JP2001143189A - レーダ探知機 - Google Patents

レーダ探知機

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JP2001143189A
JP2001143189A JP32658699A JP32658699A JP2001143189A JP 2001143189 A JP2001143189 A JP 2001143189A JP 32658699 A JP32658699 A JP 32658699A JP 32658699 A JP32658699 A JP 32658699A JP 2001143189 A JP2001143189 A JP 2001143189A
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radio wave
timing
control radio
radar detector
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JP32658699A
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Shinichi Tomori
新一 供利
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 速度取締電波を受信して警報を出力するレー
ダ探知機において、他のレーダ探知機が近接して動作し
た場合の搬送波の干渉を防止し、誤動作しないようにす
る。 【解決手段】 取締電波を受信して検出信号を出力する
受信部12を備えるレーダ探知機1であって、受信部1
2によって取締電波を受信するタイミングをCPU11
によって変化させる。即ち、動作開始直後は比較的少な
い頻度で受信部12に電波を受信させ、受信部12が電
波を受信して検出信号を出力すると、より高い頻度で電
波を受信させ、さらに検出信号が出力されると、スピー
カー17及びLED表示部18による警報を出力させる
とともに、より高い頻度で取締電波を受信させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、速度取締電波を受
信して警報を出力するレーダ探知機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】道路上で速度超過車両の取り締まりが行
われる際には、速度取締電波を用いた装置が用いられる
ことが多く、この速度取締電波を検知して運転者に報知
するレーダ探知機が普及している。
【0003】例えば、特開平9−27096号公報に
は、GPS装置を備え、速度取締電波を受信した際には
その場所を記憶しておき、取締箇所と地図情報とを出力
できるレーダ探知機が開示されている。このレーダ探知
機によれば、過去に取締が行われた取締箇所を通過する
毎に、運転者に警報が報知される。
【0004】また、取締電波を受信するレーダ探知機が
普及したことを利用して、歩行者保護を目的とする提案
もなされている。例えば、特開平1−202686号公
報には、歩行者が発信器を携帯することで、車両に積載
されたレーダ探知機が歩行者を検知して警報を報知する
という提案が開示されている。また、特開平9−293
192号公報には、歩行者の腕に装着する電波送信具が
開示されており、その機能は上記の発信器と同様であ
る。これらの発信器及び電波発信具によれば、歩行者が
自分の存在を車両の運転者に知らせることができるとい
う利点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
取締電波を検知するレーダ探知機は広く一般に普及して
いるが、レーダ探知機を備えた車両同士が近接して走行
した場合、誤動作を起こしやすいという問題があった。
【0006】通常、レーダ探知機が備える受信装置は、
速度取締電波を受信する瞬間に搬送波を発振出力する。
従って、複数のレーダ探知機が近接した状態で、各レー
ダ探知機が搬送波を出力するタイミングが一致すると、
複数の発振源からの搬送波が干渉し、搬送波を取締電波
として検出してしまうことがあった。
【0007】このとき、レーダ探知機は取締電波が無い
にも関わらず警報を出力し、利用者の混乱を招いてしま
うので、種々の防止策が検討されてきた。しかしなが
ら、搬送波の干渉という現象は、レーダ探知機を搭載し
た車両どうしが近接し、かつ、搬送波を出力するタイミ
ングが一致した場合に偶発的に発生するので、対応は困
難であった。
【0008】本発明の課題は、速度取締電波を受信して
