JP2001148383A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JP2001148383A
JP2001148383A JP32809399A JP32809399A JP2001148383A JP 2001148383 A JP2001148383 A JP 2001148383A JP 32809399 A JP32809399 A JP 32809399A JP 32809399 A JP32809399 A JP 32809399A JP 2001148383 A JP2001148383 A JP 2001148383A
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film
conductive film
conductive
wiring groove
circuit device
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JP32809399A
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Shinichi Fukada
晋一 深田
Masanori Kubo
真紀 久保
Hiroshi Miyazaki
博史 宮▲崎▼
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メッキ法により堆積される導電性膜が接続孔
内および配線溝内で剥離し、空隙が発生することを抑制
する。 【解決手段】 メッキ法による銅等の導電性膜の堆積と
CMP法による研磨とによって、接続孔16a内および
配線溝16b内に埋め込み配線を形成する過程の前に、
接続孔16a内および配線溝16b内にタンタル等のバ
リア導体膜104および銅等のシード膜105を堆積
し、続けてタンタル等の銅と金属化合物を形成しない材
料、またほとんど銅に固溶しない材料からなるカバー導
体膜106を切れ間ができるようにシード膜105の表
面に堆積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造方法に関し、特に、半導体基板上の絶
縁膜に形成された配線溝内または接続孔内に配線用導電
性膜を埋め込むことで形成される埋め込み配線を有する
半導体集積回路装置およびその製造に適用して有効な技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の配線形成方法として、
ダマシン(Damascene )法と呼ばれるプロセスがある。
この方法は、絶縁膜に配線溝または接続孔を形成した
後、半導体基板の主面に配線形成用の導電性膜を堆積
し、さらに、その配線溝または接続孔以外の領域の導電
性膜を化学機械的研磨法(CMP;Chemical Mechanica
l Polishing )によって除去することにより、配線溝ま
たは接続孔に埋め込み配線を形成する方法である。この
方法の場合は、特に、微細なエッチング加工が困難な銅
系の導体材料(銅または銅合金)からなる埋め込み配線
の形成方法として適している。
【0003】このような埋め込み配線形成技術について
は、たとえば、平成9年11月20日、株式会社プレス
ジャーナル発行、「月刊Semiconductor
World 1997.12」、p107〜p111
に、絶縁膜に形成した配線溝または接続孔の内部に、窒
化チタンやタンタルを指向性スパッタリング法にて堆積
し、銅を指向性スパッタリング法により被着した後、さ
らに銅をメッキ法にて配線溝または接続孔の内部に埋め
込む方法についての記載がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】銅をメッキ法にて配線
溝または接続孔の内部に埋め込み、その配線溝または接
続孔以外の領域の前記銅を主導電層とする導電性膜をC
MP法によって除去することで埋め込み配線を形成する
従来の技術においては、以下のような問題を生ずる。
【0005】すなわち、メッキ法を用いた場合、絶縁膜
に形成した配線溝または接続孔の内部に堆積された窒化
チタンやタンタルと、その窒化チタンやタンタルの表面
に指向性スパッタリング法により被着された銅とは接着
性があまり良くなく、400℃以上の温度で長時間のア
ニール処理を行うと、前記窒化チタンやタンタルと前記
銅との界面で剥離および空隙が生じる場合がある。
【0006】また、メッキ法を用いた場合、埋め込み能
力は高いが下地金属が必要であり、当該下地金属のカバ
レッジで埋め込みの限界が決まってしまうので、埋め込
み配線(配線溝部分および接続孔部分を含む)の微細化
を阻害する問題を解決する課題がある。
【0007】本発明の目的は、メッキ法による埋め込み
配線形成工程において、配線溝または接続孔の内部に堆
積した積層膜からなる導電性膜の剥離および空隙の発生
を防ぎ、半導体集積回路装置の導通不良を低減し、歩留
まりを向上する技術を提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0010】(1)本発明の半導体集積回路装置は、半
導体基板の主面に半導体素子が形成され、その半導体素
子の上部に堆積された絶縁膜の一部に形成された配線溝
または接続孔に、タンタル等のバリア導体膜である第1
の導電性膜、銅等のシード膜である第2の導電性膜、タ
ンタル等の不連続膜でありカバー導体膜である第3の導
