JP2001150958A - ドアガラスランの配設構造 - Google Patents

ドアガラスランの配設構造

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JP2001150958A
JP2001150958A JP33708699A JP33708699A JP2001150958A JP 2001150958 A JP2001150958 A JP 2001150958A JP 33708699 A JP33708699 A JP 33708699A JP 33708699 A JP33708699 A JP 33708699A JP 2001150958 A JP2001150958 A JP 2001150958A
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lip
door
panel
trim
glass run
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Naotoshi Kinoshita
尚年 木下
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Suzuki Motor Corp
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    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/20Sealing arrangements characterised by the shape
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    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアガラスランに設けられるパネル隠しリッ
プの配設位置が上下にバラついてもパネル隠しリップに
よるパネル隠し機能を損なうことがなく、しかもドアト
リムの組付作業性を損なうことがなく、さらにパネル隠
しリップによるシール性の向上をも図り得るようなドア
ガラスランの配設構造を提供する。 【解決手段】 ドアガラスラン23に設けられるパネル
隠しリップ25を容易に弾性変形可能なリップ片(又
は、中空リップ41)として構成すると共に、パネル隠
しリップ25の終端部25aをドアトリム13の上端位
置(上端面13a)よりも下方の位置にまで延長し、こ
の延長部分にドアトリム13の上縁部分13bを弾接さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアガラスランの
配設構造に関し、さらに詳しくは、ドアガラスを摺動可
能に支持するために自動車用サイドドアの窓用開口の周
縁部に配設されるドアガラスランの配設構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種のドアガラスランにあっては、従
来より、パネル隠しリップを設けることによりドアイン
ナパネルやサイドボディ等の内部パネルが車室内から見
えないようにして意匠上の見栄えを良くしている。
【0003】図11〜図13は従来におけるドアガラス
ランの配設構造を示すものであって、この従来例では、
自動車用サイドドア1の内面及び外面をそれぞれ構成す
るドアインナパネル2及びドアアウタパネル3のフラン
ジ2a,3aに一体成形品から成るゴム製のドアガラス
ラン4が装着され、このドアガラスラン4の一対の挟持
片5,6によりドアガラス7(図12参照)が上下方向
に摺動可能に支持されると共に、ドアガラスラン4の車
室内側の部分に突設されたパネル隠しリップ8が、図1
2及び図13に示す如くサイドボディ9とリーンフォー
スメント10との合わせフランジ11に装着されたオー
プニングトリム12の基体部12aに対応するように配
置されている。
【0004】また、図11に示すように、自動車用サイ
ドドア1には、ドアインナパネル2の車室内側にドアト
リム13が取付けられており、このドアトリム13の上
方位置において前記パネル隠しリップ8が上下方向に延
びるように配置されている。そして、前記パネル隠しリ
ップ8の終端部(下端部)8aが、前記ドアトリム13
の側部の上端面13aに対し、その上方位置においてこ
の上端面13aに近接されて対応配置されている。な
お、図12において、14はセンターピラートリムであ