警報を出力するレーダ探知機において、他のレーダ探知
機が近接して動作した場合の搬送波の干渉を防止し、誤
動作しないようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、速度超過車両を取り締まる速度
取締電波を受信して警報を出力するレーダ探知機(1)
において、速度取締電波を受信して検出信号を出力する
受信部(12)と、この受信部によって速度取締電波を
受信するタイミングを変化させるタイミング制御手段
(図3及び図4の動作を行うCPU11)と、を備える
ことを特徴としている。
【0010】この請求項1記載の発明によれば、速度超
過車両を取り締まる速度取締電波を受信して警報を出力
するレーダ探知機において、受信部によって速度取締電
波を受信して検出信号を出力するとともに、この受信部
によって速度取締電波を受信するタイミングをタイミン
グ制御手段によって変化させる。
【0011】従って、レーダ探知機が取締電波を受信す
るために搬送波を出力するタイミングが変化するので、
他のレーダ探知機が近接して動作しても、搬送波が干渉
する可能性が小さく、搬送波の干渉に起因する誤動作を
防止できる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のレ
ーダ探知機において、前記タイミング制御手段は、所定
時間内に前記受信部から検出信号が出力されたか否かに
基づいて、前記受信部が速度取締電波を受信するタイミ
ングを変化させること、を特徴としている。
【0013】この請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載のレーダ探知機において、タイミング制御手段
は、所定時間内に受信部から検出信号が出力されたか否
かに基づいて受信部が速度取締電波を受信するタイミン
グを変化させる。
【0014】従って、所定時間内に受信部が取締電波を
受信した場合に、受信部によって取締電波を受信するタ
イミングを変化させる。例えば、取締電波がほとんど検
出されない間は取締電波の受信を少ない頻度で行わせ、
取締電波が検出された後、受信の頻度を増加させること
ができる。このため、不必要な受信部の動作を減らすこ
とで電力消費を減らして電池の消耗を防止できる。ま
た、受信の頻度を変化させることで、他のレーダ探知機
が近接している場合も搬送波の干渉を防止できる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のレーダ探知機において、前記タイミング制御手段
は、複数の動作モードのいずれかに基づくタイミングで
前記受信部に速度取締電波を受信させ、前記受信部が検
出信号を出力した場合には他の動作モードに基づくタイ
ミングで速度取締電波を受信させること、を特徴として
いる。
【0016】この請求項3記載の発明によれば、請求項
1または2記載のレーダ探知機において、タイミング制
御手段は、複数の動作モードのいずれかに基づくタイミ
ングで受信部に速度取締電波を受信させ、受信部が検出
信号を出力した場合には他の動作モードに基づくタイミ
ングで速度取締電波を受信させる。
【0017】従って、複数の動作モードに基づいて受信
部を動作させるとともに、受信部の受信のタイミングを
変化させる際には、他の動作モードに切り替えればよい
ので、簡単な構成で容易に実現できる。また、予め動作
モードを多数用意しておくことによって、受信部が取締
電波を受信するタイミングを多彩に変化させることがで
き、搬送波の干渉による誤動作をより確実に防止でき
る。また、動作モードを切り替えることで、いわゆる
「受信感度」を変化させることができる。このため、他
のレーダ探知機からの搬送波やその他の無関係な電波に
よる誤動作を防止できる。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載のレーダ探知機において、前記タイミン
グ制御手段は、前記受信部による電波の受信を、所定の
時間間隔をおいて繰り返し実行させるとともに、この所
定の時間間隔をランダムに変化させること、を特徴とし
ている。
【0019】この請求項4記載の発明によれば、請求項
1から3のいずれかに記載のレーダ探知機において、タ
イミング制御手段は、受信部による電波の受信を、所定
の時間間隔をおいて繰り返し実行させるとともに、この
所定の時間間隔をランダムに変化させる。
【0020】従って、受信部は、所定の時間間隔をおい
て繰り返し取締電波の受信を実行し、さらに、この所定
の時間間隔はランダムに変化する。このため、受信部が
受信を行うタイミングはランダムに変化するので、他の
