JP2001148174A - 浮上ヘッドスライダ - Google Patents
浮上ヘッドスライダInfo
- Publication number
- JP2001148174A JP2001148174A JP33260699A JP33260699A JP2001148174A JP 2001148174 A JP2001148174 A JP 2001148174A JP 33260699 A JP33260699 A JP 33260699A JP 33260699 A JP33260699 A JP 33260699A JP 2001148174 A JP2001148174 A JP 2001148174A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air bearing
- slider
- rail
- bearing surface
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/58—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B5/60—Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
- G11B5/6005—Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/58—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B5/60—Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
- G11B5/6005—Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
- G11B5/6082—Design of the air bearing surface
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
スクといった記録媒体の静止時に記録媒体から作用する
吸着力を十分に抑制することが可能な浮上ヘッドスライ
ダを提供する。 【解決手段】 浮上ヘッドスライダ14では、リアレー
ル25aの先細りに応じて空気軸受け面31aの幅W2
は狭められる。吸着防止突起44に加えてスライダ本体
22の空気流出端が記録ディスクの表面に接触しても、
スライダ本体22と記録ディスクの表面との間で接触面
積の増大は抑制される。しかも、スライダ幅方向にリア
レール25a全体が先細ることから、空気軸受け面31
aの空気流出端を小さく形成するにあたって、新たな加
工工程が加えられる必要はない。製造工程の増大や複雑
化を招くことなく、比較的に簡単に空気軸受け面31a
の縮小化は実現されることができる。
Description
ィスク駆動装置(HDD)といった記録ディスク駆動装
置に用いられる浮上ヘッドスライダに関し、特に、スラ
イダ本体の媒体対向面に規定される空気軸受け面と、空
気軸受け面の空気流入側で空気軸受け面より高い頂上を
規定する吸着防止突起とを備える浮上ヘッドスライダに
関する。
D)の分野では、磁気ディスクの静止時に磁気ディスク
の表面に磁気ヘッドスライダすなわち浮上ヘッドスライ
ダを接触させるコンタクトスタートストップ(CSS)
といった制御方法は広く知られる。このCSSでは、磁
気ディスクの表面に形成される潤滑油膜と浮上ヘッドス
ライダとの間に作用する吸着力を抑制するにあたって、
例えば特開平11−191277号に開示されるよう
に、浮上ヘッドスライダの空気軸受け面に形成される吸
着防止突起が広く用いられる。こうした吸着防止突起
は、磁気ディスクの表面と浮上ヘッドスライダとの接触
面積を減少させ、潤滑油膜から浮上ヘッドスライダに作
用する吸着力を弱める働きを実現する。
は、磁気ディスクの回転を引き起こすスピンドルモータ
としていわゆるホールレスモータが主流となりつつあ
る。このホールレスモータでは、ロータの回転位置(角
度)を検出することなくロータの回転は制御される。そ
の結果、回転開始時に回転軸がわずかに逆回転してしま
うことがある。こうした磁気ディスクの逆回転は前述の
吸着防止突起回りで浮上ヘッドスライダを傾かせる。浮
上ヘッドスライダは吸着防止突起に加えて空気軸受け面
の空気流出端で磁気ディスクの表面に接触してしまう。
こうして空気軸受け面の空気流出端と磁気ディスクとの
間で接触が引き起こされると、メニスカス効果などによ
って潤滑油膜から浮上ヘッドスライダに作用する吸着力
は著しく増加する。スピンドルモータのトルクは減少傾
向にあり、吸着力の増大は磁気ディスクの回転開始を妨
げる。
て、前述の特開平11−191277号に開示されるよ
うに、空気軸受け面の空気流出端で切り欠きを形成する
ことが提案される。しかしながら、こうした切り欠きの
形成は浮上ヘッドスライダの加工工程の増加を招いてし
まう。しかも、空気軸受け面の減少に応じて浮上ヘッド
スライダの浮上量は変化してしまうことが考えられる。
で、製造工程の簡略化を実現しつつも、磁気ディスクと
いった記録媒体の静止時に記録媒体から作用する吸着力
を十分に抑制することが可能な浮上ヘッドスライダを提
供することを目的とする。
に、第1発明によれば、スライダ本体の媒体対向面に規
定される空気軸受け面と、空気軸受け面の空気流入側で
空気軸受け面よりも高い頂上を規定する吸着防止突起
と、頂上面で空気軸受け面を規定し、媒体対向面のベー
ス面上に所定の厚みで広がるレールと、空気軸受け面の
空気流入端でレールの頂上面に形成される段差とを備
え、前記レールはスライダ本体の空気流出端に向かって
スライダ幅方向に先細ることを特徴とする浮上ヘッドス
ライダが提供される。
えば磁気ディスクといった記録ディスクの静止時、スラ
イダ本体は記録ディスクの表面に対して吸着防止突起で
支持される。したがって、空気軸受け面と記録ディスク
の表面とは接触しない。その結果、空気軸受け面が記録
ディスクの表面に接触する場合に比べて、記録ディスク
の表面に対するスライダ本体の接触面積は減少する。記
録ディスクの表面に広がる潤滑油や水分からスライダ本
体に作用する吸着力(メニスカス効果)は弱められるこ
とができる。
では、前述の吸着防止突起に加えてスライダ本体の空気
流出端でスライダ本体は記録ディスクの表面に接触す
る。しかしながら、スライダ本体の空気流出端では、レ
ールの先細りに応じて空気軸受け面の面積は減少してい
く。スライダ本体と記録ディスクの表面との間で接触面
積の増大は抑制される。したがって、記録ディスクの表
面に広がる潤滑油膜や水分から大きな吸着力がスライダ
本体に伝わることは阻止される。スライダ本体と記録デ
ィスクの表面との間に大きな吸着力や摩擦力は生じるこ
とはなく、吸着力や摩擦力の増大に起因する記録ディス
クの回転不良は回避されることができる。記録ディスク
に加えられる駆動トルクが小さくても、記録ディスクは