る。
【0005】かくして、サイドドア1が閉じられた状態
の下では、前記パネル隠しリップ8が図13に示す如く
前記ドアガラスラン4の基体部4aと前記オープニング
トリム12の基体部12aとの間に生じる隙間内に配置
され、これにより車室内から前記隙間を通してドアイン
ナパネル2やサイドボディ9が見えないように構成され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来のドアガラスラン4の配設構造では、次のよう
な不具合がある。すなわち、従来では、ドアガラスラン
4の基体部4aに連なるパネル隠しリップ8の根本部分
(付け根部分)における肉厚が比較的厚いので、前記基
体部4aに対してパネル隠しリップ8が容易に変形しに
くい構成となっている。そのため、ドアガラスラン4の
成形精度や組付精度のバラツキによりパネル隠しリップ
8の終端部8aの配設位置がドアトリム13の側部の上
端面13aより下方の位置にずれてしまうと、その終端
部8aとドアトリム13の側部の上縁部分13bとの当
たりが強くなり、サイドドア1へのドアトリム13の組
付作業性を損なうこととなる。そこで、このような不具
合をなくすためには、前記パネル隠しリップ8の終端部
8aがドアトリム13の側部の上端面13aで 終端と
なるような位置(終端部8aが側方上縁部13aにでき
るだけ接近した位置)に正確に組付けなければならな
い。しかし、ドアガラスラン4の成形精度や組付精度に
それぞれバラツキが存在するため、実際上では上述の如
き正確な組付けを行なうことができない場合がある。
【0007】パネル隠しリップ8の終端部8aがドアト
リム13の側部の上端面13aよりも上方側の位置にバ
ラついた場合には、前記終端部8aと上端面13aとの
間に隙間が存在することとなり、この隙間を通して車室
内からドアインナパネル2やサイドボディ9が見えてし
まい、外観が悪くなるという不具合を生じる。
【0008】これとは逆に、パネル隠しリップ8の終端
部8aがドアトリム13の側部の上端面13aよりも下
方側の位置にバラついた場合には、パネル隠しリップ8
の下端部分(終端部8a付近のリップ部分)がドアトリ
ム13の側部の上縁部分13bとオーバーラップしてし
まうため、この箇所においてドアトリム13が変形しに
くいパネル隠しリップ8に当たり、ドアトリム13の組
付作業性が悪くなるという不具合を生じる。また、この
場合、変形しにくいパネル隠しリップ8の下端部分をド
アトリム13にて強く押さえ付けてこのドアトリム13
の取付けを行なうと、パネル隠しリップ8の下端部分が
強制的に変形されることとなり、その近傍の外観形状を
損なうおそれがある。
【0009】なお、このような不具合をなくすために
は、パネル隠しリップ8をオープニングトリム12及び
ドアトリム13に当接させることなく、これらから離間
させて配置する必要がある。すなわち、パネル隠しリッ
プ8は上述の如く変形しにくいことから、パネル隠しリ
ップ8とオープニングトリム12及びドアトリム13と
が互いに押し当てられるとその当たりが強くなってパネ
ル隠しリップ8が変形された状態となるので、パネル隠
しリップ8をオープニングトリム12及びドアトリム1
3から離して配置すべくこれらの間に隙間C(図13参
照)を設けることが考えられる。しかし、このような隙
間Cを設けると、パネル隠しリップ8とオープニングト
リム12及びドアトリム13との間のシール性が低下す
るという不具合を生じる。
【0010】本発明は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、ドアガラスランに設け
られるパネル隠しリップの配設位置が上下にバラついて
もパネル隠しリップによるパネル隠し機能を損なうこと
がなく、しかもドアトリムの組付作業性を損なうことが
なく、さらにパネル隠しリップによるシール性の向上を
も図り得るようなドアガラスランの配設構造を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、ドアガラスを摺動可能に支持するド
アガラスランに設けられたパネル隠しリップを、車両用
ドアの車室側の内面に取付けられるドアトリムの上方位
置で上下方向に沿って延びるように配置し、前記パネル
隠しリップの終端部を前記ドアトリムの上端部に対応す
る位置に配置するようにしたドアガラスランの配設構造
において、前記パネル隠しリップを容易に弾性変形可能