レーダ探知機と搬送波が干渉する可能性は非常に小さく
なり、誤動作を減らすことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るレーダ探知
機の実施の形態例を図1から図4に基づいて説明する。
先ず、図1は本発明の実施の形態におけるレーダ探知機
1の構成を示す外観斜視図である。この図1に示すよう
に、レーダ探知機1は、箱形のケース2に各部を収容し
て構成され、例えば車のダッシュボードに搭載され、速
度超過車両を取り締まるための取締電波を検出して、運
転者に警報を出力する装置である。
【0022】ケース2の上面には太陽電池パネル5が配
設され、この太陽電池パネル5によってレーダ探知機1
の各部へ電源が供給される。また、ケース2の上面には
太陽電池パネル5と並んで電源スイッチ3が設けられ、
電源スイッチ3の操作によってレーダ探知機1の電源が
ON/OFFされる。ケース2の上面にはさらに、電源
スイッチ3と並んでスイッチ4,4,4が設けられる。
スイッチ4,4,4は、レーダ探知機1の動作に関する
各種設定等を行うための入力装置である。そして、ケー
ス2の正面には、LED6,…が配設され、レーダ探知
機1が速度取締電波を受信した場合には発光して運転者
に警報を報知する。
【0023】図2は、レーダ探知機1の制御部の構成を
示すブロック図である。図2に示すように、レーダ探知
機1の制御部は、CPU(Central Processing Unit )
11、受信部12、ROM(Read Only Memory)13、
電源部14,タイマ15、警報出力部16、スピーカー
17及びLED表示部18によって構成され、これらの
各部はケース2内に収容される。受信部12は、さら
に、アンテナ121及び受信制御部122を備えて構成
され、また、電源部14は太陽電池パネル5(図1)に
接続されている。従って、便宜的に太陽電池パネル5を
図2に図示する。
【0024】CPU11は、電源スイッチ3(図1)の
操作によって電源部14が動作を開始し、電源が供給さ
れると、ROM13内に記憶されたプログラム及びデー
タを読み出して実行し、レーダ探知機1の各部の制御を
実行する。
【0025】具体的には、CPU11は、タイマ15に
対して計時開始を指示する制御信号を出力し、タイマ1
5から入力される計時信号をもとに、所定のタイミング
で受信部12の電源をON/OFFさせる。そして、受
信部12の電源がONの間に、取締電波を検出したこと
を示す検出信号が受信制御部122から入力されると、
取締電波を受信するタイミングを変化させる。そして、
再度、取締電波を検出したことを示す検出信号が受信制
御部122から入力されると、警報出力部16へ制御信
号を出力して、スピーカー17から警報音を出力させる
とともに、LED表示部18に制御信号を出力して、L
ED6,…の点灯させ、或いは点滅させる。
【0026】そして、スピーカー17の警報出力中は、
より頻繁に受信部12による取締電波の検出を試行させ
る。この場合、取締電波の受信を試みるタイミングは、
CPU11によって発生した乱数及びタイマ15から入
力される計時信号に基づいてランダムに決定される。
【0027】受信部12は、速度超過車両を取り締まる
ための取締電波を受信するアンテナ121及び受信制御
部122によって構成される。受信制御部122は、C
PU11の制御によって所定のタイミングで受信部12
の電源がONにされると、アンテナ121から搬送波を
出力し、取締電波の検出を試みる。そして、取締電波を
受信した場合には検出信号をCPU11へ出力する。
【0028】ROM13は、半導体記憶素子等の記憶媒
体を備え、CPU11によってレーダ探知機1の各部を
駆動制御するための各種プログラム、及び、これらのプ
ログラムに係るデータ等を記憶する。なお、ROM13
内に記憶されたプログラムやデータは、CPU11によ
って読みとり可能な保存形式で記憶されている。
【0029】電源部14は、太陽電池パネル5に接続さ
れており、レーダ探知機1が搭載される車両の動作状態
に基づいてレーダ探知機1の各部へ電源を供給する。電
源部14は、電源として太陽電池パネル5を利用する
が、その他、夜間での使用に備えて各種電池を電源部1
4に内蔵する構成としても良いし、或いは、シガーライ
ター等、車両に装備された電源設備から電力供給を受け
る構成としても良い。
【0030】タイマ15は、CPU11から入力される
制御信号に従って計時を開始するとともに、経過時間を
示す計時信号を一定時間毎にCPU11へ出力する。
【0031】警報出力部16は、CPU11から入力さ
