプソン株式会社 電源装置、発電装置および電子機器
JP3575256B2 (ja) * 1997-12-17 2004-10-13 セイコーエプソン株式会社 チョッパ回路、チョッパ式充電回路、電子機器および腕時計
JP3582338B2 (ja) * 1998-01-05 2004-10-27 セイコーエプソン株式会社 スイッチングユニット、電源装置および電子機器
JP3575262B2 (ja) * 1998-01-05 2004-10-13 セイコーエプソン株式会社 チョッパ回路の給電停止方法、チョッパ回路、チョッパ式充電回路、電子機器および腕時計

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008178296A (ja) * 2006-06-01 2008-07-31 Hitachi Ltd Mos整流装置
JP4696137B2 (ja) * 2006-06-01 2011-06-08 株式会社日立製作所 Mos整流装置
US9048731B2 (en) 2013-06-26 2015-06-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Rectifying apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
CN1136639C (zh) 2004-01-28
EP1096651A2 (en) 2001-05-02
US6304474B1 (en) 2001-10-16
EP1096651A3 (en) 2002-02-20
CN1293481A (zh) 2001-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3487289B2 (ja) 電力供給装置、電力供給方法、携帯型電子機器および電子時計
JP3472879B2 (ja) 過充電防止方法、充電回路、電子機器および時計
JP2652057B2 (ja) 発電装置
JP3726666B2 (ja) チョッパ回路、チョッパ回路の制御方法、チョッパ式充電回路、電子機器及び計時装置
JP3702729B2 (ja) 電子時計および電子時計の駆動制御方法
JP2001186771A (ja) チョッパ回路、チョッパ回路の制御方法、チョッパ式充電回路、電子機器及び計時装置
US6421263B1 (en) AC voltage detection circuit and method, charging circuit and method, chopper circuit and chopping method, chopper charging circuit and method, electronic apparatus, and timepiece
WO2000058793A1 (fr) Dispositif electronique et procede de controle d'un dispositif electronique
JP2003309978A (ja) 電力供給装置、電力供給方法、携帯型電子機器および電子時計
JP3472878B2 (ja) 過充電防止方法、充電回路、電子機器および時計
JP3830289B2 (ja) 電子機器および計時装置
KR100295768B1 (ko) 전자시계
JP3575257B2 (ja) 電源装置、発電装置および電子機器
JP3663964B2 (ja) 過充電防止方法、充電回路、電子機器および時計
JP3575262B2 (ja) チョッパ回路の給電停止方法、チョッパ回路、チョッパ式充電回路、電子機器および腕時計
JP2004032980A (ja) 過充電防止方法、充電回路、電子機器および時計
JP3575256B2 (ja) チョッパ回路、チョッパ式充電回路、電子機器および腕時計
JP3582338B2 (ja) スイッチングユニット、電源装置および電子機器
JP3528563B2 (ja) チョッパ回路の給電方法、チョッパ回路、チョッパ式充電回路、電子機器および腕時計
US11899405B2 (en) Electronic watch, motor control circuit, and method for controlling electronic watch
JP3017541B2 (ja) 電子時計
JP3799978B2 (ja) 交流電圧検出回路および方法、充電回路および方法、チョッパ充電回路および方法、電子機器ならびに計時装置
JP2002156474A (ja) 電子機器及び電子機器の制御方法
JP2002328186A (ja) 電子時計及びその電子回路の駆動制御方法
JP2003235167A (ja) 過充電防止方法、充電回路、電子機器および時計

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040301

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060529