JP2001148987A - 釣糸束製造装置 - Google Patents

釣糸束製造装置

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JP2001148987A
JP2001148987A JP33445199A JP33445199A JP2001148987A JP 2001148987 A JP2001148987 A JP 2001148987A JP 33445199 A JP33445199 A JP 33445199A JP 33445199 A JP33445199 A JP 33445199A JP 2001148987 A JP2001148987 A JP 2001148987A
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Fujita Kimura
冨士太 木村
Katsuhiko Ishikawa
勝彦 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的長尺であって包装が簡略化された安価な
釣糸束を製造する装置を提供する。 【解決手段】原糸11をストックしておく原糸部14を
設け、原糸部14から順に引き出した釣糸12を巻取部
15によって巻き取って釣糸12の束を形成する。この
釣糸12の束をクランプ部16によって結束し、釣糸束
13を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】この発明は、長尺の釣糸が
巻回された釣糸束を製造するための装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、釣りに使用する糸(以下、「釣糸」という。)は、
様々な仕様のものが提案されている。これら釣糸は、一
般的に150m程度に切断され、樹脂製のスプールに巻
き取られた状態で販売されている。このため、釣糸に関
しては次のような問題点があった。
【0003】まず、釣糸は150m程度の比較的短い長
さに裁断されて販売されるが、それゆえ製品のコストが
上昇して釣糸が相当高価なものとなっている。一方、ユ
ーザ側からみれば、釣糸は消耗品であるから、予めもっ
と長尺のものを安価に購入することができれば好都合で
ある。
【0004】また、購入した釣糸を使用した後は、スプ
ールがゴミとして発生する。しかも、スプールは通常樹
脂製のものであるから、その処分も環境への悪影響を防
止するために自由な廃棄が許されず、いわゆるゴミ問題
が生じている。
【0005】かかる問題を解決するためには、従来のも
のよりも長尺の釣糸を製造販売することが必要であり、
また、その包装も樹脂製のスプール等を使用せずにより
簡略化する必要がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、長尺の釣糸を束
ねた釣糸束を製造するための釣糸束製造装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ため、本願に係る発明は、長尺の釣糸を束ねて釣糸束を
製造する装置であって、予め長尺の釣糸をストックし、
その線方向に釣糸を順次引出可能な原糸部と、原糸部か
ら釣糸を引き出して環状に巻き取ることにより釣糸束を
形成する巻取部と、巻取部により形成された環状の釣糸
束を束ねてクランプするクランプ部と、クランプされた
釣糸束から延びる釣糸を切断する切断部とが備えられて
いることを特徴とするものである。
【0008】この構成によれば、巻取部によって原糸部
から釣糸を順次引き出して環状に巻き取ることができ
る。これにより、所定長さの釣糸を環状の釣糸束に形成
することができる。次いで、クランプ部によって上記釣
糸束をクランプしてばらけるのを防止することができ
る。そして、切断部により釣糸束から延びる釣糸、すな
わち原糸部側の釣糸を切断することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施形態に係る釣糸束
製造装置の概略構成を示す模式図である。
【0011】同図を参照して、釣糸束製造装置10は、
ストックされた長尺の釣糸(以下、「原糸」という。)
11から釣糸12を引き出し、これを環状に形成して束
ねることにより釣糸束13を製造するための装置であ
る。
【0012】この釣糸束製造装置10は、原糸11をス
トックすると共に原糸11から順次釣糸12の引き出し
を許容する原糸部14と、原糸部14から引き出された
釣糸12を環状に巻き取るための巻取部15と、巻き取
られた釣糸12を束ねるためのクランプ部16と、所定
の釣糸束13を形成した後に、原糸部14から引き出さ
れている釣糸12を切断するための切断部17とを備え
ている。(1) 原糸部 原糸部14は、原糸11をストックしておくものであ
