JP2001146017A - インクジェットヘッドの製造方法及びインクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッドの製造方法及びインクジェットヘッド

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JP2001146017A
JP2001146017A JP2000275532A JP2000275532A JP2001146017A JP 2001146017 A JP2001146017 A JP 2001146017A JP 2000275532 A JP2000275532 A JP 2000275532A JP 2000275532 A JP2000275532 A JP 2000275532A JP 2001146017 A JP2001146017 A JP 2001146017A
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JP
Japan
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mold
substrate
jet head
ink jet
manufacturing
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JP2000275532A
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English (en)
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Takahiro Usui
隆寛 臼井
Yoshihiro Hirata
嘉裕 平田
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Seiko Epson Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度・高精度のインクジェットヘッド部品
を製造する。 【解決手段】 レジスト101を塗布した導電性基板1
04にシンクロトロン放射光(SR)108を照射して
リソグラフィを行い、ニッケル電鋳によりニッケル層1
10を形成する。その後基板除去、レジスト除去を行っ
て金型111を得る。当該金型を用い、ホットエンボス
を行い、導電性基板上に樹脂の構造体を形成し、さらに
電鋳によりニッケル層を形成し、金属部品を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットヘッ
ドの製造方法およびその製造方法で製作されたインクジ
ェットヘッドに関する。更に詳しくは、キャビテイある
いはノズル等の微細部品の製造方法とその製造方法で製
作された微細部品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタはパソコンの進化と普及
に、歩調を合わせて急激に普及している。またネットワ
ークの発達による電子メール・ホームページの利用者が
急増している。さらに安価なCDロムが製造されるよう
になり、この利用者も急増している。そこで、これらの
画像情報を印刷するプリンタの需要も急激に増えてい
る。このようなプリンタのなかでもインクジェットプリ
ンタは高速印字、低騒音、高印字品位、カラー印刷の対
応が良好であり、かつ安価に市場に提供できる等の利点
により、他の印字方式を抑えて、急速に発展している。
しかしながらインクジェットプリンタに於いても、カラ
ー印刷に長時間を要するという課題が顕在化してきた。
これは取り扱う画像情報量が急激に増えていることによ
る。パソコンの取り扱う画像情報は従来のテキストから
カラーグラッフィクスになり、さらに動画も取り扱い、
急速な進化を見せている。さらにグラフィックスの表示
も、より高解像度に進化し、画像情報量が飛躍的に増加
していることによる。このような進化はパソコン等で扱
う画像情報がより高度化すると同時に、より高速で取り
扱いたいという傾向を生んでいる。このような傾向のな
かで、プリンタの印刷時間は長くなってきている。フル
カラーのグラフィクスの印刷に要する時間は、従来のモ
ノクロのキャラクターベースの印刷時間と比べ、100
倍以上となってしまう。
【0003】ここでインクジェットプリンタの構造の一
例を図19をもとに説明する。図19はインクジェット
プリンタの斜視図である。図19に於いて、1001は
本体、1002はインクジェットヘッド、1003はト
レイ、1004は用紙、1005および1006はロー
ル、1007は排出口、1008は操作パネル、100
9は制御回路、1010はインクジェトヘッドの動作方
向を示す。インクジェットプリンタはその本体1001
内にインクジェットヘッド1002を内蔵している。ト
レイ1003にセットされた用紙1004は、二本のロ
ール1005、1006により本体1001内部に送り
こまれ、所定の位置に配置される。インクジェットヘッ
ド1002は用紙1004を横切るように矢印のインク
ジェットヘッドの動作方向1010にそって移動し、特
定の箇所でインクを吐出し、印刷する。インクジェット
ヘッド1002は制御回路1009が接続され、これら
の動作を制御する。また印刷の様々な設定は操作パネル
1008でなされる。印刷が終わった用紙は、ロール1
005、1006により、排出口1007に排出され
る。
【0004】また代表的なインクジェットヘッドの構造
の例とその動作を説明する。まずインクジェットの構造
の一例を、図20を用いて説明する。図20はインクジ
ェットヘッドの部分斜視図である。図20に於いて、1
101はノズル、1102はノズルプレート、1103
は壁、1104はキャビテイ、1105は振動板、11
06は圧電素子、1107はリザーバ、1108は供給
口、1109はインクタンク口を示す。複数のキャビテ
イ1104が平行に一定間隔をもって配列している。キ
