JP2001151141A - 作業車両 - Google Patents

作業車両

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JP2001151141A
JP2001151141A JP33208799A JP33208799A JP2001151141A JP 2001151141 A JP2001151141 A JP 2001151141A JP 33208799 A JP33208799 A JP 33208799A JP 33208799 A JP33208799 A JP 33208799A JP 2001151141 A JP2001151141 A JP 2001151141A
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friction plate
pedal
brake
brake pedal
axle
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JP33208799A
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Yoshiaki Sato
良昭 佐藤
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクスルペダルの踏み込み量を一時的に保持
可能として安定した作業が得られるようにする。 【解決手段】 トラクタ10は、運転席ステップにブレ
ーキペダル18とアクスルペダル39が近接配置されて
いて、これらブレーキペダル18とアクスルペダル39
とを、アクスルペダル39の操作量を摩擦力により保持
する保持手段50を介して連繋すると共に、ブレーキペ
ダル18の操作に基づき前記保持手段50をカム機構に
より解除する解除手段51を介して連繋したことで、ア
クスルペダル39の踏み込み量をそのまま保持して定速
走行による安定した作業が可能となり、また、機体を停
止又は減速する場合にはブレーキペダル18を踏み込め
ば左右の後輪16,16に同時にブレーキ力が加わり、
自動的にエンジン回転数が減速されて停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタ等の作業
車両に関し、詳しくはブレーキペダルに隣接してアクス
ルペダルを併設した作業車両に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタ等の作業車両は、図7に示すよ
うに、ステアリングホイール100と運転パネル101
が配置され、該運転パネル101には、走行状態を表示
するメータ類や運転状況を表示するモニタランプその他
のスイッチ類が配備され、オペレータが座席に座ってス
テアリングホイール100を操向しながら認知可能にな
っている。また、運転席下方の左右ステップには、クラ
ッチペダル102、左右のブレーキペダル103,10
4及びフートアクスルペダル105が設けられている。
また、前記運転パネル101には、エンジンコントロー
ルレバー106が設けられていて、このエンジンコント
ロールレバー106を手動操作又は前記フートアクスル
ペダル105を踏み込み操作することにより、車速を制
御できるようになっている。また、前記左右のブレーキ
ペダル103,104は、左右の後輪を独立して制動可
能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、前記
フートアクスルペダル105は左右のブレーキペダル1
03,104と離間して設けられ、また、エンジンコン
トロールレバー106は運転パネル101に設けられて
いたので、特にトラクタ等の場合、乗用車感覚の操作性
が得られなかった。また、作業時に前記フートアクスル
ペダル105を踏み込んでエンジン回転数を増加した場
合でも、ペダル105から足を離すと減速されてしまう
ので、定速走行による安定した作業を行うことができな
かった。
【0004】本発明は、斯かる課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、アクスルペダ
ルの踏み込み量を一時的に保持して安定した作業が得ら
れるようにすると共に、運転席ステップにブレーキペダ
ルとアクスルペダルとを併設して乗用車と同様の操作感
覚が得られるようにした作業車両を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、車輪を操向するステアリン
グホイール(21)と、踏み込み操作に基づき後輪(1
6)を制動可能なブレーキペダル(18)とを備えた作