正常どおりに回転し始めることができる。
本体は、記録ディスクの表面に沿って生成される気流を
媒体対向面で受ける。このとき、気流は段差を伝って空
気軸受け面に導かれる。こうした段差の働きを通じて空
気軸受け面では大きな正圧すなわち浮力が生成される。
こうして生成される浮力は、記録ディスクの表面からス
ライダ本体を浮き上がらせる。段差の働きによれば、前
述のようなレールの先細りに応じて空気軸受け面の面積
が減少しても、空気軸受け面で生成される正圧すなわち
浮力の変動は極力抑制されることができる。
厚みで積層される材料層から削り出される。削り出しに
あたって、レールの輪郭を規定する例えばレジスト膜が
材料層の表面に形成される。前述のようにスライダ幅方
向にレール全体が先細れば、レジスト膜の形状を調整す
るだけで空気軸受け面の面積を減少させることが可能と
なる。空気軸受け面の空気流出端を小さく形成するにあ
たって、新たな加工工程が加えられる必要はない。製造
工程の増大や複雑化を招くことなく、比較的に簡単に空
気軸受け面の縮小化は実現されることができる。
空気流入側で媒体対向面に規定される前方空気軸受け面
と、スライダ本体の空気流出側で媒体対向面に規定され
る後方空気軸受け面と、後方空気軸受け面の空気流入側
で少なくとも後方空気軸受け面よりも高い頂上を規定す
る吸着防止突起と、頂上面で後方空気軸受け面を規定
し、媒体対向面のベース面上に所定の厚みで広がるレー
ルと、後方空気軸受け面の空気流入端でレールの頂上面
に形成される段差とを備え、前記レールはスライダ本体
の空気流出端に向かってスライダ幅方向に先細ることを
特徴とする浮上ヘッドスライダが提供される。
方空気軸受け面および後方空気軸受け面で正圧すなわち
浮力が生成されることができる。したがって、大きな正
圧すなわち浮力が比較的に簡単に生成されることができ
る。特に、こうした浮上ヘッドスライダでは、大きな正
圧に釣り合う負圧が媒体対向面で生成されることが望ま
しい。こうした大きな正圧と負圧とによれば、浮上ヘッ
ドスライダは、安定した浮上量で記録ディスクの表面か
ら浮上し続けることができる。その他、こうした浮上ヘ
ッドスライダによれば、前述の第1発明に係る浮上ヘッ
ドスライダによって達成される作用効果と同様な作用効
果が実現されることができる。
の媒体対向面でベース面から立ち上がり、所定の厚みで
スライダ本体の空気流出端に向かって延びるレール本体
と、レール本体の空気流出端に一体に形成され、レール
本体の頂上面よりもスライダ幅方向に狭い頂上面を規定
しつつレール本体の厚みに等しい高さでベース面から立
ち上がる細柱体と、連続するレール本体および細柱体の
頂上面で規定される空気軸受け面と、空気軸受け面の空
気流入端でレール本体の頂上面に形成される段差と、空
気軸受け面の空気流入側で少なくとも空気軸受け面より
も高い頂上を規定する吸着防止突起とを備えることを特
徴とする浮上ヘッドスライダが提供される。
述の第1および第2発明と同様に、吸着防止突起の働き
によって、空気軸受け面が記録ディスクの表面に接触す
る場合に比べて、記録ディスクの表面に対するスライダ
本体の接触面積は減少する。記録ディスクの表面に広が
る潤滑油や水分からスライダ本体に作用する吸着力(メ
ニスカス効果)は弱められることができる。
では、前述の吸着防止突起に加えてスライダ本体の空気
流出端でスライダ本体は記録ディスクの表面に接触す
る。しかしながら、スライダ本体の空気流出端では、ス
ライダ幅方向に狭い細柱体の頂上面で空気軸受け面は規
定される。狭い空気軸受け面が実現される。スライダ本
体と記録ディスクの表面との間で接触面積の増大は抑制
される。したがって、前述と同様に、スライダ本体と記
録ディスクの表面との間に大きな吸着力や摩擦力は生じ
ることはなく、吸着力や摩擦力の増大に起因する記録デ
ィスクの回転不良は回避されることができる。
本体は、記録ディスクの表面に沿って生成される気流を
媒体対向面で受ける。このとき、気流は段差を伝って空
気軸受け面に導かれる。こうした段差の働きを通じて空
気軸受け面では大きな正圧すなわち浮力が生成される。
こうして生成される浮力は、記録ディスクの表面からス
ライダ本体を浮き上がらせる。段差の働きによれば、前
述のようなレールの先細りに応じて空気軸受け面の面積
が減少しても、空気軸受け面で生成される正圧すなわち
浮力の変動は極力抑制されることができる。
は、基板上に所定の厚みで積層される材料層から同時に
削り出されることができる。空気軸受け面の空気流出端
を小さく形成するにあたって、新たな加工工程が加えら
れる必要はない。製造工程の増大や複雑化を招くことな
く、比較的に簡単に空気軸受け面の縮小化は実現される
ことができる。
本体の空気流入側で媒体対向面のベース面から立ち上が
るフロントレールと、フロントレールの頂上面で規定さ
れる前方空気軸受け面と、スライダ本体の空気流出側で
媒体対向面のベース面上に所定の厚みで広がるレール本
体と、レール本体の空気流出端に一体に形成され、レー
ル本体の頂上面よりもスライダ幅方向に狭い頂上面を規
定しつつレール本体の厚みに等しい高さでベース面から
立ち上がる細柱体と、連続するレール本体および細柱体
の頂上面で規定される後方空気軸受け面と、後方空気軸
受け面の空気流入端でレール本体の頂上面に形成される
段差と、後方空気軸受け面の空気流入側で少なくとも後
方空気軸受け面よりも高い頂上を規定する吸着防止突起
とを備えることを特徴とする浮上ヘッドスライダが提供
される。
方空気軸受け面および後方空気軸受け面で正圧すなわち
浮力が生成されることができる。したがって、大きな正
圧すなわち浮力が比較的に簡単に生成されることができ
る。しかも、フロントレールの背後では、比較的に簡単
に大きな負圧が生成されることができる。こうして大き
な正圧と大きな負圧とが生成されれば、浮上ヘッドスラ
イダは、安定した浮上量で記録ディスクの表面から浮上
し続けることができる。その他、こうした浮上ヘッドス
ライダによれば、前述の第3発明に係る浮上ヘッドスラ
イダによって達成される作用効果と同様な作用効果が実
現されることができる。
ッドスライダでは、空気軸受け面(少なくとも後方空気
軸受け面)よりも低い位置から吸着防止突起は立ち上が
ることが望ましい。こうした構成によれば、空気軸受け
面(前方空気軸受け面および後方空気軸受け面)に吸着
防止突起が形成される場合に比べて、十分な高さの吸着
防止突起が実現されることができる。こうして十分な高
さが確保されれば、記録ディスクの表面とスライダ本体
との間で確実にメニスカス効果は抑制されることができ
る。反対に吸着防止突起が低いと、記録ディスクの表面
で広がる潤滑油や水分が吸着防止突起を伝ってスライダ
本体に作用し、スライダ本体に作用するメニスカス効果
が十分に抑制されることはできない。
ばハードディスク駆動装置(HDD)を始めとする磁気
ディスク駆動装置のほか、光磁気ディスク駆動装置やそ
の他の様々な記録ディスク駆動装置や記録媒体駆動装置
に組み込まれて使用されてもよい。ただし、記録媒体の