ャビテイ1104の一面には、それぞれのキャビテイ1
104に対応する圧電素子1107が配接された振動板
1105が形成されている。圧電素子1106には図示
されていない信号回路より電気信号が送られ、動作す
る。振動板1105の反対面はノズルプレート1102
が形成されている。そこにはそれぞれのキャビテイ11
04に対応するノズル1101が形成されている。個々
のキャビテイ1104の配列方向と垂直の位置にリザー
バ1107が形成されている。リザーバ1107は、リ
ザーバ1107上にある図示されていないインクタンク
とインクタンク口1109により接続されている。リザ
ーバ1107とキャビテイ1101は細長いスリット状
の供給口1108により接続される。インクタンクのイ
ンクはリザーバ1107に供給され、リザーバ1107
からそれぞれのキャビテイ1104に供給される。
【0005】次にインク滴の吐出動作を図21をもとに
説明する。図21は図20の点線部A−Bでの断面図で
ある。図20に於いて、1201はノズル、1202は
壁、1203はキャビテイ、1204は振動板、120
5は圧電素子、1206はリザーバ、1207は供給
口、1211インク滴、1212はインクの流れ、12
21は変形後の振動板、1222は変形後の圧電素子を
示す。圧電素子1205は、図示されていない信号回路
より電気信号が送られると、収縮する。それにより圧電
素子と振動板は変形し、それぞれ変形後の圧電素子12
22、変形後の振動板1221の形状に変形する。する
とキャビテイ1203の体積が減少し、圧力が発生す
る。この時キャビテイ1203内に満たされたインクは
圧力の低いノズル1201と供給口1207の側に移動
しようとする。供給口1207側にはリザーバ1206
があり、インクに満たされている。そのためインクはノ
ズル1201側により移動していく。結果として、イン
クはノズル1201から、インク滴1211となって吐
出する。そして電気信号が解除されると圧電素子は収縮
を終え、圧電素子と振動板は最初の位置(1205と1
204)の位置に戻る。これによりキャビテイ1203
は負圧になる。リザーバ1206に満たされたインクが
キャビテイ1203に移動する。キャビテイは常圧にな
る。さらにインクタンクからインクがリザーバに充たさ
れる。この際のインクの流れは、図21のインクの流れ
1212の矢印に示すようなものとなる。
【0006】前述したようにインクジェットプリンタの
印刷時間は長くなる傾向にある。そこで印刷速度を早く
する方策が検討されている。インクジェットプリンタの
印刷時間を短くする、すなわち印刷速度を速くする方法
は、以下に述べる二方法がある。
【0007】第一の方法はインクジェットプリンタヘッ
ドの駆動周波数を高くすることである。インクジェット
ヘッドにはインクを充たされキャビテイとそれに圧力を
与える圧力発生素子が配列されている。圧力発生素子は
パソコンからの電気信号により駆動され、電気信号が送
られると動作し、インクを吐出する。この電気信号の駆
動周波数を高くすると、印刷速度も高くできる。しかし
第一の方法は技術的に限界に近づいており、飛躍的な向
上は期待できない。電気信号の周波数を高めることは可
能であるが、インクジェットヘッドのインク滴の形成と
吐出には、一定の時間が必要であり、電気信号をいくら
早くしても、印刷速度はそれに支配されれ、早くできな
い。
【0008】第二の方法はインクジェットプリンタのヘ
ッドのノズル数を増やすことである。ノズル数を倍に増
やせば、印刷速度も倍にできる。この場合には単にノズ
ル数を増やせばよいのではなく、ノズル密度もあわせて
高くする必要がある。この理由を以下に述べる。
【0009】ノズル密度が低いインクジェットヘッドで
高解像度の印刷をおこなうには、インクジェトヘッド自
体を微細に移動し、この移動とインク滴のの吐出を同期
させることにより行われる。この移動の制御には高い精
度が必要となる。解像度が高くなればなるほど難しくな
る。また高速印字を狙うため、ノズルを増やすとインク
ジェットヘッド自体が大きくなる。大きくなれば、その
制御も困難になる。さらにフルカラー印刷をイエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの4色でおこなうと、それ
ぞれの色に対応するノズルが必要となる。結果としてイ
ンクジェットヘッドが大きくなり、ノズル列間の位置合
わせに高精度を要求され、高価で大きなインクジェット
プリンタになってしまう。例として180DPI(ドッ
ト/インチ)のノズル密度のインクジェットプリンタヘ
ッドで1440DPIのフルカラー印刷を行おうとする
と、ノズル列は1色あたり8列必要となり、4色で32
列必要となる。ノズル列の間隔が5mmであれば、ノズ
ル列の総長さは5*31=155mm以上をようする。
したがって高解像度の印刷を高速にかつ精度よくおこな
おうとすると、ノズル密度を高くしてノズル列を少なく
する必要がある。
【0010】ノズル密度を高くするには、インクジェッ
トプリンタヘッドのキャビテイとノズルを微小にしなけ
ればならない。例をあげると、ノズル密度90DPIで
は隣接するキャビテイおよびノズルの間隔は282μm
である。これの半分がキャビテイの幅とすると141μ
mとなる。ノズル密度720DPIでは隣接するキャビ
テイおよびノズルの間隔は35μmである。同じくこれ
の半分がキャビテイの幅とすると17.5μmとなる。
ノズルの大きさも同程度になる。
【0011】このような状況の下、ノズル密度を高くす
るために技術開発が進められている。
【0012】その一つは、リソグラフィを用いて金型を
製作し、プラスチックによる射出成形を行って前述のよ
うなインクジェットヘッドのキャビテイ、ノズル等の微
細部品を製造する方法である。このような方法として
は、例えば特開平7−81069号に開示のものが挙げ
られる。当該方法の概略を図22に沿って説明する。
【0013】(1)金属基板1301の上に第1レジス
ト層1302を形成し、第1マスク1303を介して紫