業車両(10)において、前記ブレーキペダル(18)
の踏み込み操作に基づき左右の後輪(16,16)を同
時に制動可能に連結構成すると共に、該ブレーキペダル
(18)に隣接して踏み込み操作に基づきエンジン回転
数を制御可能なアクスルペダル(39)を併設し、更
に、前記ブレーキペダル(18)とアクスルペダル(3
9)とを、前記アクスルペダル(39)の操作量を一時
的に保持する保持手段(50)、及び該保持手段(5
0)を前記ブレーキペダル(18)の操作に基づき解除
する解除手段(51)を介して連繋した、ことを特徴と
する。
【0006】請求項2記載の発明は、前記保持手段(5
0)は、回転可能に軸着された第1の摩擦板(52)
と、回転不能に軸着され該第1の摩擦板(52)に所定
付勢圧にて対面配置された第2の摩擦板(53)とを有
し、前記アクスルペダル(39)の踏み込み操作に基づ
き第1の摩擦板(52)を第2の摩擦板(53)に対し
相対回転させて、該第1の摩擦板(52)の回転位置を
摩擦力により位置保持すると共に、前記解除手段(5
1)は、前記第2の摩擦板(53)と共に軸方向に移動
自在でかつカム面(54a)を有する作動部材(54)
と、回転可能に軸着されて前記カム面(54a)に当接
する当接面(55a)を有しかつ前記作動部材(54)
に軸方向の付勢圧を付与する解除部材(55)とを有
し、前記ブレーキペダル(18)の踏み込み操作に基づ
き前記解除部材(55)を回転させて前記当接面(55
a)とカム面(54a)との当接を解除し、前記作動部
材(54)を、前記第1の摩擦板(52)から第2の摩
擦板(53)が離反する方向に移動可能として、前記第
1の摩擦板(52)を元の位置に回転復帰可能とした、
ことを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、前記ステアリング
ホイール(21)の操作による前輪(13)の所定量以
上の操舵角を検出したことに基づき、旋回方向内側の後
輪(16)を自動的に制動するオートブレーキ旋回装置
(17,27,28,29等)を備え、該オートブレー
キ旋回装置により左右の後輪(16,16)を独立して
制動可能とした、ことを特徴とする。
【0008】[作用]以上の発明特定事項に基づき、本
発明に係る作業車両(10)によれば、運転席ステップ
に、ブレーキペダル(18)に隣接してエンジン回転数
を制御可能なアクスルペダル(39)を併設したこと
で、乗用自動車と同様の操作感覚が得られると共に、前
記ブレーキペダル(18)とアクスルペダル(39)と
を、該アクスルペダル(39)の操作量を保持する保持
手段(50)を介して連繋したことで、アクスルペダル
(39)の踏み込みによりエンジン回転数が固定される
ため定速走行による安定した作業を行うことが可能とな
り、更に、前記ブレーキペダル(18)とアクスルペダ
ル(39)とを、ブレーキペダル(18)の操作に基づ
き前記保持手段(50)を解除する解除手段(51)を
介して連繋したことにより、機体を停止又は減速する場
合にはブレーキペダル(18)を踏み込めば左右の後輪
(16,16)に同時にブレーキ力が加わり、自動的に
エンジン回転数が減速されて安全に停止する。
【0009】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するためのものであって、本発明を何ら限定するもの
ではない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。
【0011】図1及び図2は、本発明が適用された作業
車両としてのトラクタの概略を示しており、これらの図
において、トラクタ10は走行機体11を有し、その前
部にはパワステアリングシリンダ12を介して前輪1
3,13が回転自在かつ機体を左右方向に操舵自在に設
けられている。機体後方にはミッションケース14及び
前輪増速装置15が設けられており、該ミッションケー
ス14は図示しないエンジンからの動力を後輪16,1
6に伝達することができると共に、前記前輪増速装置1
5を介して前輪13,13側にも伝達することができ
る。
【0012】後輪16,16には、ブレーキ装置17
R,17Lが設けられており、該ブレーキ装置17R,
17Lは運転席に設けられたブレーキペダル18とブレ
ーキロッド19R,19Lを介して操作自在に連結され
ている。
【0013】一方、運転席に設けられたステアリングホ
イール21には、パワステアリングユニット22が接続
されており、該パワステアリングユニット22には、フ
ローデバイダバルブ23が接続されている。このフロー
デバイダバルブ23には、オイルポンプ24及びソレノ
イドバルブ25が接続しており、該ソレノイドバルブ2