電性膜、および銅等の主導電層となる導電性膜を順に積
層して埋め込み配線を形成したものである。
【0011】(2)本発明の半導体集積回路装置は、半
導体基板の主面に半導体素子が形成され、その半導体素
子の上部に堆積された絶縁膜の一部に形成された配線溝
または接続孔に、タンタル等のバリア導体膜である第1
の導電性膜、銅等の不連続膜でありシード膜である第2
の導電性膜、タンタル等の不連続膜でありカバー導体膜
である第3の導電性膜、銅等のシード膜である第4の導
電性膜、および銅等の主導電層となる導電性膜を順に積
層して埋め込み配線を形成したものである。
【0012】(3)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、以下の工程を含んでいる。
【0013】(a)半導体基板の主面に半導体素子を形
成し、前記半導体素子の上部に絶縁膜を堆積する工程、
(b)前記絶縁膜をエッチングして配線溝または接続孔
を形成する工程、(c)前記配線溝または接続孔の内部
を含む前記絶縁膜の表面に、絶縁膜側から順に第1の導
電性膜、第2の導電性膜および第3の導電性膜を堆積す
る工程、(d)前記配線溝または接続孔の内部を含む第
3の導電性膜の表面に、前記配線溝または接続孔を埋め
込む、主導電層となる導電性膜を堆積する工程、(e)
前記配線溝または接続孔の外部の前記第1の導電性膜、
第2の導電性膜、第3の導電性膜および主導電層となる
導電性膜を化学的および機械的に研磨して、前記配線溝
または接続孔の内部に前記第1の導電性膜、第2の導電
性膜、第3の導電性膜および主導電層となる導電性膜を
残すことにより、配線を形成する工程。
【0014】(4)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、以下の工程を含んでいる。
【0015】(a)半導体基板の主面に半導体素子を形
成し、前記半導体素子の上部に絶縁膜を堆積する工程、
(b)前記絶縁膜をエッチングして配線溝または接続孔
を形成する工程、(c)前記配線溝または接続孔の内部
を含む前記絶縁膜の表面に、絶縁膜側から順に第1の導
電性膜、第2の導電性膜、第3の導電性膜および第4の
導電性膜を堆積する工程、(d)前記配線溝または接続
孔の内部を含む第4の導電性膜の表面に、前記配線溝ま
たは接続孔を埋め込む、主導電層となる導電性膜を堆積
する工程、(e)前記配線溝または接続孔の外部の前記
第1の導電性膜、第2の導電性膜、第3の導電性膜、第
4の導電性膜および主導電層となる導電性膜を化学的お
よび機械的に研磨して、前記配線溝または接続孔の内部
に前記第1の導電性膜、第2の導電性膜、第3の導電性
膜、第4の導電性膜および主導電層となる導電性膜を残
すことにより、配線を形成する工程。
【0016】上記(3)、(4)の工程によれば、銅等
の主導電層が熱処理によって膨張および収縮をし、その
主導電層と第3の導電性膜となるタンタル等のカバー導
体膜との界面にて空隙が発生した場合でも、前記カバー
導体膜には切れ間が存在するため、前記空隙を、その切
れ間で区切り、前記空隙が大きく成長することを防ぐこ
とができる。また、前記主導電層と面するのは前記カバ
ー導体膜であるので、第1の導電性膜となるタンタル等
のバリア導体膜と第2の導電性膜となる銅等のシード膜
との界面において、前記主導電層の熱処理による膨張お
よび収縮に起因する空隙の発生を低減し、半導体集積回
路装置の歩留まりおよび信頼性を向上することができ
る。
【0017】また、上記(4)の工程によれば、第3の
導電性膜となるタンタル等のカバー導体膜上に、第4の
導電性膜となる銅等のシード膜を堆積しているので、さ
らにそのシード膜上に堆積する銅等の主導電層の接着性
を向上することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0019】(実施の形態1)本実施の形態1は、半導
体基板のp型ウェルにnチャネル型MISFET(Meta
l Insulator Semiconductor Field Effect Transistor
)Qnが形成された半導体集積回路装置の製造方法に
本発明を適用したものである。
【0020】以下、上記した半導体集積回路装置の製造
方法を図1〜図15に従って工程順に説明する。
【0021】まず、図1に示すように、p型のシリコン
単結晶からなる半導体基板1の表面に、選択酸化法(L
OCOS法)で素子分離用のフィールド絶縁膜2を形成
した後、半導体基板1のp型ウェル形成領域にp型不純
物(例えばホウ素)をイオン注入等によりドープしてp
型ウェル3を形成する。
【0022】次に、半導体基板1の主面上にゲート絶縁
膜4となる酸化シリコン膜、ゲート電極5となる多結晶
シリコン膜およびキャップ絶縁膜6aとなる酸化シリコ
ン膜を順次堆積して積層膜を形成し、フォトリソグラフ
ィによりパターニングされたレジストをマスクとして前
記積層膜をエッチングし、ゲート絶縁膜4、ゲート電極
5およびキャップ絶縁膜6aを形成する。ゲート絶縁膜
4はたとえば熱CVD法により形成することができ、ゲ
ート電極5を構成する多結晶シリコンはCVD法により
形成することができるが、その抵抗値を低減するために
n形の不純物(例えばリン(P))をドープする。な
お、ゲート電極5の上部にWSix 、MoSix 、Ti
Six 、TaSix またはCoSix などの高融点金属
シリサイド膜を積層してもよい。キャップ絶縁膜6a
は、たとえばCVD法により形成することができる。