外線1305を照射する。第1マスク1303には所定
の形状の第1遮光部1304が形成されている。これに
より第1レジスト層1302には第1未照射部1306
が形成される。次に第1レジスト層1302を現像液に
より現像する。第1未照射部1306のみ選択的に溶解
除去される。
【0014】(2)次に、第1レジスト層1302の上
に第2レジスト層1307を形成する。第2マスク13
08を介して紫外線を照射する。第2マスク1308に
は所定の形状の第2遮光部1309が形成されている。
これにより第2レジスト層1309には第2未照射部1
310が形成される。次に第2レジスト層1307を現
像液により現像する。第2未照射部1310のみ選択的
に溶解される。
【0015】(3)(2)で得られたレジスト層による
原盤上にNi等の金属を電析し、金属層1311を形成
する。
【0016】(4)金属層1311を金属基板1301
から分離し、金型1312を作成する。
【0017】(5)金型1312を用いて射出成形によ
りキャビテイ板1313を形成する。キャビテイ板には
ノズル1315、キャビテイ1314が形成されてい
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、今後
インクジェットヘッドにおいてはキャビティやノズルの
高密度化が重要となるが、従来の製造方法では限界があ
る。とくに、エッジだれやバリ等によってプレートを積
層する際に問題が生じたり、インク滴の制御性が失われ
る可能性が高い。またフォトリソグラフィとエッチング
の組み合わせは微細化には適するものの、側壁の垂直性
が低いため、得られたヘッドにおいて同じくインク滴の
制御性が低くなり適さない。
【0019】また、特開平7−81069に開示された
方法では材料がプラスチックに限定される。インクには
印字品質、インク滴の吐出性能を向上するために様々な
溶剤、薬品を使用している。これらの薬品の中にはプラ
スチックを溶解、酸化等の化学変化により、劣化させる
ものがある。従来の方法では問題のある溶剤、薬品を使
用できなかった。
【0020】さらに、インク滴を吐出する際の圧力によ
り、剛性の低いプラスチックは変形しやすく、インク滴
の吐出性能を劣化せしめる要因の一つとなり、ヘッドの
高密度化が困難であった。
【0021】そこで本発明は、このような問題点を解決
するためになされたものであり、インクジェットヘッド
部品を、精度よく安価に製造する方法を提供することを
目的とする。さらに様々なインクを適用でき、シンプル
な構造のインクジェットヘッドの製造方法を提供するこ
とも目的とする。さらに剛性の高い材料を高密度のイン
クジェットヘッド部品に製造でき、良好な吐出性能を持
ち高精細なインクジェットヘッドを提供できる。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
ヘッドの製造方法の第一は、インクを満たすキャビティ
とその一面に配列された圧力発生素子とノズルを有する
インクジェットヘッドの製造方法であって、 X線を用
いたリソグラフィにより金型を形成する工程と、該金型
を用いて前記キャビティ及びノズルの少なくとも一つを
備える金属製基板を形成する工程を具備することを特徴
とする。
【0023】上記構成によれば、高密度の金属製キャビ
ティ板やノズル板を精度良く、かつ歩留まりの高い製造
が可能となる。
【0024】また、上記第一の方法において、 圧力発
生素子が配列された部品上に直接電鋳で金属からなるキ
ャビティおよび金属からなるノズルを形成することが好
ましい。 この場合、圧力発生素子とキャビテイ、及び
ノズルの位置合わせを精度良くでき、かつ歩留まりの高
い製造ができるという効果が得られる。さらに、接着剤
を使用しないことにより、種々の溶剤を使用できる効果
を得られる。
【0025】本発明のインクジェットヘッドの製造方法
の第二は、インクを満たすキャビティとその一面に配列
された圧力発生素子とノズルを有するインクジェットヘ
ッドの製造方法であって、 X線を用いたリソグラフィ
により金型を形成する工程と、該金型を用いて前記キャ
ビティ及びノズルの少なくとも一つを備えるセラミック
製基板を形成する工程を具備することを特徴とする。
【0026】上記第二の方法によれば、高密度のセラミ
ックスのキャビティ板やノズル板を精度良く、かつ歩留
まりの高い製造ができるという効果が得られる。耐薬品
性に優れるセラミックスにより、種種の薬品を使用でき
るという効果も得られる。
【0027】上記第二の方法において、セラミックスが
ジルコニア、アルミナ、シリカのいずれか、あるいは複
数を含むことが好ましい。この場合、比較的安価なセラ
ミックス材料を使用できるという効果が得られる。
【0028】前記X線を用いたリソグラフィにより金型
を形成する工程において、フィルム状に形成したレジス
ト膜を基板上に張り付けることを特徴とする請求項1乃
至4のいずれかに記載のインクジェットヘッドの製造方
法。
【0029】更に本発明によれば、上記第一及び第二の
インクジェットヘッドの製造方法において、更に下記の
特徴を有する方法が提供される。
【0030】前記X線を用いたリソグラフィにより金型
を形成する工程において、フィルム状に形成したレジス
ト膜を基板上に張り付けることを特徴とするインクジェ
ットヘッドの製造方法。
【0031】当該方法は、レジスト膜の厚さを精度良く
管理でき、それにより基板の厚さを精度良く管理できる
とういう効果を有する。
【0032】前記X線を用いたリソグラフィで作製した
金型を用いてホットエンボスを行い樹脂型を形成する工
程と、該樹脂型を用いて前記基板を形成する工程を有
し、前記ホットエンボスの工程で、導電性基板上にフィ
ルム状に形成した樹脂膜を張り付けることを特徴とする
インクジェットヘッドの製造方法。
【0033】当該方法は、容易にホットエンボス加工が
できるという効果を有する。
【0034】前記X線としてシンクロトロン放射光を用
いることを特徴とするインクジェットヘッドの製造方
法。