れる制御信号によって警報出力が指示されると、内蔵す
る音源及び増幅器を動作させ、スピーカー17へ音響信
号を出力して、スピーカー17から警報音を出力させ
る。
【0032】LED表示部18は、図1に示すLED
6,…に接続されている。そして、CPU11から入力
される制御信号に従って、LED6,…へ供給される電
力を制御して、LED6,…の点灯、消灯、及び点滅を
切り換える。
【0033】以上のように構成されるレーダ探知機1の
動作について説明する。図3は、本実施の形態における
レーダ探知機1が備える受信部12の動作状態を示すタ
イミングチャートである。なお、図中に示す「ON」及
び「OFF」は、受信部12への電源供給状態を示すも
のであり、受信部12は電源がONの間のみ動作して搬
送波を出力し、取締電波の受信を試行する。
【0034】図3に示すように、受信部12の動作は、
図中(a)に示すモード1、図中(b)に示すモード
2、図中(c)に示すモード3の3通りのモードのいず
れかに従って実行される。なお、いずれのモードにおい
ても、受信部12は所定の時間通電され、その後電源が
OFFにされ、再度通電される動作を繰り返す。
【0035】(a)に示すモード1では、受信部12
は、1回に符号「A」で示す時間だけ通電される。そし
て、この時間「A」の通電を、符号「B」で示す時間毎
に繰り返す。モード1においては、符号「A」及び
「B」で示す時間は一定である。
【0036】続いて、図中(b)に示すモード2では、
受信部12は1回に時間「A」だけ通電され、この通電
は符号「C」で示す時間毎に繰り返される。ここで、時
間「A」の長さは一定であるが、時間「C」の長さはC
PU11によってランダムに決定され、一定ではない。
【0037】また、モード2では、時間「A」の通電を
所定の回数(図3(b)では5回)繰り返した後、符号
「D」で示す時間だけ受信部12の電源がOFFにな
る。時間「D」の長さは上記の時間「B」と同じであっ
ても、或いはランダムに決定されるものであっても良い
が、時間「A」及び時間「C」よりは長い。
【0038】さらに、図中、(c)で示すモード3で
は、受信部12が時間「A」だけ通電され、時間「C」
だけOFFになる動作が連続して行われる。即ち、モー
ド3では、モード2における時間「D」のような長い間
隔が無く、時間「C」が経過する毎に受信部12による
取締電波の検出が行われる。
【0039】このように、レーダ探知機1においては、
モード1,モード2、モード3の3種類の状態で取締電
波の検出が行われ、その頻度は、モード3が最も高く、
モード1は検出頻度が最も低くなる。
【0040】そして、上記の符号「C」で示す時間は、
CPU11によってランダムに決定されるので、複数の
レーダ探知機1が近接して動作しても、搬送派が干渉し
にくくなっている。
【0041】続いて、図4のフローチャートを用いて説
明する。まず、処理開始時には、CPU11はレーダ探
知機1の動作モードを「モード1」に設定する(ステッ
プS1)。
【0042】そして、CPU11は、ステップS2で現
在の動作モードを判別し、モード1の場合にはステップ
S3へ移行して、モード1の動作(図3(a)参照)を
実行する。その後、CPU11は、モード1の動作を所
定の時間だけ実行して取締電波が検出されたか否かを判
別する(ステップS4)。なお、ここで、モード1の動
作を行う所定の時間は、レーダ探知機1の感度を所望の
程度に設定することで決められる。
【0043】ステップS4で、取締電波が検出されなか
ったと判別された場合には、CPU11はステップS2
に戻る。また、取締電波が検出された場合には(ステッ
プS3;Yes)、ステップS5に移行して、現在の動
作モードをモード2に設定し、ステップS2に戻る。
【0044】ステップS2で、動作モードがモード2で
ある場合には、ステップS6に移行して、モード2の動
作(図3(b)参照)を実行する。そして、CPU11
は、モード2の動作を所定の時間行った場合に取締電波
が検出されたか否かを判別し、検出された場合には、ス
テップS8へ移行する。ステップS8では、動作モード
をモード3に設定し、ステップS2へ戻る。
【0045】このステップS6で、所定の時間の長さは
任意に決定可能としても良い。即ち、通常、取締電波は
連続して出力されるので、短時間のみ一時的に検出され
る電波は取締電波ではなく、無関係な電波や搬送波の干
渉である可能性が高い。そこで、一定時間連続して電波
が検出されるか否かを判別すれば、いわゆる「感度が低
い」状態となるので、無関係な電波を検出せず、誤動作
は少なくなる。
【0046】また、ステップS7で、取締電波が検出さ