形状はディスクに限定される必要は必ずしもない。
明の一実施形態を説明する。
してのハードディスク駆動装置(HDD)10の内部構
造を示す。HDD10のハウジング11には、スピンド
ルモータ12に装着される磁気ディスク13と、磁気デ
ィスク13に対向する浮上ヘッドスライダ14とが収容
される。スピンドルモータ12は回転軸回りで磁気ディ
スク13を駆動する。スピンドルモータ12には例えば
ホールレスモータが採用される。
で揺動することができるキャリッジアーム16の先端に
固着される。磁気ディスク13に対する情報の書き込み
や読み出しにあたっては、磁気回路から構成されるアク
チュエータ17によってキャリッジアーム16は揺動駆
動され、その結果、浮上ヘッドスライダ14は磁気ディ
スク13の半径方向に移動する。この移動によって浮上
ヘッドスライダ14は磁気ディスク13上の所望の記録
トラックに位置決めされる。ハウジング11の開口は、
ハウジング11との間に密閉された収容空間を形成する
カバー(図示せず)によって閉鎖される。
細に示す。この浮上ヘッドスライダ14は、媒体対向面
すなわち浮上面21で磁気ディスク13に対向するスラ
イダ本体22を備える。浮上面21には、磁気ディスク
13が回転した際に磁気ディスク13の表面に沿って生
成される気流の上流側すなわち空気流入側でベース面2
3から立ち上がる1筋のフロントレール24が形成され
る。このフロントレール24は、ベース面23上に所定
の厚みH(=1.5〜2.0μm程度)で広がりつつ、
スライダ本体22の空気流入端に沿ってスライダ幅方向
に延びる。同様に、浮上面21には、気流の下流側すな
わち空気流出側でベース面23から立ち上がる1対のリ
アレール25a、25bが形成される。リアレール25
a、25bは、気流の流通路26を間に挟んでスライダ
幅方向に配列される。各リアレール25a、25bは、
ベース面23上にフロントレール24と同一の厚みHで
広がりつつ、スライダ本体22の空気流出端に向かって
延びる。
ダ幅方向に延びる1筋の前方空気軸受け面27が規定さ
れる。前方空気軸受け面27の空気流入端ではフロント
レール24の頂上面に段差28が形成される。この段差
28は、例えば図2から明らかなように、空気流出端を
除く前方空気軸受け面27の周囲に満遍なく形成されて
もよい。こうして段差28が形成されると、フロントレ
ール24の頂上面には、前方空気軸受け面27よりも低
いレベルで広がる低レベル面29が規定される。磁気デ
ィスク13の回転時、磁気ディスク13の表面に沿って
生成される気流は低レベル面29から段差28を伝って
前方空気軸受け面27に導かれる。段差28の働きを通
じて前方空気軸受け面27では大きな正圧すなわち浮力
が生成される。
には、気流の流通路26を間に挟んでスライダ幅方向に
配列される第1および第2後方空気軸受け面31a、3
1bがそれぞれ規定される。第1後方空気軸受け面31
aの空気流入端ではリアレール25aの頂上面に段差3
2が形成される。同様に、第2後方空気軸受け面31b
の空気流入ではリアレール25bの頂上面に段差33が
形成される。段差33は、例えば図2に示されるよう
に、第2後方空気軸受け面31bの周囲に沿って空気流
出端に向かって延びてもよい。こうして段差32、33
が形成されると、2つのリアレール25a、25bの頂
上面には、第1および第2後方空気軸受け面31a、3
1bよりも低いレベルでそれぞれ広がる低レベル面3
4、35が規定される。磁気ディスク13の回転時、磁
気ディスク13の表面に沿って生成される気流は低レベ
ル面34、35から段差32、33を伝って第1および
第2後方空気軸受け面31a、31bに導かれる。段差
32、33の働きを通じて第1および第2後方空気軸受
け面31a、31bでは大きな正圧すなわち浮力が生成
される。第1および第2空気軸受け面31a、31bに
は、スライダ幅方向に延びる1筋の溝36、37がそれ
ぞれ形成される。
後方空気軸受け面31a、31bに比べて前方空気軸受
け面27で大きな正圧すなわち浮力が生成される。した
がって、スライダ本体22が磁気ディスク13の表面か
ら浮上すると、スライダ本体22はピッチ角αの傾斜姿
勢で維持されることができる。ここで、ピッチ角αと
は、気流の流れ方向に沿ったスライダ本体前後方向の傾
斜角をいう。しかも、第1後方空気軸受け面31aは第
2後方空気軸受け面31bに比べて小さく形成される。
したがって、スライダ本体22の浮上面21に気流が作
用すると、第1後方空気軸受け面31aに比べて第2後
方空気軸受け面31bに大きな浮力が生成される。スラ
イダ本体22が磁気ディスク13の表面から浮上する
と、スライダ本体22はロール角βの傾斜姿勢で維持さ
れることができる。ここで、ロール角βとは、気流の流
れ方向に直交するスライダ幅方向の傾斜角をいう。
け面31aでは、スライダ本体22に埋め込まれた磁気
ヘッド素子の書き込みおよび読み出しギャップ38が露
出する。前述のピッチ角αおよびロール角βの働きによ
って、磁気ヘッド素子のギャップ38付近でスライダ本
体22と磁気ディスク13の表面との距離は最も小さく
なる。したがって、磁気ヘッド素子は、効率的に磁気情
報を磁気ディスク13に書き込んだり、効率的に磁気情
報を磁気ディスク13から読み出したりすることができ
る。磁気ヘッド素子には、例えば、導体コイルパターン
を利用した薄膜磁気ヘッドといった書き込み素子や、磁
気抵抗効果(MR)素子や巨大磁気抵抗効果(GMR)
素子といった読み取り素子が採用されればよい。
には、スライダ本体22のベース面23から立ち上がっ
て、空気流出端に向かって延びる1対のサイドレール4
1が接続される。こうしたサイドレール41によれば、
磁気ディスク13の回転時にフロントレール24に正面
から衝突する気流はフロントレール24のスライダ幅方
向両端を回り込んでフロントレール24の背後に入り込
むことはできない。したがって、第1空気軸受け面27
に沿ってフロントレール24を通過する気流は容易にデ
ィスク面鉛直方向に広がることができる。こうした気流
の急激な広がりに基づき負圧は生成される。この負圧が
前述の浮力にバランスすると、スライダ本体22の浮上
量は規定される。1対のサイドレール41と1対のリア
レール25a、25bとの間には、フロントレール24
をスライダ幅方向両側から迂回する気流を流通路26に
導く間隙42が形成される。サイドレール41は、フロ
ントレール24の低レベル面29と同一なレベルで広が
る頂上面を規定する。
24やサイドレール41には、低レベル面29やサイド
レール41の頂上面から立ち上がる前後1対ずつの吸着
防止突起(パッド)43、44が形成される。各吸着防
止突起43、44は、前方空気軸受け面27や第1およ
び第2後方空気軸受け面31a、31bよりも高い頂上
面を規定する。
22の空気流入端にできる限り近接した位置に配置され
る。その一方で、後方の吸着防止突起44は、スライダ
本体22の空気流出端から空気流入側に偏倚した位置に
配置される。こうした配置によれば、前述のようにスラ