【0035】当該方法は、高エネルギーのエックス線を
容易に発生でき、精度良いフォトリソができ、高密度か
つ高精度のインクジェット部品を製造できるという効果
を有する。
【0036】前記X線を用いたリソグラフィにより金型
を形成する工程において、X線リソグラフィ用基板に金
属膜を蒸着したシリコン基板を用いることを特徴とする
インクジェットヘッドの製造方法。
【0037】当該方法は、高平滑面の基板を、比較的安
価に利用できるという効果を有する。
【0038】前記X線を用いたリソグラフィにより金型
を形成する工程において、金型製作後に基板を溶解して
除去することを特徴とするインクジェットヘッドの製造
方法。
【0039】当該方法は、金型と基板の分離を無応力で
でき、金型の破壊がないという効果を有する。
【0040】更に、本発明によれば、インクを満たすキ
ャビティとその一面に配列された圧力発生素子とノズル
を有するインクジェットヘッドの製造方法であって、
圧力発生素子が配列された部品上に直接電鋳で金属から
なるキャビティおよび金属からなるノズルを形成するこ
と特徴とする方法が提供される。
【0041】加えて、本発明によれば、上記方法により
製造されたインクジェットヘッドが提供される。
【0042】こうして、高密度のインクジェットヘッド
を安価に提供される。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。
【0044】製作するキャビティ板、ノズル板の概略設
計は図17、18に示すとおりである。
【0045】図17はキャビテイ板を説明する斜視図で
ある。キャビテイ板801には複数のキャビテイ802
が等間隔で設けられている。それぞれのキャビテイ80
2はリザーバ803とそれぞれのキャビテイ802に対
応する供給口804を介して連結されている。
【0046】図18はノズル板を説明する斜視図であ
る。ノズル板901には複数のノズル902が図示され
ていないキャビテイに対応する等間隔で設けられてい
る。
【0047】(実施形態1)まず、金属製のキャビティ
板とノズル板を別々に製作する例について、図1〜3を
用いて説明する。
【0048】図1(1)に示すように、X線リソグラフ
ィ用マスク107を介して、X線に感度のあるレジスト
101を塗布した導電性基板104(レジスト塗布基
板)にシンクロトロン放射光(SR)108を照射して
リソグラフィを行った。X線リソグラフィ用マスク10
7は、例えば支持膜105に2μm厚さの窒化シリコン
を用い、その上に5μm厚さのタングステンより成る吸
収体パターン106が配置されている。導電性基板10
4としては銅などの金属をそのまま用いることも可能だ
が、シリコン基板103上にスパッタによって金属膜1
02を形成したものを用いることも可能である。
【0049】レジスト塗布基板は、メタクリル酸メチル
とメタクリル酸のモノマーを部分的に重合させたシロッ
プを調製し、これを基板(導電性基板)上に塗布した
後、完全に重合させる方法により形成することができ
る。また、同様の材料で作製した樹脂板を別途作製し、
これを導電性基板に貼り付ける方法を採用することもで
きる。後者の方法は、樹脂の重合収縮による基板の反り
がより低減され、とくに有効な方法である。
【0050】SR照射後、レジスト塗布基板を現像し
て、図1(2)に示すようにレジスト構造体109を作
製する。このレジスト構造体は、図17に示す構造での
キャビティ板801又は図18に示す構造でのノズル板
901の反転形状になっている。キャビティ板を作製す
る場合では、キャビティ802、リザーバ803、供給
口804に相当する形状がレジストにより形成されてい
る。ここで、キャビティの幅は例えば17.5μmとす
る。また、ノズル板を作製する場合では、ノズル902
に相当する形状がレジストで形成されている。ここで、
ノズルの直径は例えば17.5μmとする。
【0051】続いて図1(3)に示すように、ニッケル
電鋳を行ってニッケル層110を形成する。
【0052】ニッケル電鋳は、例えば、内部応力が低く
且つ高速で行うことができるスルファミン酸浴を使用し
50℃の条件で行う。微細パターンの形成のため、底部
へのめっき液循環が遅くなり、電流密度を20mA/c
2に抑制する。こうして、ニッケル層、即ち金型の硬
度としてビッカース硬度で500程度を得ることができ
る。電鋳の材料には、ニッケル以外にニッケルクロム合
金を用いることもできる。
【0053】また、電鋳層を金型として使用するために
は治具に装着することが必要であるため、レジスト構造
体より数mm程度厚く電鋳を行う必要がある。
【0054】その後基板除去、レジスト除去を行って図
1(4)に示す金型111を得る。このとき、基板にシ
リコンを用いていれば、加熱した水酸化カリウム溶液に
漬ける等して溶解して除去することが可能で、金型にも
影響を与えないのでメリットがある。
【0055】この金型を用いて、ホットエンボスを行
う。まず、図2(1)に示すように導電性基板115上
に樹脂膜121を形成する。導電性基板115として
は、図1(1)に示すリソグラフィ工程で用いた基板と
同様に、銅などの基板をそのまま用いることも可能だ
が、シリコン基板114上にスパッタによって金属膜1
13を形成したものを用いることも可能である。
【0056】ここでは、樹脂膜の材料として、例えばア
クリル樹脂を使用することができる。予備重合したアク
リル樹脂のシロップを密着助剤(シランカップリング剤
等)を塗布した基板上に塗布し硬化させる。このとき、
金型との離型性を向上させるため、アクリル樹脂シロッ
プに離型剤を添加する。樹脂硬化後に研磨を行って所定
の厚みに調整する。その他、予め厚さを調整したアクリ
ル樹脂板を基板に貼り付ける方法を採用することもでき
る。
【0057】続いて、金型111を用い、図2(2)に
示すように、樹脂膜121に対して押圧し、樹脂の構造
体112を得る。このとき、例えば、温度170℃、金
型を押圧する圧力は35MPaとする。
【0058】続いて図2(3)に示すように反応性イオ
