JP2001150945A - 風向調整装置 - Google Patents
風向調整装置Info
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Abstract
め、天井付近に開口された奥行の小さい空気吹き出し口
に設置できない。 【解決手段】 パネルに1開口された空気吹き出し口1
aに、複数の風向調整羽根4を有する風向調整手段3を
回転自在に設けた風向調整装置において、前記空気吹き
出し口1aの内周面及び風向調整手段3の外周面の一方
に、凹曲面2aと凸曲面2bが交互に連続する凹凸面2
を設けると共に、前記空気吹き出し口1aの内周面及び
風向調整手段3の外周面の他方に、前記凹凸面2と摺接
しながら相対回転することによりクリック感を発生する
クリック発生手段6を設けたもので、軸方向の長さを小
さくできるため、奥行の小さい天井付近の空気吹き出し
口にも容易に設置することができる。
Description
き出される空気の風向を調整する風向調整装置に関す
る。
ていて、この空気調和装置により温度や湿度が調整され
た空気は、ダッシュボードや、天井付近など開口された
空気吹き出し口より車内に吹き出されるようになってお
り、空気吹き出し口には、空気の風向を調整する風向調
整装置が設けられている。
ば特開昭59−11914号公報に記載されたものが公
知である。
口を有する円筒状のパネルと、このパネル内に円周方向
に回動自在に設けられた円筒状の第1ケースと、少なく
とも2枚の円板間に導風路が設けられるように構成さ
れ、かつ軸中心に回転自在となるように第1ケース内に
取付けられたフィンとからなり、フィンの円板部により
空気吹き出し口が閉鎖できるようになっている。
線方向に弾性が付与された突起が突設されていて、この
突起を第1ケースの端面に形成されたギヤ歯に係合させ
ることにより、パネルを回転した際クリック感を発生さ
せると同時に、パネルを任意な回転位置に保持できるよ
うになっている。
調整装置のように、パネルの端面に突設された突起を、
第1ケースの端面に形成されたギヤ歯に係合させてクリ
ック感を発生させるようにしたものでは、風向調整装置
の軸方向の長さ(奥行)が大きくなるため、天井付近に
開口された奥行寸法の小さい空気吹き出し口には設置で
きないなど、設置できる場所に制限を受けるなどの不具
合がある。
ースの端面に形成されたギヤ歯に係合させる構成のた
め、軸方向のガタは規制できるが、回転方向のガタを規
制できないため、走行中にガタついて騒音の原因とな
る。
めになされたもので、天井付近の空気吹き出し口にも容
易に設置でき、かつ風向調整手段の回転が円滑に行える
風向調整装置を、簡単な構成で安価に提供することを目
的とするものである。
請求項1記載の発明は、パネルに開口された空気吹き出
し口に、複数の風向調整羽根を有する風向調整手段を回
転自在に設けた風向調整装置において、前記空気吹き出
し口の内周面及び風向調整手段の外周面の一方に、凹曲
面と凸曲面が交互に連続する凹凸面を設けると共に、前
記空気吹き出し口の内周面及び風向調整手段の外周面の
他方に、前記凹凸面と摺接しながら相対回転することに
よりクリック感を発生するクリック発生手段を設けたも
のである。
段を同一円周上に対向させて設けることができるため、
空気吹き出し口の軸線方向の距離を短くでき、これによ
って天井付近に開口された奥行のない空気吹き出し口に
も容易に設置することができる。
明は、クリック発生手段を、弾性を有する弾性部材によ
り形成したものである。
を発生させることができるため、風向調整装置の組立て
工数の削減と、これに伴う価格の低減が図れるようにな
る。
明は、風向調整羽根を挟んでクリック発生手段と対向す
る位置に、クリック発生手段の反力を支持する反力受け
手段を設けたものである。
いクリック発生手段で発生する弾性反力を、前記反力受
け手段が支持するため、風向調整手段の回転が円滑に行
えるようになると共に、風向調整手段の回転方向および
軸方向にガタが生じることがないので、走行中の振動な
どにより風向調整手段がガタつくこともない。
明は、パネルに開口された空気吹き出し口の内周面に凹
凸面を形成すると共に、風向調整手段の外周面に、前記
凹凸面の凹曲面に嵌合する凸曲面を有する弾性部材を設
けたものである。