【0023】次に、半導体基板1上にCVD法で酸化シ
リコン膜を堆積した後、反応性イオンエッチング(RI
E)法でこの酸化シリコン膜を異方性エッチングするこ
とにより、ゲート電極5の側壁にサイドウォールスペー
サ6bを形成し、n形不純物(リン)をイオン注入して
ゲート電極5の両側のp型ウェル3にnチャネルMIS
FETQnのソース、ドレイン領域を構成する半導体領
域7を形成する。なお、サイドウォールスペーサ6bの
形成前に低濃度の不純物半導体領域を形成し、サイドウ
ォールスペーサ6bの形成後に高濃度の不純物半導体領
域を形成してもよい。
【0024】次に、半導体基板1上にCVD法で酸化シ
リコン膜を堆積した後、たとえば酸化シリコン膜をCM
P法で研磨することにより、その表面が平坦化された絶
縁膜8を形成する。さらに、半導体基板1の主面の半導
体領域7上の絶縁膜8に、フォトリソグラフィ技術を用
いて接続孔9を開口する。
【0025】次に、半導体基板1上に、スパッタリング
法により、たとえば窒化チタンなどのバリア導体膜10
aを形成し、さらにブランケットCVD法により、たと
えばタングステンなどの導電性膜10bを堆積する。
【0026】次に、接続孔9以外の絶縁膜8上のバリア
導体膜10aおよび導電性膜10bをたとえばCMP法
により除去し、プラグ10を形成する。
【0027】次に、半導体基板1上に、たとえばプラズ
マCVD法にて窒化シリコン膜を堆積し、膜厚が約10
0nmのエッチストッパ膜11を形成する。エッチスト
ッパ膜11は、その上層の絶縁膜に配線形成用の溝部や
孔を形成する際に、その掘り過ぎにより下層に損傷を与
えたり、加工寸法精度が劣化したりすることを回避する
ためのものである。
【0028】次に、図2に示すように、たとえばエッチ
ストッパ膜11の表面にCVD法で酸化シリコン膜を堆
積し、膜厚が約400nmの絶縁膜12を堆積する。こ
の絶縁膜12は、塗布法にて堆積されたSOG(Spin O
n Glass )膜、フッ素を添加したCVD酸化膜などの低
誘電率膜、窒化シリコン膜、または、さらに複数の種類
の絶縁膜を組み合わせたものであってもよく、低誘電率
膜を用いた場合には、半導体集積回路装置の配線の総合
的な誘電率を下げることが可能であり、配線遅延を改善
できる。
【0029】次に、図3に示すように、エッチストッパ
膜11および絶縁膜12を、フォトリソグラフィ技術お
よびドライエッチング技術を用いて加工し、配線溝13
を形成する。
【0030】次に、配線溝13付近を拡大した図4に示
すように、前記配線溝13の内部を含む半導体基板1の
全面に、後で説明する埋め込み配線14のバリア導体膜
100となる、たとえばタンタル膜を堆積する。このバ
リア導体膜100は、たとえばロングスロースパッタリ
ング法で堆積し、この時、タンタルターゲットと半導体
基板1との間の距離は、たとえば約200mmとする。
また、前記バリア導体膜100の膜厚は、たとえば前記
半導体基板1の表面上において約100nmとし、配線
溝13の内部においては1原子層〜100nm程度とす
る。なお、本実施の形態1では、バリア導体膜100と
してタンタル膜を例示するが、窒化タンタル等の金属膜
あるいは窒化チタン膜等の、銅と金属間化合物を形成せ
ず、またほとんど銅に固溶しない材料であってもよい。
バリア導体膜100がタンタル、窒化タンタルの場合に
は窒化チタンを用いた場合より銅膜との密着性がよい。
【0031】次に、図5に示すように、バリア導体膜1
00が堆積された半導体基板1の全面に、シード膜10
1となる、たとえば銅膜を堆積する。このシード膜10
1は、たとえばロングスロースパッタリング法で堆積
し、この時、銅ターゲットと半導体基板1との間の距離
は、たとえば約200mmとする。また、前記シード膜
101の膜厚は、たとえば前記半導体基板1の表面上に
おいて約100nmとし、配線溝13の内部においては
3nm〜100nm程度とする。
【0032】次に、図6に示すように、シード膜101
が堆積された半導体基板1の全面に、カバー導体膜10
2となる、たとえばタンタル膜を堆積し、積層膜14a
を形成する。このカバー導体膜102は、たとえばロン
グスロースパッタリング法で堆積し、この時、タンタル
ターゲットと半導体基板1との間の距離は、たとえば約
200mmとする。また、前記カバー導体膜102の膜
厚は、たとえば前記半導体基板1の表面上において約2
0nmとする。前記配線溝13の側壁においては、下地
となる前記シード膜101の凹凸の影響と、前記カバー
導体膜102となるタンタル原子が表面拡散して凝集し
10nm程度以下の径のタンタル微粒子が前記シード膜
101の表面に分散することにより、前記カバー導体膜
102は不連続膜となり、前記カバー導体膜102の切
れ間から下地の前記シード膜101が露出する。前記カ
バー導体膜102は、前記配線溝13の側壁の下部に比
べて、その側壁の上部では比較的厚く堆積するが、前記
カバー導体膜102の下地となる前記シード膜101の
凹凸部の陰となる領域に前記カバー導体膜102は堆積
せず、10nm〜50nm程度の幅の前記カバー導体膜
102の切れ間ができる。前記カバー導体膜102の前
記配線溝13の側壁での被覆率は、その側壁の全体を平
均して、たとえば50%程度となるようにする。その結
果、前記配線溝13の側壁において、後の工程で堆積す
る導電性膜14bが400℃程度以上の熱処理によって
膨張および収縮をし、その導電性膜14bと前記カバー
導体膜102との界面にて空隙が発生した場合でも、前