ンエッチング(RIE)を行って、イオン116によっ
て構造体112のうち基板上に残る薄い樹脂膜を除去
し、図2(4)に示すように必要な樹脂部分117以外
の部分は基板表面が露出するような状態とする。このと
き、RIEにおいて、例えばフロン及び酸素の混合ガス
を使用することができる。
【0059】その後、図3(1)に示すように導電性基
板115を電極としてニッケル電鋳を行いニッケル層1
18を形成し、研磨や研削、切削などにより厚さ調整お
よび平滑化を行って、図3(2)に示す状態とする。こ
のとき、ニッケル電鋳は、金型作製時と同様の方法で行
う。
【0060】最後に基板除去、樹脂除去を行って図3
(3)に示す金属部品119を製作する。尚、基板とし
て、例えばシリコン114上にチタン膜113をスパッ
タしたものを用いた場合、基板除去は100℃程度に加
熱した水酸化カリウム溶液中に基板を浸漬させることに
より行う。また、樹脂除去は例えばプラズマエッチング
により行う。
【0061】図2(1)以降に示したモールド工程につ
いては、射出成型を用いる方法を採用することもでき
る。図4(1)に示すように、樹脂注入孔402の空い
た基板401を金型120(図1に示す工程で得られた
金型111)に押しつけ、図4(2)に示すように樹脂
注入孔402から樹脂403を注入し、硬化させる。注
入する樹脂は、通常射出成形で使用されるアクリル、P
OM等が使用可能である。また、反応性成形に用いるア
クリル樹脂シロップやエポキシ樹脂を用いることもでき
る。この樹脂の注入工程で、場合によっては若干の樹脂
が金型の下に入り込み、膜を形成する。そのため、図4
(3)に示すようにRIEによって基板上に残る薄い樹
脂を除去し、図4(4)のように樹脂構造体405以外
の部分は基板表面が露出している状態とする。
【0062】続いて、図5(1)に示すように樹脂構造
体405を基にして、電鋳を行って金属部品406を得
る。研磨や研削、切削などにより厚さ調整および平滑化
を行って、図5(2)に示すように金属層407を形成
し、最後に基板除去、樹脂除去を行って図5(3)に示
すように金属部品408を得る。図2〜3、あるいは図
4〜5に示した工程は、さらに別の方法に変えることも
可能である。金型232を用いて、図23(1)に示す
ようなモールドを行い、プラスチック板(樹脂型23
3)を製作する。このときモールドの方法は、射出成
形、ホットエンボス、反応性射出成形など、いずれの方
法でもよい。次に、このプラスチック板表面を導電化処
理し、続いて電解メッキを行う。導電化処理の方法は金
属膜のスパッタあるいは銀鏡反応等が利用可能である。
すると図23(2)のようにニッケル層234が得ら
れ、研磨あるいは研削で厚さを調節し、図23(3)の
ように金属部品235を形成し、最後にプラスチック板
を除去すると、図23(4)に示すようなキャビテイと
ノズルが一体になった基板を製作できる。このとき、プ
ラスチック板の除去方法は、溶解、熱分解、プラズマエ
ッチング等が利用可能である。
【0063】上記プロセスはキャビティ板、ノズル板い
ずれについても適用され得る方法である。
【0064】(実施形態2)次に、キャビティ板とノズ
ル板を一体化して製作するプロセスについて図6〜8を
用いて説明する。
【0065】図6(1)に示すように、X線リソグラフ
ィ用マスク207を介して、X線に感度のあるレジスト
201を塗布した導電性基板204にシンクロトロン放
射光(SR)208を照射してリソグラフィを行った。
この第1回目のリソグラフィではノズル板のパターンお
よび位置合わせ用マークのパターンが転写される。X線
リソグラフィ用マスク207は、例えば支持膜205に
厚さ2μmの窒化シリコン膜を用い、その上に5μm厚
さのタングステンより成るX線吸収体パターンが配置さ
れている。ノズルのパターンに対応する吸収体は図中2
06、位置合わせマークに対応する吸収体は図中226
で示している。導電性基板204としては銅などの金属
をそのまま用いることも可能だが、シリコン基板203
上にスパッタによって金属膜202を形成したものを用
いることも可能である。
【0066】SR照射後、レジスト塗布基板を現像し
て、図6(2)に示すようにレジスト構造体209及び
位置合わせ用マーク223を形成する。レジスト構造体
209は、例えば、直径17.5μmの柱状構造となっ
ている。また、位置合わせ用マーク223は、幅20μ
m、長さ200μmのラインからなる十字形状とした。
位置合わせ用マーク223は、面内に2箇所形成し、配
置場所はノズル板及びキャビティ板作製に支障を来たさ
ない場所としている。また、かかる部分は最終的な製品
では切除される。
【0067】続いて図6(3)に示すように、ニッケル
電鋳を行いニッケル層210を形成する。その後基板除
去、レジスト除去を行って図6(4)に示す金型220
を得る。このとき、基板にシリコンを用いていれば、1
00℃程度に加熱した水酸化カリウム溶液に漬ける等し
て溶解して除去することが可能で、金型にも影響を与え
ないのでメリットがある。
【0068】この金型を用いて、図7(1)に示すよう
にホットエンボスを行い、導電性基板214上にレジス
ト構造体211を製作する。リソグラフィ用基板と同
様、導電性基板214としては銅などの金属をそのまま
用いることも可能だが、シリコン基板213上にスパッ
タによって金属膜212を形成したものを用いることも
可能である。レジスト構造体211の厚さはキャビティ
の厚さと同等にする必要があるので、金型220と基板
214の間隔は制御される必要がある。
【0069】続いて、図7(2)に示すように、X線マ
スク218を介してSR215を照射する。 X線マス
ク218には、位置合わせ用吸収体パターン225と、
キャビティ対応の吸収体217が設けられている。この
とき、X線マスク218上の位置合わせ用吸収体パター
ン225と、レジスト構造体211上に形成された位置
合わせマーク224とを合わせてセッティングする必要
がある。このマスクで形成するキャビティと、先のモー
