JP2001149677A - ミシンの表示装置と記憶媒体 - Google Patents

ミシンの表示装置と記憶媒体

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JP2001149677A
JP2001149677A JP34110899A JP34110899A JP2001149677A JP 2001149677 A JP2001149677 A JP 2001149677A JP 34110899 A JP34110899 A JP 34110899A JP 34110899 A JP34110899 A JP 34110899A JP 2001149677 A JP2001149677 A JP 2001149677A
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Yoshinori Yamada
吉則 山田
Kazuhiko Kobori
一彦 小堀
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミシンの表示装置として、刺繍に関する付属
情報を簡単な操作で迅速に切り換え表示できるようにす
る。 【解決手段】 刺繍模様に関連したデータを格納した管
理情報や模様情報や文字情報等の情報を表示する表示手
段(例えば、LCD16)と、この表示手段に表示され
ている状態の表示情報についての付属情報を読み出して
表示するように指示する指示手段(例えば、タッチパネ
ル17)と、この指示手段を操作している間は表示手段
に付属情報を表示し、指示手段の操作解除で付属情報の
表示を消す制御手段(例えば、表示制御装置15)と、
を備える。例えば、表示手段に表示される模様情報は、
多色模様全体の縫い形状であって、その付属情報は、多
色模様に対する色別の縫い形状を表す複数の模様情報で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刺繍機付き家庭用
ミシン等のミシンの表示装置とその記憶媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動刺繍縫いミシンには表示装置が備え
られており、その表示装置は、タッチパネルを兼ねたも
ので、メモリから呼び出した刺繍模様やその他の情報を
表示し、作業者が操作・確認できるようになっている。
【0003】図6は不揮発性のメモリに記憶した刺繍模
様を呼び出す場合の画面の表示例を示したものである。
先ず、図6(a)に示すように、1番から15番までの
ホルダーのうち、1番のホルダーと2番のホルダーに刺
繍模様が記憶されている。ここで、内部が白いホルダー
は刺繍模様が記憶されていない状態を示し、内部がフル
トーンで表示されているホルダーは刺繍模様が記憶され
ていることを示しており、その刺繍模様が記憶されてい
るホルダーをタッチすると、フルトーンからハーフトー
ンに表示が変化する(1番のホルダー参照)。従って、
ハーフトーンで表示されたホルダーが処理(呼び出しあ
るいは確認)の対象となっていることを示している。
【0004】図6(a)の状態において、画面内に表示
された「確認」キーを押すと、図6(b)に示すよう
に、記憶されている刺繍模様の内容が表示される。こう
して、刺繍模様の内容確認を終え、画面内に表示された
「戻る」キーを押すと、再び図6(a)の画面に戻る。
このように、刺繍模様の内容を確認するだけでも、キー
操作を2回行う必要がある。
【0005】次に、図7は選択した刺繍模様がどの色の
上糸で作られているのかを確認する場合の画面の表示例
を示したものである。先ず、図7(a)の状態では、全
8色の上糸のうち最初の色から3色目までしか表示でき
ていない。図7(a)の状態において、画面内に表示さ
れた「色確認」キーを押すと、図7(b)に示すよう
に、2色目から4色目が表示される。図7(b)の状態
において、さらに、「色確認」キーを押すと、図7
(c)に示すように、3色目から5色目が表示される。
そして、図7(c)の状態において、さらに、「色確
認」キーを2回押すと、図7(d)に示すように、6色
目から8色目が表示され、即ち、全ての上糸の色が確認
されたことになる。このように、刺繍模様を作る全8色
の上糸の色を確認する場合、キー操作が、図7(a)〜
(d)までの4回必要になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
刺繍縫いミシンにおいて、一つの画面では同時に表示し
きれない情報がある場合、画面を切り換えて表示する必