なリップ片として構成すると共に、前記パネル隠しリッ
プの終端部を前記ドアトリムの上端位置よりも下方の位
置にまで延長して配置するようにしている。また、本発
明では、前記リップ片に代えて、内部に中空部を有する
容易に弾性変形可能な中空リップを用いるようにしてい
る。また、本発明では、前記パネル隠しリップを、サイ
ドボディのフランジに取付けられたオープニングトリム
の基体部、又は、前記オープニングトリムの基体部に設
けられた中空シール部に弾接させるようにしている。ま
た、本発明では、前記パネル隠しリップの終端部を、前
記ドアトリムの上縁部分に弾接(圧接)させるようにし
ている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図1〜図10を参照して説明する。なお、図1〜図10
において、図11〜図13と同様の部分には同一の符号
を付して重複する説明を省略することとする。
【0013】図1は、本発明の第1実施形態に係るドア
ガラスランの配設構造を備えた自動車20を示すもので
ある。この自動車20の後部側のサイドドア1は、図1
〜図4に示すように、ドアインナパネル2とドアアウタ
パネル3とを互いに接合して成るドア本体21を具備し
ており、このドア本体21の上半分部に窓用開口22が
設けられている。そして、ドアガラスラン23が図3に
示す如くドアインナパネル2及びドアアウタパネル3の
フランジ2a,3aに装着されて図2に示す如く窓用開
口22の周縁に沿って延びるように配置され、このドア
ガラスラン23によってドアガラス7の周縁部が図4に
示す如く摺動可能に支持されている。また、ドア本体2
1の下半分部(窓用開口22の下部)には、図2及び図
3に示すように、ドアインナパネル2の車室側の内面を
覆うようにドアトリム13が取付けられている。
【0014】上述のドアガラスラン23は、ゴム製の一
体成形品(押出成形品)から成る部品であって、図3及
び図4に示す如く、ドアインナパネル2及びドアアウタ
パネル3のフランジ2a,3aに装着される基体部24
と、この基体部24から車室内側に向けて湾曲状に比較
的長く突出するパネル隠しリップ(リップ片)25とを
それぞれ有している。なお、このパネル隠しリップ25
は、ドアガラスラン23の基体部24の上下方向に沿っ
て一体成形されており、その下方側の終端部(下端部)
25aがドアトリム13の側部の上端面13aよりも余
裕をもって下方の位置に組付けられるようになっている
(図3参照)。すなわち、ドアガラスラン4の成形精度
及び組付精度に或る程度のバラツキがあったとしても、
パネル隠しリップ25の終端部25aが必ずドアトリム
13の側部の上端面13aよりも下方の位置に組付けら
れるように、前記終端部25aが図3に示すように前記
上端面13aよりも充分に下方位置までくるように下方
に延長されている。
【0015】また、上述のパネル隠しリップ25は、図
3,図5及び図7に明示するように、その根本部分(付
け根部分)αすなわちドアガラスラン23の基体部24
とパネル隠しリップ25との間の連設部分αの肉厚が比
較的薄く構成されると共に、根本部分αから突出して延
設されている突出延設部分βも全体的にその肉厚が比較
的薄く構成されている。かくして、パネル隠しリップ2
5は、根本部分αにおいてドアガラスラン23の長手方
向(上下方向)に沿って延びる根本の基線を中心に弾性
変形可能に構成されると共に、前記突出延設部分βも弾
性変形可能に構成されている。従って、本実施形態にお
いては、ドアガラスラン23に一体成形により設けられ
るパネル隠しリップ25は、容易に変形し易いように構
成されている。
【0016】このような構成のドアガラスラン23をド
アインナパネル2及びドアアウタパネル3のフランジ2
a,3aに装着して窓用開口22の周縁部に沿って延び
るように取付けると、ドアガラスラン23のパネル隠し
リップ25が、図4及び図5に示すように、サイドボデ
ィ9とリーンフォースメント10との合わせフランジ1
1に装着されたオープニングトリム12の基体部12a
に当接される。この際、パネル隠しリップ25は容易に
変形し得るように構成されているので、パネル隠しリッ
プ25が弾性変形された状態でオープニングトリム12
の基体部12aに弾接(圧接)されることとなる。従っ
て、前記パネル隠しリップ25と基体部12aとの間に
隙間を生じることなくこれらが互いに密着されるため、
これらの間が良好にシールされる。
【0017】上述のようにしてドアガラスラン23が窓