ルドで形成したノズルパターンは精度よく位置合わせさ
れる必要があるためである。
【0070】現像すると図7(3)に示すようなレジス
ト構造体219が得られる。
【0071】次いで、図8(1)に示すように導電性基
板214を電極として電鋳を行うことで金属層221を
得る。研磨や研削、切削などにより厚さ調整および平滑
化を行い、位置合わせ用マークのある部分等の不要部を
切除する。最後に基板除去、樹脂除去を行って図8
(2)に示すような金型222を得る。
【0072】その後は、図2及び図3で説明したものと
同様の工程、図4及び図5で説明したものと同様の工
程、あるいは図23で説明したものと同様の工程に沿っ
て、キャビティとノズルが一体となった基板を製作する
ことができる。
【0073】(実施形態3)キャビティ板とノズル板を
一体化して製作するための金型製作方法の他の態様を、
図9及び10に示す。
【0074】まず図9(1)に示すように、X線リソグ
ラフィ用マスク307を介して、X線に感度のあるレジ
スト301を塗布した金型の母型304にシンクロトロ
ン放射光(SR)308を照射してリソグラフィを行
う。この第1回目のリソグラフィではノズル板のパター
ン及び位置合わせ用マークが転写される。X線リソグラ
フィ用マスク307は、例えば支持膜305に2μm厚
さの窒化シリコンを用い、その上に5μm厚さのタング
ステンより成る位置合わせマークに対応するX線吸収体
パターン306とノズルのパターンに対応するX線吸収
体パターン317が配置されている。金型の母型304
としてはニッケルを用いる。
【0075】SR照射後、レジスト塗布基板を現像し
て、図9(2)に示すようにレジスト構造体309を得
る。
【0076】続いてニッケル電鋳を行い、研磨、研削、
切削などによって平滑化、厚さ調整を行い図9(3)に
示すように位置合わせマーク320を含むニッケル層3
10を得る。その上にレジスト層311を塗布し、図1
0(1)に示すように再度SR312の照射を行う。こ
こではX線マスク313はキャビティの吸収体パターン
321及び位置合わせ用マークのパターン322を含ん
でいる。マスク313と金型の母型304はマスク上の
位置合わせマークおよびニッケル層310の位置合わせ
マーク320を使って、位置あわせを行った上で照射を
行う必要がある。そして、図10(2)に示すように現
像してレジスト構造体314を得る。
【0077】次いで、図10(3)に示すようにニッケ
ル電鋳を行い、研磨、研削、切削などによって平滑化、
厚さ調整を行いニッケル層315を形成する。最後にレ
ジストをすべて除去して位置合わせマーク部などを含む
不要部分を切除して図10(4)に示すように金型31
6を得る。その後は、図2及び図3に示したものと同様
の工程、又は図5に示したものと同様の工程、あるいは
図23で説明したものと同様の工程に沿ってキャビティ
とノズルが一体となった基板を製作することができる。
【0078】(実施形態4)続いてセラミックス製のキ
ャビティ板、ノズル板、あるいはそれらが一体化した基
板を製作する方法について図11及び図12を用いて説
明する。なお、図中では段付き金型を用いているが、キ
ャビティ板、ノズル板を別々に製作する場合は、段のな
い金型を用いればよい。
【0079】まず、図11(1)に示すように金型60
1を用いてモールドを行い、樹脂型602を製作する。
続いて図11(2)に示すようにこの樹脂型にセラミッ
クス材料603を充填する。このとき、セラミックス材
料の形態はスラリー状、ペースト状、粉体状などいずれ
でも良い。充填方法との組み合わせで決めることができ
る。セラミックスを充填した樹脂型を加熱して脱バイン
ダーを行う。このとき、樹脂型も同時に焼失され図12
(1)に示す構造体604を得る。続いてセラミックス
を所定の雰囲気で、焼成を行うと図12(2)に示すよ
うにセラミックス基板605となる。こうして得られた
セラミックス基板605を研磨し厚さを調整して、図1
2(3)に示すようにインクジェットヘッド用セラミッ
クス基板606を得る。
【0080】(実施形態5)その他の例として、圧力発
生素子の配列された金属基板上に、直接キャビティ、ノ
ズルを形成する方法を示す。なお、ここではすでに圧力
発生素子が配列された基板を想定してるが、まず基板上
に直接キャビテイ、ノズルを形成した後に、圧力発生素
子を配列することも可能である。さらに、図13〜16
では圧力発生素子(502、702)はインクと触れる
ような構造としているが、図20、21に示すようにイ
ンクと触れない側に設けられる構造とすることもでき
る。
【0081】まず図6,7に示す工程で、段付き金型5
01を製作する。この金型を用いて、図13(1)に示
すようにホットエンボスを行い、圧力発生素子502が
配列された金属基板503上に樹脂の構造体506を製
作する。このとき、金型と基板とは所定の精度で合わせ
る必要がある。また、金属基板503が薄く機械的強度
が低いので、裏打ち505を接着して剛性を高める場合
もある。あるいは505をシリコンとし、その上にメッ
キした金属503を形成することもあり得る。続いて、
図13(2)及び(3)に示すように反応性イオンエッ
チング(RIE)を行って基板上に残る薄い樹脂膜を除
去し、図14(1)に示すようにニッケル電鋳を行って
ニッケル層を形成し金属構造体509を得る。次いで、
図14(2)に示すように研磨による平滑化および厚さ
調整を行って金属構造体510とした後、裏打ち505
を取り外し、インクタンク口504から樹脂型除去を行
って図14(3)に示す金属部品511を製作する。な
お、ここで505を溶解して除去することも可能であ
る。これによって、圧力発生素子の配列された基板50
3上に、直接キャビティ板とノズル板を形成することが
できる。
【0082】なお、モールドについては、射出成型を用
いる方法もある。図15(1)に示すように、圧力発生
素子が配列された金属基板703を金型701に押しつ
け、インクタンク口704から樹脂を注入し、硬化させ
る。このときも、基板と金型は所定の精度で位置合わせ