記カバー導体膜102には切れ間が存在するため、前記
空隙を、その切れ間で区切り、大きく成長することを防
ぐことができる。また、前記導電性膜14bと面するの
は前記カバー導体膜102であるので、前記バリア導体
膜100と前記シード膜101との界面において、前記
導電性膜14bの熱処理による膨張および収縮に起因す
る空隙の発生を低減することができる。
【0033】次に、図7に示すように、カバー導体膜1
02が堆積された半導体基板1の全面に、配線溝13を
埋め込む導電性膜14bとなる、たとえば銅膜を堆積す
る。この銅膜は、たとえば、メッキ液に硫酸銅水溶液を
用いた電解メッキ法にて堆積し、その膜厚は、たとえば
前記半導体基板1の表面上で約300nmとする。銅の
ように抵抗率の低い材料を主な導電層とすることにより
埋め込み配線の微細化に伴う配線抵抗の上昇を抑制する
ことができる。これにより半導体集積回路装置の高性能
化を達成することができる。
【0034】次に、図8に示すように、前記絶縁膜12
上の余分な積層膜14aおよび導電性膜14bを除去
し、配線溝13内に積層膜14aおよび導電性膜14b
を残すことで埋め込み配線14を形成する。積層膜14
aおよび導電性膜14bの除去は、CMP法を用いた研
磨により行う。
【0035】続いて、たとえば0.1%アンモニア水溶
液と純水とを用いた2段階のブラシスクラブ洗浄によ
り、半導体基板1の表面に付着した研磨砥粒および銅を
除去した後、図9に示すように、埋め込み配線14およ
び絶縁膜12上に窒化シリコン膜を堆積してバリア絶縁
膜15aを堆積する。この窒化シリコン膜の堆積には、
たとえばプラズマCVD法を用いることができ、その膜
厚は約50nmとする。バリア絶縁膜15aは、埋め込
み配線14の導電性膜14bを構成する銅の拡散を抑制
する機能を有する。これによりバリア導体膜14aとと
もに絶縁膜8、12および後で説明する絶縁膜15への
銅の拡散を防止してそれらの絶縁性を保持し、半導体集
積回路装置の信頼性を高めることができる。また、バリ
ア絶縁膜15aは、後の工程において、エッチングを行
なう際のエッチストッパ層としても機能する。
【0036】次に、バリア絶縁膜15aの表面に、膜厚
が約400nmの絶縁膜15bを堆積する。この絶縁膜
15bは、塗布法にて堆積されたSOG膜、フッ素を添
加したCVD酸化膜などの低誘電率膜、窒化シリコン
膜、または、さらに複数の種類の絶縁膜を組み合わせた
ものであってもよく、低誘電率膜を用いた場合には、半
導体集積回路装置の配線の総合的な誘電率を下げること
が可能であり、配線遅延を改善できる。
【0037】次に、絶縁膜15bの表面に、たとえばプ
ラズマCVD法にて窒化シリコン膜を堆積し、膜厚が約
50nmの絶縁膜15cを堆積する。この絶縁膜15c
は、絶縁膜15に配線形成用の溝部や孔を形成する際
に、その掘り過ぎにより下層に損傷を与えたり加工寸法
精度が劣化したりすることを回避するためのものであ
る。
【0038】続いて、絶縁膜15cの表面に、塗布法に
て膜厚が約300nmのSOG膜を堆積し、絶縁膜15
dを堆積し、絶縁膜15が形成される。この絶縁膜15
dは、フッ素を添加したCVD酸化膜などの低誘電率
膜、窒化シリコン膜、または、さらに複数の種類の絶縁
膜を組み合わせたものであってもよい。なお、絶縁膜1
5dをSOG膜とした場合には、前記絶縁膜15dの表
面に、たとえばTEOS(Tetraethoxysilane )ガスを
用いたプラズマCVD法にて膜厚が約100nmの酸化
シリコン膜を堆積し、絶縁膜15eを形成する。この絶
縁膜15eは、有機系膜である絶縁膜15dの機械的強
度を確保する機能を有している。
【0039】次に、図10に示すように、下層配線であ
る埋め込み配線14と、後の工程にて形成する上層配線
である埋め込み配線17とを接続するための接続孔16
aを形成する。前記接続孔16aは、フォトリソグラフ
ィ工程により、絶縁膜15e上に埋め込み配線14と接
続するための接続孔パターンと同一形状のフォトレジス
ト膜を形成し、それをマスクとしてドライエッチング工
程により接続孔パターンを形成する。続いて、前記フォ
トレジスト膜を除去し、前記絶縁膜15e上にフォトリ
ソグラフィ工程により、配線溝パターンと同一形状のフ
ォトレジスト膜を形成し、それをマスクとしてドライエ
ッチング工程により配線溝16bを形成する。
【0040】次に、接続孔16aおよび配線溝16b付
近を拡大した図11に示すように、前記接続孔16aお
よび配線溝16bの内部を含む半導体基板1の全面に、
後で説明する埋め込み配線17のバリア導体膜104と
なる、たとえばタンタル膜を堆積する。このバリア導体
膜104は、たとえばロングスロースパッタリング法で
堆積し、この時、タンタルターゲットと半導体基板1と
の間の距離は、たとえば約200mmとする。また、前
記バリア導体膜104の膜厚は、たとえば前記半導体基
板1の表面上において約100nmとし、前記接続孔1
6aの側壁において約20nmとし、前記配線溝16b
の側壁においては約5nmとする。なお、本実施の形態
1では、バリア導体膜104としてタンタル膜を例示す
るが、窒化タンタル等の金属膜あるいは窒化チタン膜等
の、銅と金属間化合物を形成しない材料、またほとんど
銅に固溶しない材料であってもよい。バリア導体膜10
4がタンタル、窒化タンタルの場合には窒化チタンを用
いた場合より銅膜との密着性がよい。
【0041】次に、図12に示すように、バリア導体膜