要があった。しかし、画面を切り換えて刺繍に関する付
属情報を表示するための操作が増えることで、操作者の
思考が中断することになる。
【0007】そこで、本発明の目的は、刺繍に関する付
属情報を簡単な操作で迅速に切り換え表示できるように
したミシンの表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、ミシンの表示装置であって、例
えば、図1及び図2に示すように、刺繍模様に関連した
データを格納した管理情報や模様情報や文字情報等の情
報を表示する表示手段(LCD)16と、この表示手段
に表示されている状態の表示情報についての付属情報を
読み出して表示するように指示する指示手段(タッチパ
ネル)17と、この指示手段を操作している間は表示手
段に付属情報を表示し、指示手段の操作解除で付属情報
の表示を消す制御手段(表示制御装置)15と、を備え
た構成、を特徴としている。
【0009】このように、請求項1記載の発明によれ
ば、ミシンの表示手段に表示されている状態の刺繍模様
に関連した表示情報についての付属情報を、その読み出
し表示を指示する指示手段の操作・非操作に応じた制御
手段によって、指示手段を操作している間は表示し、指
示手段の操作解除で表示を消すようにした表示装置なの
で、表示情報についての付属情報を表示して確認したい
場合に、指示手段を操作状態に保持するだけの簡単な操
作により全ての付属情報を表示でき、また、その付属情
報の確認を終えたら、指示手段の操作状態を解除するだ
けの簡単な操作で元の表示情報に復帰できる。こうし
て、刺繍に関する付属情報を、指示手段の操作状態の保
持と解除による簡単な操作によって、迅速に切り換え表
示できる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のミ
シンの表示装置であって、例えば、図2に示すように、
表示手段に表示される模様情報は、多色模様全体の縫い
形状であって、その付属情報は、多色模様に対する色別
の縫い形状を表す複数の模様情報であること、を特徴と
している。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載のミ
シンの表示装置であって、例えば、図3に示すように、
表示手段に表示される管理情報は、複数のファイル情報
であって、その付属情報は、ファイルに格納された模様
の形状を表す情報であること、を特徴としている。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1記載のミ
シンの表示装置であって、例えば、図4に示すように、
表示手段に表示される模様情報や文字情報は、編集中の
選択された模様であって、その付属情報は、編集中の全
ての模様情報や文字情報の模様の縫い形状を表す情報で
あること、を特徴としている。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1記載のミ
シンの表示装置であって、例えば、図5に示すように、
表示手段に表示される模様情報や文字情報は、編集中の
模様であって、その付属情報は、全部または指定された
部分の模様の縫い時間を表す情報であること、を特徴と
している。
【0014】また、請求項6記載の発明は、刺繍模様に
関連したデータを格納した管理情報や模様情報や文字情
報等の情報を表示するための表示プログラムと、表示さ
れている状態の表示情報についての付属情報を読み出し
て表示するように指示するための指示プログラムと、指
示されている間は付属情報を表示し、指示解除で付属情
報の表示を消す制御プログラムと、を備える記憶媒体、
例えば、図1に示すように、ROM12、ROMカード
2、を特徴としている。
【0015】この請求項6記載の記憶媒体を刺繍縫いミ
シンに搭載することで、請求項1記載の表示装置を好適
に実現できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るミシンの表
示装置と記憶媒体の実施の形態例を図1から図5に基づ
いて説明する。先ず、図1は本発明を適用した一例とし
ての刺繍縫いミシンの制御系の構成を示すブロック図で
ある。図示のように、ミシン1は、CPU(Central Pr
ocessing Unit )11、ROM(Read Only Memory)1
2、RAM(Random Access Memory)13を実装し、端
部にカードコネクタ14を備えたCPU基板10、及
び、表示制御装置15、LCD(Liquid Crystal Displ
ay)16、タッチパネル17、電源制御装置18、メイ