して固定する必要がある。図15(2)及び(3)に示
すように離型した後RIEで基板上に残る薄い樹脂を除
去し、図16(1)に示すようにニッケル電鋳を行いニ
ッケル層を形成し、金属構造体709を得る。図16
(2)に示すように研磨による平滑化および厚さ調整を
行った後、図16(3)に示すように樹脂型除去を行っ
て金属部品711を製作する。これによって、圧力発生
素子の配列された基板703上に、直接キャビティ板と
ノズル板を形成することができる。
【0083】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、安
定したインク吐出できる微細な高密度のインクジェット
ヘッドの部品を高精度でかつ容易に製造できる。これに
より高解像度かつ高速の印刷をするインクジェットヘッ
ドおよびインクジェットプリンタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1にかかるインクジェットヘ
ッドの製造方法をその工程に沿って示す断面図。
【図2】本発明の実施形態1にかかるインクジェットヘ
ッドの製造方法をその工程に沿って示す断面図。
【図3】本発明の実施形態1にかかるインクジェットヘ
ッドの製造方法をその工程に沿って示す断面図。
【図4】本発明の実施形態1にかかるインクジェットヘ
ッドの製造方法におけるモールド工程の変形例をその工
程に沿って示す断面図。
【図5】本発明の実施形態1にかかるインクジェットヘ
ッドの製造方法におけるモールド工程の変形例をその工
程に沿って示す断面図。
【図6】本発明の実施形態2にかかるインクジェットヘ
ッドの製造のための金型の形成方法をその工程に沿って
示す断面図。
【図7】本発明の実施形態2にかかるインクジェットヘ
ッドの製造のための金型の形成方法をその工程に沿って
示す断面図。
【図8】本発明の実施形態2にかかるインクジェットヘ
ッドの製造のための金型の形成方法をその工程に沿って
示す断面図。
【図9】本発明の実施形態3にかかるインクジェットヘ
ッドの製造のための金型の形成方法をその工程に沿って
示す断面図。
【図10】本発明の実施形態3にかかるインクジェット
ヘッドの製造のための金型の形成方法をその工程に沿っ
て示す断面図。
【図11】本発明の実施形態4にかかるインクジェット
ヘッドの製造方法をその工程に沿って示す断面図。
【図12】本発明の実施形態4にかかるインクジェット
ヘッドの製造方法をその工程に沿って示す断面図。
【図13】本発明の実施形態5にかかるインクジェット
ヘッドの製造方法をその工程に沿って示す断面図。
【図14】本発明の実施形態5にかかるインクジェット
ヘッドの製造方法をその工程に沿って示す断面図。
【図15】本発明の実施形態5にかかるインクジェット
ヘッドの製造方法におけるモールド工程の変形例をその
工程に沿って示す断面図。
【図16】本発明の実施形態5にかかるインクジェット
ヘッドの製造方法におけるモールド工程の変形例をその
工程に沿って示す断面図。
【図17】キャビテイ板の構造の一例を示す図。
【図18】ノズル板の構造の一例を示す図。
【図19】インクジェットプリンタの構造の一例を示す
図。
【図20】インクジェットヘッドの構造の一例を示す
図。
【図21】インクジェットヘッドの動作を説明する図。
【図22】従来のインクジェットヘッドの製造方法をそ
の工程に沿って示す断面図。
【図23】本発明の実施形態1にかかるインクジェット
ヘッドの製造方法における変形例をその工程に沿って示
す断面図。
【符号の説明】
101.レジスト 102.金属膜 103.シリコン基板 104.導電性基板 105.支持膜 106.吸収体パターン 107.X線リソグラフィ用マスク 108.シンクロトロン放射光(SR) 109.レジスト構造体 110.ニッケル層 111.金型 112.樹脂の構造体 113.金属膜 114.シリコン基板 115.導電性基板 116.イオン 117.樹脂部分 118.ニッケル層 119.金属部品 120.金型 121.樹脂膜 201.レジスト 202.金属膜 203.シリコン基板 204.導電性基板 205.支持膜 206.吸収体(ノズルに対応) 207.X線リソグラフィ用マスク 208.シンクロトロン放射光(SR) 209.レジスト構造体(ノズル対応) 210.ニッケル層 211.レジスト構造体 212.金属膜 213.シリコン基板 214.基板 215.SR 216.支持膜 217.吸収体(キャビティに対応) 218. X線マスク 219.レジスト構造体 220.金型 221.金属層 222.金型 223.レジスト構造体(位置合わせ用マーク対応) 224.位置合わせマーク 225.吸収体(位置合わせマークに対応) 226.吸収体(位置合わせマークに対応) 232.金型 233.樹脂型 234.ニッケル層 235.金属部品 301.レジスト 304.金型の母型 305.支持膜 306.吸収体パターン 307.X線リソグラフィ用マスク 308.SR 309.レジスト構造体 310.ニッケル層 311.レジスト層 312.SR 313.マスク 314.レジスト構造体 315.ニッケル層 316.金型 320.位置合わせマーク 321.吸収体(キャビティに対応) 322.吸収体(位置合わせマークに対応) 401.樹脂注入孔 402.基板 406.金属部品 407.金属構造体 408.金属部品 501.段付き金型 502.圧力発生素子 503.金属基板 504.インクタンク口 505.裏打ち 506.樹脂の構造体 509.金属構造体 510.金属構造体 511.金属部品 601.金型 602.樹脂型602 603.セラミックス材料 604.構造体 605.セラミックス基板 606.インクジェットヘッド用セラミックス基板 701.金型 702.圧力発生素子 703.金属基板 704.インクタンク口 711.金属部品 801.キャビテイ板 802.キャビテイ 803.リザーバ 804.供給口 901.ノズル板 902.ノズル 1001.本体、 1002.