イダ本体22が浮上中にピッチ角αの傾斜姿勢に維持さ
れても、後方の吸着防止突起44と磁気ディスク13と
の衝突を確実に回避しつつ最大限に磁気ヘッド素子の書
き込みおよび読み出しギャップ38を磁気ディスク13
に近づけることが可能となる。
aは空気流出端に向かって先細る。すなわち、リアレー
ル25aは、スライダ本体22の空気流出側でベース面
23上に所定の厚みHで広がるレール本体46と、レー
ル本体46の空気流出端に一体に形成されて、レール本
体46の厚みHに等しい高さでベース面23から立ち上
がる細柱体47とを備える。細柱体47は、スライダ幅
方向に規定されるレール本体46の基準幅W1よりも小
さい狭小幅W2で形成される。第1後方空気軸受け面3
1aは、レール本体46の頂上面と、この頂上面に連続
する細柱体47の頂上面とにわたって規定される。
示されるように、浮上ヘッドスライダ14のスライダ本
体22は磁気ディスク13の表面に支持される。このと
き、スライダ本体22は4つの吸着防止突起43、44
で磁気ディスク13の表面に接触する。前方空気軸受け
面27並びに第1および第2後方空気軸受け面31a、
31bと磁気ディスク13との接触は回避される。した
がって、空気軸受け面27、31a、31bで磁気ディ
スク13の表面に接触する場合に比べて、スライダ本体
22と磁気ディスク13との接触面積は著しく減少す
る。その結果、磁気ディスク13の表面に広がる潤滑剤
すなわち潤滑油膜からスライダ本体22に作用する吸着
力(メニスカス効果)は著しく弱められる。
は、前方空気軸受け面27や第1および第2後方空気軸
受け面31a、31bから落差h(=250nm程度)
で落ち込んだ低レベル面29やサイドレール41の頂上
面から吸着防止突起43、44は立ち上がる。したがっ
て、吸着防止突起43、44には十分な高さD(=20
0nm〜300nm程度)が確保されることができる。
例えば空気軸受け面上に吸着防止突起が形成される場合
には、30nm程度までしか吸着防止突起の高さを確保
することはできない。このように吸着防止突起が低い
と、優れた潤滑作用を発揮する膜厚10nm〜20nm
程度の潤滑油膜に対してメニスカス効果は十分に抑制さ
れることはできない。
し指令を受け取ると、スピンドルモータ12は磁気ディ
スク13を回転させる。磁気ディスク13の回転に応じ
て磁気ディスク13の表面に沿って気流が生じると、こ
の気流が前方空気軸受け面27並びに第1および第2後
方空気軸受け面31a、31bに作用し、スライダ本体
22は磁気ディスク13の表面から浮上することができ
る。スライダ本体22の浮上中、磁気ディスク13の表
面に対向するヘッド素子は、読み出しおよび書き込みギ
ャップ38を通じて情報の書き込みや読み出しを実現す
る。
アーム16の先端にサスペンションすなわち支持ばね5
1を介して支持される。キャリッジアーム16の働きに
よってスライダ本体22の動きは規制される一方で、支
持ばね51の働きによってわずかな動きは許容される。
いま、磁気ディスク13が回転し始めると、磁気ディス
ク13の表面は順方向NORに移動する。このとき、ス
ライダ本体22には、前方の吸着防止突起43を支点に
モーメントM1が働く。こうしたモーメントM1は、前
方の吸着防止突起43を支点にスライダ本体22を前の
めりに傾かせようとする。しかしながら、前方の吸着防
止突起43はスライダ本体22の空気流入端に配置され
ることから、モーメントM1の働きに拘わらずスライダ
本体22の傾きは阻止される。
に回転軸すなわち磁気ディスク13は逆回転することは
なかった。なぜなら、これまで主流であったスピンドル
モータでは、ホール素子を用いて回転軸すなわちロータ
の回転位置が検出され、検出された回転位置に応じてき
め細かくロータの回転が制御されたからである。磁気デ
ィスク13の回転開始時に、ロータ側の磁石とステータ
側のコイルとの間で相対位置関係が検知され、検知され
た結果に応じてコイルが通電されることから、ロータの
逆回転を阻止する制御が実現されることができた。
子を省略することによってモータの小型化が図られてい
る。こうしたホールレスモータでは、起動時にロータ側
の磁石とステータ側のコイルとの間で相対位置関係が検
出されることなくコイルは通電されることから、ロータ
とステータとの相対位置関係によってはロータすなわち
回転軸が逆回転してしまうことがある。
逆回転すると、図4から明らかなように、磁気ディスク
13の表面は逆方向REVに移動する。スライダ本体2
2には、後方の吸着防止突起44を支点に逆向きにモー
メントM2が働く。こうしたモーメントM2が作用する
と、スライダ本体22は後方の吸着防止突起44を支点
に傾きやすい。なぜなら、前述したように、後方の吸着
防止突起44は、空気流出端から空気流入側に大きく偏
倚して配置されるからである。こうしてスライダ本体2
2が磁気ディスク13上で傾くと、スライダ本体22の
空気流出端が磁気ディスク13の表面に接触してしま
う。
は、磁気ディスク13の逆回転時に空気流出端が磁気デ
ィスク13の表面に接触しても、細柱体47の頂上面の
働きによってスライダ本体22と磁気ディスク13の表
面との間では接触面積の増大は抑制される。しかも、第
1および第2後方空気軸受け面31a、31bに形成さ
れる溝36、37は、スライダ本体22と磁気ディスク
13の表面との間で接触面積の一層の減少を実現する。
したがって、磁気ディスク13の表面に広がる潤滑油膜
や水分から大きな吸着力がスライダ本体22に伝わるこ
とは阻止される。スライダ本体22と磁気ディスク13
の表面との間に大きな吸着力や摩擦力は生じることはな
く、吸着力や摩擦力の増大に起因する磁気ディスク13
の回転不良は回避されることができる。スピンドルモー
タ12のトルクが小さくても、磁気ディスク13は正常
どおりに回転し始めることができる。
ライダ本体22を動かし始める際に必要とされる力を実
測してみた。この力は、磁気ディスク13の表面に広が
る潤滑油膜からスライダ本体22に作用する摩擦力すな
わち吸着力に相当する。この摩擦力の実測にあたって3
通りのスライダ本体22が用意された。各スライダ本体
22では、リアレール25aの狭小幅はW2=200μ
m、150μm、100μmに各々設定された。ただ
し、リアレール25aの基準幅はいずれのスライダ本体
22でもW1=200μmに設定された。各スライダ本
体22ごとに、膜厚t=15nmおよびt=20nmの
潤滑油膜に対して摩擦力は測定された。図5から明らか
なように、潤滑油膜の膜厚の大きさに拘わらずリアレー
ル25aすなわち細柱体47の狭小幅W2が小さくなる
ほど摩擦力は小さくなることが確認された。
14の製造方法を簡単に説明する。まず、周知のとお
り、表面にアルミナ膜が積層されたアルチック製のウェ
ハー表面に多数の磁気ヘッド素子を形成する。磁気ヘッ
ド素子は、1スライダ本体22に切り出される1ブロッ
クごとに形成される。直径5インチのウェハーでは、例
えば100x100=10000個のスライダ本体22