れなかった場合には、ステップS9へ移行して、動作モ
ードをモード1に設定して、ステップS2へ戻る。
【0047】ステップS2で、動作モードがモード3で
あると判別された場合には、CPU11はステップS1
0に移行し、警報出力部16を駆動してスピーカー17
から警報音を出力させる。またステップS10でCPU
11は、LED表示部18を駆動して、LED6,…を
点灯または点滅させて警報表示を行わせる。
【0048】続いて、CPU11は、ステップS11で
電源スイッチ3の動作(図3(c)参照)を実行しなが
ら、取締電波の検出の有無を判別し、取締電波を受信し
ている間はステップS10で開始した動作を継続する。
【0049】そして、受信部12によって取締電波が受
信されなくなると、CPU11は、ステップS12に移
行して、ステップS10で開始した警報出力動作を終了
させ、ステップS13で、動作モードをモード1に設定
し、ステップS2に戻る。
【0050】従って、動作開始時には動作モードがモー
ド1に設定され、その後、受信部12によって取締電波
が検出される毎に、受信部12の電源がONになる頻度
が増加する。そして、モード3では警報が出力されると
ともに、取締電波が検出されなくなったか否かが判別さ
れ、検出されなくなると、モード1へ移行する。このた
め、取締電波が検出されない間は受信部12への通電時
間は少ないので、電池を節約することができる。
【0051】以上のように、本発明を適用した実施の形
態におけるレーダ探知機1によれば、取締電波を受信し
て、電波を検出した際には検出信号を出力する受信部1
2を備え、受信部12によって取締電波が検出された場
合にはスピーカー17及びLED6,…によって警報を
出力報知するレーダ探知機1において、CPU11は、
モード1の動作(図3(a)参照)によって受信部12
に通電させ、モード1で電波を検出するとモード2の動
作(図3(b)参照)に従って通電させ、モード2で電
波を検出すると、モード3の動作(図3(c)参照)に
従って受信部12に通電させる。ここで、モード2はモ
ード1よりも高い頻度で取締電波が受信され、モード3
はさらに高い頻度で受信される。さらに、受信部12へ
の通電は所定の時間ずつ繰り返し行われ、モード2及び
モード3では、受信部12への通電の間隔はランダムに
決定される。
【0052】即ち、CPU11は、受信部12への通電
の頻度を最初は少なく設定し、取締電波が検出される
と、受信部12への通電の頻度を多くし、さらに取締電
波が検出されると、受信部12への通電頻度をより多く
切り替える。
【0053】これにより、レーダ探知機1では、取締電
波を受信する動作は、最初低い頻度で実行され、電波を
検出する毎に頻度が高くなる。通常、取締電波は連続し
て出力されるため、真に取締電波を検出した場合はすぐ
にモード3へ移行するので、警報が確実に出力される。
一方、誤動作の原因となる無関係の電波や他のレーダ探
知機による搬送波との干渉を受信部12が検出した場合
は、レーダ探知機1はモード2に移行するものの、その
後電波が検出しなければモード1へと移行するので、誤
動作を防止できるとともに、最初は試行の頻度が低いこ
とから、無駄な電力消費を押さえることができる。
【0054】さらに、モード2及びモード3では、受信
部12に通電して取締電波を受信する時間間隔をランダ
ムに決定するため、他のレーダ探知機と搬送波の出力タ
イミングが一致する可能性が非常に低い。即ち、一定時
間毎に搬送波を出力しているレーダ探知機とは、タイミ
ングがほとんど一致しないので、搬送波の干渉による誤
動作を防止できる。
【0055】なお、上記実施の形態によれば、図3に示
すように、レーダ探知機1はモード1、モード2及びモ
ード3の3通りの動作モードに従って動作を行うことと
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、さら
に多くの動作モードを適用することも可能であり、その
他細部の構成についても適宜変更可能である。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、レーダ探
知機が取締電波を受信するために搬送波を出力するタイ
ミングが変化するので、他のレーダ探知機が近接して動
作しても搬送波が干渉する可能性が小さく、搬送波の干
渉に起因する誤動作を防止できる。
【0057】請求項2記載の発明によれば、所定時間内
に受信部が取締電波を受信した場合に、受信部によって
取締電波を受信するタイミングを変化させる。例えば、
取締電波がほとんど検出されない間は取締電波の受信を
少ない頻度で行わせ、取締電波が検出された後、受信の