用開口22の周縁部に取付けられ、次いでドアトリム1
3がドアインナパネル2に組付けられると、ドアトリム
13の側部の上縁部分13bが図6及び図7に示す如く
ドアガラスラン23のパネル隠しリップ25の終端部2
5aに押し付けられる。この際、パネル隠しリップ25
は弾性変形可能であって弾性変形し易いことから、ドア
トリム13がパネル隠しリップ25の終端部25aに対
して押し付けられても当たりが強くならない。そのた
め、パネル隠しリップ25は、ドアトリム13の押し付
け力を充分に吸収しながら図5に示すように弾性変形
し、ドアトリム13の組付完了後にはパネル隠しリップ
25の弾性復元力にてその終端部25aがドアトリム1
3の上縁部分13bの裏面に弾接された状態となる。従
って、パネル隠しリップ25の終端部25aがドアトリ
ム13の組付作業の障害となることがなく、ドアトリム
13の組付けが円滑に行なわれる。しかも、パネル隠し
リップ25の弾性復元力にてパネル隠しリップ25の終
端部25aとドアトリム4の上縁部分13bとが互いに
弾接(圧接)状態となるため、これらの間が良好にシー
ルされる。
【0018】従って、パネル隠しリップ25を弾性変形
可能(すなわち、容易に弾性変形することが可能)に構
成したことによりパネル隠しリップ25の終端部25a
とドアトリム13との相互間の当たりが強くならないの
で、本実施形態のようにパネル隠しリップ25の終端部
25aを下方に延長してドアトリム13の上端面13a
よりも下方に配置するようにしても、ドアトリム13の
組付作業に支障を生じることがない。換言すれば、本実
施形態では、従来のように前記終端部25aをドアトリ
ム13の上端面13aにできるだけ近接させて対応配置
するのではなく、前記終端部25aの組付位置のバラツ
キの如何に拘わらず前記終端部25aが必ず前記上端面
13aよりも下方に配置されるように設定するようにし
ているが、このように設定しても、ドアトリム13の組
付作業時にパネル隠しリップ25の終端部25aがドア
トリム13の組付位置に応じて容易に弾性変形するの
で、ドアトリム13の組付作業性を損なうような不具合
をきたすことはない。
【0019】一方、パネル隠しリップ25の終端部25
aの配設位置が上方にバラついても、そのバラツキを既
述のパネル隠しリップ25の下方延長部分で充分に吸収
できるので、前記終端部25aがドアトリム13の上端
面13aよりも上方側に離れて配置されるようなことを
回避することができる。このため、ドアガラスラン23
の基体部24とドアトリム13の上縁部分13bとの間
の隙間にパネル隠しリップ25を確実に介在させること
ができてこの隙間を完全に塞ぐことができ、車室内から
当該隙間を通してドアインナパネル2やサイドボディ9
が見えるのを防止することができる。また、パネル隠し
リップ25は、ドアパネル13よりも上方の箇所におい
てオープニングトリム12の基体部12aに変形状態で
弾接されるので(図5参照)、パネル隠しリップ25に
てドアガラスラン23の基体部24とオープニングトリ
ム12との間の隙間を塞ぐことができ、この隙間を通し
て車室内からドアインナパネル2等が見えるのを防止す
ることができる。
【0020】さらに、本実施形態の配設構造によれば、
パネル隠しリップ25は、オープニングトリム12及び
ドアトリム13に当たると容易に弾性変形してその弾性
復元力にてこれらに密着するため、ドアガラスラン23
とオープニングトリム12及びドアトリム13との間の
シール性の向上を図ることができる。
【0021】また、図8及び図9は、本発明の第2実施
形態に係るドアガラスランの配設構造を示すものであっ
て、この第2実施形態においては、オープニングトリム
12の基体部12aに一体成形された中空シール部(中
空部30を有する袋状のリップ)31にドアガラスラン
23のパネル隠しリップ25が弾接されるように構成さ
れている。
【0022】上述のような中空シール部31を付設した
オープニングトリム12は、車室内の静粛性を向上させ
るために従来より使用されている。しかし、この中空シ
ール部31に従来のパネル隠しリップ8(図11及び図
12で示すような容易に変形しにくいパネル隠しリップ
8)が当たるように構成した場合には、ドア開閉操作の
度に比較的高剛性のパネル隠しリップ8が中空シール部
31と干渉して、ドア開閉操作を繰り返していくうちに
中空シール部31が破れてしまうので、従来のような容
易に変形しにくいパネル隠しリップ8を前記中空シール