ンモーター19、回転検出部20、従送り検出部21、
従送りステッピングモータ22、送り検出部23、送り
ステッピングモータ24、針振り検出部25、針振りス
テッピングモータ26、主軸検出部27、下糸検知部2
8、スイッチ部29等の各部を備えて構成される。
【0017】また、ミシン1は刺繍装置3を備え、刺繍
装置3は、X原点センサ31、X方向ステッピングモー
タ32、Y原点センサ33およびY方向ステッピングモ
ータ34を備えている。さらに、ミシンの制御装置1の
CPU基板10が備えるカードコネクタ14には、後述
するROMカード(外部記憶媒体)2が接続される。C
PU11は、電源スイッチをオンする動作によってミシ
ン1の電源が投入されると、ROM(記憶媒体)12内
に記憶された各種基本制御プログラムを読み込み、RA
M13内に設けられるワークエリアに展開して実行し、
ミシン1の各部を初期状態へ移行させ、その動作を制御
する。
【0018】具体的には、CPU11は表示制御装置1
5を制御して、刺繍する模様の図案や操作の案内等、ミ
シンの動作に関する各種の画面をLCD(表示手段)1
6に表示させる。また、CPU11は、タッチパネル
(指示手段)17が操作され、接触が検知された場合に
は、操作位置の座標を表示制御装置(制御手段)15に
よって取得させ、この操作位置の座標とLCD16にお
ける表示内容とに基づいて、指示操作の内容を特定させ
る。そして、CPU11は、スイッチ部29が備えるス
タート/ストップスイッチや、タッチパネル17におけ
る指示操作に基づいて、回転検出部20の検出値を参照
しながらメインモーター19を駆動制御して縫製を行わ
せる。さらに、CPU11は、主軸検出部27によって
主軸の回転位相や針棒の状態が検知され、模様タイミン
グ、および、枠移動タイミングを示す信号が出力される
と、これらの信号に基づいてROMカード2からの針落
ちデータの読み出しや枠の移動等を行わせる。
【0019】また、ROMカード2は、フラッシュメモ
リ、EEPROM等の半導体メモリ、或いは、光学的、
磁気的記録媒体を内蔵しており、主に読み取り専用の記
憶媒体であって、模様を刺繍するための針落ちデータを
複数の模様について格納している。なお、ROMカード
2に格納されるデータの保存形式や種類、データ量等は
任意であり、例えば、ミシン1の制御プログラムを格納
することも可能であるし、必要に応じて、格納されたデ
ータの書き換えが可能な構成としても良い。
【0020】CPU11は、刺繍する模様の針落ちデー
タに基づいて刺繍装置3の各部を駆動制御し、所定の模
様を刺繍する。ここで、CPU11は、カードコネクタ
14にセットされたROMカード2から刺繍する模様の
針落ちデータを読み出して刺繍することも可能である。
この場合、CPU11は、ROMカード2内の針落ちデ
ータを1針毎に読み出して、このデータに基づく縫いを
行う動作を繰り返し実行する。従って、オペレータは、
所望の模様の針落ちデータが記憶されたROMカード2
を入手してカードコネクタ14にセットすれば良い構成
となっている。
【0021】また、縫製動作中、CPU11は、針落ち
データの先読みを実行する。例えば、ROMカード2内
の針落ちデータを順次取得しながら縫製を行う場合、C
PU11は、縫製動作中の針位置から15針先の針落ち
データを取得する。このため、縫製動作中にROMカー
ド2からデータが読み出せなくなった場合は、予め先読
みしておいたデータの位置に運針する間に針を停止させ
れば、安全に停止できる。なお、通常、針停止動作は2
〜3針運針する間に完了できる。針停止後、CPU11
は、ROMカード2を再度セットするよう要求するメッ
セージをLCD16に表示させ、ROMカード2がセッ
トされれば、針が停止した時点での針落ちデータから読
み出しを再開し、縫製を開始する。
【0022】さらに、ミシン1の動作には、例えば、縫
製に要する時間を計算する縫い時間計算処理のように、
縫製動作を伴わず、ROMカード2内のデータを読み込
みながら実行される処理がある。このような処理の実行
中にカードコネクタ14からROMカード2が取り外さ
れた場合、CPU11のINT端子に割り込み信号が入
力され、CPU11は即座に割り込み処理を行う。この
割り込み処理の後、実行していた処理を中断し、ROM
カード2をセットするよう要求するメッセージをLCD
16に表示させて、ROMカード2が再度セットされた
ことを検知すると、中断していた処理を再開する。
【0023】CPU基板10上のROM12は、フラッ
シュメモリやEEPROM等の半導体メモリや、その他