頻度を増加させることができる。このため、不必要な受
信部の動作を減らすことで電力消費を減らして電池の消
耗を防止できる。また、受信の頻度を変化させること
で、他のレーダ探知機が近接している場合も搬送波の干
渉を防止できる。
【0058】請求項3記載の発明によれば、複数の動作
モードに基づいて受信部を動作させるとともに、受信部
の受信のタイミングを変化させる際には、他の動作モー
ドに切り替えればよいので、簡単な構成で容易に実現で
きる。また、予め動作モードを多数用意しておくことに
よって、受信部が取締電波を受信するタイミングを多彩
に変化させることができ、搬送波の干渉による誤動作を
より確実に防止できる。また、動作モードを切り替える
ことで、いわゆる「受信感度」を変化させることができ
る。このため、他のレーダ探知機からの搬送波やその他
の無関係な電波による誤動作を防止できる。
【0059】請求項4記載の発明によれば、受信部は、
所定の時間間隔をおいて繰り返し取締電波の受信を実行
し、さらに、この所定の時間間隔はランダムに変化す
る。このため、受信部が受信を行うタイミングはランダ
ムに変化するので、他のレーダ探知機と搬送波が干渉す
る可能性は非常に小さくなり、誤動作を減らすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態におけるレーダ探
知機1の構成を示す外観斜視図である。
【図2】図1に示すレーダ探知機1の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図1に示すレーダ探知機1が備える受信部12
の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】図1に示すレーダ探知機1の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 レーダ探知機 2 ケース 3 電源スイッチ 4,4,4 スイッチ 5 太陽電池パネル 6,… LED 11 CPU 12 受信部 121 アンテナ 122 受信制御部 13 ROM 14 電源部 15 タイマ 16 警報出力部 17 スピーカー 18 LED表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】速度超過車両を取り締まる速度取締電波を
    受信して警報を出力するレーダ探知機において、 速度取締電波を受信して検出信号を出力する受信部と、 この受信部によって速度取締電波を受信するタイミング
    を変化させるタイミング制御手段と、 を備えることを特徴とするレーダ探知機。
  2. 【請求項2】前記タイミング制御手段は、所定時間内に
    前記受信部から検出信号が出力されたか否かに基づい
    て、前記受信部が速度取締電波を受信するタイミングを
    変化させること、 を特徴とする請求項1記載のレーダ探知機。
  3. 【請求項3】前記タイミング制御手段は、複数の動作モ
    ードのいずれかに基づくタイミングで前記受信部に速度
    取締電波を受信させ、前記受信部が検出信号を出力した
    場合には他の動作モードに基づくタイミングで速度取締
    電波を受信させること、 を特徴とする請求項1または2記載のレーダ探知機。
  4. 【請求項4】前記タイミング制御手段は、前記受信部に
    よる電波の受信を、所定の時間間隔をおいて繰り返し実
    行させるとともに、この所定の時間間隔をランダムに変
    化させること、 を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレーダ
    探知機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007156727A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Cellstar Kogyo Kk 道路交通情報の受信装置
CN109166322A (zh) * 2018-07-26 2019-01-08 谢颖贤 一种智能交通测速系统及其警示方法

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JP2007156727A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Cellstar Kogyo Kk 道路交通情報の受信装置
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