る。原糸11を構成する釣糸12は、きわめて長尺のも
のである。釣糸12は、たとえばナイロンやフロロカー
ボンから構成されている。
【0013】原糸部14は、基台18と、基台18に立
設された支柱19と、支柱19に設けられ、原糸11を
保持する保持部20と、基台18を回転させる回転駆動
部21とを有している。
【0014】基台18は、たとえば断面が円形の筒状に
形成することができる。基台18の材料は特に限定され
ないが、たとえば鋼板等により構成することができる。
基台18の上部には、原糸11を載置するための載置板
22が設けられている。原糸11は、この載置板22上
に載置され、後述する保持アーム23によって保持され
るようになっている。
【0015】支柱19は、たとえば円柱状部材により構
成することができ、載置板22の中央部に設けられてい
る。支柱19の上部には、カバー24が設けられてい
る。
【0016】保持部20は、保持アーム23と、保持ア
ーム23を揺動させるためのリンク機構25とを有して
いる。
【0017】保持アーム23は、支柱19の周りに対称
に4本設けられている。図1では、左右の保持アーム2
3のみ図示しているが、実際は紙面手前側と、これと支
柱19を挟んで対称に紙面向こう側にも保持アーム23
が設けられている。各保持アーム23は、略L字状に形
成されており、それぞれ、一端部26が基台18側に連
結されている。
【0018】この連結構造は、保持アーム23の一端部
26がピン27を介して基台18側に回動自在に連結さ
れている。これにより、保持アーム23は、図に示すよ
うに原糸11を押し広げて、その緊迫力により原糸11
を保持する姿勢と、図中点線で示すように原糸11から
離反して保持を解除する姿勢との間で姿勢変化可能とな
っている。
【0019】なお、本実施形態では、保持アーム23を
4本設けたが、これに限定されることはなく、もっと多
数設けることもできる。
【0020】リンク機構25は、このような保持アーム
23の姿勢変化を行わしめるものであって、ベース28
と揺動アーム29とを有している。ベース28は、上記
支柱19に取り付けられており、支柱19に沿って上下
方向にスライド自在となっている。一方、揺動アーム2
9は、各保持アーム23に対応して4本設けられてお
り、各揺動アーム29は、ベース28と保持アームの他
端部を連結している。
【0021】なお、この連結構造は、保持アーム23の
一端部26と基台18との連結構造と同様である。ま
た、本実施形態では、上記保持アーム23に対応させて
揺動アーム29を4本設けたが、保持アーム23の本数
に対応させて適宜本数を設計変更することができる。
【0022】つまり、支柱19はベース28のスライド
ベースとして機能し、ベース28は、スライドベースと
しての支柱19に沿ってスライドするスライダとして機
能する。そして、ベース28が下方に位置するときは保
持アーム23の他端側が外側へ押し広げられ、保持アー
ム23は、原糸11を保持する姿勢となる(図中実線部
分)。また、ベース28が上方に位置するときは保持ア
ーム23の他端側が内側へ引かれ、保持アーム23は、
原糸11の保持を解除する姿勢となる。
【0023】回転駆動部21は、回転中心軸30と、こ
れを回転させるモータ31とを有している。
【0024】回転中心軸30は、上記基台18の底面部
に固定されている。すなわち、基台18は、この回転中
心軸30の上端に支持されており、回転中心軸30が回
転されると、基台18も回転するようになっている。回
転中心軸30の下端にはプーリ32が設けられている。
一方、モータ31の駆動軸33の先端にもプーリ34が
設けられている。そして、これらプーリ32、34にベ
ルト35が掛けられており、モータ31が回転すれば回
転中心軸30が回転し、基台18が回転する。その結
果、保持された原糸11が回転され、釣糸12が順次引
き出されるようになっている。
【0025】本実施形態では、原糸部14から引き出さ
れた釣糸12は、張力付与部35を通過するようになっ
ている。この張力付与部35は、引き出される釣糸12
に張力を負荷するものであって、釣糸12がたわみを生
じることなく巻取部15に巻き取られるようになってい
る。ただし、この張力付与部35は設けなくてもよい。
なお、張力付与部35の構成は、たとえば、内部に釣糸
12が挿通される挿通路36を形成し、この挿通路36
の幅を絞って釣糸12が通過する際に釣糸12に抵抗を
与えるものを採用することができる。(2) 巻取部 巻取部15は、原糸部14から引き出された釣糸12を
環状に巻き取るためのものである。巻取部15は、2基
の巻取ユニット37と、これらを懸架する支持フレーム
38と、支持フレーム38を回転させる回転駆動部39
とを備えている。
【0026】図2は、巻取部15の構成を示す模式図で
ある。図2を参照して、巻取ユニット37は、支持フレ
ーム38に左右対称に固定されている。巻取ユニット3
7は、駆動軸40を有するモータ41と、モータ41の
駆動軸40に固定された基板42と、基板42に設けら
れた保持アーム43と、保持アーム43を後述のように
姿勢変化させるリンク機構44とを有している。
【0027】基板42は、本実施形態では平板状部材に
より構成されており、その中心部に支柱45が下方へ突
設されている。保持アーム43は、支柱45の周りに対
称に4本設けられている。図2では、左右の保持アーム
43のみ図示しているが、実際は紙面手前側と、これと
支柱45を挟んで対称に紙面向こう側にも保持アーム4
3が設けられている。各保持アーム43は、先端側がい
わゆる鍵状に形成されている。そして、この鍵状の部分
により、各保持アーム43には懐部47が形成され、こ
の懐部47に釣糸12を納めることにより釣糸12を保
持することができるようになっている。
【0028】各保持アーム43の基端部は、それぞれ、
基板42に連結されている。この連結構造は、保持アー
ム43の基端部がピン46を介して基板42に回動自在
に連結されている。これにより、保持アーム43は、図
中右側の状態、すなわち、外側に開いて釣糸12を押し
広げることにより釣糸12を保持する保持姿勢と、図中
左側の状態、すなわち、内側に閉じて釣糸12の保持が
解除する解除姿勢との間で姿勢変化可能となっている。
【0029】リンク機構44は、このような保持アーム
43の姿勢変化を行わしめるものであって、スライド部
材48と揺動アーム49とを有している。スライド部材
48は、上記支柱45に取り付けられており、支柱45
に沿って上下方向にスライド自在となっている。一方、
揺動アーム49は、各保持アーム43に対応して4本設
けられており、各揺動アーム49は、スライド部材48
と保持アーム43の先端部を連結している。なお、本実
施形態では、保持アーム43を4本設けたが、これに限
られることはなく、もっと多数設けることもできる。ま
た、揺動アーム49によるスライド部材48と保持アー
ム43との連結構造は、保持アーム43の基端部と基板
42との連結構造と同様である。
【0030】つまり、支柱45はスライド部材48のス
ライドベースとして機能し、スライド部材48は、スラ
イドベースとしての支柱45に沿ってスライドするスラ
イダとして機能する。そして、スライド部材48が下方
に位置するときは保持アーム43の先端側が外側へ押し
広げられ、保持アーム43は、釣糸束13を保持する姿
勢となる(図中右側の巻取ユニット参照)。また、スラ
イド部材48が上方に位置するときは保持アーム43の
先端側が内側へ引かれ、保持アーム43は、釣糸束13
の保持を解除する姿勢となる。
【0031】支持フレーム38は、梁状の部材であっ
て、たとえば鋼材等により構成することができる。支持
フレーム38へのモータ41の取り付けは、たとえばブ
ラケットを介して行う等、既知の手段で行うことができ
る。
【0032】回転駆動部39は、回転軸50を有するモ
ータ51を含んでいる。回転駆動部39は、釣糸束製造
装置10のフレーム52に固定されている。モータ51
の回転軸50に上記支持フレーム38が固定されてい
る。したがって、回転軸50が回転されると、支持フレ
ーム38が回転され、その結果、巻取ユニット37が回
転されるようになっている。(3) 切断部 切断部17は、カッター52を備えている。このカッタ
ー52は、カッター52部分(図中、スリットが形成さ
れた部分)に挿入された釣糸12を切断するものであ
る。切断部17の作用効果については後述する。(4) クランプ部 図1を参照して、クランプ部16は、巻取ユニット37
によって巻き取られた釣糸12を束ねて釣糸束13を形
成するものである。クランプ部16は、ベース部材53
と、ベース部材53に設けられた一対のクランプアーム
54、55と、ベース部材53に設けられ、釣糸12を
束ねるためのクランプ用テープ(以下、単に「テープ」
という。)56と、ベース部材53を図中矢印57の方
向に沿って回転させるモータ58と、クランプアーム5
4に設けられ、テープ56を切断するためのテープカッ
ター59とを有している。また、クランプ部16は、ス
ライドベース60とスライダ61とを有するスライド機
構62を備えており、クランプ16は、このスライド機
構62を介して上記巻取ユニット37から離反した離反
位置(図1の状態)と、巻取ユニット37に近接した近
接位置(図7等の状態)との間で変位するようになって
いる。
【0033】ベース部材53は、たとえば鋼材により構
成することができる。ベース部材53の形状は、上記ク
ランプアーム54、55およびテープ56を取り付ける
ことができ、かつこれらが後述の作用を奏するものであ
れば、特に限定されない。また、本実施形態では、テー
プ56の送給を支援する送給ローラ64が一対設けられ
ている。
【0034】クランプアーム54は、たとえば鋼材等に
より構成することができる。クランプアーム54は、ベ
ース部材53に取り付けられており、先端部が図に示す
ように90度湾曲された鍵型形状をしている。クランプ
アーム55も同様であり、両者は、その先端部分同士が
ぴったりと合致するようになっている。各クランプアー
ム54、55は、基端部が回動中心ピン(図示せず)に
より支持されており、ベース部材53に対して回動自在
となっている。すなわち、クランプアーム54、55
は、図1に示す合致姿勢と、その先端部が離反した離反
姿勢(図6等参照)との間で姿勢変化可能となってい
る。
【0035】テープ56は、予め長尺のものがベース部
材53に取り付けられており、必要に応じて順次引き出
されるようになっている。
【0036】クランプアーム54、55は、内部にテー
プ挿入溝(図示せず)が形成されている。このテープ挿
入溝は、繰り出されるテープ56を案内するためのもの
であり、図1において、繰り出されたテープ56は、ク
ランプアーム54、55に形成された挿入溝に沿って略
半円形に湾曲されるようになっている。
【0037】テープカッター59は、クランプアーム5
4、55の挿入溝により湾曲形成されたテープを切断す
るものである。このテープカッター59は、切断刃(図
示せず)を備えており、この切断刃がクランプアーム5
4に形成されたスリット(図示せず)に挿入されてい
る。そして、このスリットは、上記挿入溝と連通してい
る。つまり、このテープカッター59をスリットに押し
つけることにより、テープカッターがスリットを通り抜
けて挿入溝内のテープを切断するようになっている。
【0038】次に、図1〜図12を順に参照しながら、
本実施形態に係る釣糸束製造装置10の動作について、
各部の作用効果と共に説明する。
【0039】まず、図1を参照して、原糸11を原糸部
14によって保持する。この保持作業は、一旦保持アー
ム23を内側へ引き、原糸11を載置板22上に載置す
る。その後、保持アーム23を外側へ開き、原糸11を
所定の緊迫力で保持する。そして、原糸11から釣糸1
2の端部を引き出して張力付与部35に通し、巻取ユニ
ット37に取り付ける。この作業を図2、図3を参照し
て説明する。巻取ユニット37(図中左側)の保持アー
ム43の姿勢を、釣糸束13の保持を解除する姿勢から
保持する姿勢に変化させる。そして、釣糸12の端部を
保持アーム43に取り付ける(図3参照)。
【0040】次いで、モータ41を回転させ、図4に示
すように、保持アーム43によって釣糸12を順次巻き
取っていく。このとき、回転駆動部21(図1参照)に
よって原糸部14も回転され、釣糸12が円滑に繰り出
される。保持アーム43によって所定長さ(たとえば1
000m程度)の釣糸12を巻回し、環状の釣糸12の
束を形成する。
【0041】その後、保持アーム43による釣糸12の
巻き取りを中止し、モータ51を回転させて、巻取ユニ
ット37を図5に示すように180度回転させる。この
とき、釣糸12は、切断部17のカッター52部分に挿
入されるように設定しておく。
【0042】次に、クランプ部16が巻取ユニット37
に接近する。詳述すると、クランプアーム54、55を
開いて合致姿勢(図1の状態)から離反姿勢(図6の状
態)へと姿勢変化させる。そして、スライド機構62に
よりクランプ部16全体が図中左側へ移動させる。これ
により、図7に示すように、クランプアーム54、55
の内側に釣糸12の束が進入した状態となる。
【0043】次いで、クランプアーム54、55を再び
図8に示すような合致姿勢に姿勢変化させる。これによ
り、クランプアーム54、55によって釣糸12の束が
取り囲まれる。
【0044】この状態でテープ56を送給する。このテ
ープ56は、クランプアーム54、55に形成された図
示しない挿入溝に沿って案内され、釣糸12の束を取り
囲む。なお、テープ56の送給は、送給ローラ64を回
転させることにより行うことができる。
【0045】次いで、この状態で一旦クランプアーム5
4、55を図9に示すように離反姿勢に姿勢変化させ
る。そして、そのまま、スライド機構62によってクラ
ンプ部16を図中右側へ移動させた後、クランプアーム
54、55を合致姿勢に姿勢変化させる(図10参
照)。
【0046】さらに、図11に示すように、モータ58
を回転させてクランプアーム54、55を回転させる。
これにより、テープ56がねじられ、釣糸12の束は、
釣糸束13として形成される。その後、テープカッター
59を作動させてテープ56を切断し、そのままクラン
プ部16を図中右側へ移動させる(図12参照)。
【0047】次に、切断部17を作動させて釣糸12を
切断し、巻取ユニット37の保持アーム43を内側へ引
き、釣糸束13の保持を解除する。これにより、図1に
示すように、釣糸束13は矢印63に沿って下方へ落下
する。なお、図示していないが、巻取部15の下方にベ
ルトコンベア等を配置しておくことにより、落下した釣
糸束13を次行程へと自動的に進めることが可能とな
る。
【0048】さらに、釣糸束13の製造を継続する場合
は、切断された釣糸12を再び巻取ユニット37に取り
付け、上述したと同様の要領で作業を続けることができ
る。なお、この切断された釣糸12の端部を自動的に巻
取ユニット37に取り付ける機構を設けることもでき
る。
【0049】以上のように、本実施形態に係る釣糸束製
造装置10によれば、原糸部14から引き出した釣糸1
2を巻取部15によって巻き取り、クランプ部16によ
って結束することにより、所定長さの釣糸12を環状の
釣糸束13に形成することができる。そして、この釣糸
束13の釣糸長さをたとえば1000m程度等に設定す
ることにより、その包装がきわめて簡略化された安価な
釣糸を提供することができる。しかも、このように釣糸
束13の包装を簡略化するから、従来のように巻取スプ
ールも不要であって、ゴミを発生させることがないとい
う利点もある。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、原糸部か
ら所定長さの釣糸を引き出して環状に巻き取って釣糸束
を形成し、これをクランプして端部の釣糸を切断するこ
とによって、釣糸束を製造することができる。しかも、
この釣糸束の釣糸長さをたとえば1000m程度等に設
定することにより、その包装がきわめて簡略化された安
価な釣糸を提供することができる。加えて、釣糸束の包
装を簡略化するから、従来から使用されている巻取用の
スプールも不要であって、ゴミを発生させることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る釣糸束製造装置の構
成を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る釣糸束製造装置の動
作の一部を示す模式図であって、釣糸が巻取ユニットに
取り付けられる作業を示すものである。
【図3】本発明の一実施形態に係る釣糸束製造装置の動
作の一部を示す模式図であって、釣糸が巻取ユニットに
巻き取られる作業示すものである。
【図4】本発明の一実施形態に係る釣糸束製造装置の動
作の一部を示す模式図であって、釣糸が巻取ユニットに
所定回数巻き取られた状態を示すものである。
【図5】本発明の一実施形態に係る釣糸束製造装置の動
作の一部を示す模式図であって、釣糸を巻取ユニットに
巻き取った状態で当該巻取ユニットをクランプ部側へ移
動させた状態を示すものである。
【図6】本発明の一実施形態に係る釣糸束製造装置の動
作の一部を示す模式図であって、クランプ部が巻き取ら
れた釣糸に接近する状態を示すものである。
【図7】本発明の一実施形態に係る釣糸束製造装置の動
作の一部を示す模式図であって、クランプ部が釣糸の束
の内側まで進入した状態を示すものである。
【図8】本発明の一実施形態に係る釣糸束製造装置の動
作の一部を示す模式図であって、クランプ部のクランプ
アームのによって釣糸の束を取り囲んだ状態を示すもの
である。
【図9】本発明の一実施形態に係る釣糸束製造装置の動
作の一部を示す模式図であって、釣糸の束にテープを掛
けた状態を示すものである。
【図10】本発明の一実施形態に係る釣糸束製造装置の
動作の一部を示す模式図であって、釣糸の束をテープに
よって取り囲んだ状態を示すものである。
【図11】本発明の一実施形態に係る釣糸束製造装置の
動作の一部を示す模式図であって、クランプ部によって
テープをねじり、釣糸束を形成した状態を示すものであ
る。
【図12】本発明の一実施形態に係る釣糸束製造装置の
動作の一部を示す模式図であって、テープをテープカッ
ターで切断した状態を示すものである。
【符号の説明】
10 釣糸束製造装置 11 原糸 12 釣糸 13 釣糸束 14 原糸部 15 巻取部 16 クランプ部 17 切断部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺の釣糸を束ねて釣糸束を製造する装置
    であって、 予め長尺の釣糸をストックし、その線方向に釣糸を順次
    引出可能な原糸部と、 原糸部から釣糸を引き出して環状に巻き取ることにより
    釣糸束を形成する巻取部と、 巻取部により形成された環状の釣糸束を束ねてクランプ
    するクランプ部と、 クランプされた釣糸束から延びる釣糸を切断する切断部
    とが備えられていることを特徴とする釣糸束製造装置。
JP33445199A 1999-11-25 1999-11-25 釣糸束製造装置 Pending JP2001148987A (ja)

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