JP2001149541A - 弾球遊技機の操作ハンドル装置 - Google Patents

弾球遊技機の操作ハンドル装置

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JP2001149541A
JP2001149541A JP34218299A JP34218299A JP2001149541A JP 2001149541 A JP2001149541 A JP 2001149541A JP 34218299 A JP34218299 A JP 34218299A JP 34218299 A JP34218299 A JP 34218299A JP 2001149541 A JP2001149541 A JP 2001149541A
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shaft
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ball game
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JP34218299A
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Osamu Honjo
修 本庄
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Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者の体格や体型等に拘わることなく、遊
技者の疲労を軽減することが可能な弾球遊技機の操作ハ
ンドル装置を提供すること。 【解決手段】 回動操作部材21を保持する操作ハンド
ル部20が固定されるハンドル取付板101が、上側ス
プリング部材131を介して上側支持ブラケット部11
1に連結され、また、下側スプリング部材132を介し
て下側支持ブラケット部121に連結される。上側スプ
リング部材131は、ハンドル取付板101が一方の方
向に揺動するときには、第1上側軸105と係合し、第
2上側軸114との係合が解除される。下側スプリング
部材132は、ハンドル取付板101が一方の方向に揺
動するときには、第1下側軸106と係合し、第2下側
軸124との係合が解除される。また、ハンドル取付板
101が他方の方向に揺動するときには、上述した係合
関係が逆の関係となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機の前面
に突設され且つ回動操作部材を回動操作することにより
打玉の発射勢を調整し得る弾球遊技機の操作ハンドル装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機の前面下部一側には、
回動操作部材を回動操作することにより打玉の発射勢を
調整し得る弾球遊技機の操作ハンドル装置が突設されて
いる。この種の操作ハンドル装置として、たとえば特開
平8−98915号公報に開示されたようなものが知ら
れている。この特開平8−98915号公報に開示され
た操作ハンドル装置は、回動操作部材としての操作レバ
ーを含む操作ハンドル部が弾球遊技機の前面に対して直
角方向に突設されており、操作レバー(ハンドル軸)の
回動中心軸と弾球遊技機本体との交差角度が直角に固定
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−98915号公報に開示された操作ハンドル装置に
おいては、操作レバー(ハンドル軸)の回動中心軸と弾
球遊技機本体との交差角度が直角に固定されているため
に、椅子に座っている遊技者が操作ハンドル部を操作す
る際に右手の手首を折り曲げた状態で操作しなければな
らず、しかもこの折り曲げた状態での長時間の操作が強
いられることになるため、操作する手(手首)が疲労す
るという問題点を有している。
【0004】また、操作する手(手首)の疲労を軽減す
るものとして、操作ハンドル部を弾球遊技機の前面に対
して所定角度だけ上方あるいは外側に向けることによ
り、手首の折り曲げ度合いを少なくしたものも提案され
ているが、操作ハンドル部の弾球遊技機の前面に対する
角度は固定であり、遊技者の体格や体型等には違いがあ
るために、遊技者によっては操作ハンドル部を操作する
手(手首)の疲労を軽減することができない場合もあっ
た。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、遊技者の体格や体型等に拘わることなく、遊技者の
疲労を軽減することが可能な弾球遊技機の操作ハンドル
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る弾球遊技機
の操作ハンドル装置は、弾球遊技機の前面に突設され且
つ回動操作部材を回動操作することにより打玉の発射勢
を調整し得る弾球遊技機の操作ハンドル装置であって、
回動操作部材の回動中心軸と弾球遊技機本体との交差角
度を変更可能とする交差角度変更手段を備えていること
を特徴としている。
【0007】本発明に係る弾球遊技機の操作ハンドル装
置では、回動操作部材の回動中心軸と弾球遊技機本体と
の交差角度を変更可能とする交差角度変更手段を備えて
いるので、遊技者は、自分に適した交差角度を選択して
回動操作部材を把持、操作することが可能となり、遊技
者の体格や体型等に拘わることなく遊技者の疲労を軽減
することができる。
【0008】また、交差角度変更手段は、交差角度を所
定の角度に維持するための角度維持手段を有しているこ
とが好ましい。このように角度維持手段を有することに
より、遊技者自身が選択した角度に交差角度が維持され
ることになり、遊技者の疲労をより一層軽減することが
できる。
【0009】また、交差角度変更手段は、回動操作部を
保持する操作ハンドル部と、回動操作部材の回動操作に
よって回転するハンドル軸を回転可能に軸支すると共
に、操作ハンドル部が取付けられるハンドル取付部と、
ハンドル取付部から弾球遊技機の上下方向に立設される
第1軸と、弾球遊技機に固定された部材から弾球遊技機
の上下方向に立設されて、第1軸と同軸上に配置される
第2軸と、第1軸と第2軸とに外装されて、一端側がハ
ンドル取付部に係止され、他端側が弾球遊技機に固定さ