5にはコントローラ26及び他のソレノイドバルブ27
が接続されている。前記コントローラ26には、前輪部
分に接続された操舵角及び操舵方向検出用のセンサ28
が接続されていて、前記ソレノイドバルブ27には旋回
補助ブレーキ用アクチュエータ29R,29Lがブレー
キ装置17R,17Lに対応して設けられている。
【0014】本発明は、前記ブレーキペダル18の踏み
込み操作に基づき左右の後輪16,16を同時に制動可
能に連結構成すると共に、該ブレーキペダル18に隣接
して踏み込み操作に基づきエンジン回転数を制御可能な
アクスルペダルを併設し、これらブレーキペダル18と
アクスルペダルとを保持手段及び解除手段を介して連繋
したものである。
【0015】図3〜図5において、前記ブレーキペダル
18は運転席ステップの右方に配置され、ブレーキアー
ム30とその先端側のボス部31を介して、運転席ステ
ップの下方に横設されたブレーキシャフト32の右端側
に連結されていて、該ボス部31に一体的に連結された
リンクアーム33Rを介して、機体後方のミッションケ
ース14に向けて延設されたリンクロッド34Rに連結
され、更にミッションケース14の側部にて回転可能に
軸着されたリンクブラケット35Rとブレーキロッド1
9Rを介してブレーキカムレバー36Rに連結されてい
る。
【0016】同様に、前記ブレーキシャフト32の左端
側には、該ブレーキシャフト32に一体的に連結された
リンクアーム33Lを介してリンクロッド34Lが連結
され、更に回転可能に軸着されたリンクブラケット35
Lとブレーキロッド19Lを介してブレーキカムレバー
36Lに連結されている。これにより、ブレーキペダル
18を踏み込み操作すると、ブレーキカムレバー36
R,36Lが回動されて左右の後輪16,16が略々同
時に制動される。
【0017】また、運転席ステップの右方には、前記ブ
レーキペダル18に隣接してアクスルペダル39が併設
されていて、このアクスルペダル39は、アクスルアー
ム40とその先端側のボス部41を介して、前記ブレー
キシャフト32の右端側に回動可能に連結されている。
一方、前記ブレーキシャフト32の前方には、該ブレー
キシャフト32と略々平行にシャフト42が配置されて
いて、このシャフト42に回動可能に筒状部材43が軸
着され、この筒状部材43と前記ボス部41とはアクス
ルリンク44にて連結されている。また、この筒状部材
43から、突出リンク45を介してワイヤ46が伸張さ
れていて、該ワイヤ46の先端は、エンジン回転数の上
限を設定すべくエンジン20のガバナレバー47に接続
されている。従って、アクスルペダル39を踏み込む
と、その踏み込み量に応じてボス部41が回転し、更に
このボス部41の回転によりアクスルリンク44を介し
て筒状部材43が回転し、ワイヤ46が引かれてエンジ
ン回転数が増速制御される。
【0018】そして、前記ブレーキペダル18とアクス
ルペダル39とは、該アクスルペダル39の操作量を一
時的に保持する保持手段50、及び該保持手段50をブ
レーキペダル18の操作に基づき解除する解除手段51
を介して連繋されている。
【0019】すなわち、図6に示すように、前記保持手
段50は、前記筒状部材43の一端側に配置された第1
の摩擦板52と、前記シャフト42に回転不能に軸着さ
れ、前記第1の摩擦板52に所定の付勢圧にて対面配置
された第2の摩擦板53とを有していて、前記アクスル
ペダル39を踏み込み操作すると、第1の摩擦板52が
第2の摩擦板53に対して相対的に回転して、該第1の
摩擦板52の回転位置が摩擦力により位置保持されるよ
うになっている。
【0020】前記解除手段51は、第2の摩擦板53と
一体的に固定され、シャフト42に植設されたピン56
と長円孔57によりシャフト42の軸方向に移動自在
で、かつカム面54aを有する作動部材54と、前記シ
ャフト42に回転可能に軸着されて前記カム面54aに
当接する当接面55aを有し、かつ前記作動部材54に
軸方向の付勢圧を付与する解除部材55とを有し、ま
た、該解除部材49と前記ブレーキペダル18側のボス
部31とは、ブレーキリンク37にて連結されている。
【0021】このため、前記ブレーキペダル18を踏み
込み操作すると、ブレーキリンク37を介して解除部材
55が回転し、この回転により解除部材55の当接面5
5aと作動部材54のカム面54aとの当接が解除さ
れ、これにより作動部材54は、第1の摩擦板52に対
し第2の摩擦板53が離反する方向(図5の左方向)に
移動可能となって、第1の摩擦板52と第2の摩擦板5
3との間の摩擦力が減少し、ガバナレバー47からの付
勢力によりワイヤ46が引っ張られ、第1の摩擦板52
が元の位置に回転復帰可能となる。