104が堆積された半導体基板1の全面に、シード膜1
05となる、たとえば銅膜を堆積する。このシード膜1
05は、たとえばロングスロースパッタリング法で堆積
し、この時、銅ターゲットと半導体基板1との間の距離
は、たとえば約200mmとする。また、前記シード膜
105の膜厚は、たとえば前記半導体基板1の表面上に
おいて約100nmとし、接続孔16aおよび配線溝1
6bの内部においては3nm〜100nm程度とする。
【0042】次に、図13に示すように、シード膜10
5が堆積された半導体基板1の全面に、カバー導体膜1
06となる、たとえばタンタル膜を堆積し、積層膜17
aを形成する。このカバー導体膜106は、たとえばロ
ングスロースパッタリング法で堆積し、この時、タンタ
ルターゲットと半導体基板1との間の距離は、たとえば
約200mmとする。また、前記カバー導体膜106の
膜厚は、たとえば前記半導体基板1の表面上において約
20nmとし、前記接続孔16aの側壁において約4n
mとし、前記配線溝16bの側壁においては約1nmと
する。前記接続孔16aの側壁および前記配線溝16b
の側壁においては、下地となる前記シード膜105の凹
凸の影響と、前記カバー導体膜106となるタンタル原
子が表面拡散して凝集し、10nm程度以下の径のタン
タル微粒子が前記シード膜105の表面に分散すること
により、前記カバー導体膜106は不連続膜となり、前
記カバー導体膜106の切れ間から下地の前記シード膜
105が露出する。前記カバー導体膜106は、前記接
続孔16aの側壁の下部および前記配線溝16bの側壁
の下部に比べて、前記接続孔16aの側壁の上部および
前記配線溝16bの側壁の上部では比較的厚く堆積する
が、前記カバー導体膜106の下地となる前記シード膜
105の凹凸部の陰となる領域に前記カバー導体膜10
6は堆積せず、10nm〜50nm程度の幅の前記カバ
ー導体膜106の切れ間ができる。前記カバー導体膜1
06の前記接続孔16aの側壁および前記配線溝16b
の側壁での被覆率は、その側壁の全体を平均して、たと
えば50%程度となるようにする。その結果、前記接続
孔16aの側壁および前記配線溝16bの側壁におい
て、後の工程で堆積する導電性膜17bが400℃程度
以上の熱処理によって膨張および収縮をし、その導電性
膜17bと前記カバー導体膜106との界面にて空隙が
発生した場合でも、前記カバー導体膜106には切れ間
が存在するため、前記空隙を、その切れ間で区切り、大
きく成長することを防ぐことができる。また、前記導電
性膜17bと面するのは前記カバー導体膜106である
ので、前記バリア導体膜104と前記シード膜105と
の界面において、前記導電性膜17bの熱処理による膨
張および収縮に起因する空隙の発生を低減することがで
きる。
【0043】次に、図14に示すように、カバー導体膜
106が堆積された半導体基板1の全面に、接続孔16
aおよび配線溝16bを埋め込む導電性膜17bとな
る、たとえば銅膜を堆積する。この銅膜は、たとえば、
メッキ液に硫酸銅水溶液を用いた電解メッキ法にて堆積
し、その膜厚は、たとえば前記半導体基板1の表面上で
約300nmとする。銅のように抵抗率の低い材料を主
な導電層とすることにより埋め込み配線の微細化に伴う
配線抵抗の上昇を抑制することができる。これにより半
導体集積回路装置の高性能化を達成することができる。
【0044】次に、図15に示すように、絶縁膜15e
上の余分な積層膜17aおよび導電性膜17bを除去
し、接続孔16aおよび配線溝16bの内部に積層膜1
7aおよび導電性膜17bを残すことで埋め込み配線1
7を形成する。積層膜17aおよび導電性膜147の除
去は、CMP法を用いた研磨により行う。
【0045】続いて、たとえば0.1%アンモニア水溶
液と純水とを用いた2段階のブラシスクラブ洗浄によ
り、半導体基板1の表面に付着した研磨砥粒および銅を
除去して、本実施の形態1の半導体集積回路装置はほぼ
完成する。
【0046】なお、埋め込み配線17の上部に、絶縁膜
15および埋め込み配線17と同様の絶縁膜および埋め
込み配線を形成して、さらに多層に構成してもよい。
【0047】本実施の形態の1の半導体集積回路装置に
よれば、導電性膜14bとカバー導体膜102との界面
または導電性膜17bとカバー導体膜106との界面に
て空隙が発生した場合でも、不連続膜であるカバー導体
膜102およびカバー導体膜106が、その膜の切れ間
で前記空隙を区切り、大きく成長することを防ぐことが
できる。そのため、半導体集積回路装置の導通不良を低
減し、歩留まりおよび信頼性を向上することができる。
【0048】(実施の形態2)本実施の形態2は、前記
実施の形態1における半導体集積回路装置のカバー導体
膜102およびカバー導体膜106の表面に、たとえば
銅膜をスパッタリング法にて堆積した半導体集積回路装
置の製造方法に本発明を適用したものである。その他の
部材および製造工程は前記実施の形態1と同様であるの
で、それら同様の部材および工程についての説明は省略
する。
【0049】次に、上記した半導体集積回路装置の製造
方法を図16〜図19に従って工程順に説明する。
【0050】本実施の形態2の半導体集積回路装置の製
造方法は、前記実施の形態1において図1〜図4を用い
て示した工程までは同様である。
【0051】その後、図16に示すように、バリア導体
膜100が堆積された半導体基板1の全面に、シード膜
101となる、たとえば銅膜を堆積する。このシード膜