面に嵌合する風向調整手段の保持位置では、風向調整手
段の回転方向にガタが生じることがないため、走行中風
向調整手段がガタつくことがないと共に、保持位置から
風向調整手段を回転すると、回転初期は操作力が軽く、
弾性部材が凸曲面の頂部に達したところでばね荷重が最
大となるため、操作性がよい上、再び保持位置に達する
際、大きなクリック音を発生することもない。
明は、複数の風向調整羽根をリンクにより互いに連動す
ると共に、前記風向調整羽根の少なくとも1枚に、風向
調整羽根の角度変更と、風向調整手段の回転操作を行う
操作ノブを設けたものである。
えるノブと、風向調整手段を回転する手段を別個に設け
る必要がないので、これらを別個に設ける場合に比べて
構造が簡単になる上、小型化が容易になると共に、操作
ノブのみで風向調整羽根の角度変更と、風向調整手段の
回転が行えるため、操作性も向上する。
照して詳述する。
図1のA方向からの矢視図、図3は図1のB−B線に沿
う断面図を示し、これら図において1はダッシュボード
や天井付近に開口された空気吹き出し口(何れも図示せ
ず)に装着する前面パネルで、円形状の空気吹き出し口
1aが1個または複数個開口されている。
は、内周面が図3に示すように上面側から下面側へ順次
小径となる階段状となっていて、中段部1cの内周面に
図6に示すように、凹曲面2aと凸曲面2bが交互に連
続する凹凸面2が全周に亘って形成されていると共に、
前記空気吹き出し口1aに、前面パネル1の上方より風
向調整手段3が回転自在に嵌合されている。
すように、空気吹き出し口1aの中段部1cの内径より
やや大径な円板部3aを有しており、この円板部3aに
長円状の開口部3bが開口されている。
3bの直線辺に沿って支持板3cが開口部3bを挟んで
対向するように設けられていて、これら支持板3cの対
向位置に、複数のピン孔3dが長手方向に等間隔に開口
されており、これらピン孔3dに風向調整羽根4の両端
より突設されたピン4aが回動自在に嵌挿されている。
ていて、開口部3bのほぼ中央部に設けられた風向調整
羽根4には、風向を調整する際操作する操作ノブ4bが
風向調整羽根4と一体に突設されていると共に、各風向
調整羽根4は、中間部に設けたリンク5により互い連動
されていて、操作ノブbにより1枚の風向調整羽根4を
調整すると、全ての風向調整羽根4がこれに連動して同
一方向へ調整されるようになっている。
パネル1の空気吹き出し口1a内で前記風向調整手段3
が任意な方向へ回転できるようになっていると共に、円
板部3aの上面には、操作ノブ4bの操作方向を表示す
る矢印3fが表示されている。
には、各支持板3cの外側に位置して、それぞれ一対の
ボス3eが突設されていて、これらボス3eに前記支持
板3cとともに、クリック発生手段6及び反力受け手段
7がビスなどの固着具8により固着されている。
に示すように、板ばねなどの弾性板により形成された弾
性部材6aにより構成されている。
間隔で取付け孔6bが開口され、かつ取付け孔6bに挿
入された固着具8により各ボス3eに固着された取付け
部6cと、この取付け部6cのほぼ中央より逆U字形に
突設されたばね部6d及びこのばね部6dの先端に形成
された円弧状の摺接部6eとよりなり、摺接部6eの曲
率は図6に示すように、前記前面パネル1の空気吹き出
し口1a内周面に形成された凹凸面2の凹曲面2aの曲
率よりやや大きくなっていて、風向調整手段3の回転に
伴い、凹凸面2と摺接しながら回転されることにより、
風向調整手段3にクリック感が発生するようになってい
る。
段3を挟んで対向する位置に設けられた前記反力受け手
段7は、図3に示すように支持板3cと一体に形成され
た反力受け7aよりなる。
接面7bを有していて、この摺接面7bを、前記前面パ
ネル1の空気吹き出し口1aの下段部1dに設けられた
開口縁1eに摺動自在に当接させることにより、弾性部
材6aの反力を受けて、風向調整手段3に回転方向のガ
タが発生するのを防止すると同時に、風向調整手段3が
円滑に回転できるようになっている。
性体により支持板3cと別体に製作し、固着具などによ
り支持板3cなどに固着してもよい。
の作用を説明すると、この風向調整装置は、ダッシュボ
ードや天井付近に開口された空気吹き出し口に設置され
て、空気調和装置により調和され、かつ空気吹き出し口