れた部材に係止されるスプリング部材と、を備え、ハン
ドル取付部は、第1軸及び第2軸の中心軸回りに揺動
し、スプリング部材は、ハンドル取付部が一方の方向に
揺動したときには、第1軸と係合すると共に第2軸との
係合が解除されることにより交差角度を所定の角度に維
持し、また、ハンドル取付部が他方の方向に揺動したと
きには、第2軸と係合すると共に第1軸との係合が解除
されることにより交差角度を所定の角度に維持すること
が好ましい。このような構成とした場合、回動操作部材
の回動中心軸と弾球遊技機本体との交差角度が水平方向
(遊技者の左右方向)に沿って変更されることになり、
遊技者の疲労軽減に十分な効果を発揮し得る構造を簡易
且つ低コストで実現可能となる。
【0010】また、交差角度変更手段は、回動操作部を
保持する操作ハンドル部と、回動操作部材の回動操作に
よって回転する第1ハンドル軸と、弾球遊技機に固定さ
れたハンドル取付部に回転可能に軸支される第2ハンド
ル軸と、第1ハンドル軸と第2ハンドル軸とを連結する
スプリング部材と、スプリング部材を収容し、一端が操
作ハンドル部に取付けられ、他端が弾球遊技機本体側に
取付けられ、且つ、交差角度を所定の角度に維持するた
めの蛇腹部材と、を備えることが好ましい。このような
構成とした場合、回動操作部材の回動中心軸と弾球遊技
機本体との交差角度が上下左右斜めいずれの方向に対し
ても変更されることになり、遊技者の疲労を極めて軽減
し得る構造を簡易且つ低コストで実現可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。なお、図面の説明において同一の要素に
は同一の符号を付しており、重複する説明は省略する。
【0012】(第1実施形態)まず、本実施形態の要部
を構成する操作ハンドル装置を有する弾球遊技機の構成
について説明する。図1は、弾球遊技機1の斜視図であ
る。本実施形態における弾球遊技機1としては、弾発さ
れた打玉が遊技盤に形成された入賞口や入賞球装置に入
賞した入賞玉に基づいて所定個数の景品玉を払い出す形
式のパチンコ遊技機を図示したものであるが、弾発され
た打玉が遊技盤に設けられる複数の入球口に入球して、
その入球口の組合せによって得点が与えられ、その得点
に応じた景品玉が払い出される形式の弾球遊技機、いわ
ゆるアレンジ遊技機であってもよい。
【0013】弾球遊技機1は、図1に示すように、図示
しない弾球遊技機設置島に固定される外枠2の一側に開
閉自在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成部のほぼ
すべてが集約して設けられる枠基体3と、この枠基体3
の前面上部に開閉自在に設けられるガラス板保持枠4、
枠基体3の前面下部に開閉自在に設けられる上皿取付板
5に装着される上皿6と、枠基体3の最下部前方に取り
付けられる下皿7及び操作ハンドル装置9と、から構成
されている。
【0014】上記した外枠2に開閉自在に取り付けられ
る枠基体3は、たとえば合成樹脂によって一体成型され
るものであり、その背面側に遊技盤が収納固定されると
共に、この遊技盤の前方をガラス板保持枠4が覆ってい
る。ガラス板保持枠4は、遊技盤の遊技領域を臨む開口
の周囲に周設されており、ガラス板保持枠4の開口を通
して視認し得る遊技盤の遊技領域には、図示していない
が可変表示装置及び可変入賞球装置等の遊技装置及びア
ウト口等が設けられている。
【0015】枠基体3の前面枠部分の下方部分は、板状
に形成されており、その前面に下皿7や操作ハンドル装
置9が組付け固定されている。下皿7は、複数の部材を
組み立てた状態でセット化されて枠基体3の下部中央に
止着固定されているものである。また、下皿7の左側に
は、灰皿8が設けられるが、この灰皿8は、枠基体3の
下部前面に固着され且つ灰皿8を収納する凹部が形成さ
れた灰皿取付枠8aに回転自在に取り付けられるもので
ある。また、下皿7の右側には、操作ハンドル装置9が
設けられるが、この操作ハンドル装置9は、枠基体3の
前面に取り付けられる取付基板10に集約して設けら
れ、回動操作部材21を保持する操作ハンドル部20が
取付基板10(弾球遊技機1本体)から突設されてい
る。操作ハンドル部20は、回動操作部材21を遊技者
が時計回転方向に回動操作することにより、操作ハンド
ル装置9と対面するように枠基体3の裏面側に取り付け
られる打球発射装置(図示せず)の打球杆の弾発力を調
整して打玉の発射勢を所望の値に調節するものである。
【0016】次に、打球発射装置を駆動し且つ所定の弾
発力を付与せしめる操作ハンドル装置9の構成について
図2及び図3を参照して詳細に説明する。図2は、操作
ハンドル装置9の断面図であり、図3は、操作ハンドル
装置9を背面から見たときの斜視図である。
【0017】操作ハンドル装置9は、取付基板10の前
面に突設される操作ハンドル部20を有している。この
操作ハンドル部20は、後部ハンドルベース部材31と
押え板部材41と回動操作部材21と前部ハンドルベー
ス部材51とハンドルカバー部材61とで構成される。
これらの関係は、回動操作部材21が後部ハンドルベー
ス部材31と前部ハンドルベース部材51とで挟持さ
れ、前部ハンドルベース部材51が後部ハンドルベース
部材31に取り付けられ、ハンドルカバー部材61が前
部ハンドルベース部材51に取り付けられるようになっ
ている。また、これらの部材は、合成樹脂により成形さ
れている。
【0018】取付基板10には、操作ハンドル部20
(後部ハンドルベース部材31)を挿入するための穴部
11が設けられている。この穴部11は、操作ハンドル
部20を水平方向、すなわち弾球遊技機1の左右方向
(図1中矢印A−B方向)移動し得るように、水平方向
(弾球遊技機1の左右方向)を長径とした長穴状に形成
されている。
【0019】後部ハンドルベース部材31は、筒状の基
部32と椀状の外周縁部33とを一体的に成形したもの
であり、その中央には、ハンドル軸71の前端部分を貫
通支持する軸支持穴34が段差状に形成されている。基
部32は、取付基板10に形成された穴部11に挿入さ
れて、取付基板10の背面側に配設されるハンドル取付
板101に固定される。
【0020】軸支持穴34に貫通されるハンドル軸71
の前端部分には、D型カット面が形成され、D型カット
面が形成された部分よりやや後方に係止溝が刻設されて