部31に対して使用することができない。
【0023】これに対し、本発明の第2実施形態では、
容易に変形するパネル隠しリップ25を採用するように
しているので、このパネル隠しリップ25が前記中空シ
ール部31に当たるとこれら両部分は互いに弾性変形し
ながら弾接することとなる。従って、ドア開閉操作が繰
り返し行われてもその際の作用力はパネル隠しリップ2
5及び中空シール部31の弾性変形により充分に吸収さ
れるため、中空シール部31が破れてしまうような不具
合を生じるのを回避することができる。よって、前記中
空シール部31を有するオープニングトリム12に対し
て前記パネル隠しリップ25の使用が可能である。
【0024】このように、容易に変形することが可能な
パネル隠しリップ25を用いるようにすれば、中空シー
ル部31を有しない仕様のオープニングトリム12と、
中空シール部31を有する仕様のオープニングトリム1
2とに対して、オープニングトリム12の仕様が違って
も、単一仕様のパネル隠しリップ25を有するドアガラ
スラン23を共通に使用することが可能である。
【0025】また、図10は、本発明の第3実施形態に
係るドアガラスランの配設構造を示すものであって、こ
の第3実施形態においては、容易に弾性変形可能なリッ
プ片から成るパネル隠しリップ25に代えて、内部に中
空部40を有する容易に弾性変形可能な中空リップ41
がドアガラスラン23の基体部24に一体成形されてい
る。そして、この中空リップ41の下端側の終端部(下
端部)41aは、既述の実施形態の場合と同様にドアト
リム13の成形精度や組付精度のバラツキの如何に拘わ
らず必ずドアトリム13の上端面13aよりも下方の位
置に延長されて配置されるようになっている。かくし
て、前記中空リップ41の終端部41aにはドアトリム
13の上縁部分13bが当てがわれて中空リップ41が
図10に示すように弾性変形された状態となされ、この
状態の下でドアトリム13と中空リップ41とが互いに
弾接(圧接)されるように構成されている。
【0026】このような構成によれば、ドアトリム13
がドアインナパネル2に組付けられると中空リップ41
がドアトリム13にて押さえ付けられて容易に弾性変形
(圧縮変形)するため、既述の第1及び第2実施形態の
場合と同様に、ドアガラスラン23の組付けに際して中
空リップ41の終端部41aの配設位置が上下にバラつ
いても、そのバラツキを充分に吸収しつつ、パネル隠し
機能及びシール機能を共に満足し得る組付状態にするこ
とができる。
【0027】以上、本発明の実施形態について述べた
が、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更
が可能である。例えば、既述の第1及び第2実施形態に
おけるパネル隠しリップ25の形状や肉厚等は、容易に
弾性変形可能なリップ片でれば適宜に変更可能である。
また、図9に示すようなオープニングトリム12の中空
シール部31と、図10に示すようなドアガラスラン2
3の中空リップ41とを互いに弾接するように構成して
も良い。この場合にも、第1〜第3実施形態の場合と同
様の作用効果を得ることができる上に、静粛性のより一
層の向上を図ることができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、ドアガラス
ランに設けられるパネル隠しリップを容易に弾性変形可
能なリップ片として構成すると共に、パネル隠しリップ
の終端部をドアトリムの上端位置よりも下方の位置にま
で延長して配置したものであるから、ドアガラスランの
組付の際にパネル隠しリップの終端部の配設位置にバラ
ツキを生じてもパネル隠しリップの終端部にドアトリム
を対応させて組付けることができ、パネル隠しリップに
よるドアインナパネルやサイドボディ等を車室内から見
えないようする目隠し機能を確実に果たすことができ
る。しかも、ドアトリムを車両用ドアに組付ける際に
は、ドアトリムがパネル隠しリップの終端の延設部分に
必ず対応することとなるが、パネル隠しリップは容易に
弾性変形可能なリップ片であるため、このパネル隠しリ
ップにドアトリムが当たってもその当たりは強くはない
のでドアトリムの組付けを容易に行うことができる。従
って、パネル隠しリップドアトリムの組付作業性を損な
うおそれはない。
【0029】請求項2に記載の本発明は、リップ片に代
えて、内部に中空部を有する容易に弾性変形可能な中空
リップとしたものであるから、この場合にも、中空リッ