が切り出されることができる。形成された磁気ヘッド素
子はアルミナ膜によって覆われる。こうしてウェハー上
では、厚み50μm程度のアルミナ保護膜に埋め込まれ
た磁気ヘッド素子が形成される。
前述のブロックが一列に並んだウェハーバーがウェハー
から切り出される。切り出されたウェハーバーの切断面
にはスライダ本体22の浮上面21が形作られる。その
後、ウェハーバーから各ブロックごとにスライダ本体2
2は切り出される。
(a)に示されるように、ウェハーバーの切断面52
に、膜厚5nm程度の第1DLC(ダイヤモンドライク
カーボン)層53がスパッタリングなどによって形成さ
れる。この第1DLC層53は、膜厚2nm程度のSi
密着層またはSiC密着層を介して切断面52に積層さ
れる。こうした密着層は例えばスパッタリングなどによ
って形成されればよい。第1DLC層53は切断面52
すなわちスライダ本体22の浮上面21を保護する保護
膜として機能する。この第1DLC層53に、再びSi
密着層またはSiC密着層を介して第2DLC層54が
積層される。第2DLC層54の膜厚は例えば30〜4
0nm程度に設定される。
層54の表面には、吸着防止突起43、44の輪郭を象
ったフォトレジスト55が形成される。反応性イオンエ
ッチング(RIE)が実施されると、フォトレジスト5
5の周囲で第2DLC層54および密着層は削り取られ
ていく。その結果、フォトレジスト55の下方では、図
6(c)に示されるように、第2DLC層54から吸着
防止突起43、44の先端部分は削り出される。
た第1DLC層53の表面には、前方空気軸受け面27
や第1および第2後方空気軸受け面31a、31bの輪
郭を象ったフォトレジスト56が形成される。イオンミ
ルが実施されると、フォトレジスト56の周囲で第1D
LC層53および密着層やウェハーバーの本体すなわち
アルチックは削り取られていく。その結果、フォトレジ
スト56の下方では、図7(b)に示されるように、前
方空気軸受け面27や第1および第2後方空気軸受け面
31a、31bの輪郭は削り出されていく。第1および
第2後方空気軸受け面31a、31bの輪郭を削り出す
にあたって、溝36、37が同時に形成されてもよい。
bが削り出されると、吸着防止突起43、44は同時に
完成する。イオンミルにあたって、第2DLC層54か
ら削り出された吸着防止突起43、44の先端部分がフ
ォトレジスト55、56によって覆われれば、吸着防止
突起43、44の先端は削り取られることはない。した
がって、吸着防止突起43、44では、規定とおりにD
=200nm〜300nm程度の高さは確保される。
ーバーの切断面52には、フロントレール24、サイド
レール41およびリアレール25a、25bの輪郭を象
ったフォトレジスト58が形成される。フォトレジスト
58は、削り出された空気軸受け面27、31a、31
bや吸着防止突起43、44を覆う。続いてイオンミル
が実施されると、フォトレジスト58の周囲でウェハー
バーの本体すなわちアルチックはさらに深く削り取られ
ていく。その結果、フォトレジスト58の下方では、図
8(b)に示されるように、フロントレール24、サイ
ドレール41およびリアレール25a、25bは削り出
される。
本体46および細柱体47は同時に削り出される。第1
後方空気軸受け面31aの空気流出端を小さく形成する
にあたって、新たな加工工程が加えられる必要はない。
したがって、製造工程の増大や複雑化を招くことなく、
比較的に簡単に第1後方空気軸受け面31aの縮小化は
実現されることができる。
ントレール24やサイドレール41、リアレール25
a、25bの頂上面には、頂上面で第1DLC層53を
露出させる前方空気軸受け面27や第1および第2後方
空気軸受け面31a、31bに加えて、頂上面で第2D
LC層54を露出させる吸着防止突起43、44が現れ
る。各空気軸受け面27、31a、31bの空気流入端
には段差28、32、33が規定される。こうして浮上
面21は完成する。
4では、前述のようにリアレール25aが空気流出端に
向かって先細るだけでなく、同時にリアレール25bが
空気流出端に向かって先細ってもよい。また、例えば図
9に示されるように、前述のような2つのリアレール2
5a、25bに代えて単一のリアレール61が用いられ
てもよい。こうした単一のリアレール61は例えばスラ
イダ本体22のスライダ幅方向中央に配置されればよ
い。さらに、以上のような浮上ヘッドスライダ14は、
前述のようなハードディスク駆動装置(HDD)を始め
とする磁気ディスク駆動装置のほか、光磁気ディスク駆
動装置やその他の様々な記録ディスク駆動装置や記録媒
体駆動装置に組み込まれて使用されてもよい。
の簡略化を実現しつつも、磁気ディスクといった記録媒
体の静止時に記録媒体から作用する吸着力を十分に抑制
することが可能な浮上ヘッドスライダを提供することが
できる。
概略的に示す平面図である。
略的に示す拡大斜視図である。
ある。
に接触するスライダ本体の様子を概略的に示す側面図で
ある。
きさW2と摩擦力との相関関係を示すグラフである。
ーの一部拡大断面図である。
ーの一部拡大断面図である。
ーの一部拡大断面図である。
造を概略的に示す平面図である。
動装置(HDD)、14,14a 浮上ヘッドスライ
ダ、21 媒体対向面としての浮上面、22 スライダ
本体、23 媒体対向面のベース面、25a,25b
リアレール、27前方空気軸受け面、31a 後方空気
軸受け面、32 段差、43,44 吸着防止突起、4
6 レール本体、47 細柱体、61 リアレール。
Claims (6)
- 【請求項1】 スライダ本体の空気流入側で媒体対向面
に規定される前方空気軸受け面と、スライダ本体の空気
流出側で媒体対向面に規定される後方空気軸受け面と、
後方空気軸受け面の空気流入側で少なくとも後方空気軸
受け面よりも高い頂上を規定する吸着防止突起と、頂上
面で後方空気軸受け面を規定し、媒体対向面のベース面
上に所定の厚みで広がるレールと、後方空気軸受け面の
空気流入端でレールの頂上面に形成される段差とを備
え、前記レールはスライダ本体の空気流出端に向かって
スライダ幅方向に先細ることを特徴とする浮上ヘッドス
ライダ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の浮上ヘッドスライダに
おいて、前記吸着防止突起は、少なくとも前記後方空気
軸受け面よりも低い位置から立ち上がることを特徴とす
る浮上ヘッドスライダ。 - 【請求項3】 スライダ本体の媒体対向面に規定される
空気軸受け面と、空気軸受け面の空気流入側で空気軸受
け面よりも高い頂上を規定する吸着防止突起と、頂上面
で空気軸受け面を規定し、媒体対向面のベース面上に所
定の厚みで広がるレールと、空気軸受け面の空気流入端
でレールの頂上面に形成される段差とを備え、前記レー
ルはスライダ本体の空気流出端に向かってスライダ幅方
向に先細ることを特徴とする浮上ヘッドスライダ。 - 【請求項4】 スライダ本体の空気流入側で媒体対向面