より吹き出される空気の風向を調整したり、吹き出しを
遮断するのに用いるもので、風向調整手段3に設けられ
た風向調整羽根4を操作ノブ4bで上下させることによ
り、各風向調整手段3の開口3bより吹き出される空気
の上下方向の風向調整が行える。
手段3を回転させることにより、左右方向の風向調整が
でき、前記上下方向の風向調整と左右の風向調整を組合
わせることにより、全方向の風向調整が可能になると共
に、操作ノブ4bにより風向調整手段3を回転させる
と、クリック発生手段6の弾性部材6aが前面パネル1
の空気吹き出し口1a内周面に形成された凹凸面2と摺
接しながら回転する際、風向調整手段3にクリック感が
発生する。
回転方向の微調整が容易になる上、弾性部材6aが凹凸
面2の凹曲面2aに図6に示すように嵌合して風向調整
手段3が保持位置に保持されるため、風向調整手段3に
回転方向のガタが生じることもない。
回転する際、クリック発生手段6の反対側に設けられた
反力受け手段7の反力受け7aが、クリック発生手段6
の弾性部材6aの弾性反力を受けるため、風向調整手段
3の回転が円滑に行えると共に、円弧状に形成された弾
性部材6aは、弾性部材6aの凸曲面が凹凸面2の凹曲
面2aに嵌合された風向調整手段3の保持位置から、凸
曲面2bの頂部に達したところでばね荷重が最大となる
ため、風向調整手段3を回転する際の初期の操作力が軽
くなり、これによって操作性も向上する。
ね荷重が最大になった後、再び凹曲面2aに嵌合して風
向調整手段3の保持位置へ滑らかに達するため、良好な
クリック感が得られる。
空気吹き出し口1a内周面に凹凸面を、また風向調整手
段3の外周面にクリック発生手段6を設けたが、空気の
吹き出し口1a側にクリック手段6を、そして風向調整
手段3の外周面側に凹凸面2を設けるようにしても勿論
よい。
ネルに開口された空気吹き出し口の内周面及び風向調整
手段の外周面の一方に、凹曲面と凸曲面が交互に連続す
る凹凸面を設けると共に、前記空気吹き出し口の内周面
及び風向調整手段の外周面の他方に、前記凹凸面と摺接
しながら相対回転することによりクリック感を発生する
クリック発生手段を設けたことから、凹凸面とクリック
発生手段を同一円周上に対向させて設けることができる
ため、空気吹き出し口の軸方向の距離を短くでき、これ
によって天井付近に開口された奥行のない空気吹き出し
口にも容易に設置することができると共に、クリック発
生手段を、弾性を有する弾性部材により形成したことか
ら、少ない部品数でクリック感を発生させることができ
るため、風向調整装置の組立て工数の削減と、これに伴
う価格の低減が図れるようになる。
段と対向する位置に、クリック発生手段の反力を支持す
る反力受け手段を設けたことから、風向調整手段の回転
に伴いクリック発生手段で発生する弾性反力を、前記反
力受け手段が支持するため、風向調整手段の回転が円滑
に行えるようになると共に、風向調整手段の回転方向お
よび軸方向にガタが生じることがないので、走行中の振
動などにより風向調整手段がガタつくこともない。
の内周面に凹凸面を形成すると共に、風向調整手段の外
周面に、前記凹凸面の凹曲面に嵌合する凸曲面を有する
弾性部材を設けたことから、弾性部材が凹凸面の凹曲面
に嵌合する風向調整手段の保持位置では、風向調整手段
の回転方向にガタが生じることがないため、走行中風向
調整手段がガタつくことがないと共に、保持位置から風
向調整手段を回転すると、回転初期は操作力が軽く、弾
性部材が凸曲面の頂部に達したところでばね荷重が最大
となるため、操作性がよい上、再び保持位置に達する
際、大きなクリック音を発生することもない。
互いに連動すると共に、前記風向調整羽根の少なくとも
1枚に、風向調整羽根の角度変更と、風向調整手段の回
転操作を行う操作ノブを設けたことから、風向調整羽根
の角度を変えるノブと、風向調整手段を回転する手段を
別個に設ける必要がないので、これらを別個に設ける場
合に比べて構造が簡単になる上、小型化が容易になると
共に、操作ノブのみで風向調整羽根の角度変更と、風向
調整手段の回転が行えるため、操作性も向上する。
解斜視図である。
けられたクリック発生手段の分解斜視図である。
リック発生手段の作用説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 パネルに開口された空気吹き出し口に、