いる。係止溝には、ハンドル軸71を軸支持穴34に回
転自在に装着するためのEリング72が挿入されてい
る。
【0021】外周縁部33の前面内側部分には、複数の
支持ボス35が突設されている。この支持ボス35は、
基部が先端部よりもやや太く形成されている。これは、
先端部は、回動操作部材21の貫通規制穴26を貫通さ
せる必要があるのに対して、基部は、後述するハンドル
カバー部材61および前部ハンドルベース部材51を介
して遊技者が負荷する加重に絶える必要があるため、で
きるかぎり太く形成した方が良いからである。また、外
周縁部33の前面外側部分には、押え板部材41を止着
するための複数の支持ボス36も突設されている。押え
板部材41は、リング状に形成され、ハンドル軸71や
支持ボス35等を貫通する穴部42が形成されている。
【0022】回動操作部材21は、前方が大きくへこん
だ凹部22を有するリング形状をしており、その外周面
には、指掛部23が一体的に形成され、更に、その中心
部に軸係合部24が形成されている。この軸係合部24
のD型穴25は、ハンドル軸71のD型カット面に嵌挿
されるようになっていると共に、D型穴25の長さは、
D型カット面の切欠巾とほぼ同じ長さに設定されてい
る。このように回動操作部材21を相対的に長い軸係合
部24で軸支するようにしたのは、回動操作部材21を
強固に、かつ確実にハンドル軸71に固着するためであ
る。また、回動操作部材21の軸係合部24の外周に
は、支持ボス35が貫通される貫通規制穴26が穿設さ
れている。この貫通規制穴26は、円弧状の長孔であ
り、この長孔の角度範囲でしか回動操作部材21を回動
することができない。
【0023】前部ハンドルベース部材51は、略円盤状
の部材で、その中心部には、回動操作部材21の軸係合
部24が挿入される逃し穴52が開設されている。ま
た、逃し穴52の外側部分には、支持ボス35の先端部
が嵌合する嵌合止め穴(図示せず)が刻設されている。
そして、前部ハンドルベース部材51の前方からビスを
嵌合止め穴に螺着して前部ハンドルベース部材51を後
部ハンドルベース部材31に取り付ける。このように前
部ハンドルベース部材51には、嵌合止め穴を設けたの
で、支持ボス35に取付位置が一義的に容易に決めら
れ、且つその連結状態を強固にすることができる。
【0024】前部ハンドルベース部材51の前面側に
は、後述するハンドルカバー部材61の係合片83と係
合する係合止め部54が適宜の数だけ形成されている。
この係合止め部54は、一方を開放した鉤状の形状をし
ている。そして、係合片83を有するハンドルカバー部
材61を前部ハンドルベース部材51に当接させた状態
で時計方向に回動すればハンドルカバー部材61を前部
ハンドルベース部材51に取着することができる。な
お、回動操作部材21を挾持した状態で前部ハンドルベ
ース部材51を支持ボス35に止着した状態では、前部
ハンドルベース部材51は、ほぼ完全に回動操作部材2
1の凹部22内に収納された状態となっている。更に、
前部ハンドルベース部材51の前面側には、止着部55
が形成されている。この止着部55は、ハンドルカバー
部材61側へ突出するように形成されるとともに、その
止着部55に形成される穴は、下向きになっている。
【0025】ハンドルカバー部材61は、ハンドルカバ
ー部材61を前部ハンドルベース部材51に取着するた
めの装着部材81を遊技者が握ることができる椀状部材
の内側に取り付けて構成されるものである。装着部材8
1は、その中心に軸係合部24の侵入を許容する筒部8
2が開設され、その後面側に前記した前部ハンドルベー
ス部材51の係合止め部54と係合する係合片83がそ
の外周近くに適宜間隔を置いて形成されている。また、
装着部材81には、前部ハンドルベース部材51の止着
部55に対応する位置に中空状の凸部が形成され、その
凸部の下方にビス貫通切欠部(図示せず)が切り欠けら
れている。更に、装着部材81には、ハンドルカバー部
材61を螺着するための止め穴85が穿設され、装着部
材81の後方からビスで装着部材81とハンドルカバー
部材61とを一体的に取着している。なお、装着部材8
1をハンドルカバー部材61に取着した際には、装着部
材81の外周がハンドルカバー部材61の開口端面を塞
ぐように収容される。
【0026】ハンドルカバー部材61は、後面が開口し
た椀状をなしている。また、ハンドルカバー部材61に
は、後方に向って複数の取付ボス62が突設され、取付
ボス62が装着部材81の止め穴85に対応している。
更に、ハンドルカバー部材61の下方には、ビスを止着
するための取付穴63が穿設されている。この取付穴6
3は、止着部55及びビス貫通切欠部に対応する下方位
置に形成されるものである。
【0027】装着部材81とハンドルカバー部材61と
をビスで取着したハンドルカバー部材61を前部ハンド
ルベース部材51に取り付けるには、ハンドルカバー部
材61を前部ハンドルベース部材51に当接させて係合
片83と係合止め部54とを係合させ、その後、ハンド
ルカバー部材61の取付穴63からビスを挿入して前部
ハンドルベース部材51の止着部55に螺着させる。こ
れにより、ハンドルカバー部材61の回転が係止され
て、ハンドルカバー部材61が確実に前部ハンドルベー
ス部材51に固定された状態となっている。
【0028】また、上述したように取付基板10の背面
側に配設され且つ基部32が固定されるハンドル取付板
101は、略円盤状に形成された金属板からなり、ほぼ
中央部分には、軸受部材73の一端が挿入される挿入穴
102が開設されている。基部32は、ハンドル取付板
101の挿入穴102の外側部分にビスにより螺着され
て、固定される。軸受部材73は、ハンドル軸71を支
持するためのもので、筒状に形成された潤滑性のある合
成樹脂等からなる。このため、ハンドル軸71は、軸受
部材73を介してハンドル取付板101に回転可能に軸
支されることになる。ここで、ハンドル取付板101
は、各請求項におけるハンドル取付部を構成している。
【0029】ハンドル軸71の後端には、軸受部材73
が挿入された状態で、金属板91及び半円プーリ93が
嵌合されてビスで止着される。金属板91は、半円プー
リ93とほぼ同一形状であって半円プーリ93の前面に
当接状態に密着されるものであり、半円プーリ93を補
強するものである。この金属板91には、ハンドル軸7