のベース面から立ち上がるフロントレールと、フロント
レールの頂上面で規定される前方空気軸受け面と、スラ
イダ本体の空気流出側で媒体対向面のベース面上に所定
の厚みで広がるレール本体と、レール本体の空気流出端
に一体に形成され、レール本体の頂上面よりもスライダ
幅方向に狭い頂上面を規定しつつレール本体の厚みに等
しい高さでベース面から立ち上がる細柱体と、連続する
レール本体および細柱体の頂上面で規定される後方空気
軸受け面と、後方空気軸受け面の空気流入端でレール本
体の頂上面に形成される段差と、後方空気軸受け面の空
気流入側で少なくとも後方空気軸受け面よりも高い頂上
を規定する吸着防止突起とを備えることを特徴とする浮
上ヘッドスライダ。 - 【請求項5】 請求項4に記載の浮上ヘッドスライダに
おいて、前記吸着防止突起は、少なくとも前記後方空気
軸受け面よりも低い位置から立ち上がることを特徴とす
る浮上ヘッドスライダ。 - 【請求項6】 スライダ本体の媒体対向面でベース面か
ら立ち上がり、所定の厚みでスライダ本体の空気流出端
に向かって延びるレール本体と、レール本体の空気流出
端に一体に形成され、レール本体の頂上面よりもスライ
ダ幅方向に狭い頂上面を規定しつつレール本体の厚みに
等しい高さでベース面から立ち上がる細柱体と、連続す
るレール本体および細柱体の頂上面で規定される空気軸
受け面と、空気軸受け面の空気流入端でレール本体の頂
上面に形成される段差と、空気軸受け面の空気流入側で
少なくとも空気軸受け面よりも高い頂上を規定する吸着
防止突起とを備えることを特徴とする浮上ヘッドスライ
ダ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33260699A JP3825214B2 (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 浮上ヘッドスライダ |
US09/606,424 US6424494B1 (en) | 1999-11-24 | 2000-06-29 | Flying head slider having rail narrowed near trailing end |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33260699A JP3825214B2 (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 浮上ヘッドスライダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001148174A true JP2001148174A (ja) | 2001-05-29 |
JP3825214B2 JP3825214B2 (ja) | 2006-09-27 |
Family
ID=18256837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33260699A Expired - Fee Related JP3825214B2 (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 浮上ヘッドスライダ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6424494B1 (ja) |
JP (1) | JP3825214B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1349153A1 (en) * | 2002-03-28 | 2003-10-01 | Fujitsu Limited | Recording medium drive and head slider |
CN1307615C (zh) * | 2002-01-30 | 2007-03-28 | 松下电器产业株式会社 | 磁头滑块及盘片记录再生装置 |
WO2009013824A1 (ja) * | 2007-07-25 | 2009-01-29 | Fujitsu Limited | 磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置 |
JP2010152991A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | 磁気ヘッドスライダ、磁気ヘッドスライダを搭載した磁気ディスク装置、および磁気ヘッドスライダの製造方法 |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6373661B1 (en) | 1998-04-28 | 2002-04-16 | Hitachi, Ltd. | Magnetic head slider and a magnetic disk device in which the slider is mounted |
JP3366609B2 (ja) * | 1999-12-27 | 2003-01-14 | アルプス電気株式会社 | 磁気ヘッドおよび磁気記録装置 |
JP3444256B2 (ja) * | 2000-01-18 | 2003-09-08 | 株式会社日立製作所 | 磁気ディスク装置 |
US7193805B1 (en) | 2000-03-20 | 2007-03-20 | Maxtor Corporation | Flying-type disk drive slider with micropad |
JP3990091B2 (ja) | 2000-04-13 | 2007-10-10 | 株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズ | 磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置 |
JP2001344724A (ja) * | 2000-06-01 | 2001-12-14 | Fujitsu Ltd | 浮上ヘッドスライダ |
US6697223B2 (en) * | 2000-12-11 | 2004-02-24 | Seagate Technology Llc | Disc head slider with pole tip spacing de-coupled from slider fly height |
US7184244B1 (en) | 2000-12-20 | 2007-02-27 | Maxtor Corporation | Method for flying a disk drive slider having a high pressure micropad ABS |
US6657820B2 (en) * | 2001-01-18 | 2003-12-02 | Hitachi, Ltd. | Magnetic head slider |
