JP2001146390A - 電装品の故障診断案内装置 - Google Patents

電装品の故障診断案内装置

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JP2001146390A
JP2001146390A JP32994399A JP32994399A JP2001146390A JP 2001146390 A JP2001146390 A JP 2001146390A JP 32994399 A JP32994399 A JP 32994399A JP 32994399 A JP32994399 A JP 32994399A JP 2001146390 A JP2001146390 A JP 2001146390A
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power
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JP32994399A
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Toshiyuki Miyamoto
敏之 宮本
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点検作業の途中に一旦電源を切り、再度電源
を入れる操作がおこなわれたときに、あらかじめ定めら
れている次の点検項目を短時間のうちに確実に知ること
ができる電装品の故障診断案内装置の提供。 【解決手段】 荷重計1の点検項目を記憶する点検項目
記憶部10を含むコントローラ3が、電源16が切られ
る直前の荷重計1の点検項目を記憶する直前項目記憶部
11と、電源16が入れられたときに、荷重計1の点検
作業の途中にあって電源16が一旦切られたかどうか判
別する判別手段9と、この判別手段9で電源16が一旦
切られたと判別されたとき、直前項目記憶部10に記憶
されていた電源16が切られる直前の荷重計1の点検項
目を読み込ませる直前項目読み出し手段6とを備え、一
連の点検作業中に、再び電源が入れられたときに、直前
項目読み出し手段6で読み出された点検項目を、表示装
置15に表示させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械を含む各
種機械に備えられ、所定の電装品の故障診断に際し点検
項目を表示して、当該所定の電装品の故障診断に係る点
検作業の案内をおこなう電装品の故障診断案内装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電装品の故障診断に係る点検作業の案内
をおこなう故障診断案内装置の機能を含むものとして、
従来、特開平5−26782号公報に記載のものがあ
る。この従来技術は、電気−機械系装置、すなわち電装
品の故障診断に係る点検作業の案内をおこなう診断装置
であり、電気−機械系装置に対する点検項目等を記憶す
る点検項目記憶部を含む制御装置すなわちコントローラ
と、上述の点検項目の表示を指示する信号を上述の制御
装置に出力するキーすなわち点検指示部を有するキーボ
ード等から成る入力装置と、上述の制御装置から出力さ
れる信号に応じてその点検項目記憶部に記憶された点検
項目を表示するCRT制御装置すなわち表示装置とを備
えている。
【0003】この従来技術では、キーボード等を操作し
て表示装置に診断対象の電気−機械系装置の点検項目を
表示させることにより、その電気−機械系装置の故障診
断に係る最適な点検作業の案内をおこなうようになって
いる。
【0004】ところで、建設機械等の各種機械にあって
は、荷重計、角度計などのセンサ等の電気−機械系装置
すなわち電装品が装備され、当該電装品がコネクタを介
して制御装置すなわちコントローラに接続されることが
多い。このような電装品から出力されるデータはコント
ローラに含まれる演算処理部で処理され、種々の制御の
実施に活用される。
【0005】したがって、建設機械等の各種機械におい
て、上述した公報に示されるような診断装置を常時装備
し、センサ等の電装品をコネクタを介して制御装置すな
わちコントローラに接続し、当該建設機械によって本来
実施される作業時には、センサ等の電装品から出力され
るデータをコントローラに取りこんで所望の制御を実施
し、センサ等の故障診断に係る点検作業時には、上述し
た入力装置を操作して表示装置に点検項目を表示させ、
その表示内容に従ってそのセンサ等をコネクタから外
し、このセンサ等に関連する点検作業を実施することが
考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】診断対象が上述のよう
なセンサ等の場合、点検作業としては例えば、一旦電源
を切ってコネクタからセンサ等を外し、コネクタの点検