の記録媒体を備えた記憶媒体であって、ミシン1の基本
制御、縫製動作、後述する表示処理(図から図5参照)
を実行するための各種プログラムおよびデータを格納す
る。なお、これらのプログラムやデータはCPU11に
よって読み取り可能な形式で記憶されている。具体的
に、ROM12には、刺繍模様を形成するための各種デ
ータである刺繍データ(針落ちデータを含む)が模様別
に書き込まれている。この刺繍データは、多色の模様に
ついては、色別に運針情報を有する。なお、刺繍データ
は、ROM12内に予め記憶されているものであっても
良いし、ROMカード2に記憶されているものであって
も良い。
【0024】また、CPU基板10上のRAM13は、
CPU11による処理において、プログラムおよびデー
タを一時的に格納するワークエリアを形成する。CPU
基板10に取り付けられたカードコネクタ14は、RO
Mカード2を接続するためのコネクタである。
【0025】表示制御装置15は、CPU11の制御に
従って、LCD16およびタッチパネル17の駆動制御
を実行する。LCD16の画面上にはタッチパネル17
が一体に固定され、表示制御装置15は、LCD16の
画面上に刺繍される模様や針落ち位置に関する情報等を
表示させるとともに、タッチパネル17が操作された際
には、その操作位置と表示内容とを対照して操作内容を
特定する。
【0026】電源制御装置18は、図示しない家庭用ま
たは一般用のAC電源に接続され、ミシン1の各部へ電
源を供給する。メインモーター19は、電源制御装置1
8からの電源をもとに回転し、ミシンの主軸を駆動す
る。回転検出部20は、メインモーター19が回転する
際の回転数を常に検知して、検知結果をCPU11へ出
力する。
【0027】主軸検出部27は、ミシンの主軸の回転角
(位相)を随時検出して、その検出結果をCPU11へ
出力する。下糸検知部28は、ミシンの下糸における切
れ等の異常を検出し、検出結果をCPU11へ出力す
る。また、スイッチ部29は、スタート/ストップ(St
art/Stop)スイッチ、リバーススイッチ、糸切りスイッ
チ等の各種スイッチを備えている。
【0028】次に、刺繍模様に関連したデータを格納し
た管理情報や模様情報や文字情報等の情報を表示するL
CD16に表示されている状態の表示情報についての付
属情報の表示制御例について説明する。本発明は、要す
るに、特定の画面が表示されていて、その画面について
の付属情報があるが、その付属情報が表示されていない
状態において、付属情報を表示して確認したい場合に、
全ての付属情報を簡単な操作で表示し、付属情報の確認
が終えたら、簡単な操作で元の画面に復帰できるように
するものである。
【0029】図2は付属情報の表示制御の第1例を示す
もので、図2(a)は「色確認」キーを押す前の表示状
態を示した正面図、図2(b)は「色確認」キーを押し
た状態の表示状態を示した正面図である。この表示制御
例は、LCD16に表示される模様情報が多色模様全体
の縫い形状で、その付属情報が多色模様に対する色別の
縫い形状を表す複数の模様情報である場合である。
【0030】即ち、図2(a)に示すように、模様情報
として多色模様全体の縫い形状「チューリップの絵」が
表示された状態において、画面内に表示された「色確
認」キーを押し続けると、図2(b)に示すように、全
8色の上糸の色が全て表示される。こうして、図2
(b)の表示内容を確認した後、「色確認」キーから離
すと、図2(a)の画面に戻る。このように、従来は4
回のキー操作が必要(図7参照)であったのに対し、1
回のキー操作で全色が確認できるようになった。要する
に、内容の確認が短時間で行えるものは、キーを押して
いる間だけ表示して、確認を終えたら元の画面に戻るよ
うにしたものである。
【0031】図3は付属情報の表示制御の第2例を示す
もので、図3(a)は「確認」キーを押す前の表示状態
を示した正面図、図3(b)は「確認」キーを押した状
態の表示状態を示した正面図である。この表示制御例
は、LCD16に表示される管理情報が複数のファイル
情報で、その付属情報がファイルに格納された模様の形
状を表す情報である場合である。
【0032】即ち、図3(a)は従来の図6(a)と同
じ画面であり、このようなホルダーの画面において、
「確認」キーを押し続けると、図3(b)に示すよう
に、記憶されている刺繍模様の内容「チューリップの
絵」が表示される。こうして、図3(b)で保存されて
いる模様の確認が終われば、「確認」キーから離す。そ
うすると、図3(a)の画面に戻る。このように、保存
している内容の確認は枠の中に模様が表示されるから、