1の後端が貫通される嵌合穴92が形成されている。半
円プーリ93にもハンドル軸71の後端に嵌合する嵌合
穴94が形成されると共に、その外周に索条97が案内
される案内溝95が周設され、その一旦の周面に索条9
7の一端を係止する係止部96が形成されている。ハン
ドル軸71の後端から軸受部材73を装着し、この軸受
部材73の一端をハンドル取付板101の挿入穴102
に挿入した後に、ハンドル軸71の後端に金属板91及
び半円プーリ93のそれぞれの嵌合穴92,94を嵌合
させ、ハンドル軸71の後端にラッシャー付きビスで螺
着することにより、ハンドル軸71の後端に半円プーリ
93を固着することができる。
【0030】半円プーリ93の係止部96に係止される
索条97の他端には、図3に示すように、円形状の円形
プーリ98が連結されている。この円形プーリ98は、
取付基板10に形成される円形プーリ取付穴にワッシャ
ー付きビスによって回転自在に軸支されている。そし
て、円形プーリ98には、バネ99が介装され、このバ
ネ99の一端が取付基板10に突設されたバネ係止突部
12に係止され、他端が円形プーリ98に係止されてい
る。このため、円形プーリ98は、図3から見て常に時
計方向に回動付勢されているが、円形プーリ98に一体
的に形成された当接突起(図示しない)が取付基板10
に突設された補強リブ(図示しない)に当接して、その
時計方向の回転を規制している。また、円形プーリ98
には、索条97を案内する案内溝、及び索条97の他端
を係止する係止部が形成され、更に、軸穴を中心とする
扇形状の係合穴100が形成されている。係合穴100
は、3つ形成されており、取付基板10及び打球発射装
置を枠基体3に対向させたとき、打球発射装置側に設け
られた初期弾発力調節器の係合突起に嵌合されるように
なっている。これにより、操作ハンドル部20側の回動
操作部材21の回動運動を打球発射装置側へ伝達して弾
発力を調節することができる。
【0031】ハンドル取付板101の上方及び下方部分
の夫々には、後向きに延びる上側フランジ部103と下
側フランジ部104がハンドル取付板101と一体に形
成されている。上側フランジ部103には、第1上側軸
105が上方に向けて立設されている。下側フランジ部
104には、第1下側軸106が下方に向けて立設され
ている。ここで、第1上側軸105及び第1下側軸10
6は、各請求項における第1軸を構成している。
【0032】また、取付基板10の背面側には、上側支
持ブラケット部111と下側支持ブラケット部121と
が取付けられている。上側支持ブラケット部111は、
断面略L字状に形成された金属板からなり、上側支持ブ
ラケット部111の一方の面部112が上側フランジ部
103と所定間隔を介して対向する位置に設けられい
る。上側支持ブラケット部111の取付基板10への取
付けは、取付基板10の背面に突設された取付ボス13
に対して上側支持ブラケット部111の他方の面部11
3を当接させた状態で、他方の面部113の後方からビ
スを取付ボス13に螺着することにより行っている。
【0033】上側支持ブラケット部111の一方の面部
112には、対向する上側フランジ部103に向けて第
2上側軸114が立設されている。ここで、第1上側軸
105と第2上側軸114とは、夫々の中心軸が一致す
るように同軸上に配設されている。また、第1上側軸1
05の長さと第2上側軸114の長さの合計は、上側支
持ブラケット部111の一方の面部112と上側フラン
ジ部103との間隔よりも短く設定されており、第1上
側軸105の上端と第2上側軸114の下端との間に所
定の間隙が形成されることになる。ここで、第2上側軸
114は、各請求項における第2軸を構成している。
【0034】ハンドル取付板101と上側支持ブラケッ
ト部111とは、上側スプリング部材131により連結
されている。この上側スプリング部材131は、第1上
側軸105及び第2上側軸114に外装された状態で、
一方の端部がハンドル取付板101(上側フランジ部1
03)に係止されており、他方の端部が上側支持ブラケ
ット部111(一方の面部112)に係止されている。
ここで、上側スプリング部材131は、各請求項におけ
るスプリング部材を構成している。
【0035】下側支持ブラケット部121は、一部が断
面略L字状に形成された金属板からなり、下側支持ブラ
ケット部121の断面略L字状に形成された部分の一方
の面部122が下側フランジ部104と所定間隔を介し
て対向する位置に設けられいる。下側支持ブラケット部
121の取付基板10への取付けは、上側支持ブラケッ
ト部111と同様に、取付基板10の背面に突設された
取付ボス13に対して下側支持ブラケット部121の断
面略L字状に形成された部分の他方の面部123を当接
させた状態で、他方の面部123の後方からビスを取付
ボス13に螺着することにより行っている。
【0036】下側支持ブラケット部121の一方の面部
122には、対向する下側フランジ部104に向けて第
2下側軸124が立設されている。ここで、第1下側軸
106と第2下側軸124とは、夫々の中心軸が一致す
るように同軸上に配設されている。また、第1下側軸1
06の長さと第2下側軸124の長さの合計は、下側支
持ブラケット部121の一方の面部122と下側フラン
ジ部104との間隔よりも短く設定されており、第1下
側軸106の下端と第2下側軸124の上端との間に所
定の間隙が形成されることになる。ここで、第2下側軸
124は、各請求項における第2軸を構成している。
【0037】ハンドル取付板101と下側支持ブラケッ
ト部121とは、下側スプリング部材132により連結
されている。この下側スプリング部材132は、第1下
側軸106及び第2下側軸124に外装された状態で、
一方の端部がハンドル取付板101(下側フランジ部1
04)に係止されており、他方の端部が下側支持ブラケ
ット部121(一方の面部122)に係止されている。
ここで、下側スプリング部材132は、各請求項におけ
るスプリング部材を構成している。
【0038】上側スプリング部材131は、ハンドル取
付板101が一方の方向(たとえば図1中矢印A方向)
に揺動するときには、上側スプリング部材131の第1
上側軸105側の部分が収縮して第1上側軸105と係
合し、上側スプリング部材131の第2上側軸114側
の部分が緩んで第2上側軸114との係合が解除される