【0022】従って、本実施の形態によれば、アクスル
ペダル39を踏み込むと、第1の摩擦板52が第2の摩
擦板53に対して相対的に回転して、該第1の摩擦板5
2の回転位置が摩擦力により位置保持されてエンジン回
転数は一定に保持され、安定した作業を行うことができ
る。一方、この状態でブレーキペダル18を踏み込む
と、リンクロッド34R,34L及びブレーキロッド1
9R,19Lを介して左右の後輪16,16に略々同時
に制動力が付与されると共に、ブレーキペダル18の踏
み込みによりブレーキリンク37を介して解除部材55
が回転し、この回転により解除部材55の当接面55a
と作動部材54のカム面54aとの当接が解除され、第
1の摩擦板52と第2の摩擦板53との間の摩擦力が減
少して、第1の摩擦板52はワイヤ46により引っ張ら
れて元の位置に回転復帰する。
【0023】なお、運転席ステップの左方には、前記ブ
レーキペダル18及びアクスルペダル39に離間してク
ラッチペダル61が配置されていて、このクラッチペダ
ル61は、クラッチアーム58とその先端側のボス部5
9を介して、前記ブレーキシャフト32の左端側に回動
可能に連結されている。そして、クラッチロッド60を
介してミッションケース14内のクラッチに接続されて
いる。
【0024】また、本発明では、前記ステアリングホイ
ール21の操作による前輪13の所定量以上の操舵角を
検出したことに基づき、旋回方向内側の後輪16を自動
的に制動するオートブレーキ旋回装置を備え、該オート
ブレーキ旋回装置により左右の後輪16を独立して制動
可能としている。
【0025】すなわち、前述した図2において、ステア
リングホイール21の操作により前輪13の操舵角が所
定値以上になると、これを操舵角及び操舵方向検出用の
センサ28が検出し、コントローラ26へ検出信号を出
力する。コントローラ26はこれを受けてソレノイドバ
ルブ25を切り替え、オイルポンプ24からの圧油をフ
ローディバイダバルブ23を介して前輪増速装置15及
びソレノイドバルブ27に供給する。前輪増速装置15
はこれにより作動し、前輪13が通常の約2倍の速度で
回転駆動される。
【0026】一方、コントローラ26は、操舵角及び操
舵方向検出用のセンサ28からの信号から前輪13の操
舵方向を判定してソレノイドバルブ27を操舵方向に対
応したバルブ位置に選択的に切り替える。すると、オイ
ルポンプ24からの圧油はソレノイドバルブ25,27
を経て旋回補助ブレーキ用アクチュエータ29R、29
Lに選択的に供給される。
【0027】そして、該旋回補助ブレーキ用アクチュエ
ータ29R、29Lに供給された圧油により、ブレーキ
ロッド19R、19Lが引かれ、旋回方向の内側に位置
する後輪16R,16Lに対応するブレーキ装置17
R,17Lが駆動され、後輪16R,16Lに選択的に
制動力が付与される。こうして、旋回内側の後輪16に
制動力が付与されつつ前輪13が増速され、トラクタ1
0は円滑に旋回することができる。
【0028】以上により、本実施の形態によれば、前記
ブレーキペダル18を踏み込むと、左右の後輪16,1
6に同時に制動作用が付与されるが、左右いずれかに旋
回する場合には、ステアリングホイール21の操作によ
りブレーキ装置17R,17Lを作動させて左右の後輪
16,16を独立して制動することが可能となる。
【0029】なお、旋回が完了してステアリングホイー
ル21を戻し、前輪13の操舵角が所定値以下になる
と、これを操舵角及び操舵方向検出用のセンサ28が検
出し、コントローラ26へ検出信号を出力する。該コン
トローラ26はこれを受けてソレノイドバルブ25を切
り替え、オイルポンプ24からの圧油を遮断すると共
に、前輪増速装置15の圧油をドレインする。前輪増速
装置15は、これにより作動が停止され、前輪13は通
常の運転速度に戻る。
【0030】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1記載の発明
によれば、ブレーキペダルの踏み込み操作により左右の
後輪を同時に制動可能に連結構成すると共に、このブレ
ーキペダルに併設され踏み込み操作に基づきエンジン回
転数を制御可能なアクスルペダルを備え、これらブレー
キペダルとアクスルペダルとを、アクスルペダルの操作
量を保持する保持手段、及び該保持手段をブレーキペダ
ルの操作に基づき解除する解除手段を介して連繋したこ
とにより、アクスルペダルの踏み込みによりエンジン回
転数が固定されるので、定速走行にて安定した作業を行
うことができると共に、運転席フロアにブレーキペダル
とアクスルペダルとが併設されたことで乗用自動車と同
様の操作感覚を得ることができる。