複数の風向調整羽根を有する風向調整手段を回転自在に
設けた風向調整装置において、前記空気吹き出し口の内
周面及び風向調整手段の外周面の一方に、凹曲面と凸曲
面が交互に連続する凹凸面を設けると共に、前記空気吹
き出し口の内周面及び風向調整手段の外周面の他方に、
前記凹凸面と摺接しながら相対回転することによりクリ
ック感を発生するクリック発生手段を設けたことを特徴
とする風向調整装置。 - 【請求項2】 クリック発生手段を、弾性を有する弾性
部材により形成してなる請求項1記載の風向調整装置。 - 【請求項3】 風向調整羽根を挟んでクリック発生手段
と対向する位置に、クリック発生手段の反力を支持する
反力受け手段を設けてなる請求項1または2記載の風向
調整装置。 - 【請求項4】 パネルに開口された空気吹き出し口の内
周面に凹凸面を形成すると共に、風向調整手段の外周面
に、前記凹凸面の凹曲面に嵌合する凸曲面を有する弾性
部材を設けてなる請求項2または3記載の風向調整装
置。 - 【請求項5】 複数の風向調整羽根をリンクにより互い
に連動すると共に、前記風向調整羽根の少なくとも1枚
に、風向調整羽根の角度変更と、風向調整手段の回転操
作を行う操作ノブを設けてなる請求項1ないし4記載の
風向調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33725099A JP3362133B2 (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 風向調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33725099A JP3362133B2 (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 風向調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001150945A true JP2001150945A (ja) | 2001-06-05 |
JP3362133B2 JP3362133B2 (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=18306863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33725099A Expired - Fee Related JP3362133B2 (ja) | 1999-11-29 | 1999-11-29 | 風向調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3362133B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007170746A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Kawamura Electric Inc | ルーバーのカバー取り付け構造 |
JP2010179879A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Howa Kasei Kk | 空気吹出装置 |
-
1999
- 1999-11-29 JP JP33725099A patent/JP3362133B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007170746A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Kawamura Electric Inc | ルーバーのカバー取り付け構造 |
JP2010179879A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Howa Kasei Kk | 空気吹出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3362133B2 (ja) | 2003-01-07 |
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