ように構成されている。また、上側スプリング部材13
1は、ハンドル取付板101が他方の方向(たとえば図
1中矢印B方向)に揺動するときには、上側スプリング
部材131の第1上側軸105側の部分が緩んで第1上
側軸105との係合が解除され、上側スプリング部材1
31の第2上側軸114側の部分が収縮して第2上側軸
114と係合するようにも構成されている。
【0039】下側スプリング部材132は、上側スプリ
ング部材131と同様に構成されており、ハンドル取付
板101が一方の方向(たとえば図1中矢印A方向)に
揺動するときには、下側スプリング部材132の第1下
側軸106側の部分が収縮して第1下側軸106と係合
し、下側スプリング部材132の第2下側軸124側の
部分が緩んで第2下側軸124との係合が解除されるよ
うに構成されている。また、下側スプリング部材132
は、ハンドル取付板101が他方の方向(たとえば図1
中矢印B方向)に揺動するときには、下側スプリング部
材132の第1下側軸106側の部分が緩んで第1下側
軸106との係合が解除され、下側スプリング部材13
2の第2下側軸124側の部分が収縮して第2下側軸1
24と係合するようにも構成されている。
【0040】したがって、遊技者が操作ハンドル部20
を把持し、この操作ハンドル部20を一方の方向(たと
えば図1中矢印A方向)に揺動させようとした場合、ハ
ンドル取付板101の図1中矢印A方向への揺動によ
り、上側スプリング部材131は、第1上側軸105に
ロックされると共に第2上側軸114に対しては相対的
に移動可能な状態となり、下側スプリング部材132
は、第1下側軸106にロックされると共に第2下側軸
124に対しては相対的に移動可能な状態となる。この
ため、第2上側軸114及び第2下側軸124の中心軸
回りにハンドル取付板101が回動可能となり、回動操
作部材21の回動中心軸(ハンドル軸71)と弾球遊技
機1本体(取付基板10)との交差角度が図1中矢印A
方向に変更されることになる。本実施形態においては、
操作ハンドル部20は、穴部11内にて、回動操作部材
21の回動中心軸(ハンドル軸71)と弾球遊技機1本
体(取付基板10)と直交する位置から45°程度図1
中矢印A方向に揺動する。なお、この角度は、45°に
限られるものではなく、適宜設定してもよい。
【0041】また、遊技者が操作ハンドル部20を一方
の方向(たとえば図1中矢印A方向)に揺動させている
限り、上側スプリング部材131と夫々の軸105,1
14との上述した係合関係、及び、下側スプリング部材
132と夫々の軸106,124との上述した係合関係
は維持されることになり、回動操作部材21の回動中心
軸(ハンドル軸71)と弾球遊技機1本体(取付基板1
0)との交差角度が、矢印A方向に変更された所定の角
度に維持される。
【0042】一方、遊技者が操作ハンドル部20を他方
の方向(たとえば図1中矢印B方向)に揺動させようと
した場合、ハンドル取付板101の図1中矢印B方向へ
の揺動により、上側スプリング部材131は、第2上側
軸114にロックされると共に第1上側軸105に対し
ては相対的に移動可能な状態となり、下側スプリング部
材132は、第2下側軸124にロックされると共に第
1下側軸106に対しては相対的に移動可能な状態とな
る。このため、第1上側軸105及び第1下側軸106
の中心軸回りにハンドル取付板101が回動可能とな
り、回動操作部材21の回動中心軸(ハンドル軸71)
と弾球遊技機1本体(取付基板10)との交差角度が図
1中矢印B方向に変更されることになる。本実施形態に
おいては、操作ハンドル部20は、穴部11内にて、回
動操作部材21の回動中心軸(ハンドル軸71)と弾球
遊技機1本体(取付基板10)と直交する位置から45
°程度図1中矢印B方向に揺動する。なお、この角度
は、45°に限られるものではなく、適宜設定してもよ
い。
【0043】また、遊技者が操作ハンドル部20を一方
の方向(たとえば図1中矢印B方向)に揺動させている
限り、上側スプリング部材131と夫々の軸105,1
14との上述した係合関係、及び、下側スプリング部材
132と夫々の軸106,124との上述した係合関係
は維持されることになり、回動操作部材21の回動中心
軸(ハンドル軸71)と弾球遊技機1本体(取付基板1
0)との交差角度が、矢印B方向に変更された所定の角
度に維持される。
【0044】なお、上側スプリング部材131と夫々の
軸105,114との係合関係、及び、下側スプリング
部材132と夫々の軸106,124との係合関係は、
上述した関係に限られるものではなく、たとえば上述し
た関係とは逆の係合関係となるように構成してもよい。
この構成では、ハンドル取付板101が矢印A方向に揺
動する場合に、上側スプリング部材131は、第2上側
軸114にロックされると共に第1上側軸105に対し
ては相対的に移動可能な状態となり、下側スプリング部
材132は、第2下側軸124にロックされると共に第
1下側軸106に対しては相対的に移動可能な状態とな
る。また、ハンドル取付板101が矢印B方向に揺動す
る場合に、上側スプリング部材131は、第1上側軸1
05にロックされると共に第2上側軸114に対しては
相対的に移動可能な状態となり、下側スプリング部材1
32は、第1下側軸106にロックされると共に第2下
側軸124に対しては相対的に移動可能な状態となる。
【0045】また、ハンドル取付板101の上側位置に
上側スプリング部材131を設け、下側位置に下側スプ
リング部材132を設けるように構成しているが、必ず
しも上側及び下側位置の両方に設ける必要はなく、上側
スプリング部材131あるいは下側スプリング部材13
2のいずれか一方だけを設けるように構成してもよい。
ハンドル取付板101の上側位置あるいは下側位置のい
ずれか一方のみにスプリング部材を設ける、たとえばハ
ンドル取付板101の上側位置だけにスプリング部材を
設けハンドル取付板101と上側支持ブラケット部11
1を連結するようにした場合には、ハンドル取付板10
1の揺動をスムースに行わせるために、下側支持ブラケ
ット部121(一方の面部122)と下側フランジ部1
04とを揺動軸で連結し、ハンドル取付板101がこの
揺動軸を中心として揺動可能となるように構成すること
が好ましい。
【0046】以上のように、本実施形態の操作ハンドル