101は、たとえばロングスロースパッタリング法で堆
積し、この時、銅ターゲットと半導体基板1との間の距
離は、たとえば約200mmとする。また、前記シード
膜101の膜厚は、たとえば前記半導体基板1の表面上
において約20nmとし、配線溝13の内部においては
2原子層〜100nm程度とする。前記シード膜101
となる銅原子は表面拡散して凝集しやすいので、前記シ
ード膜101は、前記配線溝13の側壁において不連続
膜となる。
【0052】次に、図17に示すように、前記実施の形
態1において図6を用いて示した工程と同様の工程で、
カバー導体膜102となる、たとえばタンタル膜を堆積
した後、前記カバー導体膜102が堆積された半導体基
板1の全面に、シード膜103となる、たとえば銅膜を
堆積し、積層膜14aを形成する。このシード膜103
は、たとえばロングスロースパッタリング法で堆積し、
この時、銅ターゲットと半導体基板1との間の距離は、
たとえば約200mmとする。また、前記シード膜10
3の膜厚は、たとえば前記半導体基板1の表面上におい
て約80nmとし、前記シード膜101の膜厚との合計
値が、前記実施の形態1において示した半導体集積回路
装置のシード膜101の膜厚と同じ程度になるようにす
る。前記シード膜103を堆積することにより、この後
の工程にて形成する導電性膜14bの接着性を、前記実
施の形態1において示した半導体集積回路装置よりも向
上することができる。
【0053】前記配線溝13の側壁においては、前記シ
ード膜101および前記カバー導体膜102は不連続膜
となるため、前記シード膜103および後の工程で堆積
する導電性膜14bである、たとえば銅膜が400℃程
度以上の熱処理によって膨張および収縮をし、その銅膜
と前記カバー導体膜102との界面にて空隙が発生した
場合でも、前記シード膜101および前記カバー導体膜
102には切れ間が存在するため、前記空隙を、その切
れ間で区切り、大きく成長することを防ぐことができ
る。また、前記銅膜と面するのは前記カバー導体膜10
2であるので、前記バリア導体膜100と前記シード膜
101との界面において、前記銅膜の熱処理による膨張
および収縮に起因する空隙の発生を低減することができ
る。
【0054】その後の工程は、前記実施の形態1におい
て図7〜図11を用いて示した工程までは同様である。
【0055】次に、図18に示すように、バリア導体膜
104が堆積された半導体基板1の全面に、シード膜1
05となる、たとえば銅膜を堆積する。このシード膜1
05は、たとえばロングスロースパッタリング法で堆積
し、この時、銅ターゲットと半導体基板1との間の距離
は、たとえば約200mmとする。また、前記シード膜
105の膜厚は、たとえば前記半導体基板1の表面上に
おいて約20nmとし、接続孔16aおよび配線溝16
bの内部においては2原子層〜100nm程度とする。
前記シード膜105となる銅原子は表面拡散して凝集し
やすいので、前記シード膜105は、前記接続孔16a
および前記配線溝16bの側壁において不連続膜とな
る。
【0056】次に、図19に示すように、前記実施の形
態1において図13を用いて示した工程と同様の工程
で、カバー導体膜106となる、たとえばタンタル膜を
堆積した後、前記カバー導体膜106が堆積された半導
体基板1の全面に、シード膜107となる、たとえば銅
膜を堆積し、積層膜17aを形成する。このシード膜1
07は、たとえばロングスロースパッタリング法で堆積
し、この時、銅ターゲットと半導体基板1との間の距離
は、たとえば約200mmとする。また、前記シード膜
107の膜厚は、たとえば前記半導体基板1の表面上に
おいて約80nmとし、前記シード膜105の膜厚との
合計値が、前記実施の形態1において示した半導体集積
回路装置のシード膜105の膜厚と同じ程度になるよう
にする。前記シード膜107を堆積することにより、こ
の後の工程にて形成する導電性膜17bの接着性を、前
記実施の形態1において示した半導体集積回路装置より
も向上することができる。
【0057】前記接続孔16aおよび前記配線溝16b
の側壁においては、前記シード膜105および前記カバ
ー導体膜106は不連続膜となるため、前記シード膜1
07および後の工程で堆積する導電性膜17bである、
たとえば銅膜が400℃程度以上の熱処理によって膨張
および収縮をし、その銅膜と前記カバー導体膜106と
の界面にて空隙が発生した場合でも、前記シード膜10
5および前記カバー導体膜106には切れ間が存在する
ため、前記空隙を、その切れ間で区切り、大きく成長す
ることを防ぐことができる。また、前記銅膜と面するの
は前記カバー導体膜106であるので、前記バリア導体
膜104と前記シード膜105との界面において、前記
銅膜の熱処理による膨張および収縮に起因する空隙の発
生を低減することができる。
【0058】その後、前記実施の形態1において図14
〜図15を用いて示した工程と同様の工程により、本実
施の形態2の半導体集積回路装置はほぼ完成する。
【0059】本実施の形態の2の半導体集積回路装置に
よれば、シード膜103および導電性膜14bを形成す
る銅膜とカバー導体膜102との界面にて空隙が発生し
た場合でも、不連続膜であるシード膜101およびカバ
ー導体膜102が、その膜の切れ間で前記空隙を区切
り、大きく成長することを防ぐことができる。また、シ
ード膜105および導電性膜17bを形成する銅膜とカ
バー導体膜106との界面にて空隙が発生した場合で
も、不連続膜であるシード膜105およびカバー導体膜