【0031】また、機体を停止又は減速する場合には、
ブレーキペダルを踏み込めば左右の後輪に同時にブレー
キ力が加わると共に、エンジンコントロールレバー(手
動)を操作することなく自動的にエンジン回転数も減速
されるので、安全に停止することができる。
【0032】請求項2記載の発明によれば、保持手段
は、第1の摩擦板に所定付勢圧にて対面配置された第2
の摩擦板を有し、アクスルペダルの踏み込み操作に基づ
き第1の摩擦板を第2の摩擦板に対し相対回転させて、
第1の摩擦板の回転位置を摩擦力により位置保持すると
共に、解除手段は、第2の摩擦板と共に軸方向に移動自
在でかつカム面を有する作動部材と、該カム面に当接す
る当接面を有しかつ作動部材に軸方向の付勢圧を付与す
る解除部材とを有し、ブレーキペダルの踏み込み操作に
基づき前記当接面とカム面との当接を解除して、第1の
摩擦板を元の位置に回転復帰可能としたことにより、簡
単な構成でアクスルペダルの踏み込み量の保持、及びブ
レーキペダル踏み込みによるアクスルペダルの操作解除
を行うことができる。
【0033】請求項3記載の発明によれば、前輪の操舵
角が所定量以上になると、旋回方向内側の後輪を自動的
に制動するオートブレーキ旋回装置を備えているので、
ブレーキペダルを踏み込めば左右の後輪に同時にブレー
キ力が加わる一方、車両旋回時には左右の後輪を独立し
て制動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたトラクタの運転操作部の平
面図である。
【図2】同上のトラクタの概略構成を示す図である。
【図3】同上のブレーキ機構とアクスル機構の全体構成
を示す平面図である。
【図4】図3の右側面図である。
【図5】図3の左側面図である。
【図6】保持手段及び解除手段の詳細構成を示す図であ
る。
【図7】従来のトラクタの運転操作部の平面図である。
【符号の説明】
10 トラクタ 13 前輪 16 後輪 17 ブレーキ装置 18 ブレーキペダル 21 ステアリングホイール 30 ブレーキアーム 31 ボス部 32 ブレーキシャフト 33 リンクアーム 39 アクスルペダル 40 アクスルアーム 41 ボス部 50 保持手段 51 解除手段 52 第1の摩擦板 53 第2の摩擦板 54 作動部材 54a カム面 55 解除部材 55a 当接面 56 ピン 57 長円孔 58 クラッチアーム 59 ボス部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を操向するステアリングホイール
    と、踏み込み操作に基づき後輪を制動可能なブレーキペ
    ダルとを備えた作業車両において、 前記ブレーキペダルの踏み込み操作に基づき左右の後輪
    を同時に制動可能に連結構成すると共に、該ブレーキペ
    ダルに隣接して踏み込み操作に基づきエンジン回転数を
    制御可能なアクスルペダルを併設し、 更に、前記ブレーキペダルとアクスルペダルとを、前記
    アクスルペダルの操作量を一時的に保持する保持手段、
    及び該保持手段を前記ブレーキペダルの操作に基づき解
    除する解除手段を介して連繋した、 ことを特徴とする作業車両。
  2. 【請求項2】 前記保持手段は、回転可能に軸着された
    第1の摩擦板と、回転不能に軸着され該第1の摩擦板に
    所定付勢圧にて対面配置された第2の摩擦板とを有し、
    前記アクスルペダルの踏み込み操作に基づき第1の摩擦
    板を第2の摩擦板に対し相対回転させて、該第1の摩擦
    板の回転位置を摩擦力により位置保持すると共に、 前記解除手段は、前記第2の摩擦板と共に軸方向に移動
    自在でかつカム面を有する作動部材と、回転可能に軸着
    されて前記カム面に当接する当接面を有しかつ前記作動
    部材に軸方向の付勢圧を付与する解除部材とを有し、前
    記ブレーキペダルの踏み込み操作に基づき前記解除部材
    を回転させて前記当接面とカム面との当接を解除し、前
    記作動部材を、前記第1の摩擦板から第2の摩擦板が離
    反する方向に移動可能として、前記第1の摩擦板を元の
    位置に回転復帰可能とした、 ことを特徴とする請求項1記載の作業車両。
  3. 【請求項3】 前記ステアリングホイールの操作による
    前輪の所定量以上の操舵角を検出したことに基づき、旋
    回方向内側の後輪を自動的に制動するオートブレーキ旋
    回装置を備え、該オートブレーキ旋回装置により左右の
    後輪を独立して制動可能とした、 ことを特徴とする請求項1記載の作業車両。
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