装置9によれば、取付基板10の背面側に配設され、回
動操作部材21を保持する操作ハンドル部20(後部ハ
ンドルベース部材31)が取付け固定されるハンドル取
付板101が、互いに同軸上に配設された第1上側軸1
05及び第2上側軸114に対して外装された上側スプ
リング部材131を介して、取付基板10に取付けられ
た上側支持ブラケット部111に連結され、互いに同軸
上に配設された第1下側軸106及び第2下側軸124
に対して外装された下側スプリング部材132を介し
て、取付基板10に取付けられた下側支持ブラケット部
121に連結されている。この上側スプリング部材13
1は、ハンドル取付板101が一方の方向(たとえば図
1中矢印A方向)に揺動するときには、第1上側軸10
5と係合し、第2上側軸114との係合が解除され、ま
た、ハンドル取付板101が他方の方向(たとえば図1
中矢印B方向)に揺動するときには、第1上側軸105
との係合が解除され、第2上側軸114と係合する。下
側スプリング部材132は、ハンドル取付板101が一
方の方向(たとえば図1中矢印A方向)に揺動するとき
には、第1下側軸106と係合し、第2下側軸124と
の係合が解除され、また、ハンドル取付板101が他方
の方向(たとえば図1中矢印B方向)に揺動するときに
は、第1下側軸106との係合が解除され、第2下側軸
124と係合する。
【0047】遊技者が操作ハンドル部20を一方の方向
(たとえば図1中矢印A方向)に揺動させようとした場
合、ハンドル取付板101の図1中矢印A方向への揺動
により、上側スプリング部材131は、第1上側軸10
5にロックされると共に第2上側軸114に対しては相
対的に移動可能な状態となり、下側スプリング部材13
2は、第1下側軸106にロックされると共に第2下側
軸124に対しては相対的に移動可能な状態となる。こ
のため、第2上側軸114及び第2下側軸124の中心
軸回りにハンドル取付板101が回動可能となり、回動
操作部材21の回動中心軸(ハンドル軸71)と弾球遊
技機1本体(取付基板10)との交差角度が図1中矢印
A方向に変更されることになる。また、遊技者が操作ハ
ンドル部20を他方の方向(たとえば図1中矢印B方
向)に揺動させようとした場合、ハンドル取付板101
の図1中矢印B方向への揺動により、上側スプリング部
材131は、第2上側軸114にロックされると共に第
1上側軸105に対しては相対的に移動可能な状態とな
り、下側スプリング部材132は、第2下側軸124に
ロックされると共に第1下側軸106に対しては相対的
に移動可能な状態となる。このため、第1上側軸105
及び第1下側軸106の中心軸回りにハンドル取付板1
01が回動可能となり、回動操作部材21の回動中心軸
(ハンドル軸71)と弾球遊技機1本体(取付基板1
0)との交差角度が図1中矢印B方向に変更されること
になる。
【0048】したがって、上述した構成においては、回
動操作部材21の回動中心軸(ハンドル軸71)と弾球
遊技機1本体(取付基板10)との交差角度が水平方向
(遊技者の左右方向)に沿って変更されることになり、
遊技者は、操作ハンドル部20が揺動する水平方向(遊
技者の左右方向)の範囲内において、自分に適した交差
角度を自由に選択して回動操作部材21(操作ハンドル
部20)を把持、操作することが可能となり、遊技者の
体格や体型等に拘わることなく遊技者の疲労を軽減する
ことができる。また、遊技者の疲労軽減に十分な効果を
発揮し得る構造を簡易且つ低コストで実現可能となる。
【0049】また、遊技者が操作ハンドル部20を一方
の方向(たとえば図1中矢印A方向)に揺動させている
限り、上側スプリング部材131と夫々の軸105,1
14との上述した係合関係、及び、下側スプリング部材
132と夫々の軸106,124との上述した係合関係
は維持されることになり、回動操作部材21の回動中心
軸(ハンドル軸71)と弾球遊技機1本体(取付基板1
0)との交差角度が、矢印A方向に変更された所定の角
度に維持される。遊技者が操作ハンドル部20を一方の
方向(たとえば図1中矢印B方向)に揺動させている限
り、上側スプリング部材131と夫々の軸105,11
4との上述した係合関係、及び、下側スプリング部材1
32と夫々の軸106,124との上述した係合関係は
維持されることになり、回動操作部材21の回動中心軸
(ハンドル軸71)と弾球遊技機1本体(取付基板1
0)との交差角度が、矢印B方向に変更された所定の角
度に維持される。この結果、遊技者自身が選択した角度
に交差角度が維持されることになり、遊技者の疲労をよ
り一層軽減することができる。
【0050】(第2実施形態)次に、第2実施形態につ
いて、図4〜図6に基づいて説明する。図4は、本実施
形態の要部を構成する操作ハンドル装置209の断面図
であり、図5は、操作ハンドル装置209を背面から見
たときの斜視図であり、図6は、操作ハンドル装置20
9の構成を示す分解斜視図である。なお、操作ハンドル
装置209を有する弾球遊技機の構成は、第1実施形態
において示した弾球遊技機1と同様のものであり、その
図示及び説明を省略する。
【0051】操作ハンドル装置209は、取付基板21
0と、この取付基板210の前面に突設される操作ハン
ドル部220とから構成されている。また、操作ハンド
ル部220は、後部ハンドルベース部材231と押え板
部材41と回動操作部材21と前部ハンドルベース部材
51とハンドルカバー部材61とで構成される。これら
の関係は、回動操作部材21が後部ハンドルベース部材
231と前部ハンドルベース部材51とで挟持され、前
部ハンドルベース部材51が後部ハンドルベース部材2
31に取り付けられ、ハンドルカバー部材61が前部ハ
ンドルベース部材51に取り付けられるようになってい
る。
【0052】取付基板210には、図4に示されるよう
に、操作ハンドル部220が突設される位置に、凹部2
11が設けられている。この凹部211の中央部には、
第2ハンドル軸272及びスプリング部材281を通す
ための穴部212が開設されている。凹部211におけ
る穴部212の外側部分には、ハンドル取付板301を
後方からビスで止着するための取付穴(図示せず)と、
蛇腹部材274を固定するためのボルトを通すための通
し穴214が穿設されている。
【0053】後部ハンドルベース部材231は、略椀状
に成形されており、その中央には、第1ハンドル軸27