106が、その膜の切れ間で前記空隙を区切り、大きく
成長することを防ぐことができる。さらに、シード膜1
03を堆積することにより、前記シード膜103の表面
に堆積する導電性膜14bの接着性は、前記実施の形態
1において示した半導体集積回路装置よりも向上する。
また、シード膜107を堆積することにより、前記シー
ド膜107の表面に堆積する導電性膜17bの接着性
は、前記実施の形態1において示した半導体集積回路装
置よりも向上する。そのため、本実施の形態2の半導体
集積回路装置は、前記実施の形態1の半導体集積回路装
置よりもさらに導通不良を低減し、歩留まりおよび信頼
性を向上することができる。
【0060】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0061】たとえば、実施の形態1において、銅膜か
らなる導電性膜を電解メッキ法にて堆積する場合を例示
したが、無電解メッキ法であってもよい。
【0062】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下の通りである。
【0063】(1)絶縁膜に形成された接続孔内および
配線溝内にメッキ法にて埋め込む銅膜の接着性を向上
し、導通不良を低減できる。
【0064】(2)絶縁膜に形成された接続孔内および
配線溝内にメッキ法にて埋め込んで堆積された銅膜が熱
処理により剥離し空隙が発生することを防ぎ、半導体集
積回路装置の歩留まりおよび信頼性を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態1の半導体集積回路装
置の製造工程中の要部断面図である。
【図2】図1に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図3】図2に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図4】図3に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図5】図4に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図6】図5に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図7】図6に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図8】図7に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図9】図8に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図10】図9に続く半導体集積回路装置の製造工程中
の要部断面図である。
【図11】図10に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図12】図11に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図13】図12に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図14】図13に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図15】図14に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図16】本発明による実施の形態2の半導体集積回路
装置の製造工程中の要部断面図である。
【図17】図16に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図18】本発明による実施の形態2の半導体集積回路
装置の製造工程中の要部断面図である。
【図19】図18に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 フィールド絶縁膜 3 p型ウェル 4 ゲート絶縁膜 5 ゲート電極 6a キャップ絶縁膜 6b サイドウォールスペーサ 7 半導体領域 8 絶縁膜 9 接続孔 10 プラグ 10a バリア導体膜 10b 導電性膜 11 エッチストッパ膜 12 絶縁膜 13 配線溝 14 埋め込み配線 14a 積層膜 14b 導電性膜 15 絶縁膜 15a バリア絶縁膜 15b 絶縁膜 15c 絶縁膜 15d 絶縁膜 15e 絶縁膜 16a 接続孔 16b 配線溝 17 埋め込み配線 17a 積層膜 17b 導電性膜 100 バリア導体膜 101 シード膜 102 カバー導体膜 103 シード膜 104 バリア導体膜 105 シード膜 106 カバー導体膜 107 シード膜 Qn nチャネル型MISFET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮▲崎▼ 博史 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5F033 HH11 HH21 HH32 JJ11 JJ21 JJ32 KK11 KK19 MM01 MM02 MM12 MM13 NN06 NN07 PP06 PP15 PP27 PP33 QQ09 QQ10 QQ11 QQ25 QQ48 RR04 RR06 RR09 SS11 SS15 TT02 TT04 XX02 XX14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主面に形成された半導体素
    子の上部に堆積された絶縁膜の一部に形成された配線溝
    または接続孔に導電性膜が埋め込まれた半導体集積回路
    装置であって、前記導電性膜は、第1の導電性膜、第2
    の導電性膜、第3の導電性膜および主導電層となる導電
    性膜を順に堆積した積層膜からなることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板の主面に形成された半導体素
    子の上部に堆積された絶縁膜の一部に形成された配線溝
    または接続孔に導電性膜が埋め込まれた半導体集積回路
    装置であって、前記導電性膜は、絶縁膜側から第1の導
    電性膜、第2の導電性膜、第3の導電性膜、第4の導電
    性膜および主導電層となる導電性膜を順に堆積した積層
    膜からなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置であって、前記第3の導電性膜は、前記配線溝また
    は接続孔の側壁において不連続膜となることを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の半導体集積回路装置で
    あって、前記第2の導電性膜は、前記配線溝または接続
    孔の側壁において不連続膜となることを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置であって、前記第3の導電性膜はタン
    タル膜または窒化タンタル膜であることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置であって、前記第2の導電性膜は銅膜
    であることを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置であって、前記主導電層となる導電性
    膜は銅膜または銅合金膜であることを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  8. 【請求項8】 (a)半導体基板の主面に半導体素子を
    形成し、前記半導体素子の上部に絶縁膜を堆積する工
    程、(b)前記絶縁膜をエッチングして配線溝または接
    続孔を形成する工程、(c)前記配線溝または接続孔の
    内部を含む前記絶縁膜の表面に、絶縁膜側から順に第1
    の導電性膜、第2の導電性膜および第3の導電性膜を堆
    積する工程、(d)前記配線溝または接続孔の内部を含
    む第3の導電性膜の表面に、前記配線溝または接続孔を
    埋め込む、主導電層となる導電性膜を堆積する工程、
    (e)前記配線溝または接続孔の外部の前記第1の導電
    性膜、第2の導電性膜、第3の導電性膜および主導電層
    となる導電性膜を化学的および機械的に研磨して、前記
    配線溝または接続孔の内部に前記第1の導電性膜、第2
    の導電性膜、第3の導電性膜および主導電層となる導電
    性膜を残すことにより、配線を形成する工程、を含むこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 (a)半導体基板の主面に半導体素子を
    形成し、前記半導体素子の上部に絶縁膜を堆積する工
    程、(b)前記絶縁膜をエッチングして配線溝または接
    続孔を形成する工程、(c)前記配線溝または接続孔の
    内部を含む前記絶縁膜の表面に、絶縁膜側から順に第1
    の導電性膜、第2の導電性膜、第3の導電性膜および第
    4の導電性膜を堆積する工程、(d)前記配線溝または
    接続孔の内部を含む第4の導電性膜の表面に、前記配線
    溝または接続孔を埋め込む、主導電層となる導電性膜を
    堆積する工程、(e)前記配線溝または接続孔の外部の
    前記第1の導電性膜、第2の導電性膜、第3の導電性
    膜、第4の導電性膜および主導電層となる導電性膜を化
    学的および機械的に研磨して、前記配線溝または接続孔
    の内部に前記第1の導電性膜、第2の導電性膜、第3の
    導電性膜、第4の導電性膜および主導電層となる導電性
    膜を残すことにより、配線を形成する工程、を含み、前
    記(c)工程における前記第4の導電性膜の堆積におい
    て、前記第4の導電性膜は前記第2の導電性膜よりも厚
    く堆積されることを特徴とする半導体集積回路装置の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載の半導体集積回
    路装置の製造方法であって、前記主導電層となる導電性
    膜はメッキ法にて堆積することを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
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JP2007150298A (ja) * 2005-11-23 2007-06-14 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 導体−誘電体構造およびこれを作成するための方法

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