インクジェットヘッド 1003.トレイ 1004.用紙 1005.ロール 1006.ロール 1007.排出口 1008.操作パネル 1009.制御回路 1010.インクジェトヘッドの動作方向 1101.ノズル 1102.ノズルプレート 1103.壁 1104.キャビテイ 1105.振動板 1106.圧電素子 1107.リザーバ 1108.供給口 1109.インクタンク口 1201.ノズル 1202.壁 1203.キャビテイ 1204.振動板 1205.圧電素子 1206.リザーバ 1207.供給口 1211.インク滴 1212.インクの流れ 1221.変形後の振動板 1222.変形後の圧電素子 1301.金属基板 1302.第1レジスト層 1303.第1マスク 1304.第1遮光部 1305.紫外線 1306.第1未照射部 1307.第2レジスト層 1308.第2マスク 1309.第2遮光部 1310.第2未照射部 1311.金属層 1312.金型 1313.キャビテイ板 1314.ノズル 1315.キャビテイ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを満たすキャビティとその一面に
    配列された圧力発生素子とノズルを有するインクジェッ
    トヘッドの製造方法であって、 X線を用いたリソグラ
    フィにより金型を形成する工程と、該金型を用いて前記
    キャビティ及びノズルの少なくとも一つを備える金属製
    基板を形成する工程を具備することを特徴とするインク
    ジェットヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 圧力発生素子が配列された部品上、ある
    いは圧力発生素子が後工程で配列される部品上に直接電
    鋳で金属からなるキャビティおよび金属からなるノズル
    を形成することを特徴とする請求項1記載のインクジェ
    ットヘッドの製造方法。
  3. 【請求項3】 インクを満たすキャビティとその一面に
    配列された圧力発生素子とノズルを有するインクジェッ
    トヘッドの製造方法であって、 X線を用いたリソグラ
    フィにより金型を形成する工程と、該金型を用いて前記
    キャビティ及びノズルの少なくとも一つを備えるセラミ
    ック製基板を形成する工程を具備することを特徴とする
    インクジェットヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記セラミックスがジルコニア、アルミ
    ナ、及びシリカから選択される少なくとも一種を含むこ
    とを特徴とする請求項23記載のインクジェットヘッド
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記X線を用いたリソグラフィにより金
    型を形成する工程において、フィルム状に形成したレジ
    スト膜を基板上に張り付けることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載のインクジェットヘッドの製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記X線を用いたリソグラフィで作製し
    た金型を用いてホットエンボスを行い樹脂型を形成する
    工程と、該樹脂型を用いて前記基板を形成する工程を有
    し、前記ホットエンボスの工程で、導電性基板上にフィ
    ルム状に形成した樹脂膜を張り付けることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェットヘッ
    ドの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記X線としてシンクロトロン放射光を
    用いることを特徴とするインクジェットヘッド請求項1
    乃至4のいずれかに記載のインクジェットヘッドの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記X線を用いたリソグラフィにより金
    型を形成する工程において、X線リソグラフィ用基板に
    金属膜を蒸着したシリコン基板を用いることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェットヘ
    ッドの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記X線を用いたリソグラフィにより金
    型を形成する工程において、金型製作後に基板を溶解し
    て除去することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
  10. 【請求項10】 インクを満たすキャビティとその一面
    に配列された圧力発生素子とノズルを有するインクジェ
    ットヘッドの製造方法であって、 圧力発生素子が配列
    された部品上、あるいは圧力発生素子が後工程で配列さ
    れる部品上に直接電鋳で金属からなるキャビティおよび
    金属からなるノズルを形成することを特徴とするインク
    ジェットヘッドの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    製造方法により製造されたインクジェットヘッド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103158359A (zh) * 2011-12-14 2013-06-19 佳能株式会社 液体喷出头的制造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103158359A (zh) * 2011-12-14 2013-06-19 佳能株式会社 液体喷出头的制造方法

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