US6795275B2 (en) * | 2001-01-18 | 2004-09-21 | Hitachi, Ltd. | Magnetic disk device and magnetic head slider |
JP2002237007A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-23 | Alps Electric Co Ltd | 磁気機能装置および前記磁気機能装置を用いた磁気ヘッド装置 |
US7054108B2 (en) * | 2001-10-10 | 2006-05-30 | Seagate Technology Llc | Slider for a data storage device having improved stiction control with reduced interference with air bearing pressurization |
JP2003203451A (ja) * | 2001-12-28 | 2003-07-18 | Fujitsu Ltd | ヘッドスライダ |
JP3990197B2 (ja) * | 2002-06-10 | 2007-10-10 | 株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズ | 薄膜磁気ヘッド |
US6956718B1 (en) * | 2002-08-19 | 2005-10-18 | Western Digital (Fremont), Inc. | Sandwich diamond-like carbon overcoat for use in slider designs of proximity recording heads |
US7019945B1 (en) * | 2002-12-23 | 2006-03-28 | Western Digital Technologies, Inc. | Air bearing slider including pressurized side pads with forward and trailing shallow etched surfaces |
WO2004105030A1 (en) * | 2003-05-20 | 2004-12-02 | Sae Magnetics (H.K.) Ltd. | System and method for a subambient pressure air bearing slider utilizing negative pressure grooves |
US7477486B1 (en) | 2005-12-07 | 2009-01-13 | Western Digital (Fremont), Llc | Air bearing slider with a side pad having a shallow recess depth |
US7903375B2 (en) * | 2006-04-11 | 2011-03-08 | Hitachi Global Storage Technologies, Netherlands, B.V. | Proximity recording slider with high air bearing damping in and out of contact |
US20120154953A1 (en) * | 2010-12-17 | 2012-06-21 | Lee Dorius | Head with altitude resistant air-bearing surface |
US8810968B2 (en) * | 2012-12-17 | 2014-08-19 | Seagate Technology Llc | Slider with lubricant control features |
US11594247B1 (en) * | 2022-02-28 | 2023-02-28 | Western Digital Technologies, Inc. | Slider air bearing designs with higher pressure and higher thermal flying height (TFC) efficiency |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5418667A (en) | 1993-08-03 | 1995-05-23 | International Business Machines Corporation | Slider with transverse ridge sections supporting air-bearing pads and disk drive incorporating the slider |
JPH07147071A (ja) | 1993-11-24 | 1995-06-06 | Sony Corp | 浮上型ヘッドスライダ及び磁気記録再生装置 |
US5777825A (en) * | 1996-09-04 | 1998-07-07 | International Business Machines Corporation | Negative pressure step pad air bearing design and method for making the same |
JP3292296B2 (ja) * | 1997-03-25 | 2002-06-17 | ティーディーケイ株式会社 | スライダ、ヘッド、ヘッド装置及び記録再生装置 |
US5940249A (en) * | 1997-11-10 | 1999-08-17 | International Business Machines Corporation | Shielded air bearing slider |
JPH11191277A (ja) | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Fujitsu Ltd | 磁気ヘッドスライダ |
-
1999
- 1999-11-24 JP JP33260699A patent/JP3825214B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-06-29 US US09/606,424 patent/US6424494B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1307615C (zh) * | 2002-01-30 | 2007-03-28 | 松下电器产业株式会社 | 磁头滑块及盘片记录再生装置 |
EP1349153A1 (en) * | 2002-03-28 | 2003-10-01 | Fujitsu Limited | Recording medium drive and head slider |