1の前端部分を貫通支持する軸支持穴234が段差状に
形成されている。後部ハンドルベース部材231の底部
には、蛇腹部材274を固定するためのボルトを通すた
めの通し穴237が穿設されている。
【0054】蛇腹部材274は、ゴムからなり、撓んだ
状態を維持し得るように内部に金属ワイヤーが埋め込ま
れている。蛇腹部材274の一方の端部は、後部ハンド
ルベース部材231に取付け固定される。蛇腹部材27
4の後部ハンドルベース部材231への取付け固定は、
蛇腹部材274の一方の端部を後部ハンドルベース部材
231の底部の裏面と金属板275とで挟持した状態
で、ボルトを通し穴237から通して金属板275に螺
着することにより行う。蛇腹部材274の他方の端部
は、取付基板210の凹部211に取付け固定される。
蛇腹部材274の凹部211への取付け固定は、蛇腹部
材274の他方の端部を凹部211の前面と金属板27
6とで挟持した状態で、ボルトを通し穴214から通し
て金属板276に螺着することにより行う。
【0055】軸支持穴234に貫通される第1ハンドル
軸271の前端部分には、D型カット面が形成され、D
型カット面が形成された部分よりやや後方に係止溝が刻
設されている。係止溝には、第1ハンドル軸271を軸
支持穴34に回転自在に装着するためのEリング72が
挿入されている。第1ハンドル軸271は回動操作部材
21の回動操作によって回転するように、回動操作部材
21の軸係合部24のD型穴25に第1ハンドル軸27
1のD型カット面が嵌挿されている。
【0056】上述したように取付基板210の背面にビ
スにより止着し固定されるハンドル取付板301は、略
円盤状に形成された金属板からなり、ほぼ中央部分に
は、軸受部材273の一端が挿入される挿入穴302が
開設されている。軸受部材273は、第2ハンドル軸2
72を支持するためのもので、筒状に形成された潤滑性
のある合成樹脂等からなる。このため、第2ハンドル軸
272は、軸受部材273を介してハンドル取付板30
1に回転可能に軸支されることになる。
【0057】第2ハンドル軸272の後端には、軸受部
材273が挿入された状態で、金属板91及び半円プー
リ93が嵌合されてビスで止着される。半円プーリ93
の係止部96に係止される索条97の他端には、図4及
び図5に示されるように、円形状の円形プーリ98が連
結されている。この円形プーリ98は、取付基板210
に形成される軸受部材装着ボス部215に固定された軸
受部材277に回転自在とされた状態で、ワッシャー付
きボルトによって軸支されている。
【0058】第1ハンドル軸271と第2ハンドル軸2
72とは、図4及び図6に示されるように、スプリング
部材281により連結されている。スプリング部材28
1は、蛇腹部材274の内側に配設され、蛇腹部材27
4の内に収容されている。また、スプリング部材281
は、一方の端部が第1ハンドル軸271の後端部分に嵌
着され、他方の端部が第2ハンドル軸272の前端部分
に嵌着されており、第1ハンドル軸271及び第2ハン
ドル軸272と共に回転する。このため、回動操作部材
21の回転は、第1ハンドル軸271、スプリング部材
281及び第2ハンドル軸272を介して半円プーリ9
3に伝えられることになる。スプリング部材281のバ
ネ強度は、蛇腹部材274よりも撓み易くなるように設
定されている。
【0059】したがって、遊技者が操作ハンドル部20
を把持し、この操作ハンドル部20を上下左右斜めいず
れかの方向、たとえば上方向に揺動させようとした場
合、図4に示されるように、蛇腹部材274及びスプリ
ング部材281が撓み、回動操作部材21の回動中心軸
(第1ハンドル軸271)と弾球遊技機1本体(取付基
板210)との交差角度が変更されることになる。この
とき、蛇腹部材274は撓んだ状態を維持し得るように
構成されており、また、スプリング部材281が、蛇腹
部材274よりも撓み易くなっているために、蛇腹部材
274及びスプリング部材281が撓んだ状態を維持
し、上述した回動操作部材21の回動中心軸(第1ハン
ドル軸271)と弾球遊技機1本体(取付基板210)
との交差角度が変更された状態が維持されることにな
る。もちろん、蛇腹部材274及びスプリング部材28
1が撓んだ状態においても、第1ハンドル軸271は、
スプリング部材281を介して第2ハンドル軸272に
連結されているので、回動操作部材21の回転は、半円
プーリ93に伝えられる
【0060】以上のように、本実施形態の操作ハンドル
装置209によれば、回動操作部材21を保持する操作
ハンドル部220と、回動操作部材21の回動操作によ
って回転する第1ハンドル軸271と、取付基板210
の背面に固定されたハンドル取付板301に回転可能に
軸支される第2ハンドル軸272と、第1ハンドル軸2
71と第2ハンドル軸272とを連結し、第1ハンドル
軸271(回動操作部材21)の回転を第2ハンドル軸
272(半円プーリ93)に伝達する回転伝達部材とし
てのスプリング部材281と、スプリング部材281を
収容し、一方の端部が後部ハンドルベース部材231
(操作ハンドル部220)に取付けられ、他方の端部が
取付基板210(弾球遊技機本体側)に取付けられる蛇
腹部材274とを備えているので、遊技者が操作ハンド
ル部220を上下左右斜めいずれかの方向に揺動させよ
うとした場合、蛇腹部材274及びスプリング部材28
1が撓み、回動操作部材21の回動中心軸(第1ハンド
ル軸271)と弾球遊技機1本体(取付基板210)と
の交差角度が変更されることになる。
【0061】したがって、上述した構成においては、回
動操作部材21の回動中心軸(ハンドル軸71)と弾球
遊技機1本体(取付基板10)との交差角度が上下左右
斜めいずれの方向にも変更されることになり、遊技者
は、操作ハンドル部220が揺動する範囲内において、
自分に適した交差角度を自由に選択して回動操作部材2
1(操作ハンドル部20)を把持、操作することが可能
となり、遊技者の体格や体型等に拘わることなく遊技者
の疲労をより一層軽減することができる。また、遊技者
の疲労軽減に十分な効果を発揮し得る構造を簡易且つ低
コストで実現可能となる。
【0062】また、蛇腹部材274は撓んだ状態を維持
し得るように構成されており、また、スプリング部材2
81が、蛇腹部材274よりも撓み易くなっているため
に、蛇腹部材274及びスプリング部材281が撓んだ
状態を維持し、上述した回動操作部材21の回動中心軸
(第1ハンドル軸271)と弾球遊技機1本体(取付基
板210)との交差角度が変更された状態が維持される
ことになる。この結果、遊技者自身が選択した角度に交
差角度が維持されることになり、遊技者の疲労を更に軽
減することができる。
【0063】また、スプリング部材281は蛇腹部材2
74内に収容される構成となっているので、スプリング
部材281も含めた第1ハンドル軸271(回動操作部
材21)の回転を第2ハンドル軸272(半円プーリ9
3)に伝達する伝達機構部分への塵あるいは埃等の進入
が抑制され、これらの伝達機構部分を保護することがで
きる。
【0064】なお、回動操作部材21の回動中心軸と弾
球遊技機1本体との交差角度を変更可能とする構成は、
上述した第1及び第2実施形態に示した構成に限られる
ものではない。しかしながら、第1及び第2実施形態に
示した構成のものは、遊技者が自分に適した回動操作部
材21の回動中心軸(ハンドル軸71あるいは第1ハン
ドル軸271)と弾球遊技機1本体(取付基板10,2
10)との交差角度を、操作ハンドル部20,220が
揺動する範囲内において自由に選択することできるとい
う、他の構成のものにはない利点を有している。
【0065】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、遊技者の体格や体型等に拘わることなく、遊技
者の疲労を軽減することが可能な弾球遊技機の操作ハン
ドル装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る弾球遊技機を示す
斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る操作ハンドル装置
を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る操作ハンドル装置
を背面から見たときの斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る操作ハンドル装置
を示す断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る操作ハンドル装置
を背面から見たときの斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る操作ハンドル装置
の構成を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…弾球遊技機、9,209…操作ハンドル装置、1
0,210…取付基板、20,220…操作ハンドル
部、21…回動操作部材、31,231…後部ハンドル
ベース部材、41…押え板部材、51…前部ハンドルベ
ース部材、61…ハンドルカバー部材、71…ハンドル
軸、81…装着部材、91…金属板、93…半円プー
リ、97…索条、98…円形プーリ、101,301…
ハンドル取付板、103…上側フランジ部、104…下
側フランジ部、105…第1上側軸、106…第1下側
軸、111…上側支持ブラケット部、114…第2上側
軸、121…下側支持ブラケット部、124…第2下側
軸、131…上側スプリング部材、132…下側スプリ
ング部材、271…第1ハンドル軸、272…第2ハン
ドル軸、273…スプリング部材、274…蛇腹部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾球遊技機の前面に突設され且つ回動操
    作部材を回動操作することにより打玉の発射勢を調整し
    得る弾球遊技機の操作ハンドル装置であって、 前記回動操作部材の回動中心軸と前記弾球遊技機本体と
    の交差角度を変更可能とする交差角度変更手段を備えて
    いることを特徴とする弾球遊技機の操作ハンドル装置。
  2. 【請求項2】 前記交差角度変更手段は、前記交差角度
    を所定の角度に維持するための角度維持手段を有してい
    ることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の操作
    ハンドル装置。
  3. 【請求項3】 交差角度変更手段は、 前記回動操作部を保持する操作ハンドル部と、 前記回動操作部材の回動操作によって回転するハンドル
    軸を回転可能に軸支すると共に、前記操作ハンドル部が
    取付けられるハンドル取付部と、 前記ハンドル取付部から弾球遊技機の上下方向に立設さ
    れる第1軸と、 前記弾球遊技機に固定された部材から弾球遊技機の上下
    方向に立設されて、前記第1軸と同軸上に配置される第
    2軸と、 前記第1軸と前記第2軸とに外装されて、一端側が前記
    ハンドル取付部に係止され、他端側が前記弾球遊技機に
    固定された部材に係止されるスプリング部材と、を備
    え、 前記ハンドル取付部は、前記第1軸及び前記第2軸の中
    心軸回りに揺動し、 前記スプリング部材は、前記ハンドル取付部が一方の方
    向に揺動したときには、前記第1軸と係合すると共に前
    記第2軸との係合が解除されることにより前記交差角度
    を所定の角度に維持し、また、前記ハンドル取付部が他
    方の方向に揺動したときには、前記第2軸と係合すると
    共に前記第1軸との係合が解除されることにより前記交
    差角度を所定の角度に維持することを特徴とする請求項
    2に記載の弾球遊技機の操作ハンドル装置。
  4. 【請求項4】 交差角度変更手段は、 前記回動操作部を保持する操作ハンドル部と、 前記回動操作部材の回動操作によって回転する第1ハン
    ドル軸と、 前記弾球遊技機に固定されたハンドル取付部に回転可能
    に軸支される第2ハンドル軸と、 前記第1ハンドル軸と前記第2ハンドル軸とを連結する
    スプリング部材と、 前記スプリング部材を収容し、一端が前記操作ハンドル
    部に取付けられ、他端が前記弾球遊技機本体側に取付け
    られ、且つ、前記交差角度を所定の角度に維持するため
    の蛇腹部材と、を備えることを特徴とする請求項2に記
    載の弾球遊技機の操作ハンドル装置。
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