操作者が希望する模様であるか否かは瞬時に判断でき
る。その判断ができたら、「確認」キーから離すこと
で、直ちに次の操作、例えば、呼び出しの「確定」キー
の操作や、他のホルダーの指定操作に移ることができ
る。
【0033】図4は付属情報の表示制御の第3例を示す
もので、図4(a)は「配置確認」キーを押す前の表示
状態を示した正面図、図4(b)は「配置確認」キーを
押した状態の表示状態を示した正面図である。この表示
制御例は、LCD16に表示される模様情報や文字情報
が編集中の選択された模様で、その付属情報が編集中の
全ての模様情報や文字情報の模様の縫い形状を表す情報
である場合である。
【0034】即ち、図4(a)は、図4(b)のよう
に、「チューリップの絵」と「Flowerの文字」の
2種類の模様を組み合わせた模様のうち、「チューリッ
プの絵」が縫製の対象となっている画面である。この図
4(a)の画面の状態において、ミシンのスタートボタ
ン(スタート/ストップスイッチ)を押すと、チューリ
ップの絵の刺繍が開始される。その縫製時、「縫い時
間」、「残り時間」、「縦横寸法」、「刺繍枠種類」が
文字情報として表示されている。次に、図4(a)の画
面で「配置確認」キーを押し続けると、図4(b)のよ
うに、「チューリップの絵」と「Flowerの文字」
を組み合わせた模様全ての配置位置が表示される。こう
して、模様の配置が確認できたら、「配置確認」キーを
離すことで、図4(a)の画面に戻る。
【0035】図5は付属情報の表示制御の第4例を示す
もので、図5(a)は「確認」キーを押す前の表示状態
を示した正面図、図5(b)は「確認」キーを押した状
態の表示状態を示した正面図である。この表示制御例
は、LCD16に表示される模様情報や文字情報が編集
中の模様で、その付属情報が全部または指定された部分
の模様の縫い時間を表す情報である場合である。
【0036】即ち、図5(a)は、「バットの絵」と
「ボールの絵」とを組み合わせた模様の画面で、バット
の一部が異なる色の場合をハーフトーンとフルトーンに
よる異なる表示形態で示したものである。この図5
(a)の画面の状態において、その「バットの絵」と
「ボールの絵」を組み合わせた模様の全部またはフルト
ーンで表示された部分の「縫い時間」、「残り時間」、
「縦横寸法」、「刺繍枠種類」が文字情報として表示さ
れている。次に、図5(a)の画面で「確認」キーを押
し続けると、図5(b)に示すように、「バットの絵」
と「ボールの絵」を組み合わせた模様のハーフトーンと
フルトーンの関係が反転して切り換わるとともに、その
一部、たとえ、フルトーンに切り換わった部分の「縫い
時間」、「残り時間」が文字情報として表示される。こ
うして、模様の配置が確認できたら、「確認」キーを離
すことで、図5(a)の画面に戻る。
【0037】以上の通り、特定画面の付属情報を表示す
る場合に、所定のキーを押している間だけ付属情報を表
示し、キーを離すと、元の画面を表示するようにしたこ
とによって、以下の効果が得られる。 (1)表示されている画面の付属情報を表示するための
画面切換操作が早くなり、操作者にとって、思考の中断
が無く、操作性が向上する。 (2)指示キー(表示切換スイッチ)は、画面が切り換
わってもタッチパネル17の同じ位置にあるので、画面
復帰のためにキーを捜すという操作が不要となる。
【0038】なお、以上の実施の形態例においては、指
示手段としての画面切換スイッチをLCDと組み合わせ
たタッチパネルとしたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、メカニカルスイッチであっても良い。ま
た、刺繍模様や表示要素についても、実施の形態例に限
られるものではないことは勿論である。
【0039】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
るミシンの表示装置によれば、表示情報についての付属
情報を表示して確認したい場合に、指示手段を操作状態
に保持するだけの簡単な操作により全ての付属情報を表
示することができ、また、その付属情報の確認を終えた
ら、指示手段の操作状態を解除するだけの簡単な操作で
元の表示情報に復帰することができる。即ち、刺繍に関
する付属情報を、指示手段の操作状態の保持と解除によ
る簡単な操作によって、迅速に切り換え表示することが
できる。
【0040】また、請求項6記載の発明に係る記憶媒体
によれば、刺繍縫いミシンに搭載することによって、請
求項1記載の表示装置を好適に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての刺繍縫いミシン