作業とか、コネクタとコントローラとを接続するケーブ
ルの断線の有無を確認する作業などがおこなわれる。ま
た、センサ等自体の端子とか、抵抗とかの各部の点検作
業も実施される。さらに、再びコネクタとセンサ等とを
接続した状態で電源を入れ、センサ等の性能が許容値内
にあるかどうかなども確認される。
【0007】このように、センサ等の点検に際しては、
センサ等自体の点検の他に、センサ等の関連する周辺要
素の点検も実施されているが、その点検順序、すなわち
点検項目の順番はあらかじめ定められていることが多
い。そして一連のセンサ等に関連する点検作業に際し
て、上述のように点検項目の順番があらかじめ定められ
ていて、しかも途中で当該センサ等の電源を一旦切る操
作が入ることがあった場合に、従来では以下に述べるよ
うな不具合を生じていた。
【0008】すなわち、当該センサ等の点検項目の順番
があらかじめ定められている状態にあって、センサ等の
点検作業の途中で一旦当該センサ等の電源を切り、その
後の関連する点検作業のために再び電源を入れたときに
は、1番目の点検項目が表示装置に表示されてしまう。
したがって、作業者は、次に実施しようとしている点検
項目が表示装置に表示されるまで、入力装置の点検指示
部を繰り返し操作して順次画面を確認していく操作をお
こなわなければならない。このため、該当する次の点検
項目が表示されるまでに時間がかかり、この点検作業の
能率の向上が見込めない問題がある。
【0009】また、点検項目の種類が多い場合など、ど
こまで点検作業を済ませたのか迷うことがあり、このた
め本来次に点検すべきことを飛ばしてしまい、正確な点
検作業が実施されないことがあり、点検作業の信頼性の
点で必ずしも十分とは言えなかった。
【0010】また、上述のような事態を避けるために
は、作業者はどこまで点検作業を済ませたのか正確に覚
えておかなくてはならず、点検項目が多い場合など特に
精神的な負担が大きかった。
【0011】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、点検作業の途中
に一旦電源を切り、再度電源を入れる操作がおこなわれ
たときに、あらかじめ定められている次の点検項目を作
業者が覚えていなくても、該当する次の点検項目を短時
間のうちに確実に知ることができる電装品の故障診断案
内装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1に係る発明は、所定の電装品に対す
る故障診断に係る点検作業の点検項目を記憶する点検項
目記憶部を含むコントローラと、上記所定の電装品の電
源と、上記点検項目の表示を指示する信号を上記コント
ローラに出力する点検指示部を有する入力装置と、上記
コントローラから出力される信号に応じて上記点検項目
記憶部に記憶された上記点検作業の上記点検項目を表示
する表示装置とを備え、上記入力装置の上記点検指示部
の操作で上記表示装置に上記所定の電装品の点検項目を
表示させることにより、当該所定の電装品の故障診断に
係る点検作業の案内をおこなう電装品の故障診断案内装
置において、上記コントローラが、上記電源が入れられ
たとき、上記電源が切られる直前の上記所定の電装品の
上記点検作業の上記点検項目を上記表示装置に表示する
直前項目表示手段を有する構成にしてある。
【0013】このように構成した請求項1に係る発明に
あっては、あらかじめ点検項目の順番が定められている
所定の電装品の点検作業に際し、入力装置の点検指示部
を操作すると、その信号がコントローラに入力され、コ
ントローラにおける所定の処理により点検項目記憶部に
記憶されている所定の電装品に係る点検項目が読み込ま
れ、その点検項目が表示装置に表示される。作業者は、
表示装置に表示された点検項目を確認しながら、その所
定の電装品に関係する一連の点検作業を実施する。この
ような点検作業の途中で、当該電装品の電源を一旦切
り、該当する点検作業が実施され、その後再び当該電装
品の電源が入れられ、次の該当する点検作業が実施され
ようとするとき、コントローラに含まれる直前項目表示
手段により、該当する所定の電装品の電源が切られる直
前の所定の電装品の点検作業の点検項目が表示装置に表
示される。作業者は、その表示を見て、どこまで点検作
業を済ませたか知ることができる。すなわち、入力装置
の点検指示部を操作して、次の点検項目の画面を表示装
置に表示させることにより、当該所定の電装品の点検作
業の次の点検項目を作業者が覚えていなくても、該当す
る次の点検項目を短時間のうちに確実に知ることができ
る。
【0014】また,上記目的を達成するために、本願の
請求項2に係る発明は,請求項1に係る発明において、
上記直前項目表示手段が、上記電源が切られる直前の上
記所定の電装品の上記点検作業の点検項目を記憶する直
前項目記憶部と、上記電源が入れられたとき、上記所定