プはドアトリムの押し付けに対して容易に変形し得るの
で、ドアトリムの組付作業性を損なうことがなく、しか
もパネル隠しの機能並びにシール機能を確実に発揮する
ことができる。
【0030】請求項3に記載の本発明は、パネル隠しリ
ップ(リップ片又は中空リップ)を、サイドボディのフ
ランジに取付けられたオープニングトリムの基体部、又
は、オープニングトリムの基体部に設けられた中空シー
ル部に弾接させるようにしたものであるから、オープニ
ングトリムに中空シール部が設けられているか否かに拘
わらず、パネル隠しリップをこれら2種類のオープニン
グトリムに対して共通に使用することができる。また、
オープニングトリムとパネル隠しリップとが互いに弾接
(圧接)されるため、これらの間の隙間を密閉状態にし
得てこれら相互間のシール性の向上を図ることができ
る。
【0031】請求項4に記載の本発明は、パネル隠しリ
ップの終端部を、ドアトリムの上縁部分に弾接(圧接)
させるようにしたものであるから、ドアトリムとパネル
隠しリップとがパネル隠しリップの弾性復元力にて互い
に密着状態に設定されることとなるためこれらの間の隙
間を密閉することができ、従ってこれら相互間のシール
性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るドアガラスランの
配設構造を備えた自動車の側面図である。
【図2】上述の自動車のサイドドアを車室内から見た側
面図である。
【図3】図2において矢印R方向から見た斜視図であ
る。
【図4】図3におけるA−A線断面図である。
【図5】図4において符号Xで示す部分の拡大断面図で
ある。
【図6】図3におけるB−B線断面図である。
【図7】図6において符号Yで示す部分の拡大断面図で
ある。
【図8】本発明の第2実施形態を示す図4と同様の断面
図である。
【図9】図8において符号Zで示す部分の拡大断面図で
ある。
【図10】本発明の第3実施形態を示す図7と同様の断
面図である。
【図11】従来におけるドアガラスランの配設構造を示
す図3と同様の斜視図である。
【図12】図11におけるC−C線断面図である。
【図13】図12において符号Mで示す部分の拡大断面
図である。
【符号の説明】
1 サイドドア 2 ドアインナパネル 3 ドアアウタパネル 7 ドアガラス 9 サイドボディ 11 合わせフランジ 12 オープニングトリム 12a 基体部 13 ドアトリム 13a 上端面 13b 上縁部分 23 ドアガラスラン 24 基体部 25 パネル隠しリップ(リップ片) 25a 終端部 30 中空部 31 中空シール部 40 中空部 41 中空リップ 41a 終端部 α 根本部分(付け根部分) β 突出延設部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアガラスを摺動可能に支持するドアガ
    ラスランに設けられたパネル隠しリップを、車両用ドア
    の車室側の内面に取付けられるドアトリムの上方位置で
    上下方向に沿って延びるように配置し、前記パネル隠し
    リップの終端部を前記ドアトリムの上端部に対応する位
    置に配置するようにしたドアガラスランの配設構造にお
    いて、前記パネル隠しリップを容易に弾性変形可能なリ
    ップ片として構成すると共に、前記パネル隠しリップの
    終端部を前記ドアトリムの上端位置よりも下方の位置に
    まで延長して配置したことを特徴とするドアガラスラン
    の配設構造。
  2. 【請求項2】 前記リップ片に代えて、内部に中空部を
    有する容易に弾性変形可能な中空リップとしたことを特
    徴とする請求項1に記載のドアガラスランの配設構造。
  3. 【請求項3】 前記パネル隠しリップを、サイドボディ
    のフランジに取付けられたオープニングトリムの基体
    部、又は、前記オープニングトリムの基体部に設けられ
    た中空シール部に弾接させたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載のドアガラスランの配設構造。
  4. 【請求項4】 前記パネル隠しリップの終端部を、前記
    ドアトリムの上縁部分に弾接させたことを特徴とする請
    求項1乃至3の何れか1項に記載のドアガラスランの配
    設構造。
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