の制御系の構成を示すブロック図である。
【図2】付属情報の表示制御の第1例を示すもので、
(a)は指示キーを押す前の表示状態を示した正面図、
(b)は指示キーを押した状態の表示状態を示した正面
図である。
【図3】付属情報の表示制御の第2例を示すもので、
(a)は指示キーを押す前の表示状態を示した正面図、
(b)は指示キーを押した状態の表示状態を示した正面
図である。
【図4】付属情報の表示制御の第3例を示すもので、
(a)は指示キーを押す前の表示状態を示した正面図、
(b)は指示キーを押した状態の表示状態を示した正面
図である。
【図5】付属情報の表示制御の第4例を示すもので、
(a)は指示キーを押す前の表示状態を示した正面図、
(b)は指示キーを押した状態の表示状態を示した正面
図である。
【図6】刺繍模様を呼び出す場合の従来の画面表示例を
示したもので、(a)は「確認」キーを押す前の正面
図、(b)は(a)の状態から「確認」キーを押した後
の正面図である。
【図7】選択した刺繍模様がどの色の上糸で作られてい
るのかを確認する場合の従来の画面表示例を示したもの
で、(a)は「色確認」キーを押す前の正面図、(b)
は(a)の状態から「色確認」キーを押した後の正面
図、(c)は(b)の状態から「色確認」キーを押した
後の正面図、(d)は(c)の状態から「色確認」キー
を2回押した後の正面図である。
【符号の説明】
1 ミシン 10 CPU基板 11 CPU 12 ROM(記憶媒体) 13 RAM 14 カードコネクタ 15 表示制御装置(制御手段) 16 LCD(表示手段) 17 タッチパネル(指示手段) 2 ROMカード(記憶媒体) 3 刺繍装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 AA07 AA15 CB04 CE03 CE09 CE23 GF02 GF03 GG04 JA02 JA07 LA44 LA66 LA67 LA73 LB03 NA53 NA61 NA62 NA78 NB18 NC02 NC06 PA03 QA06 QA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刺繍模様に関連したデータを格納した管理
    情報や模様情報や文字情報等の情報を表示する表示手段
    と、 この表示手段に表示されている状態の表示情報について
    の付属情報を読み出して表示するように指示する指示手
    段と、 この指示手段を操作している間は表示手段に付属情報を
    表示し、指示手段の操作解除で付属情報の表示を消す制
    御手段と、 を備えたこと、を特徴とするミシンの表示装置。
  2. 【請求項2】表示手段に表示される模様情報は、多色模
    様全体の縫い形状であって、 その付属情報は、多色模様に対する色別の縫い形状を表
    す複数の模様情報であること、を特徴とする請求項1記
    載のミシンの表示装置。
  3. 【請求項3】表示手段に表示される管理情報は、複数の
    ファイル情報であって、 その付属情報は、ファイルに格納された模様の形状を表
    す情報であること、を特徴とする請求項1記載のミシン
    の表示装置。
  4. 【請求項4】表示手段に表示される模様情報や文字情報
    は、編集中の選択された模様であって、 その付属情報は、編集中の全ての模様情報や文字情報の
    模様の縫い形状を表す情報であること、を特徴とする請
    求項1記載のミシンの表示装置。
  5. 【請求項5】表示手段に表示される模様情報や文字情報
    は、編集中の模様であって、 その付属情報は、全部または指定された部分の模様の縫
    い時間を表す情報であること、を特徴とする請求項1記
    載のミシンの表示装置。
  6. 【請求項6】刺繍模様に関連したデータを格納した管理
    情報や模様情報や文字情報等の情報を表示するための表
    示プログラムと、 表示されている状態の表示情報についての付属情報を読
    み出して表示するように指示するための指示プログラム
    と、 指示されている間は付属情報を表示し、指示解除で付属
    情報の表示を消す制御プログラムと、 を備えること、を特徴とする記憶媒体。
JP34110899A 1999-11-30 1999-11-30 ミシンの表示装置と記憶媒体 Pending JP2001149677A (ja)

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