の電装品の上記点検作業の途中にあって上記電源が一旦
切られたかどうか判別する判別手段と、上記判別手段で
上記電源が一旦切られたと判別されたとき、上記直前項
目記憶部に記憶されていた上記電源が切られる直前の上
記電装品の上記点検作業の上記点検項目を読み込む直前
項目読み出し手段とを備え、この直前項目読み出し手段
で読み出された上記点検項目を上記表示装置に表示させ
る構成にしてある。
【0015】このように構成した請求項2に係る発明に
あっては、所定の電装品の一連の点検作業の途中で、当
該電装品の電源を一旦切り、該当する点検作業が実施さ
れ、その後再び当該電装品の電源が入れられ、次の点検
作業が実施されようとするとき、コントローラに含まれ
る判別手段が、所定の電装品の点検途中にあって当該所
定の電装品が一旦切られたかどうか判別する。その判別
で、電源が一旦切られたと判別されたとき、コントロー
ラに含まれる直前項目読み出し手段が作動し、直前項目
記憶部に記憶されていた電源が切られる直前の当該電装
品の点検作業の点検項目が読み込まれる。コントローラ
における所定の処理により読み込まれた点検項目が表示
装置に表示される。したがって、作業者は、その表示を
見て、どこまで点検作業を済ませたか知ることができ
る。すなわち、入力装置の点検指示部を操作して、次の
点検項目の画面を表示装置に表示させることにより、当
該所定の電装品の点検作業の次の点検項目を作業者が覚
えていなくても、該当する次の点検項目を短時間のうち
に確実に知ることができる。
【0016】また,上記目的を達成するために、本願の
請求項3に係る発明は,請求項2に係る発明において、
上記判別手段が、上記所定の電装品の点検作業の途中に
あって、上記電源を切る必要があったかどうか判別する
機能を有するとともに、上記直前項目読み出し手段が、
上記電源が一旦切られ、しかも上記判別手段で上記電源
を切る必要があったと判別されたとき、上記直前項目記
憶部に記憶されている上記電源が切られる直前の上記電
装品の上記点検作業の上記点検項目を読み込む機能を有
する構成にしてある。
【0017】このように構成した請求項3に係る発明に
あっては、特に点検作業の途中で当該電装品の電源を一
旦切り、該当する点検作業が実施され、その後再び当該
電装品の電源が入れられ、次の該当する点検作業が実施
されようとするとき、判別手段は、一連の点検作業の途
中にあって当該電装品の電源を切る必要があったかどう
かも判別する。仮に電源を切る必要がなかったと判別さ
れれば誤って電源が切られたものであり、この場合には
最初から点検作業をやり直さなければならないこともあ
る。この請求項3に係る発明では、このような場合に
は、直前項目読み出し手段が作動しないので、従来の装
置と同様に、当該電装品の電源が入れられたときに、1
番目の点検項目を表示装置に表示させる処理がなされ
る。したがって、作業者は、必要に応じて点検作業をは
じめから、あるいは途中からやり直すことになる。この
ようにして点検漏れを防止できる。
【0018】なお、判別手段で、一連の点検作業の途中
にあって当該電装品の電源を切る必要があったと判別さ
れたときは、点検作業が正しく進められている場合であ
り、前述した請求項2におけるのと同様の動作が実施さ
れる。
【0019】また,上記目的を達成するために、本願の
請求項4に係る発明は,請求項1〜3のいずれかに係る
発明において、上記所定の電装品が備えられる機械が建
設機械から成る構成にしてある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下,本発明の電装品の故障診断
案内装置の実施形態を、図に基づいて説明する。図1は
本発明の電装品の故障診断案内装置の一実施形態が備え
られる機械の一例として挙げた建設機械、すなわちクレ
ーン作業機を示す側面図である。この図1において、1
は荷重計、17は角度計で、これらのセンサは本発明の
対象とする所定の電装品を構成している。
【0021】図2は本発明の一実施形態の構成を示すブ
ロック図である。この図2において1は前述した荷重
計、3はコントローラ、2は荷重計1をコントローラ3
に接続するコネクタである。12は入力装置で、各種の
電装品の故障診断に係る点検作業の点検項目の表示を指
示する信号を出力する点検指示部を有する。13は荷重
計1の点検作業の点検項目の表示を指示する信号を出力
する点検指示部である。15はコントローラ3から出力
される信号に応じて各点検作業に対応する点検項目を表
示する表示装置である。
【0022】上述したコントローラ3は、入力装置12
から出力される信号を入力する入力部4、及び表示装置
15に所定の表示をおこなわせる信号を出力する出力部
5を備えるとともに、荷重計1の電源16と、荷重計1
を含む各種の電装品の点検作業の点検項目を記憶する点
検項目記憶部10と、電源16が切られる直前の所定の
電装品、例えば荷重計1の点検作業の点検項目を記憶す
る直前項目記憶部11と、演算部7とを備えている。
【0023】上述した演算部7は、入力装置12の各種
作業に対応する点検指示部の操作に応じて該当する点検
作業の点検項目を点検項目記憶部10から読み出し、そ
の点検項目を表示装置15に表示させる信号を出力する
処理をおこなう表示指示手段8と、電源16が入れられ
たとき、所定の電装品、例えば荷重計1の点検作業の途
中にあって当該電源16が一旦切られたかどうか判別す
るとともに、その電源16が一連の点検作業の途中にあ
って切る必要があったかどうか判別する判別手段9と、
この判別手段9で電源が一旦切られたと判別され、さら
に例えば判別手段9で電源16を一旦切る必要があった
と判別されたとき、直前項目記憶部11に記憶されてい
る当該電源16が切られる直前の所定の電装品、たとえ
ば荷重計1の点検作業の点検項目を読み込む直前項目読
み出し手段6とを備えている。
【0024】なお、図示しないが、コントローラ3の演
算部7には、例えば当該クレーン作業機の転倒モーメン
トを演算し、転倒モーメントが許容範囲を越えたときに
警報信号を出力させる演算処理をおこなうモーメントリ
ミッタが備えられており、前述した図2にも示す荷重計
1、及び図1に示す角度計17は、このモーメントリミ
ッタにデータを供給するようになっている。このモーメ
ントリミッタは、当該クレーン作業機の作動中には、荷
重計1及び角度計17から出力される信号に基づいて転
倒モーメントを計算する処理をおこなう。
【0025】上述したコントローラ3に備えられる直前
項目記憶部11、判別手段9、及び直前項目読み出し手
段6は、所定の電装品の電源、例えば荷重計1の電源1
6が入れられたとき、電源16が切られる直前の荷重計
1の点検作業の点検項目を表示装置15に表示する直前
項目表示手段を構成している。
【0026】以下、上述の図2に示すように構成した本
実施形態の動作について、図3のフローチャートに基づ
いて説明する。なお、コントローラ3の点検項目記憶部
10には、あらかじめ荷重計1に関連する多数の点検項
目を順番をつけて記憶させる処理がなされている。
【0027】はじめに、入力装置12の点検指示部13
を操作すると、その信号がコントローラ3の入力部4か
ら演算部7に読み込まれ、その読み込まれた信号に基づ
いて演算部7で、点検作業の途中で電源16が切られた
かどうか判別するためのデータを読み込む処理がなされ
る(手順S1)。次に判別手段9は、上述の判別するた
めのデータに基づき、点検作業の途中で電源16が切ら
れたかどうか判別する(手順S2)。今は、点検作業を
これからはじめるところであるので、この判別手段9
で、電源16は切られなかったと判別される。
【0028】次に、入力装置12の点検指示部13の操
作による信号に基づいて演算部7に点検項目記憶部10
に記憶されている1番目の点検項目が読み込まれる(手
順S6)。このとき、その1番目の点検項目が直前項目
記憶部11に記憶される。
【0029】次に、表示指示手段8が作動し、該当する
点検項目を表示させるための処理がなされ、該当する表
示信号が出力部5を介して表示装置15に出力される。
これにより表示装置15は該当する点検項目を表示する
(手順S7)。ここで例えば該当する点検項目は、電源
16を切り、図2に示すコネクタ2から荷重計1を取り
外し、コネクタ2とコントローラ3とを接続するケーブ
ルの断線の有無を確認する点検作業であるものとする。
作業者は、表示装置15の表示を見て、該当する点検作
業を実施する。ケーブルの点検作業を終了したとき、作
業者は入力装置12の該当する点検指示部を操作する。
これにより1番目の点検作業が終了した旨の信号が入力
装置12を介してコントローラ3に入力される(手順S
8)。
【0030】次に、判別手段9で、該当する1番目の点
検作業が終了したかどうか判別される(手順S9)。今
の場合は、該当する点検作業が終了した旨の信号が入力
されているので、この判別がイエスとなるが、該当する
点検作業が終了した旨の信号が入力されずケーブルの点
検作業を終了していない場合には、前述の手順S7に戻
る。したがって、表示装置15には前述と同様の表示が
され続ける。
【0031】次に、例えば2番目の点検作業であるコネ
クタ2の点検項目が演算部7に読み込まれる(手順S1
0)。このとき、その2番目の点検項目が例えば1番目
の点検項目に代えて直前項目記憶部11に記憶される。
これにより表示指示手段8が作動し、該当する点検項目
を表示させるための処理がなされ、該当する表示信号が
出力部5を介して表示装置15に出力される。表示装置
15は該当するコネクタ2に係る点検項目を表示する。
作業者は表示装置15の表示を見て、該当する点検作業
を実施する。コネクタ2の点検作業を終了したとき、作
業者は入力装置12の該当する点検指示部を操作する。
これにより、2番目の点検作業が終了した旨の信号が入
力部4を介してコントローラ3に入力される。
【0032】以下同様にして、あらかじめ決められた点
検項目にしたがって該当する処理がなされ、該当する点
検項目が表示装置15に表示され、作業者による点検作
業が続けられる。なお、直前項目記憶部11には、表示
装置15に表示される点検項目が、前回の点検項目に代
えて記憶される。
【0033】この間、電源16が入れられて実施される
点検作業があり、続いて電源16が一旦切られて実施さ
れる荷重計1自体の点検作業があり、その後に荷重計1
がコネクタ2に接続され、再び電源16が入れられて例
えば荷重計1の性能を確認する点検作業が実施されるも
のとする。
【0034】上述のように一連の点検作業の途中で電源
16が一旦切られ、その後に再び電源16が入れられて
次の点検作業が実施されようとするとき、図3に示す判
別手段9の判別で、点検作業の途中で電源16が切られ
たものと判別され、手順S3に移る。
【0035】この手順S3では、電源16を切る必要の
ある点検作業であったかどうか判別するためのデータを
演算部7に読み込む処理がなされる。
【0036】次に、判別手段9で、前回切られた電源1
6について、その電源16を切る必要があったかどうか
手順S3の判別するためのデータに基づいて判別される
(手順S4)。
【0037】この判別がノーであれば、作業者の意図し
ない電源16の切断、すなわち荷重計1に関連する一連
の点検作業とは無関係の電源16の切断であり、前述し
た手順S6に戻り1番目の点検項目が表示装置15に表
示される。その後、2番目、3番目と作業者が必要とす
る点検作業を実施する間、上述した表示が繰り返され
る。したがって、作業者は適宜上述と同様の点検作業を
繰り返すことになる。
【0038】また、手順S4の判別で、電源16を切る
必要があったと判別されたとき、直前項目記憶部11に
記憶されていた電源16を切る直前の点検作業の点検項
目が演算部7に読み込まれ、表示指示手段8が作動し、
該当する点検項目を表示させるための処理がなされ、該
当する表示信号が出力部5を介して表示装置15に出力
される。これにより表示装置15は該当する点検項目、
すなわち電源16が切られる直前の点検項目を表示する
(手順S7)。
【0039】作業者は、この表示装置15の表示を見
て、該当する点検項目に係る点検作業まで終了したこと
を確認できる。ここで、入力装置12の該当する点検指
示部により該当する点検項目が終了した旨の操作をする
と(手順S8)、手順S9の判別で該当する点検作業が
終了したと判別され、点検項目記憶部10に記憶されて
いる次の点検作業の点検項目が記憶部7に読み込まれる
(手順S10)。前述したように、このとき表示指示手
段8が作動し、該当する次の点検項目を表示させるため
の処理がなされ、該当する表示信号が出力部5を介して
表示装置15に出力される。これにより、表示装置15
は該当する次の点検項目を表示する。作業者はその表示
を見て、次の点検項目に係る点検作業を実施する。
【0040】その後、同様にして荷重計1に関する一連
の点検作業が続けられ、最後の点検項目に係る点検作業
が終了したとき、作業者は、入力装置12の点検作業の
終了に係る該当する点検指示部を操作する。これにより
該当する信号が入力部4を介して演算部7に読み込ま
れ、判別手段9の判別、すなわち荷重計1に関する全て
の点検作業が終了したかどうかの判別(手順S11)が
イエスとなり、全ての処理が終了する。なお、手順S1
1の判別がノーであったときには、点検作業が続けられ
る場合であり、前述した手順S7に戻り、該当する点検
作業の点検項目が表示装置15に表示され、作業者によ
る点検作業が実施される。
【0041】また、荷重計1の点検作業中に何らかの不
測の事態が生じ、電源16を切るべきでないときに切ら
れた場合には、1番目の点検項目から順に表示されるの
で、作業者が該当する点検項目を適宜確認して必要な点
検作業を再度実施することができ、この点検作業に支障
を生じることがない。
【0042】なお、荷重計1に関連する点検作業が終了
し、他の全ての点検作業を終えたときには、荷重計1を
稼動状態とすることにより、図1に示す角度計17とと
もにモーメントリミッタ等の演算に直ちに活用させるこ
とができる。
【0043】上記実施形態では、荷重計1に関連する一
連の点検作業、すなわち故障診断の場合を例に挙げた
が、電装品は荷重計1には限られず、図1に示される角
度計17であってもよく、あるいは他の各種の電装品で
あってもよい。
【0044】また、上記では判別手段9が、電源16を
切る必要があったかどうかを判別する機能を有するが、
点検作業中に当該点検作業と関係無く電源16が切られ
るような懸念がない場合には、このような機能を除く構
成にしてもよい。すなわち、図3のフローチャートにお
ける手順S3及び手順S4を削除した動作を実施するよ
うにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明の各請求項に係る発明によれば、
点検作業の途中で一旦電源を切り、再度電源を入れる操
作がおこなわれたときにあらかじめ定められている次の
点検項目を、作業者が覚えていなくても短時間のうちに
確実に知ることができ、したがって、従来に比べて点検
作業の能率を向上させることができ、信頼性の高い点検
作業を実施させることができるとともに、点検作業に伴
う作業者の精神的な負担を従来よりも軽減できる効果が
ある。
【0046】また特に、請求項3に係る発明によれば、
点検作業中に不測の事態が生じ、電源を切るべきでない
ときに切られた場合には、1番目の点検項目から表示さ
れるので、該当する点検項目を適宜確認して必要な点検
作業を再度実施することができ、該当する点検作業を支
障なくおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電装品の故障診断案内装置の一実施形
態が備えられる機械の一例として挙げたクレーン作業機
を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施形態の全体構成を示すブロック
図である。
【図3】図2に示す一実施形態における動作手順の一例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 荷重計(所定の電装品) 2 コネクタ 3 コントローラ 4 入力部 5 出力部 6 直前項目読み出し手段 7 演算部 8 表示指示手段 9 判別手段 10 点検項目記憶部 11 直前項目記憶部 12 入力装置 13 点検指示部 15 表示装置 16 電源 17 角度計(所定の電装品)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の電装品に対する故障診断に係る点
    検作業の点検項目を記憶する点検項目記憶部を含むコン
    トローラと、上記所定の電装品の電源と、上記点検項目
    の表示を指示する信号を上記コントローラに出力する点
    検指示部を有する入力装置と、上記コントローラから出
    力される信号に応じて上記点検項目記憶部に記憶された
    上記点検作業の上記点検項目を表示する表示装置とを備
    え、上記入力装置の上記点検指示部の操作で上記表示装
    置に上記所定の電装品の点検項目を表示させることによ
    り、当該所定の電装品の故障診断に係る点検作業の案内
    をおこなう電装品の故障診断案内装置において、 上記コントローラが、 上記電源が入れられたとき、上記電源が切られる直前の
    上記所定の電装品の上記点検作業の上記点検項目を上記
    表示装置に表示する直前項目表示手段を有することを特
    徴とする電装品の故障診断案内装置。
  2. 【請求項2】 上記直前項目表示手段が、 上記電源が切られる直前の上記所定の電装品の上記点検
    作業の点検項目を記憶する直前項目記憶部と、 上記電源が入れられたとき、上記所定の電装品の上記点
    検作業の途中にあって上記電源が一旦切られたかどうか
    判別する判別手段と、 上記判別手段で上記電源が一旦切られたと判別されたと
    き、上記直前項目記憶部に記憶されていた上記電源が切
    られる直前の上記電装品の上記点検作業の上記点検項目
    を読み込む直前項目読み出し手段とを備え、 この直前項目読み出し手段で読み出された上記点検項目
    を上記表示装置に表示させることを特徴とする請求項1
    記載の電装品の故障診断案内装置。
  3. 【請求項3】 上記判別手段が、上記所定の電装品の点
    検作業の途中にあって、上記電源を切る必要があったか
    どうか判別する機能を有するとともに、 上記直前項目読み出し手段が、上記電源が一旦切られ、
    しかも上記判別手段で上記電源を切る必要があったと判
    別されたとき、上記直前項目記憶部に記憶されている上
    記電源が切られる直前の上記電装品の上記点検作業の上
    記点検項目を読み込む機能を有することを特徴とする請
    求項2記載の電装品の故障診断案内装置。
  4. 【請求項4】 上記所定の電装品が備えられる機械が建
    設機械であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の電装品の故障診断案内装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5904303B1 (ja) * 2014-11-28 2016-04-13 ダイキン工業株式会社 コンテナ用冷凍装置
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