US6891699B2 (en) | 2002-03-28 | 2005-05-10 | Fujitsu Limited | Recording medium drive including head slider having protection protuberance standing on air bearing surface |
CN1322493C (zh) * | 2002-03-28 | 2007-06-20 | 富士通株式会社 | 磁头滑动器 |
EP1811499A3 (en) * | 2002-03-28 | 2009-05-27 | Fujitsu Ltd. | Recording medium drive and head slider |
WO2009013824A1 (ja) * | 2007-07-25 | 2009-01-29 | Fujitsu Limited | 磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置 |
JP2010152991A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | 磁気ヘッドスライダ、磁気ヘッドスライダを搭載した磁気ディスク装置、および磁気ヘッドスライダの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6424494B1 (en) | 2002-07-23 |
JP3825214B2 (ja) | 2006-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3825214B2 (ja) | 浮上ヘッドスライダ | |
US7872833B2 (en) | Head with a transducer overcoat having a trailing air flow dam that is shallowly recessed from an air bearing surface | |
US7916426B2 (en) | Head with an air bearing surface having left and right leading pressurizing steps, each with short and long regions | |
US7477486B1 (en) | Air bearing slider with a side pad having a shallow recess depth | |
JP3264895B2 (ja) | 浮上ヘッドスライダおよびその製造方法 | |
JP2001344724A (ja) | 浮上ヘッドスライダ | |
KR100820089B1 (ko) | 기록 매체 구동 장치 및 헤드 슬라이더 | |
JP3213592B2 (ja) | 浮上ヘッドスライダおよび記録ディスク駆動装置 | |
JP5060634B1 (ja) | ヘッド、これを備えたヘッドジンバルアッセンブリ、およびディスク装置 | |
US7564650B2 (en) | Head apparatus having a slider with first and second positive pressure parts and a negative pressure part and disc drive having the same | |
JP3861387B2 (ja) | ヘッドスライダとディスク装置 | |
US7408742B2 (en) | Magnetic head slider and method of fabricating magnetic head slider | |
WO2003069619A1 (fr) | Dispositif de chargement de la rampe, et lecteur de disque utilisant ce dispositif | |
JPH11306708A (ja) | 浮上ヘッドスライダおよび記録ディスク装置 | |
US6424495B1 (en) | Flying head slider and recording disk drive employing the same | |
JP2003203451A (ja) | ヘッドスライダ | |
US7701669B2 (en) | Magnetic head slider having aperture to prevent fall forward and magnetic disk drive for using said slider | |
JP4643115B2 (ja) | ヘッドスライダ、記録媒体駆動装置およびヘッドサスペンションアセンブリ | |
JPWO2002086892A1 (ja) | ヘッドスライダ | |
JPH11353631A (ja) | 磁気ディスク装置および疑似コンタクトヘッド | |
JP4153490B2 (ja) | ヘッドスライダおよび記録媒体駆動装置 | |
JPH11144418A (ja) | 浮上型ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置 | |
JP3566402B2 (ja) | ディスク装置 | |
JP3860565B2 (ja) | 負圧ヘッドスライダ | |
JP3678530B2 (ja) | ディスク装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050412 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050610 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051213 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060112 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060627 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060629 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100707 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100707 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100707 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100707 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110707 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |